パラレルワールド

体調は確かに崩してたけどもう大丈夫

>>オーウェン

任せろ
(此方が一方的に寄せていると思っていた信頼を相手からも向けられたのだと誇らしく思い。今度こそ迷子にならないよう相手の後ろを大人しく歩いていると視界の隅に相手のズボンの裾が泥はねで酷く汚れているのを見つけ「...オーウェン、ありがとう」相手が自分のことを必死になって探してくれた事がわかり、小さい乍も相手の背中にお礼の言葉を述べ

>>ザック

なら約束の握手だ
(女性への恋心を語るのは男子の友情、其れを交わした証しを結ぼうと右手を差し出し。自分の物でない足音が聞こえる内は安全であり振り返らず足を動かし続け、背中に対する言葉に反応すべきか迷う間の暫しの沈黙。考えた末に小さく片手を挙げて返事を「お腹空いただろ。さっきの魚を焼こうな」話題転換、集合場所とした開けた場所に到着し)

・ウィリアム・タッカー ／ ノッティングヒルの恋人
・冴えないバツ一の主人公が営む書店にて、映画撮影の為に渡英していたアメリカ人の女優と出会い恋に落ちる。しかし有名人である彼女との恋は平穏にはいかず色々と障害が発生。傷ついた主人公は彼女からおさらばしようとするものの、ユーモラスで温かい友人達や実の妹達に背中を押され…なコメディタッチなるイギリス発恋愛映画。
・子なしバツ一。好きだった女性と元妻、ヒロイン以外との恋愛経験ナシな奥手。ちょっと頭のネジが飛んだ同居人と二人暮らしで旅行書専門店の店主。パッとしないタイプでお人好し、でも万引き犯への対応はスマート。そして平民。
・ノッティングヒルは実在するロンドン市内の地名。1999年に作成された映画で今もなお有名な作品らしい。視力が低いらしく眼鏡持ち。友人曰く若い頃はハンサムだったが今や崩れた顔立ちだとか。

ううん＿＿ん？おかしいな、疲れか？ハイドパークに遊びに来た覚えはないのに。
(仕事の合間にテイクアウトしたオレンジジュースのカップを片手に持った状態で伏せていた顔を上げ。暫し唖然とした後目をしぱたたかせ眉間を摘み白昼夢を疑い。それでも全く変わらない光景に大分困った様子でただ立ち竦む以外の行動を選択出来ず。)

>>ウィリアム

参加希望を有り難う。コメディタッチの映画は好きだから、君には非常に興味を持った。どうぞ、宜しく頼むよ。


ハイドパーク？イギリスから来たのか
(突然声を掛けては必要以上に驚かしてしまう危険性はあるものの人影を見付けた嬉しさからついと言った所、初対面で威圧感を与えぬよう背負ったライフルを何とか背中に隠した状態を保ち。相手がどんな人物か服装から判断する事は出来ないが危険な雰囲気はなく、正面からゆっくりと近付き)

>>オーウェン

気になるようなら観てみると分かるよ、まあ僕の冴えないキャラクターも同居人のＴシャツのセンスが破滅的なのもね。高身長で今話題の君を目の前にしたら僕は一昔前の人間だけど勿論君の作品も大好きだ、宜しくオーウェン。

ノッティングヒルが僕の住まいで、ああえっとここはイギリスじゃないと、そう…君は言いたいのかな。
(一瞬ビクリと震えたのは知られてしまったか、突然現れた筋肉質の男性に合わせる視線は彷徨い胸を抑えフーフー繰り返し。厳しい表情が微妙に怖い、もしや私有地に進入してしまって彼は怒っているのかもしれない。年恰好は近そうな非イギリス人の英語を拾い手を擦り合わせなんとか笑顔らしい表情を作り。)

>>ウィリアム

そう、同居人が気になる。背後に言っておくよ。
俺の話題だって長続きしないかも…なんて言いたくないが。とにかく宜しく。

此処がイギリスでない事は確かだな。あぁ、俺はオーウェンだ
(武器は隠せども威圧感を与えてしまった様で、かと言って急に謝るのも変な話。無理に目を合わせる事はせず眉間の皺を伸ばす事に専念、君という単語で自己紹介がまだだった点に気付き名乗り上げそっと控え目な手を差し出し)

