1632 2016-10-01 18:34:49 |
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…それなり、って言っとかないと立場ないだろ。( 目を見開き次第にきょろきょろと泳がせ )
…まぁ、よしとしときます。( こくり )
そんなことないって。ほら、これから伸びるんだろ?
( 相手の口振りに機嫌を損ねてしまっただろうかと恐る恐る様子を窺いつつ、困ったように笑いながら励ましの言葉を述べて、あまり意識する事なく頭へと触れていた手をふと我に返ったように慌てて下ろしては掛けられた問いに対し口角を微かに上げて人差し指を口元に添え )
…秘密。さて…、家までの案内、よろしくお願いしますね。
なに、立場って。( じいい )
…ふふ、ちょっと照れてんなー?さては。( 視線が泳ぐのを見て楽しげに )
そーだよ、これからぐんぐん伸びっから。俺の成長期がまだ本気出してないだけ!
( 相手の言葉に大きく頷き何の根拠もない事を自信満々に言ってのけると、返って来た答えに微かに首を傾げつつ小柄な体格には少々不釣り合いとも思えるような大きめのサッカーバッグの中から取り出したキャップを慣れた様子で頭に被り )
秘密ってなんだ、…まぁいいけど。よっし!じゃあ行こ、…えーっと…。
( 肩にバッグを担ぎ直し相手の手を取っていざ歩き出すも今更ながら名前もまだ聞いていなかった事に気が付き、どう呼べばいいものかと伺うようにちらりと顔を覗き込んで )
主導権は握っていたいタイプなんです…。( ぽそ )
なんなのお前、可愛かったり男らしかったり。…ほんと勘弁して。( ぱたぱたと顔扇ぎ )
そっかそっか、なら沢山食って成長期に本気出して貰わないとな。
( 思わず笑みが溢れてしまうような返答に暖かい眼差しを向けつつ、肩へと担がれた背丈に合っていないバッグに込み上げて来るものを感じて何とか堪えれば、触れられた手に視線を落とし緩く握って足を動かすものの相手の様子に今更ながら名乗っていなかった事を思い出し苦笑い混じりに名乗って )
あー…。俺は、たいすけ。好きなように呼んでくれればいいから。
んー?そうはさせませーん。( ふは )
なんなの、って言われてもなあ。…あっちいの?( 扇ぐ姿にきょとん )
おう!…そういや腹減ってる?俺賄いいっぱい貰って来たからさ、腹減ってんなら後で一緒に食お。
( 威勢の良い言葉を返しつつバイト先の飲食店で普段よりも少し多めに貰って来た賄いの存在を思い出し空いた片手でその賄いを大事に入れたバッグをぽんぽんと軽く叩きながら声を掛け、出来るだけ人通りの少ない道を選んで歩いて行く中相手の名前を耳にするとふむ、と少し考え込んでから恐らく年上であろう相手にも物怖じせずシンプルな呼び方に決めて )
たいすけ、かぁ。…じゃあ、たいすけ!
このやろ…っ。( 頭を乱暴に撫で回し )
…あっちいよ、主に誰かさんのせいで。( 恨めしげに見て )
…少し、だけど。減ったかな。
( 相手からの問い掛けに対し人間界へと訪れてから今現在、食事を摂っていないのを思い出しては途端に空腹を知らせる腹の虫に思わず腹部を押さえて気まずそうに視線を落としつつ、意識しているのか否か人通りを避けて歩く相手に自然と頬を緩め名乗ったついでにと未だ名前の知らない相手にもと尋ね )
うん。…因みになんだけど…良かったら名前、教えて?何時までも君、って呼ぶのもあれだからさ。
おわっ、何すんだよ〜!( わたわた )
うん?…なに、俺?( 自分の顔指差しつつ首傾げ )
…ふは、強がんなよ。腹ぺこじゃん。俺のバイト先ねー、飯美味いから期待してていーよ。
( 街中の喧騒に紛れて微かに耳に届いた音にふとそちらへ目をやると気まずそうに腹部を押さえる姿が視界に入り、音の正体が何か悟った瞬間思わず小さく笑ってしまうもすぐに労うように声を掛けて。問い掛けを受けて同じように自分もまた名前すら名乗っていなかった事に気が付くと片手でピースを作りながら軽い調子で答えを返し )
あ、俺?俺はきたやまくんでーす。ぶい。
油断してるからだよ、ばーか。( してやったり )
なんだよ、自覚無しかよ…。( 頭を抱えてしゃがみ込み )
っ…まぁ、それなりに期待しとくよ。
( 思わずとった動作により相手に気付かれて笑われてしまい、気恥ずかしさを感じて唇を尖らせながらそっぽ向けば照れ隠しに述べるものの、やはり幼さを感じる仕草にはほくそ笑みを浮かべつつ確認するように繰り返して改めてお礼を伝え )
