無何有郷で踊る ( 〆 )

無何有郷で踊る ( 〆 )

匿名さん  2018-08-03 00:08:59 
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焔から生まれた夢の跡地、歪で壊れた夢。
それは全てを呑み、やがて消える。




ワンダーランドに迷い込んだ方のみ。

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  • No.1 by 23721の匿名  2018-08-03 21:17:48 

(/この度はトピ建てと選定を誠に有難うございます。あちらでお話させて頂いた通りの事情により……少々驚きましたが、今はこうしてお招き頂けたことを恐縮しつつも、純粋に嬉しく思います…!

ついては、改めて規約に従い、こちらの回しやすいロルの長さと希望するキャラクターについてもお話させて頂きますね。

こちら、ロルは指定されなければ物語りの流れに応じて長さを変えて回すのが好きです。技術はともかくとして()、豆~マンモスまで経験はあり、どれも嫌いではありません。今回、100〜1000以内が指定であればその範囲で変動制か、もしくは要望を頂ければ、従いたいです。

キャラクターはどちらも大変に魅力的で、私もすごく迷ったのですが、Aでお願いします。細かな人物像に萌え萎えがあれば、教えて貰えると嬉しいです。長々と失礼しましたが、一度、返信を待たせて頂きますね)

  • No.2 by 匿名さん  2018-08-03 23:51:22 

(/移動ありがとうございます。もしも何らかの理由でやり取りを続けるのが困難だと感じたのならいつでも仰ってください。無理のないペースでゆっくりとやっていけたらいいと思う所存です。

ロルに関しては私も大してこだわりはないので変動制でも大丈夫でしょうか?此方も場面や状況に応じて文量にはムラが出るかと思いますので…!ロルの形式についても此方からの指定はありません。私は終止形や小説風ロルを多用する傾向にありますので、形式の指定などありましたらご気軽に仰ってくださいませ。

A把握しました、萌え萎えなともありませんのでご自由に練って貰って大丈夫です。本当に丸投げで申し訳ございません…!!此方こそ長々と取り留めのない文章失礼しました〜)

  • No.3 by 23721の匿名  2018-08-04 00:17:20 

(/ご返信に感謝です。お心遣いも有難うございます。お言葉に甘えて、何かあった時は連絡させてもらいますね。

ロルについて承知しました。それでは、変動制でお願いします^^ 諄いようで申し訳ないのですが、範囲のみ100~1000を目安にするという認識で宜しいでしょうか? 誤っていたら教えてください。形式について、こちらにも拘りはありません。一番、やりやすい形で回して頂けると嬉しいです。

丸投げなんてとんでもないです! Pfについても分かりました。早速、練っていきたいところなのですが、もし宜しければ、参考にさせてほしいので、提供CにもPfを設定するご意向であれば、先の投稿をお願いできないでしょうか?)

  • No.4 by 匿名さん  2018-08-04 00:40:51 

(/はい、100〜1000の範囲で場面や状況に応じて自由に回すといった認識で大丈夫です。言葉足らずで申し訳ございません…!形式について把握致しました、お言葉に甘えて自由にやり易い形式で回させて頂きます。

pfの投稿把握致しました〜、簡易なもので構いませんので…!順調に行けば明日の夜には投稿できると思いますが、遅れる場合はお伝え致しますね。)

  • No.5 by 23721の匿名  2018-08-04 00:50:14 

(/いえいえ、こちらの理解力が乏しいのみで…;; Pfのこと、改めて把握しました。それでは、ゆったり待たせて貰います。今後のやり取りを楽しみにしていますね…! //このレスに返信はご不要です)

  • No.6 by 匿名さん  2018-08-04 22:32:19 

名前:レナード
性別:男
年齢:14

容姿:日焼けとは無縁の白い肌をベースにした、幼さが残る顔立ちをいつも不機嫌そうに歪めている。垂れ目がちで髪と同じ青みがかった黒の瞳は、好奇心や輝きを持て余すように濁り気味。肌を引き立たせるような短髪は所々跳ねており、癖っ毛な事が伺える。服装は白いシャツに黒のスラックス、同じく黒のサスペンダーとシンプルで大人びた格好。本人は気に入っていない。

