( fairy tale )〆 

 ( fairy tale )〆 

匿名さん  2022-08-21 15:03:38 
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 お相手様決定済み。

 

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  • No.149 by ミシェル  2024-01-08 06:25:52 




……杖を使うと、魔力が扱いやすくなるような気がします。
(魔術によらず、学問を修める者が上流階級や知識階級に偏るのは珍しい話ではない。明かされた所有者の身分にはさしたる意外さも覚えず、それよりも魔鏡捜索の手掛かりは昼頃まで待つ他無いという情報の方に注目すれば、彼の言う己の所用にも幾らか前向きになって。用途は一方向への移動のみなのかと最前まで転移扉のあった路地裏の煤けた壁を指す頭頂に不意の重みが加わり、時間差で望んだ評価が下されては、小走りで見慣れたローブを追い掛け、褒められたがりの優等生宜しく魔石に干渉した際の気付きと言外に感謝の意を述べる。しかし建物の陰から表通りに合流するとあまりの人出と健全な賑わいに圧倒され、態々声を張り上げて伝えるべき事柄も思い当たらない為それきり黙りこくって、心なし普段より狭い間隔で傍を付いて回り。故郷と森の中以外の土を踏んだ経験の無い自身にとっては如何なる街も馴染みの無い街だが、主人にとってはそうではないのか迷わず目的地へと進む足取りに従えば、辿り着いたのは使い古しの寄付物品や支給品に頼る孤児にはとりわけ馴染みの無い衣料品店で。面持ちに仄かな緊張を帯びつつ外套の砂埃を払ったなら、歩みこそ止める事なく入店するも、その姿は前を行く背の真後ろにすっかり隠れてしまっているだろうか)



  • No.150 by リヴィオ  2024-01-12 22:38:49 




……専用の補助具だからな。座標の位置補正や具現化の精度、術式の展開効率も含め魔術行使が格段に容易になる。……それは簡易品だが、暫くは重用しろよ。
(少しだけテンポの早い足音が心なしか弾むように聞こえ、利発な少年の声音を背後から連れてくる。態々振り返りこそしないものの、何やらそんな相手の様はかつての――承認欲求と知識欲に満ち満ちて師の後ろを何かと随伴していた自身の少年期と重なるようで。魔術研究の妨げに他ならない期間限定の師弟関係とはいえ、物を教授する側に立つのもそう悪くはないのかもしれないという以前なら信じ難い想念は、頑なな己の喉を通せば無機質な杖の概説に変容し吐き出されるのみだろうか。さて、大方衣料品という代物は一度商業通りへと足を踏み入れれば嫌でも出会す程度には市場規模の大きな商品だという大雑把な指針に任せた道筋はそう誤ってはいなかったようで、表通りへ身を晒してから直にそれらしき小洒落た店前へと辿り着き。扉の上部へ飾られたアンティークな呼び鈴による軽やかな入店音を背景に近場の女性店員が歓待の挨拶と共に寄ってくるも、端的に首を横に振って自身の影に隠れていた小柄な姿を顎と視線で示せば、何やら大きく瞠目し俄に輝きを増し始める傍らの瞳に気が付く事もなく、身体ごと相手へ向き直り衣服の嗜好を尋ねて)
いや、俺じゃなく……こいつの服が幾らか欲しい。おい、ミシェル。……何か要望は。


 

  • No.151 by ミシェル  2024-01-15 22:53:27 




……リヴィオ様が不快に思われないものなら、何でも。
(主人が前を退くと、黒いローブの影から奇術のように現れた子供に驚いてか目を丸くする女性店員と、展示されている凝った装飾の衣類が視界に入る。やたらにリボンやフリルのあしらわれたシャツや、胸元まで垂れる大きな襟、煌びやかなジャケット、異国風の服飾等、見たこともない品々が並ぶ店内を惚けたように眺めていれば、不意に名を呼ばれてやや上方へと顔を向け。生まれてこの方身形にはとんと関心が無く、着丈違いだろうが多少珍妙だろうが構わず与えられた物を身に付ける生活であった為、今回もきっとそうなのだろうと疑わずにいては、続く問い掛けに大袈裟な程双眸を見開いて。此処には我先にと横から手を伸ばす子供達も適当な衣服を見繕ってくれる養母達も居らず、ただ二揃いの眼が己の返事を待つばかり。もう一度改めて小洒落た空間を見回してみるも果たして何を基準に選別して良いやら分からず、身体を主人と向かい合わせては結局常と変わりない応答を。そこで横に控えた店員が待ってましたとばかりに試着を勧めたなら、早くも他人事の面持ちで成り行きを見守って)



