999本の薔薇を君に。[黒ﾊﾞｽbl]

‥ﾜﾀｼが綺麗な御姉ｻﾝと何処かに行くとか考えなかったｱﾙか?(“待ってた”相手が紡いだ言葉に一瞬思考停止、更に照れた様な表情と仕草が己に追い打ちを掛けて。しかし何故か口から漏れたのは捻くれた返事、素直に嬉しいと言ってしまえば良いものを子供染みた意地を張ってしまい。そういえば、と思い出したのは女の人に声を掛けろと教えてきたのも相手だった事。勿論今では其れが嘘である事ぐらい既にわかる年齢、其れでもつい続けているのは相手が嫉妬してくれないかな、なんて淡い期待から。そんな的外れな事に思考這わせ乍相手をぼう、と見詰め。離された手に残念そうな表情浮かべたくなるも其れこそそんな事をしては餓鬼臭い様に思えてきては離れて行く手を静かに見送っていたも己が手を引いた事によりｿﾌｧに逆戻りしては此方を見詰め乍困惑の色を浮かべる相手に「‥別に何に居て欲しいなんて思ってないｱﾙ。」なんて。＿酔っているのだろうか、己は。そんな馬鹿な事を真剣に頭の隅で考えつつ今の発言が所謂ﾂﾝﾃﾞﾚなどと呼ばれる部類に分けられる事に今更乍気がつくも撤回する訳にもいかず返事を待つ様に相手見詰め。

あー、....まったく考えてなかったわ。（相手から零れた言葉に何故だか胸が痛む。此れだけ帰宅が遅ければ其の可能性を考えざるを得ないのだ、高校時代に吹き込んだ軽い冗談が現実になっているのではないかと恐怖を感じたのもまた事実、然し帰宅時間同様互いに大学生となった今相手の女性関係に何かと口出しする事は無いし出来ない。其の感情を誤魔化す様にと真っ直ぐに向けられた瞳から視線を外しては己の口から紡がれたのは嘘で、嗚呼、相手には昔から嘘を吐いてばかりだ、何て意味も込め苦笑混じりに述べて。此処で己の感情の侭に問い詰めでもしたらきっと困った顔をされるんだろうな、と苦笑の中で若干ではあるが眉顰め。多少離れた所に座り直しては「ったく、何なんだよ御前は。」と呆れ気味に深く溜め息吐き、今は平然を装ってはいるが正直な所手を引かれた事では無く相手の表情に驚いた。あんな真剣な表情を目にしたのは中学の部活以来だろうか、普段此の様な事が無いからか相手の真剣な瞳で見詰められるのは苦手だ、吃驚すると共に胸が高鳴ってしまい落ち着かない。動揺を隠す為という訳では無いが読んでいた本を何気無くﾊﾟﾗﾊﾟﾗと捲り。）

‥まあ当分は嘘つきの福井だけで充分ｱﾙ(己から外された視線、態々逸らされる其れは大体何かしら相手が考えている時に多い気がする。あくまで気がする、だけなのだが頭の中に浮かんだのに其れを伝えないのは勿体無い気がしてきては口許にゆるりと弧を描かせては悪戯な笑みを浮かべ伏し目がちに笑ってみせて。己の事を考えて考えて、其れで気に掛けている内に親愛と愛情の区別が付かなくなって後輩が取られる感覚を嫉妬に変換してでもいいから此方を見て欲しい。最近其れこそ女の人に勧められた本の影響か何処かﾔﾝﾃﾞﾚなどと呼ばれる要素も含んでいる様な思考に小さく溜息の様な吐息零してたも横目に眉顰めるの目敏く気がつけば相手の額に指を伸ばして。微妙に遠い距離に改めて降ろされた腰、何時もなら何も言えないが一人頭の中で今日の己は酔っ払っているんだと言い訳する様に結論付けては「‥福井が居ないと寒いって言ったｱﾙ。其れ、面白いのか?」なんて相手に近寄りつつ再び開かれた本に同じ様に視線這わせ。しかし途中からみた所でわかる筈もなく直ぐに興味失ったかの様な表情浮かべていたも相手が読む本の趣味を知りたいという感情だけは残っているらしくｿﾌｧの上で器用に三角座りしては片手を頬に付いて大きな体を出来るだけ小さく纏め乍相手横目に見詰め。

