999本の薔薇を君に。[黒ﾊﾞｽbl]

当たり前ｱﾙ‥、何年片思いしてると思ってるｱﾙか。(相手に指摘されて気が付いた己の指先の震えに思わず小さく苦い笑み浮かべつつも相手に反論する様に口を開きつつ己の手に重ねられた相手の掌の熱を確かめる様に瞳細めて。“脈ｱﾘ”の返事に小さく息を飲んだも頭の中を駆けるのはもし此れが何時もの冗談だったら、なんて悪い想像ばかり。真意を探る為じ、と見つめ返していたも不意に深呼吸するのを捉えれば不思議そうに眺めていたもｿﾌｧから腰を上げたかと思えば其の儘此方に伸ばされる指先、其れが己の髪を退かす様に動かされれば擽ったそうに身を捩ったも近づいてくる顔に目を思わずぎゅ、と閉じて。「＿は。‥‥ｯ、だから福井は‥!」相手の言葉が耳に届いてやっと先程の意思の含んだ視線の意味が己の想いと重なっているのを確信した瞬間額に触れた柔らかい何かに頭の中が真っ白になる。＿ｷｽされた。上手く働かない頭で理解出来たのは相手も己と同じ意味の“好き”を抱えているのだろう、と云う事だけ。衝動の儘に両手で抱え込む様に相手を抱き締めれば苦しげな声音で言葉吐き出してもう一度小さく囁く様に好きだと伝えてみようか。

( / 丁寧に訂正有難う御座います!連ﾚｽはお気になさらなくて大丈夫ですよ。
此方も遅れてしまい申し訳ありません。

其れは御互い様って事で良いだろ。俺だって数年間片思いだったんだからよ。（つまり気持ちが重なっていて嬉しくて、という解釈で間違いは無いのだろう。果たして御互い両想いだという事に気付かず一緒に過ごして何年が立っていたのだろうか、そんな疑問を抱きつつも反論に更に対抗する様に眉を中心に寄せて上記述べて。唇を寄せた額からゆっくりと離れては前髪を固定していた手も離し未だに腰浮かせ乍相手の反応をじっと窺う。矢張り嘘を吐いてきた己の言葉は信じてもらえないだろうか、何て不安を胸に顔を覗き込んでいては身体ごと勢い良く相手の居る方向へ引き寄せられるのを感じる。「危ねｯ..。ほんと御前は突然過ぎるんだよ。」瞳を見開き相手の顔を見上げれば耳に入ってきたのは相手の苦しげな声。然し相手の心情を探ろうとする素振りは見せず其の侭身体を預けては体温を感じる様に軽く瞳を閉じて。次いで小さく聞こえたのは、此の片思いの数年間、ずっと相手の口から聞きたいと願っていた言葉。確かに相手の口から、相手の声で紡がれた其の言葉にだらしなく頬緩ませ無邪気に笑い声零しては相手の首に腕まわし「俺も。」と呟いて。）

（/有難う御座います。
いえいえ、御気になさらずに!御互い都合の悪い時もあるでしょうしまったりやっていければいいなと思っておりますので!）

‥絶対振られると思ってたｱﾙ。大体福井は何時からﾜﾀｼの事好きだったｱﾙか?(勢い任せに抱き寄せたからか己の腕の中で上がる相手の不満そうな抗議の声は取り敢えず今は聞かなかった事にし、続いた柔らかい声音で告げられた己の告白に同意を示す相手を抱き締めたまま緩々と幸せそうに口許綻ばせ乍相手の首筋に額押し付けるだけに留めては小さな声音で弱音らしき言葉漏らしたも弱音と云ってもその声からは溢れでる喜びを隠しきれて無くて。腕に込めた力を緩ませつつも相手から離れる気も無いらしくあくまで苦しく無い様にしただけではあるのだが先程の話題を思い出せば顔を僅かに覗き込み乍悪戯な笑みを浮かべて問い掛け。相手の口振りによると相手も己を好きになってから数年は経過している様だし何だが遠回りした様にも感じるが其れはそれで良かったのか、何て此の状況だからこそ思える様な思考を這わせつつ質問重ねる様に投げ掛けて。

