二振りの山姥切(〆)

(自身としたことがなんという事をしてしまったのだろうか。彼が隣にいることに気付く所か凭れかかって眠ろうとしていた。きっと疲れて頭が上手く回っていなかったからだと自身に言い聞かせながら手早く着替えると逃げるように自室へと戻っていきさっさと寝て忘れてしまおうと布団を敷けば髪を乾かすことも忘れたまま布団へと潜り眠りにつくために目を閉じて)


(/是非是非呑ませちゃいましょう！現代遠征から帰ってきて少し仲良くなったその日に呑むとかどうです？？)

(風呂場を出ると彼の姿は既になくてポカポカに暖まった内に素早く寝間着に着替え、確りと髪をドライヤーで乾かした後自室へと戻りながら小さく欠伸を一つ。部屋の中には入れば先に敷き布団を敷けば寝る準備も完了し毛布に潜ると明日も早いため眠りについて)


(／それ私も同じこと思ってました！そうしましょ～！またまた楽しみが増えてお話してるだけでもすごく楽しいです！笑)

(翌朝目を覚ますとふわりと欠伸をひとつして伸びをすると寝ぼけ眼を擦り緩慢な動きで起き上がり。部屋に置かれた鏡に移る自身の髪は乾かしていなかったせいで所々はねていて顔を洗うついでに髪もセットするため部屋を出て洗面所へと向かい)


(/わかります?！笑 あれもこれもと話すのがめちゃくちゃ楽しいです！*)

(朝を迎えて廊下を歩く時に鳴る軋む音と何処かで喋る誰かの話し声で目を覚まし、むくりと緩慢な動作で起き上がり。欠伸しつつ寝惚け眼を擦れば寝癖が酷いボサボサの髪のまま気にする様子も無く部屋を出ると洗面所へ向かって)


(／分かります！笑 でも、どんどん遣りたい事を言うのもなーとか考えたら言い出せませんでした← 主様と意気投合してて話すのが楽しくて、ついつい気が付いたら返事を返してますけどしっかりと睡眠時間取れてますか..？;)

(洗面所に行けば既に起きて身支度をしている仲間達に会えば朝の挨拶をして顔を洗い髪のセットをして。一通り済ませるとそのままもう一度自室に戻り内番服に着替え厨へと向かって歩き出して)


(/気にかけて下さりありがとうございます。大丈夫ですよ?！バイトがいつも夜中に終わるので*沢山お話できるよ嬉しいです*)

─おはよう、本科。
(寝起きで頭が働かずぼやっとした表情で洗面所へやって来れば先に起きていた仲間達に朝の挨拶を交わし、自身の寝癖を指摘され笑われるまでが毎回のやり取りで。顔を洗ってタオルで拭くとスッキリとした気分になり、鏡を見つつ跳ねた髪を整えてから自室に戻る途中で前方に彼の姿を見掛け其方へ歩み寄ると立ち止まり小さく笑って挨拶をして)


(／わぁー大変ですね...お疲れ様です！大丈夫の様でしたら良いんですが..、ご無理だけは為さらないでくださいね！私も夜型人間ですのでこれからも主様と沢山お話できると嬉しいです**)

―っ、おはよう偽物くん。
(厨へと向かう途中で不意に声を掛けられ其方を見遣るとそこには優しげな笑みを浮かべる彼の姿。それを見れば一瞬驚いたような顔をしてから視線を逸らしポソリと小さな声で挨拶を返しては再び歩き出し厨へと入っていき)


(/ありがとうございます*騒がしいやつではありますがどうかよろしくお願いします*)

(足早に厨の中へ入っていく姿を見送りながらも小さな声ではあるが挨拶を返してくれた事が余程嬉しいのか口元に笑みを湛えつつ、再び歩き出すと自室に入れば内番服に着替えて。朝餉を済ませるまでは特にやる事も当然ながら無い訳でいつもの如く厨当番の手伝いに行こうと再度部屋を出て炊事場に顔を覗かせ、何か手伝う事はあるかと声を掛けて)


