魔物たちの世界 (途中参加大歓迎)

魔物たちの世界 (途中参加大歓迎)

イニール  2022-01-26 01:00:51 ID:0ee18fced
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様々な世界や次元の狭間にある世界で、迷い込んだり、精霊などに案内されて入ることの出来る世界、人種以外の様々な種族が暮らし、山や川に巨大な街など様々な場所がある世界、ただ1つ普通の世界と違うのは、人種だけはこの世界には決して入ることの出来ないという事だけ
恋愛自由、バトル可、ロール縛り無し、参加自由(抜ける時は一言お願いします)即抜けはやめてね、参加キャラはオリジナルキャラでお願いします(インスパイアは程々に)
ルールは
1.セイチャのルールを守る事
2.バトルで多少街が壊れるのは構いませんが大規模破壊(街を瓦礫の山にするとかの)大規模破壊はやめてください
名前、種族(人種以外で)、性別は書いてください
管理者で出る時は
名前 イルトール 種族 神獣 性別 女性 (メス)その他実体はなく姿を現す時は様々な種族の女性になる。街中にある様々な祠から様子を伺う
住んでる場所はこの世界でいちばん高い山の中腹から山頂にかけて(山の裾には大きな社がある)

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  • No.2 by イルートルート  2022-01-26 01:05:15 ID:0ee18fced

初心者の方も大歓迎です
(名前間違えてた)

  • No.3 by ビギナーさん  2022-01-26 23:41:42 ID:0d4d0729d

(/ 初めまして!人外に特化した素敵な設定と世界観ですね。多種多様な色んなキャラクターさん達見れそうで楽しみです!
初心者ですがぜひ参加したいです。
一点質問なのですが、もしよろしければ時代や街並みなどを簡単に教えて頂けますでしょうか。中世ヨーロッパ風、現代、平安時代あたりといった大雑把な説明程度で構いません。
いきなり不躾に申し訳ありません。お手数をおかけいたしますが、キャラシート作成の際ヒントとなりますのでお答えいただければ幸いです。)

  • No.4 by イールトルート  2022-01-29 00:22:09 ID:0ee18fced

>返信遅れてすみません
ヨーロッパ風とは考えています

  • No.5 by ビギナーさん  2022-01-29 03:21:28 ID:0d4d0729d

(/ ご返答ありがとうございます!
キャラシート作成しました。ご査収のほどよろしくお願いいたします。
どうしても最初に明記しておきたい設定があったので誠に勝手ながらいくつか項目を足して書かせていただきました。申し訳ありません。
不適切であれば修正致します。その他不備や不足している点などあればご指摘ください。)

名前 / (通称)ピアノマン
種族 / 悪魔
性別 / 男

一発当てようと下界にやってきたピアニスト悪魔。性格に難があり鳴かず飛ばずで彷徨っているうちにここへたどり着いた。
プライドが高く独善的。子供が好き。
住んでる場所は下町の集合住宅。

見た目 / 頭から伸びるツノ、頭髪代わりに真っ赤に燃える炎、炎に満ちた口内と眼窩、とパッと見でわかる悪魔。
194センチと巨躯で手も大きい。
服装はライトグレーのベストに黒のジャケット。金欠のくせにいつも新品同様。

能力 / ピアノから特殊な炎「グレート・ボールズ・オブ・ファイア」を放出して操る。
炎には触れた物体の時間を逆行させる効果があり、燃え移りこそすれど実際にものを焼く力はなく触っても傷つかない。
生物が触れた場合、単に逆行するだけでなく子供に変えられてしまう。この場合は若返らせているわけではないので仮に子供時代がなかったとしても強制的に子供の姿にできる。

  • No.6 by イールトルート  2022-01-29 09:59:06 ID:0ee18fced

全然問題ありません。よろしくお願いします

  • No.7 by ピアノマン  2022-01-30 18:39:02 ID:0d4d0729d

(/ ご確認ありがとうございます!
重ね重ねいちいち質問して申し訳ないのですが、ロルってもう投げ始め大丈夫でしょうか?
またこちらからロル投稿する際「こういうことしたいからこう動いてほしい」「日時や場所はこうしてほしい」などの要望や希望がありましたらできる限りそちらに従いますので、気兼ねなくなんでもおっしゃってください。)