ふーん、....嘘吐きなのに俺で充分なのかよ。（"当分"大した意味は無い言葉なのだろうけど心に大きく引っ掛かるのを感じて、当分という事は暫く経ったら離れていってしまうのだろうか、嬉しい筈なのに何処か複雑な感情が渦巻いているのははっきりと己だけ居れば良いと言って欲しいそんな欲望からなのか。語尾だとか女性を口説くだとか散々嘘や冗談を吐いて教え込んで来た為相手に好いて貰える自信等全く無い、所詮関係は先輩と後輩なのだ。然し先程の言葉が貰えただけでも充分過ぎる筈なのにもっともっとと求めてしまうのは欲張りだからだろうか、思考が混ざり合う中額に触れたひんやりと冷たい指先に瞳を細め緩く口角を上げては相手の発言に態と突っ掛かる様な返答を返す。相手との距離と投げ掛けられた言葉、顔が火照っている気がするのは暫く動かずに長時間室内に居たからだろうか。寒いと言うならば仕方無いか、と相手のせいにする様に自分に言い聞かせては直ぐ傍の相手に凭れる様に身体預けて「そこそこ、だな。暇潰しにはなる。」恥ずかしさを悟られまいと平然装って、直ぐ様本を閉じては伝わる体温を感じる様に瞳を閉じてみようか。）

‥手の掛かる子ほど可愛いってやつｱﾙよ。(突っかかるように告げられる言葉にも気にする風もなく何故か小さな笑み浮かべて。＿嘘つきだからこそ本当の所が見たくて見たくて仕方が無いのに。そんな胸の内を告げる事が出来る訳もなく何とか言えるのは冗談交じりな可愛い、なんて事だけ。随分と臆病になったな、なんてまるで他人事のように呑気に思考馳せれば苦笑が零れたも不意に頭の中を一つの疑問が浮かべば相手の方に視線投げ。「‥福井もこんな馬鹿ﾃﾞｶい後輩の面倒ばっかり見てていいｱﾙか?」相手を見つめ乍頭の中を駆けるのは高校時代や大学に入ってからの事。相手がﾓﾃているのは知っている。告白されているのも数回見かけたし格好いいと言っているのを聞いた事だってある、告白の手伝いを頼まれた事だって。しかし其れなのにも関わらず今の所恋人らしき人物が見た事が無い事に不意に気がつけば、様々な返事を予想して思わず声が震えそうになったが何とか平然を装って問い掛け。此方に凭れかかっている相手の無防備な姿に思わず喉が鳴り。触れている部分から伝わる熱は確かに相手のもの、何処か甘える様にも見えるその姿に小さく喉奥で笑い声漏らせば「福井も寒いｱﾙか?珍しい」此方からも寄り添うように体寄せて尋ねて。

..何だ其れ。俺が後輩みたいじゃねーか。（流石に突っ掛かり過ぎたか、と一人反省するが予想から大きく外れた返答にｸｸｯと喉鳴らし笑えば素直に嬉しいという感情を表情で表す様ににっと笑み浮かべて。嘘だと分かっているだろうに語尾等未だ続ける相手に対し悪かったかと後悔する事もしばしばある、然しまた其れを聞くたびに相手の傍に少しでも己の場所があったと感じる事も出来て何処か嬉しい感情もあるのだ。其の点ではたまには嘘を吐くのも悪くないか、何て意地悪い事をぼんやりと考えて居ればふいに投げ掛けられた質問に横目で視線遣り、「俺が好きでやってんだからいいんだよ。面倒見てばっかでも無いしな。」面倒を見る事が好き、相手の事が好き、と二つの意味に取れるものを敢えて口に出して、出来るならば素直に好きだと伝えてしまいたいが到底出来る筈も無くこんな遠回しな伝え方しか出来ない己が何とも情けないと眉下げ乍己が面倒を見られている時もあると告げれば何気無くくしゃ、と相手の髪を撫でて。「御前が寒いっつーからやってんだよ。」幾分か上にある顔を見詰めれば照れ隠しで素っ気なく上記を零して。）

