御伽話は全部嘘

御伽話は全部嘘

ストーリーテラー  2020-07-15 23:39:22 
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むかしむかし、ある所に色々な人がいました。
それは当たり前のこと。どこにでもあることでした。
綺麗なお姫様になった灰被り。不思議の国に足を滑らせた少女…長い間眠ってしまったり、森へと迷い込んでお菓子の家に入り込んで…足に激痛が走っても地上にいることを望んだりしたのです。
御伽噺の中では幸せそうな彼女たちを見つけたのは王子様たちだったのでした…なんて嘘ばかり。
御伽噺は全部嘘
そう知った登場人物達は愕然とします。
めでたしめでたしなんてありえない、これは人生なのだから。

>1 登場人物
>2 ストーリーテラーからのおしらせ

レス禁/再建トピ

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  • No.61 by リープ  2020-07-20 22:59:28 

>>アルディス

アルディスも…知らない場所なのね
(廊下に並ぶ窓の向こうで一瞬雷が光った気がした。王子様と共にここへやってきたお姫様、味方だと信じる人と離れ離れになるというのは心細いものだろう。花の香りすら纏ったような声が紡いだ返事は、それはつまり、人魚姫の物語にもこの場所は存在しないということを示していて、どうしようもない…行く先の見えない闇の中だ。ただそれでも「それでも、誰かに会えたのはいい知らせ。少しお話しても?あなたの物語が知りたい」と身勝手に警戒心も薄く気を許したように微笑んで、彼女の声を聞いていたいと思ってしまうのは人魚故か否か。誘いの返事を強請るように、その場でゆらゆらと身体を揺らせば、着ている服の裾も海の中の鰭のように揺れて)

>>ミヒェル

大丈夫、だってあの日の悪い人は居ないでしょう…私、今、起きてるもの
(目の前の金色が澱んで冷たく、まるで夜中の海のようだと思った。こんな、目をしていたっけ?それでも無遠慮で根拠もなく、ただ、物心ついた時から隣にいたこの執事を信用しない理由が見つからない、哀れな眠り姫。目の前で揺れるこの金色の瞳が、己とよく似たそれが、あの日、眠りに落ちる自分の視界に映らなかったことも、目が覚めた時に真っ先に映ったのは知りもしない王子の顔だったことも…それはそれは、よく覚えている。時折何かを隠すように動く執事の手が、己の首を絞めるなんて、例えば糸車に呪いをかけるだなんて≪ありえない≫。ちくりと幻の痛みが指先に走ったような気がして、手を握りしめては「…ミヒェルが来るのが遅いから、待ちくたびれたのよ。」と外へ出ようとした言い訳で唇を濡らす。でもこれで、自由に外を出歩ける。呪いの糸車はないはずだし、魔女もいない、知らない場所だけれどあなたがいる…あなたの横を通り抜け、廊下に出ようと足を踏み出し)

>>クライヴ

(ビリッと嫌な音が響いた、窓の外は暗く、まるでその音だけが切り離されたかのように鼓膜を揺らす。己の目の前には開け放たれた扉が一つ、その先に繋がっていたのは下るための石の階段…カビの匂いを纏ったそれは、明らかに踏み込んではいけないそれで躊躇していたところだ。何の音だろうか、と廊下の真ん中でダンスを踊るように身を捻り振り向き、先程曲がった角へ戻るように歩を進める。と、随分と愉しそうな声が…この状況を楽しめる時点で踏み込んではいけない匂いがする。階段と同じだ。あの日禁じられていた場所に踏み込む時に感じた、甘くて、血腥くて、暗くて、しっとりとしているあの気配に似た…いやいや、まさかね。ゆっくりと角を曲がり、金色の瞳に炎の様な緋色を映し…良い身なり、着方は少々粗野だけれど。「知らない人について行っちゃいけないって、言われてるから」と小さな声で威嚇染みた、警戒心を滲ませた声を小さな唇で紡ぐ。同じ金色の目を持つもの同士、それでも、目の前の人間に安易に近付くことを阻む何かがあって)

