パラレルワールド

>>ウィル

好きな曲か…難しいな。少しだけ時間をくれないか。

そんな風に言って貰うのは初めてだから反応に困るな…勿論嬉しいんだが慣れてなくて
(風変わりだとか女心を理解できないとかは言われ慣れているのだが、彼の真っ直ぐな視線を受けて止めきれずに目の前に掌を向け一旦ストップを要求。「そうか？俺は逆に君を見習いたいがな」行動力もあり冷静だしと言えば聞こえは良いのだが、馴染みやすい柔らかな雰囲気を身に付ける術を教えて欲しいと軽く頭を下げ。「護身用というか念の為のアイテムで、この森ではまだ使ってない」にこやかな笑顔を心がけ声のトーンも少し高めに)

>>オーウェン

焦らないで、ゆっくりで大丈夫。こういう共有が好きでね、面白い映画とか美術館の特別展とか…本当文系だよ。

素朴な人だね。僕の妹がいたら大騒ぎしていたよ、君はハンサムで頭も人柄も良いから。
(ストップの手に阻まれ視線を外す事が優しさと横目で木々を見ているふり。それでもやはり目が向いてしまう人、初対面とは思えない親しみ易さを持つ男性を友人達に紹介したい。「僕を見習っても良い事は無いって…ちょっと相手が好きそうな事を考えたり、誕生日には必ず集まって食事会を開いたりする程度さ。」行き過ぎたお人好しは損も多い、とはいえ冷淡にはなれず細く息吐き。「良かった、僕も拳を振るうのは出来るだけ避けたいんだ。何故かって？マシュマロを殴るのが精一杯だからだよ。」勝手に安全説を信じてイギリス人お得意のジョークを放ちへにゃへにゃしたパンチを空中で一振り。)

>>ウィル

背後はそういうのに興味があるんだが、いかんせん俺はこんなだからな

妹がいるのか。君に似て優しいんだろうな
(誉められ慣れない性格故ハンサムなんて単語をどう受け取るべきか迷った末の話題転換、視線を外してくれる紳士らしさには感謝したい。紙と鉛筆はないからエアーでメモを取るふり「それは俺に足りない要素だな…」元恋人のクレアに嫌われた原因は女心を理解できない点、何とも頭の痛い話に苦笑い。ジョークのセンスも抜群、肩を揺らして笑い提案「ならマシュマロに遭遇したら君にお願いするよ」披露してくれたパンチを見る限り嘘でなさそうだと感じたのは内緒)

>>オーウェン

だったら君が一番得意な話をしよう。君の四匹の娘達と絆の話を。

僕よりももっとよく喋るし彼女はミーハーだ。＿ ミーハーの意味は分かるかい？
(顔立ちはやや似ていない妹の誕生日の夜を思い浮かべながら語る表情は柔らかく、近頃聞かなくなった懐かしい単語を解説すべきか一旦話に区切りを付け。話すか話さざるべきか、額抑え恥を忍んで暴露「妻は駆け落ちしたんだ、ハリソンフォード似の男と。だから僕にも足りない部分がある、君だけじゃない。」だからこそ今男性のルームメイトが存在しているというあんばいであり。「喜んで。マシュマロとゴーストバスターズに出てくるマシュマロマンは僕が退治する…あばばっ」マシュマロマンどころか何やら動物が服を引っ張る所為でずっこけ。)

>>ウィル

気を遣わせたかな、有り難う。我が子自慢をするつもりは無いがみんな良い子ばかりだ。

おっとりしたタイプを想像していたが、思い浮かべた人とは違いそうだ
(彼に似てゆっくりしたリズムを纏った人物かと思いきや少し違いそう、優しい兄の顔に此方まで微笑みを浮かべ確認事項には頷き理解できた事を示し。そんな事態は全く想像も付かず一瞬だけ口をポカンと「あー、すまない。言いたくなかったよな」直ぐに閉じた口からお詫びの言葉を発し頭を下に。スクリーン越しに観たマシュマロマンは巨大だったような、彼に退治出来るか心配で小さく吹き出し「大丈夫、ただの栗鼠だ」こけた彼に手を差し出したはずが一足先に掌を占領したのは服を引っ張った犯人)