>>オーウェン

もちろん
(相手の握手に応えて笑み浮かべ。「こんな状況でも腹って減るもんなんだな」自身のお腹をするりと撫でながらはにかみ笑いを零し。火を囲むように座りながら魚が焼けるのを待ち「なあオーウェンからみてこの状況はどうにかなりそうか？」ぼうと揺れ動く火を見つめ続けて相手に視線は投げず


>>タッカー


やっと、人に会えた。えっと..アンタも迷子？
(森の中に独り置き去りにされて不安を募らせていた所に人の姿を見つけ。数時間歩いて疲れ縺れる足を無理矢理動かしては相手の元へとかけより、上がった息を吐きながら上記を。

>>ザック

話の分かる男で良かった
(恋心について年下の男性に話す事になるとは予想外だし、そんな一面を兼ね備えた己の側面には自分でも驚くもの。「空腹は生きてる証拠だからな」パチパチと火の粉が飛び散る音と魚の焼ける匂いはキャンプを連想させるのだが「水と食料がある内は生きて行けるが心配なのは火だ。マッチは一箱しかない」獣を避けるにも寒さを凌ぐにも必要な箱を渡し、この状況をどう切り抜けるか口を閉ざし魚の火加減を見守り)

>>オーウェン

是非。実は僕の作品が出来た1999年頃は背後も実際にイギリスで生活していたんだ。だから懐かしさもあって観る気になったらしい、その頃は勿論子どもだったけど。
君は俳優本人の性格も愛されるような人だし、長いファンも必ずつくよ。実際君を大好きな人々がいっぱいいるだろ？

そう、うん、そうか。店の売り上げが赤字になったショックで頭が壊れたのかと思って。
(もっと威風堂々たる性格であれば良かったのに。己自身への後悔が渦巻き腰に手を当てかくかく頷き。ふとしたはずみでオレンジジュースが地面にサヨウナラ、慌てふためくのを誤魔化すように足踏み、苦笑い。「やあオーウェン、僕はウィリアム・タッカー。どうも。」どうもを繰り返すのは何を言えば良いのか分からない状況に混乱する脳ミソの仕業、イギリス人らしく握手に応じ。)

>>ザック

やあザック君、君の事も知っている。僕の背後は昔ジュラシックパークを恐々観ていたのに今はすっかり楽しめるくらいに成長したそうだよ。若いのに色男だね、可能性を感じる…っていったらオジサン臭いだろうな。

ッは！＿＿あ、あー…失礼、ごめん。迷子っていう歳は終わったかな、迷う大人が正解。
(子どもの声にすらビックリ、心臓が口から飛び出そうに。変にふわりとクセで持ち上がった前髪を抑え表情に困った笑みを浮かべ前言撤回。若い子が何故独りなのか、ガールフレンドとデートかと見回してみるも誰もおらず目を疑い。「変な質問。君はズバリ独り、だろ？」片手のオレンジジュースを何故か差し出し。)

>>ウィリアム

海外暮らしに憧れる本体が口を開けて文章を読んでる。羨ましいし格好良いってな。
そういう話はアレだ。また今度。

店を経営してるのか。どんな店なんだ？
(相手の緊張を肌で感じ取り其れを解すには彼に関する答え易い質問をする事との判断、地面に吸収されたジュースを細めた目で眺めちょっぴり残念そうに肩を落とし。握手をした感じ人の良さそうな部分を垣間見る事が出来「ウィリアムか。長いな、ビルで良いか？それとも他にあだ名はあるか？」いち早く打ち解けるべく提案するとは己としては珍しい社交性を発揮)

>>オーウェン

海外に？そうか、連れて行ってあげたいな。イギリスに限らず何処へでも。旅行書でまず予習するのはどうかな。
おっと駄目だ、め、メタ発言？に相当するんだったかなんとか。あ！……一つだけ。イギリスの味は美味しくない事で有名だから気を付けて。

旅行書専門店。店名もそのまんまでThe Travel book Co.
(言わずもがな小さな小さな店、店主ともう一人の男だけで切り盛りするウケない店。己とは正反対で屈強そうな男性を見上げはにかんだように笑い。ジュースはまあ仕方がない、人様に浴びせる事故に至らなかった事を喜ぼう。呼び名は苗字だったり名前だったりと様々だから少しばかり考えた結果「一般的にはウィルかな。子どもの頃のアダ名はへなちょこだったけどね。」アダ名の話は事実だが自分なりのジョークを飛ばし反応を待ち。)

