極東妖奇士記

極東妖奇士記

語り部  2020-04-21 09:24:51 
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こいつぁちょいと前、ざっと100年前くらいのお話。
見慣れないもんや外から流れてきたもんに目と心を奪われた時代、大正。街や人はなんべんもの色で彩られさながら虹のようでありやした。ただぁ今も昔も光あるところに闇は必ず存在する…あんた方が気づいていねぇだけで「妖」は…ほら、あんたの後ろにも!冗談冗談、そんなに怯えなさんな。

憑かれちまう者と祓わなければならない者、これはその悲劇の物語…


おっと、聞いてくれるあんたがた…少しばかりお静かにお願いいたしやす…(/レス禁)

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  • No.31 by 華生 薊  2020-04-24 23:32:43 

>衣

あ、そっちなんだね、せっかくこんな高級店なのに…
(さすが討魔士、仕事柄薄給では無いとは思うが高級洋食店とは…っと考えていると反対方向の食堂に案内される。百貨店に併設くらいであるからたしかに綺麗な場所だが先ほどの店と比べると見栄えは良いとは言い難い。)

はいはーい、じゃあその代わり案内してよ?

(たしかに鋭い人間ならこの目を見れば察してしまうだろう、言われるままに目を閉じる。当然視界は真っ暗になり、気配だけで動けるほど洗練されていないので彼の手を握り討魔士と妖奇士が兄弟のように手を繋ぐ不可思議な光景が生まれる。)

僕達嫌われ者どうしだね

(薄目を開けてみると人々が去っていくのが見え、生まれつきの地獄耳には陰口も入ってくる。席に付けば目を開け、憐れむように呟く。)

  • No.32 by 華生 薊  2020-04-24 23:35:17 

>No.30様

面白い設定ですね…是非参加してください!ただこちらも想定していなかった設定なので色々と相談しつつになるかのしれません!

  • No.33 by 衣  2020-04-25 00:03:44 

「っ!」

手を、さわられ
大丈夫、大丈夫だ。一瞬だし、これは男じゃないし人間じゃない。だから大丈夫だ、大丈夫。
そもそも僕はあの醜い人間ではないんだ。別に触られたって平気だろ。なんで狼狽えてるんだ。
ああ顔色は保てているだろうか。多分大丈夫じゃない。落ち着け、落ち着け僕

「そっか、目瞑ってたら見えないもんねぇ~」

そう言いながらさりげなく手を一度ほどき、羽織越しに握り直す。

「今から食べるものはレストランの料理よりずっとおいしいものさ!」

そう言って明るく返して席に着く。
よかった。いつもの"僕"に戻れた。
注文をさっと済ませ札を受け取り席へ戻ると妖奇士が憐れむように"嫌われ者どうしだね"と言ってきた。うーん、僕はけっこうここの陰口好きだけどなぁ。まあ普通は憐れむか。

「ん?君も嫌われてるんだ。ああそっか。妖奇士は嫌われるね。討魔士も。まあ僕の場合この性格が問題だけどね。」

  • No.34 by 華生 薊  2020-04-25 09:41:29 

ふふ、僕と似てるね、性格に問題の一つや二つ無いと妖奇士にも討魔士にもならないさ

(実際自分は九尾に操られてはいないし人々に疎まれるのはそこに罪悪感は無いにしろ自分自身の言動からだとは承知はしている。妖奇士と討魔士が紙一重の存在であることがこの男といると実感できる、穴を妖に埋められた者か穴に弱々しく蓋をした者か…その違いだけで何故殺し殺されるのかなんとなく悲哀を感じざるを得ない。まぁ今そんな事より大事なのは食事だが)

それでそれで?何食べるんだい?

