鍵のかかった箱庭で 。!  【  無登録  】

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 語   2018-01-26 23:18:09 
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 ハイこんにちは。もしくはおはようこんばんは。こちら帝都図書館、お客様会員証のご提出を、

 ……ええ、持っていない?失くしたとかではなく?ああでは初めてのご利用で?あぁ、あぁ、珍しいこともあるもんで。良いでしょう良いでしょうこれもきっと何かのご縁、お客様の会員証をお作りします。

 ハイハイこちらの冊子をよく読んで、ただし必ず唇は閉じたまま、良いですね、図書館は私語厳禁ですから。会員証さえ作ってしまえばこの先お話し放題、数分の辛抱ですよ。

 それではどうぞあちらの席で、お好きなページからお読み下さいな。






     【  目次  】

   >1  規約

   >2  図書館について

   >3  従業員名簿

   >4  その他連絡事項








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  • No.17 by ロミオとジュリエット  2018-01-28 11:44:31 


>>16
(/ハッ、すみません…!!すれ違ってしまったみたいで…!
変更して03 ピーターパンさんにお相手をお願いしたいです…!)

  • No.18 by 燃えるスカートの少女  2018-01-28 12:05:42 





あの………トイレって、何処かわかりますか。

(本の海―――そう言うに相応しいほどの本の数に圧倒され、飲み込まれ、夢中になって早二時間。架空の世界にふけっているといつも時間が立つのを忘れてしまう。一段落ついてふと現実の世界に帰ってくると、ようやく自分の生理的必要性に意識が向くようになり、この不思議な図書館に立ち寄ってから一度もお手洗いらしきものを見かけていない事に気づき。はあ、と心底面倒臭そうに椅子を引きずって立ち上がると、とろとろ最寄りの人物のいるらしき影まで足を運び、相手の目も見ずに、目線は足元をうろちょろさせながら声をかけ。それはまるで、本の世界から無理やり引き出されてしまったような、渋々現実の世界に帰ってきてやったと言うような声色で。同時に、知らない人に話しかけることへの恐怖や、それを悟られまいとおもう強がりな張りが出ているようでもあり)



神之内 凛津(かんのうち りつ)

14歳 ♀

眠そうな奥二重に切れ長の灰色の瞳。アッシュグレーの長い髪の毛は洗って乾かさずにそのまま放置したようにボサボサ。前髪も暫く切られておらず、目に被さっている。鼻は低く、寒いわけでもないのに青紫の唇は薄い、古風な日本人顔。生まれつき黄色味のある肌は色白ではないが、殆ど日焼けをしていないよう。全体的に不健康に見え、人生に飽きてしまったかのような表情はそれを否定しない。
身長も150cmに満たない。学校帰りなのか、膝丈まである白いブラウスに青いプリーツスカートとブレザーを着ている。下はタイツに革のローファー。変にアレンジせず真面目な着こなしをしているようだが、ボウタイはだらだらと緩んでいる。学生鞄の中には、普通の教科書やノートといったものの他に、おおよそ中学一年生が読んでいるとは思えないような本の数々が。必ず一冊は右手に持ち歩いている。

病弱……とまではいかずとも、人生の多くを病院の中で過ごしてきた少女。そのせいか、そうでも無いのか、ぼーっと空中を見つめて一人空想にふけることが趣味。自分の体調が優れない事や、周りと比べて体力もないことにやたら悲観的。口数も少なく大人びていているが、何かを悟ってしまって寂しくしているような子供らしさもある。ベタな王子様やジェントルマンより素直な人が好み。


指名:03


  • No.19 by 燃えるスカートの少女  2018-01-28 12:07:30 



(/あー、被ってますね……すみません。もし先着順ということでしたらまた後日出直します。)

  • No.20 by  語   2018-01-28 13:28:37 





>15

( / お返事遅くなって申し訳ございません…!明るく可愛らしい女の子ですごく素敵です…!ロルテに繋げていきたいとおもいますので、暫くお待ちください。 )

>17

( / お返事遅くなって申し訳ございません!03キープ了解致しました、素敵なプロフィールお待ちしております。)

>18

( / お返事遅くなって申し訳ございません…!大変恐縮ですが、先着順とさせていただこうと思います。記入漏れでご迷惑おかけしました…。儚げで落ち着いた少女にも惹かれますので、また是非ご参加ください! )




