理想の相手(非募集)

あの頃から瑠璃さんは俺の生き甲斐だから。(独り言のように)
はは、心臓も理性もつかな、俺。


今のお預けくらってるみたいな関係も、これはこれで楽しんでるから瑠璃さんは瑠璃さんのペースでいいよ。ダラダラでも瑠璃さんへの気持ちは変わらないし、他の奴に妬く事で瑠璃さんへの気持ち実感するし。
うん、瑠璃さんの気持ち聞くまでは色々我慢するから。

あの頃？唯川君…？
ドキドキし過ぎてお互い心臓爆発しないように頑張らなくちゃね？(笑)

唯川君はホントに優しいね。
誘拐された時も火星の時もいつも私の…あっ、考えてみたら唯川君はいつも私の傍に居てくれたんだね。バカみたい、今更気付くなんて。
もうすでに自分の気持ちが分かってきたけどデートの時に言いたいからやっぱり待ってて。
ちゃんとその時に言うから私の思い全部(真っ直ぐ相手を見つめ)

…いや、何でもない。こっちの事。(笑って誤魔化し)
それより昨日会いに来れなくてごめん。仕事が長引いちゃって。(眉下げ)


別に優しくなんかないって。瑠璃には優しくしたいって思うけど。
あ、そういや火星元気？あの時はびっくりしたけど、火星が無事で良かったよな。
ん…わかった、ちゃんと待ってるよ。めちゃくちゃ緊張するけど。これで振られたら俺立ち直れないかも。まぁ振られても諦めないけどな。(冗談ぽく笑いながら)

うわっ、ごめん瑠璃さん！読み返したら呼び捨てしてたし！(慌て)
まだ寝惚けてんのかな、俺。間違えただけだから気にしないで。でもいつかそんな風に呼びたいな。瑠璃さんにも下の名前で呼んで欲しいし。…なんて、気が早いよな。(ははっと照れ笑い)
今日もお互い頑張ろうな。

おはよう。
そのことなら気にしないで。唯川君忙しそうだし仕事長引くこともしょっちゅうあるんでしょ？

志賀さんとか皆優しいんだけど唯川君は子供にまで優しいもんね。
元気だよ。唯川君のこと気に入ったみたいだし。あの時はホントに助かりました(ぺこっと頭下げて)
ありがとう。あまり待たせるのも悪いからデートいつにするか決めない？唯川君の都合のいい日あるかな？
まさかの早速呼び捨てには朝からビックリ。
もしかして寝惚けてる？

悪い、ちょっと寝ぼけたかも。瑠璃さん好きすぎて夢の中にまで出てくるから。

ははっ、まじで？火星に気に入られたなら嬉しいよ。実は俺も火星には感謝してるとこあってさ。…ほら、火星が居たから瑠璃さんうちに来てくれた感じじゃん？今度はもっとゆっくり過ごせたらいいな……なんて、さっきから突っ走り過ぎだよな、俺。焦っても仕方ないのわかってるんだけど、他の奴らも瑠璃さんの事狙ってると思うとどうしても、さ…。(困ったような笑みを浮かべながらも眼差しは愛しさを帯びていて)

デートは瑠璃さんの都合に合わせるよ。瑠璃さんも仕事忙しいだろうし。

夢の中まで！？
私いつの間にか唯川君の夢の中にお邪魔してたんだ(笑)
でも、寝惚けてる唯川君可愛い。

ダメダメ、感謝なんてしちゃ。
また火星を預かってくれって言ってくるに決まってるんだから(思い出せば溜め息吐き)
そう言えばあの時火星と寝るか俺と寝るか、どっちがいい？って聞いてきたよね？
冗談かと思ったけど本気っぽかったからこそ唯川君と一緒に寝るのは無理だった。
そんな顔しないで？(相手の頬にそっと手を添えて)
私はいつでも大丈夫だから、寧ろ早くデートしたいな。