(/早速絡み文をご提出いただきありがとうございます!警戒心丸出しの愚娘を向かわせてしまい申し訳ございません、何卒よろしくお願いいたします/蹴)

>>ノエル

(こちらに向かってくる白兎、着実に狭まる距離だというのに身体が竦んで扉を閉めることを忘れてしまう。この兎さんが、あのアリスを不思議の国へ連れて行った人…否、それが意図的であったとは思っていないけれど、物語では≪アリスが追いかけて、穴に落ちた≫ことになっているのだから。あの日のワンダーランドに己はいないし、ここはワンダーランドではないし…何より、アリスの物語で白兎は悪い人ではなかった、はずだ。飲み込んだ息をそのまま吐き出すように「…あなたは、アリスの兎さん?」とあまりにも間の抜けた問いかけと共に、扉を開く。用があるかないかで言えば無いに当てはまってしまうかもしれないが…この場を知らない者は一人では無いのだ、と思えるだけで救われるような気がして)

  • No.62 by アリス  2020-07-20 23:00:47 ID:c83ab38d3

>リープ

お茶会…いいわね。もしかしたら、ほかの人にも会えるかもしれないわ。

(お茶会と聞いて、ふと、可笑しな帽子屋とのパーティーを思い出すも、リープに限ってそんなことはないか、と考え。一度お茶を飲んで落ち着くのもいいかもしれない、と考え、リープの言葉に頷き。廊下の先はよく見えないけれど、リープとなら大丈夫だろうと考え)

>>ノエル
調べる…うん、そうね。一回外に出るべきかしら。

(いくら不思議の国に行ったといっても、見慣れぬ部屋をきょろきょろと見る顔は年相応に不安そうで、白兎を見つめる目には恐怖すら浮かんでいて。けれど、白兎さんが一緒なら、ここから出ることもできるかもしれない、とわずかながらに希望を持ち始め。)

  • No.63 by アッシュ  2020-07-20 23:10:50 

>all様

……。

(未だ目覚めないお姫様の隣に椅子とテーブルを置いて静かに本を読んでおり。魔法で出したオルゴールからは、かつて彼女が王子と共に踊りを楽しんでいた時に歌っていた「これが恋かしら」が流れていて。どこか暗い顔つきをしていたが、ふと何者かの気配を扉越しから感じ取りページをめくる手を止めて顔を上げれば優しそうな笑みを浮かべて手招きし。)

どうやらお客さんが来たようだね。こちらにおいで、美味しいお茶菓子があるよ。

(/遅くなりましたが初回投下です。どなたか絡んでいただければ嬉しいです!)

  • No.64 by クライヴ/王子様  2020-07-20 23:15:59 



>アルディス

――冗談だろ?なァ、俺の前じゃ強がんなくて良いって何度も言ったろ?
(彼女の発した言葉の意味が分からない。自分の中にある理想像がガラガラと音を立てて崩れていってしまうような気がして、引き攣った笑みのままに彼女の頬に触れて。現実を信じようとしない心は、彼女の足が未だ機能しないままであれと、往生際悪く願い続けていて)


>リープ

オイオイ退屈な事言うなって。そもそも俺達ァ見た事も無い場所に拉致されたモン同士だろ、知らない人って判断はちょっくら浅慮じゃね?
(彼女のか細い声で紡がれた拒否を根底から強引に覆してしまうような、多少食い気味な声は依然として明朗としている。見た所少女に欠陥は無い、ゆえに危うい興味を此方から持つことも無い――現時点では。ポップな語り口調とは裏腹に整然とロジックを並べつつ、片手を胸板に添え、王家に受け継がれる流麗なお辞儀を披露しては、ニカと歯を見せて人懐こく笑い)
俺はクライヴ。どっかの国で王子張ってたモンだ。な、これでもう”知らない人”じゃねーだろ?

