ぴーちとちぇりー ( bl / ひぼ )

んお、何かすっげぇ無駄にスペース空いちゃった。
ごめんっ、気にしないでなー。

スペースのことだけど、俺もたまにやるから気にすんなよな。( 頭ぽん )

念押しし過ぎ、ダメなんて言わねぇよ。俺もまだまだ足りてないし。…んー?何か言った?( 不思議そうに首傾け )
お前の方が全然可愛いって。( 頬するりと撫でて )

…なんかそんな気がする。きたやまくんなら、誰とでも仲良くなれそうだし。
( 先ほどとは打って変わり何処と無く楽しそうな様子に安堵して、案内されるままに相手の後を着いていけば突き当たりの部屋に立ち止まった相手を見て自室だと分かり、期待の眼差しを向けながら室内へと入り辺りを見渡して )
あ、お邪魔しまーす。

ん、さんきゅー。たいすけ優しい。( ふふ )

だって何か、嬉し過ぎんだもん。( 自分の頰むにっ )あ、夢じゃないっぽい…。( こそ )や、何も？何も言ってないっす、うん。
…！( どきーん )な、なな、何言ってんだよ、ばか…。( 動揺を隠しきれないきたやま )

大家のおばちゃん優しいのよ、ほんと息子みたいに可愛がってくれててさ。
( いつも親切にしてくれていて日頃からお世話になっている大家さんの事を話しながら相手が中に入ったのを確認して鍵を閉めると自身も靴を脱いで室内へと入り、少々散らかっている部分はあるものの趣味であるサッカーのグッズやギターが綺麗に並べられた部屋に通すと持っていたバッグを下ろし被っていたキャップも脱いでその上へと置きながら )
よし、どっか適当に座ってて？ソファとか。飯にしよー。

ひろみつ限定だけどね。( ふふん )

そっくりそのままお返しします。あ、なんなら俺もやってあげようか?( 相手の頬へと手伸ばし )…そう?ならいいんだけどさ。
なにって、本心だけど。こっから見るひろみつくん可愛いし。( 満足げに )

きたやまくん見てたら、つい放っておけなくなるんだと思うよ。
( 相手の話に耳を傾けながらしっかりしているように見えて時折、危機感のなさを感じるあまり何ともいえないような表情を浮かべつつ部屋へと案内され、年頃の男の子らしさのあるアイテムに思わず小さな笑みを溢すものの投げ掛けられた言葉に考えるような素振りを見せて問い掛け )
…恩返し、にはならないけど。もし邪魔じゃなかったら、何か手伝わせてくれない?

俺限定？…ふふ、マジか。( 嬉しそう )

っ、う、そーっとね、そーっと。( びくびくしながら目を閉じ )…お、おう、気にすんな。
〜っ。見なくていーよ、もう。( 手で相手の目元を隠し )

ふは、そんなガキじゃないんだけどねー。
( 世話好きな大家さんの優しさに感謝しつつも相手の言葉には子供っぽく思われているのだろうかと小さく笑って、大きなサッカーバッグを開けその中からバイト先で貰って来た賄いの入った袋を取り出しつつ相手からの申し出に顔を上げて )
…ん？いいよいいよ、賄いあっためるだけだしさ。たいすけは座ってて。
( 気遣いは嬉しく思いながらも先程まで気分の悪そうだった相手に手伝わせるのも気が引けるのか座って待っているよう声を掛け )

マジだよ。俺の優しさ全部、お前に向けてるんだから。( へらり )
はいはーい、( 喉元でくつくつと笑いつつ反対側の頬にそっと口付け )…そう言われると気になるんだけど。
もうじっくり見ちゃったけどな。( 相手の手に重ねるように掌乗せて優しく握り )

初対面の俺に気さくに声掛けられるのなんて、多分きたやまくんだけだよ?そういう意味ではちょっと心配かなー…。
( 困ったような笑みを浮かべて相手に目線を向けつつ、問いに対して返ってきた言葉を圧しきってまで手伝いをさせて貰うのはただの我儘なため、すんなりと引き下がり頷いてみせてはソファへと腰を下ろしながらもただ寛ぐのも落ち着かず何か伝えようと咄嗟に浮かんだ単語を述べ )じゃあ、お言葉に甘えようかな。…えっと、いってらっしゃい…?

