いけない愛と知っていながら【教師、生徒】非募

...ねえ、早く服着てよ
(まったく気にしていなそうな相手に対して目のやり場が困ると思い、渋々述べて。「ありがと、いつもお茶飲んでるの？」自分は紅茶が多いのであまり飲まないものを見てから相手を見て)

嗚呼、すまない。普段着ないから
(自宅に帰ってきてしまうとついいつもの習慣で服を着ずにウロウロしてしまうなと苦笑いすると上記を述べて。「いつもはお酒。たまたまあっただけ、紅茶にするか？」いつもと聞かれると帰ってきてはお酒を飲んで、朝起きてはコーヒーで相手が飲みそうなものは飲まず)

普段着ないんだ...
(相手の発言に少々驚きつつ、暑がりなのかそれとも面倒なのかなと思い。相手が服を着るまでは目のやり場に困るがどうやって慣れようかと考えて。「別に飲めるからいい」と述べて、お酒ばっかり飲んでたら身体が心配だなと思い)

何かいい服ないかな…
(相手の言われて初めて相手が目のやり場に困っていることに気付き、クローゼットに丁度いい服はないかと探してはダボっとした七分丈の服を着て。「そうか。」また紅茶でも淹れてやるかと考えると微笑み)

そういうのも着るんだね
(学校での服しかみないので、新鮮だなと思いまじまじと見上げてなんだかいつもと違う感じに落ち着かなくて床に座ったまま指先で床を摩ったりきょろきょろして)

まあ、あったから着るんだろうね
(本当に自分の生活に興味がなく家にある服すら把握しておらず他人事のように上記を述べて。落ち着かない相手を見ては「そんなにそわそわしなくていいだろ」と苦笑いしながら述べて)

...今度、選んであげようか
(随分無頓着なんだなと思い頭に浮かんだことをそのまま口にして首をかしげて。似合いそうな服を想像してふふっと笑い。「じゃあ、何してたらいい？」と相手に言われてはっと手を引っ込めて)

じゃあお願いしようかな
(選んでくれるのならそれはそれで楽でいいなと感じれば素直にお願いして。急に笑い出す相手にどうしたと首を傾げて。「んーなにしたらいいかな」なにをしたらいいのかと問われれば自分も困ってしまい)

まかせて、俺好みにするから
(楽しそうに笑って述べて、本当に面倒臭いんだなと思い。んー、なんか楽しいなってと相手に応えて。「じゃあ、薫さんの話でも聞かせてよ」と相手とだらだらするのもいいと思い床に座ったまま相手に両手を伸ばして)

ほー趣味悪い服装とかやだよ
(相手の私服の好みはあまり知らず、趣味の悪いジャラジャラした服装などにされたらちょっと嫌だなと思い上記を述べて。「俺の話…？」手を伸ばされるとぎゅっと抱きしめては自分の話って何だろうと考えて)

俺の趣味が悪いっていうの？
(むっと頬をふくらませて相手の発言に趣味悪くないしと思い。「そうそう、学生の時とか？あ、先生になんでなったかとか？」と抱きしめられて満足気に聞いて)

いや知らないからさ。
(ムッと膨らんだ頬をぷにっと指で押すとごめんと言いながらぷにぷに頬を押して。「何でって、なるべくしてなったとしか」言われてみればなぜ教師なんかを選んだんだろうかと自分でもわからなくなって)

恋人の趣味くらい把握してくださーい
(相変わらず頬を膨らましたまま相手がぷにぷにしてるのをみて。｢ふーん、でも、なって良かったんじゃない？｣と相手は何でなったのか分からないのに驚きつつも相手を見つめて述べて)

それもそうだね。
(把握しておいてと言われると、その意見に一理あるとクスクス笑って上記を述べ。「なって良かった、か。」自分が選んだ道が合っていたのかは自分ではわからず、相手に言われて初めて良かったのかもしれないと感じて)

まったく
(くすくすと笑いながら相手に述べたが、案外自分だってよく知らないなと思い。「...だって、僕に会えたでしょ？」と相手の頬を両手で包んで微笑み違う？と念押しするよう述べて)

ごめんごめん
(クスクス笑う合間に謝っておいて、出かける時に知れるしその日までは我慢しておいてもらおうと考えて。「確かに。」言われてみればここの教師じゃなかったら出逢えてないなと気付かされ)

仕方ないな、許してあげる
(謝る相手に笑みつつ、今度の出掛けについて頭の中で思考を巡らせ。「だから、薫さんは教師で正解。ね？」となんだか初めて気づいたみたいな相手に面白く思い。そのまま相手の肩に顔埋め)

有難う
(許してあげると言われると、なんだか嫁に頭上がらない夫みたいだなと感じて苦笑いを浮かべ。「じゃあ正解だな。」相手の言葉に頷くと学生時代の話も聞かれていたなと学生時代のことを思い出して)

うん、正解。運命なんかじゃなくて、全て必然
(相手の頬を愛しげに撫でながら述べて、苦笑いする相手に果たして何を思ったのかと考えるも放棄して。「学生時代はどうだったの？」と相手の昔話を強請って)

玲二って俺のこと触るの好きだよな。
(運命じゃなくて必然だと断言するところが相手らしいなと感じつつも頷いて。相手が自分の頬を撫でているのを見ると上記を述べて。「頭のいいヤンキー？」成績は優秀だったもののやんちゃという教師にとっては最悪の生徒だったことを思い出し)