Andante 〆(1:1)

(/(表面的な)立ち直りは早いですけど、(内面での)立ち直りは遅いですけどねぇ……(笑)正直どうやって完全に立ち直らせるかまでは未定です(笑)まぁ、祐都大好きだからこその(勝手な思い違いで)距離空けちゃうんですけど(笑)とりあえずこの日はこのまま会うことが無い(この時は祐都レーダーが過敏で雄太が回避しまくってただけで翌日からレーダーオフになります(笑))まま、翌日にします？)

……っ……言い、たいの、あれ、じゃない……のに……(相手がドアを閉めてくれたあと、一人になった自室でへたりとその場に座り込んで小さく呟いて。本当だったら『祐兄の事が大好きでついやっちゃった』と正直に伝えたかった。しかし、それが出来なかったのは折角近付いた距離が余計に開いてしまうかもしれなかったから。いつから相手が居たのかは知らないがそれでも『これ以上祐兄……祐都さんに嫌われたくないし……あんまり距離を縮めない方が良いと思い始めて)

(/そしてそういう、無理してるみたいな相手の感情には勘づくから気まずくなっていく…(笑)鋭いんだか鈍いんだか…鈍かったです(笑) そうですね！次から翌日いっちゃいますか！)

・・・・・・・・・・、(辞書は戻ってきたものの当然勉強の方に手がつくはずもなく。机前の回る椅子に座り、くるくると回りながら以前撮った2ショットの写真の相手の笑顔を見ては先程のことを思い返していて。"いつから？何のために？気付かないとか気抜けすぎだろ俺…"とうたたね姿など、一応ちゃんとした兄になろうとしてた(偽っていた)にも関わらず全く知らない間にだらしがない姿を見られていたことに自己嫌悪して。しかしふと、"気持ち悪いとかはないな、何でだ…？"と全く知らない赤の他人が俺の写真を持ってたら、と想像すると身の毛がよだつのに、嫌悪感はなく、ただ純粋に驚きと疑問しか感じていなかったことに気付いて頭を捻り。"もしかして兄弟ってそういうもんなのかな、"と検討違いなことを考えつき、兄弟のいる友人に聞こうかとも思ったのだが元々考え込むことは苦手な故に僅かに頭が痛くなってきて。くるくる回るのをやめて机に伏せると、「また距離あいちゃうのかなぁ…」と"自業自得か…"と思いながら寂しげに呟いてはそのまま眠りに落ちて

(/うーん、この悪循環(笑)雄太もこっから(相手の感情は元からだけど)鈍くなっちゃいますから悪循環が回りすぎてしまいそうな……(笑)では、今度は此方が日付変えますね！)

…とりあえず、祐都さんにばっかり甘えないで他の人探そうかな……(結局あのあと義兄と極力会わず翌朝を迎えてしまい。今までこんなことは中々有り得なかった故にあまり寝付けず。しかし、あまり相手を傷付けたくない。だからこそ義兄ではない好きな男を見付けないと、と思って小さく呟くも胸の奥がズキリと痛み。そこで『やっぱり自分の好きな男性は祐都さんなんだなぁ……』と改めて思いながらもやっぱり他にも好きな男性を探さないと、と思いながら部屋のドアを開けて)

(/雄太くんの恋愛対象が男性って知ってればまだ引っ掛かりようがあるんでしょうけどね(笑)まさかそうだと思っていないし祐都自身がまだそれほどにまで何かに執着みたいな感情を持ったことがないから恋愛っていう考えに至らないんでしょうね(笑)そしてぐっすり寝た祐都は図太い(笑) ありがとうございます！)

んっ…、やべ寝すぎた… んーーっおわぁ！？…はぁ、…ははっ(あのまま机に伏せたまま寝てしまい、ぴくりと身動ぐと目を覚まし。外が明るいことに気が付くと緩い動作で上半身を起こし、背凭れに寄り掛かりながら腕を上げて思い切り伸びをすると椅子に座ったまま派手な音をたてて後ろにひっくり返って。ひっくり返ったことで目が覚めたのかその状態で天井を見上げると、昨日に引き続いての自分の情けなさに溜め息をつき、呆れて空笑いが出て。起き上がるのも面倒でそのまま、溢れてくる何かを堪えるように片腕で目を覆って)