性格:辛辣で皮肉屋、物事を斜めに構えて見る悲観主義者。かなり捻くれているが、どんな人間であれ評価できる所は評価し認めるという独自のポリシーがある。人嫌いであるが年相応の承認欲求もあり、そんな自分を見てよく自己嫌悪することも。博識で多彩だが、知識を披露する事に良いイメージがないため有事の際にしか語られない。好きなものは終末論、嫌いなものは感情論。

備考:記憶喪失で自分の素性に関係する情報のみが綺麗に抜け落ちている。覚えているのは名前だけで、家族構成やどのような生活をしていたか、どのようにワンダーランドに迷い込んだかも不明。一人前の大人のように振る舞うが、何処かしら子供らしい一面がたまに見られる。自分自身の事には恐れと嫌悪が入り混じっており、記憶を取り戻した際にどうなってしまうのかと考えを日々巡らせている。



(/失礼致します、簡易ですがpfが完成致しましたので置かせていただきますね!もしもイメージと違う部分があったり、その他質問などありましたら仰って下さいませ。少しでも参考になれば幸いです。)

  • No.7 by 23721の匿名  2018-08-04 23:28:03 

(/Pf、拝見しました!ほの暗い雰囲気と年相応な子供らしさのバランスが絶妙で、伺っている世界観からトピックに対して、こちらが抱いていたイメージともぴったり合致しており……絡むのが本当に楽しみな素敵なお子様ですね…!// それでは、参考にさせてもらい、こちらもPfをまとめていきたいと思います。投稿は明日か、もしかすると明後日辺りになってしまいそうなのですが、ご了承頂けますと幸いです…。初端からすみません↓)

  • No.8 by 匿名さん  2018-08-05 00:25:35 

(/お褒め頂きありがとうございます…!ヒヤヒヤしていましたので安心しました。参考になったのなら幸いです。pfの期日把握致しました、気にせずゆっくりと練って下さればと思います…! (返信不要です)

  • No.9 by 23721の匿名  2018-08-06 21:24:04 



名前:ハロルド・マードック
性別:男
年齢:34

容姿:地肌はもう少し明るい色なのだが、行動派の性質が見た目にも反映され、肌は往年の日焼けの所為で褐色を帯びている。どちらかと言うと面長で彫りは深い方だが、鼻筋は通っておらず、やや鷲鼻。ブルネットの髪は短く切っており、前髪は作っていない。瞳はヘーゼルカラーで眼力があり、真面目そうにしていれば渋い印象を与えそうな顔立ちだが、表情は豊かでシリアスそうにしていることの方が稀である。服装は如何にも英国の刑事らしく、白いシャツにオリーブグリーンのネクタイを締め、ベージュのコートを羽織っている。下はディープグレーのチノパンで、黒いベルトと、黒いマウンテンブーツを着用。ベルトには警棒や簡素なバッグが付属している。

性格:おっとりとした気質でマイペースな楽天家。大抵のことは何とかなると思っているし、持ち前の無根拠な自信によって、困難に遭遇しても自分には何とかできると思っている。考え事を始めるとその場を動かず、自分の世界に入ってしまう節があるが、本来、デスクワークよりもフィールドワークを好んでおり、思い立ったらすぐに動きたいタイプ。さらに、つまらないジョークが好きで周囲が白けようと思い付いた冗談は口に出したいという、やや傍迷惑な性質を持つ。探求心が強く、興味を持ったことには夢中で取り組んでしまう面もあり、気さくと言えば聞こえが良いが、少年染みているとも言える。しかし、職務に対しては真面目で責任感も強い。また、出歩くのが趣味とだけあって、危機管理は常に意識しており、楽天家だからと言って、不用意に危険な真似に走ることはなく、ことに知らない場所や不穏な空気を察知した時には用心深いぐらいである。

備考:英国のとある屋敷で発生した集団失踪事件を担当している刑事。既婚者で妻と子供がいる。どういうわけか、調査のため乗り込んだ屋敷に閉じ込められてしまい、そこの地下室を通じてワンダーランドへ迷い込んでしまう。あまりに予想外で自身の常識の範疇を超えた現状に驚くも、入れた場所なら出られるはずと前向きに捉え、脱出の方法を探り始める。拳銃は所持しておらず、携帯している武器は支給品の特殊警棒のみ。



