桜舞う道を二人で〆

えっ、もう終わり？……気持ちよかったからなんだか名残惜しいな…もっとして欲しい
(終わりと言われれば子供のような悲しそうな顔をして、もっとして欲しいとチヨちゃんに甘えてるからからこれまた子供のようにわがまま言って)

わかりました、それではもうちょっとだけ…えへへ、トレーナーさんがそんな風にわがままを言うなんて珍しいですね、毎日お疲れ様です
(更に続きを要求されると快く頷き、再度耳たぶを指圧したりと丁寧な手つきでマッサージを再開しつつ、自分よりも年上で大人なイメージのあった相手がわがままのようなことを言ったのを意外に感じながらも、それを必要以上に茶化したりはせず日々の頑張りや疲れもあって甘えたい事もあるのだろうと考えては労いの言葉を優しく投げかけて)

あはは…なんでだろ、チヨちゃんには甘えちゃうな。あの、このまま頭撫でて欲しいな…
(さすがに大の大人が学生に甘えるのは絵面からしても恥ずかしいので苦笑いしながらも、チヨちゃんに甘えるのをやめられずにこのまま頭を撫でて欲しいと頼み込んで)

ふふ、いいんですよ…私で良ければ沢山甘えてください。トレーナーさんの甘えん坊なところ、他の人には言いませんから、二人だけの秘密ですね
(戸惑いよりも甘えてくる相手への想いがより強まれば、穏やかな表情浮かべつつ言われるまま髪を撫で、いつもは頼りになる普段のイメージとかけ離れた相手の一面は他の誰にも知られることなく二人きりで共有したいと、そんな風に考えれば悪戯っぽくクスッと笑って人差し指を口元に当てて)

ありがとうチヨちゃん…なんだかお姉ちゃんみたいだね。いつもは妹みたいなのに…それじゃそろそろ耳かきお願いしてもいいかな？
(頭撫でられれば気持ちよさそうに笑顔浮かべて、この前ファル子も言った通りにチヨちゃんはなんだか妹みたいに感じるのに今は頼れる優しい姉のような感覚がして安心感を得れば、そろそろ本題の耳かきをして欲しいとお願いし)

妹みたい、ですか……えっと、それではまずは右耳から失礼しますね！…と言っても、この前綺麗にしたばかりですしそこまで溜まっていませんね
(薄々わかってはいたが、やはり相手にとっては自分はまだまだ一人の女性ではなく庇護対象なんだなとわかると少しばかり複雑な気持ちになるが、すぐに気を取り直し相手に横を向かせると耳かきを始め、つい最近耳かきをしたばかりのため綺麗だったが手抜きはせずに丁寧に手を動かしていき)

この前したばかりだもんね、すぐに耳垢貯まればいいのに…なんて汚いよね。
(相手の気持ち分からず、自分は呑気に耳かきを楽しみ、この前したばかりで耳がそんなに汚れてないこと知ればもっと早く溜まって欲しいとなんだか子供っぽいこと言っては穏やかな表情浮かべてリラックスし)

あはは…それは流石にどうなんでしょう…でも、掃除のしがいはありますよね！それではトレーナーさん、フワフワいきますね？
(極端にも思える相手の発想に流石に苦笑を浮かべてしまうが、なんだかんだやり甲斐があっていいなんてポジティブに捉えて口にすれば、少しして合図を送ってから梵天で耳をチョンチョンと刺激して)

んっ…ふわふわの梵天気持ちいね……さすが俺のウマ娘だよ…なんてね
(梵天を耳に入れられれば少し声を出して気持ちよさそうにして、何から何まで癒してくれるチヨちゃんは本当に最高だなと少し調子に乗って夢心地の気分のようで)

えへへ、ありがとうございます…！それでは、次は反対側を…っと、ふふっ…
(自分なりの気遣いが相手に喜んでもらえているという自覚が持てて嬉しく思えれば、はにかんだように笑いながらお礼を口にして、反対側の耳掃除をしようと向きを変えさせたかと思えばちょっとしたいたずら心が芽生えて尻尾の先で耳を軽くくすぐってみて)

んしょ…って、うわぁ！？……チ、チヨちゃん！？びっくりしてショック死したらどうするの？
(寝転がり片耳を見せて耳かきされるのを待っていれば、急にくすぐったい感触がして思わず飛び起きれば、ものすごくびっくりしてショック死するかと思ったと全く怒ってはいないが抗議の目を向けて)

