匿名 2016-12-23 19:46:02 |
通報 |
(授業が始まれば最初の数分は大人しくしていたものの、他人に見えないことをいいことに相手にあれこれ話しかけてみたり、背中にもたれかかって甘えてみたりと好き勝手に時間を過ごし。合間合間の休憩時間にまた女生徒が寄ってくれば相手の前では言われた通りじっと大人しくしておき、相手が目を離した隙にすっ転ばせてやったり何やらまがまがしい気を送ったりと報復はしっかり与えてやって「どうじゃお前様。わらわは行儀良くしておったじゃろう?お前様がわらわを側に置いてくれさえすれば面倒事など何一つ怒らぬのじゃぞ?」そろそろ一日の授業も終わりという頃には素知らぬ顔でそんな風にのたまって)
(/スキップしていただいても大丈夫なのですが、もしよろしければ灯花が授業中の隼人様にちょっかいをかけたり、放課後に何かイベントを起こしたり…などもう少し学校で遊ばせていただきたいです!)
(授業を受けている間、自分以外には見えない相手から色々とちょっかいを受けていると集中できずにいて。確かに、自分の見た限りでは友達に害を与えてはいないようで、最後の授業が始まる直前に素知らぬ顔で述べる相手に「本当だな」と少しばかりは疑ってはいたが杞憂だったかと苦笑しながらそう言えば授業が始まり)
(/了解しました!それでは最後の授業が始まったというていでお願いします)
(相手の笑顔を見るにどうやら悪事はばれていないようで、こちらも満足そうに笑みを浮かべては授業の開始に合わせて再び大人しい振りをして。しかし朝の一件で抱きしめてもらった以外一日中相手に甘えられていないだけにただじっとしているのも退屈で、5分もすると机に向かう相手の背中にぎゅっと抱き着き「…のぅ、お前様はわらわより授業とやらを聞いているほうが楽しいのか…?」とわざと吐息でくすぐるように囁いたり、耳元へおもむろに甘噛みのようにキスをしてみたりして甘え始め)
(/わかりました、ありがとうございます!)
(静かに授業を受けていれば、しばらく経ってからやはり相手からのちょっかいが始まって。しかし、今回は度が過ぎていて、まるでこちらに声を上げさせようととしているような甘え方で、耳元に息を吹きかけるように囁いたり甘噛みしてきたりすると「…っ…!?」と、声を上げるのを我慢していて。一番後ろの一番端でよかったと思いながら、「おい…っ!いい加減にしろ…!」と周りに聞こえないような声で相手に訴えて)
(注意されても相手がこちらに反応してくれたことに機嫌を良くしてにんまり笑い「何故じゃ?言われた通りお前様の友人には手を出しておらぬぞ?」と屁理屈のようなことを言いながら、相手が手を出せないのを良いことに頬や首筋にキスを続けて。相手に馴れ馴れしくしていた隣の席の女生徒の前ということもあって言い知れない優越感もあり「こうしておればわらわも悪さはせぬ。お前様が知らぬ振りをしていれば何ら問題は無かろう?」そう言いながら昨夜相手にされたようにちゅうっと首筋を吸い、痕を残したりして)
(こちらはこちらに対するちょっかいをやめろと言っているのにまるで屁理屈のようにほかの人には危害を加えてはいないと突っぱねる相手がいまだにキスを続けると「それをやめろと言ってるんだよ…!」と必死に押し殺した声で相手に訴えて。しかし、それでもやめずに首筋に吸い付かれると「うあ…!」とついに教室に響く声を上げてしまえば顔を真っ赤にして。となりの女生徒から大丈夫かと声をかけられると心配させないために微笑みながら「大丈夫」と言って)
(教室中から視線を向けられ痕がわからなくなるほど真っ赤になる相手が可愛らしくて仕方がなく、首筋に顔を埋めてくすくす笑い声を殺していたがそこへまた女子が声をかけてくれば相手に見えないのを良いことにギロリと彼女を睨みつけ。何故好いているはずの自分がそっけなくあしらわれて彼女が微笑んでもらえるのか。苛立ちを何とか隠しつつ、相手の正面にわざわざ机に胸が乗るような姿勢で立ちはだかれば「…今朝からやけにあの小娘を気かけておるのう。わらわよりあんな小童が良いのか?まさかわらわを拾う前はあの娘とねんごろであった、などとは言わぬよな…?」と笑みは取り繕っているがややすわった目つきで問い掛けて)
