匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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「…いえ、大丈夫ですよ」(部下は元悪魔の言葉に首をを横に振り、大丈夫だと言い。一方、悪魔は「レンくんは知らないからそう思うかもしれない。けどね、ネイと一緒にいる為に、上級になる必要があったんだよ」と真剣な目で見つめながら言い)
「ですが、隈が…」
(元悪魔は心配そうに眉を下げつつそう呟くも、その肩についた痕から昨夜のことを察しては「…え、ええと、その…」と目を逸らし。一方、青年は「ッ…意味わかんない!早くどっか行って!」と尻尾で彼を叩き)
「…ロイさん?」(部下は元悪魔が目を逸らすと不思議そうにして、少し眠気を感じればうとうととしてきてしまうも、起きようとしていて。一方、悪魔は「っ、レンくんだって、にぃ兄様の研究所のお手伝いのお仕事するんでしょ?それはいいのに、ルーはダメってことなの?」と尋ねて)
「…やはり、少しお休みになった方が宜しいのでは?」
(元悪魔は部下が眠そうなことに気が付くとそう声をかけ、「何か動きがあればすぐに起こします。ですから安心してください」と微笑んで。一方、青年は「それは別なの!ルーが俺を置いて仕事行っちゃうのが嫌なの!」と声を荒げ)
「…すみません、じゃあ少し寝ますね」(部下は眠気の限界が近いこともあり、申し訳なさそうにしつつ寝ると言っては、ソファーに寝転んで、そのまま眠ってしまい。一方、悪魔は、「…ネイも我儘なとこあったけど、お前はもっと酷いな。そんなんじゃ、嫌われても文句言えないぞ?」と言い)
「っ、なんで意地悪ばっか言うの…」
(青年は目に涙を溜めながらそう呟くと、「もうお前なんて知らない!お前なんか、兄さんに嫌われちゃえばいいのに!」と叫んでは部屋から飛び出して行き)
ま、待って…!(悪魔は青年が飛び出すと、慌てて追いかけて、青年の腕を掴むと、「傷つけたならごめん。周りに嫌われることが、どれだけ辛いか俺自身がよく知ってる、だからこそ、レンくんが嫌われる人になって欲しくないから、キツいこと言ったんだよ」と言い)
「…じゃあ、どうしたらいいの?」
(青年は天使の兄に怒られもうどうにもならないと思っていたため、涙をゴシゴシと拭いながらもそう尋ねて)
もう少し我儘抑えたらいいと思うよ(悪魔は、大丈夫という様に頭を撫でてやりつつ言い、ふと思い出したように「あと、ネイや俺たち、にぃ兄様、それにルーも、レンくんからしたら聞きたくないこと言うかもしれない。でもね、全部レンくんの為だから、それだけはわかってね?」と言い)
「俺、わがままじゃないもん…」
(青年は尻尾を下げ落ち込んだようにそう呟いては、「…でも、ジルとかすぐ怒る」と耳を畳み)
「えっと、レンくんの何に対して怒ってたの?」(悪魔は、ジルという呼び名にきょとんとしたが、まぁいいかと思い、八つ当たりでは無い限り、怒るのも理由があると思い、何に対して怒られたのか尋ね)
「…ジルが勝手に魔界行ったからって急に怒ってきて、やだって言ったらもっと怒った」
(青年は自身の尻尾をぎゅっと握りつつそう話し、「怒鳴ってきたジルが悪いんだもん」と不満げに呟いて)
…悪魔になった俺ですら、仲良くできた悪魔は兄貴とネイだけで、どこ行っても嫌な顔される
それなのに、天使側の猫が魔界に来たら危ないって事はわかるよね?(悪魔はどう話すと理解して貰えるだろうかと考えつつ話して、ふと誰かを例にすればと思いつき、「もし、ルーとか、ネイが、今のレンくんと同じで勝手に魔界に来たとするよ?それで、レンくんが必死に探しても見つけられなくて、電話繋がったけど、帰らないからほっといてって言われたら、どうする?」と尋ねてみて)
「ぜ、絶対やだ!連れ戻しに行く!」
(青年は彼の例え話を聞き、慌ててそう話すも自身のしたことの重大さに気がつけば「…お、俺、皆のこと不安にさせてる…」と呟いて)
ちゃんと気付けたじゃん(悪魔は、例え話をして正解だったなと思いつつ、自分で気付けたことを褒めてやり、「俺たちとネイ、にぃ兄さんも人間界ですっげぇ探したんだぞ?兄さんから猫が来たって連絡もらって、不安だったんだから」と話して。悪魔の兄は、ある程度進んだため、休憩する事にして、青年の様子を見てやろうと廊下を歩いていれば、2人を見つけ、「お前、来てたんだな。化け猫、兄貴んとこ帰る気になったのか?」と声を掛けて)
「っ、俺は化け猫じゃない!レン!」
(青年は申し訳なさそうに落ち込んでいたものの、相手の言葉を強く否定しては「もうこんな奴といたくない!帰る!」と彼の手を引いて家を出て)
兄さん、またね!(悪魔は青年に手を引かれ驚きながらもついて行き、悪魔の兄に手を振って、人間界へのゲートに行くと、通行証を見せ、通してもらい、人間界に行くと、「心配かけたみんなに謝れるよな?」と青年に尋ねて)
「…ジルには謝りたくない」
(青年は天使の兄以外はともかく、天使の兄本人には謝りたくないと考えていた考えていたため頬をふくらませながらもそう呟いて)
なんで、謝りたくないの?(悪魔は天使の兄に謝りたくないと聞くと、何故なのか尋ねて、「にぃ兄さんが、レンくんの面倒見てくれてるんだろ?だったら、1番心配してるのはにぃ兄さんだと思うんだけど」と言い)
「…ジルは勝手にしろって言ったもん」
(青年は彼から顔を背けながらもそう呟き、「兄さんとかルーには謝るけど、ジルは絶対やだ!」と告げて)
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