【 少人数制群像劇 】√ソレイユ旅団√【 王道ファンタジー 】

【 少人数制群像劇 】√ソレイユ旅団√【 王道ファンタジー 】

√  2018-08-13 18:48:53 
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   ――――古代遺跡より発掘された、“運命の預言書”『消滅の雲』の項抜粋――――

◆ネーイェルの月、月初のこと

 ――紅蓮の火柱が天を穿ち、世界中を消滅の雲が覆うだろう。
   雲は太陽光から暖かさを奪い、冷たい光だけを残し、大地を不毛の地へ染め上げる。
   そして、二代目魔の王を除く全ての魔族が、大陸から消し去られるだろう。
   魔族の消失により世界の均衡は崩れ、破滅へのカウントダウンが刻まれ始める。
   賢者イーニェ、鍛治匠テオ、魔人ウルスラは、始祖としての義務を全うしなければならない時を迎える。

◆アルヴィトの月、半ばのこと

 ――力ある人々が集い、消滅の雲を晴らすため、始祖の手により旅団が結成されるだろう。
   その旅団は、雲の押しのけ大陸の未来を照らす、太陽の名を冠して“ソレイユ旅団”と呼ばれることになる。
   しかし一方で、夜の名を冠する消滅の雲の使徒・“ナハト”が現れ、太陽の行く手を阻むだろう。

     著 / 預言者アースガルド

――――この予言書が見つかったのは、エルルの月のことだった。
“消滅の雲”という未曽有の災厄に対する事前の対応策は預言書には記されておらず、大陸の人々は戸惑い、魔族は怯え、刻々と時は過ぎた。
そして、ネーイェルの月の1日。
 
 予 言 は 現 実 と な っ た 。

2ヵ月の時が過ぎ、アルヴィトの月、1日。
ついに始祖たちは重い腰を上げた。
そして、大陸の人々へ招集をかけた。

――「 雲を晴らし、大陸を救いたい者は、王都アザネリアへ集合しろ 」と。


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  • No.41 by √  2018-08-19 00:17:42 

【 アン・ダードッグ / 王都アザネリア-王宮・大広間-(回収) 】

>>メリー

うんうん、きっとこれからいっぱい語り合えるよ。そう思えば、果てのない旅も嫌なことばっかりじゃないって思えるよね!へえ……素敵、いつかメリーと手合わせしてみたいなあ。ああ、あたしの武器はこれ!

(出逢ってまだ数分なのに、これほど馬が合うと感じられる出会いはとても稀だろう。この縁に感謝しよう、と、アンは自分とメリーを引き合わせてくれた運命に思いを馳せて。剣に視線を落として、誇らしげに語る彼女を見ていれば、それがいかに思い入れの詰まった大切な得物なのかが伝わってくる。ふと自分の武器について問われれば、指先から30cm以上は長い袖をひらりと振ってみせて。その後、齧りかけのリンゴをふわりと空中へ放り投げれば、素早く右腕を斜めに一閃する。この時、瞬時に魔導である硬化を発動させることで、鋭い刃と化した袖でリンゴを両断した。空中で斜めに真っ二つになったそれをキャッチし、“えへへ、どう?”と楽しそうに微笑んで。)

(ふと、大広間前方の扉が開き、ガチャガチャと音を立てつつ、甲冑に身を包んだ騎士たちが現れる。甲冑の肩に刻まれたアザレアの紋章から、彼らが旅団員ではなくワルキューレ騎士団であることは容易に察しが付くだろう。どうやら、歓談の時間は終わりのようだ)


>>アシュリー

アシュリーかあ、よろしくね!ソルマーニは行ったことないなあ……眠らない街とは聞いたことあるけど。ハイエン魔導研究部って、あのミズホさんがいるラボ?!そんなところで働いてたなんて……すごいんだね、あなた

(自己紹介に丁寧に答えてくれただけでなく、わざわざお辞儀までしてくれた相手に、おしとやかってこういうことかあ、なんてぼんやり考えつつ笑みを浮かべて。相手の出身地について、知っている情報は限りなく少なかったものの、ラボの名が出ればぱちくりと目を丸くする。自分より1つ年下の彼女が、大陸最高峰の研究室に属していたという事実に、心底尊敬するようにぱちぱちと手を叩いて)

さんなんて要らないよお、くすぐったい。んー、一年中すっごく暑くて、ほとんど女の人しかいない……って言えば分かりやすいかな。あ、あと色んな色のフルーツや生き物がいるよ!またソルマーニの話も聞かせてね、

(敬称をつけられれば、慣れないそれにはにかむように笑う。故郷の特徴を聞かれ、その情景を頭に思い浮かべつつ浮かんだ単語を羅列して。ふと、大広間前方の扉が開き、ガチャガチャと音を立てつつ、甲冑に身を包んだ騎士たちが現れる。甲冑の肩に刻まれたアザレアの紋章から、彼らが旅団員ではなくワルキューレ騎士団であることは容易に察しが付くだろう。どうやら、歓談の時間は終わりのようだ。ソルマーニの話はまたの機会に聞かせてもらうとしよう)


>>レイリア

レイリアね、よろしく!へえ、研究者の人って忙しいんだ。てっきり、研究室に閉じこもって資料とにらめっこしてるんだと思ってた。ええ、ほんと?!大変だったでしょ、肩身狭くなかった……?

(相手の自己紹介を聞きつつ、少し失礼な自分の先入観を悪びれもなく述べて。ドゥルシャムの話になれば、自分の故郷に相手が来てくれたことがあるという喜びと、彼の瞳が少しだけ輝いたことが嬉しくて、思わず前のめりになってしまって。最初は怜悧なイメージの男性だと思っていたが、どうやら淡白な見た目の中に煌々たる情熱を持っている人らしい。ふと、男性であるレイリアが女系国家であるドゥルシャムに滞在するうえでの苦労に思いを馳せ、恐る恐る何か苦労はなかったかと問うて)

適材適所、ってやつだよね。もし謎解きとか、頭脳戦とかになったらあたしに勝ち目はないし……その時はレイリアに頼らせてもらっちゃお!

(研究者という職業や、彼の出で立ちを見れば、武闘派ではないのは伝わってくる。旅の中で起こる争いは、肉弾戦だけではないだろう。その時は、馬鹿な自分はきっと手も足も出せない。お互いの得意なことを頑張ろう、とアンは明るく笑った。ふと、大広間前方の扉が開き、ガチャガチャと音を立てつつ、甲冑に身を包んだ騎士たちが現れる。甲冑の肩に刻まれたアザレアの紋章から、彼らが旅団員ではなくワルキューレ騎士団であることは容易に察しが付くだろう。どうやら、歓談の時間は終わりのようだ)


>>アメイズ

そうだよね、気難しい人ばっかりだったらどうしよう、ってあたしも思ってた。でもね、アメイズやみんなとは仲良くなれそうな気がしたんだ!アマゾネスの野生の勘、ってやつ

(うんうんと首を縦に振り、相手の言葉に惜しげもなく同意を。これからの未知の旅路を共に歩む仲間ができたことは、それだけで大きな光明となって、ゆく先の道を照らしてくれるだろう。ふと、大広間前方の扉が開き、ガチャガチャと音を立てつつ、甲冑に身を包んだ騎士たちが現れる。甲冑の肩に刻まれたアザレアの紋章から、彼らが旅団員ではなくワルキューレ騎士団であることは容易に察しが付くだろう。どうやら、歓談の時間は終わりのようだ)


