桜舞う道を二人で〆

[トウカイテイオー]

えー！？1週間も遊べないなんてボクだったら耐えられないよ！何とかならないのトレーナー？
(1週間ずっとボランティアなんて自分だったら耐えられないなと驚き、これではチヨノオーが可哀想だから何とかして欲しいとトレーナーに頼み込んで)

[永春慧]

いや、生徒会が決めたことだから俺が言ってもなんにも変わらないかな……その代わりチヨちゃん、俺も放課後のボランティア手伝うよ
(できることなら自分が直談判しに行きたいところだが、ルドルフ会長はきっと認めてくれないだろうと諦めてしまうも、今回のことは自分にも責任があるためチヨちゃんを手伝うと宣言して)

【サクラチヨノオー】

え？本当にいいんですか？トレーナーさん忙しいんじゃ…
(相手の申し出に顔を上げて一瞬嬉しそうな表情を浮かべたが、すぐにトレーナーはトレーナーで仕事もあって大変なんだからと思い直し、無理に自分に付き合ってくれなくてもと上目で見やりつつ、一緒に作業できる嬉しさと申し訳なさの板挟みになって内心葛藤をしていて)

【スマートファルコン】

トレーナーさんがそういってるんだから甘えちゃえばいいと思うな、ファル子もお手伝いするよ、町内会でのファンを増やすチャンスだし、楽しそうだもん
(表向きは遠慮しつつも、本心ではトレーナーの申し出を嬉しく思っているのが丸わかりなチヨちゃんにトレーナーがその気なんだからその意志を尊重して手伝ってもらえばいいと助け舟をだして、必要なら自分も手伝いをすると楽しげに口にして)

[トウカイテイオー]

……しょ、しょうがないなぁ…ボクだけ参加しないのもアレだし、それにチームメイトが困ってるなら助けないとだしね！ボクも手伝うよ！
(ファルコンが参加すると聞けば、自分だけ参加しないのは何となく嫌だしチームメイトを助けるのは当たり前なので本音を言えば放課後の時間が無くなるのは嫌だがそれよりもチヨノオーの力になりたいので自分も手伝うと前言撤回して)

[永春慧]

よかったなチヨちゃん、仲間に恵まれて。そうと決まれば今日から早速4人でボランティア活動しよっか
(ファル子とテイオーの言葉に嬉しくなれば、自分の担当が仲間に恵まれたことを本当に良かったと思い、言い切ればチヨちゃんの性格から断ることはできないだろうと判断して、4人でボランティアをすることを勝手に決定して)

【サクラチヨノオー】

皆さん、ありがとうございます…！えへへ…チームって温かいですね
(しばらくはトレーナー含め他のメンバーともトレーニング外の時間を共有出来なくなってしまうことに少しだけ寂しさを感じていたのだが、なんだかんだでメンバー全員でボランティアを行うことになり一緒に居られることになれば、嬉しそうに表情を綻ばせ、まだ出来て間もないチームだが仲間がいる事の素晴らしさを噛み締めていて)

【スマートファルコン】

面白くなりそうだね！それで、ボランティアっていうとやっぱりゴミ拾いとかそういう仕事になるのかな？
(チームが出来上がって初めて何か一つのことに取り組むというのは実質的にこれが初めてということもあって、ワクワクしている様子でボランティアといってもどんなことをするのだろうと考えを巡らせていて)

[永春慧]

あとはイベントの手伝いとか福祉の仕事なんじゃないかな。とりあえずどれをやるにしても学生にとってはいい経験だからね
(自分が学生の時にやったり他の人から聞いたことを思い出しながら話して、今思い返せば結構楽しかったなと懐かしい気持ちになり)

[トウカイテイオー]

へぇ、やっぱりトレーナーも学生時代にやったりしてたんだ。なんだかボクも楽しみになってきたな～
(トレーナーの話を聞いて、ボランティアといっても色々と種類があるんだなと知って、意外と日常では体験できないことができるのでは無いかと思いなんやかんや自分も楽しみになってきて)