(お品書きに目を通しても線で構成された模様しか無い、文字と言うらしいがいつまで立っても言葉だとは認識できない。ここは彼に任せよう)

  • No.35 by 衣  2020-04-25 15:33:47 

確かに妖奇士も討魔士も色々性格っていうか色々問題あるやつが多いなぁ。

「何を食べるか?それは来てからのオタノシミさ」

しばらくする運ばれてきたのは焼きたてのハットケーキ(ホットケーキ)。
札を渡して改めてハットケーキを見ると空腹のせいかいつもよりおいしそうに見える。
いやぁ、これを初めて食べたときはかすていら以来の衝撃がはしったものだ。
上のバターがの熱でじゅわっと溶けているのを見るのは楽しいし、メープルシロップがきらきらと輝くのを見るともはや一種の芸術ではないだろうかとさえ思う。そして何よりこのふわふわの生地!最高!発明した人は僕が尊敬する数少ない人間の一人だ!ありがとう!

「これはハットケーキっていう食べ物でね、外国の食事がもとになってるんだったかな?まあとにかくとてもおいしいものだよ」

  • No.36 by 蓮@参加希望  2020-04-25 17:07:02 

【/快諾してくださりありがとうございます。現在設定自体は出来上がっているのですが、上げる前に相談をしておきたく思っております。主様としてどうしても譲れない部分があれば教えていただけると幸いです】

  • No.37 by 華生 薊  2020-04-25 22:13:42 

>衣

は、はっと……?

(聞き慣れない単語の食い物だがその見た目も見慣れない。パン…?焼き菓子…?なんだかわからないが腹は満たせそうだ、手掴みではべとべとした液が邪魔で食べづらそうだ。そこらの人間がよく使っている棒切れで刺して口に運ぶ。)

っお、美味しいな!これっ!甘い!えっと…わかんないけどこれいいね!

(口に含んだ瞬間から広がる甘み、噛めば染み出る塩味…。絡まっている光沢のあるこの液体も濃厚な甘みを含み、未知の味わいに目を輝かせる。純粋な笑顔で身を乗り出し相手にも感動が伝わるくらいにはしゃぐ姿は年相応の少女のようだ。少ない語彙で伝えるにはあまりあり過ぎる美味だ。)

>No.36様

(/立場としては妖奇士ですよね、討魔士としての立場や心得を明記していただければ問題ないです!pf提出楽しみに待たせていただきます!)

  • No.38 by 衣  2020-04-26 00:32:48 

やはり知らなかったのか妖奇士は見慣れないといった様子だ。戸惑いながらもフォークを手にした妖奇士は一口食べるとパッと目を輝かせた。うんうん、わかる。ハットケーキを初めて食べたときの感動はすごいよねぇ。
はしゃぐ妖奇士の感想を「でしょでしょ~!」と頷きながら聞いて僕もハットケーキを口に含む。

「ん~!おいしい!やっぱり何度食べても最高だ…!」

ハットケーキはすごい。いつも愛想笑いしかしないのにハットケーキを食べるときは自然と頬が緩み少しお行儀は足がパタパタと動いてしまう。生きていてよかったと思える。

  • No.39 by 華生 薊  2020-04-26 13:30:08 

>衣

おにーさんもそんな顔するんだね

(明らかに裏に何かが潜んでいた微笑がこのはっと…なんとかを口にした途端人間味のある笑顔に変わるのを見れば、こちらも悪い気はしない。討魔士は自分達と同じでろくでもない人達だと思っていたが自分も彼もこんな風に笑えるものなのかと意外でもあった。それに…食事がこんな物だとも知らなかった。人と食事を取るなんて指折りの数しかないしその時は皆こちらを忌避していた。食事を楽しいと感じれたのも似たもの同士だからなのかもしれない。)

ねぇ、この後どうしよっか

(あっという間に平らげると小さい胃袋には十分満腹であり、輝かせた目のまま笑いかける。こんなに充実した日は初めてかもしれない、討魔士との間に殺し合い以外の退屈しのぎがあったとは…この体験をもう少し味わいたい、ただただ純粋な思いで相手に問いかける。)

  • No.40 by 華生 薊  2020-04-26 13:38:13 

>No.36様


(/立場としては妖奇士ですよね、討魔士としての立場や心得を明記していただければ問題ないです!pf提出楽しみに待たせていただきます!

p.s.