  • No.8 by ピアノマン  2022-01-30 18:40:44 ID:0d4d0729d

(/ ご確認ありがとうございます!改めてこれからよろしくお願いいたします!
重ね重ねいちいち質問して申し訳ないのですが、ロルってもう投げ始め大丈夫でしょうか?
また「こういうことしたいからこう動いてほしい」「日時や場所とかはこうしてほしい」などの要望や希望がありましたら気兼ねなくおっしゃってください。)

  • No.9 by ピアノマン  2022-01-30 18:41:43 ID:0d4d0729d

(/ わわ、すみません投稿されてないと思って連投してしまいました。申し訳ありません。)

  • No.10 by イールトルート  2022-01-30 18:46:46 ID:0ee18fced

構いませんよ
>絡み分です
ふわふわとうきながら飛行中に「あれは新しい住人かな」と降りていき「なるほどここに決めたみたい」と天使の格好で建物の角から出てくる

  • No.11 by ピアノマン  2022-01-30 20:07:47 ID:0d4d0729d

> イールトルートさん
(/ ちょっと文章まとめ切れませんでした。少しずつ短くできるようしていきますのでご容赦ください。)

 頭には目深に被った帽子を。目にはサングラスを。片手には革張りの木製スーツケースを。
もう片手で持った地図相手に睨んだり唸ったりしながら慣れない様子で歩く男。それが彼の姿だった。
 所作に漂う苛立ちからは見知らぬ街並みと不親切な地図に対する怒りが伺える。
奮闘と彷徨の末にようやく彼の城、(極力配慮した言い方をすれば)質素で人々の温もりに満ちた集合住宅へとたどり着いたようだ。
 安堵とともに地図から目を離す。
目に入ったのはもちろん集合住宅。そして彼のよく知る種族だった。

 「やぁ、ここには天使もいるのか。あー、僕は今日からここへ越してきたピアノマンだ。長い付き合いになるかこれっきりになるかはまだわからないが、よろしく頼むよ。」

 先程までの苛立ちは虚空へかき消えた。
異郷で同郷の者に出会えた安心感か、「ピアノマン」と名乗る男はサングラスを外しフレンドリーな微笑みを浮かべた。
 厚かましさと図々しさこそあるものの、にこやかに挨拶する姿だけを切り取れば気のいい若者そのものだろう。

 ただし、彼の目と口の中は燃えていた。
情熱に燃えているとか、辛いカレーに悶絶している様子といった漫画的比喩ではなく、彼は文字通り燃えていた。
眼窩の奥に目玉はなく、三日月型に歪んだ唇の向こうには歯も舌も喉奥も見えず、あるのはメラメラと真っ赤に燃え上がる炎の壁だけ。
男の内側は燃えていた。ぽっかり空いた3つの穴の中で炎が踊る様子は、悪趣味なハロウィンのカボチャ提灯のようだった。
彼は、ピアノマンとにこやかに名乗った男は悪魔であった。
同時に彼はこの街においてなんの変哲もない、代わり映えもしない、ありきたりな存在であった。

 

  • No.12 by イールトルート  2022-01-30 20:42:51 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
「私はイールトルートどうぞよろしく、ここは自由が沢山ある場所ですよ」そう微笑みながら言って「ここは人間が来れない場所だけど暇だったかな」と久しぶりに話せる相手が来たため早口のようになりながらになって「つ、ついはなしすなぎちゃいました、えっと貴方は」と聞く

  • No.13 by ピアノマン  2022-01-30 21:49:59 ID:0d4d0729d

>イールトルートさん

 「いや、色々教えてもらって助かるよ。なにせ来たばかりで右も左もわからないものでね。」

 「はじめてのおともだちつくり」の首尾は上々のようだ。
こちらに来てから話し相手と言えば役人と不動産屋と頭が3つと腕が6本で全身の肌が緑色の角生えて火を噴く1つ目の酔っ払いくらい。
初めての友好的話し相手を前に、悪魔の笑顔(らしき表情)はより一層強くなる。
歯の代わりに業火を覗かせて、ピアノマンは言う。

 「僕は、まぁ、なんだ。悪魔だ。君も天使ならどっかしらで見たことあるだろう。
 最近ではポリティカル・コレクトネスの観点から魔人とか有魔人種の方々とか、悪を平仮名にして「あく魔の方々」みたいな民族・人種に配慮した呼ばれ方もされてるがね。まぁ僕はどう呼ばれようと構わないよ。」