(/大変お待たせしました。ちょっと間抜けっぽい雰囲気のキャラクターになってしまいましたが、ご査定のほど、宜しくお願いします。世界観にそぐわなかったり、理想と異なったりするようであれば、遠慮せずにお伝えください)


  • No.10 by 匿名さん  2018-08-07 00:17:34 

(/pf確認致しました。楽天家で気さくで妻子持ち……うっっ……語彙力の欠如により素晴らしさを上手く文章にする事ができず、とても悔やまれますが一言で表しますとめちゃんこどストライクです。少年らしい大人と大人らしい少年…凸凹コンビ…冒険……ドキがムネムネしております…

というわけで此方はいつでも始められます。タイミングが良い際にお声がけ下さい。出だしは此方がやらせて頂きますね。場面としては地下室の扉を開き、気がついたらワンダーランドに…というあらすじと同じ感じです。風景や状況などは出だしのロルで詳しくお伝え致します)

  • No.11 by 23721の匿名  2018-08-07 01:00:11 


(/確認を有難うございます!お褒めの言葉、恐縮ですが、合わないと思われたらどうしようと考えていたもので、ほっとしました(笑) ロールプレイも頑張ります。また、こちらも息子様のPfは拝見済みですし、辛辣な発言や皮肉·毒舌は全く問題ないことを一応お伝えしておきますね。むしろ、めげない性格や子供染みたところ等でイラッとさせてしまったらお伝えください…。ロスト、バッドエンドも、もし想定しているようでしたらご遠慮なく。こちらも心構えはできていますので、いつでも絡み文をお願いします!これから始まる冒険をとても楽しみにお待ちしています)

  • No.12 by レナード  2018-08-07 22:29:14 

( さて、地下室へ続く扉を開けた君の目の前にはいつの間にか異様な光景が広がっている。一言で表現するのなら薄暗い夜の海岸といった所か。泳ぐ気は起きない赤黒い海と、青色に発光する太陽が見事にミスマッチだ。太陽は熱を放っているが、毅然とした青い光は闇を微かに照らすだけ。空は常に朝方の様に暗く、冷たい風がただ自由気ままに走り回っている。風に吹かれながら脳を回転させると見えてくる異様さは、海と太陽の色などではなくこの状況だ。君が先程まで居たのは廃墟であり、地形上海岸に繋がっている事はまずあり得ない。そもそも背後には在るべきはずの開いた扉もない。異質、異様、異常、それは誰の目にも明らかだ。であれば、君はこれから常識が通じないこの状況、または世界でどのように立ち振る舞い行動するか考えなければならない。もしも君が常識という概念に固執するのなら、この状況は夢と考える方が現実的だ。そもそも今見ている光景が正しいなどという確証はどこにもないのだから。夢から覚めることをその場で両手を合わせて祈るしかできない。…ともかく行動を起こす事を決断したのなら、君は改めて様子を見てもいい。目の前には赤と黒に染まった海、後ろには聴いた事もない奇怪な鳴き声がこだまする森に続く橋、そして君を助け出してくれるであろう扉は何処にもないが。目ぼしいものと言えば遠くに見える打ち上げられた謎の白い物体。薄暗い空の元、判別できるのは物体が纏う色のみ。君は警戒して様子を見てもいいし、敢えて情報を得る為にそれに近づいてもいい。辺りを探索してもいいし、ただその場で祈り続けてもいい。君を見ているのは太陽だけなのだから。 )



(/ありがとうございます〜!早速出だし文を投げましたので、もしも場面が分かりにくかったりしたら気軽に教えてください。(蹴可)

  • No.13 by ハロルド・マードック   2018-08-08 01:11:24 



……え?

