主 2013-09-29 01:30:36 |
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…はぁ…(客船から艀船が降りてくると迎えられるままに淡々とした無機質な表情でアタッシュケースを持ったまま中へと入っていって、それから1時間程静寂が続いた後暫し天気が悪くなってきて小雨がパラパラと降り始めた頃にやっと同じようなビジネススーツを纏った護衛であろう派遣会社の社員が立つ出入口から出てきて、艀船を使うのが面倒だったのかこれくらいはいつものことなので出て行った時と同じアタッシュケースを片手に相手に渡してもらった傘を開くと、海が波立つ様な風が来た瞬間にその追い風を利用してラグーンまで飛び移って風の御蔭でかなり濡れてしまったのか、船の甲板の上に戻って傘を閉じると大きく厚い水密ドアの前に立って甲板の床に丁寧に黒いアタッシュケースを置いて、鈍い金属音を立てながらノブ代わりに付けられたハンドルを大きく回し切って、先ほど出て行った時よりも重そうに水密ドアを開けるために置いたアタッシュケースを前記に関わらず片手で持ち上げて、ドアをこちらもまた重そうに開けながら重い為なのか落ち着いている為なのかは定かではないが、ゆっくりとした足取りで革靴独特の音と金属製の床の為に先程から鳴っている聞き慣れた足音を立てて船内に入っていき
(……そんなに嫌なら…無理にやらなくてもいい…/←←←
そうですよ、あくまでも『運送会社』ですよ←/
ジルちゃんが怒るといけないのでスキップさせて頂きました/←)
ん…、ぷはぁっ…!(泳げないというのは海賊達にとって情けない事であり実に滑稽であるため、一昔仲間たちが自分に泳ぎ方を習うなら身体に直接叩き込むのが一番だと嫌がる幼いガキだった自分を無理やり海に突き落とした記憶がある。そんな時もあったが、今では寧ろ得意で泳ぐのが楽しいと思えるようになり、何も装備しなく水中眼鏡さえ使わないで素潜りができるようになってからこのように海水に包まれるような不思議な感触も楽しめるようになった。何度も潜ったり息継ぎのために水面に出てきたりその繰り返しを続けていると、時間を忘れてしまい、雨がぽつぽつ降り始めたのにも気付かず、漸く気がついたときには雨が水面を撃つような大雨になっていて「やべっ…!」と雷が落ちる前に急いでラグーン号に上がり、とりあえず濡れないように分厚いドアの前にある屋根の下で雨宿りをしながらびしょ濡れで重くなった服を軽くするためにしぼり、ドアの内側の簡易椅子においてあるタオルで水分を拭いてさっさと着替えようとドアに手をかけるが、相手は自分が外で泳いでいた事を知らずに既に戻ってきて中からハンドルを回して鍵をかけてしまったのかどうやっても扉が開かなく、はぁと溜息を吐いてからすうっと息を吸って開けてもらえるように大声で相手を呼んで
(べ、別に無理なんかしてねーよっ!←←/
ですね、ただの『運搬会社』ですもんねー←/
ジルちゃん怒ってます(嘘←)
……遅い…(船内に帰ってきてから数分後に相手が来た為か何故いなかったのかと思いながら嫌々そうな、しかし極端な否定的な負の感情籠っている訳ではなくあくまで淡々とした口調のまま相手が自分の帰艦に遅刻したことに関して述べて、中側からそろそろ手入れをしておいた方が良いであろう金属質の独特な擦れ合う音を出しながら水密ドアのハンドルをそれなりに重いためかゆっくりと回さざるを得なく回し続けて、何周かしたところでもう限界まで回しきったことをハンドルを動かして確認して重そうなドアを肩を当てて押しながら開けて、若干波立ってきた海に揺れるラグーンの甲板にいる相手を変わらない見慣れたいつも通りの淡々としたままの無機質な表情で迎えるも、中では外に出ていた時に濡れてしまっていた為か先程と同じようにカーキ色のフィールドカーゴパンツに着替えていたのだが、行きの前と全く同じ状態ではなく上半身には流石にこの悪天候では寒かった為か上半身は先程の下に履いている生地と全く同じ素材で作られたセットであろうミリタリーパーカーを直に着ていて、首からは行きの時と同じように何かの数枚のタグが下がっている状態で、若干寒そうにしながら途轍もなく小奇麗に畳まれた黒いビジネススーツの隣に座り込んで珍しく寄り掛かり
(…別に嫌ならいい…/←←
うぃっす。/←←←←
そんなジルちゃんも可愛いですよん←←/)