 (僕は悪魔、いつ言っても間抜けな響きだ。)
饒舌にくっちゃべりながら、男は心の中で悪態をつく。

 「君はここに詳しいようだね。もっと話聞かせてほしいな。
 立ち話もなんだし、中でコーヒーでもどうだい。家具もなにも揃ってないが、食器と食料とインスタントコーヒーだけは調達しておいたんだ。」

 種族としての本能か、話せる相手ができた喜びか、未知の世界への知的好奇心か。
なかばまくし立てるように、業火の悪魔が天使を誘う。

  • No.14 by イールトルート  2022-01-30 23:32:37 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
「そういえば不動産屋となかなか出てこないのいたかな、他にもちょろっと、でも話したことないかな」と階段をあがりながら思い出したように言って「街を見渡したいなら、あのいちばん高い山が街を一望出来るけど、中腹より上は何も無いけど神隠しに会うって噂になってる」と含みを持たせながら言って「神域がどうとかって聞いたけれど」とにこりとしながら言う

  • No.15 by ピアノマン  2022-01-31 01:08:00 ID:0d4d0729d

>イールトルート
(/ すみませんものすごく今更なんですけど今の時刻ってどれくらいですか?)

 「神隠し、ね。」と、オウム返し気味に彼は相槌を打った。
 おまけにもう一度心の中で「神隠しねぇ」とオウム返し。
自身の状況にどこか合点がいったように、同時にどこか釈然としない様子で言葉を反芻し続けるが、くり抜かれたカボチャのような顔面にそんな細かな感情は浮き上がらない。

 「神域か。頂上からの絶景に興味はあるが、きっと僕は身分からして立ち入れないだろうね。
 もし入ったとしても即全身が溶けるなり焼かれるなりして、いつしか麓で新たな神隠し事件が騒がれるってオチさ。グハハッ。」

 考えを切り替えるように彼はおどけて言う。低い嬌声が弾けると、呼応して口内の炎がゴウッと激しく唸った。
火が膨れ上がり、真っ赤な先端が唇を押しのけチロチロと口周りを舐めたがそれも一瞬の出来事。炎はすぐに口腔へと引っ込んだ。
 そうこう話しているうちに男の部屋へとたどり着いた。この世界で彼が初めて持った、彼の部屋だ。
 不動産屋から受け取ったアイテムその2、鍵を差し込みながらピアノマンは言う。

 「不動産屋の話だと備え付きのしょぼいと椅子と机くらいならあるそうだ。運が良ければね。」

 ガチャリと音が鳴り、扉が開く。

 「そして天使様が踏み入れてくださるのだから、山にいる神様だってそれくらいのささやかな奇跡の一つや二つ起こしてくれるはずだろう。」

 本気か単なる冗談か。
扉を支えながら男は「さ、どうぞ」と招き入れる。

  • No.16 by イールトルート  2022-01-31 09:24:50 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
(昼前ぐらいとは考えています)
「ここは広いですからね」と部屋に入った瞬間爽やかな風が吹き抜け、何も無かった部屋に家具家電が、足を踏み入れた一瞬で全て現れて「これはいい部屋ですね、家具とか先に運びこまれたんですか」と今出てきた事を全く知らずにそう言う(間取り家具家電や壁の色などの諸々はお任せします)

  • No.17 by ピアノマン  2022-01-31 22:37:11 ID:0d4d0729d

>イールトルートさん
(/ 返信遅くなり申し訳ありません!ご回答ありがとうございます!)

 「やぁ、こりゃあ・・・天使様と神様と不動産屋様に感謝しないとだね。日頃から敬虔に努めていてよかった。」

 と、遅れてリビングに出たピアノマンが感嘆の声をあげる。
 元いた世界の経験上、正直言って机椅子に対する期待は“程々に・過信しすぎず・なにがあっても穏便に”程度だった。
しかし現実はどうだろう。彼はただちに今後の予定リストから「家具屋へ行く」「家電屋を探す」「共用キッチンが空いている時間帯をなんとかして探す」「防寒性に長けた手頃な新聞紙を漁る」の項目をかき消した。

 「当分は本気でスーツケースに皿を置いて顔面にやかん乗せてお湯沸かす予定だったし、なんなら君にも付き合ってもらうつもりだったけど、おかげ様でありとあらゆる懸念点は消え去ったよ。
 あぁ、それにしてもすごいな。ありがとう天使様!ついでに不動産屋!(事務所では無愛想で不親切で地獄の第九圏より冷血だなんて思って悪かったね。)」

