【夢キャス】楽しい日々過ごしましょ。

…ん…(彼なりに応えようとしてくれているのが分かれば、愛しくて何度も柔らかく啄んで。昼間のように時間があるわけではなく、止まらなくなっては大変だと自制心働かせ、これ以上深くなる前にそっと唇を離して)

っ…ん…(唇が離れて、自分の顔を見られたくないのか少し顔を背け。顔が赤いということが自分でも分かるほどに火照っている。)
…っへへ、蒼星さんありがとうございました、今日は…(背けていたのをやめ蒼星を見つめるとにこ、と微笑んで礼をまた述べて。)

…昴、顔真っ赤。これでも加減したんだけどな。(顔を火照らせる相手を見ては可愛さで頬が緩んでしまい。少し口付けただけでこんな反応を見せてくれる彼はやはりいとおしく、もっと奪い求めたい感情を抑えて此方も笑み返し、別れの言葉を)
こちらこそ。思いきって打ち明けて良かった。…また明日。

口付けなんて慣れないものですよ…(顔が赤いことを指摘されれば自分の口元を抑えてまた顔を赤くし。また明日、と言われれば)
──はい。おやすみなさい蒼星さん。(彼が見えなくなるまで見送り。)

──…なんて、実は俺の方がドキドキしてる。それに…(いつまでも見送ってくれる相手に大きく手を振れば、一人帰路について。顔が赤いだなんて彼に指摘したが、愛しい存在に触れるだけで、いつだって壊れたように心臓は脈打つ。胸に手をあて深呼吸し、独り言を呟く。彼に触れていると、愛しさのあまり自分を止められなくなりそうで。彼に無理はさせたくない。嫌われたくない。だけど、求めてやまない。こんな調子でこの先大丈夫だろうかと少し不安を覚えつつ、幸せの余韻に浸り空を見上げて)

…。(彼の姿が見えなくなると扉を閉めて。先程までお風呂の準備をしていたのを思い出すとすぐさまお風呂に入り。)
──俺、蒼星さんと…そっか…(風呂に入っている間でも蒼星の事を考えており。最初にした口付け、帰る時にした口付け、両方共の感触が忘れられなくて。自分の唇を撫でると、かぁ、と赤くさせて。毎回思い出してしまうと本当に心臓が持たないな、と思いながら入り。風呂から出ると布団に直行し、ぼふん、と埋もれ。)
……こんな調子じゃ、いつまで経っても寝れないじゃん…(目を瞑ると彼のことを考えてしまう。夢にでも出てきそうで本当に蒼星の事が好きなんだともう1度自覚する。髪をくしゃっとしながらなかなか寝付けないまま寝に入る。)

((/進めても構いませんので！

(/翌日に飛ばしましたのでお願いします！)


──おはよう。
(翌日。普段通り事務所に出向き、メンバーと挨拶を交わし。本日は最初にミーティングがある筈だが、何故か彼の姿がない。夜遅くまで付き合わせてしまっていた為、寝坊でもしているのだろうか。体調を崩していたり、事故に遭ったりしていないといいけれど。そんな不安を抱えていると、近くで伊織が「全く…あいつは何をしているんだ」と同じく心配をしているようで。電話をしてみようかと携帯を取り出すも、席に着くようにと響也から指示があり)

ふぁ…ぁ…今何時…って遅刻じゃん！？(欠伸をし時計を見るとミーティングに間に合わない時間。慌てて飛び起き着替え朝ごはんも食べずに出ていって。当然、寝癖は付いたままで所々跳ねており。)
──はぁっ、すみません、遅くなりましたｯ！(事務所の扉を開けると皆集まっており。開けると同時にこちらに注目され皆がこちらを見る。うぅ、となりながら響也に「取り敢えずミーティング始めるから座ろっか、昴。」と言われ渋々空いていた席に座り。)

！(着席して間もなく勢いよく開く扉。張りのある声と共に彼が姿を見せ、無事で良かったとほっとする。所々の寝癖が遅刻の理由を物語っており、思わず頬が緩みそうになり。じっと相手を見つめ、ばちりと目が合えば微笑んで)

……！(不意に蒼星を見ると目が合う。そして相手も気が付いたのかこちらに微笑んで。かぁ、と少し頬を染めつつこちらもにこ、と微笑んで。…そういえば、彼のことを考えしまって寝れなかった。気にし過ぎてしまい、全く一睡も出来なかったのだから遅刻は当たり前、なのだろうか。今でも気にしてしまっている。皆に分からないように首をブンブンと振りつつミーティングの話を聞いていて。)

