燭台切光忠 2017-03-18 23:04:23 |
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そうなのかなぁ?でも、長谷部くん以外の人もいたんだ。すごく綺麗な人とか、真っ白な着物を着た人…あれは何だったんだろう
(彼と共にいる時間が長すぎて、夢にまで出てきたのだろうと言われると首を傾げ。確かにそうかもしれないが、それだけでは片付けられない気がして。その中の一つの理由として見たことも無い人たちもいたことを挙げて)
(丁寧にスポンジで洗った皿を水で流しながら夢に出てきた人物は何も自身だけでは無く、綺麗な人と真っ白な着物を着た人。前者は思い浮かばないが後者の人物に心当たりがあるので「そのすごく綺麗な者が誰かは分からないが、真っ白な着物を着た奴なら知っている」と真っ白というワードで奴しかいまいといつの間にか皿洗いを終えて彼の元に戻り)
えっ、長谷部くん分かるの?
(まさか自身の話、それも夢の中という定かでもないその中に出てきた人物を知っているということを聞けば驚きから目を瞬かせ。益々自身の過去は彼らと繋がっているのではと思い。興味があるのか「ねぇ、どんな人?名前とかは分かる?」と質問し)
名は鶴丸国永。飄々とした性格で驚きが好きな騒がしい奴だ。お前とは伊達家での長い付き合いで旧知の仲だな。
(机の椅子に座り直すと興味津々な彼を見据え、質問に答えるように白一色の和服を着た人物の名を告げると、性格や過去の関係などを簡潔に説明する態度は驚きを与えられた被害者であるため溜め息一つ。「お互いに“光坊、鶴さん”という愛称で呼んでいた。..あと一振り、旧知の仲の奴がいる」と教えていき)
へぇ、鶴さん…何だか楽しそうな人だね。退屈しなさそうだ
(彼の紹介を聞く限り、きっとその鶴さんはみんなを退屈にさせないようにと気を配っているのかもしれないと思いながらそう言って。あと一振り、仲の良かった人がいると聞けば「えっ、誰だい?」と続けて)
煩いだけだぞ。寂しがり屋で何もする事が無ければ「退屈で死んでしまう」と言って周りを巻き込む...そんな奴だった。
(あの刀は大事な職務中であろうがなかろうが関係無しに自分の都合で他人を巻き込むものの、あれだこれだと呆れたように言う自身でさえも共に仲間として生活するうちに、不思議と楽しかったのかも知れないと今ではそう思うようになれば過去形で語り。あの言い方をすれば気にならないはずがなく「大倶利伽羅と太鼓鐘貞宗だ」と名前のみ告げて)
(/済みません!背後の打ちミスで二振りのはずが一振りになってました。光忠には二振りと伝えた前提でこう答えましたので、ご了承頂けますと幸いです..!)
でも、みんな鶴さんに構ってたんでしょ?いいじゃないか、そういう人がいたからこそ刺激のある日々だったのかもしれないよ。
(寂しがり屋で飄々としていて驚きを求め皆を巻き込む、それはきっと彼だから出来ることでありそれを皆も受け入れていたのであろう。自身もきっとその中の一員、退屈しない日々を過ごしていたのだろうと思い。それから次に告げられた名前を聞いては「大倶利伽羅…それと、太鼓鐘貞宗…ああ、なんだか懐かしく感じるな」と自然とそう告げては微笑み)
(/いえいえ、お気になさらず!そのほうで了解致しました。)
...そうだな、退屈しなかった事は認める。案外楽しかったしな
(主だった方からの主命が無くて途方に暮れた時も半ば強引ではあるが彼から誘ってきた数々の遊び。困り果てたことや説教染みた言葉を並べたことは何度もあったが、楽しくなかったと言えば嘘で素直に認めれば今では良い想い出となり。それから二振りの名を懐かしく感じる彼に対し「いつか思い出せるといいな」と柔い笑みを浮かべ、其方に腕を伸ばしぽんぽんと頭を撫でてみたり)
わ…もう、長谷部くんったら。僕はもう子供じゃないんだよ
(いつか思い出すことは出来るのだろうか、そうしたら彼ともまた多くの懐かしい思い出話もできるのだろうか。と思っていると心中を察したのか分からないが、自身の頭をなでる彼に気恥しいのか苦笑を浮かべ。しかし存外嫌でもない様子でそう言って)
──はは、そうだったな。だが、俺から見ればお前はまだ子供だがな?
