ストーリーテラー 2020-07-15 23:39:22 |
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>リープ様(/絡みありがとうございます!)
ご機嫌ようお嬢さん。僕の名前はアッシュ、未だ目覚めない此方のプリンセス専属の魔法使いさ。
(不安気な顔でこちらを覗き込む少女の金色の瞳をじっと見つめると、まるで小さい子供に話しかけるような落ち着いた口調でそう自分の事を伝え。相手の警戒心を解く為、その場で適当に考えた呪文を唱えつつ杖を振って端に置いてあった椅子を浮かべテーブルを隔てた自分の真向かいに置けば、此方へどうぞと言わんばかりに椅子の向きを相手の方へ回転させて。もう一度杖を振るとティーポットが浮きカップに湯気のたった赤い液体がトポトポと注がれ。)
紅茶は嫌いかな?
>アルディス様(/絡みありがとうございます!)
驚いた、此処の住人は僕たち二人だけじゃないんだね。
(少女の可憐な声を聞けば鳴らしていたオルゴールを止めてにこりと微笑み。杖を軽く振れば瞬く間に紅茶とお茶菓子がテーブルの上に現れて。頬杖をついて楽しそうな口調でこの部屋の事について語り。)
此処は灰の部屋。居住者は未だ夢の世界にいるプリンセスと魔法使いの僕の二人だけ。
>ナタリー様(/絡みますね!)
……おはようナタリー、今日も早いね。
(小さく欠伸をしながら木のような身体をのそのそと動かし彼女に声をかけて。三つ編みが解かれたボサボサの髪とだらしなく着崩れた寝間着はたった今起きたばかりである事を物語っており。閉ざされた窓の縁をまるで姑のように指でなぞれば埃一つ付いていない事に感心して。元気に動き回る姿を見れば苦笑しつつもぽつりと呟き。)
僕の魔法なら十秒もかからずに掃除が終わるのに君ってやつは…。もっと僕を頼ってくれてもいいんだよ?
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