ラブライバー? 2015-05-27 00:59:04 |
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自覚無しですか…らしいといえばらしいですが
(自分勝手で言い出したら聞かないし、危なっかしくて甘えん坊、それなのにどこか憎めなくて、そんな彼女だからこそ放っておけず皆が支えてあげなくてはと思うのだろうなと彼女を中心に集まったスクールアイドル、μ'sの仲間たちと過ごした時のことを思い出しながら小さく微笑み、食器拭きをして片付けていき
ら、らしいって何が?えっと
(自覚無しと言われ、そして自分らしい等と言われてしまうと何がなんだか分からなくなっていて、甘え上手が自分らしさなのかと想像をしたものの自分にはよくわからず、印象なのか貴女が毎日思っているだけなのだろうか、何にせよ甘え上手ということは大きなアピールポイントになるので、積極的にとは言わないが甘えていこうかなと考え始めて)
わからないならわからないままでいいんですよ。どうかそのままの穂乃果で居てください
(嘘が下手な彼女のこと、純粋に意味がわからないといった様子で疑問符を浮かべている様子を見るにしらばっくれている訳でもわざとでもなく、本当に自覚が無いのだろうということがわかり、別に隠すようなことではないのだが彼女には純粋でいてほしいという想いもあって敢えて言葉の意図を伝えることなく含みのある物言いをして小さく微笑みかけては拭き終わった食器を食器棚へとしまい
そのまま…そのまま…?
(貴女に続いて食器をしまって今のままでいるようになんて意味がわからなくて、どうしていれば今のままでいられるかを逆に悩みに入ってしまい、でも今気にすることでもないのでとにかく貴女との時間を有意義に過ごすとしようではないかと微笑みながら濡れた手を吹く為に、タオルを探し辺りをキョロキョロして来るときはあるものの、タオルの正確な位置までは知らないようで)
穂乃果…手を濡らしたままウロウロしないでください
(濡れた手を拭う手拭いを探しているのだろう、ウロウロと落ち着きなくしている相手の手から水滴が床やら台所のシンクの上にポタポタと垂れていて、それを見て僅かに顔をしかめてはジト目で不満げに言っては台所の上部にかかった布巾を手にとり「これで早く手を拭いてください」と呆れ顔で相手へと告げて
ごめんなさい…あとありがとう
(視線が視線でビクッとしてシュンとした態度で貴女に謝罪をして申し訳なさそうに謝り始めると、幾ら濡れたからとはいえ探し回るものでは無かったと後悔しながら布巾をもらうとお礼を言って手を拭き始めると、まるで怒られ過ぎて家に居続けられている犬のようにテンションが低くなって、布巾を貴女の手元へ返して)
そんな調子では独り立ちはまだまだ遠そうですね
(いつもの調子で軽く注意をしただけのつもりだったのだが彼女は本気で叱られたとでも思っているのだろう、すっかり落ち込んでしまっているように見える様子にやれやれと小さくため息を零してはクスッと意地の悪い笑みを浮かべて彼女へとからかうような口調でそう述べればこれでいつもの調子で言い返してくるだろうなんて内心考えていて
ひ、独り立ち出来るもん…多分出来るもん
(独り立ちと聞けばこの様子では流石に難しいとはわかっているのにからかわれてしまえば、初版はムキになって言い返したものの、自信がなくなったのかどんどん小さな声になっていき、独り立ちってどうしたら出来るのだろうと、現在ひとり暮らしの貴女を羨ましげに見つめながら、悩むようにため息をついて)
ふふ、そういうのは口ではなく態度で示すものです
(予想を全く裏切らない相手の反応に思わず小さく噴き出してしまい、決して叱り口調ではなくちょっとした意地悪といった感じの軽い口調で言っては瞳を閉じて口元に笑みを湛えたまま肩を大きく竦めて「さあ、お茶を煎れますから一息つきましょう」あまり意地悪をし過ぎてはまた彼女が落ち込みかねないため、これぐらいにしておこうと自ら話しをそこで切るべく提案をしてみて
むー、絶対独り立ち出来るもん…
(提案には頷いて先程の言葉を気にしているのか頬をふくらませながら、結構意地悪な言葉をいってくるものだなと考えながらお茶でも飲んで落ち着こうかなと思い、湯呑を探しておくべきかと一応お皿を洗うときに視界に入ったことを思い出して、湯呑を2つ手に取り茶葉とかは貴女に任せようと試みて)
さて、こんなものでしょう
