柊 2014-06-16 01:29:42 |
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>柊
(雨や風にあたりながら思い浮かぶのは柊のこと。誰かと自然を慈しみ感動を共にして想いを通わせるなんて思っても見なかった。柊の見せる表情や仕草どれもが美しく愛おしい。
それは蛍の灯火や雷雨に対する好奇心など比にならぬほど己の心を高揚させる……
(ふと雨足が弱くなったとき柊のくしゃみが聞こえた気がして其方を振り向くと何とも眠たげな姿が目に入り小さく微笑む。そして其方へ歩み寄っていけばシラタマが目を閉じているのを確認してから濡れた手で白く柔らかな両頬を包み込みそっと唇に口付けて
柊…疲れたな。…もう帰ろうか。きっと月が綺麗に見える。……負ぶさるか?
(下から覗き込むようにして微かに微笑むとまだ湿っている白い髪を撫でながら開いた扉の向こうに見える雲間に隠れた月に目配せして。それからびしょぬれの為やや躊躇いはあったが相手も同じようなものだからと背を向けるとおんぶに誘ってみて
>物乃芽
―――…もう、よいの、ですか?
物乃芽さんがあまりにも楽しそうなお顔をしていたので、…――私、私。
とても嬉しくて嬉しくて。ずっと見ていたいと、そう思っていたのです。
(ふと触れた唇にゆっくりと目を開くと、そこには優しい顔で微笑む愛しい物乃芽の姿が見える。少し寝惚けているのかもしれない、彼の質問には答えず、あの時の情景を思い出してはやはり柊も優しそうに微笑む。それから自然と、けれどまるでそれが当たり前というようにゆっくりと背を向けた物乃芽に手を伸ばしては、ぽんぽんと、胸を叩きながら彼のことを抱きしめて)
物乃芽さん、私は刻が愛おしくてなりません。
貴方と過ごすこの日々が、聞こえる雨音や風音も踏みしめる地も、命を知るこの世界が愛おしくてなりません。ですから、ですから―――…、
(上記をゆっくりと述べつつ、最後の方にはまるで力尽きたように小声で呟いて聞くことができない。そのままコテンと首を物乃芽の背に預けてしまうと、挟まっていたシラタマがどこか苦しそうに鳴いては、ぷはぁ!というように間からそろそろと抜け出して来て)
(/とってもお時間頂いてしまいました!!私情によりこんなにも遅くなってしまい申し訳ないですヽ(´Д`;)ノ
>柊
…そんなに楽しそうだったか?…それをずっと見られているのは少々恥ずかしいな
俺も…あんたと居る時間が好きだ。…あんたのことが………愛おしい
(背中に感じる相手のぬくもりと重みが心地よく耳元でゆっくりと奏でられる相手の声色が己の全てを癒していくようで。囁く声が寝息に変わったとき小さく微笑んでは“愛おしい”と静かに呟く。そしてひょっこり顔を出したシラタマが首に巻き付いてくれば小さく吹いて「今日は災難だな、シラタマ。……ずっとこの時が続けばいいな」そうシラタマに話しかけたとき、そのまん丸の瞳が細められていつもより低い声でミーと鳴く。普通の猫であるなら言葉が分かるのに、やはりシラタマの言うことは分からずに
柊、起きろ。着いたぞ。…はやく風呂に入って身体温めるぞ。
(戸口に相手を座らせ壁に寄り掛からせ、シラタマの身体を手拭いで拭いてやりながら話しかけるが起きる様子がなく。寝顔も綺麗…なんて思いながら早く起こさねば本当に風邪を引いてしまうと、とりあえず己からぴっとりと身体に張り付いた着物の袖だけ脱ぐと玄関口で絞って水気を切って。それから袖はそのままに相手に近付いて「柊…好きだ」と悪戯に耳元に息を吹きかけ囁く。続けざまに「風呂入ろう」と勿論一緒に、と言う意味を込めて。
(/いえいえいえ!とんでもないです。お暇な時にまぁ回してやるかぐらいでいいので(^-^)b
返して頂けるだけで光栄です!物乃芽の悪戯度増していくと思いますが宜しくお願いします^^;
>物乃芽
(前半すっ飛ばしちゃいました(´ω`))
――――ん、
(体が揺れる感覚と、聞こえてくる水の滴る音。しかしそれら全てが、今の柊にはリズムの良い子守唄にしか聞こえなかった。意識はうっすらとあるが、けれど瞳を開けれるほどの気力も無い。もうこのまま床につき寝てしまいとたいと、そう思いながら。意識をゆっくり手放そうとしたとき)