(心の中で彼ならばきっと、いつか自分達の存在や大切な思い出も思い出すことが出来ると何故か彼ではなく自身が確信して言える。今はただその日が来るのを待つのみ、苦笑を浮かべる姿は嫌でもない様子で彼よりも長い間生きている故、見た目は若いものの年齢は相当上でくすりと笑い)
長谷部くんを追い越せるなんて無理だよ、それだと一生子供のままだ
(彼は確かに遠い昔から生きてきた神。そんな自分が追いつくことは出来ないことは分かっていて。以前より彼へ向ける感情の中に特別な感情も微かに入り交じっていることは自覚している。だからこそ神に恋をしてはいけないと自身に言い聞かせて。「…でも見てて、いつか大人だって言わせてやるからね!」と微笑み)
分かった。その日を楽しみにしている
(人間は脆くも儚い生き物。長生きしている自身の年齢を上回るなんて到底敵うはずもなく、いつか置いて行かれる日が訪れることなど何よりも刀だった頃から経験した。それでも密かに片想い中の想い人の傍に長く居たいという思いが強く、いつか大人になった彼の姿が見れるように期待していて小さく頷き)
ふふ、それこそ驚きだね。
(定かでもないはずのいつか来るその時を楽しみにして待っていてくれると分かれば、嬉しげに微笑んで頷き。そんな日が来たら彼は驚くだろう、何だか鶴さんが人を驚かすことを好む意味が少しだけ分かった気がして)
... 、
(食事を済まし彼と楽しく談笑を繰り広げるも、あれから何れ程時間が経過しただろうか。のんびりと休日を家で過ごしているうちに、何故だか睡魔は突然として自身を襲ってきて急激に眠さが勝り、手で口元を抑え欠伸を一つ)
長谷部くん、眠いの?少し休んだら?
(その後学校での話や彼の話、そんな何気ない会話を交わしていて。たまにはこうやってのんびりとした休日もいいかもしれない、と思っているとふと目の前の彼が眠たそうに欠伸をしていて。おそらく疲れたのだろう、眠ってはどうかと提案して)
..ああ、そうさせてもらう
(自身が知らないだけで体は疲れていたようで、そう思えば思う程に先よりも眠気が増すと眠さも限界に達すれば彼とまだまだ話していたいという気持ちもあり。だが迷惑も掛けれないため今回は言葉に甘えようと眠たげな目で上記を述べ、席を立つと部屋を向かい)
(彼が部屋へと戻っていったのを見送ると自身は手持ち無沙汰となってしまい。テレビでも見ようかと電源を入れ。テレビをみながら、先程彼の口から聞いた懐かしい名を持つ者達の事を思い出してはスマホを片手に調べてみようと思い)
(部屋に戻ればいつもの様に床へ敷き布団を敷いた後、もぞもぞと布団の中に入るとすぐに寝息を立て眠りに落ち。先程彼らの話をした影響で昨日に続いて懐かしい夢を見た、背景はとある日の夏。日差しが照り付ける太陽の下、あれは初夏だったか庭に集められた非番の者達──彼らと共に西瓜割りをした所を見た辺りで、ぷつんと夢が途切れ熟睡していて)
(彼らの名前を調べていると、不意にまた懐かしく感じるような風景が脳裏に浮かび。それは以前の夢よりもはっきりと見え、見たこともないはずの彼らの名もすぐに分かったようで。「伽羅ちゃんに貞ちゃん…?」と無意識に呟いていて)
(そうして熟睡する事約一時間。何の前触れもなくぱち、と目が覚め上体を起こすと、未だ覚醒しない頭でぼんやりと又もや懐かしい夢を見たなと心中で呟けば小さく欠伸を一つ。バキバキに固まった身体を解すと窓の方を見遣ると、あっという間に外は夕方で橙色の日差しが部屋中を照らし寝起きのままリビングに戻って)
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