いけない愛と知っていながら【教師、生徒】非募

ふぁっ...
(大きめの欠伸を一つ。退屈な数学の授業に頬杖をついてぼーっと黒板を眺めて。うとうとと微睡みの中で性格の悪そうな教師が喋っているのが聞こえて)

(/絡みこんな感じで大丈夫ですか？遅くなりましたが、よろしくお願いします。)

>一ノ瀬
…彼奴
(自分の授業中にあくびをする相手を見つけては、黒板に書いた問題に『一ノ瀬』と名前を書いて早く前に来て黒板で解けと指示して。)

(/全然大丈夫ですよ！此方こそ宜しくです。付き合う前にしますか？付き合ってる設定でいきますか？)

面倒くさい...
(呟きながらのろのろと目を擦りつつ、黒板の前に立ち問題を眺めて。途中まではなんとか解けたが分からなくて首を傾げ)

(/名前違ってますよ(こそっと)あと、個人なんで>つけてないですけど大丈夫ですか？うーん、付き合っているかは迷いどころですね。付き合ってないとそれはそれでややこしい気もしますね...)

面倒くさいとか言わない。
(相手の小さな呟きをも逃さず短く相手に注意すれば、相手が問題を解くのを眺めて。途中まで解かれた問題を見て「ここはこうすれば良い」と続きの解き方を教えて)

(/わ、本当だ…すみません！そうですね、いらないですねwつい癖で付けてました。確かに付き合っていないと割と面倒ですね)

...
(煩いとか言うとまた面倒くさそうだと思い反論せずに黙って。解き方が分かれば「なるほどね」と呟き。さっさと席に戻ろうと踵をかえし)

(/大丈夫ですよー、やったことありますし。面倒なので付き合ってるってことにしちゃいますか！笑)

…後で資料室
(相手の考える事がなんとなくわかるもののそれは気にする事なく、すべて解き終わって帰ろうとする相手だけに聞こえる声で上記を述べるとさっさと授業を進め)

(/そうですね、付き合ってる事にしましょうw )

...っ
(小さな声で聞こえた相手の声に、ビクッとしたが席にさっさとつき、机で不貞寝して。別に何も俺してないし...とか考えている内にすやすやと眠り)

今日はここまで。
(チャイムが鳴り、今日進もうとしていた範囲までは進めて少し満足気な顔をすれば上記を述べて。教壇の上を軽く片付けてから教室を出て行き)

んー...
(チャイムの音に起きて相手が教室を出ていく後ろ姿が見えて、さっきの言葉を思い出して。伸びをして眠気を飛ばしてから資料室へ向かい。扉をトントンとノックして)

どうぞ
(ネクタイを緩め眼鏡を外し出来るだけ楽な格好をして相手を待っていると、ノックが聞こえ上記を短く述べて)

...きたよ
(声が聞こえたので扉を開けて中に入れば、眼鏡を外し首元の緩い相手に目を逸らして)

目、逸らすなよ
(やっと姿を見せた相手に近付いて上記を述べれば、嫉妬深いがゆえに「誰かに何かされてないか」という尋問が始まり)

別に何も。
(近づいてきた相手に反射的に後ろへ下がり、目を逸らすなと言うので相手を見上げて)

何故後退りした？
(自分が近付くと相手が後退りしたことが気に食わず、何故だと問い)

別に、いいでしょ
(特に理由もなく、ふんっとして答えて。後ろへ下がるとｺﾂﾝと壁に当たる音がして、これはまずいかなと顔を歪め)

良くない。
(壁に寄り顔を歪ませた相手の顔を見てまた自分も表情が歪み、「…疲れた」と相手の肩に顔を乗せて)

何もないって
(何がそんなに心配なのかわからないと思い。「...おつかれ」と相手と壁に挟まれて動けないので背中をぽんぽんと叩いて)

お前は俺が嫌いか
(自分はこんなに好きなのに相手は自分が近くなり後退りする事から、突拍子もない事を問い始め。肩に頭を乗せた状態で少しの間そのままでいれば溜息と同時に離れて)

はっ？...いや違うって
(突然言い出した事を慌てて否定して。離れていく相手がとても悲しそうで、相手の服の袖をぎゅっと掴んで)

なんだ？
(自分は馬鹿な質問をしたと感じつつも、ふっと頭に過ぎった嫌いという文字は消えることなく。袖を掴まれると微笑みを浮かべ上記を述べ)