アリスは憂鬱な夢を視る　/　半無登録、指名制　/　NBL　/

＞ジョーカー

ジョーカーは悪い人を監視する良い人なんだねぇ。
( “良い人”の定義は人それぞれで今さっき会ったばかりの酔っ払いがそれに当て嵌るかどうかは極めて謎。それでもいつか読んだ御伽噺に出てきた看守は皆が皆悪人よりは良い人なのだ。隣に並び立ち歩む中でこれから己がやる仕事内容を説明されれば先ずはある程度のお金が貰える事に「期待する」とだけ答えて。それにしても鉄格子の汚れを拭く仕事なんて生きてるうちに早々出来るものではない。純粋に仕事として捉えるなら、ば。「ねぇジョーカー。この国で牢屋に閉じ込められるって何をすればいいのかな？お庭に咲いてる真っ赤な薔薇をぜーんぶ残らず真っ白にしちゃうとか？」あくまで純粋な疑問として受け取ってくれるだろうか。横にある顔を見上げるようにして頭を持ち上げつつまるで何て事のない会話を楽しむように疑問を投げ掛ければ「牢屋に入れられた人はきっとずーっとそこで暮らすよね」ぽつり。視線前方に戻すと同時に小さな呟きをも落として )


（／ ありがとうございます！よろしくお願い致します…！）

＞メアリ

＿＿＿。(ガサ、ガサ。草木を掻き分けて進めば時に選別した草花を麻袋の中に入れて。複数ある腕を器用に使いながら仕事をしていると、視線の先に目に入ったのはカエルやウサギのような動きで飛んだ少女。糸のように細められていた瞳を少しだけ開くとその姿を追い掛けるように視線を動かして「――アリス。アリス、」最初は呟くように、二度目は複数ある腕を二本使い自らの口元に宛がってメガホン代わりに使用しつつ少し声を張り呼び止める様に。「そっちに行ったら道が悪くなるよ」呼び止めた大きな理由は、森をよく知るからこそか。彼女の進む方向が道の作られない獣道ばかりの場に出るから。「遊園地に行くならそっちより、こっち。お菓子屋さんなら、こっちから」口に当てていない腕を使い広がる道を選ぶように人差し指を伸ばしながら道を伝えて)


＞キキ

良い人、かは分からないかなぁ。(うーん、と間抜けた声で考える間を作ればんふふと噴き出すように笑い声を交えて。牢屋の中に対する興味が彼女の口から現れると「――ボクの匙加減かな。僕の機嫌が悪かったら捕まえちゃうし、機嫌が良かったら見逃しちゃう」人差し指をピンと伸ばしてあはは、と酒交じりだからこそのご機嫌な緩い笑い声と共にとんでもない返事を。暫し地下に向いて階段を下りていくと扉を開き、ずっと奥まで広がる自らにとっては見慣れた牢屋を一瞥。「――ずーっと過ごされたら今頃満杯。そうじゃない、ってことはこの国に悪人が出て無いってこと。……な、訳が無いんだよ。」トントン、と足音を共に数歩先を歩けば真っ白な雑巾を彼女へ渡し、「気付いたらいなくなっちゃうんだ。不思議だよねぇ」空っぽの牢屋の中を覗き込み軽口のように続け)

>ムカデ
＿＿ッなにそれぇ！！すごぉい、どこれくっつけてもらったの？いち、にー…んっと、メアリよりもいっぱい！ねーね、メアリもほしー！
(道が少しずつ草木で荒れてきたからか聊か進みの遅くなった蛙の背中をつんつんと突いていた最中、不意に自分の呼称として先日説明されたばかりの"アリス"との呼び声が聞こえ、地面にしゃがみ込んだまま声のした方を見上げるとそこに佇んでいた相手の姿に思わず目を丸くして。ひょろりと大きな体に見慣れない青白い肌、そして何より特徴的な胴体から生えた複数の腕、その様に相手の説明など耳にも入らずするりと抜けていき。あんぐりと口を開けたまま何やら道を示す様に動きを見せるその腕にじわじわと湧き上がる好奇心に瞳を輝かせれば次の瞬間蛙さながらにびょんっと跳ねるように立ち上がり。勢いはそのままに不躾にも相手が道を指し示したうちの一本の腕にしがみつくと少しだけ背伸びをしながら無遠慮に腕を触り始めて。まるで話を聞いていないのか次々と浮かぶ疑問を相手にぶつけながらどこか興奮気味な表情でその腕に羨望にも似た視線を注いで)

