匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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その方がいいだろうな(悪魔は、天使の兄が帰ったという事は相当怒ってるという事なのだろうと思い、相手の提案に頷いて。天使は青年の質問に驚きつつも、考えては『さすがにしないけど、できるよ?』と伝えてみて)
じゃあ電話してみるね
(自分は彼が頷けばすぐに電話を取り部下に迎えに来てもらうよう頼み始め、青年は天使の彼の返事に驚いたように目を丸くさせると「…俺が、兄さんと同じ顔だから?」と恐る恐る尋ねてみて)
「えっ、レン、いるの?!わかった、すぐ行くね!」(部下は、起きて少しぼんやりとしていれば、相手から電話が来て、青年の迎えを頼まれると、驚いたが、すぐ行くと答えて、電話を終えると、急いで準備をして。一方、天使は、青年の質問にきょとんとして、『ネイは関係ないよ。レンくんも、俺達のこと、ネイの恋人だから好きってわけじゃないでしょ?』と言い)
「!…ルーカス様、どうされましたか?」
(元悪魔はリビングで仕事を進めていたものの、部下が準備を始め出しては心配そうに尋ね。一方、青年は訳が分からないと言ったように首を傾げるも「…別に、お前らのこと好きじゃないもん」とそっぽを向いて)
「ネイが、レンを迎えに来てって!だから俺、行かなきゃ!」(部下は人間界へ行く準備をしつつ、青年を迎えに来て欲しいと頼まれたことを伝えて。一方、天使はしゅんとして、『ごめんね、勝手に好きとか言って。でも、俺はレンくんのこと、弟みたいで、好きなんだよ』と言い)
「…承知しました。それでは、私はこちらでお待ちしております」
(元悪魔は自身はついて行かない方が良いだろうと考えてはそう伝え、青年は「…そんなの知らないし!とにかく、好きじゃないったら好きじゃない!」と声を張り)
「じゃあ、行ってきます!」(部下は元悪魔にそう言うと、家を飛び出し、人間界へ急ぎ。一方、天使は、青年の張り上げた声にビクッとして、『ごめんなさい…』と縮こまってしまい、悪魔は見かねて、一旦天使を中に戻すことにして)
…レン、また悪いこと言ったろ
(自分は溜息をつきつつ青年の元へ向かえば頭を撫でてやりながらそう叱り、青年は「だ、だって、俺…」と涙目になり)
…せっかく忠告してやったのに、どうなっても知らねぇからな(悪魔は、なんとか仲良くなれるようにと少しずつ歩み寄っていたつもりだが、青年に距離を取られるため、関わるのをやめようと思いつつ、呆れたように言い。部下は人間界に行くと、相手の家へ向かい、着くとチャイムを鳴らして)
「!…お前なんか、嫌い」
(青年は彼の言葉にショックを受けては自分にぎゅっと抱きつきながらそう呟き、自分はチャイムが鳴れば扉を開けようと思うも青年に抱きつかれているためどうすることも出来ず)
俺出てくる(悪魔は、そう言うと玄関に行き、扉を開けて部下を中に通し、部下は悪魔に連れられリビングに行くと、レンを見るなり駆け寄り、「レン、大丈夫?!痛いこともされてない?!」と心配していて)
「…されてない」
(青年は部下が駆け寄ってくれば自分の陰に隠れつつそう呟き、自分は「えっと、アンたちと喧嘩しちゃって…それで機嫌悪いみたい」と説明し)
「え、そうなの?」(部下は、大丈夫そうだと分かれば安堵したが、相手から喧嘩したと聞くと少し驚いて、隠れる様子に、少し寂しさを感じつつ、目線を合わせるように屈んでは、「…レン、何が嫌で、喧嘩したのか教えてくれる?」と言い。悪魔は、さっさと部屋に戻ってしまい)
「…よくわかんない」
(青年はただ好きじゃないと言っただけだと思っていたため首を横に振りながらもそう呟き、自分は「…ごめん、俺アンのところ行ってくる。帰る時声掛けて」と言えば青年を部下に引き渡し部屋に戻り)
「そっか。じゃあ、喧嘩になっちゃった時のこと、ゆっくりでいいからレンの言葉で話して?」(部下は、落ち着かせるように青年の髪を撫でてあげつつ、話して欲しいと伝えて、「もし会話の中にレンが言いたくない事があっても、ちゃんと話してね」と言い)
「…うん」
(青年は言うべきか迷ったものの部下に嘘はつけないため小さく頷いてから話し始め、「…それで、俺は好きでも嫌いでもないから好きじゃないって言ったの」と説明し。一方、自分は部屋に戻ると「ごめん、嫌な思いさせたよな」と2人を抱きしめて)
「なるほどねぇ…」(部下は青年の話を真剣に聞いていて、終わればそう呟いて、「レンがどう思ってるか知らないし、俺は好きじゃないって断言されても、レンは平気?」と尋ねてみて。悪魔は、「…俺、魔界で忠告したんだよ。このままじゃみんないなくなっちゃうぞって」と寂しげに話して、天使は相手にぎゅっと抱き締めて、涙を堪えていて)
「…やな気持ちになる」
(青年は部下の言葉を聞き少し考えるとそう呟き俯いて、自分は「…うん、わかってる。レンはちゃんと分かってなかったのかもしれないな」と2人の頭を撫でてやり)
「うん、嫌だよね?じゃあ、なんて伝えたらよかったと思う?」(部下は微笑みつつ、少しずつ理解させる為に、どうすればいいと思うかと尋ねて。悪魔は「俺は悪くないよな?」と相手に確認するように尋ねて、天使は『嫌いって言われたぁ…』と堪えきれず泣いてしまい)
「…普通、とか?」
(青年は困ったように眉を下げつつ、どのように言えばよかったのかと必死に考えてはそう呟いて。一方、自分は「悪くない、と思うけど…」と小さく頷くも、天使の彼が泣き出してしまえば慌てて慰め始め)
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