_____依存症。

>嘉音ちゃん

そっかぁえらいなぁ。えらいぞきみは、うんうん。
(毎日こんなに早く起きるなんて！と思いつつ口に出していないので中身の無いようにしか思えない賞賛を送る。自分も食べたつもりに、という言葉に何か自分と同じような、食べることにまつわる病を抱えているのかと想像する。一瞬だけ見せたどこか物憂げな微笑が気になってすぐに想像は掻き消されて。どきりとした。口を開きかけるが何を言えばいいか分からなくてやめる。代わりに次の問に答えようと少しの間まじまじと顔を見つめる。どうやら思い出せたらしくはっとして)
そうだったかもしれない。……！ かのんちゃん、だっけ……？

(/全然うぇるかむですとも！ 本当に……！ 相手に触発されて症状がマシになってもいいしはたまた逆でも病みかわいいですね！ こちらこそ何かありましたらご指摘お願いします/礼)


>春咲先生

食べてもいいの……？ おぉっ、俺もなんかするよ！
(仕方ないのかも、と言われ首を傾げる。思い返すは大好きな兄の言葉。お前はおかしい。そんなに食べるのをやめろ。幾度となく叱責された。それでも変わることはできなかったが。食べては嘔吐する悪癖を、仕方ないのかもしれないと受け入れられたのはなんだか新鮮で。調理してあげると言われればきらきらと目を輝かせる。料理の経験は大して無く、手伝うつもりはあったが何をしたらいいのかは分からなくてふわっとした申し出をして)

(/闇の部分……！ なんて素敵なんでしょうか！不謹慎ながらわくわくしてます←)


>山野先生

俺はちっちゃい子じゃないよ。……お話？ お話かぁ、話すの好き。あ、そうだ。今日散歩してたら蝶々見て、もう寒いのにね。綺麗だった
(ご褒美のように撫でられれば小さい子相手みたいだと否定してみる。言っていることとは反対に気持ちよさそうに目を細めて。撫でられるのは好き。その行為にか柔和な微笑みにか安心したらしい。お話でもという提案に嬉しくなってぺらぺらと喋りだす。なんともまとまりの無い発言だが自分では気づいていない。食べ物の事はすっかり忘れて昼間見た瑠璃色の蝶の事を思い浮かべていて)

>40 春咲先生
わっ…！せ、先生…。ご、ごめんなさい。すぐ終わるからって思って…。
（突然体を包んだ温もりにビクッとしてを見上げる。怒られると思い身を縮めるも優しく微笑みココアを差し出してくれる先生に対してすぐ体の緊張を緩めココアを両手で受け取る。いつもは高カロリーの栄養剤を少ししか口にしないが先生の優しさがココアの温もりと重なりひとくち口に含みその温もりを体に取り入れる。）
ありがとうございます…。あったかいですね。ふふ。先生もお散歩ですか？
（いつもは明け方は誰もおらず閑散とした庭に先生がいることを不思議に思い小首を傾げながら問いかけ）


>41 山野先生
山野先生…！えへへ、こうやってこの子たちにご飯をあげると自分も食べたつもりになれて幸せな気持ちになるんです。（凛とした声に振り向き暗闇の中うっすらと日が差し照らされた先生を見つめ薄くブラウンに光る髪に一瞬ほうぅと見惚れ首をブンブン振ると肩にかかった白衣に包まれて微笑みながら）
先生はとってもいい匂いがします。お花とはまた違う優しくて素敵な匂い…。へ、変な意味じゃなくてですよ…！
（言い終わると自分でも恥ずかしいことを言ってしまったと自覚したのかわたわたと手を振り顔を赤くして）

>十和くん

（少し言い淀むような様子を見せた相手になにか悪いことを言ってしまっただろうかと少し不安な表情を浮かべるが相手がじっとこちらを見つめたと思うと自分の名前を当てたためすこし驚いた表情をして）
よく、わかりましたね。私ずっと部屋にいることが多いから…。知られてないと思ってました。えっと…とわ、さん？でしたよね。よくこっそり食べ物を運んでる姿見ててどんな人だろうって思ってたんです。（いたずらっぽく微笑み手を自分の顔の横に当て所謂こそこそ話をする時のようにすこし声のトーンを落とし囁くように伝え）