  • No.21 by  05  2018-01-28 13:44:36 





>伊賀島さん

( 会員証を持たないお客様が来た。マスターから伝えられたその言葉に、覚えず体が強ばる。知らない人は苦手だし、関わり方が分からない。言葉と共に送られたお客様の情報を何度も反芻しながら、きょろきょろと落ち着かない様子で辺りを見渡す。相変わらず広い図書館の中、見知った顔を幾つも数えていると、ふと見覚えのないボブヘアーの少女が目に入った。マスターからの情報と一致する。此処ではあまり見ないスポーティーな格好をしている。マスターが会員証を渡す人は文豪やらお嬢様やら金持ちが多いせいか、ホットパンツから伸びる足にむず痒さを覚えたり。思った以上の若さにぱちぱちと瞬きを繰り返していると、いつの間に近付いたのか、耳障りの良い声が背後から聞こえ。勢いよく振り返った弾みで本を落としそうになりつつも、少女の手にある辞書に視線を向けながら小さく唇を開く。)
……店員、っていうか、従業員。あんたが例の…、会員証が無いって人?




  • No.22 by 伊賀島 冬子  2018-01-28 14:08:23 

(遠目からじゃ確信が持てなかったから、振り返った青年がやっぱり自分と同じくらいの年代で少し安心した。ほ、とひとつ安堵の息を吐き、本を落としそうになった彼に体が動きかけて。さて、自分のここの図書館の人であるという予想はドンピシャだったらしく、自分が少し誇らしくなった。「あ、そう!それそれ!」出かかっていたのに思い出せなかった言葉を聞き、ぽんと手を打った。思わず大きな声を出してしまったことにハッとして口を閉じれば、へへ、と誤魔化すように目の前の彼へ笑いかけて。図書館の人はどんな本の位置でも知っているというのがファンタジー小説の定石だと思う。現実と小説は違うとは分かっているけれど、少々夢見がちなことくらい許してほしい。早速本の位置をと口を開きかけるより先に、彼が言葉を紡いだ。会員証、会員証__、ああ、さっき作ったやつかな。ポケットに突っ込んだままだった気がするけど、そんなに大事なものなのか。受付みたいなところにいた人の話はよく聞かないで図書館を眺めていたからよく覚えていない。「ない…って言うか、さっき作ったばっかなんだ。…えっ、なになに、もしかして有名?」例の、と前置きをつけるくらいだからちょっとしたイレギュラーなのだろうか。浮かんだ有名なんて言葉に目をぱちりと開き手に持つ辞書をぎゅうと抱え直せば、そっと上記を尋ねて。)

  • No.23 by  05  2018-01-28 14:23:27 





>伊賀島さん

( 白い肌と茶色がかった瞳が若干の幼さを感じさせるが、立ち姿から察するに同年代だろうか。年代といっても自分は生まれて1年だけど、なんて現実逃避気味に目の前の少女を眺め。くるくる変わる表情に、何処か古めかしい動作。関わるのは珍しいタイプかもしれない。それでも自分に話しかけてくれたのだから、困っているなら手助けしようかと彼女の言葉を待っていると、彼女は自分の言葉に驚いたように長い睫毛を揺らした。その驚き様に、マスターは説明していないのかと軽く首を傾げる。有名どころの話ではないが、彼女の様子を見るに何か特別説明された訳でもないのだろうか。細い腕に収まった重くて分厚い辞書を「貸して」と抜き取り、片手で抱え込む。何処まで言ったいいのか分からないが、まずは確認しなければと大きな瞳を見ながら問いかけ。 )
マスター____、受付の人から言われなかった?普通、ここ…帝都で会員証を作る人って、居ないんだけど…。




  • No.24 by  05  2018-01-28 14:24:36 





 「 好きでやった訳じゃない、俺は頼まれたから。……でも困ったら、また 」
 「 本好きに悪い奴はいないよ。ほら、あんただって。良い人、だし… 」

 ベース : しあわせの王子
05 ♂ 、 16〜18 

性格 : しあわせの王子から人助けの素晴らしさを学び、" 博愛主義 " をベースとして誰にでも優しく面倒見が良い。困った人は放っておけない、現代社会において最も騙されやすい純粋な青年。王子よりはツバメに近く、最初は渋々といった様子で人助けに入り、最終的には誰よりも一生懸命取り組む不器用さん。感謝されたり褒められたりするのが得意ではないので、する事が終わるとひっそりと居なくなることも多々。口下手で感情表現が苦手、感情の起伏は激しいがそれを表に出すことは殆ど無い。若干人見知り。