＞ジョーカー

うわぁ、全然良い人じゃなかった。でももし帽子屋さんが悪い事した時にはちゃーんと捕まえて。そして私に教えてね。
( カツ、カツ、と靴音を鳴らしながらひんやりと薄暗い地下室への階段を降りる。その最中に返された言葉は看守として果たしてどうなのかと言わざるを得ないもの。されどそれは気持ちを擽るのに丁度の所にあった。クスクスと堪える事の出来ない笑い声を響かせつつピンと伸ばした人差し指をクルクルと回しては相手に負けず劣らずとんでもない発言を落として。目の前には聳え立つ鉄格子。差し出された真っ白な雑巾を受け取り一先ずその感触を確かめるようにぎにぎと指を動かしてから同じ様に鉄格子の中を覗き込む。確かに人っ子一人居ない。捕まえた囚人が突然跡形もなく消えるだなんてそんな魔法みたいな事があるのか。「＿＿誰かが逃がしてるのかなぁ。それでね、誰にーも見付からないように二人何処かでこっそりと過ごしてるの。愛、だよねぇ」今一度確かめるように瞬きを落とす。それからうーんと考えた先に辿り着いた自論は聞く人が聞けばただの狂気に満ち満ちたそれで )

＞メアリ

(腕に触れる柔らかい手のひらの感触、次から次へとテンポ良く振る言葉を一つずつマイペースに解釈して行く。故に表情の変化なく彼女の様子を見つめるだけで反応は薄く、漸く唇が開かれると「これは＿＿＿生まれつきだから。付けるのは無理かな」何とも時間を経てからの返事、口元に当てていた腕を二本下ろしてそのままグーパーと指先を丸めたり広げたりを繰り返し「アリスは元気だね。お散歩中」森の中で補助の住人がいない。という事から導き出すのは彼女はこの国に来て慣れたアリスなのではということ。「でも、森の中は危ないから。今度来る時は誰かと一緒の方が良いかな」ただでさえイタズラ好きの植物達が並ぶのだから、と浮かぶ思いは心配だったようで。揺れるお下げを何となく見遣れば「俺より一杯、アリスも持ってる」自らの三つ編みを指先で摘むように持てば残る腕を使い彼女のお下げを同様に持ち上げて)

＞キキ

帽子屋が？、＿＿＿あはは！それは面白いね。帽子屋はいつだって紅茶とジャムの匂いしかしないから、僕には少し物足りないな。(唐突に上がったその名前、眉を少しだけ持ち上げると片手をヒラヒラと揺らし。国きっての常識人が捕まるとなれば国中が盛り上がることは予想が出来る、が、逆を言えばそんな面倒みのいい彼が何か問題を起こす事は想像出来ず「そんな事になったら僕が掴まえる前にお茶飲み友達が許さないよ」片手を口元にそっと添えてくすくすと思い浮かべるように帽子屋邸に住まう彼らを頭に浮かべ。仕事に取り掛かる彼女の動きを後目に並べるコレクションである酒瓶を選別し、ウォッカの入る瓶を手に取ればそれを楽しみつつ「愛ある逃避行だったら魅力的だねぇ。ふふっ、でも、僕はそうじゃないと思うなぁ＿＿きっと女王候補に相応しくないって不思議の国から追い出されたんじゃないかって思ってる。多分だけどね」よいしょ、と置かれる椅子へ腰を下ろし「誰にも知られないで生きれるほど、この国は簡単じゃないからさ」ひっく、とアルコール混じりのしゃっくりを落としつつ言葉を続け)