てめぇ…っくしゅん…!(相手に中から重くて硬い扉を開けてもらえば、この扉は外から海水や雨水が中に入らないためにも中から固く閉めてしまうとそう簡単に開かないような特殊設定になっているというのは彼も重々承知しているはずだというにも関わらず固く閉ざしてしまった相手に怒鳴ろうと口を開いた瞬間、こんな大雨の所為で気温が低いという点に加えて濡れてべっとりと肌にくっついた服の所為で体温が奪われて身体が冷えてしまい、盛大に女の子らしくないくしゃみをすればささっと着替えようと簡易椅子に置いてあったタオルを持って頭を拭き始める。適当に髪の毛の水分を拭き取った後、着替えようと同じく簡易椅子の上に用意してあった着替えに手を伸ばした瞬間、雷が落ちて一瞬怯んでしまい、手を引っ込める。「…こりゃあ急いで帰ったほうがいいな」とそろそろオート設定では危険かもしれないと判断し、着替えるよりもラグーン号を操縦して早急に帰る事を選択して、床が多少濡れてしまうのは仕方ないが緊急事態なため致し方ないと濡れた服を着たまま操縦席まで戻り、さすがに自分が座る席が濡れるのは嫌だったのか箱から乾いているタオルを取り出して畳んだままのタオルを操縦席の上におき、自分はその上に座ってオート設定を解除してラグーン号の操縦を再開し
(い、嫌じゃねーし?アンタの為ならアタシは…←/
諦めましたねw←←/
ありがとうございます!…んで、この後どうしますか?すんなり帰っちゃいます?←)
…全くだ…荒れ始めた…(相手が遅れてではあったが半分は自分のせいでもあったが為かなかったことにして防弾ガラス越しに荒れ始めた海を眺めて、相手にそう言ってみるものの相手は先程まで海に入っていた為か海水でビチョビチョになったままの姿で、雷が鳴って怯えてしまったせいもあってかそのままの状態で運転を試みようとしていたので寒そうだと思いながらも、果してこの状況下で自分に出来ることがあるのだろうか、またはあったとしてもそれは一体なんなのだろうかと考えながら暫し考え込むようにして表情はそのままだがボーっとしたような表情で一時停止したように止まっていると、唐突に何かを思いついたように動き始めて相手の席の隣辺りまで来ると、はたまた唐突に何を思ったのかは定かではないのだが「…立て…」と先程帰還を早めるように煽っていたのは一体なんだったのか相手に即座に立つように指示して、自分は折角着ていたミリタリーパーカーを脱いで相手が運転を始める前に立つように指示した為に相手が行動に移すのを待って、相手が立つと同時に常識的に考えればこの様な状況で一体何を言い出したのだろうかと思うのが一般的だと思われるが唐突に指示通りに立ち上がった相手に対して「…脱げ…下着以外全部だ…」とやはり過去のことからなのか、効率や体調のこと以外全く気に掛けないような非常識な発言をし
(……何か言ったか??…/←←
この後はすんなり帰る形で行きたいですが、ご希望は??…/
それと、自分から言っておいて昨晩更新できませんでした!!誠に申し訳ありません!!/)
んだな…っくしゅ…(ビショビショに濡れた服を着たまま操縦席に座って相手が今の状況に対して述べた感想に同意するように頷けばまた口と鼻を覆って小さくくしゃみをし、ハンカチで軽く手を拭いてから操縦を再開しよう、と思ったところで相手の気配が自分の隣くらいまで近付いてきたの感じ何事かと思えば何を思って考えたのか立つようにと唐突に命令されるような口調で指示されてオート設定を解除するためのレバーに手をかけたままキョトンとした表情を作り、今は急いで帰りたいというのにいきなり何なんだと思いながらもレバーから手を離して席から立ち上がる。相手のほうへ視線を向ければ、彼は今朝と同様また半裸状態で頬を赤らめては慌てて目を逸らせば今日は何故かやたらに半裸状態が多いような気がしてこの男はいつから露出趣味になったんだと若干失礼なことを考えながら「なんだよ…?」と自分に立つように指示しておきながらその意図を伝えていない相手に目が合わないように視線を逸らしながら耳を傾ければまた命令するような口調でこれもまた唐突に予想外すぎる指示が耳に入り、ぼふっと一瞬で耳まで真っ赤になってしまえば、ありえないありえないと、首をブンブン振って自身を落ち着かせれば今のは聞き間違えたに違いないと判断して「い、今なんつった…?」と自分の服の裾あたりを握り締めながら勘違いであって欲しいと願いながらおそるおそる聞き返し
(…んでもねーよチクショー!←/
遭難とかも面白そうだなぁとは思いましたが…ここはすんなり帰っちゃいましょうか/
そしてなんて事を言っちゃってるんですかガヴさんw←/
いえいえ、ドンマイです! でも…
急用は仕方ないとして更新できない事情とかありましたら一言連絡して頂けると嬉しいです。
厚かましくて申し訳ありません!)
