語 2018-01-26 23:18:09 |
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ほんと?!
_あ、でも冬子ビデオの使い方知らないな…。またお母さんに教えてもらったら借りるね。
(最近やっと自分一人で録画ができるようになったくらいだ。先に覚えるべきはビデオデッキの方だっただろうか、でもその時は金曜日の夜にやる映画の方が見たかったのだから仕方ない。あ、そうだ。そういえば自分の機械音痴は父からもらったものなのだ。それを伝えようとして口を開きかけたけれど、彼が説明が先だと言ったから慌てて閉じた。話が長いと呆れられるのは聞き飽きた。)
冬子?うん、好きだよ。
恋の話とかヒーローのとか…あ、あと文字が難しいのが好きかな。調べながら読んでるから1週間とかかかるけど。
(あんたと自分を呼ぶ彼に冬子だよと名前を教えてあげようとしけれど、何となく真剣そうにも見えるその表情に消し飛んだ。代わりに頭を埋め尽くしたのはその思い当たることとやらで、つまりは他の人と違うものってことだろう。何だろう。「…余計な話が多いところ?」しばらく天井を見つめて思考を巡らせれば、ふも出たのはいつだったか言われたことで。明確に他人からここが他と違うと言われたといえばそれくらいしか浮かばない。雷のように言葉から遅れて彼と視線を合わせれば、「そんなことで特別な場所に来られるの?」尋ね、「そんなわけないか。じゃあ何だろう」彼への問いに自分で答え、また天井を見つめては。)
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