きたやまくん、ね。さっきの事も含めて本当にありがとう。
髪ぼさぼさじゃん、どーしてくれんの。( じと )
お…?どうしたどうした、頭でも痛い?( 心配そうに自分もしゃがんで )
それなりに、ね。素直じゃねーなぁ。
( どこか気恥ずかしそうな様子でそっぽを向いてしまう姿にまた少し笑ってしまうも暫く歩いて自宅のマンションに近付くにつれ人通りも少なくなり、どうやら人混みが得意ではない相手もそろそろ落ち着いた頃だろうかとちらりと隣を歩きつつ表情を伺ってみて。そこで改めてお礼を言われると何だか照れくさいらしく、それを紛らわすようにキャップを深く被り直しながら )
いいってそんなの。困った時はお互い様だろ?…あ、俺ん家、狭いし散らかってるけど。
いうほど酷くないって。( くすっ )
誰とは言わないけど誰かのせいでね。…ってことで、責任取れよな。( 腕を掴んで軽く引きつつ片腕を腰に回し )
…大丈夫、だいぶ楽になったから。
( 居たたまれない気持ちで歩みを進めていきつつ、ふと視線を感じて隣に目を向け同じように見つめる相手と目が合えば、何処と無く心配しているような様子に気遣っているのが分かり原因こそ違うものの幾分か落ち着いたため小さく微笑み掛けて、照れ隠しのように見えた仕草に口元を緩め )
そうだな。…綺麗過ぎても落ち着かないし、男の子なら多少散らかってても仕方ないよ。
あ、笑ったなー?…ぼさやまの反撃っ。( むぎゅっ )
誰かって俺しかいなくね…って、な、何だよ。責任取るってどうすりゃいーの?( 思わずどきどきしながらちらり )
そっか、良かった。
( 隣からこっそりと相手の表情を伺っているとその視線に気付いてかこちらに向けられた優しげな眼差しと目が合い、返答を聞くと安堵したように表情を和らげつつふと前方に視線を戻しては少し先に見えるマンションを指差して )
あんまりゆっくり出来ないかもだけど、きたやまが精一杯おもてなしさせて頂きますよっと。…あ、あれあれ!あのマンション俺ん家ー。
捕まっちゃった、…つうか甘えんぼかよ。( 頭撫で )
さぁ?それは自分で考えて下さーい。( 不適な笑みを浮かべ )
( 相手の表情に、思いの外心配を掛けてしまったのだろうかと少しばかり申し訳なく思い眉尻を下げつつ、指先が指し示す方向を見つめて一つのマンションが視界に入れば、相手の自宅だと理解するものの冗談混じりに呟いてみせてへらりと笑い )
それは楽しみだな。…へぇー、きたやまくん家ってこんなに大きいんだ…。一人だと迷子になったりしそうだな。
ふっふっふ、たいすけくん捕まえた〜。( 撫でられた髪の毛がふわり )
んん、何だよそれー。…じゃあ俺が看病してやろう。それでどうよ?( 首傾げ )
そうそう、これぜーんぶ俺ん家…ってんな訳あるかーい。
( 辿り着いたマンションの中へと足を踏み入れつつ隣から聞こえて来た冗談交じりの言葉に緩いノリツッコミで答えてはくしゃっとした楽し気な笑みと共に相手の肩に軽く触れ、エントランスから自室のあるフロアへと向かうべく慣れた様子でエレベーターに乗り込んで )
ほらたいすけくん、迷子になんないようにちゃんとついて来いよー?
なんだよー、急にんなことされたらドキッとするだろ。( 髪の毛に指先絡めて毛先弄り )
しょうがねぇなー…んじゃ、せっかくだし看病されてやりますよ。( ふふん、満更でもなく )
ふは、なーんだ。てっきりそうなのかと…。
( ノリの良い相手に小さく吹き出して思わず笑みを溢しながらも以前、人間界を訪れた際に何度か見掛けただけのエレベーターにおずおずといった様子で相手に続いて乗り込み、辺りを見渡しつつふと耳にした言葉に微かに口角を上げて片手をそっと取れば緩く握り締めて )
じゃあ…迷子にならないように手、繋いでて貰おうかな。
ドキっとさせたいって言ったらどーする?( 髪に触れる指先が心地良く目を細めながら )
よし、…じゃあこっち!こっち来て、ん。( 自分の膝ぽんぽん、膝枕したい様子 )
こーんなでっかい家なら、1部屋くらいすぐたいすけに貸しちゃうんだけどね〜。
( 相手につられて可笑しそうに笑みを零しつつ冗談交じりに返し、どこかぎこちない様子でエレベーターの中に乗り込んだ相手がふと自分の手を握ると驚いたのか一瞬きょとんと目を丸くさせるもすぐにその手を握り返しながら少し揶揄うようにこっそりと小声で問い掛けてみて )
…なーにたいすけちゃん、もしかしてエレベーター怖かったり?