(教室中の視線がこちらに向けられているとここはひとまずやり過ごそうと机に突っ伏して赤くなった顔を見えないようにして。すると、あたかもそれを強調するように相手の豊満な胸を机の上に置かれれば、不自然な微笑みを向けられると「そんなわけないだろ…お前が初めての恋仲だよ」と、そんなことは決してないと否定しては相手に真剣な目を向けて)
(真っ直ぐな視線を向けられてもまだじとーっとした不満げな目つきのまま、より一層前のめりになっては「なら何故わらわを疎むのじゃ。恋人に触れられて嬉しいと思うのが男ではないのか?なのにお前様は人間ばかり構いよって…」さりげなく胸を押し当てながらも相手のつれない態度に言及し、カタカタと不穏に窓を揺らして「お前様はわらわのものであろう…?人間なぞ見なくて良い、わらわのことだけ見ておれば良いのじゃ」いつもの拗ねている声音ではなく、冷ややかな怒りを感じさせる声で囁けば軽く喰むようなキスを始めて)
(相手を見つめていれば、また向こうからも睨みつけられると、体を前のめりにしながらこちらの態度に言及してくると「時と場所をわきまえろよ…!今はマズイって…!」と、静かに授業を受けている時に相手からじゃれられたのでは周りの注目を集めてしまうに違いなく。相手の感情に応じて窓が震えていると、唐突にキスをされれば「んぐ…!?」と不意打ちのキスに驚いてしまい。なんとか相手から離れると「今はやめろ…!帰ったら好きなだけ構ってやるから…!」と今はやめろと訴えて)
(もう深い仲なのだから帰ってから構ってもらえるのは当然のこと。自分は今構ってもらいたいのだと、キスから逃げられてもまた両手で頬を挟んでこちらを向かせ、すうっと目を細めながら「騒ぐでない。お前様が利口にさえしておれば誰が気づくものか…少しの辛抱じゃ」まるで駄々をこねる子供を諭すように指で唇を押さえながら甘く優しく囁いて、全て相手の我慢次第だと訴えては深いキスができないぶん焦らすように触れるだけのキスをたっぷり始めて)
(相手のキスから逃れる動作も、周りから見るとおかしな行動と思われるだろう。しかしこちらからしたらそれどころではなく、また相手から強制的に正面を向かせられると優しく囁きながら焦らすようなキスを続けると「っ…!」と相手の柔らかな唇の感触に言葉を上げるのを我慢しながらあたかも授業を真面目に聞いているように黙って相手のキスを受けていて)
(相手が我慢を始めると、反応するなと言ったくせに声を上げさせるように唇を挟み込むように噛んだり舐めてみたりして。戯れのようなキスだけとはいえ段々スイッチが入ってくるとどんどん前のめりに相手を求め出し、身動きする度にカタン、カタンと小さく机が揺れれば隣の女子生徒が音につられてこちらを向くが、それでもやめることはせず「――ふふ。あの小娘、お前様のことを気にしておるぞ…?わらわとこのように睦み合っているとも知らずに哀れよのう…」と優越感たっぷりに、相手の羞恥心を煽るようなことを言い)
(ただでさえ普通のキスでも反応を隠せないのに、唇を挟むようにしたり舐めたりと戯れのキスがどんどん激しさを増していくと「ん…っふ…!」と息苦しさを感じ始めたのか呼吸が荒くなってきて。まるで羞恥を煽るような言葉でとなりのクラスメイトのことを教えてくると顔を赤くしながら、なんとか相手から離れて「だ、大丈夫…大丈夫だから…」とこちらの無事をとなりの相手に伝えると、そのまま相手のキスを受けながら授業の時間は過ぎて行き。やがて夕方のホームルームも終わり、変えるために校門へ向かうと「帰ったら覚悟しとけよ…」ととなりについてくる相手にそう伝えて)