【皆様が顔見知りになったということで、ここで一旦アンのレスを回収させて頂きます。続けて次の展開のレスを投下しますので、そちらに反応して頂ければ幸いです。今回のアンのレスは蹴り可ですので、次レスの冒頭にちらっと回収レスを入れて頂いても、まるっと一蹴して頂いても構いません。それでは、少々お待ちくださいませ!】

  • No.42 by ワルキューレ騎士団長と賢者  2018-08-19 00:32:38 


【 ジャックス・ヤーファ / 王都アザネリア-王宮・大広間- → アザネリア平原 】


(しばしの歓談の後、ガチャガチャと音を立てつつ、甲冑に身を包んだ3人の騎士が大広間へと現れた。彼らは、先ほど王が演説を披露した壇上に上がり、隊長格と見られる男が一歩前に出て、声を張り上げた)

あー……諸君、静粛に。……ご協力どうも。俺はワルキューレ騎士団長、ジャックスだ。今回の俺の役目は2つ。1つ、賢者殿から預かっている伝言を諸君に伝えること。2つ、諸君の一部を移動ポータルまで護衛すること。詳細は追って説明する。まずは1つ目だ。

(自分の肩書を述べつつ、可動式である兜のフェイスガード部分を指先で上に押し上げる。鎧の下から覗いた双眸は青く、切れ長の目元が男性特有の鋭さを感じさせる。直属の部下であろう、後ろに控える騎士から何やら丸い物体を受け取り、旅団員たちによく見えるようにそれを頭上高く掲げた。すると突然、その球体からホログラムのようなものがジャックスの前に投映される。映し出されたその人物を目の当たりにして、大広間にいる何人かがざわついた)

『始めまして。ご存知の方もいるだろうけど、私はイーニェ。賢者って言った方が分かりやすいかしらね。とにかく、あなた達には心からお礼を言わせてほしいの。私たちの呼びかけに応え、大陸の為に立ち上がってくれて……本当にありがとう。直接会って感謝の気持ちを伝えたかったんだけど、生憎本体が多忙でね……映像で失礼するわ。さて、まずあなた達に何をしてもらうかだけれど。手を貸してほしいことがたくさんあるから、まずはあなた達をいくつかのグループに分ける。そして、グループごとに大陸のほうぼうに散ってもらうことになるわ。メンバーは此方で決めさせてもらったけれど、異議があるならそこの男前に言って。じゃあ発表するわよ、……さあ、指輪が同じ色に光っている人達で固まって頂戴』

(そう、ホログラムで現れたのは賢者イーニェ。大陸で最高峰とも呼べる有名人である彼女の登場に、実物ではないとはいえ旅団員がざわめくのも無理はない。凛とした表情でイーニェの言葉をじっと聞いていたジャックスも、イーニェから“男前”と言われれば不似合いなほどぽっと頬を染めた。そしていよいよメンバー発表。アンとその周辺にいたアメイズやメリーたちの指輪が、淡く緋色に輝く。アンも、まさか今仲良くなった旅団員たちと同じ班になれるとは思っていなかったらしく、“やったあ!”と小躍りしつつメリーに抱き着いて)

『じゃあ次。色ごとに、何をしてもらうか伝えるからよく聞いて。……――――そして最後、緋色のグループ。あなた達には、ナハトの討伐方法を探ってもらいたいの。まずは魔法都市ソルマーニに移動して、大陸魔導研究部のミズホ・ハイエンを訪ねなさい。話は通してあるから、多忙な彼女もまともに取り合ってくれるはずよ。頭を潰しても死なない奴らの殺し方なんて、まさに雲を掴むような話だけれど。だからこそ、彼女の知恵を借りて頂戴。ソルマーニへの移動方法だけれど、アザネリア西南部の移動ポータルを起動させておいたから、それを使って。ポータルまでの道中は、ワルキューレ騎士団に護衛をお願いしてあるわ。とはいえ、油断は禁物よ。それじゃあ、武運と幸運を。』

…………ってわけだ。お前らが緋色か……ポータルまでの短い道中だが、よろしく頼む。早速出発するぞ、お前らで最後だからな。……さあ、手の一つでも振ってやれ

(イーニェが文章を締めくくると、ぶぅんと音を立ててホログラムは消え去った。入れ替わりに、ジャックスが緋色のグループに歩み寄りつつ簡単に挨拶を。グループごとの任務を伝えられた順に、次々と旅団員が大広間を後にして旅立ってゆく。広間の外からは、震えるような歓声が聞こえてくる。アザネリアの民が、大陸の唯一の希望であるソレイユ旅団の門出を華々しく祝っているのだろう。自分たちが命を張るわけでもないのに、と忌々しげにジャックスはかぶりを振った。そして先ほど上げたフェイスガードを再び下ろすと、今や緋色のグループだけとなった大広間を後にすべく、扉を開いて。鳴り響く、割れるような歓声。大広間から王都の門まで、途切れることなく花道は続いていた。ここでようやく、ソレイユ旅団の面々に実感が湧くだろう――本当に、大陸の未来は自分たちにかかっているのだと)


――ったく、喧しいこった。いいよなあいつらは、誰かに縋って祈ればいいだけなんだからよ。……っと、これはアザネリア市民にはオフレコな。支持率下がっちまうから

(花道を抜け、王都アザネリアの門をくぐる。門の向こうには、広大な平原が広がっていた。未だアザネリアの領地ではあるが、そこに人影は見えない。急に物寂しくなった静寂を、ジャックスの悪態が打ち破る。緋色のグループを引率するかのように先頭を歩きつつ、首だけで後ろを振り返りながら自分勝手な釘を刺しておいて)

  • No.43 by メリー・スミス  2018-08-19 13:58:46 

【 メリー・スミス / 王都アザネリア-王宮・大広間- → アザネリア平原 】 

>>40 アメイズ

わっ、メイズ君すごいね!とっても綺麗……ねぇ、これって誰かをモデルにして作ったの?作品一つを作り上げるのにどれくらいの時間かかるの?道具はどんなのを使ってるの?
(共に旅する中で時間があればと思っていたが、そのチャンスが思いの他早く巡ってくれば瞳をパチクリとまばたきを繰り返し。その美しい作りにうっとりと瞳を輝かせるも、次に浮かぶのは物作りを目指す故の好奇心。矢継ぎ早に問いかけを畳みかけるも、広間に現れた騎士達によってお喋りの時間が終わりを告げてしまえば、残念そうに肩をすくめ「ありゃ、残念。また今度ゆっくり話聞かせてね!」と名残惜しそうに述べては、騎士達の話に耳を傾けるべく向き直り/蹴り可)

>>41 アン
そうだね、そうだね!楽しみだなぁ……ん?え、手合わせ?──ふふっ、勿論いいよ!約束だよ!
(相手の言葉に対し自分も同じ思いであると伝えるように、何度もしきりに頷いては同意を示し。これから先、どんな冒険が待っているのだろうかと思わず胸が高鳴ってしまうも、手合わせの単語が耳に入っては一瞬目を丸くし。戦士とは言っていたがまさかこんなに可愛らしい女性の口から聞くのは初めてであり、文化のちがいにまた面白さを感じつつ、断る理由など無いともう一度頷いては、右手の小指をピンと立て約束すると示し。さて相手の武器はと視線を向けた先はやけに長い印象を受ける袖であり、不思議そうに見つめるも、リンゴを用いて披露された一瞬の早業と空中での見事なキャッチを目の当たりにしては、思わず口をあんぐりと開き。続いて言葉よりも先に手を動かし、パチパチと拍手を送り「……え?え?すごいすごーい!アンちゃんすごいね!」改めて様々な魔導が世界にはあるのだと瞳をこれでもかと輝かせるも、広間に新たな人物が訪れ歓談の時間が終わりを告げたならば、そちらに顔を向け/蹴り可)