  • No.152 by リヴィオ  2024-01-17 21:52:20 




……お前な。頭の天辺から爪先までフリル塗れにして帰らせてやろうか? ……折角ここまで連れて来たんだ、もっとこう、好きな色だとか形状だとか……。
(一度大きく見開かれた双眸がぐるりと店内を一回りした後、徐に開閉した口唇から零される回答は最早聞き慣れたような自由意志のないそれで。全くもって想定通りの答えが眼前から発せられれば腰に隻手を当て、明確な不満を眉間に刻み苦言を呈するも、自身とて魔術以外の興味関心はほぼ最底辺を這うが故に建設的な具体例を提示出来ずにいた折。妙なタイミングの良さで挟まる店員からの提案へ少しの間の後に同意を示し、幾らか最低限の注文を付けた後に彼の身を相手へ預け、自身は数歩引いた位置で待機することにして。先刻の店構えや展示される品揃えをざっと目視のみで検分した限りでは貴族御用達の高級店でも粗悪な量産店でもないように思料され、そこへプロによる選定が加われば十分悪目立ちしない程度に質の良い品が手に入るだろう。少し遠目から窺っても店員の手に用意された品は胸元のリボンをアクセントにした紳士的なダブルボタンの膝丈コートや少年らしく爽やかなセーラーカラーにハーフパンツ、はたまた腰のレースアップとレースタイがよく映えるクラシカルなロングベストなどなど、素人目に見ても上等と知れる代物で。ただ、いつの間にやら相手の服を見繕う女性店員の姿が時間帯的に空いている事も手伝ってか三名に増え、如何なる品と組み合わせがこの最高の素体を最大限に引き立て得るかと、手付かずの原石を磨く栄誉に浴するべく和やかな歓談を装う水面下で密かに女性陣の熾烈な争いが繰り広げられているとは夢にも思わずに)
試着か……、そうだな。普段使いだ、値は問わない。着心地が良く、ある程度丈夫で動きやすい物を。


 

  • No.153 by ミシェル  2024-01-24 20:05:04 




フリルは……、知らないうちに汚しそうなので……。
(代わり映えしない無味乾燥の答に、これもまた代わり映えしない不服げな声音が返れば、彼も同じものに目を引かれたのだろうかと一際主張の激しいその衣服をちらと見遣り。主人がそれを愉快と感じて薦めるのであればフリル塗れも吝かではないが、受動的な姿勢が更に相手の眉を曇らすのは明明白白。ならばと嗜好とも呼べぬ己の無頓着さを覚束無く告白するものの、商品にも冗談にもケチをつけただけのように思われては、慣れぬ試みは軽率にすべきでないという自戒の念と共に口を閉ざして。そうして黙す間にどうやら両者間では話が纏まったらしく、女性店員に案内されるままカーテンに囲われた円柱形の試着室へと入ったなら、その後は着せ替え人形同然に手渡される一式の脱ぎ着を続けることとなり。一着目は首元に細身のリボンが結ばれたフリルスタンドカラーシャツに八分丈パンツ、その上に閉じ合わせたダブルボタンの膝丈コート。二着目はサスペンダー付きのハーフパンツにセーラーカラーのジャケット。三着目はサテン生地の柔らかなシャツにレースタイ、腰元でレースアップされたロングベスト。見るからに上質な品々はどれもこれも自身には似つかわしくなく映るけれど、紐を引いて覆いを開く度に店員達が「お似合いですよ」と微笑みを湛えるから、森奥の共同生活で唯一気にするべき人目の方へと軽く両手を広げて見せて)
……どうですか?



  • No.154 by リヴィオ  2024-01-27 14:48:22 




……最低条件はクリアしている以上、俺の方に文句はない。
(試着スペースから次々と装いを変え現れる少年は、その度に身に纏う印象を一変させつつもその優れた容色を遺憾無く発揮し、非の打ち所のない立派な青少年といった様相で。思わず当初のボロ雑巾さながらの痩せぎすな出で立ちを脳裏に描き、健康状態を整え似合いの衣装を誂えるだけでこうも変貌するものかと心中で密かに驚嘆混じりの呟きを。女性店員らも感嘆の吐息と共に互いの健闘を視線のみで讃え合い、その並々ならぬ熱量をようよう自身も肌で感じ取り始めた三着目。覆い隠された布から新たな少年の姿が顕になると、軽く沸き立つような賛辞の声が上がる中、渦中の相手から急に自身へ意見を求められては組んでいた腕を解き、相当の熱意と技量での選定と理解した割には淡白な応答を。人の精神とは外部の環境から影響を受けるものであり、よもや元奴隷とは結び付きもしない清廉な衣に身を包んでいれば多少なり良好な内面の変化があるやもなどと、そんな今日の行動の裏底へ敷いた思惑に過大な期待を寄せてはいなかったが。暫く共に暮らす事が確定した最初の滑り出しとして、せめてもう少し己の要望程度容易く表出出来るよう癖付けておきたい所。しかし、内面の成熟と関係性の構築度合いにも基づくが故に一朝一夕にはいく訳もなく、今現在どうにも身なりへの関心自体に欠けるのなら引く他ないか、と最後にじとりとした眼差しのもと半ばやっつけ気味に諦念を孕む問いを投げ掛けて。その一方で、さすが接客のプロ、もし相手がなおも控えめな唇をさして割らないようであれば、こちらの口下手と裏の意図を汲み取ってか「もし宜しければ、店内をもう少し見回ってからお決めになられては如何ですか? お気に召すものが見付かるかもしれませんし」とにこやかに助け舟が差し入れられるだろうか)
――で、お前の希望は本当に少しもないのか。ないなら、まぁ……その三着と、適当にもう数着程度見繕ってもらうか……。