強ち間違ってないｱﾙ。福井の方が手が掛かるｱﾙよ(相手の顔に浮かんだ笑みにつられるように己の口許も緩んで行くのがわかり。意地の悪い事も沢山する癖にこの笑顔一つで全てを許してしまいそうになる己は随分と末期だな、苦笑浮かべつつも何処か悪い気がしないのも事実で。「福井、ｿﾚ‥‥。っ、はぁ‥そんな事ばっかり言ったりしたりするから女性がﾎｲﾎｲ簡単に其の気になるｱﾙ」“如何云う意味ｱﾙか?”そう続けたかった筈なのに其処まで告げては一度迷う様に視線彷徨わせたも目を伏せれば続きを告げる事無く静かに口を閉ざして。しかし何処か弱気にも見える表情で眉下げているのみれば不思議そうに見つめてたも此方に伸びてきた手に先程の言動についてあれこれ考えていたからか一瞬小さく息詰めたも其れを悟られない様に大袈裟な溜息零しては後者付けたし。何と無くではあるが今己の胸の内を駆ける感情の所為で今ひどい表情浮かべている気がしては此方に視線向けられない様に相手の目元覆う様に手を伸ばして。「谢谢‥あ」自然に口から漏れていたのは懐かしい母国の言葉。ほんとうに無意識の内だった為数秒己の発言にぽかん、と間抜け辛晒していたも言ってしまってからではあるが何だか照れ臭くなったのか困った様に小さくはにかめば「‥意味、分かるｱﾙか?」なんて問い掛けて。

俺の何処が御前より手掛るってんだよ、何処が。（其れは聞き捨てならない言葉で、先程まで笑みを浮かべていた顔が段々と引き攣っていくのが自分でも分かる。確かに冗談に付き合ってもらったりと面倒を掛けていない訳では無いが己だって中学時代から先輩として何かしらやってきた筈だ、というのは完全に先輩としてのﾌﾟﾗｲﾄﾞが相手の言葉を許していないだけなのだが。「は?此れで其の気になる奴が何処にいんだよ。」女性か、と残念に思う己が居る。今己の瞳に映っている奴が其の気になれば良いのに、何て出掛かった言葉を呑み込んで何処か切なげに見える表情の相手をじ、と見詰めていれば口から零れる盛大な溜め息と言葉に不思議そうに首を傾げる。突然闇に覆われた視界、思わず声が零れるが伝わる温度から相手の手と判断し抵抗はせず。「おい、ﾘｭ....分かる訳ねだろ。手、退けろって。何も見えね。」聞き慣れない言葉が耳に入れば当然返答等出来ず次を待つが暫く何も発しない事を不思議に思っては相手の名前を口にしようと、然し其れを遮る様に投げ掛けられた問いに当然の事の様に返答を。表情を見れば意味の分からない言葉もある程度良い事か悪い事かは判断出来るのだが今は其れがしたくても出来ない状況で、目を覆っている相手の手を軽く叩けば後者を述べて。）

‥こんな後輩に捕まってる時点で流されやすい人間決定ｱﾙ、何時変な奴に捕まるかこっちがﾋﾔﾋﾔするｱﾙ。(手が掛かる、と云うのには語弊があっただろうか、なんて緩く思考巡らせていたも隣の引き攣った表情みれば己の考えが当たっている事に気付いて。流石に幾ら仲が良いと云っても此れは先輩に対して失礼だったか、と反省の色を含ませて眉下げつつ本当は相手に教えたくは無かった己の胸の内を態と何でもない様に告げ。「無闇矢鱈に触るからｱﾙよ。つい、うっかり、ﾄﾞｷﾄﾞｷするｱﾙ」無自覚らしい相手に思わず再び溜息が漏れそうになるも先程の失敗を胸に誤解させてはいけない、と一人心の中で繰り返し乍相手の触れた辺りの己の髪に指を這わせれば楽しげに、しかし其れでいて何処か困った様な声色で“つい”と“うっかり”を強調し乍言葉紡いで。抵抗されなかった事に安堵しつつ、「中国語で“有難う”って意味ｱﾙ。手は退けないｱﾙ。今変な顔になってる自信ある、喜欢的人」“有難う”ぐらいなら理解して貰えると思っていたからか分からないと云う相手に小さく笑ったも其れも其れで好都合かもしれない、なんて頬緩ませ乍和訳を伝えてやるも相手の要求はあっさりと拒否して。相手に言い訳の様に手を退けない理由を簡単に添えつつ付けたしたのはまたしても母国語。今回は態とではあるが“有難う”もわからなかった相手、仔の言葉でなら素直に気持ちを伝えても許されるのでは無いだろうか、なんて。