 まさか本当に天使様ことイールトルートの奇跡だとは露とも知らず、神の恩寵と不動産屋のサービス精神へ感謝と感嘆を繰り返す。
その声色には隠しきれぬ興奮と感動が宿り、顔面の空虚さを十分に補う程にありありと喜びを湛えていた。
 上がった調子と高揚のまま悪魔は今まで目深に被っていた帽子を脱ぎ、隅のコート掛けへと投げた。
帽子はUFOよろしく部屋を横切り、見事棒にひっかかると余力で何回転か荒ぶったのち落ち着く。

 「すぐにコーヒーを用意するから楽にしててくれ。」

 奇跡が召喚せし食卓を指して言うと、ピアノマンはキッチンへと踏み入る。
 帽子を脱ぎ去った彼の頭は、これまた燃えていた。
毛髪が燃えているのではなく、メラメラと燃える炎そのものが彼の毛髪だった。
藁火や焚き火をそのまま移植したような頭部は帽子に覆われていた頃も絶賛炎上中だったろうが、帽子には焦げ跡はおろか灰の一片もない。
きっとそういう、特殊な、異質な炎なのだろう。
そしてそのうえ髪だけでなく眉毛まで真っ赤な火文字でできていた。
風を受けているかのように後ろへたなびく火は、さながら髪型で言うオールバックのようだ。
 極めつけにトドメとばかりに彼を人外たらしめるのが額の生え際付近から生えた一対の角だ。
 頭部に沿うように若干後方へ伸びる赤く細長いそれは、他者に本物にしろコスプレにしろ「なるほどこいつは悪魔か、あるいは鬼だな」と一発で理解させることだろう。

 「あいにくホットしか作れないけど、構わないね。一応1,2時間ほど待ってくれればまずいアイスコーヒーも作れるよ。」

 スーツケースから食器やらインスタントコーヒーを取り出しながら、カウンターキッチンの向こうで男は呼びかける。
ついでに頭部の内外で焔を踊らせながら。自身の灯火でもって角をさらに赤くギラつかせながら。

  • No.18 by イールトルート  2022-01-31 23:27:37 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
「ホットで構いませんよ」とにこにことした後「外の話聞きたいです」とワクワクしながら待つ

  • No.19 by ピアノマン  2022-01-31 23:55:40 ID:0d4d0729d

>イールトルートさん

 「外の話ね。」

 彼にとってこの世界が全くの未知であるのと同様に、この世界にとっても“外”は全くの未知であり興味の対象らしい。
 ポットに水を汲みながらどこから話すべきやらと考えあぐねる。
 地元か、移民先の話か。

 「地獄の第二圏と人間界で一番デカい国、どっちの話を聞きたい?」

 それが彼の出した結論だった。

  • No.20 by イールトルート  2022-02-01 10:27:14 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
「国って大きかったり小さかったりするんですか」と目をきらきらさせながら聞く

  • No.21 by ピアノマン  2022-02-01 21:22:20 ID:0d4d0729d

>イールトルートさん

 与えられた二つの選択肢。彼女が食いついたのは後者だった。
ただしそれに対する問いは、ピアノマンが予想していたものとはまた違っていた。
 (なるほど、“ここ(この世界)”には“ここ(この国)”しかないってわけか。)

 「えぇ、あぁ、そう。僕が元いた世界にはそれなりにたくさんの国家があったんだ。
 ここにたくさんの山やら谷やら家やら人やらが存在するようにね。」

 沸騰までもうしばらくかかる。
取り出した新品のカップを念の為拭きつつ、男は語り始めた。

 「大きい国もあれば小さい国もあるし、暑い国もあれば寒くてメタルバンド組むしかやることない国もある。
 人口がここら一帯の住民合わせたより少ないしょっぱい国もあれば、一国だけで世界人口の22%を占めてる国もある。
 当然のように子供は全員学校へ通える国、当然のように子供は全員バカみたいな時間かけて川へ水汲みに行かされる国、戦争が強い国弱い国麻薬カルテルが警察も対麻薬カルテル部隊も掌握してる国、まぁ、要は色々あるんだ。」