>ムカデ
お兄さんがいるんらからメアリ一人じゃないれしょ？メアリもねぇ、よく皆いますかーって数える時にメアリのこと数えうの忘れちゃうんらよねぇ。
(無理、の一言は中々その返答が淡々としていたこともあり些か不満が残るものだったようで、一旦諦めたのか相手の腕を解放こそするものの拗ねた様にぶう、と唇を震わせるように息を吐いて。まだ少し視線が相手本体よりもその腕の方につられがちではあるが大分相手の話に意識を向けられるようになってきたようで、とはいえ若干相手の指摘したいだろう趣旨とはずれた言葉を返せば点呼を取る真似をする様に辺りを指さす様なジェスチャーをして見せて。「すごぉい、髪の毛じょーず！メアリ後ろは見えらいから二個にしてねぇ、腕も二個しかないから…こう、みっつ編むの大変らんらよぉ！」そんな中相手が見せた自分と共通の編まれた髪に仲間意識の様な不思議な共感を得たのだろうか、綺麗に編まれた髪を間近で見るため相手に寄っていき。それから自分の髪も見せる様におさげの髪を両方摘まんで相手の方に差し出せば、どうやら編みながら誰かに所々リボンで留めてもらって何とか三つ編みを完成させているらしく、それ故にあちこちに結ばれたリボンやそれでも編み目がばらばらなそれを少しだけ不服そうに見つめれば「…やっぱりあと一個れも腕があったらいいのになぁ。」などと呟きを漏らして。)

＞ジョーカー

お茶飲み仲間だったらきっと帽子屋さんの事好きだから逃がしちゃうでしょ。それじゃあ駄目。
( 何がどう駄目なのか。具体的な所は言葉にせずにひっそりと胸の奥の奥に潜ませよう。鉄格子の一番端を上から下へ、下から上へ、と雑巾滑らせれば真っ白だったそれは少しのサビと埃で灰色に。あぁ、白なんてあっという間に変わる。いつしか口元に蓄えていた笑みは消え真顔で雑巾を凝視するも視界の隅にウォッカの瓶へと伸ばした相手の手が映れば瞬き一つでこの世界へと帰還。「随分とたくさん飲むんだねぇ」視線を灰色から瓶へと移動させ緩く首を傾けつつそんなに美味しい物なのか、と言う疑問を宿した呟きを落として。それにしたってこの状況はもしかしたら囚人と看守のそれにピッタリなのかもしれない。悪い事もしていないし鎖にだって繋がれてはいないけれど格子を磨く様子を椅子に座りながら＿＿なんて監視のようだ。二本目の鉄格子を磨く作業に取り掛かると同時に「なら、」と前置きを。「私もいつか追い出されちゃうかもしれないねぇ。だって女王様候補になる人はきっと優しい“良い人”でしょ？私もわるぅい事いっぱい考えるからね」キュッキュとやけに響く音の中でにぃんまりと口角持ち上げて含み笑いを続ける。楽しくて楽しくて仕方が無い )

＞メアリ

そっか、一人じゃないか。俺が居るもんね(自らの事をカウントするとは微塵と思っていなかった。点呼の真似事と共に自らもカウントに含まれるとそんな驚きから反応は少し遅れて納得と頷きをコクリ。披露して貰った彼女の髪型を見れば、自分の物と比較して幾分もポップな仕上がりのそれに「上手。カラフルだから好きだよ」大変なのだと訴える彼女にこれまた見当違いの返事を送ると「腕はあげれないけど、腕が必要な時は俺が手伝うよ」多くのアリスは多腕を見ては怯えてしまったり怖がってしまうからか、腕が欲しいと呟かれた彼女のリアクションに自らも仲間意識を持ったのか大きく広げた片手を彼女の顔前へ向けて。「腕だけは、余ってるから。」ほんの少しだけ口角を持ち上げれば表情の変化が無いからこそ冗談と気付かれにくい自分なりの軽口を述べて。「――あ。　　　俺はムカデ、アリスはメアリ？」そこまでして忘れてたと言う様子で自らの名前を名乗ると、繰り返し使われていた彼女の一人称から推定するように尋ねかけて)

＞キキ

鼠は逃がすかも、――あぁ、でも寝てるから何にも気付かないかな。兎はきっと逃がさないかな、帽子屋が間違ったことをしたって知ったら怒ると思うなぁ(仲が良い、仲間意識が強い、とも違う。同じような趣味趣向で集まっている三人を頭に描けば頭を左右に揺らして「機会が有ったら眠り鼠と三月兎に会いに行ったらいいよ、帽子屋と言えばこの二人だから」ぴん、と人差し指を立ててはくすくすと笑い声を交えつつ続け。追い出されるかも、と紡いだその発言に一瞬だけ目を丸くすれば「考えるだけなら誰だって。でも本当の悪人だったらその思いを隠し通すから、君はきっとそうじゃない。……でも、もし本当に悪人だったら悲しいね」オウムが届けてくれる毎日の書類を引っ張り出してはそれに目を通しつつ、書類を見る振りをして彼女を盗み見れば反応を待ち)

