語 2018-01-26 23:18:09 |
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>伊賀島さん
( 白い肌と茶色がかった瞳が若干の幼さを感じさせるが、立ち姿から察するに同年代だろうか。年代といっても自分は生まれて1年だけど、なんて現実逃避気味に目の前の少女を眺め。くるくる変わる表情に、何処か古めかしい動作。関わるのは珍しいタイプかもしれない。それでも自分に話しかけてくれたのだから、困っているなら手助けしようかと彼女の言葉を待っていると、彼女は自分の言葉に驚いたように長い睫毛を揺らした。その驚き様に、マスターは説明していないのかと軽く首を傾げる。有名どころの話ではないが、彼女の様子を見るに何か特別説明された訳でもないのだろうか。細い腕に収まった重くて分厚い辞書を「貸して」と抜き取り、片手で抱え込む。何処まで言ったいいのか分からないが、まずは確認しなければと大きな瞳を見ながら問いかけ。 )
マスター____、受付の人から言われなかった?普通、ここ…帝都で会員証を作る人って、居ないんだけど…。
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