 どうやら頭部の炎とはまた別に、彼の内側ではなにかが着火したようだ。
饒舌な喋り口にはそんな興奮と高慢さが現れていた。

 「そして広大な土地には雄大な自然と摩天楼が広がり、GDPも世界一位で、毎日どっかしらの他国で爆弾落として、ディズニーランドも一番デカくて、なによりロックンロールを生み育んだ一番ビッグで一番偉大な国家」

 カップを置いて、一拍あけて

 「それが我が第二の祖国、アメリカ合衆国さ。
 奇しくも多民族国家かつ自由を掲げているという点ではここと通ずるものがあるね。」
 

  • No.22 by イールトルート  2022-02-01 23:12:27 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
「学校ですか、この世界にもあるにはあるんですが」と少し微笑んで「教会や企業が学校を作っていて、教えないといけない事は決まってはいても、それ以外は学校によって教えることが違うから小学校から種族別だったり、企業や教会別であったりして多分外とは違う感じだと」とそう言った後「私はこの世界から出られないから、外に出れる方の話を聞くのが好きなんです」とどんよりとした表情で言う

  • No.23 by ピアノマン  2022-02-02 01:04:57 ID:0d4d0729d

>イールトルートさん

 これまでの口ぶりからして薄々察していたが、目の前の天使はどうやらこの地に生まれこの地で育ったようだ。
 ピアノマンに詳しい経緯や身の上こそわからないが、明らかに沈んだ声色には流石にはっきりと閉塞感を見ることができた。
明るい調子はそのままに、声を落として彼は言う。

 「境遇も勝手もだいぶ違うが気持ちはわかるよ。
 僕は人間界に憧れてわざわざ地獄からエルサレムに這い出てきた身でね。地元がどんなに誇りでも、断片的に映る外の世界ってやつはいつだって輝いてる。だろう?」

 198センチの巨躯を反らし、身を乗り出してカウンターに両手を着ける。
そして目線を(できるだけ、比較的、極力可能な範疇で)合わせて言った。

 「まぁ、僕のつまらない祖国自慢が少しでも君の知的好奇心を潤せるならいくらでも根掘り葉掘り聞いてくれて構わないよ。
 生憎来たばかりで当分はそれくらいしか払えるものがないんだ。」

 その時、ポットが鳴いて沸騰を告げる。
「やぁ、ようやくだ」とカウンターから手を離しさっそくコーヒー作りに、カップにぶちまけたインスタントコーヒーにお湯をぶちまけるだけの作業に取りかかり始めた。

  • No.24 by イールトルート  2022-02-02 13:09:33 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
「すごくいい香りです」とニコニコした後「ちょっぴり苦いですね、でもほっこりしますね」と子供のような無邪気な笑顔を見せる

  • No.25 by ピアノマン  2022-02-02 19:53:35 ID:0d4d0729d

>イールトルートさん

 「おっとこれは悪いね。好きなだけ入れてくれ」と、慌ててパウダースティックタイプの砂糖とミルクをテーブルに広げる。
どちらも紙包装には赤い字で「Lou Lee Lewis's Lunch Lair」と書かれていた。
 ついで自分のカップを置くと天使と向かい合う形で席に着く。

 「(ここ生まれの君が知っているかは知らないが)過去に僕らのおじいちゃん世代が君ら天界相手にロック掲げて革命起こしたかもしれないけどさ、まぁ、なんだ。僕ら世代は仲良くやっていきたいな。」

 そう言ってコーヒーを一口すする。
火葬炉よろしく燃え狂う口内に放り込まれ、コーヒーはまたたくまにジュウと鳴いて黒茶色の蒸気と化す。
・・・・・・こともなく、ゴクリと音を立てて普通に喉を降りていった。
炎の髪が帽子を燃やさなかったのと同様に、頭部の炎もまた触れたからといって必ずしも万物を焼くとは限らないようだ。

  • No.26 by イールトルート  2022-02-02 23:33:23 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
「争いは何も生み出さないですからね」と砂糖を入れながら言って「歩み寄って対話する、それが大切ですから」と言ってにこりとする

  • No.27 by ピアノマン  2022-02-03 00:37:26 ID:0d4d0729d

>イールトルートさん

 「ンフフ、その通り。せめて国家は国家同士と、個人は個人同士で喧嘩し合うべきだよ。
 ・・・・・・革命起こした側が堂々と言えることじゃあないけどね。」

 気がつけば、先程まで少女に纏っていた叢雲はいつの間にやら晴れていた。
こっちで初めてできた話し相手の笑顔に、無意識に安堵が心を広がっていく。

 だが同時に、彼女の抱える懸念点は水面下でピアノマンへと感染していた。
気付かぬうちに体内で発芽した種は、その存在に気付かれた瞬間不安という名の花粉をばらまく。
 さらりと流してしまったが、「外に出られない」とはどういうことだ?
 外に出れる方と彼女は言ったが自分にもその権利だか力だか資格だかがあるかは現状わからない。
出れたとして再びまたここへ戻ることはできるのか?