たいすけくんの優しさ全部独り占めとか、俺もにくい男だねえ。( ふふ )
…え、あ、何今の…っ！( つねられると思って構えていた為思わずぽかん )気にしなくていーの、な？
…あのさあ、照れるから。普通に。( 手を握られると恥ずかしそうにぽつり )

そ？たいすけイケメンだからさー、女の子に声掛けられるかもよ？…ってか、どうせなら可愛い女の子に声掛けてもらった方が嬉しいよなぁ。俺でごめんって感じだわ。
( 相手の心配を余所に冗談交じりに答えながらけらけらと楽しそうに笑うと賄いの入った袋を持って立ち上がり、大人しくソファへと腰を下ろした相手の口から疑問系で発せられた言葉に一瞬きょとんとするもすぐにそれに答えて小さく片手を振ってからキッチンに向かい )
…ふは。じゃあいってきまーす。ちょっと待ってて？

本当にね、ってことで有り難く受け取っといてくださーい。( 両手で物を渡すような仕草をしてみせ )
流石にんな酷いこと出来ないって、それともやって欲しかった?( 口角上げ )…そういうことにしとくかな。
今からそんなんじゃ持たないぞ。( 含み笑い溢し )

どうかなー…。仮にそうだとしても、俺は声を掛けてくれたのがきたやまくんで良かったなって思ってるよ。皆が皆優しい人だとは限らないしね…。
( 相手につられるように小さく微笑み掛けつつ、声を掛けた人物が別の人間ならという仮定を想像するものの相手ほど親身になってくれる者ばかりではないため乾いた笑みを溢す一方で、返ってきた言葉に心底安堵したような息を吐き手を振り返して背中を見送れば部屋内を見渡し )
…なんか、想像通りの部屋だな。いや…男の子にしては綺麗過ぎな気もするけど…。

お、ありがとうございまーす。( 卒業証書を受け取るような仕草で受け取り )
いや、いい、いいです。( あわわ )まぁ、とりあえずあれだ。…大好きです。( こっそりと )
…っ、お手柔らかにお願いします…。( きゅっと手を握り )

( 微かに聞こえて来た言葉に声を掛けて良かったと安堵しつつキッチンへと向かうと貰って来た賄い料理をお皿に移し替えてレンジで温め、飲み物やお箸と一緒にトレイへ乗せて相手の待つリビングへ戻って来てはテーブルの上にそれを並べながら )
はいはーい、お待たせ。…なんか珍しい物でもあった？
( きょろきょろと室内を見渡している姿に思わず小さく笑って問い掛け )

因みに、返品は出来ないんで。そこんとこよろしく!( 得意げに )
そんな遠慮すんなって。( じりじりと詰め寄り )…今、すっげぇ俺にとって都合良い言葉が聞こえた気がしたんだけど、気のせい?( 期待の眼差し向け )
それはひろみつ次第かな…。( 親指で手の甲を撫で下ろし )

…あ、おかえり。
( 部屋内を一通り眺めていたところ戻ってきた相手に柔らかい笑みを溢し、物色し過ぎただろうかと多少反省していたものの特に気にしていない様子を見てほっとすれば、先ほど相手が担いでいたバッグと部屋内のグッズからサッカーが好きだと見て分かりつつ、ふと目に止まったギターが気にかかっていたことを伝えて首を傾け )
いや、ただ…音楽が好きなのかなー…って。あれ、きたやまくんので合ってるよね?