( / 何時も御相手有難う御座います。
今回‥と云うより前回のﾚｽから中国語を混ぜさせて頂いていますがｻｲﾄなどで調べて出てきたものなのでちゃんと正しいか如何か断言出来ません。
折角なので中国人留学生と云う設定も織り交ぜたいな、と云う安直な考えでの提案なのですが見にくいし無い方が見やすいと思いましたら一言御伝え下さいね。
そんなに頻繁に混ぜるつもりはありませんが出てきた場合意味がわかるかわからないか御相手様の判断に任せたいと思っています。

ぐ..、別に御前に捕まった覚えとか無いし。それに変な奴何かに狙われる事何てあるかよ、男だぞ。（"流されやすい"という事は否定出来ず言葉詰まらせて、次いで苦し紛れに口から零れたのは相手に捕まった覚え等無いというもので、ﾙｰﾑｼｪｱだって御互い話し合って決めた事であるし構う構われるの関係で己が一方的に捕まったのでは無く寧ろ此方が相手を捕まえたといっても良いだろう。まるで保護者の様な口ぶりに鼻で笑っては普通そんな輩に狙われるのは女性だろうと後者述べ。「んな事言われてもよ、其の時に意識してやってるもんじゃねーし。自然と手が出る、みたいな。」困った様に眉顰めては後頭部の髪をｶﾞｼｶﾞｼと掻いて、相手の言う通り長い時間を過ごしてきた同級生や後輩には自然と触れている気もする、然し相手も己の事は言えないだろう、帰宅直後前髪に指が触れた瞬間胸が高鳴ったのは自覚があって、そんな浅い記憶で思考を埋め尽くし。「へえ..、どういたしまして。御前の顔が如何とかじゃなくてな、俺が動けないんだって。」"有難う"改めて言われば恥ずかしいもので、相手に聞こえるか聞こえないか位の声量で其れに対しての返答を述べ。矢張り目を覆われている此の状態は落ち着かないらしく簡潔に理由を伝えるが其の直後再び耳に入った聞き慣れない言語に「あ、何だって?」と聞き返して。）

（/此方こそ何時も御相手有難う御座います。
前回中国語が混ざっている事に気が付いた時、流石留学生!と一人感動していましたので寧ろ素敵だなー、と思っております。
本体は簡単なものならば何と無く分かるので前回福井さんは如何しようかな、と考えたのですが、中国語を劉君に教わるというのも面白いかなと思ったので主様が宜しければ福井さんは全く分からないという設定でいかせていただきたいです。）

‥同意の上、ってやつｱﾙか?福井は格好いいけど抜けてて何か可愛らしいから有り得ると思、う‥ｱﾙ(相手も己と居たくて居てくれてるのなら、なんて考えるだけで緩んでいく頬。緩む口許其の儘に前者問い掛け首傾げたも続いた相手の鼻で笑う様な口調に一つ呆れた表情浮かべ。少なくとも今、隣にそう云う意味で相手が好きで狙っている人間が居るのにも関わらず危機感0の発言。気持ちを伝えていないのだから仕方ないかも知れないが全く意識されてないとなると少し悲しいのもまた事実。そんな感情の影響か無意識の内にﾑｷになる様な口調で知らず知らずの内に口から零れ落ちていた台詞が何だか言ってはいけない内容を含んでるのでは無いかと気付いたのは殆どを告げた後、一瞬不自然に途切れかけた台詞を何とか最後まで言い切るもﾊﾞﾚて無いだろうか、と恐る恐る相手の様子伺って。「悪女ってやつ…ん?でも福井は男ｱﾙから‥悪い男ってやつｱﾙね」一言で言えば無意識に触っていると云う事なのだろう。其れを聞いて頭の中に浮かんできた単語ぽつりと漏らしたも其れが何処かｽﾞﾚている気がしては一人納得いく台詞探していたも、納得いくのが見つかれば相手に悪戯に笑い掛けては意見求める様に首傾げ。「‥。いいｱﾙ、ずっと此処で大人しくしとくといい。‥意味が知りたかったら勉強したらいいｱﾙよ。」相手の小声で告げられた返答には小さな柔らかい笑みを零して頭を撫でるのみだったが動けない、と告げられれば何処か楽し気な色を含んだ声音で本音を織り交ぜた台詞を冗談ぽく告げ。やはり伝わらなかった、と安堵する反面何処か悔しく残念に思ってしまい。矛盾する胸の内に苦笑零し乍目元覆っていた手を離してやれば相手の肩口に顔を埋めて。