>>42 ジャックス、周辺ALL

(王に続いて此方も初めて見る騎士団の団長が壇上に上がり語り出せば、先程までお喋りを楽しんでいた口を閉じ、興味津々にそちらへと耳と体を傾け。ホログラムにて写し出された賢者の姿には綺麗な人だなぁと内心で呟き。グループ分けのメンバー発表が行われては、見知らぬ誰かよりはたった今出会った人達との縁をと願ったが、まさか周囲に居た人物全員が揃って同じ光を指輪に宿したならば、驚くべき偶然に瞳を大きく見開き。反応にワンテンポ遅れ、不意に抱きついてきたアンを仰け反りつつ受け止めては、自分も強く抱き締め返し「すごいね、こんな偶然あるんだ!アンちゃんや皆と一緒に旅が出来るなんて嬉しい!これからよろしくね!」と周囲を見渡しては、今後の旅を共にする仲間達に改めてそう告げて)

(賢者からナハトの討伐方法と行き先を命じられては「結構重要な任務を任されちゃったけど、頑張ろうね!それにソルマーニって、アシュちゃんやレーさんの町だったよね?アタシ難しい話はよく分かんないけど、楽しみだなぁ……うん、団長さんもよろしくね!」やる気満々に瞳を輝かせつつ二人に目を向け。己の知恵では大して役に立てない予感はするものの、行った事の無い町をこの目で見れるのは素直に嬉しくもあり、表情には笑みを浮かべながら団長の挨拶に軽く答え、後に続き広間の外へと一歩踏み出し。割れんばかりの声援に思わずビクッと肩を震わせながら辺りを見渡すも、どこを見ても人、人、人の山。その中に今までなら居て当たり前だったはずの魔族の姿はやはりどこにも居ない。この中で一人きりの魔族となってしまった親友にふと思いを馳せる。これは自分の未来の為、そして大事な友の為の旅路。「アタシ頑張って見つけてみせるから待っててね。アル様」真剣味を帯びた眼差しで雲に覆われた空を睨みつけ、周囲の騒ぎで誰の耳にも届く事は無いであろう決意を込めた呟きを一つ落とし、花道を突き進む)

(やがて景色が変化した所で一行を先導する騎士団長の意外な言葉が耳に入ってきては「ぷっ……ふふ、騎士団の団長さんがそんな事思うなんて何か意外!うん、わかった内緒にしておくね。──あ、団長さん質問!アタシ達が向かってる移動ポータルの場所ってどんな所で、着くのにどれくらい時間がかかるの?」騎士と言えば聖人のイメージがある故か、堪えきれず息を吹き出して思わず笑ってしまいながらも口許に人差し指を当て、シーっと息を吐き出すジェスチャーを。ついでとばかりに、ポータルへの知識もこの辺りに関しての土地勘も皆無な為、目的地への問いを投げ掛け)

  • No.44 by メリー・スミス  2018-08-19 14:27:05 

(/訂正
レイリアさんの出身はゼルウィンであるにも関わらず文中勘違いしてしまい申し訳ありません!レーさんの、の部分は無視して下さい。申し訳ありませんでした…!)

  • No.45 by √  2018-08-20 00:15:20 


【 ジャックス・ヤーファ / アザネリア平原 】


>>メリー、周辺ALL


ま、年を取りゃ気苦労も増えるってこったな。お前らも今はまだ若いが、覚悟しとけよ。あー……ポータルまであと30分ってとこだな。馬がありゃもっと早く着けたんだが、こないだナハトに襲撃されて大半が殺されたんだ、歩かせて悪ぃな。ポータル自体は、この先の関所の中にある。さすがに壊されちゃマズいってことで、賢者殿が結界を張ってくださったから、恐らく問題なく起動するだろう

(メリーに笑われれば、肩を竦めながらあっけらかんと答える。自分ももうすぐ四十路、初老に片足を突っ込んでいる。肩書もいつの間にか騎士団長だなどと大層なものを背負わされたうえに、嫁や子供も守り、食わせていかねばならない。早くも老婆心が芽生えているのか、緋色のグループに脅しじみた忠告を一つ。それから、メリーの問いになるべく丁寧に、順番に答えていき)

……そういや、お前らはナハトと戦ったことあんのか?

(メリーの質問に答える中で、よみがえったのは自身が交戦したナハトの記憶。単純な戦闘の実力に加えて、致命傷を与えても死なずに立ち向かってくる相手のことを思い出すと、いやでも眉間にしわが寄る。そして至ったのは、ここにいる彼らはナハトとの戦い方を知っているのかどうかということ。もしナハトと遭遇したことがないのであれば、自分が知り得ている情報を少しでも共有しようとグループ全体に問いかけて)

  • No.46 by レイリア  2018-08-20 20:19:40 

>>39 メリー

ああ、呼び方は好きにするといい。年功序列なんてことを言うつもりもないしな。
羨ましい…まあ、たしかにそうかもな。研究のためとは言え自分の見たいものを見て知りたいことを知れるというのは、ある意味贅沢と言われても否定はできない。
(あまりに素直に羨ましいと言われたために、自身もまた素直に思い返せば、確かにその通り自分はやりたいことをやっているに過ぎないわけで。思い出せば研究のためであっても楽しい旅であったな、と笑みがこぼれて)


>>41 アン

ん?いや、特に肩身が狭いとは思わなかったが…まあ、他に気にするべきことがあったから気にしていなかっただけかもしれないがな。
(事実、ドゥルシャムに滞在していた間は純粋に研究の一環という意識しかなかったため、女系国家であるがゆえの男性への目線であるとか、そういうものはあったとしても認識していなかったのである。事ここに至ってアンからそう言われて初めて、あったのかもしれない、と思う始末だった)


>>42 ALL

(周りを見渡して人数の多さからさすがに班分けをするとは思っていたが、まさか今しがた会話をしていたメンバーが同じ班になるとは思いもよらず、驚きに一瞬目を見開くも、はしゃいでいるアンとメリーを横目で見やりながら、数奇な縁とはこういうものか、などと思って薄く笑みを浮かべる。
そして自分の属する緋色の班の目的、そしてそのための最初の目的地を聞けば更に明確に笑みを浮かべる。理由の一つはミズホの名を聞いて、さらなる数奇な縁というものに笑いしか起きなかったため。そしてもう一つは、ナハトの討伐方法という自分の研究目標に負けず劣らずの難題に、心が踊ったため)

不可能を叩いて壊すことほど、研究者冥利に尽きることはないよな、ホント。
(その呟きは小さく、イーニェのホログラムから響く音声に掻き消えて誰にも聞こえることはなかっただろう)