夢の中の瑠璃さんは瑠璃さんのままだけど、もっと親密な関係っていうか…俺の都合のいい夢になってる(笑)

その時はまた預かればいいじゃん。俺も一緒に面倒見るしさ。俺、三人の時間も結構好きなんだよな。…瑠璃さんと結婚して子供ができたら、こんな感じなのかなー…とか想像したりしてみてさ。(頬染め視線そらし)
あ…バレた？実はあの時割と本気だった。けど、そんなにハッキリ無理とか言われたらショックだなー…(笑いながらも少しだけ拗ねた様子で)
じゃあ次の休みに早速デートしよっか。何処行く？瑠璃さんとなら何処でも楽しそうだけど。

そうなの？
唯川君の都合のいい夢ってのが気になる(ちらっと相手を見つめ)

でも…また唯川君に迷惑かけちゃうよ。
私も3人で過ごした時間楽しかったとは思ってる。自分に家族が出来たらこんな感じなのかなって(自然と頬緩み)
え、あっ、違うよ！
唯川君が本気で言ったからこそ曖昧な気持ちの私が答えるのは失礼だから無理ってこと！
唯川君は休みっていつ？
私もどこでもいいんだけど折角だからたこねこマンと写真撮りにいかない？

それは…、…男にそういう事聞いちゃダメだよ、瑠璃さん。(笑って誤魔化し)

瑠璃さんの助けるのに迷惑なんか思うわけないじゃん。瑠璃さんに頼られると嬉しいし。瑠璃さんも同じ気持ちでいてくれてたんだ。(嬉しそうに微笑み)でも、子供があんまり瑠璃さんにべったりだと、俺嫉妬するかも。(冗談ぽく笑い)
…冗談だよ。それだけ瑠璃さんが俺との事真剣に考えてくれてるってことだもんな。ありがとう、瑠璃さん。
たこねこマンと写真って…もしかして週末のイベントの？実はあれ、瑠璃さん誘ってみようと思ってたんだ！

唯川君にとって都合のいい夢ってなんだろうなってただ単純にそう思っただけだよ？私とデートしたりとかそういうことじゃないの？(笑って誤魔化す相手に首傾げ)

ありがとう、そう言ってくれて。志賀さんに頼ってもいいかなとも思ってたんだけどね。志賀さんも子供好きそうだったし…でも、やっぱり迷惑かけちゃうからダメだね。
じゃあ私と火星が一緒に寝たこと嫌だった？
そう、週末のイベント！
そうだったんだ、ならデートはたこねこマンのイベントに決定だね！

勿論デートしたりもするけど…。もっともっと瑠璃さんを独占したい願望が夢になって表れてる感じ？はい、この話はおしまい。瑠璃さんに引かれると困るから。


……(ライバルの名前を聞き、ピクリと反応しては真顔で手をぎゅっと握り)瑠璃さんさ、頼るんだったら志賀じゃなくて俺にして。俺、瑠璃さんの為なら出来る限りの事何でもするし。
嫌っていうか…火星がちょっと羨ましかったかな。(ぼそ)
うん、瑠璃さんの笑顔がたくさん見れそうで楽しみ。

えー、そんな風に言われたら益々気になっちゃうよ。
でも唯川君がそう言うならこの話はおしまいにしておこうかな。

唯川君…。私、そこまで唯川君に頼っちゃうのはやっぱ迷惑なんじゃないかって思って。かといって志賀さんに頼り過ぎるのも良くないけどね(眉下げ笑い)
羨ましか…ええっ！？あの時3人で寝れば良かったね。そしたら火星も安心して寝れたかも。
ちなみに、唯川君は休みって土日？
私は土日が休みなんだけど…。唯川君忙しいだろうしそっちに予定合わせるよ。