>萩野
おはよう。心配いらないよ、萩野以上に俺も蓄えあるから。
（驚きながらもあいさつしてくれた相手にこちらも笑顔で挨拶を返し。自分を心配してくれる相手に大丈夫だと笑顔を見せ、相手と同じように自分にも蓄えがあるんだと腕を見せながら言い。「萩野の腕の倍近くあるよね、俺の腕。」笑いを含みながら比べるように自分の腕を相手の腕に寄せケラケラと笑って。）

>花霞
ああ、それが最善だろうな。
（悪びれる様子のない相手に注意でもしようかと思ったが、素直に戻る相手を見ると、まあいいかと微笑みながらそれがいいと相手の行動を肯定してしまい。「それにしても、よくこんな中一人で出歩けたなぁ…幽霊とか怖がらないタイプ？」当然のように相手の後をついて歩きながら、夜の病院と言えば怖がるのが普通ではないかと不思議に思いそう尋ねて。）

>鈴ちゃん
へぇ！時計が読めるようになったかぁ…そっかそっかぁ。偉いなぁ、鈴ちゃんは。
（まだ手を使ってではあるが確実に時計を読めるようになった相手に、まるで子供の成長を目の当たりした親のような気持ちで頬を緩ませて。そして褒め言葉と共に、いい子いい子する様にぽんぽんと優しく頭を叩いて褒めて。「注射かぁ…注射はね、刺されるのを気にしないのが一番っ。他の事考えて、気を紛らわしてればすぐだよ。」自分でも歳でも苦手な人は沢山いるであろう注射に、少しでも役に立てばとちょっとしたアドバイスを述べて笑顔を見せて。色々な事を話してくれる相手に、初対面から随分と進歩したなぁとしみじみ思いまた頬を緩めて。）

>倉持
本当にちょっと待てっ…！
（好奇心でここへ来たのだと思ったら予想外の言葉が相手の口から飛び出し、まさか自分がこんなシチュエーションに出くわすなんてと混乱気味に引き止めて。「落ち着け倉持、早まるなよ…？大丈夫だから。」とりあえず自分の気持ちを落ち着かせると、どうすれば相手の衝動を抑えられるかなんて事を頭で考えながら、先ずは落ち着かせようと相手の目を見て珍しいであろう真剣さを見せて。）

>春咲先生
あはは、ご最もです…自分でも決して良い事じゃないのは分かってるんですけどねー
（少し辛辣なことを言われてしまうがそれは百も承知でその通りだと肩を竦めて頷けば、困ったように微笑みながら分かっていて辞められないんだと伝えて。「でも一応気を使ってる方ですよ？さっきのも一応気遣いですから、…なんて。」だからといって気にしてない訳では無くて、ちゃんと考えている方なんですと弁解しようとして。しかしだから何だと言われればそれまでの言葉に最後は笑い飛ばし。今のでやっぱダメかなぁと考えを改めようとし、思いつきで“煙草辞めようかな”とひとり言を漏らし。）

>山野先生
…賢明な判断じゃないですか？それ。俺も吸っててよかったぁなんて、思った事ないですし。
（否定までは予想通りの反応で心の中でデスよねと相槌を打つが、その後の後悔を表に出す反応は新鮮で一瞬思考が止まって。その後悔が悪いものではなく、逆にそれで良かったんじゃないかと微笑んで。実際自分が喫煙者で得をしたことなんて無いわけで、自分でも馬鹿らしくなり笑いながら言って。「それに老けるの早いみたいですからね。吸わないに越したことないですよ。」自分の意見を言うだけ言って、あとは相手の励ましプラス場を和ませようと言葉を付け足しにっこりと笑顔を見せて。）

>嘉音ちゃん

おっ、あってた？ 俺の記憶力もまだ捨てたもんじゃないね！ それであんまり見なかったのか
(驚いた様子の相手に得意げな顔をする。その割にはあまり自信は無かったのだけど。ふんふんと納得しつつなんとなく手持ち無沙汰で葉っぱをつつく。乗っていた丸い雫が跳ねてきたので手を引っ込めて。ひそひそと囁く相手に習って内緒話をするように頭を近付けるとその内容に今度は自分が驚かされる。悪事の現場を見られていたらしい。少し頬を赤く染めて)
いやー、見つかってたか。つい食べちゃう