(/これから知っていく様になれば良いんですけどね(笑)恋愛だってのが知れる切っ掛けがどこになるのか……非常に楽しみです(笑)派手な音が出れば嫌でも気付くし祐都君大好きだから声を掛けずにはいられない……雄太専用トラップですな！(笑)因みに『“祐都さん”呼び』は最初の顔合わせの時の初めて会った時を合わせても片手だけで余裕で数えれるくらい(殆ど雄太が精神的に弱っているとき)しか呼んだことがないというイメージです(笑)祐都君と初めて出会って挨拶を交わしてその次には『呼び方を“祐兄”にしていいか』を訊く位にゾッコンですから(笑))

っ……！？(部屋を出てリビングに来てみれば丁度誰もおらず安堵していたその時派手な音が相手の部屋から聴こえてきてビックリした表情で相手の部屋の方へと向いて。本当だったら今すぐにでも飛び込んで義兄の様子を確認したい。だが、それをしてしまうとまた嫌われてしまうかもしれない。そんな心の中でのせめぎあいが起こりつつも結局「ね、ぇ……大、丈夫？祐にっ……“祐都さん”……？」と相手の部屋のドアのノックをしてドア越しに問い掛けるしか出来ず、またいつもの呼び方をしてしまいそうになってたが直ぐに違う呼び方をして)

(/ですね！(笑) トラップ(笑)簡単には引っ掛かってくれない(笑) 祐兄にしていいか聞かれたときとっても嬉しくて言葉には出来てないと思いますが表情には駄々漏れで何度も頷いて承諾してますから…兄弟としての祐都さん呼びはめっちゃショック受けてますね(笑))

っ、あ～～～…大丈夫、大丈夫…。(ドア越しに聞こえた声にハッとするも、呼び方に気付き、"やっぱり…"と胸の辺りの服をぎゅっと掴みながら1度めは相手に向かって、2度めの大丈夫は自分自身に呟いて。むくりと起き上がって立ち上がり、いつも通り接しようとドアに手を掛けるも、"いつも通りって何だっけな…"と自分に嘲笑を浮かべて。ガチャリとドアを開け、見てはいるけど無意識に視線は合わせず「おはよう、…椅子から起こっちゃった」と挨拶してからするりと抜けてあははと笑いながら洗面所へ向かって)

(/雄太からすれば昨日の今日ですから、躊躇ってましたね(笑)ここからどうしましょうかね、これ(笑)候補としては、祐都君が兄弟持ち友人に自分の見た光景について話すとか……街の中で雄太が他の男性と仲睦まじくしている様子を目撃するとか……色々ありますが(笑)因みに弱ってるときは支えを欲している状態なので一人称も変わっちゃいます(笑))

そ、っか……(自分の問いに返ってきた返答は大丈夫2回。本当に大丈夫なんだろうか……心配でその場で立ち尽くしていると、ドアが開き。一瞬こちらを見たような気はしたが、その視線が合うことはなく『やっぱり、僕は嫌われちゃったんだ……』と相手の方を向き直る勇気すらなくそう思ってはややトボトボと自室に戻ってはお出掛け用の荷物を手に取り、着替えを済ませて玄関に向かえば「……僕、出掛けるから。行ってくるね、祐都さん」とあまり元気の無い声でまだ家の中にいる相手へと告げては返事を待たずにガチャリとドアを開けて出掛けていって)

(/その通りです(笑) もう完全に雄太くんのこと好きなんですけどね…鈍すぎというか初めての感情なので恋心ってわかってないですね…。兄弟持ちの友人に話しても恐らく恋心には気付きませんね(笑)見るのが手っ取り早いのかな…祐都だからどうなるか背後にもさっぱり…← このまま出会わないなら「お前の弟って男が好きなの？」とかいう連絡をもらってもいいかもしれません(笑) 一人称まで変わっちゃうほど弱ってるとか外行かせちゃ駄目でしょ！祐都何してんだ… )