(ミーティング中、話を聞きながらも時折こそりと相手を盗み見て。たまに目が合えば照れたように笑み返してくれるのが可愛くて、緩んでしまいそうになる頬をどうにか誤魔化し。ミーティングが終わり彼に声をかけようと近付くが、自分より先に伊織が彼に話しかけて。寝癖を気にする素振りで伊織が彼の頭を撫でた瞬間心が翳り、二人を視界に捉えたまま立ち尽くし、握る拳に無意識にぎゅっと力が込められて)

ふぅ…あ、伊織どうした？(ミーティングも終わり1人で溜息をつく。すると伊織が話しかけてきて。寝癖に関して言う伊織がふと自分の頭を撫でるとまた違った意味で恥ずかしくて。)
な、伊織撫でるなよっ！(子供扱いをしている伊織に対してむぅ、と頬を膨らませて。その時にふと蒼星を見る。こちらを見ており掌をぎゅと握っていて。)
──伊織、寝癖はどうにかするから…ちょっとごめん。(自分から話をやめて蒼星の元へ。その時に伊織が「おいっ」と引き留めようとしていたのが聞こえたがスルーして。)

(馴れ合いを始める二人。こんな光景日常茶飯事で、今までも勿論面白くはなかった。けれど、気持ちを伝えあった今、嫉妬心はそのままに独占欲は強くなっていて。伊織に触れられ、頬を膨らませる昴。あんな顔、自分には見せない。こんな些細な事がこんなに悔しくて、苦しいなんて。そんな自分に気付いたのか、こちらに向かってくる彼。嬉しいのに素直に喜べず、少し子供じみた意地悪をしてしまい)
─昴、伊織が呼んでるよ？(にっこりと笑みを浮かべ突き放すような言葉を向ければ、「そうだ響也、昨日の件なんだけど─、」と、すっとその場を離れ)

え…(彼が言った言葉は自分と突き放すような言葉であって。自分から離れていく蒼星の姿を見て心臓がキュッとなって。顔も俯き、明らかに落ち込んでいるのが分かるようで、伊織が「大丈夫か？」と声をかけてきた。)
──、あぁ、大丈夫、だよ…(弱々しく伊織に微笑んで。もちろん伊織だからその微笑みには気付くんだろう。)
…伊織、レッスンルームに行こっか。稽古、しよ。(蒼星の顔を今は見ることは出来ない。こちらも自分から離れて伊織と共に向かう。)

─え？ あ、ああ…ごめん。(響也の話を聞きながらぼんやりとしていたらしく、どうした？と声をかけられ、我に返り笑み返す。──昴は明らかに落ち込んでいた。先程の様子もしっかり見ており、彼を傷付けた事や結局二人きりにしてしまった事で胸が痛みモヤモヤとして。大人げないな、と自分でも思う。こんな自分は知らない。彼を好きになってから自分が自分じゃなくなるような感覚は何度も体験してきた。俺は何をしているんだと溜息を溢しながら彼を思い)

……。(レッスンルームに入って稽古をしようと試みたがやはりそんな元気はなく。そんな姿を見た伊織が喝を入れる。入れられた自分は"劇に私情を持ち込んじゃいけないよな"、そう思い気分を変えて真面目に稽古をして。)

(それぞれが稽古に励む中、自分も自分ができる事に集中して。そろそろ休憩を挟もうと、お茶の準備に取りかかりながら皆が集まるのを待って)

っはぁ…疲れた…(そして休憩の時間。壁にもたれながら自分の汗を拭っていて。眠気、稽古での疲労、先程の蒼星とのやり取り等でかなり顔は険しく。)

あ…伊織、昴は？(メンバー達が続々と事務所に集まってくるが、彼の姿が見えない。彼と一緒にいた筈の伊織に聞いてみれば、まだレッスンルームにいるとの事。伊織に礼を述べお茶を入れると、彼がいるレッスンルームへと向かって。相当練習をしたのか、汗だくの彼。壁に凭れる姿は見るからに疲れているようで。彼に近づくと声をかけ、持ってきたタオルを手渡し)
──昴、そろそろ休憩にしよう。

…はい。(レッスンルームの扉が開く。誰だろうと扉の方向を見ると蒼星であった。顔には出さなかったが心の中では彼の姿をも見るのも苦しくて。タオルを受け取れば返事を弱々しくし、立ち上がりレッスンルームのドアノブに手を掛け)