>>42、45 ジャックス

喧しいのには同意する。同じ祈るのならもう少し淑やかに祈ってほしいものだ。
が、まあ、あれはあれで民の正しい在り方というものだろう。期待もせず絶望していてほしいわけではないからな。
(ジャックスの愚痴にも似た呟きに同意を示すものの、諦めているよりはまだマシだ、と一応民衆の方も擁護はしている。とはいえ、割れんばかりの歓声に、元々大きな音があまり好きではないため、表情はしかめっ面のままだ)

ふむ、馬にまで被害が……そのうち物流の馬車や家畜まで襲撃対象になりそうだな。
(そうなれば事態は一気に悪化する。世界規模での兵糧攻め、兵站潰しなど考えるまでもなく最悪の事態だ、そうなる前に、自分達はナハトへの対処法を見つけなければならないというわけか。難題に難題が重なる。だというのに心の底ではその難題が楽しくて仕方ないあたり、自分は根っからの研究者だな、と思った)

研究のために様々なところを飛び回っているが、直接戦ったことはないな。
奴らが出たという場所を見たことはあるが、実物を生で見たこともない。

  • No.47 by メリー・スミス  2018-08-20 21:35:20 

【 メリー・スミス / アザネリア平原 】 


>>45 ジャックス、レイリア、周辺ALL

んふふ、そーなんだ。団長さんも大変だねぇ
(笑いの余韻がまだ冷めなければ口から再び溢れ落としつつ、覚悟しとけの言葉には"はーい!"と片手を天に向けながら何とも軽い口調にて返し。しかし、問いかけの答えが得られれば表情を僅かに曇らせ「歩くのは全然いいんだけど……そっか、馬たくさんやられちゃったんだ。あ、賢者さんってさっきの美人さんだよね?結界張れるなんてすごいね、その人が守ってくれてるなら安心だね!教えてくれてありがとう、団長さん」馬と相手は語るが、各地でナハトに襲われる被害は人を含めきっとこれからも広がるのではの考えがレイリアと同じく頭に浮かぶ。それを阻止する為にも自分達が頑張らねばとの思いをさらに胸に宿しつつ、賢者の姿を頭に描いては瞳を輝かせ。最後に丁寧に説明してくれた団長へと軽く頭を下げ感謝の気持ちを伝え)

へぇ、レーさんはナハトが出たって場所見たことあるんだ!私も戦ったことも見た事も全然無いや。仕事の手伝いで手一杯だったからさ。だから、どうやっても死なないから見つかったら終わり、とか人に似た姿をしてるって噂を聞くくらいかな。他の皆はどうなの?
(レイリアの言葉に、去ったとは言え危険であろう現場を見に行く行動力や、その根底にある研究への熱意に驚きつつ、ジャックスの問いに自分もまた答える。自衛団の皆は村の周辺への警戒や不安を抱く村人への対処等していたように思えるが、ナハトへの対抗手段や自衛の為に武器を求める人々も増えてきた為、多忙となった店の手伝いに駆り出されていた自分には風が運ぶ便り以外に知る術は無く。言い終われば、他の面々へと視線を向けて)

  • No.48 by √  2018-08-21 01:47:48 



【 ジャックス・ヤーファ / アザネリア平原 】


>>レイリア、メリー、周辺ALL


ああ。厄介なことに、奴らは俺達と同等かそれ以上の知能を持ってやがる。何か、統率を取ってる親玉みたいなもんがいるのかもな。
(人だけでなく馬も狙う、ナハトの戦略性に苦虫を嚙み潰したような表情を。将を射んと欲せばまず馬を射よと言うが、だとすればナハトの最終目標とは何なのだろうか。無論そんなことが分かるはずもなく、憶測の域を出ない言葉を吐くしか出来ず)

賢者殿は魔導でどうにかなることは大抵こなせるらしいからな。美人と言えば、お前らが今から会いに行くミズホとやらも別嬪だって噂だが。時間があればサイン貰ってきてくれ
(賢者を称えたメリーに対して、感慨深そうに答える。矮小な自分たち人間と、始祖の間にある圧倒的な差を考えれば、頼もしくもあるが同時に嫌になってしまいそうで。ふと思い出したように話題をミズホに移し、この逼迫した状況には似つかわしくない軽薄な頼みごとを悪びれもなくして)

そうか、お前らは運がいいな。後学の為にも、奴らと実戦経験のある俺から簡単にアドバイスしといてやる。その一、絶対にタイマンで戦うな。最低でもツーマンセル、欲を言えば3対1に持ち込め。その二、そもそも勝算がないなら戦闘を避けろ。奴らは死なないどころか大怪我を負わせても時間とともに回復する。さらに、どうやら魔力の制限がない。つまり、魔導を使い放題ってわけだ。そんな奴に敵うわけねえって、さすがに分かるよな?その三、どうしても戦わなければならないなら、機動力を削げ。不死相手に消耗戦を仕掛けてもこちらに分はない。殺し方が分からないうちは、相手の足を止めてさっさとトンズラ作戦がベストだろう。……こんなところか
(未だナハトと遭遇したことがない、という答えをいくつか聞き、深い溜息を吐く。先頭を歩いたままくるりと振り返って、緋色のグループを見渡しながら、指を1本ずつ立てつつゆっくりとナハトと遭遇した際の注意を告げて)

ま、散々脅したが戦略さえあれば勝てねえ相手じゃねえ。とはいえ、殺し方は今すぐにでも知りたいけどな。本当に頼むぜ、ソレイユ旅団
(もう一度くるりと回転して前へ向き直れば、暢気に伸びをしつつ話題を明るい方向へシフトする。続けた言葉に、ふんわりとプレッシャーが感じられるのは故意か否か、それは彼のみぞ知るところで)

  • No.49 by アメイズ・ローメディア  2018-08-21 14:03:25 

【 アメイズ・ローメディア / アザネリア平原 】
>>ジャックス、周辺ALL
ご意見、感謝する。参考にしたいなぁ。
(戦うのはそこまで好きでもないがいずれ訪れるであろう戦闘のためには知識があった方が何倍もよい。それに経験のあるジャックスの話には相応の説得力があるのでしっかりと聞いて)
機動力か。足止めという点では私の魔導が役に立つかもしれないな。
(糸、自分のその能力は威力こそ小さいものの応用は効く。先ほどの話を聞けばぽつりとつぶやくように。)
まぁ、なるべく殺し方が分かるまで関わりたくないねぇ…

  • No.50 by アシュリー・クレスト  2018-08-21 17:33:40 

【 アシュリー・クレスト / 王都アザネリア-王宮・大広間- → アザネリア平原 】

>>38 レイリア

レイリアさん……ええと、研究部で何度かお見かけしたことがある気がするのですが……。
(相手の顔は研究部で何度か見覚えはあるが名前を聞くのは初めてで、しかも名前はミズホからほんの少しだけ聞いたこともあるため顔と名前が初めて一致して。騎士団長の一声により歓談を中断せざるを得なくなり、一先ず改めて挨拶を/蹴推奨)
まぁ、同じ研究者同士……といってもぼく……違う、わたしは見習いですが、改めて、これからよろしくお願い致しますね?