>ムカデ
えへへ、かぁいいれしょお！きれーにはまだ出来らいけろ、かぁいいのならメアリけっこうじょーず！
(三つ編み自体は事実まだ下手であると自覚しているものの褒められるのはまた別問題のようで素直に相手の言葉に嬉しそうな笑顔で返せば自慢げに所々に結ばれたリボンを指さして。今までに出会った面々とは少し異なる静かな相手だがそれだけに発せられる言葉は何だかすとんと胸に落ちてくる飾り気のない真っ直ぐ差が心地よくて、褒められた上機嫌な調子のままに此方へと向けられた手にぱちん、とハイタッチで返してみて。「うんうん、腕があまりっこのムカデちゃんらねぇ。メアリはメアリ、腕たりないっこのメアリちゃんらよぉ。」そう言えば自己紹介がまだだったことに相手のお蔭で気付かされたらしく、一瞬はっとした表情を浮かべてから相手の名前をここまでの出会った思い出と一緒に覚え込むように復唱し、それから同じく自分も腕が羨ましいアリスとして相手に覚えておいてもらえれば、なんて少しの期待も込めた自己紹介と共に可愛い子ぶる様に頬に両手の人差し指を当てながらにいっと笑ってみせ)

( / そろそろ寝落ちしかねない頃合いになりましたので本日はこれにて失礼致します。
長い時間お付き合い頂きましてありがとうございました、おやすみなさいませ！)

＞ジョーカー

…ふぅん。＿＿よくわからないけど何だか面白くない。
( 眠り鼠と三月兎と帽子屋。間違った事をした時に怒ってくれる相手はつまり見逃してくれる相手よりももっともっと濃密な関係なのではないのか。それは家族や友達や恋人等と言う縛られた狭っ苦しい中に存在するただの“名前”よりよっぽど。途端に表情不貞腐れものに変えれば鉄格子を磨くその手に先程よりも雑さを含ませつつ、モヤモヤと胸の奥に巣食う得体の知れない何かに八つ当たりするかのように小さな不満を落として。だからこそ会いに行けばいい、との提案には無言を貫く。あからさまに不機嫌なオーラを醸し出したままにちらりと視線を向ける。「＿＿悲しいの？」こう言った板挟み状況は嫌いだ。チカチカと目の奥に稲妻が走ったような感覚に一度ぎゅっと強く目を閉じれば数秒後、ゆっくりと開き再びその視界に相手を映しての問い掛けを。「ジョーカーに幻滅されるのは嫌だなぁ。でもね、きっと私、本当に欲しいものはこのピカピカに磨いた牢屋に閉じ込めちゃいたいって思うんだ。悪い子だねぇ」まるで独り言でも発しているかのようにぽつり、ぽつり、言葉を反響させていき )

＞メアリ

かぁいい？、――うん。上手、(繰り返される言葉がどういう意味なのかは分かるが、物の可愛さだとか綺麗さだとかは今一良く分からない。要はデリカシーが無くて気の利かない男なのだ。指差されるリボンを順々に追い掛けつつ、自分にとって理解の行く言葉の時に重ねる様に感想を続け。年頃の女の子にあざといまでの可愛い動作を見せられれば住人によっては手を出しかねない。そんな事を頭の片隅に浮かべつつ「メアリはおさげのアリス、俺と同じだから忘れない。――アリスも覚えてくれたら嬉しい」覚えて貰いたい、と思うのは何も彼女ばかりでは無いようで。その動きを良い大人の男が真似ると言うのは何とも滑稽ながら、鏡映しのように彼女の動作を真似て、自らの頬を指差しつつ続け。「何しに来たの」頬に添えた指は何だか照れくささに変わり、ソロソロと滑らせるようにそっと降ろして抱いた羞恥を誤魔化すべくそんな質問を持ちかけて)

(/本日もお越しくださり有難う御座いました！相変わらずのメアリちゃんの可愛らしさに癒されました！是非またお時間が合いましたらいつでもお越しくださいませ！お話しできることを心から楽しみにしております！本日もお相手感謝です、お疲れさまでした！)