…、ハァァァァ…何やってんだ、俺…(行ってくるね、という言葉は聞こえたものの「行ってらっしゃい」は言葉にならず。鏡を見ると情けない表情の自分が映っており。大きく長い溜め息をつくと"思えばいつも相手からだったな、"と相手に限った話ではないが自分から距離を縮めにいったことがなく、どうしたら良いか分からず。"もう話せない？…嫌だな""謝る…何て？""どこ行ったんだろう…俺何も知らないや"「いや…知ろうとしてなかったんだ」と色々浮かんでは消え、また浮かぶ思考にボソリと呟いて。断ち切るようにばしゃばしゃと顔を洗うと、"雄太くんは顔を合わせたくないから出掛けたんだよな。帰って来たときに俺が居たらまた気を使わせちゃう"と、自分の部屋へと戻るとリュック1つにある程度荷物を纏め、お揃いの、自分の写真たてと相手の写真たて(中身入り)もリュックに入れると、あてはないが取り敢えず外へ出て行き)

(/となれば恋愛してる友人に相談するというのも有りますが……どうしましょうかね、ほんと(笑)見てもらうのが手っ取り早いんでしょうけど……どう来るんでしょうかね？(笑)連絡が来るのはアリでしょうね、その場合はきっと連絡くれた友人には義弟が出来たことを話してたんですね、きっと(笑)雄太がこれからどうなっちゃうかは祐都君にかかってる(かもしれない)！(笑)そして伏線をしっかり回収させていただきました！(笑))

……はぁ、どっか良い男性(ひと)居ないかなぁ？(街に出たはいいが、これからどうすれば良いんだろうか……なんて考えていたが、やっぱり義兄以外にも好きなひとを探した方が良いんだろうか、なんて考えに到ればそう呟きながら辺りを見渡していれば以前、街で会った時に自分に声をかけてきてくれた男性(義兄とお揃いの写真たてを購入した日の食事処で会計をしていた青年)を見付けて『そういや、あの人前に会った時よくしてたし、声かけてみよーっと』と思い至り青年に声をかけてみれば相手も会えたことを嬉しそうに喜んでいて、二人で仲良く街の通りを歩く事にして)

(/嫌がってるなら間に入りに行きそうですが、自分の感情が恋だと気付いても2人が仲良さげだったら諦めちゃう子ですね(笑)駄目だコイツ…。まぁ2人の前に出て(邪魔をしに)行くことは性格がひねくれてもいるので可能です！ふふ(笑)← あ、その友人にはわりと何でも話してます！雄太くんのことも自慢気に話してて、義弟ができる不安だ、から、2ショット写真撮った！まで！ 写真も見せているので顔は知ってると思います(笑) 呆れつつ聞いてくれる面倒見のいい友人です(笑) 居づらいよな、迷惑だよな、って気持ちから家を出ていくことしか考えてませんね…。友人に電話を掛けましたが向こうも違和感を感じつつ今は世間話だけしています(笑))

あ～、どうしよ…家とか探すべきかなぁ… (明らかに落ち込んだような雰囲気で街を歩き、それでも声を掛けてくる勧誘などに軽く頭を下げつつ足早に通り過ぎ。実家は父や義母の邪魔をしたくないので嫌なのでそう呟いて。小さい公園みたいなところにあった手すりに寄り掛かり、一人で考えていてもモヤモヤがたまっていくばっかりなので、1番気の許している友人に電話を掛けると開口一番に「吐きそう…」と思ったよりもか細い声で訴え。すると想像以上に心配してくれた相手に慌てて「え、嘘。ごめん吐かない！」というと電話の向こうから怒られていて)

(/勿論邪魔とかは問題無かったりします(笑)むしろどうぞどうぞ(笑)因みに“まだ”悪い男と会わせる事はしません。“まだ”ですけど(笑)とてもいい友人持ってますなぁ(笑)とりあえず雄太本人は知りませんが、祐都君の友人さん(男性と表記した御方です(笑))とすれ違わせましたので話題にいつでもあげてどうぞ(笑))

やっぱり、誰かといると心地いいなぁ……(青年と二人で仲良く街の通りを歩いている最中、少しばかり気分が紛れたのか小さくポツリと呟いていると一緒に歩いていた青年に聞かれていたようで「何かあったの？」と聞かれれば「ううん、何にも」と笑って返しながら、心の一部で祐都さん程じゃないんだけど、結構安心するなぁと感じていたが、やはりどうしても祐都の事を諦めきれない自分がいることも確かで。そして二人で楽しげにデートをしている様な内容の話をしながら歩いていると、電話で喋っている男性とすれ違って。青年も雄太も特に気にしていなかったが、男性は喋りながらもジッと二人を……否、雄太の方を見て電話口の相手がよく話していた義弟じゃないかと思うようになり)