( / 此方こそ優しい御言葉有難う御座います!遅くなる事も多々あるかもしれませんが宜しく御願いします。
其れではここで失礼しますね、これからもまったり御願いします。

好きじゃ無かったらこんな一緒に居ねーし。___何時だったっけな。....俺が3年の頃か?（相手の髪が微かに首筋に触れくすぐったさを感じ肩を跳ねさせるが、弱音を吐き出す其の様子に可愛らしい何て思って口元に笑み含んでは穏やかな口調で苦笑交えつつ上記。込められていた腕の力がふっと緩み解放されるかと思いきや離れる気等毛頭無い様な相手に愛おしさを覚えるが暖房の点いた此の部屋の温度は己には高く感じて其れを伝えようと口を開き掛けた所に投げ掛けられた問い。暫し沈黙を置いた後眉寄せ乍首を捻っては昔の記憶を辿るが思い当たるのは高校時代の間という曖昧なものだけで、改めて考えてみれば自分の気持ちに気付いたのは何時だっただろうかと思考巡らせて。恐らく知らない内に好きだったという良く在りがちなものなのだろうけど、という何とも曖昧な結論に辿り着いては疑問符を付け返答し。「御前は覚えてたりすんの?」と浮かんだ疑問を問い掛けてみようか。）

（/此方も遅れてしまう事があるかもしれませんが宜しく御願い致します!了解しました。）

‥確かにそｰｱﾙな。ﾜﾀｼも福井じゃなかったらﾙｰﾑｼｪｱとかしてないｱﾙ。‥あの頃、福井、敦と氷室にばっかり構ってたｱﾙ(相手の言葉にきょとん、としていたもまず己が相手とﾙｰﾑｼｪｱをしようと思ったそもそもの理由が相手が好きで繋がりを切りたくなかったからだと思い出せば相手の言葉に納得した様に数度頷いてみせ。疑問符付きの返事が気になったもそんなはっきりと覚えているものでは無いかと云う結論に達したも相手の言葉に目を丸くして。相手が3年の頃と云えば帰国子女の秀才にｷｾｷの世代の天才が入部した頃、如何しても其方のほうに付きっきりになるのは予想してたが想像以上に曲者だった二人に構いっぱなしな相手を嫉妬混じりの視線で見つめていたのは今でもはっきりと覚えており。其の当時の感情が其の儘胸の内を支配しては拗ねた様な声音で後者紡ぎつつ相手を抱き締める腕から力解いて。「ﾜﾀｼは結構最初の方ｱﾙよ、からかわれるのも意外と好きだったｱﾙ。」入学当初、言葉も全く通じない異国の地はあの頃の己にとっては酷く不安なもので。そんな時に己に良く構ってくれたのが相手、からかわれたり嘘をつかれたりもしたが其れも可愛らしいものだったし面倒見のいい姿に惹かれていくのに時間が掛からなかった事を思い出せば小さく笑み零して。少なくともその当時はこんなに長い付き合いになるとは全く思っていなかったのを思い出しては苦笑とも取れる小さな笑み零して。

ん、俺も。ﾙｰﾑｼｪｱしてなかったら今頃全く繋がり無かったかもな。そりゃ手間のかかる奴等だったからなー。（同意の意を表す様に頷く相手を視界に捉えればゆるりと口角上げ、今となっては如何でも良い事だがもし相手とﾙｰﾑｼｪｱをしていなかったら今頃相手への想いは如何なっていたのだろうか、と。其の頃を振りかえれば相手の言う通りかなり忙しかった時期で、2人の新入部員に手を焼いていたのは今でもはっきりと覚えており、然し其れも楽しく思っていた自分が居た事を薄っすらと思い出しては溜め息交え乍ではあるが瞳細め後者述べ。相手の声色から若しかして嫉妬だろうかと都合の良い解釈をして、大袈裟に笑い声零しては宥めているつもりなのか相手の髪を両手でぐしゃぐしゃと乱して。「御前が入学したのは..俺が2年の時か。」最初の方、という同じく曖昧な言葉に首傾げて思考廻しては相手が入学した頃、自分が2年の時だろうかという結論に至り。異国の新入部員と聞いて如何接して良いのか分からず、日本語で話し掛けても良いのか、どの様な雰囲気で話し掛ければ良いのか、等悶々を考えていたが話してみれば中々弄りがいのある奴で気付けば自分でも驚く程に構っていた事を覚えている。当初相手の事を何も知らなかったのが嘘の様で今は恋人なのだという事実に安堵の息と共に表情を緩めて。）