>>ウィル

君の店にある本で勉強させて貰うか。っと、この話も駄目か？

分かりやすい名前でいいな
(彼が平凡な見た目だからこそ非現実の世界を生きる己にとっては魅力的、男性の笑顔に対し僅かだが口元に弧を描き。大きく頷き呼び名を確定「ならウィルと呼ばせて貰おう。あー、身体が弱かったのか？」後半に触れるべきか否か暫しの思案タイム、変に威圧感を与えぬよう取った距離を徐々に縮めつつスルーは返って失礼との判断で返答)

>>オーウェン

ああ勿論大歓迎するよ。僕の家もすぐ近くだから良かったら寄って行ってくれたら。それは大丈夫だと思う、メタ発言の意味が分からないで使っているのは…予め白状しておくよ。

君は読書したりはするのかい？勝手なイメージで悪いけどアクティブそうだからなんとなく。
(涼やかな顔立ちに険しさが消えたとなればもう怖くない、初対面から顔見知りになるにつれ狭かった肩身は広くなり。体格からして凡人には見えない人物に興味をそそられ掌向けて最初の質問。「いいや、身体は至って健康。性格が…言ってしまえば強くないからふざけて付けられただけ。」友人達に恨みはないものの黒歴史、前髪の分け目をぽりぽり掻いて言い訳。ところで背中に何かあるような、肩越しに視線向け「そこ、何か持っているのかな。」訊いて良いか分からないといった風に数度瞬いて。)

>>ウィル

こんな汚い身なりの人間が遊びに行って平気なのか？素直な発言をどうも。なんて言っておきながら俺も分かってないかも、ってのは内緒にしておいてくれ。

いや、そのイメージで合ってる。あまり読書はしない
(下手に話を合わせるより人柄の良い彼の前では素直に話す事を選択、ちょっぴり恥ずかしそうに後ろ頭をポリポリ読書家でない事を白状。「何も見た目や力がある事だけが強い訳じゃないのにな」きっと心の強い人物、見ず知らずの己に色々と話してくれ親近感が涌き背中をポンと。ライフルを背負っていますとは言えないか「…えっと、俺の商売道具だ」訳の分からない発言を口走り、背中を遠ざけ更に隠すようにして)

>>オーウェン

身なりは関係ないさ、友人を作るのに見た目を気にしていたら勿体ないんじゃないか。そうだね内密にしよう、僕は口が堅いからその辺は安心して欲しい。ミレニアム辺りのヒット曲も教えてあげるよ、アメリカでのヒット曲と共通点が多いだろうし。

人それぞれ、それに君は僕が知らない世界を沢山知っていそうだ。オーウェンの職業は？
(一見完全無欠で豪傑そうな人物が欠点を披露してくれた、それが多大な力を及ばせぐんと親しみが湧き。自己分析してみても何が強味なのか正直不明、初恋の女性は別の男と結婚するわ妻には駆け落ちされるわで運は悪い。「分かってはいるんだ、行動しないで何かを掴もうなんてのは虫が良すぎるって事はね。」励ましらしき行為に生まれつきの垂れ目を細めて緩めた表情で返し。「商売道具？それは面白い、見ても？」片掌を上に催促してみたり、打算等一切ないフランクさで首を傾げ。)

>>オーウェン

此処が俺達の居た所とは違うのは確か何だろうけど、もしかしたら文明が発達しているかもしれない。明日、改めて道路を探すのはどうかな
(家から一瞬で森の中へと移動していた事を考えれば人間の仕業じゃない事は確か。何がどう起きたのかは知らないが、このまま森の中で暮らしていける自信は持ち合わせて無くこの状況を改善しようと判断をあおぎ。


>>タッカー


はじめまして。非似だとは思うんだけど大目に見てくれるよ嬉しいな、宜しくねオジサン


家に居たはずなのに気づいたら俺森の中にいて..、アンタ帰り道とか知らない？
(迷う大人とは何とも情けない言葉だろう、しかし例え頼りが無くてもやっと会えた人に興奮気味に話しかけ。受け取ったオレンジジュースをちらりと見てそれが飲みかけである事を確認すれば無言で押し戻し。