(女子生徒にも存分に口づけを見せびらかしたような気分になり、すっかり気分も晴れてホームルームは機嫌よく相手の傍らで過ごし。ようやく学校を出ると近づいてくる級友相手に姿は見せずともなにやら不穏な雰囲気を放って相手に寄せつけまいとし、帰路を急ぎながら「ふふん、それは楽しみじゃのう。じゃがその前に、わらわとの約束を忘れてはいまいな?」脅しのような言葉にもにこにこと微笑み、帰宅してからのことも楽しみだがまずは予定通り油揚げを買いにいかなければ、とようやく訪れた邪魔者のいない時間をたっぷり満喫しようと企んで)
(あの授業から、友達から心配されたり変な目で見られたりしていてこちらとしても教室に居づらくなっていて。ようやく家に帰れると思えば気が軽くなるもこちらの言葉に動じずニコニコと微笑めば「あぁ、わかってるよ」と呆れたように呟きながらスーパーへの道を歩き。すると、後方からこちらの名前を呼ぶ声がすると件の女子生徒で笑みを浮かべながら「さよなら」と言われるとこちらも「さよなら」と返して)
(相手の呆れたような態度もなんのその、楽しげに腕をくんで甘えながら「早うお前様のいなり寿司が食べたいものじゃ」などと二人の時間に期待を膨らませ。しかしやっと得た時間に朝から何度も邪魔をしてきた彼女の声が割り込んでくると、いよいよ我慢の限界であり応える相手の傍らですっと表情を冷たく消して「――くどい」相手に聞こえないよう低く小さく吐き捨てては、もう二度と相手にちょっかいをかけられないようにしてやろうと彼女が進む先の電柱に向けて手をかざし。するとヒビが入り、電柱が頭上めがけて倒れ始めるがそんなことなど構わない様子で「…さ、早う油揚げを買いに行かねばな」と平然と笑みを浮かべて相手の気を逸らそうとし)
(こちらの呆れた様子にも気にも留めない様子でこちらの腕を組むようにしながら微笑みかけてくると、こういうところはちゃんと女の子なんだなと思えば「…はいはい、いっぱい作ってやるからな」とこちらも微笑みかけながらそう言って。今日は灯花にも彼女にもある意味困らされた1日で、こんな日が続くのかと思えば先行きが不安になって来て。すると、彼女の進行方向の電柱が彼女めがけて倒れてくると「っ…!?」と隣の相手を突き飛ばして、急いで彼女の元へと駆け出して。もう少しで彼女に手が届く距離になると同時に電柱も当たる寸前で。なんとか彼女を突き飛ばすとなんとか電柱から助けることができたがこちらは電柱と道路に足が挟まり「っあ゛あ゛あ゛ぁぁぁっ!!!」とその痛みに叫んで)
(一日困ったり呆れてばかりだった相手がやっと笑顔を向けてくれると一方的なキスよりもずっと心が満たされ、数秒後背後に広がるであろう凄惨な光景など気にも留めずに幸せそうににっこり笑みを深くして。狙い通り悲鳴も上げず綺麗に潰れてくれれば相手はクラスメイトの死など気にせず自分と楽しく買い物をし、今後も楽しく学校生活を過ごせるだろう。そう上機嫌に空想していたのに急に地面へ突き飛ばされると何が起こったのかぽかんとして目を丸め、そして響き渡った愛しい人の絶叫にさあっと顔を青ざめさせて「――な…何故じゃ…何故、お前様が…っ!」ショックのあまり声も足も震わせながら倒れる相手に歩み寄れば、電柱を退けて縋り付き「ぅ…い、痛むか…?大丈夫じゃ、わらわが、わらわがすぐ治してやる…!」立ちすくむ女子生徒さえ目に入らないほど取り乱し、半泣きで抱きしめて)
(叫んでも痛みが引くわけでもないのに、やはり激痛には耐えることができずに叫んでしまうもので。痛みに苦悶の表情を浮かべながら「うっ…あ…」と未だに唸っていると激痛の原因である電柱が取り除かれると抱きしめてくると「と、灯花…とにかくここから離れよう…」とどうやら相手は力を使って治してくれるらしいが人目のあるここではマズイだろうとの結論に至ってそう言って。突き飛ばされた彼女に「危なかったね」とだけ声をかければ足を引きずりながらその場から離れて)
トピック検索 |