…??…脱げと言ったんだ…(あくまで単純思考のまま常識的には有り得ないであろう発言を異性的な目ではなく効率面のみで考えているためなのか、相手が男女どちらであっても現状の相手の状態と状況から判断した上でこうするのが一番効率良く常温のまま体調を維持して帰還できると思い、先程何を思ってやったのか自分には微塵も検討はつかないが実質的に相手は海の中に飛び込んで泳いでしまった挙句に着替えの服がないとなると訓練を受けていた自分は何でもないが相手に関しては全く訓練をしていないが為に相手を気遣うつもりで発言をしたのだが、相手が動揺した表情を見せて吃った口調で自分の質問を聞こえた上でなのか本当に聞こえなかったのかは扠置いて聞いてきたので、一体何の問題があるのだろうかと考えた上で寧ろ現状を放置しておけば様々な影響が出て風邪を引いたり熱を出したりして、最近問題になって来た連中が強襲してきた時に即座な対応などが出来なくなってしまうのでは等といつも通りの生命面のみを考えている常軌を逸した脳をフル回転させるも、やはり相手が何故この状況で否定するかは全くもって見当もつかなかったので恐らく海に入っていた時の海水で耳が聴こえ難かったんだろう等と思って相手に先程の疑問をそのまま言い返すと着替える時間を与えると言うように無理矢理自分のパーカーを押し付けて後ろを向いて待機し始め
(…何を怒ってるんだ…/←(※真剣です)
えぇ、もう十分危険な状態なので/←←
ガヴさんに性欲は存在しないので服を着ていようがいまいが変わりませぬ故/←←←
本当に申し訳ございません!!なんなら指でも詰m((←←/)
は?…いやいや、何言ってんだよっ!(自分の勘違い、聞き間違いであってほしいと願いながら聞き返してもどうやら自分は聞き間違えてなんかいなかったようでそのまま先程と同じような命令するような口調で服を脱げと指示を出され、顔を真っ赤にしたまま全力で拒否をするように手を胸の前で振って、この男が相変わらず何を考えているのかさっぱりわからないし皆目見当がつかない上に、表情を変えず声も変わらずよくこんな事を仮にも女の子である自分に指示できるなと考えながら恥ずかしそうに顔を逸らしながらも相変わらず強気な声で「脱ぐとか脱がないとかより帰るほうが先だろ!」と着替えはあるにはあるのだがこの悪天候の中、着替えるとか着替えないとかそんな事を考えている場合ではないと判断した結果が濡れたまま運転を再開することであって、やはり自分が間違っていないはずだと判断すれば押し付けられたパーカーを相手に押し付け返し、逃げるように再び操縦席に腰を下ろして運転を始める前に赤くなった頬を戻して、バクバクと跳ねる心臓も落ち着かせるように深呼吸を繰り返し
(うっせぇ、別に怒ってなんか…←/
了解です、ガヴさん何者ですか←/
な、何を言って?!…考え直して下せぇ兄貴!←)
…風邪引いても知らないからな…(相手に押し返されて珍しくも諦めたのか渋々パーカーを持っていた手を引っ込めるとそんなことを言って、相手の状態とこの天候からして早々に帰還することは明白に解りきっている事であり、ともなれば当然ながら船体自体の速度も相応になり得ないことは容易に予測がつくことであるがために、船の揺れだけで怪我したり況してや船体の外に投げ出されるなんてことが水密ドアに防弾ガラスとは言えあってしまってからでは困ると判断したのか、素直に後部のソファに戻ろうとも思ってみたのだが思慮深くこの先のことで具体的に並べてみるとすれば一番は先にも上げた船体の揺れなどが心配なためか何のアドバンテージもない後部のソファに座るというのも何だか不安な様な気がしてきたが、相手の運転の邪魔になるのだけは嫌だと思ったのか観念して相手の座席から離れて行って暫く相手の座席を見詰めるも前記の念を思い返すように頭を左右に振って後部のソファに座り込んで先程相手に着せようと思ったが為に脱いだミリタリーパーカーを同じように直に羽織って、運転が微塵も出来ない自分はこんな時何をしていれば効率性に貢献出来るのだろうかと相変わらず其方の事しか頭にない考えを巡らせながら相手を見つめて待機し続け
(…ん??…(焼きプリン口に含んでふもふも動かし/←←(※途中から全然聞いてなかった)
運送業者の雇用人です←←/
あちきは廓の中の鳥でありんした…それを教えてくれたのは先生でありんす…/←
先生!!あちきの指を切っておくんなんし!!…/←←←←)