  • No.65 by リープ  2020-07-20 23:24:35 

>>アリス

(窓の外で一瞬、遠く遠くで稲妻が光ったような気がした、まるであの日のようだ。それでも、今己は目を覚ましていて、ここには悪い魔女も居らず、糸車もおそらくは無い…はずだ。同様にワンダーランドへの入口もなければ、おかしなお茶会も起きやしないのだろう。背を向けたまま、一歩、一歩、ふわふわと見えない跡を追うように廊下を歩いては少女を振り返り微笑んで。彼女の見てきた世界は色鮮やかで、己が眠っている間の真っ暗闇とは全く違うものなのだろう。焚き火の周りを走ったり、大きくなったり、小さくなったり…そんな奇天烈な世界を経験した彼女に予め承知して貰うことはただ一つ)
アリス、何でもない日のパーティーも、もしかしたら物足りないかもしれないけれど許してね

>>アッシュ

(無遠慮に扉を叩いて回る趣味はなく、けれど大人しく眠っているのも飽き飽きしていた。誰かに会って、己が起きていることを証明して欲しい…そんな願望を抱くことはあまりに滑稽かもしれないが、己にとってみれば死活問題だ。廊下を進み、歩き回った先…僅かな紙の擦れる音に立ち止まった扉の先から聞こえた声に心臓が口から飛び出るかと思った。おずおずと扉を開け、中を覗き込む…と、眠っている少女と、おそらくは声の主である男性が一人。「…あなたは、誰?」王子様では無さそうだ、けれど眠る少女はプリンセス…どういう組み合わせなのだろう、と己のことは棚に上げ、少しばかり疑問に濡れた言葉を発し)

(/背後より失礼いたします、絡み文のご提出ありがとうございました!早速愚娘を向かわせていただきました、絡んで頂けますと幸いです、よろしくお願いいたします)

  • No.66 by リープ  2020-07-20 23:34:49 

>>クライヴ

あなたが拉致した悪い人じゃないって判断を早急に下すのも、浅はかだと思ったから…あの絵、壊した悪い人は少なくともあなたでしょうし
(退屈だなんて、まるでこの状況を…否、確実にこの状況を楽しんでいるその声に心臓が軋む音がした。目の前の金色は片方しか光らない、己が雪ならば真っ赤な髪は火のそれで間違いない。けれど、その雪が溶かされるように、浮かべられた笑みに手を伸ばしても良いのかもしれないと思ってしまうのは…この王子の持つ特性故か、何かの物語の王子である以上、相手となる姫君が居たはずであるのだから≪悪い人≫だと決めつけるのは姫君にも失礼だったかもしれない。小さく息を吐き、軽く膝を折れば白い髪が頬に影を落とし)
リープ、糸車にちくっと刺された眠り姫…知り合いになったから、何処へでもついて行こうかな。ねえ、どこに行きたい?

  • No.67 by アルディス  2020-07-21 00:00:34 


>リープ

ええ、もちろん…
あなたのことも、もっとよく知りたいわ
(リープの言葉ににっこり微笑み、そして自分の希望も伝えて、いいかしら?と首を傾げて微笑み)

私は元々人魚で、魔法使いにお願いしてにんげんにしてもらったの……



>クライヴ

(頬に触れた手に自身の手を添えて、目を見つめて)

いいえ、強がってないの
本当に痛くないの

今まで心配かけてごめんなさい
これからは一緒に歩けるの…(目を潤ませたように微笑みながら、惹きつけられるような声色で一生懸命に伝えて)

  • No.68 by アルディス  2020-07-21 00:08:09 


>アッシュ


(よろよろとまだ慣れない足取りで歩いてきては、その様子を見て近寄り声をかけて)

ごきげんよう…
はじめまして…
私はアルディスです

ここがどこたがわかりますか…?
(透き通るような声色で尋ねて)


【よろしくお願いいたします!】


  • No.69 by ナタリー | シンデレラ  2020-07-21 00:09:58 





>ALL




( お姫様になったからといって生活が変わる訳ではなく、早起きして朝早くから元気よく仕事へ取り掛かり。広いお城を掃除するのは大変だがそれだけやり甲斐があるとハートに火が付き、先ずは広い廊下を歌いながら楽しそうにモップで掃除を始めて)




(/皆様初めまして!シンデレラ希望した者です。遅くなりましたが始めさせていただきましたので、絡んでいただける方がいましたらよろしくお願いいたします!)