…敦先輩は暖かいですね(無理矢理己の方に引き寄せたのはいいが相手が不快に思っていないか､と懸念したも抵抗らしい抵抗もない為嫌ではないのだろうという結論に達しては其の儘にしつつのんびりとした区長で前者零してはへらりと緩んだ笑み見せてみて｡己の手が取られれば一瞬戸惑ったような表情浮かべたも相手の胸に触れれば指先から伝わってくる己と同じように早鐘を打つ心臓に小さくではあるが柔らかく目尻下げては｢本当､ですね｡お揃いですね｣自分だけなかった事に対する安堵と同じ事を感じていた事に対する喜びが胸の内を駆けて｡相手から返ってきた返事は何とも相手らしいもので｡其の言葉にひどく納得してしまえば一つ納得した様に頷きつつ｢‥確かにﾎﾞｸも敦先輩と居る方が断然楽しいですね｡｣と己の胸の内も明かして｡時間を気にしつつ相手の腕の中では時計なんて確認出来る訳もなくどうしようかと思案していればつむじ辺りに触れた何か柔らかいもの｡思わずつむじをぱしりと抑え､｢む､紫原くん‥?今‥え?‥‥あ､はい｡そうですね､もうﾎﾞｸも行かないと｡また昼休み迎えに行くので離してくれませんか?｣混乱からか学校内にも関わらず家の時の様に君付けで相手を呼んだも何時も通りの調子で相手の言葉が続けば混乱した頭の儘何とか当たり障りの無い返事返せば腕を離すのを促す様に背中をぽんぽんと優しく叩いて｡

( / 何時も有難う御座います!
そろそろ昼休み辺りに飛ばしますか?
飛ばすなら此方のﾚｽを蹴って頂いても大丈夫です｡もし返して頂けるなら話の流れ上此方が其方に迎えに行くのでﾚｽを蹴る事となるかと思います｡勿論もう少し続けたり他の展開‥例えば学校をｻﾎﾞる等でも大丈夫です。
何でも大丈夫ですので御意見御願いします。

( / すみません!投稿先、間違えました!
直ぐに正しい方を投稿させて頂きます。

ﾜﾀｼもそう思うｱﾙよ｡と云うより断られたら全部切るぐらいのつもりでいたｱﾙ｡‥まあ確かにそうｱﾙ｡なら仕方ないからｱﾙな(繋がりが無かったと云うのは本当だと思う｡そもそもﾙｰﾑｼｪｱに誘うのが己の中で一番大きな決断だったのを思い出し｡其の誘いを断られたら其れこそ本当に､きっぱりと相手と自分を繋ぐ全てを断つぐらいのつもりでいた当時の心境に今更乍ひどく思い詰めているものだ､なんて苦笑混じりに前者零して｡溜息混じりではあるが細められた瞳からは確かに楽しかった事は察して｡しかし其れは当時の自分も同じで溜息吐きつつ肩から力抜けば､同意示し乍独り言の様にぼそりと後者付け足したも隣から上がった笑い声にきょとんとした表情見せ｡突然髪を掻き乱されば驚きから一瞬肩跳ねさたも直ぐに相手の笑みを視界が捉えれば同じ様に相手にへらりと緩く笑ってみせ｡｢そｰｱﾙ｡‥なに緩んだ顔してるｱﾙか?｣相手の言葉に軽く頷けば己の片思いの長さに引かれていないか､と心配気に反応伺う様に隣の相手に視線投げたも其処にあったのは何故か頬緩ませた姿｡思わず思ったがままに問い掛けたも引かれてはいないであろう事に安堵の息零しては口調こそ呆れたようなものだがその視線は何処か柔らかさも含ませていて｡

( / 本当に先程はすみません、これからはしっかり気を付けます‥!