一回目の投稿は目に付きにくかったので再記しておきました。

  • No.41 by 蓮@参加希望  2020-04-26 16:27:17 

【PF】

【名前】刃(ジン)
【本名】不忍 義昭(シノバズ ヨシアキ)
【性別】男
【年齢】27
【性格】討魔士だった頃は、人の世の平穏を妨げる妖への怒りと妖奇士を倒す度に彼らの墓を作る温厚さを持ち、身分の貴賤や上下を気にしない一本気な男だったが、妖奇士となってからは残忍かつ冷徹、より強い者と闘う事でしか満たされなくなり言動もかなり荒くなっている。ただ、女性や子供には何か思う所があるようで、魔が差していなければ比較的親切な態度を取ることもある
【容姿】
討魔士時代:整えられた黒の短髪に黒の瞳、身長四尺七寸四分(約180cm)の程良く鍛えた肉体を持つ。白い麻のシャツに四五式軍衣に似た紺の上着とズボンを身につけ、黒の半長靴を履いている。時折紺の外套を羽織る事もある
現在:ボサボサにした錫色の短髪にくすんだ赤黒い瞳、身長四尺七寸四分。細身ながらも鍛え抜かれた肉体を持つ。身体には多くの傷跡が残り、特に心臓部には何かで切り裂いたような傷痕がある。黒の膝下までの丈の長い達磨マント、黒い半着に黒の馬乗り袴、黒の半長靴を身につけている
【妖】
『大嶽丸』黒金の肌と二本の金色の角を持った鬼。心に深い哀しみと怒りを抱いた義昭の前に現れ、力を与える代償として宿主とするよう持ちかけた。義昭とは完全に融け合っている為、人格は義昭の抱えた負の感情と大嶽丸の意識が混同することで生まれた「刃」という存在が司っている。大嶽丸自身の目的は『自身の復活』と『自身の統治する世界の設立』だったが、現在は「刃」の目的である「人間の根絶」によって動いている
【能力】
『鬼神鉄火』討魔士としての能力であった「退魔焔」が変じたもので金属や耐火性を有する物ですら数秒で焼き尽くす黒紫色の焔。形状も様々に変化であり、傷を焼くことで治療や飛び道具として用いるのが主な使用法。簡易的な近接武装として扱う事も出来るが物理的強度は低く、剣戟には向かない為滅多にこの形状で使用することはない。対妖武器での対抗は可能ではあるが、武器が燃えないだけに留まる
『悪鬼神通』三大妖怪「大嶽丸」をその身に宿す妖奇士としての能力。他の低級妖や魔が差した者を喰らう事で自身の身体能力や能力を強化出来る他、黒い霧となって遠距離を素早く自在に移動する事も可能。
【武器】
『破邪剣≪鉄牙≫』全長二尺五寸五分(約97cm)、刀身長一尺八寸二分(約69cm)。全体を黒漆で塗った装飾も鍔もない両刃の直剣。ハバキから血抜き溝までの二、三分の間に梵字が彫られている。討魔士に与えられる魔を断つ剣であり、妖奇士となった後もその能力を保持している。隠匿性を高める為に漆塗りされた杖のような形状をしている。鞘も特別製で妖を倒せる訳ではないが、妖を打ち据えたり、妖奇士からの物理的な攻撃に十分耐えうる強度を持っている
【練度】討魔士見習いの頃からの修練と討魔士としての活動によって高い練度を誇っており、隊長への推薦もあった程。妖奇士となった事で人としての肉体の限界を越える挙動も可能になっている
【備考】両親が一家心中を図り、結果としてただ一人生き残ってしまった。その後は野生児同然の暮らしをしていたが、とある寺の住職に拾われ読み書きや人として最低限の礼節を学んだ。寺男として働いていたある時、偶々寺へ立ち寄った討魔士にその才を見抜かれ、討魔士の養成所へと招かれ闘いの腕を磨くと、その頭角を現し始め、同期の中では最も早く一人前の討魔士として活動を始めた。討魔士として活動していく中で、彼はある女性と恋に落ち、夫婦となった。その後は夫婦共に諸国を巡りつつ討魔の旅をしていたが、ある村落で「土地神」を自称する妖奇士と対峙した際、村人によって妻が供物として捧げられてしまう。怒りに身を任せた彼は村人全員を斬り殺し、失意の中、彼女を埋葬しようとしたその時、彼に魔が差した。『大嶽丸』と名乗る妖は彼に妻を生き返らせる術がある事を伝え、その儀式を行う為に彼は自らの肉体を『大嶽丸』へと差し出した。しかし討魔士としての修練を積んだ肉体は大妖とはいえど実体を持たない妖では意のままに操る事は出来ず、逆に彼の中に取り込まれる事になった。妖奇士と堕ち、妖と人の人格の混じった彼は自身を「刃」と名乗り、儀式の為に再び長い放浪の旅を始めるのだった