  • No.70 by ミヒェル  2020-07-21 07:18:13 

>>リープ

(彼女の疑わぬ言葉が心に突き刺さる。自分の首をその純粋無垢な細い手で締められたような気がした。なにかを熟考するように虚空を見つめる鮮やかな金色に気付いて、なにかよからぬことを考えさせてしまっていると思い至った。強気な彼女がすんなりと自分の忠告を聞いてくれるなどと、そんなことを思うほど新米ではない。しかし彼女は、強気なくせ信じ込みやすいたちだともう知っている。だからこそ、彼女を縛り付けておきたいがために無駄な忠告をするのだ。手の届くところに置いて守ってやるために。……守ってやる、ために。触れられないと知りながら、その肩に手を伸ばすと、彼女がふと顔を上げた。形の良い唇から漏れる愛おしい言い訳を聞いて、わざとらしく肩を竦める。扉を押して部屋から出ようとする彼女を、閉じ込めておこうかと一瞬逡巡したが、煌めくその金に絆されて扉を支えて彼女を促し)

「それは大変申し訳ありません。もう少し早くお迎えに上がるように致します。……では、一緒に参りましょうか。お待たせしたお詫びです、今日くらいは何をなさっても、少しくらいは目を瞑りましょう」

  • No.71 by リープ  2020-07-21 18:47:56 

>>アルディス

(まるで蕾が花開く時にも似た微笑みに少しだけ息を飲む、刹那的な美しさは泡となり消えた誰かに似て、己と同じく物語を持つものだと悪夢に似た現実を突きつける。その物語を語ろうとする唇を見据え、それから廊下へ数歩後退。金色の瞳が蜂蜜のように緩く煌めく。「ゆっくりお話がしたいから、どこか…立ち話でなくて済む場所に行こうよ」と首を傾ければ髪が頬に触れて影が落ちる。寝てばかりだった己と脚を得た彼女、立ち話はお互い疲れることだろう)

>>ナタリー

(ふらりと目が覚めたお城の自室でも宿の一室でも無い部屋を出たのは、もうすぐお昼も近いと言える頃だった。廊下は薄暗く、知りもしないこの場所は不便極まりない…というよりは気味が悪い。家主の挨拶も無いこの場所で、何か手掛かりになるものを求めていた眠り姫の視界に入ったのは…慣れた様子で廊下を掃除する女性。けれど、その姿は使用人とは程遠い気品を纏い、見るからに…否「…あの、どうして掃除を?」と少し離れた位置から問うたのは己の好奇心が故。誰のものか、どこかも分からないこの場所を掃除する、不思議で、奇妙で…それでいて≪逃げられない物語の住人らしい≫行動だこと)

(/背後より失礼いたします、絡み文をご提出いただきありがとうございました!早速愚娘を絡みに向かわせていただきました、よろしくお願いいたします/蹴)

>>ミヒェル

本当?…言い訳も言ってみるものね
(この幼馴染みは、時折不思議な目をする。何か、眠りに落ちる前から、時折遠くを見るように己を見て、それから何かの決意を固めるような光をその目に宿す。こちらに伸ばされていた手に黒い影がまとわりついていたような錯覚すら覚えるのだから…きっと己がおかしいのだ、何か凄く、怖いことが起こりそうな気がして仕方がないのだ。呆れたような諦めたような様子で開かれた扉から廊下へ、その真ん中でくるりと踊るように身体を捻り執事を見据えては無邪気な言葉を口にして…だって、お城では糸車のせいで、自由に歩き回ることはついぞなかった。痛みと共に眠りに落ちて、目覚めたら知らない王子様に奪われた未来…そんな誰がためのハッピーエンド、今度こそ、迎えたくない)
こんな不可思議な場所だから…身体が大きくなるクッキーとか、お菓子の家とか、ガラスの靴とか…もちろん出口も、きっと見つかると思うの