容姿 : 毛先が青みがかった黒髪。特に手入れされている様子はないが、癖がなく綺麗なシルエットを保っている。前髪は目にかかるかかからないかのギリギリの長さ故煩わしそうにしていることも。猫目気味の瞳はサファイアの様に透き通った藍色、黒目がちで睫毛が長い。肌は白すぎるということもなく、寧ろ健康的な小麦色をしている。マスターに勧められた王子の衣装を断固拒否して以来白いワイシャツに濃紺のパンツという如何にも年齢相応の格好をしている。ワイシャツの襟には赤いルビーが散りばめられ、ブラウンの革靴には金箔の貼られたツバメのモチーフがついている。身長175cm。

備考 : 一人称 「 俺 、 自分 」 二人称 「 あんた 、 苗字 」
文豪の作品よりは馴染み深い児童文学を好み、時折数少ない子供の会員に読み聞かせも行っている様子。本を好きな人には無条件に交換を持つまさに博愛主義。図書館では本の整理整頓、探している本の案内、貸出返却を担う。
自らの身体についての不満は無く、寧ろ生みの親であるマスターにはとても感謝している。ただ外に出てみたいという思いは少なからず持っている様子。


( / 03のプロフィールです。ご参考までに…。)




  • No.25 by 伊賀島 冬子  2018-01-28 14:44:08 

わ、ありがとう…!腕取れちゃいそうだったの、
(彼を見かけて飛び出してきたものだから、もう二度と持ちたくないとまで思った辞書もそのまま持ってきてしまったのだ。「無理ってするものじゃないね。筋肉なくなっちゃったかなー…」力こぶを作って揉んでみる。あまりなくなったようには感じられないけれど__、「…って、そんなことじゃないか」手を下ろして彼の話に耳を傾け。)
えー……っとー…。
聞いてないような…、…でもきみが言うんだから聞いたんだよね。じゃあ聞いたかも。
(つまりは聞いていない。マスターとは誰だろう、受付みたいなところにいた人だろうか。マスター感はしなかったような気がするけど、物語に例外は付き物だし気にはしない。作らないだなんて、じゃあなんで周りにちらほらといる人たちはここにいるんだろう。顔パスという言葉が浮かんで少しだけ羨ましくなった。「普通は作らないなら、…誤作動?」ひとつだけパッと思いついた可能性を口にして笑えば、「だとしたら運悪いね」なんてマイペースに。)



( / pfありがとうございます…!じっくり読ませていただきました。
何かこちらのロルに不備等あれば是非教えていただければ幸いです! )

  • No.26 by  05  2018-01-28 15:10:59 





>伊賀島さん


いや、重そうだったし…。早く気づけなくてごめん。
( 慌てて顔を横に振り、視線を下に向ける。いつになっても褒められるのは苦手だ。然し辞書とはいえ、腕が折れそうになるほどの重さとは思えない。それとも比喩か何かだろうか。不思議な人だな、と思いながら聞いていた言葉が僅かな違和感を纏って途切れ、思わず視線を上げる。どういう感情から発せられたのか。今まで感じられなかった儚さに口を開こうとするも、すぐさま元に戻った彼女の言葉に目を細め。)
じゃあ聞いたかもって…。まあ、マスター、じゃなくて受付の人、ちょっと変わってるし話長いから。仕方ないかもしれないけど……。
( やっぱり聞いていなかったのか。マスターの話を聞いていない人はこれで何人目だろう、キリリと歯車が軋むのを感じながら「説明するから座って」と近くに設置されたソファーを指差す。ぐるぐると頭をフル回転させて情報を整理している最中、彼女の言葉に引っ掛かりを感じて一旦処理を止めた。また、僅かな違和感を感じる。何ともしれない不思議な感覚に眉を下げて。)
確かに良くあることではないけど、誤作動とかそういうのじゃない、と思う。普通の人に見つけられる場所じゃないし、…あんたが来たのは運が悪い事じゃない。……多分。



( / 05のプロフィールでした、度重なる誤字お恥ずかしい…。何かご注文ありましたら遠慮なく!
ロルに関しては全く不満な点御座いません、寧ろ繊細で素敵なロルです…!此方こそ気になる点御座いましたらご指摘お願い致します。 )