ﾘｭｳが居ない家とか今じゃ考えられねーな。まあ、でも、...手間はかかったけど2人共俺にとっては可愛い後輩だからな。（高校卒業後、繋がりが切れるのは仕方が無いと無理矢理に自身を説得していた矢先に飛び込んできたﾙｰﾑｼｪｱの話は断る理由も無く寧ろ願ったり叶ったりで喜々として受け入れた記憶が甦る。最早相手の居ない家等考える事が出来ない程に相手と居る事が当たり前になってしまった日常に幸せを感じ乍も大分依存に近くなってきたものだと肩竦め自嘲気味に笑み浮かべて。高校生活の全てを部活に捧げていたあの頃はﾁｰﾑﾒｲﾄと過ごす時間が長かった分後輩とも深く関わっていたからだろうか、生意気な後輩までも可愛く思えてくるもので視線を壁の一点に移しつつ表情を緩め。相手の肩が跳ねた事に、嫉妬だと解釈するのは流石に都合が良過ぎただろうかと其の後の反応を窺う様に覗き込めば緩んだ顔が瞳に映り小さく安堵の息を吐き。「いや、別に何でもねーよ。ってかそんなに緩んでるか?」相手の問い掛けに緩んでいる事を自覚していなかったのか首を傾げるも直ぐににっと笑み浮かべて、次いで先程浮かんだ疑問を苦笑混じりに投げ掛けては己の頬を摘んでみようか。）

（/御気になさらずに!此方も度々間が空いてしまい申し訳御座いません..。）

福井が居ないと部屋が勿体無いｱﾙ｡手の掛かる同級生と生意気な後輩ｱﾙけどな｡‥けど､ﾓｱﾗとか皆呼んでまた騒ぎたいｱﾙ｡
(相手の口許に浮かぶ何処か自嘲的な笑み見れば何を考えてそんな笑みを浮かべてるのか疑問らしく小さく頬引っ張りつつ部屋をぐるりと見回し｡相手の物が彼方此方に転がる此の部屋は今更一人で住むと広く感じるであろう事は既に想像が付いていて。しかし今此処に相手が己の隣に居ると云う確かな事実に相手とは対象的な緩い笑みを浮かべて｡そう云えば紫原に関しては初めて出来た後輩と云う事で口や態度にこそ出さなかったが随分と可愛がっていた気がする｡氷室に関しても言わずもがな､であろう｡それに連想するのはからかって遊んだ主将の事､何だかひどく懐かしい気分になってくれば隣に居る相手に向き合ったかと思えば緩く抱き寄せつつぽつりと後者告げて｡｢何時もと比べるとだいぶ緩んでるｱﾙ｡ちょっとﾆﾔけてるぐらいの方が可愛いｱﾙよ?」相手の問い掛けに一つ頷いたも相手の指が頬を摘まむのをみては何処か残念そうな表情浮かべては後者付けたし｡此の表情が己の影響だと思うと堪らない､なんて感情に更に表情緩ませて｡