返品なんかしませーん。全部俺んだし！( 両腕で大切そうに抱き締める仕草をして )
や、やめろこっち来んなーっ。( たじ )ん？…１回しか言ってやんなーい。( べ )
俺次第っていうのは、どういう…？( どきどき、じぃ )

たっだいま〜。ん？…あぁ、コイツね。
( トレイに乗せて持って来た物をてきぱきとテーブルの上に並べ終わると相手の問い掛けを受けてふとそちらへ目を向け、相手が興味を示したのが大切に飾ってある自身のギターの事だと分かるとソファにぽすんと腰を下ろしつつ少し気恥ずかしそうに頷いて )
ん、…まぁ趣味でちょこっとやってるだけなんだけどね。弾くと落ち着くっつーか。

…ちょいちょい可愛いことしてんなよな。( 堪らず抱き寄せて )
あー…こっちに来いっていうフリ?なんだよ、それならそう言えって。( 更に距離縮め )え、あと一回は言ってくれんの?ひろみつくんやっさしー。( へら )
あんま可愛い反応されると、つい意地悪したくなっちゃう。( さらり )

そっか…。なんか、上手く言えないけど…きたやまくんが持ってるとしっくり来る気がする。
( 腰を下ろして話し始めた相手に真剣な面持ちで聞きつつ、照れくさそうな様子に頬を緩ませてはギターを奏でる相手の姿が違和感なく浮かび上がり、言葉を選びながら伝えて飾られてあるギターへと視線を移しながら冗談混じりに呟いてみせ相手に視線を戻し )
…あのギターがこの人だ、ってきたやまくんを選んだのかもね。

…？可愛いの？( 抱き寄せられきょとん )
違、…っ、わ…。( 壁際まで追い詰められ )いーやだ、さっきので１回ですー。( ぷい )
何それ、好きな子ほどいじめたい的なあれ？( くすくす )

んん、そうか？…お店で一目惚れしてさあ、ちょっと高かったんだけどバイト頑張って買ったんだよね。
( 思いがけず褒められて不思議そうに首を傾げつつ相手からの冗談交じりの言葉にはますます気恥ずかしくなるもギターを購入した経緯をぽつりと話し、話題を変えようとテーブルの上に並んだ賄いに視線をやると相手に箸を手渡しながら早口でメニューの説明をして )
…ほら、冷める前に食お食お。これ焼きおにぎりでー、こっち野菜炒めと、だし巻き玉子！

…わりと。いや…かなり可愛かったです。( 顔を背けてぽつりと呟き )
さーて…そろそろ鬼ごっこはお仕舞いにしよっか。( 逃げ道塞ぐように両脇に手を付いて )
その肝心の一回が聞こえなかったんですけどー。( じと )
そ、好きだから色んな表情見てみたくなるんだよ。( ふふ )

それは頑張った甲斐あったね、良い買い物が出来て何よりです。
( より照れくささが増したような相手に満足そうな表情を見せつつ、不意に手渡された箸を受け取ると同時に走り気味な説明を聞いては何度か瞬きを繰り返すものの、話題を変えたかったという相手の意図に気付きくすっと笑みを溢しながら賄いに視線を移して問い掛け )
折角の料理が冷めちゃうのは勿体無いか…。因みに、きたやまくんのオススメはどれですか?

ふふ、たいすけくんのはーといただきっ。
( 冗談交じりに笑ってぎゅー )
っ、う…なぁ、近いんだけどっ。( 逃げ道がなくなると動揺して視線きょろきょろ )
んー？聞こえなかったんならもう言わないー。
…好きだから、とか言われたら怒れねぇじゃん。ずりぃの。( 小声 )

うん、すっげぇ頑張ったもん。
( 誇らしげに答えて見せるも箸を渡した相手の視線がテーブルの上に並んだ賄いに移されるとソファから少し身を乗り出すようにして座り直し、オススメを聞かれると少し悩みつつそれらを１つずつ指差しながら答え始めて )
んー、だし巻きは店長のこだわりだからすっげぇ美味い！あと野菜炒めも美味いし、…あ、でも焼きおにぎりは俺が作ったやつだから若干いびつかも…。
( 最後に指差した焼きおにぎりは少々焦げ目が多くどことなく形が歪なもので、少し気まずそうにぽつぽつと呟いて )