【/こんな感じで大丈夫でしょうか?何かあればご指摘下さい】

  • No.42 by 華生 薊  2020-04-26 16:57:47 

>No.41様

(/特に問題ありません!ダークで素敵なキャラありがとうございます。参加OKなので絡みか絡み文をお願いします。)

  • No.43 by 刃  2020-04-26 21:54:12 

>ALL
(草木も眠る丑三つ時。帝都の中心から少し離れた場所に建立された寺、妙法寺。華やかな外界と寺門一つ隔てたこの場所では、深夜にも関わらず読経の声が響いていた。僧都の修行?否。僧侶達が声を揃えて読み上げるのは怨霊調伏を祈願する経。一心不乱に読経する彼らの前には一体の観音像。だが、それは観音像としては些か歪な形をしていた)
「…こんな夜中まで読経とは、随分な心がけだ…」
(そこに読経を遮る男の声が一つ。それが寺の者では無い事は僧侶達が上げる経を小馬鹿にするような声音からも容易に想像が付くだろう)
「何者だ!」
「名乗る程の者じゃ無いさ。俺はその像に用はあってお前達に用は無い。…まぁどっちにしろ…」
「喧しい!!」
(男の近くに居た僧侶が錫杖片手に男へ飛びかかる。手にした錫杖を男の額目掛けて振り下ろし__)
「…人の話はよく聞くもんだ。なぁ?坊さん?」
(男の額から一分程の隙間を空けて止まっていた。それは僧侶の不殺生戒が為したものではなく、男の指が振り下ろした錫杖を受け止めていたのだ。男が錫杖を握ると、僧侶がどれだけ力を込めようと錫杖は動かす事が出来なくなり)
「どっちにしろ、皆殺しだ」
(低く、しかしてはっきりと男が宣言する。錫杖ごと僧侶を片手で持ち上げると、寺の柱目掛け、まるでちり紙でも捨てるように投げ飛ばす。その膂力は明らかに人の域を超えており、それを見た僧侶の一人が思わず叫ぶ)
「貴様!妖奇士か!」
「ご名答」
(何故俗世から離れているはずの僧侶が妖奇士などという言葉を知っているか…それは彼らがただの僧侶ではなく、討魔士達と手を組んでいるからであった。帝都は人が集まる場所。人が集えば自ずと魔が差す者も増える。妖奇士が帝都で暴れるのを防ぐべく、法力を持つ僧侶達は討魔士と手を組み、帝都に集う妖を水際で防いでいた。その要こそ、僧侶達の前にあった観音像であった。故に彼らは男の正体に気付けたのだった。それを否定しない男の言動で、寺の空気が一変する)
「まぁ正体がバレたのなら遊ぶ必要もないか…」
(男は面倒臭そうに言葉を発し、僧侶達目掛けて飛び込んでいく。深夜の帝都で、戦いの火蓋が切って落とされた瞬間だった____それから幾ばくもしない内に、シンと静まりかえる寺から男が出てくる。男は無傷。口に薄らと笑みを湛えていた)
「これで一つ…」
(寺の中は地獄と言っても過言では無かった。読経の場に居た僧侶達は勿論、寺男に至るまで、寺の中のあらゆる生命の灯火が消えていた。そして男の手には一本の杖が握られていた)
「魔を断つ、って触れ込みだったが…結界も切れるようだな。コイツは…」
(そう呟き、剣を見る男の目はとても愉しそうだった)

