赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>キキ
帽子屋が?、___あはは!それは面白いね。帽子屋はいつだって紅茶とジャムの匂いしかしないから、僕には少し物足りないな。(唐突に上がったその名前、眉を少しだけ持ち上げると片手をヒラヒラと揺らし。国きっての常識人が捕まるとなれば国中が盛り上がることは予想が出来る、が、逆を言えばそんな面倒みのいい彼が何か問題を起こす事は想像出来ず「そんな事になったら僕が掴まえる前にお茶飲み友達が許さないよ」片手を口元にそっと添えてくすくすと思い浮かべるように帽子屋邸に住まう彼らを頭に浮かべ。仕事に取り掛かる彼女の動きを後目に並べるコレクションである酒瓶を選別し、ウォッカの入る瓶を手に取ればそれを楽しみつつ「愛ある逃避行だったら魅力的だねぇ。ふふっ、でも、僕はそうじゃないと思うなぁ__きっと女王候補に相応しくないって不思議の国から追い出されたんじゃないかって思ってる。多分だけどね」よいしょ、と置かれる椅子へ腰を下ろし「誰にも知られないで生きれるほど、この国は簡単じゃないからさ」ひっく、とアルコール混じりのしゃっくりを落としつつ言葉を続け)
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