 

  • No.155 by ミシェル  2024-02-02 22:05:13 




…………はい。
(これまでは自我を晒さない事で大人達に褒められたものだが、彼に限ってはそれが却って不興を買うらしい。品評と言うよりは取捨の色濃い、自分の事くらい自分で決めろとでも言いたげな素っ気無い返答に残念がる素振りも見せずこくりと頷き、ならば店員推薦の衣服に決めようと此処での用事の完結を予感した折。面白く無さげに細められた双眸と共に堂々巡りの問いが寄越されては、多少言いづらそうにこそすれ、不思議な人だなとその意図をひとつも理解せぬまま正直に応じ。それから姿見の中に居る質の良い服に包まれる己を異世界でも覗くかのように眺めると、強いて言うなら、とやや上方へ顔を向ける。このカーテンが外套になれば、きっと高い服を汚さずに済むだろう。――しかし勿論引き千切って身体に巻くわけにもいかず、店員の勧めに従い品物を見回るらしい主人の後を、右へ左へと緩慢に首を振りつつ大人しく着いて行く。もう三日分も揃えたのにまだ買い物を続けるのかという小さな衝撃は、やがて自身が希望を出すまで店を出ないつもりなのではという迷妄にまで膨らみ。だからと言うわけでも無いが目に付いた品を気紛れに手に取って行くと、漂着するように辿り着いたのは装飾品や簡単な武具防具の並ぶ一角。翡翠石の嵌ったループタイやら吊り下げ式の短杖ホルダーやらに他より長く視線を留めては、ふと面を上げた先の足元まであるドレープの効いたローブに思わず「カーテン……」と小さく洩らし)



  • No.156 by リヴィオ  2024-02-07 22:27:02 




カーテン……? あぁ、ローブの事か。……それが良いのか?
(店員の提案に承諾を返し、店内を彼女の説明と共に巡る傍ら、諾々と追随する少年の横顔をちらりと盗み見て。不本意な共同生活が幕を開けてから早数ヶ月が経とう今となっても、相手の嗜好はおろか碌に内心すら読み取れず、つくづく奇妙な少年だという印象に変わり映えはしない。しかしながら、一応形ばかり彷徨う指先とある一角において他より優位して留まる視線を鑑みるに、当然だが多少なり彼にも好悪らしきものは存在するようで。自身も足を止め新たな商品棚へ視線を転じると、幾つかの装飾品類を経て移った先の一見突拍子もないように感じられる呟きへ怪訝に首を傾げ。ゆったりとしたシルエットを描く優美な布地をよくよく観察すれば発言の意図自体は汲み取れるも、その選定基準には全く理解が及ばぬ一方、極端に乏しい表情と口数の少なさに比して思慮深い彼の性質への理解はあり。早速他の客の来店音により元の一名に戻った店員へ、相手が目を留めたタイや短杖ホルダー、加えて先のローブと試着した品を購入する意思を告げると、卒のない礼と共に該当の品の包装と代金の計算へ向かう彼女の後ろ姿を見送り。暫し生まれた二人だけの時間に、一先ず購入品は定まったものの自身の意向を確り主張したとするにはあまりに控えめであり、そもそも真に欲する物を示したのかすら少々胡乱な相手へ再び視線を落とすと、常の渋面を形作ったまま諭すように口を開いて。最後にようやく相手の装いを評する台詞を紡げば、ふいと視線を逸らした先の店員から品の準備が整った報せを受け、何事も無いようなら速やかに会計まで済ませられるだろうか)
……遍く夢も欲望も、ただ内に秘めるだけでは何も得られない。一生その手を無手のまま終わらせたくないなら、少しは欲心を見せる事だな。……まぁ、お前はそうして身なりだけでも飾れば上等以上に見えなくもないんだ。社交術として己を飾る術の一つや二つ、覚えておいて損は無いだろ。


 