>>ウィル

君は見た目以上に紳士らしいな。いや容姿を貶した訳でなくて、良い友達になれそうで安心してるんだ。ヒット曲を、それは楽しみだ。
　
有り難う。職業は…調教師だな。生物の行動の研究もしている。
(然り気無いフォローが出来る辺りが英国紳士らしさを醸し出し益々好感が持てるのだが、困った事があるとすれば己の職業。何の生物かは伏せた当たり障りのない返答。「その代わり、勇気を出した行動は報われる」自分でも気付かぬ内に表情がどんどん和らぎ友達になれそうな勢い。興味を持たせる言葉だったとは誤算「驚くなよ？」観念し念押しの上で背中から下ろしたライフルを掲げ)


>>ザック

あぁ、そうだな。此処だけが森である可能性だってある。明るくなったら探しに行こう
(味付けを何も出来なくとも今の状況ではご馳走にも思える焼き魚を二人分に分け、手で骨を抜き乍味のしない其れを口へ運び。一人で散策したり少年の行動力は頼もしい、今いる位置からは文明を感じる事が出来なくとも希望は捨てず力強く頷き森で迷わないプランを思案し)

>>ザック

こちらこそ、君のような素敵な少年に逢えて嬉しいよ。おじさん…確かに僕はおじさんだ、事実僕を演じた人は今はもう五十代らしいからね。こんな会話がもし苦手なら言って、すぐに引っ込むから。

帰り道を知っていたら喜んで案内してあげたい、んだけど僕自身今どこに居るのかサッパリ分からないんだ。
(大人としてスマートに対応してこそ青少年の手本となる。筈だが全くそうはならない道をひた走る冴えない男は困惑の笑みを浮かべるだけで精一杯。とはいえ若い子が困っているならば手助けしたい「そう君、良かったら一緒に出口を探そうか。」中々の妙案と手をポン、飲みかけジュースを慌てて引っ込めあたふたと一気に飲み干し。)

>>オーウェン

イギリス紳士の端くれにはなりたいとは思ってる。君にそう言ってもらえて光栄だな。何から紹介しようか、うーん。背後が一目惚れした曲がある、Sclub7のNever Had A Dream Come Trueは当時放送されたミスワールドで流れたんだよ。

へえ、調教師っていうとサーカスみたいな？研究職、良いね凄く格好良いよ。
(大学の准教授か、はたまたライオンの調教師なのだろうか。イメージからして肉食獣を相手にしていそうだ、羊や牛のイメージはどうもない。勇気ある行動、それはアメリカの大女優に恋した男の脳天を直撃するキーワード。「そうだ…そうなんだ、驚いた君はしっかりしているね。」賛同の相槌、腰に手を当て歯を見せ。驚くなと言われてもやはり驚いてしまう屁っ放り腰が情けない、フォッと小さく発し好奇心と畏敬の念を持って「ああそれは本物、まさか。」口がパクパク。)

>>ウィル

メロディが綺麗な曲だな。歌詞も綺麗で、こんな風に考えられる人と出会えたら人生が輝きそうだな。紹介してくれて有り難う。

格好良いか、誉めてくれて有り難う
(友達はラプトルで彼らの生態について研究している、なんてお伽噺の世界を信じて貰えるかどうか。迷った末にやはり詳細は言わず、ただ隠し事をしている自覚があるのか彼の顔がある方向とは正反対を眺める視線を戻せず。何でも誉めてくれる相手を前に照れ笑い「考えるより行動する派なだけだ」横に手を振り大した発言はしてないアピールを。普通の生活を送る彼とは無縁の其れが太陽の光を反射し「本物だ。弾も入ってる」眩しさに目を細めロボットの如くぎこちない動きで再び背中へと収納)

>>オーウェン

どういたしまして、気に入ってもらえて良かった。君もなにか好きな曲があれば教えてくれないかな、日本の曲でも何でも構わないよ。

男として君を素直に認めるよ。話し方や表情から読む限り君は立派な人だと思う、本当に。
(きびきびとした口調も然り、常々やわやわな口調の己に比べれば何とも魅力的で世の中の女性を虜にしてしまいそうな人物に感心するばかりで。視線がアッチ向きなのは咎めずにへにゃりと笑う顔は変えず誤魔化されたとも知らない。笑うと可愛らしい印象のギャップに目を微かに見開き「そういう面を僕にも見習わせてくれ。」手振りで敬意を払い。おっかなびっくりから平常心を取り戻してもドキドキ「変な事を訊くと、つまり君はそれで何かを撃った経験があるんじゃないか？出来ればこの森の中じゃない事をいのるよ。」ライフルから目を逸らし今になって不安が押し寄せ。)