(冷たい空気が頬を霞め、突如、視界が広がったように思えた。反射的に閉じた瞳をゆっくりと開けて確認してみれば、その先にあったのはこの世のものとは思えない不気味な光景で。海……だろうか。大量の水を湛え、太陽を抱く空の下で静かに波を打つその様は、海そのものだろう。なのに、猜疑を向けてしまったのは、何よりもその色の不気味さゆえに他ならない。瞳を丸くし、無意識のうちに口をついて出たのは、意味を持たない、ただ一語。だが、そこで自分の手が空いていることに気付くと、すぐにさっきまで触れていたはずの扉の位置を確かめようとして、それがもう何処にも見当たらなくなっていることを知り。暫くはキョロキョロと周囲を伺っていたが、やがて「え?え?……どうなってんだよ。これは一体どういうことだ…!?」と答えてくれる相手の宛てもない疑問を叫んで。パニックを起こしかけるが、職業柄、冷静を保つことの重要性は身に染みているはずで、咄嗟に片手を額に押し当て、深く息をついてみると少しだけ落ち着き。それでも頭の中には様々な疑問が巡っているが、先程の片手をぶらりと落とせば、自分の衣服には特に変化を生じているようには思えないことも分かり、腰の警棒の存在も思い出して、一抹の安堵を得る。……ここがどこだかは分からない、何がどうしてしまったのかも全く見当がつかない。だけれど、俺は怪我はしていないようだし、武器も持っている。目の前には海があり、後ろには森もある。どこもかしこも食欲をそそられる雰囲気にはなっていないが、森からは何か……うん、チャーミングな鳴き声も聞こえてくるし、死刑を宣告されて砂漠に放り出されたわけではないんだ。探せば、きっと食べ物だって見つかるだろう。……周囲の様子をじっくりと伺い、自分なりに分析して、強引なぐらいのプラス思考を展開すると、そこでふと、遠くの浜に奇怪な白い物体が打ち上げられているのに気付いて。片方の眉をしかめ「なんだ、あれ…」と呟けば、もしかすると、アザラシか何かかもしれないと閃き、それなら癒しにも食料にもなるだろうし、幸先が良いと意味不明な期待を膨らませ、逃げられたらまずいとその点を警戒しつつも、こっそりかつ足早に接近を試みて)

よしよし……、逃げるなよ……?


  • No.14 by レナード  2018-08-08 22:58:30 


( 距離が縮まるにつれ、不気味な明かりに照らされた物体の境界線が顕になる。微かに、一定のリズムで動くそれは生命体だという事を示している。風と波の音が煩わしいほどに鳴り響き、それの指先が小さく動く。肢体は砂浜に投げ出され、瞳を閉じているそれは人間だ。黒に染まった毛髪は風と共に踊り、何かに苦しむ様に、足掻く様に、目を瞑り手を震わせる。悪夢に魘されている、と見るのが妥当だろうか。顔立ちと体つきから見て少年である事が伺える。すると、白い鴉が一つ犬の様に吠えながら、森から銃弾の様に飛び出した。地平線の彼方へ、何処へ向かうのかも分からず、遠くへ遠くへ消えていく。鴉の遠吠えを合図にする様に、海の底から何かが酷く響いた。空は泣き、波は意志を持ったかの様に風と共に暴れ狂う。嵐が突然やって来たかの様に冷たい雨は走り回り、波は今にも此方に襲いかかってきそうだ。幸いにも森は高い位置にあり、森へ逃げれば波が襲ってくる事は無いだろう。懸念すべくはその距離か。波は着々と君を呑み込もうとすべく勢いを増しており、早い判断と確実な行動が求められる。少年は未だ目を覚ましそうに無く、まず君は少年をどうするかを決めなければならない。置いていってもこの世界で君を咎める者は一人も居ないだろう。自分の命のみを優先するのなら、少年を担いで森へ逃げるのはリスクが高くメリットはない。それを考慮しながら、一かばちか少年と共に森へ駆け込んでもいい。勿論、自分の命を優先してもいい。別の道を探してもいい。太陽は雨を恐れ逃げ出してしまったようだ。 )

  • No.15 by ハロルド・マードック   2018-08-09 00:34:53 



人間?