( / 連投申し訳ありません。
優しい御言葉有難う御座います。
其方こそ御気になさらず。ゆっくり行きましょう!
其れでは此れで本体はどろんしますね。

御前と居るからあんま感じねーけど良く考えたら此の家広いよな。手の掛る奴程可愛いってやつだ。嗚呼、また皆でﾊﾞｽｹしてーな..。（相手の言葉に同意の意を示す様に数回頷いては同じく部屋内を見回し乍ぽつりと呟いて。帰って来れば、家で待っていれば相手が居るという状況が当たり前になっている今居なくなったとしたら物凄い違和感を感じるのだろうと、ふと視線を横に遣れば緩い笑みを浮かべる相手が瞳に映り如何したものかと緩く首を傾げ。確かに2人共大分手の掛る後輩ではあったが其の様な後輩程可愛く見えるのは何故だろうかと考えを巡らせていれば、耳に入った"ﾓｱﾗ"というﾁｰﾑﾒｲﾄの懐かしいあだ名に今思い出してもあのあだ名は酷かったものだと思わず小さく吹き出して、抱き寄せられた事に特に抵抗の色は見せずに相手に体重を預けては手を上に挙げ背伸びをして。「男に可愛いとか嬉しくないっつーの。ってかそういう御前も緩んでるしよ。」眉顰めては刺々しい口調で前記述べて先程まで摘んでいた頬を軽く横に伸ばしてみて、相手の表情が緩んでいる事に気付けば自らの頬を摘んでいた片手を相手の頬へと移してぐっと横に引っ張り。）

（/では此方もどろんさせて頂きます!）

ﾜﾀｼが大きいから仕方ないｱﾙ｡ﾊﾞｽｹもなんか久しぶりな気がするｱﾙね｡(此の家が広い理由は己の成長し過ぎと思われる身長が一番の理由だと理解しており｡出入り口で頭をぶつけるに始まり其れなりの広さがないと狭いとさえ感じる始末､此の身長の御陰で相手と同じｺｰﾄに立てたのだと思うと安い気も為るのだがやはり不便は不便なのか眉を小さく顰めて｡小さく隣で吹き出した相手はどうせﾓｱﾗやその辺りの事に思い出し笑いでもしているのだろうと勝手に結論付けて呆れた色を瞳に浮かべたも､抱き寄せた相手が此方に体を預けてくれたから伝わる心地の良い体温と重み､其れに直ぐ小さくばれない程度に頬緩ませたも腕の中で背伸びするのが伝わりれば小さく首傾げ｡しかし其処で不意に随分と長い間話していたが既に夜も遅い時間だったのを思い出しては｢眠いｱﾙか?｣と体を離しつつ問い掛け｡｢男に可愛いは褒め言葉じゃないけど恋人相手ならきっと褒め言葉になるｱﾙよ｡…ふ､｣刺々しい口調を気に掛ける訳でもなく緩い調子の良い笑みを口許に湛えてはさらりと前者述べたも頬が緩んでいると横に引っ張られれば小さく一音だけ言葉漏らしては不満気な視線を相手に投げて｡

背高過ぎるのも問題だよなー、頭ぶつけたり頭ぶつけたり。暫くやって無いもんな。引退した後またあのﾁｰﾑでﾌﾟﾚｲ出来たらって何度思った事か。（度々相手が其処ら辺の扉で頭をぶつけているのは目にしていて、自分としては寧ろ一度はぶつかってみたいものだが実際不便だと口を揃えるﾁｰﾑﾒｲﾄ達に妬ましさを覚えつつも口には出さず其の代わりに口を尖らせ皮肉な口調で嫌みったらしく前記述べ。悔しさを残した侭引退した後、体育館の傍を通り掛かる度に何度現役時代を思い出した事だろう、挙げた手を下ろしては目を伏せ口元に孤を描き乍ぽつりと述べるが相手の自分を気遣う様な言葉に緩く首を横に振っては「いや、ずっと座ってたから疲れただけ。然したまには御前とゆっくり話すのも良いな。」御互い帰宅時間の都合等で中々数時間話し続けるという機会が無かった事に気付けばにっと満足そうに笑みを向けて。「ん、いまいち納得いかねーけど..。」言い分に納得がいかず不満を零そうとするも"恋人"という言葉1つで脱力する自分も大分単純なものだと、不満げな視線受け流し相手の頬を両手で包む様に手添えては「仏頂面。」とへらり笑み漏らして。）