(／いえいえ。此方こそ相談と称して色々と妄想を垂れ流して話が長くなる時がありますが、どうか見捨てないでやってくださいね()はい、よろしくお願いいたします..！)

(厨当番とともに朝餉の用意をしていると手伝いすることはないかと厨へとやってきた彼を見て“ぼんやり立ってるくらいならこれを運んでくれないかな”と既に作り終えた料理を盆に乗せて彼へと手渡し）


(/妄想垂れ流すの楽しいので大丈夫ですよ*)

ああ、わかった。
(出入り口の前でじっと厨当番組を見つつ待機し様子を窺えば此方に気付いた彼が近寄って来て、その盆を受け取るなり頷いて大広間へ運んでいき。大きなテーブルに料理を置くと他にも運ぶものがある為、再度厨に戻れば料理や食器などを運ぶ手伝いをして)


(／ありがとうございます！そう言って頂けて安心しました** 確かに他の方のお話聞くのって楽しいですよね。自分じゃ考え付かないものが多いので笑 あ、例の現代遠征の件は朝食後に行く感じですか？)

(朝餉の準備を済ませると広間に集まりいつもの様に挨拶をして。主に今日の編成を聞いていなかったことを思い出して朝餉を終えた後に主に聞けばその時まで秘密のようで。遠征までの時間が少しあるために身支度を澄ませば自室へと戻り。自室に戻れば既に頼んでいた服は届いていて、それをマジマジと物珍しそうに眺めていて)


(/そうですね、朝餉後に少ししてから遠征という形でお願いします*)

(あの後、洗面所で歯も磨き一旦自室に戻ると今日は現代遠征に行く日であり主の声が掛かるまでは部屋で待機する決まりで。箪笥の中に畳んで仕舞って置いた洋服を取り出し、遠征の時間まで少しあるが内心楽しみな様で先に着替えるのか内番服を脱ぎ上はパーカー、下はジーパンに上着もフードが付いたダブルパーカーという服装に身を包んでその時を待ち)


(／了解です！以前話した時に長義くんにコーディネートをして貰いたくて、自分なりにダサい格好を考えた結果の服装がダブルパーカーです()こんな感じで良かった、ですかね..？)

……こんなものかな？
(一通り目を通せばやはり着てみたくなったようでまだ少しばかり早いが良いだろうと思い頼んであった黒のコートに灰色のセーター、黒のパンツに着替えて部屋に置かれてある姿見の前に立てばおかしな所が無いかを気にするかのようにくるりと回りながら確認して。現代とはどんな場所なのだろうか、佩刀は問題になるから持っていかないようにと言われている辺り平和な世の中なのだろう。わくわくとした気持ちを胸にそろそろかと思えば寒さ対策に準備されていた紺のマフラーを巻き自室を出て集合場所のゲート前へと行くために玄関に向かい歩き出して)


(ダブルパーカー…！やってそうです笑 フードさえあればなんとかなる精神ありそうですよね！← 全然大丈夫ですよ！むしろコーディネートする側の長義くんはこんな感じで良かったでしょうか…？(今更感))

(部屋の壁に掛けてある時計を見遣ると集合場所に集まる時間が迫っていた為、既に身支度を整え準備は完璧で自室を出て。玄関先に向かうため歩き出したところで前方にいつもと格好の違う彼の姿が瞳に映り、部隊編成を除けば事前に現代遠征に行く事は知っているので背後から近付くとただ一言"本歌"と名を呼んで)


(／そう、正しくそれです！笑 ずっと布をつけているのでパーカーとか好きそうかなあと←(単純に背後の趣味) めっちゃ良いですよ！長義くんの服装を想像したら格好良すぎてやばいです。むしろありがとうございます！())