( / わかりました。其れでは時々中国語を織り交ぜていきたいな、と思います。
其れでは此れで本体はどろんしますね、改めて御願いします。

..うん、ま、そういう事だな。何処が抜けてるってんだ。言ってみろ、ｵﾗ。ってか男に可愛いとかねーよ。（同意、つまり其れは己が相手と居たいからという事だ。実際そうなのだが此処でﾊｯｷﾘと返答してしまうのも照れ臭さがあり、適当に短い言葉を挟んでは肯定して。同性に"可愛い"と言われて如何反応するのが正解なのか、そんな事が分かる筈も無く、かと言って此の侭無言では空気が持たないだろうと。素直に有難うと言ってしまうのも一つの手ではあるが素直な己等想像しただけで寒いものであって。思考を廻し出た結論、表情は笑みを浮かべ然し怒気を含んだ声色で相手の頬を摘み突っ掛かるという何時ものﾊﾟﾀｰﾝで。暫くの間頬を引っ張ったりと弄べば不満気に後者述べて。「悪い男..、俺的にはどっちかっつーと御前の方が悪い男だと思うけどな。」髪に触れたり目を覆ったり、触れられる度に此方の鼓動が高鳴っている事何て知らずに誰にでもやっているのだろう、相手の方が悪い男じゃないか、何て自分で考えて切なくなる。ならいっそ触れないで、意識させないで欲しいというのは己の我が儘で自然と表情も曇るが苦笑混じりに上記を紡いで。「分かった、大人しくするから離せ。御前が教えてくれれば良い話しじゃねーかよ。」意味は良く理解せず只相手の言葉を簡単に受け入れては淡々と前者を。先程の様に教えてくれれば早いのに、と口を尖らせて。突然瞳に入る光に瞳細めていれば肩に感じる温もり。まるで子供だな、と微笑ましい行動に頬緩ませて傍にある相手の髪をくしゃ、と乱す様に撫で。）

（/前のﾚｽで抜けてしまったので。
了解しました。
此の先も御相手御願い致します。此方もどろんさせて頂きますね。）

一方的じゃなくて安心したｱﾙよ。‥雰囲気、とか?‥言葉の綾ｱﾙよ、言い間違いｱﾙ。(一瞬の沈黙の後返ってきた肯定の返事に頬緩ませれば小さくぽつりと前者零して。後輩だから、と気を遣われているのでは無いか、そんな小さな不安があった事に今更乍自分の発言で気がつけばもう一度頬緩ませて。怒気含んだ声音に合わない顔に浮かんだ笑み、其のｱﾝﾊﾞﾗﾝｽさに小さく笑い声あげつつ頭の中に浮かんだのは高校時代秀徳に居た相手とよく似た髪色の男の姿、そんな事にすら楽し気に笑い声漏らしては、頬を摘まむ指を其の儘甘受しつつ相手の髪を指で梳く様に指を這わせてみて。「ﾜﾀｼ‥?ﾜﾀｼはそんな事ないｱﾙよ、気を態と持たせる様な事しないｱﾙ」相手の言葉にきょとんとした間抜けな表情晒していたも直ぐに緩く首を否定の意味を込めて横に振れば肩竦めて。苦笑浮かべているのを横目に捉えれば不思議そうに眉根寄せ乍相手の苦笑浮かんでいる唇の端を指で触れれば如何かしたのか、と云う意味を込めて首を傾げて。相手の特に深く考えずに返したであろう返事に小さく吐息零しては、「ﾜﾀｼが?‥福井が知りたいなら教えるｱﾙ、けど」相手の提案に僅かに戸惑いの色を瞳に映して。教えてもいいが先程の台詞は告白紛いのもの、其れを伝えるのはいいのか、と混乱しつつも一つ頷けば相手から顔が見られない此の状況に密かに心の中で感謝して。

