赤司征十郎 2013-12-26 22:49:54 |
通報 |
お、俺が彼女っ…スか?(意地悪い笑みを見せる相手に、今までにない位顔が熱くなるのを感じ、片手で目元だけ隠し、『照れ屋、とかは認めないことも無いッスけど、彼女は赤司っちッスよ、これは譲れないッス。』とまあ犬らしく精一杯反論して、もう少し、というところでチャイムがなってしまい、少々残念そうな表情を見せるも、弁当箱をを片手に持ち、相手の手をとって、ゆっくり引き上げて。
お前の方が可愛いんだから、彼女に決まっているだろう?
(チャイムが鳴り残念そうな相手と手を繋いだまま言い返しつつ相手の教室まで送ると、教室の入り口で相手の手と己の手を絡めて何やら企んでいるような怪しい笑みを見せれば、相手の教室内へ向かって「俺の彼女に手を出すなよ、お前達」と言い放ち、某然とする相手のクラスメート達を満足そうに見やれば相手に視線を戻し再度意地悪な笑みを浮かべて)
な、なに言ってるんすか赤司っち!(手を絡めた状態で怪しく笑った相手に少し嫌な予感、やはり嫌な予感というものは当たってしまうわけで、まさかの相手によるクラスへの警告紛いのものが発せられ、真っ赤になって相手とクラスを見比べて、きっと次の授業も集中することはできないだろう、それでも相手に対する好意は相当なもので、何をされても許してしまう自分に苦笑して、クラスに入り、『じゃあ、放課後。』と相手に笑顔で手を振って。
あぁ、放課後も迎えに来るから。
(真っ赤になった相手は己が何をしても許してくれているようで、その部分は本当に己の方が我儘な彼女のようだ、と思いつつ、笑顔で手を振って来る相手に笑みを返し。授業中も時々間を見つけては相手の事を考えており、成績が下がるどころかやる気が増す、なんて考えて。放課後になれば直ぐ相手の教室へ向かい、先程の警告のせいで少しぎこちない相手のクラスメート達を気にする様子も無く相手の席へ直行して)
赤司っち!待ってたッスよ、(放課後、準備をすでに終わらせ相手を待っていればちょうど来て、きごちないクラスの雰囲気など気にせずに立ち上がり、嬉しそうな表情で上記述べて、『行きましょ、赤司っち』と恥ずかしそうに笑いつつ自分から手をそっと差し出して、練習後にはあの約束もあるため、とても浮かれていて、
ふふ、行こうか。お前が楽しみにしていた三対三だよ、俺は出来ないが。
(恥ずかしそうに笑いながらも手を差し出して来る相手の手を取り廊下を歩き出せば、ふと朝の会話を思い出し。己は部員を観察する側の為、三対三に参加する事は出来ないが、それでも楽しみにしており。「頑張れ、ちゃんと見ているから」なんて相手を応援すれば「まだ部活は始まっていない。今はお前だけを応援しても構わないだろう?」と部活が始まり主将と部員の関係になる前に、恋人として相手を応援しておき)
はいっス!俺、赤司っちの為に頑張ってくるッスよ、(にひ、と子供のような無邪気な笑みを見せて、相手の言葉に大きくうなずいは幸せそうな表情をして、『俺、赤司っちと付き合えて幸せッスよ』となんの前触れもなしに唐突に真剣な顔で告げて、『練習終わったら、赤司っちの家っすよー、』ところりと表情を変えて付け足して、
お前は表情がくるくる変わるね…そんな所にも惹かれたよ。
(表情をころころと変えながら夢中で話す相手を見れば自然と顔が綻び、真剣な顔で幸せだと言う相手に目を細めて己もそうだと頷いて。放課後の約束を楽しみにしているらしい相手にくすりと笑みを零せば「あぁ、覚えているさ。…だが、あまり良い所では無いと、先に言っておこう」と俯きがちに述べて。期待を膨らませている相手が、自由の無い己の家に来て肩を落とさないか心配しており)
大丈夫っすよ、赤司っちがいればそれで十分ッスから(俯きがちな相手から紡がれた言葉に、きょとん、と不思議そうな顔をするも、すぐに相手を安心させるような笑みを見せては、無意識のうちに相手を撫でていて、きっと頭が高い、とお決まりの言葉を言われてしまうだろうけどそんなことは関係なく、『赤司っち、そんなに気を使わないで良いッス、俺たち恋人でしょ?』と体育館の一歩手前に来たところで唐突にふんわりと抱き締めて、優しく言い聞かせるように告げて。