>>オーウェン

いいや全然、好きな話をする人を見ているのが好きってなだけ。ブルーだったかな、君に向かって喋っていたシーンでハートを持っていかれたよ。

うすらぼんやりしているのは多分僕だけ。友人は剽軽だったり足が不自由だったり、でも皆僕の大切な友人だよ。
(まさか妹がネジぶっ飛び同居人と交際しているとは知らない今、まだフリーだと思い込んでいる兄は素直な話で花を咲かせ。「こんなのよく話題に出されて揶揄われるし大丈夫。君は美味しいブラウニーをゲットする為に不幸話をした事はあるかい？」妹の誕生日食事会で女優らしく演技の不幸話を披露したアンを思い出しながら首を横に振り。「何なんだ、一体何が引っ張って…栗鼠！？」尻餅ついたまま可愛い犯人に視線移すだけが精一杯。)

>>ウィル

ブルーは一番良い子なんだ。信頼関係を築ける相手には噛みついたりしないから、いつか君に会ってほしい。

色んな人がいるんだな。友人が多そうで羨ましい
(普段あまり抱く事のない感情で羨望の眼差しを向け、良き友人に囲まれているのは彼が良い人の証拠。下げた頭を上げ「男の不幸話は甘いお菓子に合う紅茶か？勿論ある」たくみな話術を持つ訳でもないのに惹き付けられコクコク頷き乍聞き入り。「大丈夫、悪戯好きなだけで悪さはしない」栗鼠を肩に乗せて今度こそ彼の手を取り引っ張り上げ起き上がる手伝いを施し)

>>オーウェン

本当に君は彼女達を大切にしているんだね、誰にでも出来る事じゃないんじゃないか？僕は食べても美味しくないから君の言葉を信用するよ。是非。

こんな提案はどうかな、君さえ良ければ僕達も友人になれる。君がデートの服に悩んでいる時も助言するし、君と家でビデオ鑑賞会も出来る。
(憧れたいのは実はこちら、孤高という言葉がよく似合いそうな男が憧れる男らしいタイプの人物に。なれれば良いなの淡い願望を口にしてチラチラ反応を伺い。「じゃあ僕とゲームをしよう。ブラウニーの代わりにキャンディがある。君は自分の不幸自慢をするんだ、僕より不幸だったらこのキャンディは君が食べる。」人間裏の話をすればより打ち解けられるはず、ポケットの飴玉を手に歯並び見せて。「公園でよく栗鼠は見かけるよ、カラスよりはマシだ。」親切により地面へ立つ事を許された情けない男は栗鼠と目が合うだけで苦笑い。)

>>ウィル

食われそうになる人間の特徴は恐竜を生き物と認識せず威張るヤツ、君とは正反対だから心配無用だ。

それは素晴らしい提案だな。是非ともお願いしたい
(優しい紳士からの提案に無意識の癖で作ってしまう厳しい表情を和らげ手を伸ばして二度目の握手を。これまた面白い提案に小さく吹き出してから真面目な顔「初デートで嫌われて以来苗字で呼ばれて…なんて話じゃ駄目だな」彼の手に収まる高価な宝は遠い存在、元恋人のクレアの刺々しい口調を頭に浮かべても微妙なストーリーしか思い付かず苦笑い。友人のズボンに付いた土埃を払う間も肩にしがみ付いたままの栗鼠をどうするか「カラスは頭が良いから此方の態度によっては相棒にもなれるかも知れないぞ」フワフワの毛が首に触る痒さに身体を捩り)