>>39 メリー

メリーさんですね?まぁ、種別は違えど同じ見習い同士、一人前になれるように頑張らないと、ですね?
(同じ見習いということに親近感を感じつつ、笑顔で手を差し伸べられたこともあり、此方もやんわりと微笑めば片手を差し出して握手を交わすだろう。次いで髪と瞳を褒められれば、今まで虐めの対象でしかなかった部位を褒められたために此方も自然と表情が緩み、素直に礼を述べて/蹴推奨)
そう言われるのは初めてです。ふふ、ありがとうございます。



>>ジャックス、周辺all

(歓談を中断する一声は騎士団長のものであり、周囲と共に騎士団長の方を向いて、丸い物体からホログラムの人物ーー自身が学生時代、一番世話になった恩師たる賢者の姿が映し出されて思わず「イーニェ様!」と叫んでしまうだろう。彼女に男前と言われて頬を染める騎士団長を微笑ましく見ていればメンバー発表の時が来て、自身が右中指にはめた指輪が光ったのは緋色であり、周囲を見渡せば奇しくも先程歓談していた者たちも指輪が緋色に光っていて、知り合った人物と一緒のチームに内心ホッとしつつ、メリーに抱きつくアンを笑顔で見守りながら他のメンバーにも「改めて、よろしくお願い致します」と軽く会釈して。次いで緋色のチームの目的、ナハトの討伐方法を探る話を聞けば、確か研究部でも話題になっていることかと記憶を辿るが、またまた奇しくも行き先は自身の出身であり現在の職場、尋ねるのは直属の上司たるミズホであることに苦笑いしながらも、案内は自身が担当するだろうと色々考えており。一通り話が終わりホログラムのイーニェが消えれば、本人では無いのはわかりきったことではあるが一礼して。改めて護衛を務める騎士団長たちに「短い道中ですが、どうぞよろしくお願い致します」と丁寧に挨拶して、城を出れば耳を割らんばかりの大歓声に迎えられ、軽く片耳を塞ぎつつ苦笑いを浮かべて、ジャックスに促されたのもあり空いたもう片方の手で控えめに手を振るだろう。草原に出れば途端に悪態を見せるジャックスに苦笑いしつつも宥めて)

確かに楽ではありますが、縋るものが無ければ不安が募って情緒不安定になり、先程のような表情は浮かべられないでしょう……。

(歩きながらナハトに関して問いかけられれば、遭遇経験は無いが研究部では専ら話題であり現在の研究課題でもあるため、ジャックスから戦略を聞けば、研究部にて聞き耳を立てて聞いていた研究員たちの推論を述べていくが、まだ不透明な部分が多くあることもあり、ジャックスの戦略に同意して)

そうですね……ぼく……違う、わたしは遭遇経験はありませんが、今や研究部でも持ちきりですし、一つの研究課題にもなってます。
そうですね……魔導を無限供給するメカニズムが分かれば…………例えばコアのようなものでもあれば楽なのですが……。あとは魔導の流れを遮断したり供給源があれば断ち切ったり…………そういった具体的な部分がわからない以上、ジャックスさんの戦略は正しいかと。

  • No.51 by メリー・スミス  2018-08-21 21:45:37 

【 メリー・スミス / アザネリア平原 】 


>>48 ジャックス、アメイズ、アシュリー、周辺ALL

統率かぁ……頭がいいのは厄介だね。──へぇ、ミズホさんも美人さんなんだ、会うのがもっと楽しみになっちゃった!ふふ、団長さんってば美人さんは皆大好きなんだね。うん良いよ、メモ用紙にサイン貰ってきてあげるね!
(統率、と聞いて脳裏に以前に戦った事のある盗賊団の姿が浮かべば、嫌そうに眉を寄せしかめっ面を。だが話題が移ればコロリと表情を一変させ、団長が賢者に褒められ顔を赤くしていたのを思いだし、からかい混じりの言葉を述べてはクスクスと笑い。相手なりに重たくなった空気を晴らそうと思っての冗談なのかもしれないが、サインの件について間に受けては右腰に携えた道具入れ用のポーチに一度片手で触れ、任せてとばかりにぐっと親指を突き立て了承し)

わぁー……ええっと、ナハト相手に一対一は駄目で、怪我させたら治るまでに時間は掛かって、めっちゃ強いから、足止めして逃げるしか無いんだね?あははっ、考えることがたっくさんあって大変そうで燃えるね!ってそうなの?ねぇ、メイズ君の魔導って一体どんなやつなの?
(次いで団長からナハトへの現在出来る対処法を教えられては、同じく指折り数え、忘れないよう記憶に刻むように、自分にとって分かりやすい言い回しに噛み砕いて復唱し。現状をより理解してはそのなかなかな難題に対し可笑しそうに笑い飛ばし、どう攻略していけばいいのかとの思いから闘志に火が点いたかのように、瞳に宿る光はやる気を失わずそう言ってのけ。アメイズの声が聞こえては歩きながら思わず聞き返し、興味津々に問いかけ。アシュリーが語る研究部での推論には「いろんな人達が皆頭を悩ませてるんだね。もしナハトに出会っちゃったら、色々試してみなきゃね」と、考えるだけでは答えの見えない問いに、手探りしていく他ないとの気持ちを言葉に溢し)

  • No.52 by √  2018-08-21 23:30:47 



【 ジャックス・ヤーファ、『不気味な少年』[中華の娘] / アザネリア平原 】


>>アメイズ、アシュリー、メリー、周辺ALL


ああ、力押しではまず敵わねえからな。案外搦め手の方が有効だったりするだろうぜ
(アメイズの言葉に、こくりと頷く。例えば、己と相手のナハトが同じ魔導を持っていた場合、その勝敗は魔力の差によって決する。魔力が無限ということは、魔導の出力も無限ということ。彼らと同じ土俵で戦えるのは、それこそ各国の騎士団長クラスや始祖ぐらいだろう。アメイズが汎用性の高い魔導を持っているなら話は早い。案外この緋色のグループは、戦闘におけるバランスを考えられて組まれたのかもしれないと頭の片隅で推察して)

美人が嫌いな男なんていやしねえよ。無論、俺の嫁が世界で一番別嬪だがな。おう、素直でいい奴だな。俺の娘もお前みたく育ってほしいもんだ
(揶揄うようなメリーの言葉に対しては、心外だとでも言わんばかりに肩を竦める。そしてあっけらかんと惚気じみた自慢を挟めば、サインの件について驚いたように一度目をぱちくり。すぐに微かな笑みを浮かべて、まだ幼い自分の娘が彼女のように明朗快活に育つようにと願って)

ああ、そういう難しい話をするためにソルマーニに行くんだろ。ほら、見えてきたぞあれが――――
(アシュリーの考察を聞いていると、遠くに関所が見えてきた。それを指し示したその瞬間、どがこん、と凄まじい轟音。次いで、関所から大量の砂埃が舞った。ジャックスの背中を、悪寒がぞわりと駆け抜ける。轟音の正体は、きっと――。)

……賢者殿の采配は的確だったようだな。お前ら、一度しか言わねえからよく聞け。今から、俺の部下の魔導でお前たちの存在を隠匿する。姿はもちろん体臭に至るまで、“隠匿”の力で相手から隠すことが出来る。ただし、お前たちの存在を完全に遮蔽できているわけではない。呼吸音、足音、出来るなら心臓の鼓動にまで細心の注意を払え。俺達が奴らの気を引く。その隙に、奴らにバレないように関所に入り込んで、移動ポータルをくぐれ。
(急に事態が逼迫し、緊張感が辺りを包み込む。ジャックスは、己とその部下2人を旅団員の護衛につけたイーニェの意図を、やっと感じ取れたと言わんばかりに溜息を吐いた。そして緋色のグループに向き直れば、ゆっくりと、丁寧にこれからの作戦を説明する。2人いる部下の内、1人の魔導は“隠匿”。その力を最大限利用して、ナハトの横をすり抜けるという作戦で)

これがお前たちの初めての死線となるかもしれん。だが、必ず潜り抜けろ。誰も死ぬな。……ウィル、やってくれ

『きひっ。あしょぼお』

(ウィルと呼ばれた部下が、真剣な表情で頷き、魔導を発動させようとした刹那。背後から、不気味な、舌足らずの幼い少年の声が聴こえた。)

(ウィルの腹から赤い花が咲く。悲鳴を上げることも出来ずに地に伏しゆく。)

――――!走れッ!!

