No one matters but you.

そうそう！私も小芭内さんに見られるのは幸せなのよ。愛されているって実感して、とても嬉しいの！小芭内さんが平気だったらその……今度からマスク無しでキス、したいわ。

（愛しい人から髪を触られる度に笑顔は絶える事は無く嬉しそうに瞳細め、猫のように擦り寄って甘え。隔たりが無く直接口付けができて嬉しかったからか、遠慮がちに口付けの提案をして。
熱の籠った吐息や吐息混じりの彼の声は今迄聴いたことが無くより一層興奮してしまった同様に熱の籠った艶めいた声で。耳許への口付けにピクッと肩を跳ねさせ反応見せては熱い眼差しを向けつつ意地悪く囁き。首筋を舐めていた舌は次に柔らかな右耳の耳朶を捕らえ、軽く耳朶を舐めた後に悪戯すらする様に甘噛みしたりと甘い刺激を与え）

小芭内さん……もっと。もっとその甘い声が聴きたいわ……名前を呼んで、私を求めて？

人目に付かない場所…いや、家の中でなら構わないよ。学内で余り怪しい動きを繰り返しては問題になるだろうからな。

(遠慮がちに言葉にされた提案は大胆な物で、思わず瞳を見開くも少し思案してから此方も条件を提案し。近い距離から彼女の唇指先でなぞり乍、後ろ髪撫で緩々と流れる満たされた時間味わい。
普段見せない意地悪な発言に小悪魔みたく愛らしい声で誘惑され、押し退く事等到底出来るはずもなく。彼女の吐息耳穴擽り肩が隠し切れない程跳ね上がり耳が弱いのが視線伏せ眉間に皮膚寄せて、甘く吐き出される自身の声に羞恥心で内心一杯だが彼女の声に身を委ねたいと思う自分が鬩ぎ合い。少しだけ、此の流れに任せてしまいたいと、抱き寄せたまま何度も名前を呼んで)

………蜜璃……みつり、───…ん、…は……みつ、り……は……ん、……………。

もちろんそのつもりよ？ありがとう、小芭内さん。小芭内さんの素顔は私だけの秘密なんだから。

（唇なぞるように触られると上目遣いで見つめながらなぞる指を口に含み、軽く舐めて悪戯し。
彼女が与える刺激で徐々に落ちていき、必死に堪える姿がたまらなく愛おしいのかゆっくりとソファへ押し倒すとそのまま抱き締め、耳許で囁き）

小芭内さん、ありがとう……名前を呼ぶ姿がたまらなく可愛くてゾクゾクしちゃうわ。

そうだな、君だけが知るものだ。礼を言うのは此方こそ…。

(先程から積極的な彼女に振り回されているが其の儘押し倒され抱き締められると口に咥えられた指先を口内の舌上にて擦り寄らせ。荒い吐息のまま彼女の可愛いの言葉不服そうに見詰めては、誘惑したのは彼女なのだから逃すまいと背中抱き締め。口内で指先遊ばせ乍不服申立て鎖骨から顎下まで舌先で辿って行き)

余り大人を揶揄うものではない。
俺も男なんだ、蜜璃に誘惑されると…後戻り出来なくなってしまいそうだ…。

ごめんなさい……愛しいからこそ、小芭内さんの色々な顔が見たいの……後戻り出来なくなってしまったら、どうなってしまうのかしら……っ！

（口内の指が動く度に身体は身震いし、鎖骨や顎へ舌が這わさるとゾクゾクと震えて甘い声が無意識に零れ熱の籠った息と共に抱き締めらて密着し、見詰める瞳も熱を帯び蕩けており。後戻り出来なくなってしまったらどうなるのか、好奇心や期待が込められた声で告げられ）

その気持が分からないでもないが…。
…後戻り出来なくなったら……、どうなるのかが分からない程子供でもないだろう…君を抱く…という事だ。

(指先唾液絡める様に口内で動かしては其の儘引き抜き、其の指先で唇撫で付け付着させては顎へと登って来た口付けを唇へ押し当て。後ろでに片手で彼女引き寄せ、蕩けた瞳見詰め返し胸元抱き寄せたまま長い髪を耳に掛け乍そつと囁き。其れが今ではないと理性が拒んでいるのか抱き締めたまま、深く吐息吐き出し躊躇し筒も告げ)