【サクラチヨノオー】

そういえば町内会のお祭りがあって忙しい時期だから人手が欲しいと言ってたので、その関係もあるかもしれないです！やるからにはちゃんとお役に立ちたいですよね
(トレーナーのイベントの話しで思い出したように口を開けば、罰とはいえイヤイヤやるのではなく、むしろ少しでも役に立ちたいという気持ちの方が大きくなれば胸元で両拳を握ってやる気を漲らせて)

【スマートファルコン】

お祭りかあ、ファル子もライブの準備しておこうかなー…あっ、勿論お手伝いはちゃんとするからね☆
(お祭りという実に楽しげなイベントがあると知って、お手伝いという本筋から外れてゲリラライブへと思考が切り替わってしまいそうになってしまったが、てへっと舌を小さく出してすぐにそう取り繕って)

[永春慧]

本来の目的はチヨちゃんの手伝いだからね。楽しむのもいいけどちゃんと関係者の人に迷惑をかけないようにしてね
(学生として楽しむのは全然構わないが、本来の目的はチヨちゃんのボランティアの手伝いだから周りの人に迷惑をかけないようにとファル子とテイオーに念を押しておき)

[トウカイテイオー]

そ、そんなの分かってるよ！でもお祭りは楽しむのが1番でしょ？ねぇチヨノオー！
(少しギクッとするも、お祭りなんだから楽しまなきゃ損と真面目なトレーナーに抗議して、1番トレーナーと仲が良いチヨノオーからも何か言ってもらおうとチヨノオーに向けて同意を求め)

【サクラチヨノオー】

えっ、は、はい！ですが、その…私は今回に限っては手放しに楽しめる立場にはないので…
(テイオーの言うことにも一理あり、意見を真っ向から否定することもできないが、一応自分は罰でボランティアをするよう言われた身であり、トレーナーの言う通り本筋から外れる訳にもいかないためそれに素直に賛同する訳にもいかず少しばかりおろおろしながら結果的にどっちつかずな回答になってしまって)

【スマートファルコン】

うーん、そっかー、じゃあしょうがないよね。それじゃあ、お手伝いが終わったらトレーナーさんとテイオーさんとファル子でお祭り楽しんじゃお
(チヨちゃんがお祭りを楽しみたい気持ちを無理に抑え込んで言いつけを守ろうとしているのを見れば、自分たちはやることをやったらチヨちゃん抜きでお祭りを楽しもうなんて敢えて口にしてみて)

[トウカイテイオー]

…そっかー、確かに無理強いはしたくないしね。ねぇトレーナー！ボク金魚すくいとか射的で勝負したいなー！
(何となくここはファル子に合わせた方がいいと察して、トレーナーの前で目を輝かせながら早速お祭りでしたいことを楽しそうに語り)

[永春慧]

いや、チヨちゃん抜きでそれは可哀想……だけど、落ち込んでる時に無理して楽しませるのも良くないのかな…
(さすがにそれはチヨちゃんが可哀想だから抗議しようとしたも、無理やり楽しませるのもそれはそれで良くないことなのかなと考えて、3人で遊ぶことに進んでいきそうになってしまい)

【サクラチヨノオー】

あっ…わ、私も…その、うぅ…
(トレーナーまでもそのつもりになっているようで、本当に自分以外の三人でお祭りを楽しむのだろうかと考えて、そんなのは嫌だという気持ちが膨れ上がれば葛藤がより一層強まっていくが、それでもやはり立場上自分も一緒にお祭りを楽しみたいとはどうしても言い出せず耳をペタンと寝かせて悲しげに小さく呻いて)

【スマートファルコン】

チヨちゃん、確かにお仕事も大事だけど、それでもちゃんと頑張ったらご褒美も大事だと思うな、それにきっと町内会の人もチヨちゃんが一生懸命頑張ったらお祭り楽しんでいってねってきっと言ってくれるよ。ね、トレーナーさん？
(チヨちゃんの反応からして心が揺れ動いているのは目に見えてわかって、後もう一押しだと考えては町内会の人たちはいい人たちだし、ちゃんと頑張ってる姿を見せればチヨちゃんにもお祭りを楽しんで欲しいと言ってくれる筈だと言い、トレーナーにも同意を求めるようにして一人では踏ん切りのつかない様子のチヨちゃんの背中を押して)