(耳元に吹きかけられた息と、それから言葉と。それにゆっくりと意識を浮上させると、瞬間風呂に入ろうという物乃芽の言葉。微笑みながら小さく頷いて。しかし大事なのは、柊自身一緒に入ることを前提で頷いたというわけではなく、別々に入るうえでの頷きだったということ。寝てしまいたいという思いと、しかし雨でベタつく体を洗い流さなければいけないという思いと。風呂場で寝てしまったらどうしようと、そんなことも思いつつ)
(/悪戯度が増すですと(゚∀゚)!w柊さん頑張りますwwではではここらでドロンッ(-∧-)
>柊
……寝惚けてるのか?…あとで文句言うなよ
(微笑み頷く相手は明らかに微睡みの中にいて恐らく己の言葉の意味を理解していない。己の知っている柊なら赤面して戸惑うはず。しかしまあ本人が承諾したのだから良いかと「いいよな?シラタマ」と身体ブルブルと振るわせて残った水滴を払うシラタマに話しかけて。
(暫く頷いた相手を見ていたが何か考えているのか動きそうにない。このまま放って置いたら再び眠りに落ちそうな相手の頬をつんつんと突いた後、軽々とその身体を抱き上げると風呂場までつれていき、なんでもないように相手の帯を少しだけ緩め次ぎに片袖を器用に脱がすともう片方も脱がそうと手を伸ばして
>物乃芽
――――ふ、…ん、……もの、のめさ、
(頬を突かれる感覚と抱き上げられる感覚を覚えつつ、しかし身体はまだ目が覚めていないようで。だらんと物乃芽に身を寄せていると、次いで感じるのは帯が緩められていく感覚だった。それから片袖が脱がされると、柊の意識は次第にハッキリしてきて。そこで目にしたのはもう片方に手を伸ばす物乃芽の姿。一体何がどうしてこうなったのか、それが先ほど自分が頷いたことの為などと、寝惚けていた柊は知る由もなく。相手の名を呼ぼうとしたところで、それも驚きにより意識的に途切れてしまう)
――――っひゃ、
(それからまるで女のような声を思わずあげると、そのまま座り込んで背を丸くしてしまう。驚いてしまったからといって、乙女過ぎやしないかと。柊自身思いながらも突然のことで焦ったのは事実だった)
>柊
……っ、い、いきなり声出すなよ。驚くだろ
(突如いつもより幾分高い声を上げて背を丸めてしまう相手に此方も驚いてしまい焦りの色が浮かんで。次ぎに襲う感情は怖がらせてしまっただろうか、悪戯が過ぎただろうかという不安で。と、そこへ柊の悲鳴を聞きつけて駆け付けてきたシラタマが二人の間に割って入り此方に全身の毛を逆立てて威嚇してきて。其れはまるで「柊になにをした!」と相手を庇う戦士のようで。「…俺は何も--」と言いかけたところシラタマに飛びかかられ肩辺りを思いっきり引っ掻かれる。それからシラタマは素知らぬ顔で柊に近寄ると「大丈夫か?」と言うように身体をすり寄せていて
俺が悪者みたいじゃないか……、柊の了解はちゃんと得たぞ。な?
(溜息混じりに言うが若干己に落ち度があるのは自覚しているため強くは言えず。それでも相手が頷いたことには変わりないと控えめに相手に近付いていけばその顔を覗き込んで
っ、み、見ないでくださっ、
(例え愛しい相手であっても、いや、逆に愛しい相手だからこそだろうか。恥ずかしい姿を見せてしまったと。今まで散々はだけた姿を見せてきたくせに、自身が了承しているのとしていないのでは感覚が全然違うようだ。覗き込むように見てきた物乃芽から直ぐに目線を逸らすと、そのまま急いでシラタマを抱き抱え、シラタマの背に隠れるようにして顔を伏せてしまう)
―――わ、私はつい一人で入るものだと。
まさか物乃芽さんもご一緒だとは思わなかったのです。
こんなにもみすぼらしい姿を見せるなど、私は恥ずかしくてどうにかなりそうですっ、
(それから上記を述べつつ、思案するのは己の姿だった。今まで綺麗だと、そう言われてきた白い肌も髪も。しかし脱いでみればそれがよく目立つ、彼は白過ぎるのだ。其れがどうにも柊にとっては綺麗とは思えなかった、あまりにも白過ぎて気味が悪いと思うほどに。物乃芽と共に入り己を見せることへの恥ずかしさはもちろんある。しかしそれ以上に、姿を見せてどう思われるのだろうかと。柊はそれが気になって仕方が無かった)
(シラタマの背に隠れる柊だがもちろん全く隠れておらずその姿はうぶで可愛らしいと思ってしまい茶化すわけでもなく微かにだが柔らかく微笑んで。しかし続く言葉を聞いた途端その表情は一変して
……柊、あんたは阿呆なのか