…何か用かな……っ？！
(背後から名前でなく“本科”と呼ぶのは紛れもなく彼でそう言えば彼は一緒に遠征に出るんだったかと思い出せば横に並び歩く彼を見るや否や声にならない声が出てしまい。何故ダブルパーカーというコーディネートに行き着いたのか全くの謎で“に…偽物くん、君にはセンスというものはないのかな…？”と苦笑浮かべ)


(/でもパーカーだいすきまんばちゃん絶対かわいいですって…！ダサいけど()ええ！ほんとですか！ありがとうございます！)

ん？そんなにこの格好が可笑しいか？
(此方の服装を見た瞬間の反応を見れば元々服装に拘りが無い所かお洒落に疎い為、服は着れれば何でもいいという考えを持っている所為もあり無自覚なのか不思議そうに返答を返して)


(／ダサいけど笑笑 これは長義くんの下で勉強する必要がありますね← ほんとです！やっぱり黒とか青が似合いますよね。しかもマフラー巻いてるの可愛いです..！まんばちゃんは何もしてないですけど())

可笑しいどころの話じゃないと思うが…？
(自身の指摘に不思議そうな反応を返してくるあたり、お洒落などに対しての興味などは無いのだろう。ありえないと言わんばかりの表情でそう言えばゲート前へと辿り着いていたようでそこにいた者達を見て“…伊達の刀と行けということか”と今日が大変なことになったことに気付いて)


(/長義くんには寒さに弱くあって欲しいっていう願望ですね！← 気温差で風邪ひいて欲しい()まんばちゃんは健康体で防寒とかほんとしてなさそうですよね?！)

今日の遠征はあんた達も一緒なのか。宜しく頼む。
(彼の言葉に気にする様な様子も無くゲート前に居る彼らの方へ視線向けると、自然な笑みを浮かべて口上を述べるも内心では賑やかになりそうだと思い。鶴丸達も口々に"今日は宜しく"とそう言うと遠征部隊の六振りが揃って後は直接現代へ転送できるゲートを潜るのみで"..そろそろ行くか？"と全員に声を掛けて)


(／えっなんでバレたです！？← 風邪ひいたら看病してあげたい()分かります？！それで、俺は寒くないからって言って短刀の子にマフラーとか手袋を貸してたらまじイケメンですね())

(やはり現代遠征という事もあり、伊達の刀達各々が見合った服を着ていて。彼の服装に特に何か言わない辺り毎度のことなのかもしれないと思えばそろそろ出立するようで、異論はないと頷くと彼が装置を操作しゲートをくぐっていき。光に包まれると同時に次に目を開いた時には見知らぬ建物が建ち並ぶ場所にぽつりとある神社の境内で、恐らくここが本丸と繋がる場所であることが分かり。今日は久々の現代遠征なのか、伊達の刀達もどこか張りきっていてどこに行こうかなどを口々にしているのを横目に自身はどうしたものかと考えていて)


(/看病してください← 弱った長義くんが寂しさからまんばちゃんに甘えてくれると尚良し()強がるそんな所も可愛いんですよねもう?！！！！←)

..少しいいか。行き先で悩んでいるなら俺の記憶が正しければ、確か遊戯で遊べる店がこの近くにあった筈だ。其処に行かないか？
(久々に見た現代の風景に自然と頬が綻び目前で目的地の事で相談している伊達の刀達の会話を聞きつつ、折角主に貰った休暇を無駄にしない為にもこの遠征を通じて少しでも彼と仲良くする。それが今の目標の一つで現代に何度も来た事がある為、この周辺で六振りで楽しめる場所が無かったかと思考を巡らせ。ふと一箇所思い当たる場所を見つけた様で首を傾げつつ提案してみて)


(／主様の許可も出たのでしますよ全力で← ？！！！？ちょっそれは..！！可愛すぎて鼻血が出そう((( そうなんです！！！！俺は平気だって言って強がりすぎて風邪ひいてそうですね。それでも皆の前で平静を装うけど結局倒れるパターンを想像しました←)