(/邪魔する=雄太くんにもう嫌われてもいい、という発想に近いので(笑)"好きだけど、もういい"みたいな諦めのような吹っ切れたような感情で絡みにいきます(笑)あ、勿論好きなんですけどね！その辺の嘘というか隠しは上手なんです← ありがとうございます！(笑) 何がきっかけかは分かりませんがつもり積もって自分の感情に気付きました！そして察しのいい友人(笑))

だからごめんって！…え、(数分経つのにまだ文句を言ってくる相手にこっちもムキになってきたところで、『お前の義弟…なんだっけ、雄太ｸﾝ？って今家にいんの？』と自分の渦中の人の名前を出されるとぴしりと固まって。「いや…俺より先に出掛けてったけど…」『ふぅん？多分今すれ違ったわ。何か男と一緒だったけど。』「男って…友達じゃね。…雄太くん笑ってた？」と苦笑を浮かべつつ、『あ？…笑ってたつぅか…普通に楽しそうだったぞ。』「……そ。…なぁ、お前ってさ、お兄さんが友達と話してたらモヤモヤする？」笑ってた、楽しそうだった、と聞くと昨日から向けて貰えてない表情を、自分以外の前ではしている事実に安堵と、同時にきた寂しさで眉尻を下げつつ口許を歪ませ、兄がいる相手にそんなことを尋ねては「はぁ？んなわけねぇだろ」という答えが返ってくると「…だよね、」と返しつつ、このままでは泣きそうだと上を見上げ。「失恋しました！」と思わず笑ってしまいながら謎の報告をすると『は！？…祐都、お前まさか…マジか。』僅かに動揺と驚きの声をあげる友人に「あはは、幻滅したー？」と軽く返したりして)

(/今は雄太も祐都君の感情に対して(余計に)鈍感になっちゃってるので勘違いの連鎖が色々起こりそうですねぇ(笑)まぁ、そんな連鎖が背後としては楽しみなわけこう持ってってる訳ですが(笑)察しの良い友人がいるとは祐都君羨ましいですなぁ(笑)そしてこっちはこっちで青年が(笑)とりあえず邪魔しがいのありそうな感じにしておきますね(笑))

へっ？……楽しくない訳じゃ無いけど(ある程度二人で街中の散策を終えて少し広い公園のベンチに座ると、青年に「……ねぇ、自分と一緒に居て楽しくなかった？」と問われて少し戸惑いながらそう返すと「だって、時々雄太君は寂しそうな顔してたし？」と言われてしまい。確かに、祐都の事が一番大好きな筈なのに青年と一緒に楽しい時間を過ごすのがどこか背徳感を感じており、それが表情に出ていたのだと分かれば「……ゴメン」と一言だけ謝罪して。青年は気にしてない様子ではあったが「自分は結構本気にしてたんだけど……あんな表情されちゃったらそっちが自分のこと本気じゃないんだなーって思っちゃうよね」と苦笑いをしており、そんな事を言われると青年と祐都への申し訳なさが募っているとき「……ね、自分でそんなに満たされないのなら……自分で満たされるように頑張るけど、どうする？」と青年に不敵な笑みを浮かんだ状態で言われてしまい)

(/ですねですね(笑) 同じ公園に来たってことにしますね！修羅場～(笑) 祐都は高校生のときにちょーっと性格がグレていたので口調や性格がが時たまに悪くなるのはその名残です(笑))

あ、雄太くんだ。と、………？？ (未だに電話をしながら視線を今しがた自分が居る場所とは違う入り口からやってきた男性2人が視界に入り。もう1人の青年に見覚えがあるような気がするが、興味がない人間のことはすぐ忘れてしまうため覚えておらず。『え、何。目の前にいんの？』「目の前ってか視界に入るとこにはー。男2人でベンチに座って真剣な表情って何話してると思う？」などと友人に報告していると、何だか義弟相手に苛々してきて。何を思ったか2人の方へ向かい、前に立ち止まるとお得意の八方美人ぷりで、にこりと笑いながら「こんにちは～。良い雰囲気のところすみません」と声を掛け。スマホを耳に当てたままなので『祐都！？』と友人の慌てた声が聞こえて)