  • No.72 by クライヴ/王子様  2020-07-21 20:16:00 


>リープ

――?絵を壊すのが何で悪いんだ?
(時の停まるような、ひとかけらの外連味もない純粋な疑問を、キョトリと丸く瞠った隻眼に浮かべる。無邪気な邪気、悪意なき害意、そんなものを煮詰め固めて研ぎ澄ましたような王子は、聞き覚えのある単語に童話の一つを思い浮かべ、小気味良く手を打ち鳴らし「 あア、眠り姫か!お前を熱いベーゼで叩き起こした奴も此処に居るのか? 」色気はおろか甘さの欠片も無い表現を朗らかな笑みのまま並べつつ、エスコートの為に軽く曲げた腕を差し出し)嫌、居るか居ねえかなんてどっちでもいいや。兎に角探しに行こうぜ。ほら掴まれよ、寝起きじゃ足許が覚束ねーだろ?


>アルディス

――マジかよ…。
(ぽつりと零した言葉は、愛しいひとの病が治った感激に打ち震えているように聞こえるだろうか。蓋しそれは落胆の吐息となり、重ねられた手をするりと解いて両腕を引っ込めて。俯けば前髪が僅かに目許を隠し表情は窺えず、握り締められた拳はわなわなと震えて)
……違げーよ。俺の望みはそうじゃねんだよ…ッ。


>ナタリー

……ゲッ!
(楽しげな鼻歌を辿って廊下を行く事数分、ようやく見つけた声の主はあろうことか掃除をしている。露骨に嫌そうに表情を歪め、ツカツカ歩み寄ってはモップの柄をギュっと握り。彼女が身分を隠した大物か、それとも単なる家政婦か、そんな事はどうでもいい。只々〝完璧〟を嫌う性分に任せて、自分勝手にお掃除の邪魔をしよう)
なア、嬢ちゃん。好きでやってんだか仕事なんだか知らねえけどよ、ちょっとばかし汚れてたってそれはそれで乙ってモンじゃねえ?

(/初めまして、王子ことクライヴ(>52)にて絡ませて頂きました。初っ端から失礼な男ですが、仲良くして頂けますと嬉しいです。宜しくお願い致します。)


  • No.73 by リープ  2020-07-21 20:50:36 

>>クライヴ

(透明な水に泥を投げ込んだ時にも似た、言い様のない暗い何かが胸に広がる。絵を壊したことを咎める理由は、いくらか思い浮かんだけれど…どれも口に出来るほど正しいと思えなくて。と、嗚呼、何て気持ちの悪い言葉だろう…目が覚めた時、知らぬ王子の口付けを愛も感じずに受け入れた少女の気持ちときたら、まあ!「嫌なこと言わないで」と思い出したくもなかった感触をぬぐい去るように、手の甲で乱雑に唇を拭っては差し出された腕にもう一方の腕を伸ばし…そして、考える。何故、己は王子様と共に居ないのだろう?だって、誰かの王子様は今こうしてここに居る…何故、何故?言い様のない不安が足元から這い上がってきて、唇を強く噛み締めると絡めた腕に力を込める。何かに縋っていないと、足元が不安と絶望でふらつきそう)
…クライヴの探しものは何、可愛いお姫様でも落としてきたの?

  • No.74 by アッシュ  2020-07-21 21:20:23 

>リープ様(/絡みありがとうございます!)

ご機嫌ようお嬢さん。僕の名前はアッシュ、未だ目覚めない此方のプリンセス専属の魔法使いさ。

(不安気な顔でこちらを覗き込む少女の金色の瞳をじっと見つめると、まるで小さい子供に話しかけるような落ち着いた口調でそう自分の事を伝え。相手の警戒心を解く為、その場で適当に考えた呪文を唱えつつ杖を振って端に置いてあった椅子を浮かべテーブルを隔てた自分の真向かいに置けば、此方へどうぞと言わんばかりに椅子の向きを相手の方へ回転させて。もう一度杖を振るとティーポットが浮きカップに湯気のたった赤い液体がトポトポと注がれ。)

紅茶は嫌いかな?


