…じゃあ、何処から回ろうか。行きたい場所があればついて行くぞ。 (お化け屋敷を後にすれば再び人混みの中を手は繋いだまま歩きながら、誰にでも苦手なものの一つや二つは必ずある。気を落としたままでは折角の祭りも台無しで、切り替えるように隣の彼にちらりと視線を遣れば徐にそう聞いてみて)