 次々と湧いてくる疑問と不安を苦いコーヒーとともに飲み下す。
当然気にはなる。自分より遥かに訳知りらしいイールトルートを平和的尋問にかけ根掘り葉掘り聞き出したいのが本音だ。
だがそれが今である必要はないし、せっかく芽生えた笑顔を摘んでまで強行する価値は見いだせない。
将来的に探るタイミングは訪れるかもしれないが、少なくとも今ではない。
 そう気持ちを切り替えると、パウダーシュガーを投入しながら口を開いた。
 
 「次は君のターンだ。よかったら今度は君の世界のことをもっと教えてほしいな。
 階段で話してくれた山とか、流行りの曲とか、どんな種族がどれだけ暮らしてるとか、君が好きな物とかね。」

  • No.28 by イールトルート  2022-02-03 18:37:29 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
「私の事、ですか」と言葉を濁しながら「この世界を想像した神の使い魔みたいな感じで、私と主様は繋がっていて山の中から出られない主様に変わって街を見守るのが役目なので、外には出られないんです」と寂しそうな眼差しを向ける

  • No.29 by   2022-02-03 22:12:22 

(/参加希望です!プロフィールも一緒に提出させて頂いたので、不備等ないか確認お願いします!)

名前 ミィリー
性別 女
種族 ミミック

目的もなく歩き回っていたところ、突如この世界に迷い込んだ。気弱そうな見た目とは裏腹に、意見はハッキリと言う性格で、嫉妬深い1面もある。迷い込んできたばかりのため、住む場所はまだ決まっていない。

見た目 身長154cmで人型。
桑色の眉が隠れるくらいに伸びたボブヘアと不安そうに細めている黒色の瞳を持っていて、下瞼にはそばかすがある。華奢な体は色白で色々な種類の服が継ぎ接ぎされたものを着用している。

能力 「擬態」

触れることで対象の姿に擬態できる。変わるのは見た目だけであり、対象の持つ異能力などは引き継がれない。

また、彼女は必ず行使する際に感謝を述べながら対象を抱擁する。例え対象が物であってもそれは同じで、これは彼女の「物には人と同じように命があり、大切に扱うべき」という考え方からきている。

  • No.30 by イールトルート  2022-02-04 08:16:59 ID:0ee18fced

(29番さんいらっしゃいませ)
おや新しい方ですか(と天使の姿で飛んで行く)

  • No.31 by 名無しさん  2022-02-04 19:04:55 

(/とても素敵なトピックなので
参加したいです)

  • No.32 by ピアノマン  2022-02-04 19:18:14 ID:0d4d0729d

(/ リアルの都合で日開けちゃっててすみません。
確認なのですが>>30はドッペルという解釈で合っていますでしょうか?)

  • No.33 by イールトルート  2022-02-05 00:19:34 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
ドッペルって感じですかね.、天使で街を見回ってる感じなので(沢山は把握しきれないので)

  • No.34 by イールトルート  2022-02-05 00:20:45 ID:0ee18fced

参加はぜひぜひ

  • No.35 by 名無しさん  2022-02-05 01:19:20 

(/>31です。確認宜しくお願い致します)

名前 リオハ・クライケ
種族 クラーケン
性別 女

友人の精霊に案内されてこの世界へ
やって来た背が大きいメスのクラーケン。
其処らの男性よりも大きな身体と裏腹に
非常におっとりした性格で争いは嫌い。
港町でのんびりと暮らしている。

見た目 ピンク色のおかっぱに
床に付くほど長いポニーテールをしている。
青い目をしており、左目には傷がある。
フリルが満載された和風メイド服を着てる。
スカートの中から下半身こと触手が出ている。
背は200cmを軽く超えており非常に大きい。
バストサイズもわりと大きい。

能力 「異常なる怪力」
加減しないと地形などに被害が出る程の
怪力を軽々と出すことができる能力。
素の筋力も高いのに更にこの能力が加わる為
元いた世界では火山を破壊したこともある。