＞キキ

僕たちは君が此処に来るよりずっと前から生きてるからねぇ、嫌だって言ったって繋がりは出来るもんだよ。――アリスが面白くないのはきっと生き急いでるからだ(空気感が変わった事に気が付けば、最初は無駄に年齢を重ねて来た自らを含めた歴史を。そしてすっかり黙ってしまった彼女はティーンエイジャーに有り勝ちな感情の抑えが利かない状態なのだろうと、それを踏まえる事が出来るまでには年を重ねていた。「今は未だ、右も左も分らないから必死になるんだよ。もっと色んな場所に行って、色んなものを食べて、色んなものを見れば、――その時にはきっとアリス、君にもその三人みたいに色んな繋がりも思い出も作れるはず」綴るのは酔っ払いの戯言だと一蹴されても仕方のないこと「なぁんてね」説教染みた言葉はティーンに嫌われるナンバーワンだ。最後にはふふと笑いを交えて締め括り。一つ一つが大事な言葉のように綴られるそれを確りと耳に残すと「幻滅なんてしないし、それは別に悪い子じゃないよ。愛の形なんて人それぞれだし、相手がそれを許すなら周囲が何を言ったって関係ないかな。……、でも、相手の気持ちを無視して先走っちゃったら、それは誰も幸せになれないと思う。相手も、周りも、何より君も。」うーん、と考えるような一拍の後綴るのは今は未だ彼女と言う存在を深く知らないからこそ深みに触れないよう、それでも自分の考えと言う様にゆっくりと。そう述べるのはこの国の幾人もが結果として見せて来た事を知るからこそ、一方的な思いは交差せず、結局は誰も幸せになっていないのだから。)

＞ジョーカー

私は早く大人になりたいの。早く大人になって素敵な人と結婚して、それで可愛い赤ちゃんを産むの。いっぱいいっぱーい可愛がって＿＿私の事を見てだーいすきって言ってくれる子供。
( 生きてる年月も経験値もその他諸々の何もかもが違う。“生き急いでる”事の自覚は少しも無い。けれどやや感情的に先程よりも強く早い口調で紡ぐ言葉のそれら全てが物語っているではないか。胸の奥の奥に未だ巣食ったままの黒くて冷たいドロドロとした何かは少しも消えない。「ジョーカー、悲しいよ…。わからないけどね、何も悲しい事無いのに、でも……寂しい…」ふ、と視線を落としゆったりと持ち上げた右手で自身の胸元をぎゅっと握れば消え入りそうな音で落とした言葉は情緒不安定意外の何物でもないそれで。結局の所何を持って“幸せ”と言うのかすらもわからないのだ。まるで目の前にある磨きかけの牢屋に閉じ込められているような気分を覚える。「＿＿愛って難しいんだね。窮屈で、全然美しくない。こっちの方が全然綺麗」相手の気持ちと己の欲求の天秤。上手く釣り合う所等想像出来ないのは自身が望むあれこれが万人受けしない事を知っているから。磨いた事で綺麗になった鉄格子に人差し指を這わせあからさまな溜め息を。あぁ、仕事を再開しなくては )

指名(初回交流の拾い主)/相性の良さそうな方を選んで頂けると有難いです。
登録、無登録/登録
名前/ルイス・ブラッド
年齢/40前半
性別/男
性格/お酒と煙草好きな怠慢系適当オジサン。比較的落ち着いており口が悪く大雑把ではあるが何だかんだで面倒見が良い。怖い印象を持たれがちだが冗談だって言うし人をからかって面白がる面もある。
容姿/身長180cmの筋肉質。灰色の適当に崩されたエアリーオールバックで一部の前髪が垂れ下がっている時といない時と半々。目付きの悪いアーモンド型の瞳は黒色。ネクタイ無しでワイシャツの一段目と二段目のボタンを開けっ放しに着崩した黒色のスーツ姿。( ファッションに無頓着で何も考えずに着れるスーツが一番楽だと思っている )
備考/薬を服用しながらお酒を飲むのは幻覚やその他諸々を誘発する危険がある為止めてくれと医者から言われているにも関わらず豪酒。挙句小さなBARを経営する始末。精神病院から退院して数ヶ月に一回の通院をするようになってから早数十年。今はもう比較的落ち着いている為薬はいらないのではと勝手に思っている。