>梁瀬先生

えー、慣れ？ あんまり。幽霊は見たいから見るんだって兄ちゃんが言ってた。ススキがなんとかかんとか……
(にこにこと妙に上機嫌な様子で廊下を進む。どうも状況がすっかり飛んでいる。問いにふむ、と顎に手を当てる。怖いなんて考えてもみなかった。夜じゃないとすぐ見つかっちゃうし。大体は切羽詰まっていて衝動的に行うのであまり他のことに気を遣っている余裕が無いというのが真実なのだが。どうもことわざが思い出せなくて、なんだっけと思いながら宙に視線を送る。最近些細な事を思い出せなくて困る。ふと自分に聞くくらいなら相手はどうなんだと思って質問してみて)
先生は暗いの怖い？

>梁瀬先生
（自分の腕に並べられた腕を見て服越しでもわかる逞しさに異性とこんなに近く体を寄せたことがないため少し頬を染めると並べた腕を引っ込め、目線を下にやり視線を迷わせながら）
せ、先生は鍛えられてますから…私は太っちょの腕だから、なんだか恥ずかしいです。（自分を抱え込むように腕を組み、自分の二の腕に爪を立てるようにギュと握り唇を尖らせ）


>十和くん
ふふ、食べるの、好きなんですか？（先ほどまで飄々としてきた話し振りから突然照れたように言葉を返してきた相手に対していたずらが成功したかのように自分の口元に手を当てくすりと微笑み、そういえば食べている割にはどうにも相手の体型がスラリとしており少し疑問を覚え小首を傾げ問いかけ）…とってもスラッとしてるから、いつもすごい食べるんだなって、意外で。

>>花霞くん
そうなの？‥ああ。でも、夜は見つからなくても朝になったら結局はバレちゃうよねぇ
(どうせバレてしまうんだ、と片手を口許に添えてくすくす控えめに笑っていればお誘いを頂いて。「 うん、食べたい。香耶のお部屋来る？ 」と首を傾げながら微笑み)


>>嘉音ちゃん
‥ああ、
(窓の鍵の事をすっかり忘れており、相手の動作を見て思い出したように上記呟けば鍵と窓を開け。ひんやりと冷たい空気が入り込んで来て少し身動ぎをしつつ、ベッドのシーツを引っ張って来て窓の外の彼女へ頭から無造作に被せ「 外も貴女もすごく寒そう。 」と言い)

(/此方こそ仲良くしてあげて下さいませっ。よろしくお願いします！)


>>春咲先生
研究？うーん‥大人ってタイヘン‥
(首を傾げながらどんな研究だろうと考えてみて。しかし頭の回線が混雑してしまったようで大変の一言で済ませてにこりと笑い。朝食についてこくりと頷くと「 フルーツあれば食べれるかもしれないです‥‥先生は一緒に食べれないの？ 」と首をこてんと傾げ)


>>山野先生
最近ね、そわそわして‥よく眠れないんです。不安を抑えるお薬を追加して下さいっ
(証拠として夜中に追加の眠剤を貰いに行っている記録がある筈。実際の所はODの為に薬は飲まずに溜め込んで、枕の下に隠す日々。忙しなく視線を動かしながら薬を要求して)


>>梁瀬先生
‥‥香耶のストール‥。大事なのにね、破けちゃったから‥
(羽織っているストールは何かに引っ掛かったようで広範囲にかけて解れてしまっていて。そんな事でさえも感情が不安定に揺れてしまう程に心は脆く、悲しげに瞳には涙を溜めて眉は下がり。ぐす、と鼻を啜りつつ事情を説明しては)

うわわっ…えと、ありがとうごぞいます（ぽすんと頭に乗った布団は先ほどまで目の前の少女が使用していたのかほんのり暖かく甘い香りがししかし目の前は布団により真っ暗になりくぐもった声でお礼を言うと頭に乗った布団を胸に抱え窓枠に腕をかけ「とっても早起きなんですね…なんて」照れ臭そうに微笑みながら何か話さなくてはと口を動かし）