おう、飛ばすぞ…!(相手も漸く折れたようでこれで相手の前で服を脱ぐなんていう恥ずかしい真似をしないで済むと心のどこかでホッと自分の胸を撫で下ろせば、なんとなく相手が自分の身体に興味を持たない理由がわかったような気がして少し残念なような何とも表現し難い挫折感にも似た感情が心の中でじわじわと溢れてきた気がして、自分は元からそんなに頭が良いほうではないと自覚はしていても、こんな事を考えてしまうあたり相当バカになってしまったと思いながらその考えを振り払うように頭を振ってオート設定を解除するためのレバーを引いて合図をするようにそう言ってから視界が悪くなっている大雨の悪天候の中何にもぶつからないようにジッと前を見ながら細心の注意を払いつつ、いつもよりもスピードを出してラグーン号を運転して確実に帰り道を辿っていく。行きよりもかなりのスピードを出して飛ばしたため、思ったよりも早く事務所の裏あたりにあるラグーン号を泊めるための半海ガレージが見えてきたため無事事務所まで帰ってくることができたと、ほっと息を漏らしてスピードを落としながら専用リモコンでガレージのシャッターを開いて中に入って行き
(てめぇっ…隙有り!(相手のスプーンからパクッと←/
ですよねー←、あっさり帰ってきました←/
だが断る!w んで、中谷さんですか?椿○奴ですか?←←)
…着いたか…(先程まで途轍もないスピードで走っていた為に途轍もなく揺れていた船にしがみつく様にして後部座席のソファに座っていたが為か、段々と緩やかになってきた船体の揺れに落ち着きを取り戻すようにしてやっと立てるようになった船の床を踏み締める様にして立ち上がると若干揺れた感覚が酔いまでは残ってしまっていたのか、若干フラフラとした足取りで立ち上がった後にゆっくりと優しく額に手を当てながら水密ドアの固いハンドルを辛うじて動く手を動かして鈍い音を立てて回して外に出て行って、暫し休みたいとでも言うようにガレージ内の壁に手をついてそういえばと相手の衣服がビショビショに濡れた状態であったことをグルグルと視界の回っていく頭で思い出しながら、相手に着替える時間を与えるという意味でも外に出てきたといった状況はあくまで口実的ではあるのだが流石に現在の若干回ってしまっている状態の体では事務所まで戻るのも難であると思った為に立ち上がる訳にもいかずそのままの状態で暫く停止したまま動かず
(………(食べた頬を両手で掴んで無表情で捕獲してムニムニ)/←←
あっさり有難う御座います←/←←
中谷さんの方ですね←仁見まくっておりました故に/←←←)
ふいー…久々に疲れたぁー…(小型船のエンジンを切ってあの海が荒れまくっていた大雨の中よくこうもあっさりと特に何事も起きることなく帰ってこれたなぁなんて呑気に考えながら操縦席から立ち上がって伸びをして上記を呟いた途端、緊張の糸が切れて全身にまた寒気が帰ってくればまた本日何度目かわからないくしゃみをしてそういえば海に飛び込んで上がった後軽く拭きはしたもののまだ着替えていなかった事を思い出し、未だビショビショに濡れた服を着ている自分の姿を船の中の鏡で見れば苦笑が漏れてしまい、さっさと着替えてしまおうと着替えを置いてきた扉付近まで歩いていって相手はもう船から出て行ったのだから大丈夫だろうとその場で着ていた半袖シャツを脱ぎ捨ててタオルで身体を拭いていって新しい服に着替え、濡れてしまったシャツとショートパンツとタオルを持って船を下りる。「依頼達成だな、お疲れさん」と対象の船に入って資料を渡しただけで全く疲れていないはずの相手がガレージの壁に手を着いたまま立っているのを見て若干不思議そうに見つながらそう声をかければまた手で鼻と口を覆って小さくくしゃみをしてコレはヤバイんじゃないかとは思ってみはしても自分は至って健康体であって馬鹿だから風邪なんて引くはずがない、ありえない、とその考えを頭の片隅に追いやって、今はとにかく事務所に入って暖まろうと事務所に向かって足を進め
(ひゃぅ…!?にゃ、にゃにすんらよ…!(訳:な、なにすんだよ…!)←/
いえいえ、とんでもないです←/
私は見まくってはいませんが、名台詞なので覚えてました←)
(大変申し訳ございませんが、今晩に関しましては愚駄主の諸事情により
帰りが遅くなってしまったので明日に更新を行わせて頂きます!!
把握、及び了承の方を宜しくお願い致します。)
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