(みすぼらしいなどと。微笑みを消し少しむっとした表情になればシラタマをゆっくりとした動作で除けて床に下ろす。そして相手の片頬に手を添え顎にその手を通わせればくいと上向かせ唇を奪いそのまま首筋に顔を埋めて「…次ぎにその口で自分を悪く言ってみろ。…許しはしないからな」低い声で静かに呟けば優しく優しく柊を抱き締めて背中を撫でてやり愛していると耳元で至極穏やかな声色で奏でて。
…よし、もう入るぞ。ゆっくりしすぎては本当に身体に障る
(そう言うやいなや相手の返答を待たずその華奢な身体を抱き上げると互いに中途半端に着物を脱いだまま浴室に入っては湯を掛け流し、これなら多少は気にならないだろうと
>物乃芽
―――っ、
(「阿呆なのか」と、その言葉と彼の表情に思わず首を傾げ小さく「え、」と呟くが、しかしそのまま上向きにされた顔と奪われた唇。それから小さく「許しはしない」という静かで低い声色に声を詰まらせるも、その言葉から恐怖は感じられずに。ただ柊を思っての言葉だと、柊自身も理解している。それはその後抱き寄せられた身体と、それから優しい手つきで背中を撫でる彼の手の温度からもよく分かる。耳元で呟かれた愛の言葉に頬を染めるも、「私もです」とそれに応えるように抱きしめ返して)
っわ、―――っ、これでは着物が、
(それから急に抱き上げられた身体と、向かうは柊の返答を待たずとしてズンズン進んでいく浴場。着物を着たままの入浴に困ったように上記を述べるも、しかしそれでは着物を着ないで入るという選択しか残されていないことに思わず口を閉じて。着物が肌に張り付く感覚はどうもなれず、やはりあまり気持ちの良いものではなかった)
―――後ろ、を。
お互い背中向きで入りませんか、後ろを向いて。
どうも着物を着たままでは、これでは物乃芽さんのお体も休めるものも休めません。
ですので、
(そう言いながら返答を待たずとして柊は先に浴槽に足をつけると、サッと物乃芽に背を向けるようにして身体をすっぽり湯につけて。それから残っていた片袖からゆっくりと腕を外すと、少しばかり楽になったと息を吐いて)
>柊
休まる休まないの問題じゃないんだが……
ただあんたと一緒に入ってみたかった
まあ、そこまで言うなら……
(始めは交互に入っていては後に入るどちらかが風邪を引いてしまうと思ったため一緒に入ろうと提案したが途中からはただ相手と入りたいと思っていて。別に何がしたいなどは何もなく少しでも一緒に居たいと思って。
(相手に続いて湯船に足を通すと相手の言うように背中合わせにはいり軽く柊の背にもたれて。濡れた白い髪が首筋に触れてくすぐったく感じるがそれが心地よい。今日もいろんなことがあったと思いながらちゃぷんと音立てて水面を手で弾いて
こうしていると…自分が四季ということを忘れそうになる
春や冬など関係なく始めから…この世に生を受けたのではないかと…
四季が生を受けたという言い方は少しずれている気もするが…
(背中をもたせかけながら唐突にぽつりぽつりと話し始め、再びぴしゃんと水面を指で弾いて。そして水面の波紋を見たまま手だけ後ろに持っていき相手の手を握ろうとして
>物乃芽
(物乃芽が湯に足をつける音、肩までつかる音。それら全てに反応してしまって、背中合わせで相手が寄りかかってきたときの柊は正直湯の熱さと恥ずかしさでどうにかなりそうだった。背から伝わる心音に、自身のドキドキと煩い心音が聞こえてしまわないかと、そんなことを考えてしまって。しかしそれも数分と経てば最初よりかは幾分マシになる、ちゃぷんとした音を耳で聴きながら、柊もだんだんと身体の力が抜けて物乃芽に寄りかかるようにして休める)
(それから物乃芽の言葉を静かに受け止めると、なんだかあまりにも物乃芽の姿が切なく思えてしまって。相手の手を握ろうと手を伸ばすと、瞬間触れたそれに思わず身体をビクつかせて。しかし直ぐにそれを絡め取るように握り返すと、相手の指の間に滑り込むように自身の指を置いて)
―――…私たちは、そうですね。どちらかと言われれば生を与える方ですから。
きっとこのようにして生きることに慣れていないのです。ですから、神様がきっと私たちに機会を与えてくださったのです。このようにして生きることの素晴らしさを教えようと、そう思っているのかもしれません。互いの四季の良さを知るようにと、現に私は貴方に焦がれていたのです。願いが叶ったと――…ふふ、神様に感謝しなくてはいけませんね。
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