（/ >49 は私で香耶ちゃん宛です。他で使用している名前のまま投稿してしまいました…（土下座/おでこ地べたにグリグリ）ごめんなさい…！）

>嘉音ちゃん

好きっていうか……まあ好き、かなぁ？
(嗜好という意味では特に好きというわけではない。どちらかといえば必要に迫られてだろうか。歯切れの悪い回答をして。食べる量と体型が合っていない事を指摘されれば自分の腹あたりに手を当てる。人にとってあまり気持ちのいい話ではないだろう病状。当人が気にしていないせいか気を回して口を噤む事も無く、軽い調子で告白して)
あー、その辺が俺がここにいる理由みたいな？ 吐いてる。普段食べるのは普通ぐらいなんだよね


>香耶ちゃん

そうそう。あんまり悪い事はする物じゃない
(くすくすと笑う相手に同意する。自分の行動の一切合切を棚に上げてやらない方がいいなどと嘯く。分かってはいるのだが。拾い終えたお菓子類を腕の中にバランスよく積んでは立ち上がる。巫山戯た調子で共犯だ、と言えば気に入ったらしく頭の中で反芻する。妙に愉快そうに笑っていて)
お邪魔するよ。……これで共犯だね？

>十和くん

あ、えと、摂食障害…？というのですよね。私と一緒ですね。普通に食べてそんなに細いんですか？私食べなくても痩せなくて…（相手の病状を聞くと自分と似たような症状であることに気づき医師に言われた小難しい単語を思い出し親近感を覚えると共に相手の体型を見て羨ましそうに唇を尖らせる。自分の体型を卑下するその表情はどこか虚ろで瞳は淀んでいて）

>花霞
え、俺？…俺も慣れかな。怖がってたら病院勤めなんて出来ねえしな。
（なんだか随分と楽しそうに歩く相手を心の奥で不思議に思うが、勝手に変わったやつで片付けてしまい表には出さず。相手言い分に豆知識を得たと感心していれば、何やら思い出せない様子の相手に自分も答えを探して。見つかる前に質問されて意識をそちらへ持っていき、自分はどうかと宙を見ながら考えみて。最初は確かに怖かった記憶はあるが、やはり何年も働いていれば慣れてくるもので、可笑しそうに笑って答え。「…まあ、得意でもないけど。」暗いところだけで言えば、昔の事があってかあの孤独感はいつなっても受け入れられず、苦笑いで得意じゃないと補足し。）

>萩野
…俺さあ…痩せてるとか太ってるとかの問題じゃないと思うんだよね。
（腕を見比べた時の反応を見ると最初は初々しいなぁなんて思い密かに和んでいると、自分を卑下するような言葉を口にする相手に少し眉を下げては相手の頭に手を乗せて。慰めるように優しく撫でると、相手からしたら励ましの言葉に聞こえるだろう発言をし。「やっぱり人間が一番気にするべきなのは健康か否かじゃない？」乗せていた手を引っ込めると言葉の続きを紡ぎ始め。恐らく誰も予想出来ないような先程の言葉の真意を至って真面目に伝えれば、相手の方を見て同意を求め。医者らしいといえばそうなのだろうが、この流れで話す内容として普通ではないことは確かで。）

>香耶ちゃん
え？ストール？…ああ、そっかぁ…なるほどね。
（今にも声を上げて泣きそうな相手に一体どうしたんだろうかと真剣に考えていると、またしてもその口から出た言葉は予想外で一瞬訳が分からなくなり。直ぐに言葉の意味を理解すれば緊張も解け、いつも通りの微笑みで相手の頭を撫でて慰め。「確かに酷いなぁ…これ、新しいのを買うって言っても諦められない？」破れたストールを見ては眉を寄せて泣きそうな相手に共感して。もうダメと屋上へ来るくらい傷付いているのなら愚問だろうが、一応代わりじゃダメだろうかと聞いてみて。）

>梁瀬先生

先生は優しいですね…（頭上に置かれた手に一瞬びくりと怯えるように体を揺らすがその手が優しさのこもったものだと気づくと嬉しそうに微笑み、しかし相手のその後の発言を聞くと笑みが消えて真顔になりスッと目から光が消え「元気なだけじゃダメなんです…だめ」と言い口元に親指を持って行きガリッと爪を噛む。白い指先からは薄っすらと血が滲み）