  • No.27 by 伊賀島 冬子  2018-01-28 15:56:53 

あは、すっごい紳士。
(勝手に持って来たのに気付けなくてごめんなんて初めて聞いた。彼は優しい人なのだろう、何となくに合わなくっておかしくてそう口にし、目を細めた彼に軽く首を傾げてやればゆるりと口角を上げて。
それに彼の話を聞けば、その受付の人がマスターで間違いないらしい。心の中でお話聞いてなくてごめんなさいなんて手を合わせれば、示されたソファに「なんか読み聞かせみたい」深く腰掛けて。ちらと彼を見れば綺麗な眉が下がっていた。不機嫌なのかと数秒彼に目をやってみるけど、何を考えているかは分からなかった。)
じゃあ普通の人じゃないってことかな…。
へえ、なんかアメリカのヒーローみたいだね!
(映画はあまり好きじゃない。字幕を追うのは難しいし、字幕の文字の意味を調べているうちに展開が変わっている。でもヒーローは好きだから、毎回映画は録画をして見るようにしている。たぶん、彼はこんな話をしたいわけじゃないのだろうけど。でも余計なことを考えてしまう癖は許してほしい。__ああ危ない、また彼の話を聞き流すところだった。「なあに?」前のめり気味にそう尋ねれば。)

  • No.28 by  05  2018-01-28 16:19:56 





>伊賀島さん


( 紳士、だなんて初めて言われた。固まりそうになる身体を出来るだけ自然に動かし、曖昧に首を振る。度々調子を狂わされながらもソファーに腰掛けた彼女の前に立ち、再び情報の整理を始めた。読み聞かせみたい、と燥ぐ彼女に下手な笑顔を浮かべ、ギイギイとうるさかった脳内が静まり返ったのを機に相変わらずマイペースに紡がれる言葉に律儀に頷き。)
うん、ちょっと特殊な人だと思う。あとアメコミとか好きなら、一階にビデオコーナーがあるから。……説明が先、だけど。
(数時間前に南中したはずの太陽が窓の向こうから降り注ぐ。常に明るい帝都にいると体内時計が狂ってくるが、どうやら既にお昼と呼べる時間は過ぎたようで。見るからに学生であるはずの彼女だが、果たして今日は休日だっただろうか。カレンダー機能を取り出そうとするも、優先事項があったと前のめりになった彼女に目線を合わせるように膝を折る。色素の抜けた髪に光が反射して少し目が痛い。虹彩が不具合でも起こしたのかもしれない、なんて考えながら、言葉を選ぶように慎重に話を始めた。)
えっと、お客さんは…本とか好き?帝都は本が好きな人しか来られない、秘密事ばっかりの特殊な図書館で…。だからあんたが来たのには、多分なにか理由があるんだろうけど。……思い当たること、無い?



  • No.29 by 伊賀島 冬子  2018-01-28 16:32:56 

ほんと?!
_あ、でも冬子ビデオの使い方知らないな…。またお母さんに教えてもらったら借りるね。
(最近やっと自分一人で録画ができるようになったくらいだ。先に覚えるべきはビデオデッキの方だっただろうか、でもその時は金曜日の夜にやる映画の方が見たかったのだから仕方ない。あ、そうだ。そういえば自分の機械音痴は父からもらったものなのだ。それを伝えようとして口を開きかけたけれど、彼が説明が先だと言ったから慌てて閉じた。話が長いと呆れられるのは聞き飽きた。)
冬子?うん、好きだよ。
恋の話とかヒーローのとか…あ、あと文字が難しいのが好きかな。調べながら読んでるから1週間とかかかるけど。
(あんたと自分を呼ぶ彼に冬子だよと名前を教えてあげようとしけれど、何となく真剣そうにも見えるその表情に消し飛んだ。代わりに頭を埋め尽くしたのはその思い当たることとやらで、つまりは他の人と違うものってことだろう。何だろう。「…余計な話が多いところ?」しばらく天井を見つめて思考を巡らせれば、ふも出たのはいつだったか言われたことで。明確に他人からここが他と違うと言われたといえばそれくらいしか浮かばない。雷のように言葉から遅れて彼と視線を合わせれば、「そんなことで特別な場所に来られるの?」尋ね、「そんなわけないか。じゃあ何だろう」彼への問いに自分で答え、また天井を見つめては。)

