へし切長谷部 2017-07-13 04:11:33 |
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まあ、そうだよな。…っと、その前に先ずは朝餉を食ってからだ。話はそれから、だな。
( 毎度のことながら勝手に自分たちで何もかも決めるわけにもいかず、こくりと頷いてはまだ食事の最中だったことを今更気付き多少冷めてしまった料理を一瞥した後、彼にそう告げ。慌てることなく箸を動かしゆっくりと咀嚼しつつ何処か良い場所は無いか、とぐるぐると思考を巡らせ )
( 彼の言葉に頷き、先に食事を済ませようと再び箸を進めて。食事をしている最中も先程の話を思い出していて。ぼんやりとしすぎていたのだろうか、隣にいた鯰尾に大丈夫かと尋ねられるとハッとした様子で何も無いと答え。それから食事を終え、少しゆっくりとしながらお茶を飲み )
――よし。皆、朝餉は食べ終わったな。少し時間を貰ってもいいかい?今から話す事はきみ達にとっても大事なことなんだ。そう時間は取らせんさ。
( 自分も食事を終え周りの者達を一瞥すると、全員朝餉を食べた後だったのでその場から立ち去る前にと考え、楽しく会話する中に突然輪に入るかのように先程彼と意見交換したあの内容を話す為に上記を述べる表情は真剣な顔付きで。「単刀直入に言うと皆でこの本丸から逃げようと思っている。ここに俺達が居る限り政府は処分するまで必ず来るだろう、いつでもここに留まり続ける理由もない。…皆はどう思う?ぜひ意見を聞かせてくれ」と続けて話していき )
…。
( 周りの会話に割り込む様に先程彼と話していた内容を早速話し出す彼をじっと無言で見ていて。突然の話題に、一同騒然するも少しずつ意見が出てきて。逃げ出す際の案はどのようなものが考えられているのか、と問われると横から入るように「それについては軽く考えている。」と先程彼に話した内容を再び話し始めて。それを聞いた上で考えてもらおうと思い )
……どうだ?皆にとっても悪くない話だろ?まだ何処に逃げるかまでは考えていないが…。
( 此方の話を聞いた上で質問してきた内容には代わりに彼が返答を返してくれて、政府の監視下にある居心地の悪い場所にずっと居続ける必要も無い皆の反応は様々ではあるが、話し終えた彼の言葉に続くよう上記を述べて。あとは自分たちの提案に乗るかどうかを口を閉ざして皆の答えを待つ形でおり )
恐らく、政府の目の届かない場所となれば歴史修正の起こっていない時代などになるだろうが生憎この本丸は過去に戻れるような機能などとっくに停止している。それにそのような大きな動きがあれば政府は気付くはずだ。
( 政府の目が届かない場所、そんな所がすぐに見つかるわけもない。過去に戻り政府から逃げる手もあるのではないか、という質問を聞いてはそれは無謀だと告げて )
他の本丸に匿ってもらう…ってのは無理、だよなぁ。
( 自分たちを中心に次々と意見が交わされる中、政府の目を掻い潜ろうにも監視の行き届かぬ場所など限られ。簡単に良い隠れ家があると思っていなかった為、皆の声に耳を傾けつつ考えを巡らせ過去に戻れないとなれば残す手はどこかの本丸に少しの間だけでも身を隠す手助けをしてもらう事しか思い付かず眉を下げつつぽつりぽつり、 と )
…さあな、少なくともそうするのであれば俺達のこの状況を理解してくれる者がいなければいけないな。
( もし、そんな本丸が存在するのであれば喜んで身を寄せるだろう。しかし都合よく、そんな場所があるのだろうかと悩んで。主に虐げられ、その結果が今の自身達。理解してくれるのかどうかも不安でいてはいつも以上に難しい顔をして )
…まあ、そうなるよな…。
( ちらりと見た瞳に映った表情は、いつも以上に難しい顔をする様子に小さく溜息を吐き。自然と表情は曇りはじめ、今すぐにでもこの場所から逃げ出したいと思うものの匆々都合の良い隠れ家など見つからず。しかし、それでもこのまま悩み続けていても良い案は出てこないと考え「この話は一旦止めだ、解散してくれて構わん。俺の話に付き合ってくれてありがとうな」と柔い笑みを見せ )
( 仲間たちが解散し、いつの間にか二人きりになっており。どうしたものか、と未だに悩んでいて。「もう誰も居ない本丸があったとして、そこに移り住んだとて足が付くだろう。人目を騙せるような場所…空間の歪みが大きな場所は神隠しに逢いやすいと聞く。それを逆手に利用するのはできないだろうか」と告げて )
……神隠し、か。成る程な、今を思えば利用できるもんはできる限りさせてもらいたい。