(ジャックスの顔から血の気が引く。いつのまにか自分の懐にまで間合いを詰めていた少年の、邪悪な微笑みに背中が粟立つ。――作戦は失敗だ。弾かれたように、緋色のグループに対してこの場から一刻も早く離れつつ関所へ向かうように叫んで)

[待つアル。誰も、ポータルへは行かせないアルよ]

(絶望を灯す、もう一人のナハトの声が響く。緋色のグループの前に立ちはだかったのは、一見して20歳前後の女の姿。服装や髪形、口調からして、いわゆる中華テイストを彷彿とさせる女は、口調とは裏腹に厳かな声音で威圧感を表して)


【というわけで、祝!ナハトと初エンカウント!拍手!!
 立ち向かって頂いても、逃走ロルを回して頂いても、結局行きつくルートは同じですので、お好きなように初ナハト戦を楽しんで頂ければ幸いです。あれだけフラグを立てていたので察しの良い方はお気付きかと思いますが、これは負けイベントです。頃合いを見て次の展開に移行しますので、それまでは絶望をお楽しみくださいませ】

  • No.53 by メリー・スミス  2018-08-22 02:00:24 

【 メリー・スミス / アザネリア平原 】 

>>ジャックス、中華の娘、周辺ALL

(団長や仲間と話す和やかな時間は、突如鼓膜に響く轟音にいともたやすく切り裂かれた。緩んでいた頬を引き締め音源を辿り、逼迫した事態であると理解しては、団長の指示に一切口を挟まず耳を傾け静かに頷く。そしてウィルと呼ばれた騎士を見、力を失いどさりと音を立て地に倒れ、赤い血がじわじわと広がっていく様を見てしまう。先程まであった命があっけなく消え去る姿に瞳を見開き、浅い呼吸を何度も繰り返す。ドクドクと煩く心臓の音が全身に駆け巡り、肉体は金縛りにあったかのように硬直してしまうも、団長の声によって何とか意識を取り戻し、弾かれたかのように関所に向かって走り出そうとするも、行く手を阻む新たな敵の存在。醸し出す雰囲気こそ威圧感があるが、それを除いては自分と同じくらいの年頃の、異国の衣を纏った女が、同じ言葉を話してくる現状に脳内はさらに混乱する)

(前線は任せて、等と広間では息巻いていたが、一目見て格の違いを嫌でも理解させられる。ここには頼りになる自衛団の皆は居ない。騎士団長は不気味な少年の姿をしたナハトの対処に追われるだろう。レイリア、アメイズは接近戦はあまり得意としない雰囲気だった。アシュリーは背負っている弓矢から見てやはり、あまり近付けさせたくは無い。ならば自分のするべき事はと、無い知恵を振り絞り腰に携えた剣を鞘から引き抜く)

団長さんも死なないでね!皆、行こう!
(叫ぶようにして声を飛ばし、剣の切っ先に意識を集中させる。間近に感じる死への恐怖、例え短い間とは言え道中を共にした騎士を倒された怒り、ここで終わる訳にはいかない思いから、不安定に揺らめきながらも大きく燃え上がる炎が出来上がれば"はあっっ!"と掛け声と共に数メートル離れた距離から剣を振り下ろし、火球を中華の女の足元に狙いを定め、放つ。先の団長の話から例え怪我を負わせる事は難しくとも、平原の草が燃え上がり火炎と煙が女の動きを少しでも鈍らせてくれる事を祈り、また、攻撃を仕掛けた己が注目され他の皆が逃げやすくなる事を願いながら、その後は自分も関所に向かって一直線に走りだし)

(/わぁー!(パチパチ/拍手)一気にシリアスな雰囲気になりましたね。強敵な雰囲気がロルからも伝わってくるかのようです。了解致しました。戦闘ロルは不馴れな点も多い為、温かい目で見守って頂ければ幸いです。ナハトへの対抗手段が見つかったら彼らにリベンジ出来る日を夢見つつ、娘には精一杯頑張ってもらおうと思います/蹴り可)

  • No.54 by アメイズ・ローメディア  2018-08-22 14:28:33 

【 アメイズ・ローメディア / アザネリア平原 】
>>メリー、ジャックス、周辺all
私の魔導かい?こうやって自分の魔力を「糸」に変えることができる能力さ。
(幼いころより付き合ってきた自信の魔導は一見頼りなく見えるが応用が利くことを誰よりも知っている。逃げるのが前提ならばなおさら役に立つだろう。そう思っていると突然の出来事に一瞬足がすくんだがすぐ状況とするべきことを自分の脳で割り出す。)
聞いたか!?逃げろ!死にたくないものは走れっ!
(普段の陽気な性格もどこへやら、案外彼は熱くなりやすい性格なので声は荒くなるがしっかりと自信のなるプランを成形し皆へ呼びかける。)
団長、あなたたちの事は忘れない。生きてまた会おう。
(笑顔でそういうと自信の魔導、魔線で作った糸をネットのように編んで二人の敵へ打ち出す。拘束、罠、命綱。逃げるにはもってこいの力だが通用するかは初めての体験だ。しかしその効力を確かめるより自分たちの命のほうが優先。大地を蹴って一直線に逃げる。)

【パチパチパチ……いい展開になってきましたねー、これからの展開やストーリーに目が離せません。私の子が少しでも物語を盛り上げればと思っています!

  • No.55 by アシュリー・クレスト  2018-08-22 14:51:40 

【 アシュリー・クレスト / アザネリア平原 】


>>52 ジャックス、中華の娘、>>53 メリー、周辺all

(ナハトの倒し方について、ジャックスに言われれば苦笑いしつつ「すみません、つい研究者としての癖が」と謝罪し、再び思考をナハトの方に戻すが、関所付近にて響き渡った轟音により中断して鋭い目を向けて。ウィルと言う騎士が魔導を使おうとしたところを不気味でまだ舌足らずな少年が襲撃し、ウィルは魔導を発現する前に赤い花を咲かせながら地に伏してしまい。これまでに人の死は研究材料を集めていた際に何回か目撃はしたことはあるが全てモンスターの仕業であった。さらに初めて遭遇したナハトは不気味そのものというのもあり、あっという間の出来事に目を見開き全身の鳥肌が立ち、恐怖が支配する中ジャックスの叫びにより何とか足は動き出すだろう。走る直前、団長たちに「ご武運を」と一言声をかければ、メリーの先導により走り出して)

足止めくらいなら……!《付与》!