…そんなにﾜﾀｼに頭ぶつけて欲しいｱﾙか｡…次の休み､ﾜﾀｼとﾊﾞｽｹするｱﾙ｡ｽﾄﾊﾞｽで1on1ぐらいなら直ぐに出来る｡(何処か嫌味ったらしく頭ぶつけたり､を強調してくる相手の意図はわからない訳では無く｡高校時代からずっと規格外の長身にばかり囲まれていた為気にしているのは知っている｡しかし其れでも此の身長はどうしようもないものであって苦笑混じりに前者告げれば良くぶつける額押さえてみて｡ぽつりと告げられた言葉の裏に当時どんな想いを抱えていたのか､と考え巡らせれば胸が小さく痛み僅かに眉顰めたも考えるより先に口をついてでたのは後者｡頭の中に此の辺りの地図を思い浮かべれば近くにｽﾄﾊﾞｽがあったのを確認し何時もの特徴的な語尾抜かし言い切ればゆるりと口許に弧を浮かべて相手の髪に指を梳かし｡｢確かにゆっくり話す事無かったｱﾙな｡‥今なら何でも答えてあげるｱﾙよ?｣相手の言葉に安心した様に表情緩ませたも続いた言葉に僅かに考えた後一つ同意する様に頷けば､相手の顔を覗き込み悪戯に笑い掛けては後者付け足し｡｢そんなもんｱﾙよ｡‥誰のせいか良く考えるｱﾙ｣小さく口許に笑み浮かべれば不満気な相手あやす様に頭を数度撫で｡頬を引っ張っていた指が包む様に動けば僅かに満足そうな表情浮かべたも直ぐに態とらしいじとりとした視線相手に投げ｡

正直扉潜る度にぶつかれば良いと思ってる。ﾏｼﾞで?..久々だから動けるか分からねーけど、楽しみだわ。＿＿有難うな。（2m超えのﾁｰﾑﾒｲﾄに何度上記を思っただろう。ぶつけて欲しいか、という言葉を否定はせず、腕組み暫く黙り込んではべっと舌を出し本音とも言える事を述べ額を覆う手の上から1つでこぴんをかまして。多少重苦しい話しをしてしまった為気を遣わせてしまっただろうか、然し其れよりも今は久々にﾊﾞｽｹが出来るという嬉しさが勝る様で先程とは変わり喜々とした表情浮かべ笑みを零しつつ、矢張り気を遣わせてしまった事に少しの罪悪感に似たものが残るのか若干眉下げ乍髪に触れる手に自分の手を重ね御礼を。「帰って来ても寝るまで其れ程時間無いもんな。何でも、か。...あー、好きなﾀｲﾌﾟとか?定番だろ。」何でも、と言われれば当然悩む訳で俯き唸れば数秒後何か思い付いた様に顔を上げて、如何やら何でも答える＝ﾀｲﾌﾟが定番という何とも中・高生の思考回路で首を傾げつつ提案を出し。「ん、まあ確かにﾘｭｳも可愛いとこあるしな。俺以外の誰でも無いでーす。」数度頷いて同意の意を表しては髪に触れる心地良さに目を伏せて。頬を包む手は其の侭ふざけ半分の間延びした声で上記述べ、痛い視線を流す様に態とらしく顔逸らして。）

其処はちょっとでもいいからｵﾌﾞﾗｰﾄに包んで欲しかったｱﾙ｡‥ﾜﾀｼも心配ｱﾙよ｡まあ福井が転けたりしたら笑ってやるから安心するｱﾙね｡‥別にﾜﾀｼも久し振りにﾊﾞｽｹしたかったし気にするな(でこぴんは甘受したも相手が舌を出しつつ紡いだ言葉が冗談では無い事はわかっているらしく僅かに眉顰め乍小さく前者零して｡しかし相手の表情が己の言葉で喜びで染まっていくのを見れば其れぐらい如何って事無い気がしてくれば同じ様に表情明るくしつつも確かにﾌﾞﾗﾝｸがある事に上手く動けるか不安はあるのか同意示し乍も最後に悪戯な口調でからかう言葉を付け足すのは忘れずに｡相手の手が重なったかと思えば紡がれた言葉とは裏腹に表情は何処か晴れない物､昔から人に気を遣い過ぎる一面がある事は察していた為考えは大体わかったのか軽く笑い声あげれば相手と視線合わす様に軽く屈んで｡｢んｰ‥､しっかりしてる人､ｱﾙな｣相手の質問に一瞬不思議そうに眉寄せたも特に此れと云った物は浮かばなかったらしく小さく考え込む様な声上げたも一つだけ浮かんできた理想に近い言葉あげ｡伏せられた目を何と無く見詰めていたも相手が紡いだ言葉に明らかに眉寄せれば｢ﾜﾀｼの何処が可愛いｱﾙか‥｡こっち向け｣相手に信じられないとでも言いたげな視線投げ僅かに首を横に降り｡顔を背けられれば一瞬拗ねた様な表情浮かべたも直ぐに此方も相手の頬に手を伸ばせば無理矢理己の方向かせようとし｡