うん……そうね。そこまで私も幼くないし、知識がない訳でも無いわ。小芭内さんから直接訊きたかったの……やはりそうなるわよね。

（口内で動く指が抜かれると彼の指は唾液で濡れて艶めいており。その指で再び唇を捉えられなぞるような動きにうっとりとした艶かしい表情へと変化して。お互いに理性と戦いせめぎ合い、寸での所で大人な彼はきっとこれ以上触れてこないだろうと考えては率直に質問し、両手を頬に添えつつ瞳をじっと見遣り）

私は幼子ではないし、聞き分けのない子でもない……小芭内さんはこれ以上、私に何もしないわよね？ 今はそれ以上踏み外してはダメだって解るから。

………嗚呼、それこそ…明日御両親に御連絡するというのに…。欲に逆らえぬまま君と身体を重ねるなんて事があれば直ぐ様切腹する準備をしなくては…。

(跨った状態で両の頬を捕らえられ無意識なのか其の誘惑に意識向かない様、胸元へは視線向けず。彼女から引き止めてくれるとは考えて居なかったため渋々と頷いては、確りと引き止めてくれた彼女に頼もしさを感じて頬に添えられた手を片方引き寄せると口付け落とし)

ありがとう、蜜璃がそうして引き止めてくれるなら心強い。
君を幼子とも聞き分けのない子とも感じた事は無いよ、何事にも真っ直ぐだが確りと判断も出来る。素敵な女性だと思う、未だ俺にとっては大切な一生徒でもあるが。

切腹は私が悲しむから止めて欲しいわ。小芭内さんは節操無しではないってわかってるから。私よりも誰よりも真面目で誠実……そんな人だから安心してこうやって誘ってる。

（彼の視線が合わず彷徨う姿を眺めながら冗談混じりに揶揄う様な発言をし、最後はにっこりと笑って。彼からの口付けは何処にされても嬉しくてついつい甘えてしまい、時間等を考えると眠いだろうと思い優しく訊いて）

小芭内さん……眠くない？ごめんなさい、小芭内さんにたくさん甘えてしまって。眠かったら気にせず眠ってね。私は部屋に戻るから。

どうだろう、君が悲しむ様な事は一切しないと誓えるが、俺は自分自身も信用していない。蜜璃が触れる事に柔らかに受け入れてくれるのが喜ばしく、俺は其の優しさに甘んじてしまっている。

(冗談交じりの言葉に其れだけ信頼置いてくれている事伝わり有り難く思う反面、今日一日の行い振り返り自分に叱咤し乍言葉続け。時間確認すると元より事務作業する予定であった為未だ眠る気はなく、身体を起こすと敢えて起きている事は告げずに安心させる様に頷いてみせては彼女の部屋の扉迄見送り)

いいや。構わん、俺も有意義な時間を過ごせた。有難う、蜜璃も無理をさせてしまったな…今日はゆっくり休むと良い。

私も小芭内さんとたくさんキスができて幸せな一時だったわ。無理はしてないから大丈夫……おやすみなさい。

（部屋の前まで送ってもらうと名残惜しむように言葉を交わし、最後は唇へと軽く口付けてから手を振って室内へ。ベッドへ潜り込むも直ぐに眠れず天井を眺めながら一日を振り返るようにぼんやりと考えて）

小芭内さんのカラダにキスマーク、つけちゃったわ。我ながら恥ずかしい……鎖骨大丈夫かしら。

…───もうこんな時間、か。

(軽く手を振り返し癒しの時間から現実引き戻された様に自室戻り、色々とあった濃ゆい一日に吐息零し。時計を確認してから冷蔵庫の前向かい缶ビール取り出し自室に戻ると仕事机の前へ、片手は資料を捲ったり閉じたりを繰り返し乍落ち着きが無く椅子の背凭れ寄り掛かりパソコンを起動して。机に上がって来た鏑丸を一撫で、其の儘眼鏡掛けては仕事に集中切り替え黙々と資料内容を打ち込み。時折今日の事が脳裏に過ぎると手が止まり艶っぽい表情や初々しい彼女の笑顔思い出し)