  • No.36 by イールトルート  2022-02-05 08:14:42 ID:0ee18fced

いらっしゃいませ

  • No.37 by リオハ・クライケ  2022-02-05 13:25:09 

>all

あ~...
この世界は争いが少なくていいね~。
人間さんの船さんが襲ってこないし~~。
にっこにこ~。
(家のベランダから海を覗きながら
港町で隣人さんから貰ったパンをかじる)

  • No.38 by イールトルート  2022-02-05 13:44:52 ID:0ee18fced

>リオハ・クライケさん
「新しい方は海の方かな」と海の近くに姿を出す

  • No.39 by リオハ・クライケ  2022-02-05 16:15:52 

>イールトルートさん

あ~れ~?知らない人がいる~?
この港町で見たことがないな~~~?
(知らないモノがいるのを視認し首を傾げる)

  • No.40 by イールトルート  2022-02-05 16:56:52 ID:0ee18fced

>リオハ・クライケさん
「どうも、初めまして」と上から降りてきて「何も問題は無いと思いますが確認に」とヒラヒラまう

  • No.41 by リオハ・クライケ  2022-02-05 18:31:59 

>イールトルートさん

へ~、そっか~。
なるほど~。
(ふんわりとした返事をしつつパンをかじる)

  • No.42 by ピアノマン  2022-02-05 18:42:36 ID:0d4d0729d

>イールトルートさん

 よくやった。見事に地雷を踏み抜いたな。流石は地獄から来た悪魔だ。
自分の中で自分に悪態をつくと、大至急で前頭連合野に弁明挽回作戦本部を設置する。

 「あぁ、君、無理に話す必要はない。君が話してて辛くなったり楽しくないことはね。」

 もっと他にないのか?

 「すまなかったね。その、デリカシーに欠けていたよ。」

 何気取ってんだ。

 痛々しい沈黙と自己嫌悪を残して、作戦本部の奮闘は虚しく散った。

 (あぁそう、ならプランBだ。)

 人を喜ばせられるかつ絶対的自信を持つ物といえば、彼は「それ」しか知らなかった。
 歯切れの悪い愛想笑いを浮かべながら、ピアノマンはもっそりと立ち上がる。
そして椅子を掴むと背後の壁近くへと引きずった。

 「“外”の話に興味があるんだね。」

 机と真反対、つまりは壁へ向かい合う形で腰掛ける。
ピアノマンと壁との間には一定のスペースが不自然に開いていた。
 次にその不自然なスペース、腹くらいの高さの虚空へ向けて男は手を伸ばした。
見えない机に向かうように、空気でできたパソコンになにかデータを打ち込むように。
あるいは、透明のピアノを弾くように。

 「それじゃあ、外の音楽にも興味あるかな。」

 問いを合図に、ピアノマンの指の下に無数の炎が列を生して現れた。
それもただの炎ではない。炎は揺らめきながらも短冊状の板を象っている。
そんな炎でできた細長い長方形が52枚、さらにその上に不規則に乗った長方形がさらに36枚、合わせて都合88枚もの炎の板がズラリと並んでいた。
 この世界に「それ」があるかはわからない。が、知るものが見れば瞬時に正体がわかったことだろう。

 「実を言うとね、僕はピアノが弾けるんだ。・・・・・・ピアノって知ってる?」

 「それ」は、炎でできたピアノだった。

  • No.43 by イールトルート  2022-02-05 18:48:06 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
「ピアノ聞きたいです」とにこにこする

>リオハ・クライケさん
「何も問題がなければ構いませんから」とにこにことしてその場を離れる

  • No.44 by リオハ・クライケ  2022-02-05 22:14:23 

>イールトルートさん

うん~、たまに遊びに来てね~。
美味しい料理と一緒に待ってるよ~。
(ほわほわした喋りで離れる
イールトルートさんを見送る。)

  • No.45 by ピアノマン  2022-02-06 13:49:55 ID:0d4d0729d

>イールトルートさん

 「君の好みに合うかはわからないがね。ま、不快ならただちにやめてそこの窓から飛び降りるよ。」

 振り返ってそう告げながら、彼は慣れた手つきで空中の鍵盤を押し下げる。
すると弦もハンマーも響板もないというのに、ポーーー・・・・・・と間延びした音が響いた。
悪魔の炎から飛び出したとは思えない程その音色は澄み渡り、静寂に広がる波紋のようだった。