わわっ…！ご、ごめんなさい、トレーナーさんと仲良くなれた気がしてつい悪戯心が…でもよく考えたらトレーナーさんに向かって失礼でしたよね、すみません…
(相手が思った以上に驚いたようなリアクションをとればこちらも驚いてしまい、今までよりも心理的な距離感が縮まったことによって気が緩み、悪戯のつもりだったと口にするが、仲良くなったようであっても目上の相手に向かって友達感覚で悪戯はするべきではなかったかもしれないと申し訳なさそうに恐縮しつつ謝罪して)

あ、いや…俺も驚いちゃったから大きな声で驚かせてごめんね……俺もチヨちゃんとさ、距離感が縮まった感じがして嬉しいよ。こういうのもなんだけど2人っきりの時は対等に接して欲しいって思い始めてるし…
(怖がらせてしまったことに本当に申し訳なさそうにして謝罪して、自分もチヨちゃんと同じで距離感が縮まったことが嬉しいと話せば、トレーナーとしておかしい事だと思うがこういう時は対等な友達みたいな感じで接して欲しいと恥ずかしそうにしながらも優しくチヨちゃんの頭を撫でながらどうかなと提案して)

えっと…完全に対等に、というのは流石にちょっと難しいですが、私もあまり失礼がない程度に遠慮なくトレーナーさんと接しようと思います！…それでもいいですか？
(根が真面目故に対等に接してほしいという相手のお願いを全面的に受け入れるのは難しいものの、ある程度の節度を守ってであれば相手と対等に近い形で接する努力はすると、口にしてはそういう形でも問題ないか尋ねて)

もちろん、というかもっと軽くでいいのに。チヨちゃんはちょっと真面目すぎる気がするけどそんなところも可愛いし好きだよ…えいっ！
(チヨちゃんらしいがやはり真面目すぎて固くなりすぎてるところがあるなと苦笑いでそう言いながらも、何事もしっかりと取り組んでくれるチヨちゃんの良いところで自分の好きなところだと先程耳を擦られた仕返し的な感じでチヨちゃんの頭をわしゃわしゃと少し乱暴だが優しく撫でまくり)

っ…！！も、もうっ…髪がボサボサになっちゃいますよー！…うぅ…トレーナーさんは簡単に言いますけど私としてはやっぱり目上の方に失礼があってはいけないとか、そういうことを考えずにはいられないんです…トレーナーさんからすればそういうところが堅いのかもしれないですけど…
(好きという言葉にドキッとさせられたのも束の間、反応する間も無く頭を撫で回されればひとまず抗議する姿勢を見せれば、上目で少しだけ恨めしそうに相手を見遣りながら、そればかりは自分の性分であり常識的に考えてもやはり線引きは必要と考えるのが普通だと忌憚なく自らの意見を述べて)

まぁいきなり対等になれって難しいか。ゆっくりでいいからお願いね。それじゃ続きお願いしようかな……
(さすがにいきなり関係値を買えるようなもんなのでチヨちゃんからしたら難しいかと苦笑いして、ゆっくりでいいからお願いねと優しく言えば、そっとチヨちゃんの膝に寝転がり耳かきの続きをお願いして)

はい！それでは続き、いきますね。…よいしょ、えへへ綺麗になりましたよ、仕上げにフーフーしますね？
(先程までとは反対の耳掃除を始めて、入念に行って耳元に顔を近づけてしっかり綺麗になったのを確認すると、耳元で囁くようにそう口にしては軽く首を傾げて)

うん、チヨちゃんのお耳フーフー好きだから楽しみ…
(耳元で囁かれてドキッとし、以前してもらった時もとても気持ちよかったので目を瞑って耳に息がかかるのをドキドキしながら待って)

え、えっと…誰がやってもそんなに変わらないと思いますけど…うぅ…なんだか一気にやりづらくなっちゃうじゃないですかー…い、いきますっ…ふーっ…
(耳に息を吹きかけるだけなら誰がやってもそこまで大きな差異は無いのではないかと、そんな風に思っていたというのもあって自分のが特別好きなんて言われると激しく動揺してしまい、やりづらさを感じて控えめにそう文句を言いつつも気を取り直し、耳にそっと息を吹きかけて)