（あの後直ぐに眠れたのか眠気眼で起き上がり、トイレにて起きて。欠伸しながら変わらず眠気眼で戻ると寝ぼけているのもあり、間違えて彼の部屋の扉開け中に入るとそのままベッドに潜り込み再び眠ろうと瞼閉じて）

…──…、蜜璃…？

(漸く一纏めに仕事終え背凭れ寄り掛かり背筋伸ばすと片手缶ビールのプルコギ開け、其の儘口元へ。部屋のテレビの音量最小にしてふと何をするでもなくぼんやり眺めていれば、二本目の缶を空にしほんのりと酔いが効いて来た頃にドアノブの開く音。自身を素通りして其の儘寝具に寝転ぶ彼女に軽く呼び掛けるが寝息を立てたまま反応返さない様子に頬をつん、と突いてみて。本当に眠くなったら窮屈でないようベッドへ行こうと考える反面、変わらず寝息立てる姿に出来心生まれ共に布団の中潜っては彼女抱き寄せ温もりに心地良さそうに。枕元連れて来た鏑丸と彼女へ寄り添い少しの間だけ、とそっと目を瞑り)

……──えっ！？ 小芭内さん……の部屋に何で私が！？

（目が覚めて瞼を開けると真先に視界に飛び込んできたのは愛しい人の寝顔で。一瞬混乱するも寝具や家具の違いから自室で無い事に気付き、起こさぬ様に小声で驚くと愛おしげに寝顔を見詰め唇へ思わず口付けては微笑んで）

小芭内さんは寝顔もかっこいいわ。ずっと見ていたいわね。

…──かん、ろじ………。

(寝惚けて居るのか呼び慣れた苗字で名前呟くと瞼重たい様で目を瞑ったまま手探りで彼女引き寄せ。今出来る精一杯で抱き締め甘える様に擦り寄れば、子供の様なあどけなさ残る表情で微笑むと其の儘夢の中へ意識手放し)

…──まさか、寝ぼけているのかしら？
（苗字で呼ぶ声が聴こえて起きたのかと身構えていたのだが、起きた気配はなく内心安堵して。起こさぬ様に自室へ帰ろうと動くも引き寄せられてしまった事により動きが封じられてしまい、どうしようか迷うがこの一時が幸せな為再び眠ろうとして。愛しい人の寝顔を一度見詰めてから唇へ軽く口付け再び眠りにつき）

おやすみなさい、小芭内さん。どんな夢を見ているのかしら？

…──ん、んん。……昨日酔ってあのまま寝てしまったのか…。

(カーテンから差し込む日差しに眉寄せ重たい瞼持ち上げると普段と違う体勢で眠っていることに眉寄せ、真横に長く柔らかな桃色の髪が黒いシーツに存在感主張している様を見て。此髪色は…と顔を持ち上げ視線で確認すると真横で眠っている彼女に飛び起きそうになり、だが起こしてしまわない様にとそっと身動き取り愛らしい寝顔に額へ口付け落として。布団掛け直し背伸びをし乍リビングへと向かい。自身も徹夜作業だった為に未だ眠気取れずぐったり倒れ込むと軽く毛布掛け二度寝へ)




(此方返信不要だが、二度送ってしまったり確認ミスで上げ投稿してしまったりと最近ミスが多くすまない…。)

──ね、寝坊だわ……ってそうだ、この部屋は私の部屋でないのよね。

（勢いよく起き上がると自室で無い事に気付き、横を見ると部屋の主がいない事にも気付いて。もしかしたら確実にベッドを占領してしまったと理解して部屋に戻り着替えると、重い足取りでリビングへと向かい。中に入るとやはり彼がいて起こさぬ様に忍び足で近付き、床に座り込んでは優しい表情で寝顔を見つめ）

小芭内さんおはよう……ベッドを占領してしまってごめんなさい。

(足音聞こえぼんやりと歪む視界が彼女を捉えると寝起きで酔いがまだ抜けていないのか、彼女の言葉理解出来ていないようで。ただ、ぼんやりと手を掴むと黙り込んだまま彼女の手を引いて抱き寄せ…満足そうに其の儘瞳閉じ再び寝息立て。三分程してまた重たい瞼持ち上げ眠たそうに挨拶零し、頬口付け落して朝は苦手なのか意識がある様な無い様なぼんやりとした表情で見詰め)

……おはよう、甘露寺。朝から天使が舞い降りて来たのかと思った。