>嘉音

そうそれ！ 君は食べない方のタイプの人か。
男だしひょろくてもね
(摂食障害と聞かなくても触れれば壊れてしまいそうな程華奢な体型になんとなく当たりはつく。お互い大変だなぁなんて共感する。昔調べてみた事がある。摂食障害は体型を気にする人が圧倒的多数なのだとか。羨ましそうにする相手に苦笑して。どこかコミカルで可愛らしい様子から一転して曇った表情に締め付けられる。こういう時に弁が立つ人間だったらなぁと思う。結局出たのはなんだかセクハラじみた発言になってしまって)
俺的には今のかのんちゃんより、もうちょっとぽっちゃりしてるぐらいが好みだけどなぁ
柔らかい女の子ってなんかいいじゃん。抱きついた時とか


>梁瀬先生

慣れちゃうよねー。まあ月明かりでがんばれば見えるし。えー？ やっぱり怖いんじゃん
(いくら暗い暗いといっても流石に床が見えないほどではない。目が慣れてくればぼんやり輪郭が見える程度の幽々たる病院を進む。得意ではないと言う言葉に怖いのだと決めつけては茶々を入れて。話している内に目的地についたらしく慣れた様子で音を立てないようにそーっと扉をあける。順々に元の通りに食料を仕舞っていく。と、低い棚に潜り込んだ時頭をぶつけてしまい小さく悲鳴をあげて)
いったぁ～……

(/あっ、急に呼び捨てに！ ちゃんをつけ忘れました。申し訳ありません(土下座))

＞十和くん

ふふ、御免なさい。あら、どんな蝶々だったの？先生も見てみたいなぁ。
( 和やかな表情は否定の言葉と相反して随分と心地良さげに。何処か遠くを見詰める瞳はその瞬間を思い出しているのか、亜麻色の瞳が僅かに細められた。先程迄目も合わせなかった彼とは打って変わって円滑に喋り出す。どうやら自分への警戒は解けたらしい。安堵に近い息を静かに吐いては彼の言葉に耳を傾け、瞳を閉じて彼の見た情景へと想いを馳せる。蝶々と言われ思い浮かぶは揚羽蝶、違うのか将又そうなのか。分からないが賛同する様に軽く頷いて。 )

＞嘉音ちゃん

先生も貴方達がご飯を食べてる所を見ると、幸せな気持ちになるわ。きっと一緒ね。
( 綺麗に切り揃えられた前髪が風に攫われ、此方へと向けられた紅色の瞳が朝日よりも眩しく見えた。植物へ水を与える行為を擬似的な食事と見做す彼女の様子に唯賛同しただけでは拒食癖が殊更甚だしくなるのみ。然らばその気持ちを上手く利用出来ないかと思案。斯くして上記の言葉を並べてはゆるり首を傾げて。次いで赤くなった頬と彼女の声が感覚を刺激した。様々な場面で受けたお世辞とは違う本音を曝け出した彼女へ瞳を瞬かせては、感謝の言葉を。素直に恥ずかしがる術も無くした大人である自分が僅かに恨めしく感じながらも、演技の為に眉尻を少し落として。 )
面と向かって言われると、恥ずかしいわ。

＞梁瀬先生

有り難う御座います。…ふふ、直ぐに老けちゃう先生は見たくないなぁ。
( 彼の瞳が細まって、端正な顔が美しい笑顔を作り出した。自分の顔も笑顔に変えようとして、はたと気付くは先程まで自分の顔が歪んでいた事。真逆無意識の内に内面を表す不覚を行うとは思っていなかった故に、彼のその優しさが少し擽ったく思えた。それと同時に見られた相手が彼であった事に安堵し、様々な思惑を含めた感謝の意を述べて。少し砕けた感情の侭彼の言葉にへにゃりと頬を崩せば、掌で唇を隠しながら笑って。 )

＞香耶ちゃん

…うーん、そうね。それじゃあ先生が特別にお薬をあげる。 ____ 御出で。
( 妙に不審な動きに瞳を細める。彼女の視線が自分以外の様々な場所へと移る様は一言で言ってしまえば怪しい。不安と言う彼女の言葉は嘘では無いのやも知れないが、何処かしら後ろめたさに近い感情でも有るのだろうか。此の侭言う通りに動いて、下手な責任を負わされては堪った物じゃない。薬を出すのは他の先生の判断に任せておこう。斯くの如く思考を展開しては、考える素振りを見せて。どうにか彼女を落ち着けるべく、暖かい飲み物でも作ろう、と逡巡しては休憩室へと足先を向けて。次いで彼女への合図の様に掌を差し出し。 )