ロルテ/
( 数ヶ月に一回念の為に必ず来るように。と言われている通院日。薬なんぞ飲まなくたって今はもうお酒が立派に代役を果してくれていると病院に向かう足取りは重く。されど行かない訳にはいかないのだ。愛用の煙草に火を灯し、ゆうらり、ゆうらり、風に乗って天へと昇って行く煙を見上げつつ溜息を一つ。頭を前方へと戻せばいつもの見慣れた真っ白い病院の前壁が＿＿とはならなかったらしい。いつの間にか辺りは血のようにこっくりとした真っ赤な薔薇が幾重にも重なり蠢きあっている。思わず落としそうになる煙草の根を噛む事でそれを阻止しては怪訝そうに眉を寄せ「＿＿言う事聞いておくべきだったか？」幾度となく言われてきた医者の言葉を今更思い出す。これが薬とお酒を同時に服用し続けた事による幻覚か )


（／ いつもいつも大変お世話になっております、キキ・フラメルの背後です。まだキキを登録してもらえたばかりですが、この度オジサンを動かしたい熱が抑えきれずこの世界で願いを叶える事が出来たらと思いプロフィールとロルを提出させてもらいました。主様の萎えに引っかかって無く不備等無いようでしたら是非よろしくお願い致します…！）

＞キキ

(/昨日は途中での寝落ちを失礼致しました…！また、新しいルイスさんのプロフィールも確認させて頂きまして不備など御座いませんでしたので登録をさせて頂きます！とても素敵なおじさまに今からお話するのを楽しみにしております…！また、お迎えの際にはハンプティ、人魚、仔鹿、白の騎士の何れかでお迎えに上がろうかと思っております。もしご希望が有りましたら遠慮なくお伝え下さいませ！)



■　はじめに　/　物語、説明、規約　■
http://alice123.hanagasumi.net/fir.html

■　提供　■
http://alice123.hanagasumi.net/jyuunin.html

■　HP　■
http://alice123.hanagasumi.net/index.html
※1ヶ月以上顔出し顔出しのなかったアリス様を登録解除させて頂きました…！またお越しいただければ登録をさせて頂きます！※

＞これより人数無制限でアリスを募集しております。お気軽にお声掛け下さいませ！のんびりと待機しております…！/　交流登録は随時受付

※本日のんびり交流が可能ですので全キャラの提供が出来ます…！22時頃まではお返事ペースにムラが出てしまいそうなので、御容赦頂けると幸いです！。
日付が変わる頃までゆっくりと待機しております…！ ※

当トピを気を掛けて下さっている未だ迷い込んでいないアリス様も、以前迷い込んでいたアリス様も、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ！お話出来ることを楽しみにしております

過去使っていたお子様、行き場の無くなってしまったお子様をもう一度生き返らせるのに、ある程度世界観が合っていればこの場をお使い頂いても全然構いません…！
お気軽にご相談くださいませ！

＞引き続きのんびりと待機しております…！
これより即レスが可能ですので遠慮なくお声掛け下さいませ！

＞主様

（／ 昨日の交流、そして先程はルイスの迷い込みを許可して頂き誠にありがとうございます！一先ずジョーカーさんの所でのお仕事お手伝いを終わらせてからルイスを、と思っておりますので前回の続きから交流をお願いしてもよろしいでしょうか？よろしくお願い致します…！）

＞キキ

(/お越しくださり有難う御座います…！それでは早速続きにてお返事をさせて頂きました！本日もお時間の許します迄どうぞ宜しくお願い致します！)

早く、なんて思わなくて良いんだよ。今のアリスはさ、大人でもないし子供でも無い一番贅沢で一番キラキラした時なんだから。＿＿早くなんて急がなくたって気付いたら僕みたいになってる(まるで出口の見えない迷路に迷い込んでしまったかのような、悲痛なその言葉。それらの全てが彼女のこれまでの生活を現しているようで何だか少し胸が痛くなる。だからと言って、懸命に出口を探そうとする彼女に同情を抱くのはお門違いだと安易に手を伸ばしそうになる己を止めると代わりにゆっくりとした声色で持論を述べて。ゆる、と腕を広げれば「僕は芋虫みたいに博識じゃ無いから、的確な教えは出来ないけど……、寂しいアリスを抱きしめること位は出来るよ」崩れてしまいそうな脆さを抱える彼女へ"おいで"と一声を添えれば口元に笑みを浮かべて)