  • No.157 by ミシェル  2024-02-14 05:03:42 




……そんなこと、僕に赦されるんだろうか。
(自身の呟きと同様の語が近くで繰り返されると、はっと我に返って声の方へと顔を向け。まさか考え無しの忍び音を拾われているとは思わず、不可解げな面持ちからの問い掛けに「ぁ」だとか「ぅ」だとか蚊の鳴くような声で意味を成さない呻きを発していれば、否定が無いため肯定と取ったのか手にしていた品物も合わせ精算の運びとなって。今まで生活必需品は与えられた物を支給物として享受してきたが、自ら選択するとなると途端にその色合いが薄れ、彼との距離を測り損ねてしまう。鮮やかな手捌きで購入品を纏めている店員の姿を眺める振りをして盗み見るように主人を窺うと、不意に金の瞳が此方に動いて睫毛の先が微かに揺れ。視線を交わらせたまま暫くは神妙に説法へと耳を傾けるも、ついでのように見目に関しての思わぬ評価が下されては分かりやすく喫驚を露わにして。鏡の中に見た己は確かに風体のみに限ればその身を飾る服飾のおかげで育ち良くも映ったが、中身は全くと言って良い程伴わぬ字義通り〝何も無い〟子供だ。両の掌を胸の前に出し、今し方授けられた台詞を反芻しながら目を落とす。夜市で家族を見捨てた自身が何かに手を伸ばす事などあって良いのか、と誰にともなく問うた迷える声を聞いたのは、左の中指に嵌めた暗色の指輪だけだろうか。肌身離さず着けているそれに幾許かの安らぎを覚え、すぐさま主人の背を追えば、社交術を学ぶ手始めとして精力的に自らの衣服を選定してくれた女性店員にその基準を聞き取り。気軽な尋ねのつもりだったそれに予想外の熱量と時間を掛けた答が返ったなら、短杖ホルダーとローブを身に付けて店を出るなり放心気味にぽつりと零して)
……濁流のようでした……。



  • No.158 by リヴィオ  2024-02-19 21:38:52 




! バッ……、……。――今のは見え見えの懸河だったぞ。
(あ、と明々白々な激流の中へ特段の気負いなく飛び込まんとする小さな背に手を伸ばすも時既に遅く、瞬く間に相手は怒涛の熱量の渦に頭から飲み込まれて。どうにも店員らの応対から違和を見出せなかったのか、相手の容色における実際を飾り気なく口にしたに過ぎない先の言葉への喫驚振りといい、よほど自らの世俗的価値に自覚がないらしい。溜め息と共に行き場を失った手を緩慢に下ろしつつ、如何な魔術を用いたとて到底御し得まい熱弁の奔流に翻弄される少年の様を背後にて静観して。そうして購入品の纏められた布袋を手に涼やかな退店音を鳴らしてから少し、不意にぽつりと惚けたように落とされた隣の声音へ呆れを孕む一瞥を向けてから、此方の歩みに従い流れゆく種々の店構えを横目に話題転換を。折り良く脇を通り掛けた大型の家具屋を切っ掛けに、少し前方を遠見した先へ一般的な書籍や画材屋までをも認めては、相手の長期滞在が決定した翌日には自室と共にベッドや机などある程度の家具こそ与えてあるものの、あくまでも必要最低限に留まるそれらに空いた手を思案するように顎へ軽く添えて歩調を緩め)
……まだ時間はある。不足している品があれば今の内に言っておけ。そうだな、家具はどうなんだ。一先ず適当にお前の自室へ揃えてやったが、何か入り用の物があるなら別段俺も惜しみはしない。……後は、趣味関連なら画材や本辺りか……?


 

  • No.159 by ミシェル  2024-02-26 02:49:01 




(服屋とはこういう場所なのかと、初めての経験にいつか魔術師の入浴作法に対し抱いた謬見と似た誤解を連れて店を出るも、それは即座に否定され。どうやら狭い箱の中で生きてきた己には学ぶべきことが山程あるらしい、と無知の知を獲得する間に歩み出す背に追い付けば、会話と視線の向き先へと首を回す。見覚えのある意匠にそれが自室へ設えられた家具であると勘付くまで時間は掛からず、同時に魔力開花の翌日に与えられた室内の光景が目に浮かぶと、その中を動く自身の姿までも克明に蘇るようで。過ぎ行く家具屋店内の鏡台やサイドテーブルは日々最低限の活動しか行わず、またそれに不自由を覚えない居候には必要の無い代物。唯一の障害だった整理や清掃の際に高い棚に手の届かない問題もいつの間にか出現した踏み台によって解消され、森奥での暮らしは連れられた当初の危惧に反し快適に保たれていて。画材は減りこそしたものの未だ尽きる気配が感じられず、書籍は子供向けのものは読破したが、大量で難解な主人の蔵書を手に取り始めてからは本に困ることなど想像もつかない状況。正直に答えつつ、強いて言うなら調理器具だろうかと全くの無意識で顎に手を添える折、遠くに見えていた画材屋が目前へと迫っては、店頭に並ぶイーゼル等の器具や希少な顔料に未知への好奇心から足を止めて)
……いえ、どれも不足はないです。むしろ人並み以上の生活を――