>>オーウェン

恐竜に認められたら僕も自分自身がもう少し誇らしくなれる気がしてきた、手土産は何が良いかな？それと恐竜の挨拶はどうしたら。

君に是非ともと言われるなんて夢みたいだ…夢じゃない。
(好感触、友情の契りを握手で交わして自惚れによる幻かと疑う程の光栄に目がしぱしぱ。握手の感触で撤回、穏やかな雰囲気へ変わった新しい友に目を向け。初デートでやらかすようには見えないがハンサムの失敗談とは愉快「その失敗の内容は？気になる。」飴玉も失敗談の詳細にどうやら関心があるようで。「カラスの相棒は僕には似合わない、君なら格好良いとは思うけど。もっと庶民的で小さい鳥、例えば雀くらいが精々じゃないか？」雀がウンとは言わないだろうが自覚あり、栗鼠に恐る恐る手を伸ばし「彼は君の事が好きなんだ。暫く一緒に居てあげても差し支えないんじゃないかな。」そして手を引っ込め。)

>>ウィル

挨拶は難しく考える必要はない。手土産は…生きたままの豚なんて喜ぶかもな。

夢じゃない。それに君は俺にはない物を持ってるから、もっと自分に自信を持って良いと思う
(離す前に手をギュッと握り今一度此れは現実なのだと示し、優しい彼の影響あってか他人に興味を示す事のなかった己が柔らかい微笑みを浮かべる日が来るとは驚いた。詳細を話す事になるのは予想済み「暑かった。とにかく暑くて海パンを履いていったら怒られた」未だ納得しない点、ほんのちょっぴり頬を膨らました表情へと変化。公園で日向ぼっこをする彼の頭や肩に雀が集まる絵を想像して成程よく似合うと納得しては失礼だろうか「可愛らしくて女性の注目の的になりそうだけどな」素直な感想をぽつり。栗鼠が髪の毛を引っ張って遊んでる気がする「あぁ、彼も友達だ。ほらウィルに挨拶するんだ」人懐こい茶色の子の毛並みを整え両手でそっと持ち上げ友人の肩に乗せ)

>>オーウェン

友好的な雰囲気だけは伝えないといけないかと思って。豚、養豚場から買い取るしかないか…南米まで連れて行く方法を調べておくよ。

そう、確かに夢じゃない君が僕と友人に、どうしようシュールで素敵だ。僕が？
(干上がりそうな海で苦しむ魚よろしく開閉する口を止められず、咄嗟に浮かんだ表現もへんてこ。優しい表情で言われては男だってノックアウト、目尻から頬にかけ笑い皺の線を描き。告げられた内容が拗ねている当人とまず合致しないので唖然、次は初デートに海パンをチョイスしたセンスにギャップを感じ失礼ながら軽く笑って咳払い。「彼女は海水浴の気分じゃなかったんだろう、僕の同居人みたいにデートでナニにご注意と書かれたTシャツを着ていくよりは全然良いと思うけどな。」御愁傷様な友人にキャンディを手渡し次回の巻き返しを期待。呟きが耳に届きこめかみポリポリ「もし雀を頭に乗せていれば女性が僕を気にかけてくれるというなら、喜んでそうしたいよ。」まあ可愛いでは一時注目されて終わりそうな気もするが。「やあどうも、僕はウィリアム。君はこの森の住民？良ければ僕達にとっておきの場所を紹介してくれないかい？」おっかなびっくりはやめて肩の上のアイドルへ交渉を持ちかけ。)

>>ウィル

流石はイギリス紳士だな。有り難う。こっちで用意できるから、気持ちだけ頂いておくよ。

友人になる理由は互いにない部分に魅力を感じるか似た者同士かのどちらかだろ？俺達の場合は前者って訳だ
(友達論なるものを口にする日が来るとは実に奇妙、良い影響を与えてくれる友人には心から感謝を。励ますと言うのか自分で思うよりも魅力に溢れた友人の背中をポンポン軽く叩き。暑い日に涼しい衣服を着る所の何処に怒りを感じるのか理解不能、吹き出す彼を眉間に皺寄せ不思議な物を見る眼差し「向こうだってデートに細かい予定表を持ってきたのに…その同居人のセンスは凄いな。有り難う」ぶつくさ呟く口も思わずストップするセンスの持ち主に興味津々、獲得したキャンディを早速口に放り込み。試しに口笛を吹いてみれば何処からかホオジロが飛んできて彼の頭に着地「癒しの空間が広がったな。どうやら案内してくれるようだな」果たして栗鼠に言葉が通じたかは謎だがぴょいと跳ねて先導する小さな友人に続いて踏み出し)