  • No.30 by  05  2018-01-28 17:02:06 





>伊賀島さん


そっか。…お父さんとかよりお母さんの方が、機械得意なんだ。
( 冬子。可愛らしく響きの良い名前が、彼女の名前だと気付くのには大分時間がかかった。自分には無い名前と、自然と出てきたお母さんの響きに何処か羨ましさを感じ。一般的に機械系統に強いのは男性だと思っていたが、彼女___冬子の言葉から察するに母親の方が強いのだろうか。素朴な疑問をぽつりと口にした後で、片親だとしたら相当失礼だったかも、といった後悔の念に苛まれ、せめて何か言わなければと「ごめん、俺から説明が先って言ったのに…」と慌てた様子で視線を下げた。)
一週間……。凄いな、冬子、さん、は、本当に好きなんだ。俺も、ヒーローの話とかは結構好き。
( 一週間と言ってのけた冬子にぱちぱちと瞬きを繰り返す。少しずつ調べ、一週間かけて読み終わる達成感はどれ程のものか。想像もつかないけれど、それはとても魅力的で凄い事。上手く言葉に出来ない焦れったさに何度も詰まりながらも拙い発音で名前を呼び、やっとの事で上記を言い切り。これ程なら寧ろマスターが会員証を渡していても可笑しくない、そう思っていた矢先、冬子の口から出た言葉に小さく息を漏らした。自虐的とも言える言葉は凡そ彼女には似合わないが、それを恥じらう様子もなく平然と零す姿は慣れている風にも見える。誰かに言われたのか、それとも自分からそう思っているのか。言おうとする言葉が喉に絡まって上手く舌に乗らない。それでも伝えようと、天井を見上げたままの冬子の細い手首を引いた。)
俺口下手だし、上手く喋れないけど。…何を話すか考えて組み立てるのはすごく難しい。…、その、俺は冬子さんの話楽しかったし、全然余計だと思わなかった。……だから何だって話だけどさ。




  • No.31 by 伊賀島 冬子  2018-01-28 17:40:35 

うん。お父さん体が大きいから。
(思いつく話がたくさんある。お母さんの指が綺麗だとか、お父さんは空手をやっていたとか、ひとつの単語で浮かぶ話は尽きない。それでも自制はすべきだし、彼の説明が先だという言葉に口を噤んだ。お父さんが空手の有段者だという話も浮かんだしお母さんの妹さんが面白い話もぽんぽんと出てくるから頭がパンクしそうだ。パンクして彼の話が聞けないのはたぶん失礼だから、数秒間目を閉じて彼の話に耳を傾けた。)
そう!だから冬子もなれないかなって考えてみるんだけどね、
(ゆっくりと流れる彼の言葉は聞いていて心地いい。途切れ途切れの単語からいくつもの話が思い浮かんでくるから。そんなんじゃいけないなんて分かっているけど、こればかりは仕方ない。こんなことを繰り返しているからきっと___。「わ、っ!」がくりと首が彼の方を向き、前のめりだった体が更に前へ向いた。気の抜けた声と共に状況を確認すべく視線を彷徨わせれば、幼くも少しだけ大人びた彼の瞳。とりあえずごめんねと謝ろうとしたのに、それを遮るのは紛れもない彼の声だった。)
あ、……え、と。
(噛み砕いて噛み締めて、飲み込む前にもう一度確かめて。やっと理解した彼の言葉は、困惑したような、飛び上がって喜んでしまいそうな自分の瞳を明るくさせた。苦しくもないのに息が詰まる。やがて笑顔を堪えたような不恰好な笑みを浮かべれば、「…どうしよう、なんて言おう」相手の瞳を見つめながらなんて変な形の独り言を呟いた。「…すごいね、ヒーローみたい」目をきらきらとさせたのはいつぶりだろう。やっぱり外には出るべきだった。運が良かったのだから。)

  • No.32 by  05  2018-01-28 17:56:13 





>伊賀島さん


( 両親の話をする冬子はとても楽しそうで、分かるはずのない此方まで頬が緩む。後からまた聞いてみようなんて考えて、ひとまず説明に戻った。ヒーローになりたい。瞳を輝かせて話す冬子に耳を傾けながら、心の中で「なれるよ」と語りかける。あんたは明るくて優しくて、凄い。俺とは違って未来がある。だけどそんな事言ったところでどうにもならないし、過去をひけらかすなんて真似は下手すればマスターに迷惑がかかるからだ。うんうんと頷き続ける。何も返せない自分の口下手さを呪いながら。)