そーかい、そりゃ良かったな。聞いてんのに疑問形で答えるかよ。ｱﾊﾞｳﾄだな。（互いに一緒に居る事を望んで居る、其の事実が何よりも嬉しくて、素っ気の無い返答の後ふい、と顔を背けては安堵と嬉しさの混ざった笑みを浮かべる。同じ様に頬緩ませる相手を瞳に捉えれば己もこんな表情をしてるのか、と思うと小さく笑いに似た息が零れて。己の問い掛けに疑問形で返して来る事に苦笑浮かべては後者述べ。此方は怒っているというのに呑気に笑い声漏らす相手に何か可笑しかったかと眉顰め乍頬を摘む指に更に力込めて。髪に触れられる感触は中々慣れないもので、先程まで険しかった表情はくすぐったさと心地良さからか段々と小さい笑みに変わっていって。「ｯ....、其れが気持たせてるってんだよ。」唇の端に指が触れているという感触、表情は苦笑から呆れたとでも言う様な表情に変化していって深い溜め息を吐く。相手の場合態とでは無いのだろうけど此れはそう思われても仕方が無いだろうし、態とでは無いのなら其れは其れで性質が悪いな、と。火照る顔を隠す素振りも見せず触れている方の手首を掴んでは真っ直ぐ瞳を見据え乍上記を述べ。「俺に教えて困るもんでも無いだろ?気になるしよ。」考えても考えても当然己には意味が理解出来る筈も無く、未だに相手の髪を指で弄んでいては己の肩に顔を埋め表情が読み取れない相手を覗き込む様に問い掛けて。）

ふふ‥、そりゃ‥んｰ、其れも何と無く、ｱﾙよ。ね、其れにしてもほっぺが痛いｱﾙ。(相手の素っ気ない返事聞けば特に返事を返し事もないが伏し目がちに柔らかい笑い声を少し漏らし。相手の尤もな意見に尤もらしい意見返そうと思ったも思いつかなかったのか小さな沈黙の後適当な返事返す事として。しかし頬を摘まむ指に力が込められているのに気がつけば僅かに眉根寄せつつ相手にじとりとした視線投げていたも、好きな人が己の手で表情を柔らかく変化させるのはやはり心地よく優越感を感じては不満気に歪めていた表情を柔らかく幸せそうに笑みを深めて。「‥福井も気を持つｱﾙか?」相手の肩が跳ねたのは己の指が唇の端を掠めたからだろうか、そんな考えは腕を掴まれた時其れが確信に変わって。勿論唇を触ったのは態とであるし其の上己の身勝手な浅はかな感情故、其れを全く理解していない癖に此方を真っ直ぐに見つめる相手の口許から紡がれる言葉は相手に心惹かれている己としては期待していいのか、と心揺すぶられる物で。此方も相手の瞳を真剣な眼差しで真っ直ぐ見つめ返して。「いや、まあ‥困らないｱﾙけど。‥何を教えて欲しいｱﾙか?」相手の肩口から額離せば此方覗き込む相手と視線軽く合わせては返事返したも先程告げた告白紛いの台詞の意味を問われれば何と答えようか、などと何処か冷静な思考を巡らせて。

( / 明けましておめでとう御座います。
このﾄﾋﾟはまだ始まったばかりですが昨年は御世話になりました。
頼りなく迷惑も沢山掛けてしまうかも知れませんが今年も引き続き宜しく御願い致します。

..何笑ってんだよ。当たり前だろうが、痛くしてんだよ。（口元に笑みを含む相手を見遣れば段々と恥ずかしさが込み上げて来て己の髪をぐしゃ、と乱し刺々しい口調で前者を述べ。視線は見ない振りで受け流し、不機嫌そうな相手が瞳に映るが其れで力を緩めてやる程己は優しい人柄では無い、更に頬を引っ張ってみたりと弄んでいる内に表情は一変楽し気に頬緩めて。先程まで顰め面だった相手が笑みを零しているのを瞳に捉えては不思議そうに首を傾げて。「....持たなくもない。」失言であった、気を落ち着かせる様に吐息混じりに溜まった息を吐き己の発言を振り返ればそんな言葉が頭を過る。いくら驚いたとはいえあれでは相手に気を持っていると言ったも同然ではないか、と。此の問い掛けには何と答えるのが正解なのかと思考を廻して辿り着いたのは己の素直な想い。視線が真っ直ぐ交わっている此の状況には耐え切れず視線は掴んでいた相手の腕へと移して、数秒の沈黙後意を決したように言葉自体素直では無いが相手ならば理解してくれるだろうとﾊｯｷﾘ上記紡いで。「御前が言ったやつ。有難う、の後のな。」覗き込み乍眠気にでも襲われているのかと、其れを確かめる為肩を叩き反応を窺おうと試みるが相手が顔を上げた瞬間咄嗟に伸ばし掛けた手を引っ込めて、視線は合わせた侭勿論未だに意味を教えてもらえていない言葉を問い掛けたいのだが相手の様に其の言葉を発する事は無理があり曖昧な説明を。）