  • No.160 by リヴィオ  2024-03-03 20:45:09 




……へぇ、やっぱりこういう系統に興味があるのか。まぁ、魔術の修練には多少の息抜きも必要だろ。望みがあるのなら、その自前の口で率直に乞う事だな。
(華やかな都会の街並みと行き交う賑やかな人通りの合間を抜うように、流れ行く種々雑多な品々を視線のみで丁寧に撫でてゆく。考えてみれば、これまで公私共に殆ど魔術一辺倒であった己がそれ以外の事柄についてこうも真剣に頭を悩ませ、煩わしい人混みの中に身を投じてまで他者と呑気に買い物などと、相手との奇妙な共同生活が始まるまで到底考え得なかった話。共に暮らしていると生活リズムだけでなく所作までも似通ってくるのか、期せずして同一のポージングを取りつつ至極難解な品定めに注力していれば、不意に傍らの視線が一点に留まる気配と止んだ足音に自ずとその眼差しの先を追いかけて。そこは画材屋の一角であり、以前相手に与えた物よりも本格的な品々が整然と並ぶと共に、中には土や鉱物由来の一般的な代物に留まらず、希少な妖精竜の鱗粉までをも原料とする鮮やかな色合いの顔料が一種のグラデーションを描くようにずらりと小瓶へ収まっており。希少かつ質の良い物も並ぶ分多少値が張る可能性もあるが、元より魔鏡の持ち主探しを始めた時点で交渉用に錬金術や自作魔道具の売却等で資金作りはある程度済ませている。とはいえ、いつまでもただ黙する相手の意図を闇雲に汲み続ける訳にもいくまいと、少し行き過ぎた靴先の向きを背後へと戻し、再び画材屋を前にして少年の隣に並んだなら、やたら高圧的な物言いで続きの言を不器用に促そうと。それでも頑として口を真一文字に封するようであれば無言で自らの両の腕を組み、鬼気すら放つような上方からの鋭利な眼差しにて静かに圧をかけ始める事だろう)


  • No.161 by ミシェル  2024-03-09 21:21:17 




……す、少し覗いていっても良いですか?
(少し前までは不思議で堪らなかった強圧的な言動も、今なら命令を忌避するがこその窮余の一策だと分かる。数歩先んじた靴音が喧騒に紛れるように止み、その中からまた己の隣まで歩み寄るのを聞き取れば、思い切りかねて視線を画材屋と彼との間で往復させ。奥の薄暗いカウンターに座す気位の高そうな店主は鳥籠の中に小さな獅子の如き魔物を携え、手癖の悪い子供が盗みを働きはしないかと目を光らせている。一方で、痺れを切らしたのかいよいよ迫力を醸しだす金眼は、貫かんばかりの眼差しで此方が口を開くのをじっと待っていて。所有者の権利を行使しないにしたって相手を操る術なら他にやりようがありそうなものだが、自身が名前のないこの関係性を奴隷と主人に押し留めようとするのと同様に、彼にも理屈を凌ぐ何かがあるのだろうか。しかし確かにその声なき指示に後押しされて漸く唇を動かすと、伺い自体は控えめながらも向ける双眸は本心を偽らず真っ直ぐで。それに許諾が下りたなら、〝虹孔雀の羽根〟や〝クラーケンの墨〟等の魔物から採取したもの、希少な〝青珊瑚〟や夜道を照らす道草として知られる〝ランタン草〟を原料とするもの、各時間帯の光の粒子を魔法で物体として小瓶に収めた〝日光〟〝月光〟なんてものまである品揃え豊富な顔料達を興味のままに覗き込み。その内の一つ、黄金の林檎と称される形象と猛毒を持つ魔物である〝禁忌の果実〟のラベルが貼られた小瓶を手の中に抱えては、運命の巡り合いでもしたかのように大きく瞠目し。あの瞳を描くとすればこれしかないと確信する程の繊細な輝きに暫し釘付けになった後、徐に後方を振り返ると、興奮気味に主人の方へと手中のそれを見せに行って)
――リヴィオ様、これ……。