(/お、修羅場だー！野次馬しなければ(笑)なるほど、そうなんですねー、これは楽しみですわぁ(笑)因みに雄太は本気で戸惑ってますねぇ(笑)それにしても雄太は本当に鈍感というかネガティブ思考フル回転ですなぁ(笑)因みに小学生の頃から男好きで、小学校の時のクラスメートの男子にコクって気色悪がられて大嫌いだと言われてるので好きな人に突き放されるのがトラウマです(笑)なので中学時代は関係がありそうな男子はいたものの、結構自然消滅が多かったという設定もあったり)

っえ……！？(どう答えようかと戸惑っていれば目の前に誰かが立ち止まったかと思うよ聴こえてきたその声に反射的に顔を上げればそこには笑った表情の義兄である相手で、何でここにいるのか……や、何で嫌いになったはずなのに声をかけてきたのか……なんて頭の中がパニックになっており。一方の青年はというと突然の乱入者の正体と戸惑った表情の雄太を見て何かを察したのか「何ですか？良い雰囲気だって思ったのなら邪魔しないで欲しいんですけど？」とあくまでも挑発するような声色で相手に返しては相手に見せ付けるように雄太の手を握って見せて。そして雄太は戸惑いすぎてどうすればいいのか分からず目線を下に落としつつも『祐都さん、嘲笑いに来たのかな……それとも、義兄弟の縁を切るつもりなのかな……』とまるっきり検討違いな考えをしてると自然と悲しくなってきて肩を少し震わせて)

(/野次馬楽しいですね(笑) なるほど！好きな人ほど積極的になれないというか慎重なのはそういうこともあったからなんですね…！それにしても雄太くんの惹き付け力はすごいですね(笑) 祐都がすごく情緒不安定みたいに(笑)多分今までの人生で１番感情が揺れ動いていているのでそのうち電池が切れたように寝ます(笑))

え～、そういう反応しちゃう？俺、その子の兄なんだけどなぁ。(挑発してくる相手に苛々しながら表情はニコニコとして、その子と言いながら雄太の方をチラリと見て。友人からは楽しそうだと聞いていた。しかし自分が現れたことによってまた相手に不快な気持ちを味合わせてしまった。"よっぽど嫌われてる"と自覚をすると諦めのような嘲笑の笑みを浮かべて。「なーんちゃって！びっくりしました？邪魔しちゃってごめんなさい、」と青年の方に先程とは違う自然体な笑みを浮かべて謝り。雄太の前にしゃがむと堪えるように「…ごめんね？家、出てくから。父さんたちには俺から言っておくし」と言うと頭を撫でようと手を伸ばすも止めて。立ち上がると「じゃあ邪魔者は退散。あ。俺のことお義兄さん、とか呼ぶの止めてね。雄太くんからも呼ばれなくなったのにお前に呼ばれるとか腹立つから。」と最後に心底嫌そうな表情を浮かべて青年に向かって言ってのけるとくるりと踵を返して。暫く歩いたところでずっと通話中だった友人へ「初恋が実らないってほんとなんだなぁ…。会って慰めろ～」と冗談ぽく笑って言うが本心も混ざっていて)

(/はい、なので今雄太はかなり精神的にヤバイです(笑)惹き付けるというか、男女を問わず(恋愛的に)愛されやすい感じですね(笑)雄太もめちゃくちゃ動揺してるので支えを欲しやすくなっちゃってますね(笑)さぁ、祐都君は略奪された雄太を略奪し返せるのか！(笑)あ、因みにメールは翌日にでも見てあげてください(笑)当日は精神的にアレかもですけど、起きたら少しはマシになるのでは？(笑))