俺が瑠璃さんに頼って欲しいと思ってるんだから、瑠璃さんはそんな事気にしなくていいんだって。瑠璃さんを好きな気持ちは絶対志賀には負けない自信あるから。
うーん…火星は安心して眠れるかもしれないけと、瑠璃さんが近くにいるってだけで俺はドキドキして寝れなそう。
週末デートって言ったけど、俺自身は週末も仕事なんだ。だから実際は休みとか関係なしにデートの内容で進めていく感じになっちゃうかなって…。まとまった時間が取りにくくて本当にごめん。(すまなそうに頭下げ)

ありがとう。
うーん…唯川君がそこまで言ってくれてるんだし逆に断っちゃうのはなんか失礼だよね？なら、また火星預かることになったら志賀さんじゃなく唯川君を頼ろうかな。その時はまた宜しくお願いします(軽く頭を下げて)
よくよく考えてみたら唯川君が隣に居て一緒に寝るってなったら私もドキドキして寝れないかも！
二人でドキドキして寝れなくて次の日寝不足で火星にニヤニヤされたりして(笑)

そうだったんだ！？
唯川君ホントに大変だね…ちゃんと休んでないでしょ？
そんな忙しいのに私とデートしてくれるんだからそういうことでも全然大丈夫。でも週末休みじゃないなら今からデートしてもいいってことだよね？(楽しげに尋ねて)

オッケ、任せといて。(嬉しそうな笑顔浮かべて)
ははっ、火星にはまたからかわれるだろうな(笑)せっかく瑠璃さんが隣で寝てても火星が居るんじゃ流石に何もできないけどさ。…それともキスくらいする？

そうだな、今ちょっと仕事の方はバタバタしてるかも。でも瑠璃さんが癒してくれるから頑張れる。(はにかみ笑い)
うん、そんな感じで良ければデートはすぐにでも大丈夫。俺も空き時間見つけて返していくから。

やっぱり唯川君頼りになるなぁ。
き、キスって…！
万が一火星に気付かれたら大変だよ…(相手の言葉に頬を赤く染め)

私が少しでも唯川君の力になれてるならいいんだけどね。あ、そう言えば夏休みはあるの？休みもないみたいだし夏休みどころじゃないだろうけど一応聞いてみたくて。
じゃあ早速行こうよ。
たこねこマンに会えるの楽しみなんだ(嬉しそうに笑い相手より先に歩き)

でも瑠璃さん嫌そうに見えないけど？(顔を覗き込みクスリと)
めちゃくちゃ支えになってるよ。瑠璃さんに会えるの毎日楽しみだし！(満面の笑み)
夏休みか…瑠璃さんの予想通りないね。お盆辺りに交代で貰えるか貰えないかって感じだから。

わ、ちょっと待って瑠璃さん！(慌てて追いかけ)
ほんっと瑠璃さんは俺よりもたこねこマンだよなー(恨めしげにちらりと横目向けて)

嫌…ではないけど、も、もうっ！恥ずかしいからやっぱり唯川君と寝るの止めようかな(顔真っ赤にしたまま体温下げようと顔の辺りを手で仰ぎ)
私も、毎日唯川君と話せて楽しい(こちらも満面の笑み浮かべ)
そうだよね…。私も夏休みとかお盆休みとかは特にないんだ。それでも唯川君よりかは休みあるけどね。

えー、たこねこマン大好きだもん。
あ、場所ってどこだったっけ？(ふと立ち止まり尋ね)

ははっ、瑠璃さん顔真っ赤、すげー可愛い。俺やっぱ瑠璃さんにキスしたい。(可愛さを目の当たりに笑いながらも半分本気でさらりと述べて)
そう思ってくれてるなら嬉しいよ。…良かった、瑠璃さんのそんな笑顔が見れて。(愛しげに瞳細め)
あーあ、瑠璃さんと夏祭りとか行きてー。


こっちだよ、瑠璃さん。(手を取り歩き出し)足元気を付けて。
…ねぇ瑠璃さん、さっきの言葉、いつか俺に向けてほしいな。