【/お言葉に甘えて早速絡み文を出させていただきました。これからよろしくお願いします】

  • No.44 by 衣  2020-04-26 22:43:31 

>薊

不可抗力?ってやつだよ

(もぐもぐと口を動かしつつ妖奇士に答える。愛想笑い、バレてそうだなぁ。まぁそれが特に自分にとっての負になるわけではないからいいか。
。)

ん?あ、ああ。もう食べ終わったんだ。

(考え事をしているといつのまにか妖奇士は食べ終わっていたようで次のことについて聞き始めた。次、僕この食堂にしかいかないからここの百貨店については詳しくないんだよなぁ…なんて考えて自分の思考に驚いた。誰かと深く付き合うのはもうやめようとしたくせに、食事だけと考えていたくせに次?。人とこうやって話しながら食事をしたのなんて久しぶりだからだろうか。相手が人間じゃないからだろうか)

いやぁ、実は僕ここの百貨店、食堂にしか来たことないんだよね。よく来るのに。だから百貨店のなかのことはよくわからないかも。何かしたいことはある?

(そう言って少し笑いながらとりあえずここのことはわからないと返し何をしたいか訪ねる。)

  • No.45 by 華生 薊  2020-04-26 23:09:24 

>刃

おぇ…ぇ…ご飯…ご飯…

(帝都へ向かう長旅は文字通り山を超え谷を超え案外楽じゃないものであった。妖の力を借りれば移動や略奪は造作もない事だが、なにしろ地図も読めず選ぶ道も不案内であったため迷いに迷い、略奪できる人も少なくただ野生の堪で帝都の方角を目指していた。もうすぐ何も食べない状態が2日続く…昔は慣れた事だったがいい加減空腹に限界が来つつある。吐き気と目眩がでてきた、日はまだ登りそうにない闇夜でも妙な汗が止まらない。妖は死なずとも肉体が腐れば己の意識は消えてしまうだろう、それは嫌だ。九尾は寝て起きないし最悪、そう思っていた矢先付近から物音が聞こえ、そちらに向かい足を進める。)

っ…?ねぇ、そこの人、食べ物……持ってな…い?

(暗闇の中に人影がある気がする。途切れ途切れの言葉で声をかける。)




>衣

おっ、意外と乗り気じゃないか

(はしゃいだ勢いで誘うような事を口走ったが普通に考えてこのままいるのは危険、というかお互いの体裁にもエイキョがでるはずだ。そう考え直すが予想に反してこちらに問いかける彼おどろつつも相手がその気ならそれもまたいいだろうと思い笑みを浮かべる。自分も百貨店には詳しく無い、異国の物や珍しい物が置いてあるとは聞く…)

あぁ、そうだ、僕これを隠す物欲しいんだよね

(色々と思考を巡らせていると、はっと思いつきその濁った特徴的な目を指差して何か隠す物…それこそ仮面などが欲しいと伝える。本人はもう乗り気であり立ち上がり、こちらを怯つつも睨み続ける店主に金貨を3掴みほど放り投げ急かすように振り返る。)