  • No.162 by リヴィオ  2024-03-16 09:19:39 




……まぁ、及第点だな。まだ時間に余裕はある、好きに選べばいい。
(自身と奥の店主を惑う青緑の瞳が行き来して、慎重に慎重を期した末ようやく零された言の葉に先刻まで上方から掛けていた圧を一時失念し。控えめながら正面に重なる瞳の奥にも、魂の欠落した繕いの人形ではない確たる相手の意志を感じ取れ――ふ、と甘く金色の蜂蜜が蕩けるように自然に細められた双眸と、ごく僅かな傾斜ながら柔く綻ぶ口許。刹那に優しげな微笑を安堵と共に象ったかんばせは、次の瞬きの間には幻想が如く一転した常の渋面にて素っ気ない返答を告げ、腕組みを解いて元の商品へと視線を転じており。己の了承を得て即座に彩り豊かな小瓶へ吸い寄せられる子供らしい背を盗み見ながら、内心では密かにやれやれと苦悩を孕む吐息を。出会った当初はまともな意思疎通すら難儀していたというのに、それに加え子の自主性の育み方や適切な対話術などと、最早どこぞの父兄めいた懊悩をも交えればいよいよ自身の手には余るというもので。此方の胸中など知る由もないだろう当の本人はといえば、程なくして内なる高揚に色めき立つような素振りのもと身を反転し、美しい黄金の色彩を閉じ込めた小瓶を自身に差し出して。特に目新しい魔術式が施されている訳でもない画材類に己が関心を引く要素はないとはいえ、万事恬淡とした少年からそうも欲念を引き出したとあっては流石に容器内の煌めきを注視せざるを得ず。〝禁忌の果実〟、その魅了の魔力を孕む金色の輝きと芳香により獲物を誘引するという効能は他へと姿を変えてもなお健在ながら、特段他より遥かに優越しそれを選出する意図を依然として掴みかねては、少々不思議げに片眉を寄せて差し出された品を受け取り。手慰みのように数度手中で角度を変えながら同色の眼を軽く眇めるように検分すると、店主へ購入の声掛けを試みる前につい純粋な疑義を立て)
……これがそんなにも気に入ったのか?


 

  • No.163 by ミシェル  2024-03-23 07:51:38 




(/いつもお世話になっております。ミシェルの背後です。お返事につきまして、もう暫く掛かりそうでして一日期限を伸ばしていただくことは可能でしょうか……?間近になってのご連絡となり申し訳ございません……!)



  • No.164 by ミシェル  2024-03-23 15:09:53 




(彼を描いたのはこれまでに一度きり、それも顔の見えぬ後ろ影で。折に触れて瞳に映した赤と黒のコントラストを切り取る一葉は、他と同様画材を乾かしがてら本棚へと収められ、今この時も裏表紙の如き堂々たる背を極小の訪問者達へ見せていることだろう。しかし写実でなく心象風景を描き起こす手法が災いしてか、情景の中でローブが翻ると途端に表情だけが夢の記憶のように曖昧模糊として、生活に於いても意識に於いても中心に在るその人の肖像は未だ一向に描けぬまま。それでも変わらず気概は内奥に持ち続け、渡った先の手中で金砂のような顔料が音もなく平らな表面を崩し、此方の心算など知る由もない怜悧な双眸が瓶の奥に現れれば、精察する様子にじっと視線を注ぎ両者を比べ合わせ。静かに動く金眼を蜜や琥珀に喩えたくなるのは、とろりと液体のように動く微細な粒子のせいか、それとも採取元である魔物の甘い芳香のせいか。やがて尚も合点のいっていない訝しげな面持ちが小瓶から自身に向けられ、問いには率直に答えつつも、珍しい決定に対する追究に何か懸念でもあるのだろうかと言葉尻と眼差しを徐々に弱らせた折。果ては心なしか眉尻まで困らせたなら、一部始終を傍観していた店主が失笑するように奥の暗がりから微かな息遣いを洩らして)
はい、描きたいものにこの色が必要……で……?


(/大変お待たせいたしました……!お返事を頂戴する前ではありましたが、期限に関しましてご寛恕いただけるようであれば上記とこちらはお蹴りください。信用に欠けると判断された場合はお手数ですがその旨をお伝えくだされば幸いです……!)



  • No.165 by リヴィオ  2024-03-30 08:08:35 




……いや、別に問題がある訳じゃ……、――少し待っていろ。先に会計を済ませてくる、他にも目ぼしい物があるなら見繕っておけばいい。
(単純に疑問した点について問いを投げたまでの事、しかし対する面貌は次第に表情を弱らせ、眼差しに不安を湛え此方を見上げる様はもはや捨てられかけの仔犬のようで。依然として疑問の解消には程遠い回答の後にはたと相手の変容に気が付くと、否を告げるべく手元の瓶から視線を持ち上げた折。意識外にある方角から自身の鼓膜を微かに震わせたごく密やかな笑声へ、少々気分を害されては訝しげに眉を潜めた顔貌を鋭くそちらへと。奥懐にあるカウンター越しの席へ着座する初老の店主はしらと澄まし顔で画材の整備に努めており、感情の色に欠ける横顔からは正確な意図までは掴めないものの、些か長く店頭を占領する自分達への文句か、はたまた妙に迂遠な問答への嘲りだろうか。店主の内心がどのような物であるにせよ、既に購入物は決まった事だと黒衣のローブを翻すと、残る少年へ命を下してから小瓶のみを片手に店奥へと歩を進め。品の良い口髭を湛えた相手は近付く足音へ鷹揚と視線を持ち上げる以外に特段の反応は見せず、此方が少々つっけんどんに購入の希望を端的に提示してもなお最低限の了承を返すのみであり、傍らにある使い魔らしき獅子も仕事のない今は子猫のように丸まり大人しく瞼を下ろして。顔料ついでにキャンバス等の本格的な画材を適当に幾らか注文するも、例の転移用の扉は植物がその花弁を閉じるように夕刻頃にならなければ現れず、手荷物に加えるにしては流石に嵩張るだろうそれらについては帰りがけに寄って持ち帰る事になるだろうか。淡々と仕事に徹する相手が最後に小箱へ収めた先の顔料を自身に差し出すと同時、貫禄のある風貌にしては意外に柔らかな光を深い目尻の皺の奥に湛えて二言。「……要らぬ世話かとは存じますが。――きっと良い絵を描かれるでしょうな」何かを見透かしたような眼差しが自身の金眼と小箱、最後に外の少年を収めて発されたそれはあまりにも要領を得ず、世辞にしてもやけに含みのある不明瞭な言葉に一瞬毒気を抜かれては、もはや困惑を極めた応答を凡に返す他あるまい。さて、時は暫し前に遡り。自身が店の奥へと消えた直後、相手の近くには大きな移動販売用のリヤカーがガラゴロと現れており。広々とした台の上には如何にも古典的ながらボタンを押下する事で自動的に卵を割る機械や、鍋底に設置された魔石により微弱な水流を生み出しパスタを茹でる縦長鍋、ゲテモノ料理の筆頭たるスライム捌き専用包丁など、極めて用途の限定された品々が派手なエプロンを装着した青年により大袈裟かつ巧みな話術を用い次々と披露されていき。自身が小声で不可解をぼやきつつ店を出たのは丁度その実演販売パフォーマンスの佳境たるタイミングと相成って)
? ……はぁ。――何なんだ、あの店主は……。