黄瀬……有難う。
(安心させるような笑みで頭を撫でられれば、少し驚き相手の顔をじっと見て、相手の言葉に表情を緩めて。ふんわりと抱き締められれば先程よりも驚いて言葉に詰まるが、優しく言い聞かせるように話す相手に此方からも腕を回せば、ぽつりと上記を呟き。見知った部員達が体育館へ行く様子が目に入るも、すっと目を閉じ『後少しだけ、このままでも良いか?』と己らしくも無い、小さな声で訊ねて)
勿論ッスよ、いつまででもこうして居られるッスから、(珍しい相手からの要求に少し驚くも、こく、と頷けばゆっくり、撫で続けて。『赤司っちは色々、抱え込みすぎなんスよ、無理しないでくださいよ…、俺だって、頼ってもらわないと悲しいッス。』と優しげな声色のなかに少し寂しげな声色が混ざったような声で小さく伝えて、
そうだな。黄瀬は、俺が思っていたより大分頼れるみたいだ。
(ゆっくりと目を開けると相手の目を見て目を細め、撫でてくれた相手にお返しとでも言いたげに手を伸ばして相手の頭を撫でて。少し寂しそうな相手の言葉を聞けば、少し考え小さく息を吐き、「人を頼るなんて考えた事も無かったが…お前になら、少しだけ頼っても良いかな」と相手の頭を撫でながら呟いて)
少しじゃないッス、いっぱいっす、(撫でてもらえば嬉しそうな表情を見せるも、直後聞こえた相手の呟きに、一気に不機嫌そうな顔になり、少し頬を脹らませては上記呟き、『大切な赤司っちですもん、辛いところなんて見たくないッス、だから、ちゃんと頼るッス。』と子供のようにむくれたまま、それでも相手を気遣うように、しっかりとした声で相手に伝え。
あぁ、解ったよ。ちゃんと頼るから。
(子供のような態度で己を気遣うような事を述べた相手にくすりと笑みを零せば、ふっと柔らかく笑んで数回頷き。相手の頬に手を添えれば、そのまま優しく撫でて「本当にお前は、子供みたいなくせに優しくて……大好きだよ」と相手への好きだという気持ちが更に増し、思った事をストレートに伝えて)
俺だって、優しくて強くて、でも少し一人で抱え込んじゃうような、弱い一面もあるところ、全部引っ括めて好きッスよ、大好きッス、(ストレートに伝えられた相手の自分への好意に嬉しそうに笑っては、自分も同じように、出来るだけ伝わりやすい様に笑いながらストレートに伝えて、『これからもよろしくッスね、赤司っち。』とぎゅーと、相手抱き締め静かに告げて。
あぁ、これからも俺には黄瀬だけだから。
(全部引っ括めて好きだと笑う相手を強く抱き返し、そっと力を緩めれば、名残惜しそうに相手の手を握り、目を見つめながら「そろそろ、行くか」と呟くと部室の方へ向いて。握った相手の手を引けば、部室へ入る直前まではこのまま手を繋いで歩きたい、と思っており)
俺だって、赤司っちだけっすからね、(抱き締めていた体温が離れるのを感じれば名残惜しさを感じ、繋がれた手を見れば、我儘言っちゃいけない、と心のなかで呟き、部室の前に来れば、入るのを少しためらう、まだ手を繋いでいたい、と思うも手を繋いだまま入るわけにもいかず、困ったような顔で相手を見つめ。
お前の好きな三対三だろう?ひとまず俺を忘れて楽しんで来い。
(部室の前で困ったように己を見つめて来る相手の横髪に手を伸ばし、そのまま梳いて耳に掛けてやれば、大丈夫だよ、とでも言いたげに微笑んで。横髪を耳に掛ける事で普段より更に幼く見える相手の頬を撫でれば「部活が終われば、好きなだけ傍に居れば良いじゃないか」と相手の目を見つめて小首を傾げ)
そうッスね、じゃあ俺、赤司っちの為に頑張ってくるッス、(練習後の話をされれば、嬉しそうにこくりこくりと頷き、『そしたらそのあとはいっぱい甘えるから、覚悟してくださいっスね?』と子供のように無邪気な笑みを見せて、
当たり前だろう?俺も好きなだけ可愛がるから、覚悟しておくように。
(無邪気に笑う相手の左手を取り薬指にキスをすると、くすりと笑みを零して上記を述べ、繋いでいた手をそっと離せば部室の扉を開けて中へ入り。己のロッカーの前まで行けば、いつも通りの平静を装った顔で相手をチラリと見やって)
トピック検索 |