 (よし、こっちでも問題なく使える。)

 テストは終わった。次は演奏だ。
 最初一音一音試すように鳴らしていたのもつかのま。はやくも音と音は繋がり合い旋律へと昇華し、繰り返される三連符は淡々としながらも神秘的で厳かな世界を室内に満たしつつあった。

  • No.46 by イールトルート  2022-02-06 20:03:05 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
「なんかいい音楽ですね」とにこにこする

  • No.47 by ピアノマン  2022-02-09 00:11:25 ID:0d4d0729d

>イールトルートさん

 「んふ、そりゃよかった。」

 (5階から飛び降りずに済んで。)
 再び肢体をひねって答えるが、指の動きは止まりもしなければ鈍りもしない。

 「元の世界ではそれなりに有名な曲でね。湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう、のキャッチフレーズで250年前から世界中を虜にしてる。我々地下の住民も含めてね。」

 そう語る間にも依然として三連符は止まない。ゆっくりとしたテンポの「ソ」「ド」「ミ」の連続は上行し、戻り、また上がりを繰り返しながら美しくも絶望的な調べを奏で続けていた。

  • No.48 by イールトルート  2022-02-09 11:03:33 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
「有名なものなんですね」とにこにこして言う

  • No.49 by ピアノマン  2022-02-13 14:22:48 ID:0d4d0729d

(/ 毎度遅くなって何日も開けちゃってすみません・・・)
>イールトルートさん

 「そう、何世紀経とうと有名で偉大で、人の心を満たし惑わし続ける傑作だ。だからこそ世界的ピアニストも、3日前に生まれて初めて白鍵に触れた小学生も、鐘楼からレミントンM700狙撃ライフルで14人だか15人だかぶち抜いたデキセドリン漬けのナイスガイも、悪魔も天使もみんな奏でたがる」

 叙情的なメロディとともに発せられる「いかにこの曲が偉大でスゴくて愛されているか」の説教は、男の高慢寄りな母世界愛を孕んでいた。
実際彼は自分のいた世界及び世界の被造物に一種の信仰にも似た愛を抱いていた。それこそ、彼が神を愛するように。
 現在絶賛演奏中ももちろんその1つ。彼はこの曲が大好きだった。

 「でもね、僕からするとこっちの方がもっと偉大だと思ってるし、もっと大好きなんだ。」

 背を向けられている天使に知りようはないだろうが彼は笑顔を浮かべていた。
ただし穏やかな天使の微笑みではない。
大きく吊り上がった唇の両端。頬肉に押し潰され細く歪んだ双眸。凡そ微笑みとは呼べない、抑えきれない企みと高揚をたたえた笑みだった。

 「ロール」

 幻想的な調べを奏でるべく、重々しく白鍵を押し潰していた指。

 「オーバー」

 それが突如はじけ、打って変わって踊り始める。

 「ベートーヴェン」

 先程熱弁した「250年前のスゴくて偉大なるスタンダード・ナンバー」が陰とすれば、たった今放たれた強烈なイントロは生命力の陽光に溢れていた。
 内に秘めし激情の炎をそのままぶちまけたような軽快なリズム。
 ブルースのコードにカントリーのテクニック。
 66年前のスゴくて偉大なる大好きなスタンダード・ナンバー。歴史的にして革新的。
 ロックンロール。炎より生まれし炎。それがピアノから飛び出たものの正体だった。

  • No.50 by イールトルート  2022-02-13 15:49:46 ID:0ee18fced

>ピアノマンさん
「全部凄いです」とにこにことする

  • No.51 by ピアノマン  2022-02-13 21:32:10 ID:0d4d0729d

(/ こういう展開がしたい、こういうことしてほしいなどあったら構わず言ってくださいね)

  • No.52 by イールトルート(本体)  2022-02-19 18:39:29 ID:0ee18fced

>All
街に昔から住む住人たちが街中にある祠を磨きながら「そろそろ祭りの準備をしなきゃね」と男性たちが話しながら山を見て「神獣様の山に登りたいけど、この時期は女以外お社に近ずいてはならないってしきたりがあるんだよね」と言いながら山を見る(山の山頂は神々しい光が出ていると見える人には見える)
山の中
「新しい住人の報告も上がってきてるし、いい感じかな」と街中の方を見る(動く度に山には春風のような爽やかな風が山から吹き下ろされる)

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