とっくに奪われてるんだけどな。( 困ったような笑み浮かべ、むぎゅっ )
ひろみつが逃げるからだろ?大人しくしてなさい。( 額同士くっ付けて )
なんだよ、照れ屋だなー…。( 肩竦め )
…え、怒る気だったの?俺すげぇ命拾いしたじゃん。( 胸板撫で下ろし )

じゃあ、早速頂こうかな…。いただきます。
( 説明というよりも感想に近い相手の話に思わず吹き出しそうになり慌てた様子で口元を押さえて相づちを打ち、一品ずつに視線を向けつつ指差された焼おにぎりに最も手作り感を感じる形や焦げ目と相手の言葉を聞いて理解すれば両手を合わせて言葉を紡ぎ、まず一品目にと焼おにぎりに手を付けてじっくりと味わうように口を動かし )

ん？…いつの間に。( きょとん、ぎゅっ )
うぅ、お前が追っかけて来るから逃げたんだろっ。てか、近…っ。( 至近距離にあわあわ )
そう、俺は照れ屋なんですー。( ふい )
何やかんやでたいすけには甘い俺なのであった。( うむ )

おう、召し上がれ〜っ。俺もいただきまーす。
( 相手の隣でぱんっと両手を合わせてから元気良く食前の挨拶をした後箸を手に取り早速賄いに箸を伸ばそうとするも隣に座った相手が真っ先に焼きおにぎりから手を付けるのを見て一瞬目を丸くさせ、自分が作った少々不格好なそれを味わう様子を見ると味はどうだろうかと心配そうに隣からじっと覗き込んで )
…どう？焼きおにぎり美味い？

ほんっと自覚ないよなー…。知らぬまに虜にさせられてんだけど。( 眉尻下げ )
だから、ひろみつが逃げるから追いかけたんだって。…もっと近付いてやろうか?( 鼻先触れさせ )
そのわりにはたまに大胆な発言、行動してるよな。( 頬つん )
惚れた弱みってやつか、なるほどね。( ふふ )

( 焦げたもの特有の苦味が広がる中、隣から視線を感じて目を向ければ先ほどの様子から味を気にしているのが分かり小さく微笑み掛け、空いている片手を頭へと触れさせて優しく撫でてやりつつ頑張って作ったであろう相手の思いが伝わるのを感じて苦笑い溢しながらも伝え )
ちょっと苦いけど、凄く美味しいよ。俺は結構好きだなー…。

俺はただ、たいすけくんが好きなだけなんだけどね。( さらり )
…！も、もう、逃げねぇって…。( ごにょ )
そ？まぁ俺も男ですから。( えっへん )
何かそれ本人に言われるとむかつく〜。( 図星 )

マジで？…はー、良かったー…。
( じっと心配そうに隣から相手の様子を伺っていると優しく頭を撫でられ、気遣いの感じられる感想を耳にするとほっと安堵したように胸を撫で下ろし )
焼きおにぎり焦がしちゃったから自分の賄いにしてもらったんだけど、…たいすけに食べてもらうんだったらもっと上手く出来たの持って帰って来れば良かったな。
( そもそも男の一人暮らしである為料理は得意とは言えず、失敗作を食べさせてしまった事を申し訳なく思いながら気恥ずかしそうに呟いて )

…俺もただひろみつくんが大好きなだけですよ。( 瞬き繰り返しつつ視線反らし )
本当かなー…。( ゆっくりと離れる間際に鼻先に口付けを落とし )
そうだっけ?初耳でした。( わざとらしく小首傾げ )いいだろ、お互い様なんだし。…それとも違った?( へら )

俺のために、ってわけじゃないけど…頑張って作ったんでしょ?その気持ちさえあれば十分だと思うな。
( 頭からそっと手を下ろしながらも何処か残念そうな表情を見せつつ、他の賄いにも手を付けていき時折頬を緩めて相手に視線を移しては考えるような素振りを見せるものの、次第に口角を上げて小さな笑みを浮かべつつ冗談混じりに述べ )
…だし巻きも野菜炒めも勿論美味しいけど、やっぱり一番は焼おにぎりかな。…まぁ、欲を言えば俺のために作ってくれたのを食べてみたかったけど。