>十和くん
そう、ですね…。どっちかというと少食な方で大体毎日栄養剤みたいな缶ジュースだけかな…？（自分の食事をどのように再現しようかと顎に手を当てて悩むような表情をすると相手に見えるよう両手の親指と人差し指で小さい缶の形を作り「ふ、太ってる子が好きなんですか…？私はこれ以上太ったら動けなくなります…。」相手の発言に対して驚愕の表情を浮かべ先ほどの仄暗い表情が嘘のように目を丸め、体型のことを言われると苦笑いをし指で自分の頬をつまみふにっと伸ばし）

（/大丈夫ですよ！！）



>山野先生
先生にとっては患者さんたちは大事な人なんですね。…頑張って飲むようにします。（相手の発言に対して純粋に感動した表情を浮かべると微笑み、しかし食事のことを言われると少し考え込むような顔をして困ったような笑顔で相手を怒らせないような無難な発言をし、「先生は大人の女の人って雰囲気でとっても素敵です…。私もいつか、そうなれたらなんて思ってしまいます」相手を上から下まで見つめニコリとしながら思いを伝えるがその言葉はどこか諦めを含んでおり）

>山野先生

黒い翅で模様が青っぽい。でも翅の裏側は葉っぱみたいだった。擬態するためかな。
今度見たら写真でも撮ることにする。それで、先生に見せるよ
(尋ねられた事に嬉々として観察結果を報告して。ここに来る前は特に虫が好きだったわけでもないが一つの建物に留まっているのはとにかく暇で。提案をしてみる。最近は触っていないがカメラを持っているのだ。我ながら名案ばかりに頷く。問題があるとすればまた見れるだろうか。越冬する種類ならともかく、そうじゃないならあまり長くはないだろう。取り残されたとしたらなんだか可哀想だと勝手に同情する。先程よりは少し沈んだ声音で呟いて）
また見つけられるといいなぁ……


>嘉音ちゃん

それは確かに少食だ。お腹空きそう……。
(あまり食べていなさそうな外見ではあるがそこまでとは思わなかった。想像より遥かにボリュームの少ない食事に驚く。自分が食べ過ぎなのを置いても足りなさそうだ。思惑は多少成功したようで表情の変化に安堵する。目を丸くする姿に小動物を連想する。このまま話をずらしてしまえと何故か女学生か何かのような話題を持ちかけてみて)
ちょっと丸いぐらいが丁度いいって。まさか、まだまだ大丈夫だよ
かのんちゃんはどんな人がタイプ？

(/ありがとうございます……！以後気をつけます;)

＞嘉音ちゃん

勿論よ、貴方達が大切じゃなかったら先生なんてしてないもの。
( 尊敬の念を含んだ視線が此方をちくりと刺して、其れが微かにむず痒く感じる。実の所患者に対しての感情は主に欠落しており、彼等の為より己の為と言った方が正解に近い。唇からさらりと嘘を流しては彼女の困った様に下げられた眉を見て、へにゃりと笑って見せ。上下に緩慢に動いた彼女の視線、次いだ言葉にどう言えば良いものかと視線を逸らし、直様戻して。 )
誰だって磨けば綺麗になるわ。貴方も。


＞十和くん

あら、本当？其れじゃあ取れた時には印刷して飾っておきましょう。
( 思い描いていた蝶とは如何やら大分違うらしい。然し其処自体は大方自分にとって如何でもよく、彼にとっても同じ様だ。彼がカメラを持っている事を把握していなかった事実に少し驚けど、カメラがある事で何か出来るとも思わない。此処で追求して彼が再び心を閉ざしてしまっても困る為、彼の提案を受け入れる様に頷いて。特に何を考えた訳でも無く、次いで出した提案は悪くは無いだろうと自負して。不意に彼が呟いた言葉、先程より沈んだその音色に彼の心の中で如何なる葛藤が起こったのか、計り知れはせず。何か言おうかと開いた唇からは何も出てこない。唯々何も言えずに唇を閉ざし、彼の頬にかかる髪を払う様梳いて。 )

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