>アルディス様(/絡みありがとうございます!)

驚いた、此処の住人は僕たち二人だけじゃないんだね。

(少女の可憐な声を聞けば鳴らしていたオルゴールを止めてにこりと微笑み。杖を軽く振れば瞬く間に紅茶とお茶菓子がテーブルの上に現れて。頬杖をついて楽しそうな口調でこの部屋の事について語り。)

此処は灰の部屋。居住者は未だ夢の世界にいるプリンセスと魔法使いの僕の二人だけ。


>ナタリー様(/絡みますね!)

……おはようナタリー、今日も早いね。

(小さく欠伸をしながら木のような身体をのそのそと動かし彼女に声をかけて。三つ編みが解かれたボサボサの髪とだらしなく着崩れた寝間着はたった今起きたばかりである事を物語っており。閉ざされた窓の縁をまるで姑のように指でなぞれば埃一つ付いていない事に感心して。元気に動き回る姿を見れば苦笑しつつもぽつりと呟き。)

僕の魔法なら十秒もかからずに掃除が終わるのに君ってやつは…。もっと僕を頼ってくれてもいいんだよ?

  • No.75 by アルディス  2020-07-21 21:41:26 


>>クライヴ

(探していた王子様の様子がいつもと違うような気がして、だんだんと不安が募り、表情を曇らせながら)

クライブさま…?

どうしたの?

どうして前のように笑ってくださらないの…?
(変わらずに透き通るような声が響き、泣きそうになりながら問いかけて)


>>リープ

ええ、そうね…

まだ私たち目覚めたばかりですもの
そうしましょう…(にこり微笑めば、どこがいいかしら?とあたりを見回して、痛まない足で自分で歩けるって素敵ねと首をかしげて微笑み)



>>アッシュ

…まぁ……!

(目の前に起こった信じられないような魔法を目の当たりにして、ぱぁっと表情が明るくなり、目をキラキラさせながら顔を上げて)

ステキな魔法使いさんもいらっしゃるのね
怖い魔法使いしかいないのかと思ってた…(自身に起こった出来事を思い出して苦笑して)


  • No.76 by アリス  2020-07-21 21:47:16 ID:c83ab38d3

>リープ

あら、私普通なのって結構好きなのよ?

(ニコニコと花のように笑う彼女に、もう、と大げさに唇を尖らせてみて。そりゃあ、不思議の国でのパーティーだって楽しかったけれど、そのおかげで普通の偉大さに気づいたのだ。やっぱり普通が一番だと感じた。と、ダラダラ語った後で、不思議の国の悪口のようになっているのが住人にはすまなく思い、焦りながらフォローを入れたあと自分でもよくわからないことになっていることに気づいてさらにアタフタしてしまう。)

白兎さんは頼りになるのよ…!いや、白兎さん以外もそうだけど…!

  • No.77 by クライヴ/王子様  2020-07-21 22:21:23 


>アッシュ

イイねえ。ツレと一緒にバカンスってか?
(螺子が琴線を弾く繊細なメロディ、色香漂う甘い声色。しかし彼の顔は、自身と同じようにその半分に傷を負っている様子。完璧を忌避し欠陥を愛する自身にとって、それは綺麗なオルゴールや色とりどりのお茶菓子なんて比較にならないくらいの極上な要素。部屋の中を見渡すように扉の縁へ体重をかけながら、ご機嫌そうに口角を吊り上げ)

(/申し訳ありません、時間差レスで絡み文見落としておりました。絡ませて頂きましたので、まだ余裕がありましたら仲良くして頂ければ嬉しいです。)