(近付いてみれば、アザラシかもと目星をつけたそれは生物という点しか当たっていなくて。……人間が倒れている、それもまだ子供のようだと悟れば、弾かれたように地面を蹴り、大急ぎで駆け出す。すぐ隣まで辿り着くと、跪いて相手の顔色や息をしていることを改めて確認し、可能であれば手を取って脈も確めようと。だが、その時、さすがに美化しようもない不吉な咆哮が響き渡ると、周囲一帯が異様な雰囲気に包まれて。肌に感じたのは冷たい雨、どうやら機嫌を損ねてしまったらしい空を見上げれば「なんだよ、次は何だって言うんだ」と不満を漏らすも、聞き届けてくれる気配はなく。少なくとも、生きてはいる様子の少年に視線を戻せば、軽く頬を叩いて起きるかどうかを試してみようと考えついたが、実行に移す以前に、雨風の音に紛れて耳へ届いたのは不穏極まる波の音。つられるように海を見ると、今、悠長に振る舞うことは絶対に許されないようだと容易に察せ、そうとあれば、自身が取るべき行動は一つの他に考えられない。未だ瞳を閉じたままの少年に「ちょっと、ごめんよ!」と声をかければ、相手の腕を掴み、その下に自分の身体を滑り込ませるようにして背負うとおんぶの体勢を取り、やや前傾姿勢となって、森に向かって走り出し)



(/確定ロルを回しました。問題があった場合は教えてほしいです。セーフだった場合、この背後発言は蹴ってくださいませ)


  • No.16 by レナード  2018-08-09 20:45:26 


( 森へと駆けてゆく君を追うかの如く、波は素早く陸へ侵食してゆく。それは巨大な手の様であり、どうにか君を暗い海の底へと引き込みたいようだ。背後へ気を配る余裕はないものの、雨音と共に響く音によって波との距離は判断できるであろう。ただの嵐だとしても、この様に尋常でないスピードで海が陸地を侵食して行く事はあり得ない。この世界の異常さを易々と確信できる中、君は何とか木々が密集する森の入り口へ滑り込む。そんな君を出迎える様に道を開けていた木々は、扉を閉める様に枝を傾ける。するとすぐ後ろまで迫っていた波と勢いよく衝突し、葉が揺れる音が辺りに響き渡った。普通なら枝と枝の微かな隙間から水が流れてくるものだが、固形物のように自由自在に動く波は木々とただ衝突するだけ。枝は軋み、いつ折れても仕方がない状況だ。水と木の激しい戦いは数分間に及び、やがて波は元の場所へと引いていった。この森が味方してくれるとは限らないが、この場所にいる限り波に呑まれる心配はしなくていいだろう。それと同時に少年はゆっくりと瞳を開け、ぼんやりと声も出さずに意識を取り戻そうとしている。先程まで起こっていた奇想天外な出来事について覚えているのかは分からないが、君は無事に少年と共に森へと辿り着いた。しかし、動物の雄叫びには困惑と警戒が混じっており、決して此方を歓迎してくれているという訳ではない様だ。先程の鴉の例もある。君は最初に安全を確保する為に探索してもいいし、一息ついて少年を気にかけてもいい。 )

  • No.17 by ハロルド・マードック   2018-08-10 00:51:14 



……………………。

(背後に迫る波は、まるで意思を持っているかのよう。轟音から感じ取れるのは、理性を使って分析するまでもなく、本能で分かる脅威。意識の全ては視線の先にある森にのみ向けられて、声を出す余裕もなく、ただ走り。何とか目的としていた場所に滑り込んでみれば、視界の端で枝が動いたような気配があった。それでも構うことなく、もっと遠くへと走り続けるつもりであったが、次に後方から届いたのは衝突を連想させられる破壊的で大きな音と木の葉のざわめき、そして、幾らかの震動で。思わず足を止めて振り返ると、これまた理解し難い奇妙で奇怪な光景が展開されている。後退りしつつも暫し様子を伺ってみれば……やがて、波は諦めたみたいに引いていった。当面の脅威が去ったらしいことを認識しては、胸を撫で下ろし「ふぅー、やれやれ……吃驚した……」と息をついて独りごち。安心すると同時に冷や汗がどっと出る。しゃがみこんでしまいたい気分となったが、その時、背中の違和感に気付くと、背負っているのにも関わらず、忘れかけていた少年のことを思い出して。相手に向け、いつも通りの特に緊迫感もない声音で「起きたのかい?」と問いかけると、ここがどれほど安全で、留まっていて良い場所なのかは分からないが、可能ならば少し話をしてみようと、近くにあった木に寄りかからせるように下ろしてやって)