(/お蹴り下さいとの事でしたが、所用によりこちらの返信が間に合わず、申し訳ありませんでしたとだけ伝えさせてください……! お忙しい中、ご丁寧に連絡を入れていただきましてありがとうございました。また、そろそろ頃合いかな……? とリヤカーを向かわせてしまっておりますが、もし何か画材屋で入れたい描写などございましたら、リヤカーの来るタイミングは後に回していただいても構いません。それでは以降もよろしくお願いいたします!※蹴り可)


 

  • No.166 by ミシェル  2024-04-05 14:38:54 




(清閑な二人暮らしに身を慣らした弊害か他者の存在など全く気に掛けておらず、思わぬ第三の声の闖入によって行き違いの問答は不意に幕引きを迎えることとなり。取り残されてぽかんと突っ立ったまま影の濃い方へと溶けてゆく背姿をローブの輪郭が暈けるまで見送ると、言い付け通りに他の棚にも足を伸ばして陳列された品々を順に眼差しで撫でてゆく。素人目にも拘りの窺える本格的な画材は関心を引けど、突然耳に飛び込んだ威勢の良い呼び込みに振り返れば羽が生えたかの如く足取りはふよふよとそちらの方へ。停まった行商用のリヤカー周辺には疎らに見物客が集まり、その輪の中央では風采といい弁舌といいやけに存在感のある青年が彼曰く〝とっておきの逸品〟を台の上に取り出して実演披露している最中で。紹介される商品はどれもパフォーマンスありきのエンターテイメント性に重きを置いた珍品だが、奇抜な発想と示される実用例の爽快さに販売員の話術も相俟って、後方から遠巻きに見ていたはずの双眸は今や独壇場を囲う円環の一部。続いて球形の野菜や果物を容易に六等分出来るという抜き型のような器具を掲げた青年は客の顔を見回し、興味津々に次の展開を待つ己と視線が交わるなり元から持ち上がっていた口角を更に持ち上げ。「坊ちゃん、やってみるかい?」一気に注目を集めたのと呆気に取られながらも頷いたのはほぼ同時で、促されるまま相手と並ぶ位置まで進み出ては渡された金属製の〝六等分カッター〟の外円部分をハンドルさながらに掴む。そこから六本の線が中心に向かって伸びた先の内円を芯の部分にあてがって実演用に準備されたトマトへ押し込むや、赤い蕾が花開くように均等な櫛形がはらりと転がり。控えめな歓声に遅れて幾つか拍手も聞こえ、これで賞賛を受けるのなら主人の魔術は一体どれだけの大喝采を巻き起こすだろうかと脳内で想像を繰り広げつつ傍の商売人を気持ち晴れやかな面差しで仰ぐと、商機と見たのか熱の入った語勢で購入意思を問われるもそれには気色も変えずはっきりと首を振って。物心ついた頃から最低限の生活を送ってきた孤児に面白いだけのアイデアグッズを買うつもりなど初めから無く、無邪気に最も性質の悪い客となっては観衆の奥に会計を終えた彼の姿を認め、時の進みを思い出したかのようにはっと短く息を吸い込む。潔い冷やかしに引き攣った頬を無視してその近くまで駆けたなら、先程までの喜色は何処へやら真面目くさった顔で待たせたことを詫び)
――すみません、珍しい調理器具があって……。