>リープ

ハハ!お気の毒サマ。
(目覚めのキスがいつだってロマンチックで情熱的とは限らない。御伽噺は甘くない、自分という存在こそがその証明でもある為、可憐な表情が嫌悪に歪んだのを心底面白おかしく笑い飛ばして。気丈に振舞ってはいるが、彼女も姫である前にたった一人の女の子。自身の腕に縋る華奢な手に力が籠るのを感じ取れば、横顔へ向けて勇ましく晴れやかな笑みを向け)
心配すんなよ、リープの探しモノもいつか見つかるって。…嗚呼、アイツも来てんのかなぁ。だったら早く探して迎えに行ってやんねえと。歩けなくて困ってるだろうからさ。


>アルディス

……なァ。この城に来る前、歩けねぇお前を背負ってさ――夜の海辺を散歩した事あったろ。円の欠けた三日月がすげー綺麗でさ。覚えてるか?
(一歩、彼女から遠ざかりつつ、俯いたまま遠き日のワンシーンへと思いを馳せる。さながら映画の場面を切り取ったようなあの夜があんなにも美しかったのは、他でもない彼女の〝欠陥〟がそれを彩っていたからだ。少なくとも自身にとってはそうなのだ。どうして、と問われた言葉には、まだ光を宿す隻眼から、一筋涙を零す事で応えた)
でもあの夜何よりも美しかったのは、自分の足で歩けない事を悔いて、俺におぶられる事に忍びなさそうにする、お前の表情だったんだよ。

  • No.78 by アルディス  2020-07-21 22:47:57 


もちろん覚えてるわ…
どこへ行くにもあなたと一緒だったもの
いつも私を助けてくれて、どこへでも連れてってくれて、愛してくれたのはクライヴさまでしょう…


私が歩けるようになったのが嬉しくないの……?

(まだ覚束ない足取りで必死に歩いて探し出した王子様からの悲痛な言葉が心に深く刺さり、全てが崩れ落ちていくような感覚を覚えて)

  • No.79 by アッシュ/魔法使い  2020-07-22 07:03:44 

>アルディス様

この世の人々が十人十色であるのと同じで悪い魔法を使う魔法使いもいれば良い魔法を使う魔法使いだっている。……もちろん両方使う奴も中にはいるんだけどね。

(嬉しそうな少女の笑みを見ていると心の中で少しだけもやっとした黒い感情が芽生えそうで。しかしそれも束の間、すぐに気を取り直すと「さあ座った座った。」と着席を促して。カップに入った紅茶を一口だけ飲めば彼女に尋ねてみて。)

君が怖いと言っていた魔法使いはどんな人だったのかな?


>クライブ様(/絡みありがとうございます!)

わあ…君の格好、まるで王子様みたいだ。

(口調は乱暴なものの何処か荘厳な雰囲気を漂わせている青年を一瞥すれば笑みを深め、口調は友好的なものの彼を見据える緑色の瞳は炯々としており。相手の皮肉には応答せず読んでいた本を閉じると杖を使うのも億劫なのかそのまま浮かべて棚にしまいこみ。その間に螺子が全て回りきったようでオルゴールの音色はだんだんとゆっくりになっていき最後には静寂のみが空間を支配して。しばらく時が流れるが「お茶でも飲んで話さないかい?」と誘えばパチンと指を弾き。その刹那、花の模様があしらわれた美しいティーカップがもう一つ現れて。)

  • No.80 by ミヒェル  2020-07-22 07:47:29 

>>リープ

(自分で言い訳と白状してしまう、素直な彼女。笑みが浮かんでしまわないように、固く表情筋を引き締める。ふう、と息を吐き、鈍い金色のドアノブを睨みつけた。どうにかやり過ごせたようだ。彼女がくるりくるりと踊るように体を回して部屋から出る。……少し、惜しいことをしたかもしれない。そんな思考を振り払って、彼女の言葉に耳を傾けた。体の大きくなるクッキー、お菓子の家にガラスの靴……そして出口。まるで夢のようだ。実はまだあの日の王子が来る前で、自分も彼女も眠っていて、あの王子すらも悪夢だったんじゃないか、なんて。思わず口角が綻びかけてしまってすぐに口許を手で押さえる。彼女にバレていないかと伺いながら、言うつもりもなかったことがまろびでてしまって)

「ハッピーエンドだなんて、素敵ございますね」

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