えっ、だいぶ間に合ってますけど。( 何度か瞬きを繰り返して思わず手を止め )
…あぁ、そういうこと…。( きょとんとしつつ意図が分かりゆっくりと膝へ頭を乗せて )
まぁ、それもそうか…。
( 人柄や性格からおおよその事への対応の仕方が想像でき、何処か納得したようにぽつりと呟いては咄嗟に握ったにも関わらず嫌な顔一つせず握り返された手に、多少緊張が和らぎ肩の力を抜いていきつつ首を縦に振ることも否定することも出来ずに目線を反らし )
…前に乗った時、急に止まっちゃったから。ちょっと身構えてただけだよ。
いーや、まだまだ足りない!もっと俺の事を好きになってもらわないと。( こく )
お、素直だ。…頭痛いの飛んでけ〜。( 膝に乗せられた頭を優しく撫で )
そうなんだ、…大丈夫だよ、今は俺が居るから。な?
( 理由を聞くと先程までの揶揄うような表情を一変させ真剣なトーンで声を掛けながら目的の階に着くまでの僅かな時間ではあるが少しでも相手が安心出来るようにとぎゅっと強く手を握って。暫くすると自室がある階の数字が点灯し止まったエレベーターのドアが左右に開いたのを見て手を握ったままにっと隣に立つ相手に得意げな笑みを向け )
ほらもう着いた。きたやまマジック〜。
もっとかー…じゃあ、ひろみつにももっと好きになって貰わないと。( ふふ、むぎゅっ )
…たまになら、こういうのも悪くないな。( 心地よさに目を細めて頬を緩め )
ちっちゃいのに心強いな。
( 握りられた手から伝わってくる温もりに不思議と安心感を抱き、表情を柔らかくすれば漸く開いた扉に安堵したような息を吐きつつ、向けられた笑みにつられて小さな笑みを溢しながら手を引いてエレベーターから下り、片手を頭へと伸ばしてくしゃりと髪を撫でてやり )
本当にあっという間だったなー…、ありがとう。
ひろみつ…。( きゅん )…なー、お前に名前呼ばれるだけできゅんきゅんしちゃうくらいにはお前の事好きなんだけど、いいの?知らねえぞー?( むぎゅー )
ふふ、嫌がられるかと思った。…何か、かわいい。( なでなで )
ちっちゃいのに、は余計だけどな!
( 聞こえて来た言葉にすかさず力強いツッコミを入れるも無事にエレベーターから降りた相手が優しく頭を撫でながらお礼を言ってくれるのを見るとすぐに機嫌も直ったようで、親に褒められた子供のようなどこか誇らしげな表情で嬉しそうに相手を見上げ )
ふふーん。いいって事よ、怖かったらまたいつでもマジックかけてあげる、特別だぞ。
いいよ、もっと好きになって。俺もお前の言葉とか仕草の一つ一つにドキッとさせられて動揺してばっかなぐらい好きだけど、それでも足りないならもっと好きになるから。( 柔らかい笑み浮かべ )
可愛い、は俺に使う言葉じゃないですよー。( ちらりと見上げ )
ごめん、つい…。
( 自然と零れた言葉にすかさずツッコミを入れられ、しまったと言わんばかりに口元に手を当てつつ、くすっと笑って頭から手を下ろしていけば何度見ても幼さを感じさせるような表情に思わず暖かい眼差しを向けるものの、左右を見渡しながら指で指し示して首を傾け )
その時が来たら、またきたやまマジックお願いしないとね。…さて、きたやまくんのお家はどっちですか?
…ほんとにほんとだな?後からやっぱりダメとか言っても、遅いんだかんな。( じい )…もうこんなに、好きなんだから。( 聞こえないくらいの小さな声でぽつり )
なんでー?可愛いじゃん。( へら )
つい、じゃねぇよまったく。…はいはい、きたやまくん家はこっちでーす。
( やれやれと肩を竦めながらもその表情はどこか楽しげにも見え、左右を見渡している相手を導くように手を引いて自室のある方へと歩き出し。右に進んだ一番突き当たりにある部屋の前で足を止めてはごそごそとジーンズのポケットから鍵を取り出し、早速鍵穴にそれを差し込んで開錠するとドアを開けて中に入るよう促しながら )
大家のおばちゃんと仲良くなってさあ、角部屋貸してもらったんだよね〜。…ほい、どうぞ。
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