やっ…ちがっ……！！(相手が家を出ていくと言われたとき、バッと顔をあげるも踵を返す相手の姿に思わず引き留めようと声を出すも声が震えてる上に声が小さく相手の動きを止めるまでにはいかず、更に青年に手を握られていて離そうとしても力の差があり逃げることは叶わず去っていく相手を見送るしか出来ず。そして相手が見えなくなった所で「あーあ、フラれちゃったねー？雄太君……どうする？自分なら君の寂しさ、補えるけど？」と不敵な笑みを浮かべて顔を覗きこまれるも「いや……祐都、さん……僕、を……捨てないで……っ」と涙をボロボロ流しており、「はぁ……雄太君、君の好きな人は君を捨てたんだよ？もう諦めたら？」と言われて『本当に捨てられたんだ……』と勘違いしては「……僕、どう、すれば……」と小さく呟いては「じゃ、自分の家に来なよ。楽しませてあげるよ？」とキスをされてはもう、誰を支えとしてすればいいのか全くわからない状況で「……わ、かった……」と言ってしまい、「それじゃ、お兄さんに連絡してあげなー？自分は寛大だからねー、“今は”自由に打って良いよ？」と言われて震える指で相手に『僕、あの人の家にいくね。荷物は後で自分で取りにいくと思う。けど、僕の本心を最後に言わせて……』と打ったあと、数行開けて『兄弟としても……恋愛でも大好きだよ、祐兄。これからも、ずっと』と今まで恋い焦がれていた事も最後になるかもしれない兄呼びで打ち込んで送信し。するとスマホを奪われては「雄太君はこれからは自分のモノなんだから、こんなのいらないよね？」と言われながらスマホの電源を落とされて。そんな様子を見ながら「……ほん、とうに、愛して……くれるの？」と少し震えた声で問い掛ければ青年はニコリと笑って「勿論だよ？だから、雄太君を自分しか愛せなくなるようにしてあげる」と言って雄太の肩を抱き締めたまま雄太を公園から連れ去って)

(/とっても急展開！豹変しすぎてびっくりです(笑)うーん…常に自分なんかより、って考えてる祐都に奪略できますかね…(笑)誰よりも愛してる自信はあるけど、自分に愛されるより幸せなんじゃないかなって考える子ですからぶっちゃけ不安しかないですね(笑←) 雄太くんの恋愛対象が男性ってこと知らないままだ！まぁ良い雰囲気だなんて言ってのけたのは本当に偏見がないからですけど(笑) そして宣言したのにも関わらず即効家に帰ってきました(笑)祐都に見つかったあと隠してたりしていたらごめんなさい！違うところにあっても何かしら見つけます！(笑) 翌日いきますね！そしてこの年齢で初めての経験(感情)が多すぎてキャパシティオーバーから微熱出してますので何をするか分かりません(笑))

なぁんて。とっても１人で居たい気分だから会いたくない。ありがとね、じゃあまた(苦笑を浮かべつつ無感情にそう言って一方的に電話を切るとスマホの電源を切って。ぶらぶらと歩きながら"こんなことならもっと雄太くんの写真とか撮っておくんだったな～"と考えたところで「あ、写真のこと聞くの忘れた…写真、か…」と自分は好きだから写真を撮っておけばと思った、じゃあ相手は…？と何かが引っ掛かり。家を出ていくと言ったものの行く宛ないし相手もすぐには帰ってくる感じではなかったので足早に家へ戻って。「お邪魔します…」と前回とは全く違ったテンションで相手の部屋へと足を踏み入れ。悪いとは思いつつ部屋を物色して。アルバムを1つ手に取り相手のベッドに座って捲っていきながら「は、ほんとに俺ばっかり…こういうのって普通は気持ち悪がるもんなんだろうなぁ…」と一切そういう気持ちが湧かない自分に呆れつつ"恋は盲目ってやつ？…知らないけど"と自虐すると膝を抱えて。いろんな後悔と感情が混ざり合ってまた"吐きそう"と思うもののそういえば昨日から何も食べていないので実際は吐けるものなどなく。そのままポフリ、とベッドに横になると、「会いたいなぁ…」と空いての笑顔を思い浮かべながら呟いて)

……………、(次の日、そのまま昼過ぎまで寝ていたが、いつもなら寝れば大抵のことは忘れられる楽観的なのにも関わらず、何も気持ちは晴れていなくて。それどころか相手のベッドで寝てしまったし帰って来た様子もないので気分はさらに下がっていて。関係が良くなる兆しなどなく、取り敢えず父親に連絡しようと怠慢な動きでスマホを取り出して電源を入れたところで漸く相手からのメールに気付き。「…あいつ家にいんのか…」と掠れた声で呟きながら文を読んでいき。本心…？と首を傾げながら画面をスクロールすると信じがたい内容に手が震え。"嘘。…いやでも本心って…、でもあいつと一緒にいるんだし…'ズキズキと痛む頭に手を当て、落ち着こうと息を吐いて。メールにしようとするも言葉が纏まらないので本当は怖くて仕方がないが電話を掛けてみて)