[トウカイテイオー]

そうだよチヨちゃん、きっとトレーナーもチヨちゃんとお祭り楽しみたいって思ってるしさ！ね、トレーナー
(ファル子に続いて自分も、我慢せずにお祭りを楽しんだらいいとトレーナーもそう思っていると話せば、にっこりと微笑んでトレーナーの方にファル子と一緒に同意を求めて)

[永春慧]

そうだね、我慢するのは良くないしみんなチヨちゃんの頑張りを見れば楽しんで欲しいって思ってくれるよ。それに俺はチヨちゃんとお祭り楽しみたいな
(2人の意見を聞き、優しい声で我慢なんてせずにお祭りを楽しんだらいいと言えば、自分もチヨちゃんと一緒に楽しみたいと本心を話して、改めてチヨちゃんがどうしたいか聞いてみ)

【サクラチヨノオー】

私もです…！トレーナーさんとファルコンさんとテイオーさん、皆さんとお祭り楽しみたいですっ…、その為にもちゃんとお手伝いしないとですね！
(皆が一様に同じ意見で、トレーナーの一緒に楽しみたいという言葉が最後の一押しになればようやく本音を口にすることが出来て、お祭りへ参加する方向へ向けば先程までの元気のない様子から一気にボランティア活動を頑張ろうという方向に気持ちがシフトして前向きにそう口にして)

【スマートファルコン】

チヨちゃんは真面目だよね、でも、ひとまずはこれで一件落着かな☆…えっと、それじゃあ時間まではトレーニングかな？
(元気を取り戻しても相変わらず真面目な口ぶりのチヨちゃんに世話が焼けるなとばかりに肩を竦めながら、テイオーへとナイスアシストとウインクを飛ばし、ボランティアはトレーニングが終わった後の放課後にという話であるため、とりあえず時間まではトレーニングだろうかとトレーナーへと一応確認の意味も込めて小首傾げて尋ねて)

[トウカイテイオー]

チームにとって初めてのトレーニングだね！何するのかな～？
(お祭りも楽しみだが、トレーナーが付いてのトレーニングは初めてなのでワクワクした気持ちを抑えきれずにはしゃいで早速トレーニングメニューを知りたいとトレーナーに聞いて)

[永春慧]

とりあえず今日は初めてだからウッドチップで並走レースでもしようかな。ファル子とテイオーがどれくらいの実力か知りたいし
(ボランティアのこともあるので軽くしておこうかなと判断し、ある程度データはあるがテイオーとファル子の実力を知っておきたかったので負荷が少ないウッドチップコースで3人でレースすることを伝えて)

【サクラチヨノオー】

早速レースするんですね…お二人の胸を借りるつもりで頑張ります…！
(レース形式でのトレーニングを行うと聞けば、他の二人はこれまでトレーナーがついていなかったとはいえ、才能に溢れる実力者というのは理解しており、あくまでもトレーニングの一環とはいえそれなりに気を引き締めてかからなければと意気込んで)

【スマートファルコン】

チヨちゃん燃えてるなあ…テイオーさんも強そうだしファル子も気が抜けないかも…
(元より勝負事には熱心なイメージのテイオーは当然として、意外にも好戦的な様子のチヨちゃんを見れば、やはり自分もやるからにはいい結果を出して一番目立ちたいという気持ちが湧いて出て静かに闘志を燃やして)

[トウカイテイオー

ふふんっ、やっとワガハイの実力が出せるね！早く行こう！
(自分に自信があるからか、レースと聞けばやる気に満ち溢れた表情をして、3人に早くグラウンドへ行こうとはしゃぎながら言って)

[永春慧]
そんな慌てないでって………よし、それじゃあ3人ともしっかりアップ取ってね。距離は……とりあえず1000直で様子見るか
(そのままウッドチップコースに来れば3人に準備運動を指示して、テイオーとファル子の距離適性がイマイチピンと来ないから実力と速さがはっきりわかるまっすぐ1000メートルで様子を見ると内容を説明し)