……え、何か困らせた…?変な事言った?
( 先程までの饒舌さが嘘みたいに黙り込んだ冬子に嫌な予感がした。何か間違ったかもしれない、ああこれだから。いっそ言語プログラムを改造してもらおうか。しかしそんな不安も、彼女が浮かべた不器用な笑顔に掻き消される。泣きそうに笑う表情、その感情がよく分からない。初めて見る感情だった。きらきらと輝く瞳を暫く見つめていたが、思い出したようにパッと掴んでいた手首を離す。強引に引っ張ってごめん、と口を開きかけ、冬子の呟いた言葉に今度は自分が目を見開いた。ひーろー。ヒーロー。即座に処理出来ず、下手な変換を重ねてやっと意味を理解する。初めて言われたその言葉にギュッと胸を詰まらせながら、否定しようと必死に首を振った。)
は!?全然ヒーローとかじゃないから…!いや本当、何言ってんの…。




  • No.33 by 伊賀島 冬子  2018-01-28 18:53:23 

、ううん。ありがとう。
(離れた手を繋いだのは自分からで、彼の右手を両手で包み、上記を口にした。手を引いてくれてありがとうなんて文で見るとたぶんおかしいのだけど、伝えたくなったから伝える。感情表現はきっと率直な方が難しくない。「…うん。本当、冬子は運が良かったんだね」ここに来た理由を自分で定めろと言うなら、特別思い当たる節よりきっと運が良かったからと言う。難しい辞書を開いたら別の言葉が出てくるけど、偶然も奇跡も同じものだ。握った手を数度上下に振り、最後にきゅうと握って離した。何かが伝わればいいけれど、何となく難しそうだ。)
ほんとーに!いいんだよ、…えーっと、自分なんてとか思わなくても!
(また言葉が思い浮かばなくて、上手に気持ちを伝えられないのがもどかしい。辞書を読み込んでおけば良かったけど、結局寝れば忘れてしまうのだから寝ない方がいいだろうか。何かを伝えようとして口を開き、やっぱり閉じて苦笑い。代わりにもう一度口を開いて「何となく分かるよ。思い当たるとこあったもん!」幾らか前の会話をどうにか思い出しながらにぱと笑い。)

  • No.34 by  05  2018-01-29 17:36:17 





>伊賀島さん


…!?ちょ、冬子さ、
( 離れたばかりの手が再び繋がり、人工的ではない自然の温もりが指先に伝わる。真剣な瞳をした彼女にされるがまま、ぶんぶんと振られる腕の力を抜いた。___ 思えば、マスター以外の人とこんなにも話すのは初めてかもしれない。窓の向こうから覗く太陽がきらきらと彼女の髪を照らす。虹彩の不具合は収まったようで、宝石みたいに輝く毛先をぼんやりと眺めていると、ぎゅっと握られる感触を最後に仄かな温もりが離れていった。上手く言葉にできない何かが込められた気がして無意識に右手を包むように左手を添える。それから、たどたどしいながらに自分を励まそうとしてくれているらしい冬子に思わず笑みが零れた。)……ありがとう。あんたが特別なのは、多分そういうところだ。
( 伝わるか伝わらないか、わざと曖昧な言葉で暈して立ち上がった。もうすぐ陽が暮れる。昨日満タンにしたばかりのエネルギーがもうすぐ切れる時間。何故か名残惜しいような気持ちに駆られながら、あくまで自然な仕草で「あ、」と口を開いた。_____ 『 なるべくお客様に機械生命体である事を意識させるな 』。マスターの言いつけを守るため流れるように冬子の手を取り人間らしく小首を傾げる。ブチン、と再び不具合を起こした虹彩が眩しすぎると判断した太陽の光をシャットアウトするのを感じながら。)
そろそろ、閉館。……次は本読みに来て。気が向けばでいいけど。



( / 昨日は長時間のお相手ありがとうございました。一生懸命で所々虚無感を感じる素敵なお客様とお話出来た事、本当に嬉しく思っています…!無言落ちしてしまい申し訳ありません。是非また、お時間が空いた際にでもお越しください! )




>募集停止




  • No.35 by  語  2018-01-30 13:40:14 





 : 帝都図書館ご案内


>1  図書館利用にあたっての規約

>2  図書館について

>3  従業員名簿 ( 指名表 )

>4  その他連絡事項

>5  管理人より。追記、修正等必読事項


 今日のコメント : 01

 最近は屋上がとても寒く、凍傷を起こすから辞めなさいとマスターに叱られてしまったので、暫くお花観察はお休みします。凍傷になっていたらと考えると恐ろしいです…。やっぱりマスターの言いつけは守るものですね…!



( / これより御一方、お相手を募集します。夕方迄の限られた時間となってしまいますが、お気軽にどうぞ。)



  • No.36 by  語  2018-01-31 16:55:46 





>一名様募集開始!




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