>>オーウェン

そう紳士と言われると恥ずかしいな…君への手土産は必ず持って行く。きっと大迫力だ眼鏡を忘れずに持って行かないと。

＿＿そうだね、人は人の中にある何かに惹かれるんだ。君となら旅行書にはない冒険を体感出来そうだよ。
(ナイスなアメリカンガイのクールな心配りでしがない書店店長のハートに着火。肩を組みリズミカルに揺らせば爽やかフレンドシップの出来上がり。自分も人様に偉い口を叩ける身分でもないし、友人だって海パン一つでああだこうだ言われたくはないだろうがちょっとばかり改善が必要かも「こだわりがなくてもこだわりがあり過ぎても合わないのかもしれない。スパイクの彼女はこだわらないんだろう、女性の扱いって本当に難しいね。」言葉を選び諭す一般人、同居人ともし波長が合うならば愉快なのに。ホオジロのあんよが髪に絡まりはしないだろうかと心配する間もなくご案内開始、背高のっぽで背筋がしゃんとした元軍人男性に比べてやや前屈みな歩き方「彼に名前を付けよう、ヘイジュード、君は今日からジュードだよ。」イギリスが世界に誇るビートルズの一曲から拝借、元カノと一回で破局した友人にも恋愛運がない己にも励ましの同名の曲を歌い。)

>>ウィル

気を遣わなくて良いと言いたい所だが、欲張って良いならお勧めの旅行雑誌を見せてくれないか？

旅をするなら街中が良いな。普段からこんな場所にいるから、高層ビルに囲まれてみたい
(友人と一緒になって肩を揺らし木々に囲まれた世界を見渡しよっぽどの田舎者みたいな発言、両手を使って空中に四角いビルを描き。恐竜に対する扱いの差から喧嘩腰になる事はあれど実は口と心は正反対「本当に。特に彼女はプライドも高くて難しい」大袈裟に溜め息ついてウンザリした感じを表す本心はまだ彼女に魅了されたまま。「良い名前だ。ジュード、どうぞ宜しく」大きな友人の歌に耳を傾け小さな友人の背中を追い掛け、彼が立ち止まった場所は流れの穏やかな小川。目の高さくらいの枝に登ったジュードへ案内のお礼を兼ねてそっと撫で)

>>オーウェン

勿論、僕が自信を持って厳選した旅行雑誌をプレゼントする。どの辺りの地域に興味があるかだけ教えてくれたら探しておくよ。

街中っていえばロンドンの中でも近代的な場所は限られるけど、アメリカでいうマンハッタンやラスベガスも面白いかもしれないね。
(古き良きを大切にする英国の街並みでは希望は叶わないだろうが、もしちょっとしたご都合主義で旅立てるならば愉快と頷き賛同。恋している人間同士、口と心のギャップは感じられてしまう不思議。遠くに目を向け「もし僕なら彼女に花を持って行って、そしてキスをすると思う。」こちら大女優と敷居が高過ぎる相手、アナの笑顔が忘れられない。歌っていると気分が乗ってきたらしく足取りも軽やかに、マイナスイオンで心身共々浄化。ジュードに笑いかけてから小川の流れを覗き込み「テームズ河よりよっぽど綺麗だな…。」映る間抜けた顔が揺れて夏の日差しの照り返しを受け。)