  • No.18 by レナード  2018-08-10 23:21:14 


…まだ状況は上手く飲み込めてないが。
(軽く咳き込んだ後にそう言えば、木に寄りかかりながら静かに呼吸を整え。先程までの嵐が嘘のように雲は何処かへと去り、再び青い太陽が暗闇に抱かれ瞬いている。 少年の目には警戒心が宿っており、まだ君に心を開いてはいないようだ。それを示すように重く口を閉じ、暫しの間沈黙が流れる。森の中は薄暗いものの、微かな青い光に照らされて目さえ慣れれば物の判別はつく。しかし森に潜む獣の方が、自分達よりも地形は熟知しているだろう。警戒しているのか、此方に姿は全く見せないが。目を伏せ、近くにあった枝で地面に意味も無く形を描きながら「お前は人間なのか?」と問いかける。初対面の大人にお前と呼び捨てに出来る程には元気があるようだ。地面には耳と尻尾が付いている動物が描かれたものの、お世辞にも上手とは言えない。本人もそう思ったのか、靴で地面を平らにすれば棒を放り投げ。棒は鈍い音を立てて地面に転がり、闇の中に消えていった。薄暗い森は何とも不気味で、独特の雰囲気を醸し出している。かと言ってここから出て行く当てもない。先程の砂浜に行って、また嵐にでも来られたら今度こそ海底に引き摺り込まれるだろう。予想不能の世界だからこそ、慎重に動く事が求められる。)

  • No.19 by ハロルド・マードック   2018-08-11 00:14:39 



おや。

(相手の言葉が自分の問い掛けへの返答だと認識するまでに、一瞬の間を要した。何せ、さっきの問い掛けに深い意味はなかったのだ。言わば、挨拶。冷静な切り返しは期待していなかったし、倒れていた子供が目を覚ました直後と言えば、ひたすらぼーっとしているか、泣き出すか、そうでなければ露骨に怯えているものと相場が決まっている。しかし、そのどれでもなかった少年の態度に思わず、返す言葉を失い……代わりに口をついて出たのは、間の抜けた一言だけで。軽く思案に耽るように自分の首筋へ手を添え、まじまじと相手を眺めている内に雨は止み。奇妙なことが続いている、あらゆるものに警戒が必要そうだと理性は囁くのだが、無意識に動くものを追っていた瞳が、地面に描かれていくアートの完成を見届ければ、つい、作者の不器用さが伺える愛らしいその作風にクスリと笑みを零してしまい。改めて、相手に向き直れば緩やかな笑顔で「人間だよ。俺の名前はハロルド・マードック。某市警の刑事だ」と告げ。その場にしゃがみこみ、目線の高さを少年に合わせると、続けてにこやかに)

皆はハルとかハリーって呼んでいるから、君もそうしてくれて構わない。言うなれば、お巡りさんだからね。怪しい男じゃないってとこは信用してほしいな。……君、名前は?


  • No.20 by レナード  2018-08-11 17:44:22 


…レナード。姓は分からない。
( 緩かな笑みに押されつつ、そう曖昧な返答をすれば何かを訴えるかの様に目を伏せる。察しろ、とでも言いたいのだろうが残念ながらそれだけで事情を察する事が出来るのは超能力者ぐらいだ。肩書きと名を聞き少々安堵したらしいものの、神経が過敏になる独特の空気は解けそうにない。あらゆる事態に思考を張り巡らせる事も、此方の想像を易々と飛び越える現象が頻繁に起きるこの空間では無駄に終わる。それを理解したのか、少年はゆっくりと息を吐き、何かを諦めたかの様に空を見上げる。そしてまた新しい棒を拾えば、地面に今度は意味のある字と記号を描いていく。大きな四角の中に文字を書いていけば、現在の状況を整理しているらしく。角ばった字で書かれているのは現在地、左には海、そして?マークが四角の中の大部分を占めている。課題、目的、行動と単語を右上に書けば枝でカツンカツンと地面を叩き。そもそもここが現実の世界なのか、自分達は巨大なシュミレーション施設に囚われているのか、それたもまたそっくり別の世界に飛んでしまったのか。水槽の脳、麻薬によるトリップ、或いは精神異常者が見ている妄想説も可能性としては否定できない。悩みながら導き出した要点は、ここから現実世界への帰還が可能かどうか。それを書き出せば、一息つくように眼を擦り当てもない疑問をぶつけ。 )
この状況は何なんだろうな、僕らがさっきの現象を錯覚していたと考える方が簡単だが。…ハロルドは、ここに来る前に何をしていたんだ?

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