(/勝敗どうします？)

【サクラチヨノオー】

はい！準備運動は入念に…ニンジン作りは丁寧な土作りから。ですね！
(レースの前の準備運動をしっかりと、というトレーナーの指示に忠実に頷けば、どんなことも下準備が大事という意味の相変わらず伝わりにくい格言を口にしながら身体を動かして)

【スマートファルコン】

ニンジン…？土作り…？うーん…それとレースに何の関係が…って、危ない危ない、チヨちゃん意外に揺さぶりをかけるの上手いね、危うくファル子も乗せられちゃうところだったよ
(こちらはこちらでチヨちゃんの格言について深読みをしてしまって自爆しそうになってしまい、クレバーなところがあるなんて勘違いしたままこちらも準備運動をして)

(/とりあえずファル子についてはダート方面に才能見出すまでは二人より少し能力低めに見積もっていいのかなと思うので、ここはこれまでトレーナーがついてのトレーニングはしてないものの天性の才能を見せつけたテイオーが僅差でチヨちゃんに勝つ感じでいきましょう。先にダービー挑戦するのはチヨちゃんになると思うので仕上がりも先になることを考えると、ここで才能と実力の差を痛感したチヨちゃんにとって成長の糧になる感じのレースになればいいかなと)

[トウカイテイオー]

もしかして以外にもチヨちゃん策士！？やっぱり名門トレーナーのウマ娘だけあって心理戦も仕掛けてくるんだね…
(ファル子と同じく、チヨちゃんの格言を深読みしてやはり名門のトレーナーはレース前に他のウマ娘に揺さぶりをかけることを教えるのかとチヨちゃんのことをじっと見つめて)

[永春慧]

いや、レースは正々堂々とさせたいからそんなこと教えないよ。それにチヨちゃんは真面目だから相手に揺さぶりかけるなんて考えないから
(テイオーの考えにツッコミして、2人に自分はレースや走ることしか教えないと話せば、チヨちゃんの真面目さを信じてるからチヨちゃんはそんな事しないと見事に言いきって)

(/なるほど、その流れいいですね。是非お願いします)

【サクラチヨノオー】

えっ？揺さぶりって、えっと…一体何の話しですか？
(まさか自分の格言が不必要な誤解を招いているとは思いもせず、本気で自分の目の前で展開するやり取りについて理解出来ない様子で不思議そうな表情浮かべながらキョトンと首を傾げて)

【スマートファルコン】

あー…うん、そうだよね。チヨちゃんはそういうの明らかに向いてないっていうか苦手そうだし……なんでもないから気にしないで。それじゃあ、トレーナーさんスタートの合図お願い
(チヨちゃんのリアクションを見るに演技をしていたり嘘をついているようには見えず、どうやらトレーナーの言う通りのようだと納得すれば、今の発言については気にしないようにチヨちゃんへと伝えては、各々アップが済んだのを確認してからトレーナーにいつでも準備オッケーだと向き直って合図を送って)

[永春慧]

分かった、それじゃ用意……スタート！
(3人がアップを終えたのを確認すれば、コース脇から3人にスタートの合図をして)

[トウカイテイオー]

よぉし、いっくよーっ！！
(スタートの合図が出れば、勢いよく走り出して軽やかな足取りでいかにも天才的な余裕を見せながら3人の中で先頭に立って走り続けて)

【スマートファルコン】

っ…！やあああ！
(スタートと同時に先頭を切って走り出したテイオーの走りに驚愕しつつも、すぐにそれに横並びするように追いついたかと思うと、更に加速して前に出るがそれがペース配分的には少しばかり強引な仕掛けであることは誰の目から見ても否めず)

【サクラチヨノオー】

………！
(前方で熾烈な争いを繰り広げる二人のやや後方で控え、前に出るタイミングを窺うが、やはりこのレースの主導権を握っているのはテイオーであるように見えて、現時点でも追い抜くどころかその走りについていくのがやっとといった様子で追走して)