  • No.46 by 刃  2020-04-27 11:05:12 

>薊
(妙法寺襲撃から幾ばくも経たない後、帝都への道中で一人の少女に声を掛ける。月明かりだけの薄暗い中、少女の姿ははっきりとは見えなかったが、討魔士としての経験と妖奇士の本能が彼女が自分と同じく妖奇士だと伝えてくる)
「…食い物らしい食い物は持ってないが…帝都に行けば夜鷹そば位は出ている筈だ」
(少女は空腹からなのか衰弱していたが、中身は未だ強い力を放っていた。今まで殺してきた低級妖とは明らかに違うそれに心惹かれる。肉体はこれだけ弱っているならこの場で殺してその中身をゆっくりと食うのも手だったが…今は一仕事終えた後、帝都に行く前に無駄な体力を消費する訳にはいかない。それに人を連れ立って行けば多少は目立たない。夜に男女が連れ立って歩いているのに一々話しかける物好きはいないだろう。とはいえ彼女が欲している食料を自分は持っていない。先程の寺ならあったかもしれないが、そこまで戻るよりは帝都へ向かう方が距離は短かった)
「帝都まではそう距離も無いし、丁度帝都へ向かう予定がある。来るか?」

  • No.47 by 華生 薊  2020-04-27 14:21:01 

>刃

ほ、ほんとかいっ?お願いするよ

(目の前の大男から放たれる異様な雰囲気、たとえ空腹で感覚が鈍っていてもその妖、いや妖奇士としての力の強大さに気づかざるを得ない。一瞬話しかける相手を間違えたかと思ったが思いの外物腰は柔らかであり、帝都も近い事を知ると安堵のため息をつき疲労の見える顔に笑顔を浮かべる。)

【まったく…困った娘だ…】

久しいじゃないか、大嶽丸

(普段の明るい声色は冷たく流麗として物に変わり、見た目は同じであれどその姿は空腹に疲弊する少女では無くなっていた。今や体の主はこの大妖怪大獄丸と並ぶ妖狐のものに一瞬のうちに変わっていた。
このままこいつに喰われるのは勘弁してほしい、この娘の無鉄砲で自分の数千年を無駄にするわけにはいかない。心地よい寝入りを邪魔されたのは尺に触るが背に腹は代えられぬ。
それにしても懐かしい感覚かと思えば…そこにいたのは旧友とまではいかないが知り合い程度でもない妖であり、にやりと笑みを浮かべ足並みを揃える。)

アタシの事忘れてないだろうねぇ?

  • No.48 by 刃  2020-04-28 00:22:06 

>薊
(少女の様子が一変し、空腹で今にも倒れ込みそうだった身体に、四肢に力が充ち満ちていくのを感じ取る。そして少女の話し方も、先程までとは打って変わって傲慢不遜なものへと変わっていた。隠れていた妖が出てきたのか、ならば身体を則って間もない今で喰らおうとしたその時、聞き覚えのある名前を少女__否、少女の内に眠っていた妖が口にする。『大嶽丸』と)
「…なんだお前。アイツの知り合いか?」
(それに対して「アイツ」とまるで自分では無い他人の話をするように訊ねる男。だが、男から漂う妖の気配は正しく妖狐の口にした『大嶽丸』のモノであった)
「忘れたかと言われても、生憎俺はアイツじゃあないからな。だが同時にアイツでもある…我ながら厄介な身体になっちまったぜ…」

  • No.49 by 華生 薊  2020-04-28 21:16:09 

>刃

あんたにしては面倒なことになってるねぇ
アンタが相変わらずマヌケなのか人間が化け物なのか…


(どうやらアタシの知ってるアイツは既にアイツでは無いみたいだ、まぁアイツではあるのだが…それにしてもあの天下の大妖怪様が人間に取り込まれるとは…何か考えがあるのだろうが奇妙な話だ。
先ほどまでと口ぶりは変わらず、軽い足取りで傍らを歩き続け、いくつか冗談混じりの軽口を叩く。この足で歩いたのは久しぶりだ、それこそまだこの小娘がもっっと小娘だった頃だろうか。)

帝都か…ここもまた懐かしい

(雑草の見え隠れする小道を抜け小さな道を進むといつの間にか周りは人に溢れていた。帝都は出会いの街だ…あの人と会ったのもここか…まぁもう関係の無い話だ。)

  • No.50 by 華生 薊  2020-05-04 14:10:04 

(/ なり茶工房、というアプリの方でここと同じ設定のグループがありますがそこの主は私ではないのでご承知を。

あ、まだ参加者募集してます!)

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