(/いえいえ、とんでもないです! 細やかなお心遣い痛み入ります……。実演販売のくだりはさらっと終わらせてしまいましたが、もしリヴィオ様も一枚噛みたい等ございましたら適当なところで描写を切って無かったことにしていただいて構いません。以降もよろしくお願いいたします……!※蹴り可)



  • No.167 by リヴィオ  2024-04-11 18:31:40 




お前……何処の小悪魔《インプ》なんだ、一体。……、良かったのか? 随分楽しげだったが。
(退店直後の身を晒す陽の光に目を細めた直後、先刻よりも幾らか熱気を増した周囲の気配に自然と視線はそちらへと寄せられて。急な密度の増加を怪訝する眼差しはその輪の狭間から覗く、正に人だかりの中心部にて実演販売形式のパフォーマンスに加わる相手の姿を映すや否や驚きに見開かれる事だろうか。慌てて輪の後方からやや身を乗り出すように注視すれば何やら台の上に居並ぶ品々はさした価値も感じ得ない下らない代物、さりとて卓越した青年の演説と華麗な手技は聴衆の購買意欲を巧妙に煽るらしく、鮮やかな真赤の実が見事な切れ味をその身で立証しては歓声と拍手を呼んで。……欲心を唆る物があれば見繕っておくようにという汎用性の高い指示を今更ながら後悔すれど、心做しか朗らかな相手の様子を見ているとにべもなく突っ撥ねるのも一抹の躊躇が生まれ、如何に上手く指導すべきか、いっそあの巫山戯た装いの青年を密やかに魔術で昏倒させ……などと困り果てた末に些か物騒な思考が過ぎった頃。常の淡白さで当の青年の誘いを退け、人の輪を縫って自身の元へ謝辞と共に舞い戻る少年の姿へ、内心で盛大な肩透かしを喰らいながら構いかけた杖を下ろし、無自覚に此方を翻弄する様に少しばかり複雑な面持ちと軽い悪態を吐いて。一時場を白けさせながらも立て直しも早く次の商品へ移るパフォーマンスを遠目に一瞥し、平生の不機嫌を湛える唇からつい零れたのは先刻の心情に反しまるで詰まらない我儘を乞うようにも取れる問い掛け。はたして心の奥底では相手に年相応の子供らしい振る舞いを求めているとでも言うのか、答えが出ぬままに軽く頭を左右に振ると顔料の収まった小箱を相手へ押し付けた後にローブを翻し、情報屋との待ち合わせへと向かおうとして)
……まぁ、いい。――そろそろ約束の刻限だ。他に用もないなら行くぞ。


(/こちらこそ、いつもながら丁寧なご配慮をありがとうございます……!何も無ければこの後情報屋との待ち合わせ予定ですが、改めて考えてみるとミシェル様と如何にも教育に悪い怪しげな人物をそう進んで会わせないな……と思い至りましたので、情報屋の待ち合わせ手前辺りで一時別れる流れに今の所なりそうです。もし情報屋との絡みやイベントをご希望であれば嬉んで対応いたしますので、お気軽にお申し出くださいませ……!※蹴り可)


 

  • No.168 by ミシェル  2024-04-18 12:28:24 




……? 八等分で特に困らないので。
(自身の挙動が相手の関心事に含まれているとは露程も思わず、人垣を抜けるなり険のない謗りを受けては魅了《チャーム》でも用いて実演の役目と拍手をさらったように誤解されているのだろうかと愚考し。しかし殆ど何にも抗わぬまま生きてきた無気力な子供にとって悪童の如く扱われる体験は自らと上手く結び付かず、まるでよく聞き取れなかったとでも言わんばかりの当事者意識に欠けた面持ちでぱち、ぱち、と大きく双眸を瞬かせて。その折、頭上を過ぎて背後へと投げ掛けられる視線を辿って首を回らせば、予期せぬ借問に改めて彼へと向き直り、意図を掴みかねて的を射ない上に商品の存在意義から疑義を呈する身も蓋もない応答を。何やら心の決まらぬような態度にもしや主人もあれが気になるのかと更なる勘違いを塗り重ね、不慣れながらに「……リヴィオ様も、見――」と誘いを掛けようとするも、それを僅かに先んじたのは最前の発言を取り消す自己完結の句。ぞんざいに渡された小箱を両手に受け取り、薄く開いて隙間から中の黄金色を覗き見たのも束の間、次なる予定の時刻が差し迫っていることを知ると途端に背筋を正して意識も表情もすっかり切り替え、主たる目的の達成へと動きだす足取りの斜め後ろに続き)


(/以後の展開、把握いたしました!情報屋との絡みも今の所思い付きませんので、待ち合わせ場所のそばで別れた後は、以前お伝えした通りに失くしものに気付いて探しに出る流れで迷い子イベントへ移らせていただければと思います。またショッピングの方は一区切りということで、ミシェルを大変甘やかしていただきありがとうございました……!リヴィオ様との街歩きが叶い、背後共々賑やかな空気と仄々とした日常を堪能させていただきました。※蹴り可)



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