(/急展開にしちゃって申し訳ないです……が後悔はしていません！(笑)因みに雄太はああメールしましたが雄太が家に戻る事は青年のとこにいる限り無いです(笑)そうですねぇ……それでは机の上に雄太の祐都君への愛が詰まった日記を置いといちゃいましょう(笑)自由に読んじゃってください(笑)内容としては二人暮らしの始まった頃からの内容ですねー。因みに最後の記述は祐都君が初めて部屋に入った日で止まってますねー。そして内容は祐都に嫌われてしまったかもしれない事や祐都にこれ以上嫌われたくないからこそ少し距離を置いたり、他のパートナーを探す必要があるかもしれない事、それでも祐都の事が誰よりも家族として、そして何より恋愛対象として一番大好きでどうしても忘れれない事、最後にまた時間がかかってもいいから仲の良さを取り戻して、そこからまた恋愛対象として見てもらえるために頑張りたいとか書かれてますね(笑)あ、それと携帯は電源入ってないので出れないですね(笑)基本的に祐都君の電話にはすぐでる雄太なので違和感しかないですけどね(笑))

……僕、を愛してくれるなら……これも……好きにならないと、いけないのかな？(義兄と離れ、青年に持ち帰られた翌日の昼過ぎ……宛がわれた寝室で目を覚まし、身体の上体を起こしてふと、自身の両手首に身に付けている明らかに自分の趣味ではないブレスレットがついているのを見てはポツリと呟いて。そして、ふと水槽近くの電源の入っていない自分のスマホを見て。変なことをしたら水没すると言われていることもあり、触れることは叶わず、ただボウッとその場でその家の主である青年が来るのを待ちながらも心のどこかで義兄に会いたい、そういった思いが強くなり)

(/いえいえとんでもない！楽しませていただいてます(笑) ですよね(笑)監禁だぁ…まだ高校生だから大問題になりそうですけど(笑)切れてるのか…GPSも使えませんね…←いや、祐都じゃなくて両親が心配でつけていたかもと！(笑) 意外に前向きな内容で終わってるのに…！！(笑)そして実は涙脆い祐都(笑) メールは見ても見なくてもどちらでも！処理任せます(笑)支離滅裂というか文も口調もごちゃごちゃなのは纏めるよりも思ったことをそのまま打ってるからです(笑))

……出ない…。出ないってか切られてる、か…そりゃそうだよな～。(電源が入っていないアナウンスを受けると溜め息をついて。"恋人？といるんだし邪魔されたくないよね、"と。ひとまず部屋から出ようと立ち上がったときによろめき、机に手をついて。すると机の上に何か置かれていて。駄目だと思いつつも、嫌われることにこれ以上もこれ以下もないよなぁと自棄になりつつ、椅子に座ると1ページ目から読んでいき。読み終わる頃には今まで何とか堪えていた涙がポロポロと流れており、「っ…何でっ…俺全然気付いてあげられなかったっ…」とぎゅぅ、と手を強く握って。全然止まらない涙に困惑しながら、届かなくても良い、見てもらえなくても良い。自分が今思っていることを全部吐き出してしまおう、と相手にメールを送って。)
「雄太くんへ。メールありがとう。最後に会ったとき家出ていくって言ったけど、あることが気になって今、2人で住んでた家にいます。あることっていうのは雄太くんの部屋にあった、俺の写真です。雄太くんは俺に写真を見られて、俺に嫌われたって思ったみたいだけど、俺は何故か気持ち悪いとかそういうこと一切思いませんでした。不思議でしょ？俺も不思議。その時は分かんなかったけど今は分かります。俺は雄太くんが好き。あ、恋です。初めての。信じられないって思うだろ？今更変なこと言うなって怒ってるかな。ごめん。出会った頃から好きでいてくれた雄太くんからしたら意味分かんないよね…あ、日記読んじゃいました。ごめん。好きとごめんがごっちゃごちゃで良く分からないや。ごめんね、好き。です。でした、って言えるようになれるかな…(1行空けて)最初に言った通り、俺は今家にいるので、住所教えてもらえればそっちに荷物、送ります。俺に言われたくないと思うけど…これだけは。(改行)雄太くんが好きな人と、幸せに過ごせますように。俺は、雄太の笑ってる表情が、何よりも大好きです。」