>>ウィル

南米しか知らないからな…君の店に行って沢山の雑誌を眺めるのも楽しそうだ。

ラスベガスなんて行ってみたいが、賭けに強いとは思わないから気は進まないな…
(彼に聞けば実際に旅をする事は難しくとも旅した気分は十分に味わえそう、彼の口から挙がった街の数だけ指折り数えてから一本だけ折った指を伸ばし。優しさ溢れる彼がすれば例え頑固な女性だって喜ぶに違いない「クレアに花を…俺に出来る自信はないし嫌がれるのが落ちだ」対する己は笑顔の数が少ない人見知りタイプ、自信喪失というか膝を抱えて俯き地面に向かってぼそぼそ。こんな一面を見せられるのは友人の彼にだけ。みずがあれば植物も育ち周囲はジュードのご飯がいっぱい「良い場所を教えて貰ったな」早速小川の水で顔を洗い口に含み生き返った心地に)

>>オーウェン

ヒースロー空港に着いたら連絡してくれれば迎えに行く。雑誌に限らず本だらけの海に君を招待するさ。ロンドンっ子気分で地元の公園で寛いでも良いし。

僕にもラスベガスは遠過ぎる。眩しくて華やかで、きっと何でも手に入るような人々だらけ。
(青いドアの狭い家から一歩出ただけで別世界、はたまたイギリスから一歩出ただけでも別世界。誰も己なんぞ相手にしないであろう夢の舞台は想像だけに留めるのが安全やもと肩を竦め。ヘナチョコと呼ばれし男も時に実地に示す時あり「実際に行動する前に決め付けるのが一番良くないって君は教わらなかったのか？彼女の笑顔を想えば不可能なんて無くなるんだ。」肝っ玉小さい己から自信喪失な友人へ送るエールは届くだろうか、共通点あるからこそ励ましと肩揺すり。葉を折り舟にして流す遊びが懐かしい、控え目な性分を忘れシャツを脱ぎジャブジャブ足を突っ込み「素晴らしくてジュードに何をお礼すれば良いのか分からない位だよ。」丸い小石を拾い光に透かし。)

>>ウィル

分かった、有り難う。ロンドンっ子気分は素敵だが、少しくらい綺麗な服装をするべきか？

二人ともに縁遠い世界って事だな
(提案者諸共ダメな場所が見付かりまた肩を揺らして笑い。普段から木々に囲まれた世界で暮らす己の服装は実用性を重視しただけで清潔感じとか洒落た感じは皆無、人々の暮らす街というだけで似合わないような。転がる小石と睨めっこは止め「それは…そうだよな。クレアにあったらそうする」たとえ周囲から見れば両想いでも悩んでしまうのが恋する人の特徴、彼の助言に従い彼女の笑顔を浮かべ地面から上げた顔は晴れやかに。小さな木の実をもぎ取りジュードへプレゼント「足を滑らせるなよ？」ズボンを捲りふわふわの友人を肩に乗せたら人間の友人に続いて川へ入り)

>>オーウェン

これが僕の家の番号だ、もし同居人が出たらしつこく僕に変わるよう言い聞かせて。スパイクは伝言をもったいぶる所があるから。
君は十分素敵だよ、確かに流行りもあるし特定のジャンルを好む人はいるけど基本好きなのを着ているだけさ。

君と共通点があるなんて面白いね。夏だしブライトンに行って海水浴でもしたらサッパリするよ。
(正反対と言って差し支えない筈なのだが情けない部分が同じとは神の悪戯。ダメダメ男だからこそ愛おしい、笑った後夏らしい過ごし方を改めて提案。元気を出した友人にこちらも勇気を貰いしっかりと頷き「言った方が何もしないのはアンフェアだし、僕はアナを食事に誘うつもりだ。」彼女が己の名を呼ぶ唇の動きが恋しくてふんにゃり脱力した顔に。男は何の意味もない何かを集めたがる習性があったりする訳で、丸い小石をポケットに入れ「大丈夫、もう宝物を見つけた。魚になれそうな気がする。」腕まで浸し生きた心地を吟味。)