(走りながら取り出したのは自身の獲物である弓矢であり、矢に触れて意識を集中すれば魔導を発動し、矢に麻痺効果を付与するだろう、矢は淡い黄色の光をぼんやり放ったのを確認すれば弓を構えて矢を携え、中華の娘に当たるようにと心中で願いながら、メリーが火球を放ったのに合わせて撃ち込み、運良く当たり麻痺で時間を稼げることを願いつつ弓は持ったまま、メリーに続いて一直線に関所へと走り出し)




(/祝初遭遇!一気にシリアス、そして絶望展開へ……!当方も戦闘ロルは不慣れではありますが、娘には頑張って足止めをさせます!←
騎士団長たちの無事とその後強敵ナハトの弱点が露呈されるのを願って……!)


  • No.56 by レイリア  2018-08-22 20:42:22 

【レイリア・ウィリーデ / アザネリア平原】

>>周辺ALL

(其れは何とも分かりやすい絶望。目前に降って湧いたナハト、そしてそれへの対抗策の途絶。ウィルを殺した幼い少年のようなナハトも、特徴的な話し方をする女性のようなナハトも、どちらも現状でどうにかできるような代物ではないと、その纏う空気だけで理解できた。
しかしだからといって何もできないわけではない。片方はジャックスが留めておいてくれるだろう、そのうちに、自分達はポータルへとたどり着かなければならない。一瞬だけジャックスへと目線を向けて、すぐに関所に向けて走り出す)

手傷を負っているわけはないだろうが…なにか見えれば儲け物、程度だな
(他のメンバーが牽制の攻撃はしてくれた。ならば自分がすべきことをする。関所へ向けて走りながら、両の眼に魔力を集中させる。視界が、心なしか白黒に染まっていくかのような感覚。期待はしていないが、弱っている点が見えるだろうか)

しかし…人語を解するのか。意思疎通の可能性…交渉や揺さぶりも可能…いや、それよりも…
(『どうやって作戦を知った?』とは口に出さない。今はこの絶望を叩いて壊し、ただ逃げ延びること)



(/ヒャッハー、負けイベントだー! ということでダメ元弱視です。展開的に何も見えないでしょうけども←)

  • No.57 by √  2018-08-22 21:42:16 



【 ジャックス・ヤーファ、『不気味な少年』 / アザネリア平原 】

>>対象なし

(ギィン、と鈍い金属音が平原の空気を震わせる。不気味な少年は、巨大な鋏の番を外した、歪な双剣を得物として振るうようだ。目の下に刻まれた深すぎる隈に、邪悪なまでに無邪気にニヤついた顔が戦慄を煽る。倒れたウィルを、もう一人の部下が必死に介抱するが、回復の見込みは極めて薄いだろう。――彼らが中華の娘にやられてしまう前に、この少年を片付けなければならない。また、関所から上がった轟音の主が娘と少年ではないとしたら、3体目のナハトが関所にいることになる。嫌な想像に駆られていると、ふと、ギリギリ間合いの外にいる少年が、揺さぶりのつもりか声をかけてくる。アメイズが飛ばしたネットを、造作もなく双剣で切り裂きながら)

『きひひ、いいのお? クーに殺されちゃうよ、あいつら』
「その前に俺が駆けつけるさ。美しい賢者殿から仰せつかった任務だからな」
『僕を倒す気? 無理だよ、オマエ一人じゃ』
「違えよ。俺一人だから倒せるんだ」

(緋色たちに「走れ」と言った理由は、二つある。一つ目は、この場から早急に離れ、関所へ少しでも近づくため。二つ目は、己の周囲から彼らを遠ざける為。ワルキューレ騎士団長は、腰に下がっている長剣を抜いた)


【 クーリャン、「アン・ダードッグ」 / アザネリア平原 】

>>ALL

(蜘蛛の子を散らすように逃げ出す彼らを、冷めた目で見遣る。その視線は余裕の表れというよりも、面倒臭さの方が色濃い。メリーの掛け声の後に飛来した火球を、バックステップで事もなげに躱す。火炎が地面に着弾したことから周辺の草へ延焼していくが、それはナハトという化け物相手には大した意味もなさず。己を狙って放たれた矢とネットに気付くと、その場で高らかにフィンガースナップを一つ。弾けるような軽快な音が響いたかと思えば、それらは中華の娘に届く前に、ふるふると独りでに震えて力なく落下して)

……行かせない言ったアル

(溜息交じりに呟けば、背負った大槌に手をかける。女の細腕には似つかわしくない巨大な得物を軽々と空中で一回転させれば、頭上高く振り上げて思いっきり地面を殴打。すると、その大きな衝撃が不自然なほどにさらに大きく、地面を次々に隆起させていく。衝撃は波となって地面を伝播し、ついには緋色たちの足元にまで届く。急に足場が異常なほどにデコボコすることで、走ることはおろか歩くことさえままならないフィールドを作り出し、緋色たちの機動力を圧倒的に低下させる。地形を変えるほどの力と先ほどのフィンガースナップは、魔導以外に何の説明も付かない。レイリアの魔導も、この状況を突破する足掛かりにはならず、絶望のノーヒントを突き付けるだけに終わる)

大人しくここで死ぬ。それ正解ネ

(目を付けたのは、現時点では恐らく最も攻勢に向いた魔導を持っているであろうメリー。地面を蹴れば、チャイナドレスの裾を翻しつつ弾丸のように一直線に彼女への距離を詰め、重い武器を振るっているとは思えないほどの速い振りで大槌を振り抜く。いくら彼女が剣を抜いて防ごうとも、剣の方が衝撃に負けて折れてしまうであろう破壊力。この一撃で、彼女の身体を粉砕し、相手の頭数を一人減らす――はずだった)

「だめっ!」

(上ずった悲鳴のような声を発したのはアンだった。元踊り子の羽根のような身軽さでメリーと中華の娘・クーリャンの間に割って入れば、メリーをクーリャンの攻撃から庇うように武器であるショールを最大限に広げ、自身の持てるありったけの魔力を注ぎ込み、硬化させる。ダイヤモンド並みかそれ以上に硬化されたショールに、クーリャンの大槌がクリーンヒットする。ぼぐしゃ、という鈍い音と共に、アンの身体は数メートル先へ吹き飛んでいた。最大硬化されたショールは無事だったものの、それを持っていたアンの両腕は開放骨折しており、あまりの痛みと衝撃にアンは叩きつけられた地面に伏して気絶していた。魔力を失ったショールは、ただの布きれへと戻ってアンの上に力なくひらりと落ちた)

……まずは一人。次お前ネ

(狙った獲物ではなかったものの、結果的に緋色のグループを一人減らしたことに違いはない。肩越しに大槌を担いで体勢を立て直せば、もう一度メリーの胴体を粉砕するつもりで大槌を振り抜いて)


【アン・ダードッグ→アンダードッグ→“噛ませ犬”。ここでアンを捨て置くか、救助に向かうかはご自由になさってくださいませ。何せ気絶していますので、アン相手には確定ロルの使用OKです。場面が移るまで彼女の意識が戻ることはないですが、選択によっては今後のルートに少しだけ差が出てきますので、悪しからず。
 弱視についてですが、今後もナハト相手では弱点が見えることはほぼ皆無かと。ナハト相手“では”、ですが。それでは、引き続き本編をお楽しみいただければ幸いです……!/蹴推奨】

  • No.58 by アシュリー・クレスト  2018-08-22 22:14:34 

【 アシュリー・クレスト / アザネリア平原 】

>クーリャン、アン、周辺all


(メリーの火球を軽々と交わし、周囲に延焼しても尚様子の変わらぬ相手を鋭い目で見るが、自身とアメイズの魔導をフィンガースナップ一つで落とし、さらに地形を変えるほどの圧倒的なパワーは間違いなく魔導そのもの。その効力を見れば相応しいであろう名前を呟き)

あれは魔導…………もしかして、重力操作系……?