（/明けましておめでとう御座います。
昨年は素敵な此のﾄﾋﾟと貴方様の様な素敵な主様に出会えて本当に幸せな年でした。御世話になりました。
此方も迷惑を掛ける事があるかとは思いますがどうぞ宜しく御願い致します。）

え‥?‥‥福井。さっき‥さっき言った中国語、喜欢的人は‥好きな人、って意味ｱﾙよ。福井、好きな人って意味ｱﾙ。‥此れって脈ｱﾘってやつで良いｱﾙか?(真っ直ぐに見つめていたのに逸らされればばれない程度に小さく肩落としたも何時もより幾らか長めの沈黙の後返ってきたはっきりとした返事に大きく目を見開いて。＿其れはつまりそう云う事なのだろうか、でも己の都合の良い勘違いかもしれない、でももしかしたら確かに己と相手の気持ちは重なっているのではないだろうか。相手の言葉の所為でぐるぐると頭の中を駆ける淡い希望と其れを否定する言葉を繰り返す思考は心臓をばくばくと痛いぐらい五月蝿く高鳴らせ。何とか僅かに漏らした返事にすらならない声は一音しか言ってないのにも関わらず震えているのがはっきりとわかり。相手の手を己の腕から引き剥がせば声と同様に小さくではあるが確かに震える両手を相手の頬を包む様に伸ばせば今度こそ視線を逸らされない様しっかり捕まえては掠れた声で相手の名前呼んで。もし此れが勘違いだったらきっと今迄の様には居られない。其れでも今迄の様にただの先輩後輩で居るのだって限界なのだ。なんと伝えようか、考えが纏まるより先に口から零れ落ちたのは先程己が告げた異国語での狡い告白紛いの言葉。此れで伝わるだろうか、途切れ途切れに何とか相手にも伝わる様其の言葉の意味を紡げば確かめる様に繰り返し、何か困った時は相手に聞くのが既に己の中で癖になっているのだろう、最後に一つ質問投げ掛けては瞳細め緊張と期待から早まる心臓抑え付ける様小さく笑み浮かべ

( / 此方も本当に素敵な御相手様に出会えて本当に良かったです。
いえいえ、其れでは此れからも宜しく御願いします!
其れでは此れでどろんさせて頂きますね。

ったく、一旦落ち着けよ。震えてんぞ。その....、何て言えば良いのか分かんねーけど、脈ｱﾘってやつで良いんじゃね?俺は好きだけど、ﾘｭｳの事。（"好きな人"其れは己がずっと欲しかった言葉。先輩後輩の関係である以上絶対に聞く事は無いと思っていた言葉が相手の口から紡がれれば高鳴る鼓動を落ち着かせる様にと瞳を閉じ浅く息を吐く。開けば映るのは驚いた様子の相手で、己も相手と同様に驚いてはいるのだが其れに勝るのは何よりも口元がだらしなく緩む程の嬉しい気持ち。此処で己まで動揺の色を見せてしまえば会話が続かない事ははっきりと目に見えていて、頬に添えられた両手は微かに震えていて其れを上から包む様に左手を相手の手へと添えては苦笑零し平然を装い乍前者を述べる。此の状況で如何己の気持ちを伝えたら良いのか、数十年生きて此の様な状況は数回経験してきたが想いを寄せていた人間からは初めての事で如何しても上手い言葉が見付からず再び暫しの沈黙。其の後首傾げつつ相手の質問に対し疑問形でしか返せない己に情けなさすら感じる。然し未だ一番伝えたい事を伝えていない事に気付き、今まで嘘や冗談で騙してきた己の言葉等もう信じてもらえないかもしれない、然し少しでも信じてもらえる様にと意志の籠った視線で真っ直ぐ瞳を見据え一度深呼吸を。ｿﾌｧから腰を浮かせ左手は其の侭空いている右手で相手の前髪を上げては落ち着いた声色で後者述べ額に軽く触れるだけ唇を寄せて。）

（/宜しく御願い致します!
では、此方もどろんさせて頂きます。）

(/誤字があったので訂正させていただきます。
×数十年→○十数年
です。
連ﾚｽ申し訳御座いません。)