( しーん、と静まり返った広間に自然と横の彼と二人きりで先程自身が発言した内容で頭を悩ませ、ふと徐に新たな提案を口にする話に耳を傾ければ小さな声でぽつりと呟き。今の現状を考えると自身の思案も当てにならないものばかりゆえ、いいのではと思えば返答を返して「…だがそんな場所はどこにあるんだ?」と尋ね )
/新年明けましておめでとう!去年はいっぱい俺と話してくれてありがとうな。返事が遅い時の方が多かったのにそれでも待っていてくれて、こんなにも長くきみとやり取りが出来て嬉しかったし楽しかったぜ。今年はあまりきみを待たせないようになるべく早く返そうと思う。…まあ、そう言って遅くなる時は許してくれ( 苦笑/頬ぽり )
ここまで俺で伝えさせて貰ったのは背後が人見知りで口下手なもんでなぁ。そこは多目に見てやって欲しい。
とりあえず、言いたい事が言えてすっきりした。今年もこんな調子だが背後共々宜しく頼むぜ!( にい、 )
確信できる話かは定かではないが、以前に書物でその様なものを見た。人が踏み入れていない森などにはそのような場所があり、政府も避けていると。実際には時空の間に迷い込むようなものらしい。
( そんな場所は何処に、という問いに以前書物庫でそのような情報が書かれていたのを読んだことがあると上記を述べ簡易的に説明をして。「しかし、前例がある訳でも無い。何があるかも分からないのが本当のところだ」と心配である部分もあると告げ )
/連投すまない、明けましておめでとう。こちらこそ俺の相手をしてくれている事、感謝している。待つことは得意だからな、それにお前が必ず帰ってくることを信じているから待てるんだ( 微笑 )遅くなっても気にするな、俺も時々あるからお互い様というものだろう。
気にしないでくれ、俺の方こそ今年も背後共々よろしく頼む。
…こりゃまた、皆に相談した方がいいな。流石にこればかりは俺達で決める訳にもいかんしなぁ。
( 此方の問いに簡易的に説明してもらうとその情報は前例がなく確信できる話でもない。全部を鵜呑みにする訳ではないが、政府も避けている場所に行けば助かる可能性も僅かにありそうで。しかし、彼の言うように何があるかも分からない所へ仲間を危険に晒すなど出来ればしたくはない為、無責任な事は言えず悩ましげに )
ああ、その先に何があるのか分からない。若しかしたら今よりも危険になるかもしれない、皆にまた聞いた方がいいだろう。
( 彼の言うようにこの件は自身たちの独断だけで決めれるような話題ではない。もう一度仲間たちにこの件について話をした方が賢明だと頷いて。ここにいても何かが変わる訳では無い、一旦この話はやめることにして食器などを片しては自室へと向かいゆっくりと過ごすことにして )
( 彼と厨で解散し、各自自由に過ごす事になり毎度自室に引き篭る生活故に玄関先へ足を向け。外に出れば人間の気配は感じず空気を吸えば空を見上げ、以前買い物に彼と町へ出掛けた時とは大違いでやはり澱んだ空模様に思わず苦笑を漏らし。気分転換がてら本丸の周辺を散歩するように歩き始め )
分かった、分かったからついて来なくていい。
( 自室へと向かう途中で、前田と平野に出会うと早く部屋に戻って安静にしていろと言われてしまい。ついでに書庫に向かおうと思っていたがお目付役が二人も居てはどうすることも出来ない上に、彼らは心配してそう言ってくれているのでその気持ちも無下にはできず。結局部屋に戻り布団の準備をされそこになるまでそこに居て、誰もいなくなった部屋で一人溜息をつき「…退屈だが、仕方ない」と諦めて )
( やがて周囲を歩き回り、ヒュウと吹く風にぶるりと身震いしてはそそくさと中へ入って。次に向かうは書物庫、数分前に聞いた話が気になり廊下を進んで曲がり角を曲がると奥に目的の場所があり。ゆっくりと戸を開け壁に備え付けのスイッチで電気を付ければ、神隠しや空間の歪みに関連した本を探すように手に取ってはペラペラと捲りの繰り返しを行い )
…ん、
( 結局そのまま眠りについていたのか、次に目が覚めた時は昼過ぎで。横になってばかりでもあまり良くない、身体を起こしては水でも飲みに行こうかと部屋を出て歩き出し )
これの事か、長谷部が言っていたのは。
( 書物庫にて例の本を探し続けること約数時間が経った頃。部屋の中は本棚が多く苦労しながらも漸く一冊の本を片手で取り、適当にペラペラと捲れば気になる文章を発見し。それは彼から聞いた事と一致しており、その本を持ったまま直ぐ様書物庫を後にして部屋に向かい )
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