(そして有り得ない速度でメリーに向かい、彼女に絶対に振るえないであろう大槌を軽々と振りかざせば思わず名前を叫んでしまい、しかし割って入ったアンの活躍により難は逃れたが、再び絶望の時。アンは気絶し、防御が無いまま、間違いなくメリーは無防備だろう、最大戦速で弓矢を構えれば、重力操作で落とされてしまうと分かっていながらもメリーを救うべく《付与》で麻痺効果を再び矢に与え。時間差ならばと二本に付与すれば、一本を撃ったのちにもう一発撃ち込み)

させません!その方から離れてください!

(躱すだろうか、それとも重力でまた力なく落ちてしまうだろうか、いずれにせよ目の前にいる新たな仲間のピンチを捨て置くことなど己には無理で。8本あった矢の残りが5本なのを確認すれば、尚も気をこちらに逸らすべく新たに矢を二本持ち。視線をアンの方に向けて状態を確認すれば気絶しているだけでありまだ生きてる。彼女も放って置けないが今は目の前の危機に集中し、再び《付与》を発動して一本は麻痺効果を、もう一本には毒効果を与えれば、淡く黄色に光る矢と淡く紫色に光る矢をそれぞれ構えて)


  • No.59 by メリー・スミス  2018-08-23 00:58:43 

【 メリー・スミス / アザネリア平原 】 

>>クーリャン、アン、アシュリー、周辺ALL

っ……──そんなっ!
(己の放った火球はあっさりと避けられ、燃える炎も牽制には足りず。糸も弓矢も目の前の敵には届きもしない。そして女の大槌が地面を叩いては地震のような大きな揺れと共に地形は変化し、関所はもう目の前だと言うのに、駆けて行く自分達の行く手を阻む。それだけでは無く、驚くべき速度にて距離を一気に詰められ、受け流しも回避も不能な一撃が自身目掛け繰り出される。死を覚悟した刹那、褐色色の背中が目の前に広がり、硬化した布ごと自分の代わりに後方に吹き飛ばされた彼女の姿を目の当たりにしては「アンちゃん!!」と叫び声を上げ)

(アンがどうなったのか、確認する間も無く当たれば一撃必殺の大槌が再び迫り来る。しかしこんな時だからこそ火事場の馬鹿力とも言うべき力が発揮したのか、はたまた幸運か。考えるよりも先に本能が、先程と同じ横振りの攻撃がくると察知しては、凸凹とした地面を強く蹴り上げ、後ろに避ける事によって間一髪の危機を逃れる。だがこれで終わりでは無いだろう。視界の端にアシュリーの援護射撃が見える。先程ネットや弓矢を地に落とした魔導の発動にはフィンガースナップが必要動作では無いかとの希望的観測が頭を過る。アンを助けるには自分では距離が離れすぎており、また向かうにしても逃げるにしても足場の悪い地面の上を駆けながら、無防備な背を目の前のナハトに晒す事になる。ぐるぐると考えが脳内を瞬く間に駆け巡り、結論を出す)

誰かアンちゃんをお願い!アタシは大丈夫だから、足を止めないで!走って!
(アンは他の誰かに頼む事にし、最初の願い通りナハトは自分に注目している今。敵の数は今の所2名、範囲攻撃持ちとは言え其々がバラバラに関所を目指せば、一人か二人だけでも到着出来るはず。ここで希望の光を途絶えさせるわけには行かない、ならばこそ自分は一秒でも二秒でも、アンの救助や仲間達が関所に向かう為の時間稼ぎをしようでは無いか。一対一で戦うなと言った団長の言葉が危険信号をしきりに鳴らすが、頭の悪い己はそれ以外の手が浮かばないのだから仕方ない。覚悟を決め、女が武器を振り切ったであろう後を狙い、真正面から今度は此方から、大槌を振り回し辛いであろう距離まで間合いを詰めようとし。もしそれが成功したならば、燃え上がる炎を纏った剣にて女の胴体目掛け、突きを繰り出そうとするだろう)

  • No.60 by 中華の娘  2018-08-23 22:20:49 


【 クーリャン / アザネリア平原 】

>>メリー、アシュリー、周辺ALL


死にぞこないを気にしてる場合アルか?

(倒れ伏し動かなくなったアンに対して、彼女を捨て置かず気に掛ける合理性のなさに不思議そうに眉をひそめる。フルスイングした大槌は空振りに終わり、勢いを殺し切れず大槌の側面が低い音と共に地面とぶつかる。ふと聞こえてきたのは、そちらに注意を向けようとしているであろうアシュリーの声)

“今から攻撃する”って、自分から敵に教えてどうするネ!

(矢が飛来する方向、つまりアシュリーの方を向いて声を張り上げる。放たれた一本目の矢は、フィンガースナップの時と同じようにクーリャンに届く前に震えて落下した。それはまるで、不可視の何かに阻まれているような不自然な落ち方で。ふと熱量を感じてメリーへ向き直れば、先ほどより距離を詰められている。迫りくる炎の刃を躱すべく、地面についたままの大槌を支点に、側転の要領で回避する。だが回避した先に襲い来るのは、時間差で放たれた淡い黄色の魔力を宿した矢。その存在に気付いた時には既に後の祭り、側転後の体勢でなんとか身体を捻るも、矢はクーリャンの肩を掠めて僅かな傷をつけた。自動的に傷の再生が始まっており、既に傷口は塞がりつつあるが、魔力に載せられた麻痺効果はクーリャンの体内を巡っているだろう)

(その時、関所から再び轟音と砂埃が舞い上がる。関所でも、何者かとワルキューレ騎士団が戦闘していることは想像に難くない。つまり、緋色の誰かがクーリャンから逃げ延び、関所に辿り着いたとしても、その先にはまた――)

あっちでは派手にやってるネ。こっちも鳴り物入りでいくアルよ。アイヤー!!

(関所に目を遣りつつ、大槌を肩に担ぎ直す。矢が掠めた部分に違和感がある――毒の類か、と冷静に思考しつつ、特にそれを脅威とは受け取っていないようで。メリーとその後方にいるアシュリーに視線を戻せば、口元に不敵な笑みを浮かべ、大きな声で鬨を張り上げた。その瞬間、クーリャンを中心に不可視の衝撃波が全方位に広がり、緋色たちへ迫りくる。それは破壊力の増した突風にも似ていて、触れれば吹き飛ばされてダメージを受けることは必至だ。打ち所が悪ければ大きな怪我の誘因にもなるだろう。アンも無論攻撃対象に含まれており、防御する術のない彼女にこのままではクリーンヒットしてしまうはずだ)


(/一方的過ぎるのも面白みがないと思ったので、女子二人の素晴らしい連携で中華に手傷を負わせる展開にしました。アシュリー本体様にご連絡なのですが、次レスから魔導を行使する場合、“どの程度の魔力を込めたか、命中すればどのくらいの時間効果があって、軽度から重度まで、どの程度の状態異常を引き起こすか”を常にロル中に明記して頂ければ幸いです。)

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