ほぼ毎日2m代3人に囲まれていた俺の気持ちが御前に分かるか此の野郎。..何だ其れ、流石に転びはしねーよ。御前こそ足攣ったりするんじゃね?あ、ちなみに負けた方はｼﾞｭｰｽ1本奢りだからな。（男子高校生の平均身長といえば恐らく自分くらいなのだがﾁｰﾑﾒｲﾄと居ると如何しても小さく見えるのは他人から見て予想を遥かに超えた身長に囲まれているからだろう。屈んだ相手と真っ直ぐ視線を合わせては前記述べ両拳握り相手のこめかみ辺りを軽くぐりぐりと押して。然し久しぶりのﾊﾞｽｹの予定の話し、無意識の内に段々と表情が緩んでくる訳でふっと鼻で笑い反撃とでも言う様に意地悪い言葉吐き出しては首傾げ。自分に気を遣ってｽﾄﾊﾞｽの話を持ち掛けてくれただろうに、と思う半面自分もやりたかったという言葉に安堵を覚え、瞳を見据えては小さく頷くが何かを思い出した様に小さく声を上げにっと笑み零して。「あー、成程な。..確かに御前所々抜けてるからしっかりした人が良いかもな。」納得という素振りを見せれば相手を見詰め数秒間の沈黙、後に馬鹿にしているとも取れる言葉を。「たまに甘えてくる所とか?」不服そうな表情を向け乍投げ掛けられる質問にさらりと口から出たのは嫌いでは無い、寧ろ好きな相手の仕草であり。此の侭大人しく向けば痛い視線が真正面から刺さるのは目に見えている事で、意地でも向かまいと。）

其れに関してはどうしようもない｡大体此れからも2m一人はずっと隣に居るから耐えるか慣れるかするｱﾙ｡‥大丈夫ｱﾙね､福井よりﾜﾀｼの方が若くて健康ｱﾙ｡絶対奢らせてやるｱﾙよ｡(こめかみに食らう拳は軽くではあるがやはり其れなりに痛みは感じる為ぎゅっと目を瞑り乍相手に降参を訴えかける様拳をぺしぺしと軽く叩き｡しかしやられっぱなしと云うのも何だか悔しく相手にいｰっと生意気に口開けば何処か高らかと遠回しな此れからもずっと一緒に居ます宣言をかまして｡意地の悪い言葉にむっと顰めっ面浮かべたも口答えせずには居られない質らしく悪戯に笑い乍相手の提案にも強気な発言を返し｡｢‥まさかそんな事を福井に言われるとは思わなかったｱﾙよ｡｣何処と無く馬鹿にされていると感じる言葉だが其れに怒りなどより先に湧いてきたのは呆れにも似た感情､確かに相手の指摘通り己も抜けていたり詰めが甘かったりする時があるが相手の偶に見る天然っぷりには敵わない｡自覚が無いとは恐ろしい､そんな事を考えつつ｢福井の好みはどんなんｱﾙか?｣話題を変えるのと純粋な興味半々で問い掛け｡｢‥そんな事､無い､ｱﾙよ｣正直相手の言葉を聞いて幾つか思い当たる節が頭に過ぎり乍も何とか其れを否定する言葉吐き出したも語尾に行くにつれ弱々しくなり､更には相手を無理矢理此方に向かそうとしていた指先からも力抜けばぽてりと相手の肩口に額引っ付け、「‥ﾜﾀｼだって甘えたい時ぐらいｱﾙね｣と言い訳の様に僅かに拗ねた響きを伴った声音で付け足し｡