(お湯を沸かし、茶葉を入れた急須へとゆっくりと注ぎ、数分蒸らしてからそれを手に彼女の待つリビングまで戻れば既に二人分の湯飲みが用意してあり、気を利かせてくれた彼女へと小さく笑みを浮かべ「ありがとうございます。穂乃果」しっかりとお礼を述べて向かい側に腰を下ろし、急須から二つの湯飲みへとお茶を注いで
ううん、用意しておけば楽だしね
(向かい側とは隣でもいいのにななんて自分なりの期待をしてしまうものの、それは気にしてはいつつお茶を注がれてお礼まで言われると少しばかり照れながら、用意は早くしておけばスムーズに物事が進むため楽チンとでも言うのだろうか後頭部に手を置いて、早速飲んで楽しい話し合いにしようじゃないかと、ゆっくりと湯呑を手に取り冷ませようと息を吹きかけながら飲んでみて)
ふふ、そうですね
(彼女なりの気遣いに対して小さく相槌を打ちつつ、自分も相手に倣って湯飲みを手にお茶を吹き冷まして一口含み、優しい味わいに一息をついてからコトッとテーブルの上に湯飲みを置き「こうしていると、私たちはあの頃から本当に成長出来ているのか少し不安になりますね…」こうして一緒にお茶を飲みながら特に何をするでもなくダラダラと過ごす、こんな今の状況が音乃木を卒業する前、学校帰りに相手の家に立ち寄って過ごしていた時間と全く変わらないことに気がつき、改めて自分たちはあの頃から成長出来ているのだろうかと疑問や不安を感じて呟き
成長…出来てるんじゃないかな?穂乃果は少なからず思う
(成長と聞けば卒業式のあと、こうして過ごしていた事を思い出して変わってはないかなと変わったというなら場所くらいだが自分の思いは違くて、貴女の性格と自分の性格やいろんなところは変わってきている気がするので、成長はしていると個人的につぶやいた後、微笑みながらお茶を飲み始め落ち着いた様子へと変わり)
そうですね…それに変わらないものがあってもいい、そんな風にも思うんです
(目に見えて大きな成長を実感することは出来ないものの、それでも例えば考え方の一つをとっても相手は注意や少し厳しい意見を言われても文句を言うことが減って前向きに受け入れることが出来るまでになったし、自分自身も自らがこれから進むべき道を己の手で選び取るべく一人暮らしという選択をすることが出来た。実際のところは日舞の家本である実家の跡取りとしての立場を考えれば自分は親不孝者なのかもしれない、それでもやはり親元を離れて自分一人の力で生きていく、そうすることでこの世界の見え方のようなものが変わっていくのではないかとそんな風にも思えて、将来家を継ぐのか本当にやりたいことを見つけて夢を追うのか、その答えを出すのはその後でも遅くはないだろうと考えたのが実際のところであり、ただ家を継ぐのだろうなと漠然と考えていた当時と違い、こうして考え方に幅が生じたのは成長した証だなと自負しており。しかし、成長をする過程で何もかも過去に置き去りとしてしまうことは少し寂しく思えるし、不変のものとして残る何かがあってもいい、そしてそれがもし、今のように大好きな相手とこうしてお茶を飲みながらゆったりと語らえる時間だったならなんて素敵なことだろうと純粋に心からそう思えて口元に小さく微笑みを湛えていて
でもさ、穂乃果は今この瞬間が大切だと思うんだ。海未ちゃんがこうしてひとり暮らししたのは海未ちゃんのしたいことじゃないの?家を継いでも継がなくても後悔はしちゃダメだよ
(何と言うか過去を後悔してるようにも聞こえる言葉に対して、自分としてではなく貴女に対してで今を大切にして欲しいと、いくら今がどうあっても後を後悔せずに、この時間を大切にしていこうと話をしたあと貴女の頭に手を伸ばして、少しくらい頼ってもいいんだよと微笑みながら貴女を見つめ、軽くなでてみて貴女の反応を待ち)
そう…でしたね。大事なことをすっかり忘れてしまうところでした
(全ては自分がそうすると決めたことであり、今更後には退くことなんて出来る筈もなくて、それに対する後悔や躊躇い、そういったものが全く無いかと問われれば無いとは決して言い切れない自分がいて、こんなことではかつての自分の決意は無駄になってしまうし、このままでは駄目だと彼女の言葉にようやく目を覚まして「…まさか穂乃果にこうして説教をされる日が来るとは思いませんでした」こうして自分の間違いを彼女に指摘され、諭される時が来るなんてなと、普段とは立場が逆で頭を撫でられ、身を軽く竦めながら苦笑混じりにからかうようにそう述べて
μ'sの時だって後悔はしないで来れたもん!だから今を楽しむべきだよ
(自分の言葉が響いたことにより貴女が大事な事に理解をしてくれたので良かったと安心してみると、自分がこうして貴女に論を述べることなどなかった気がするし、むしろ初めてかもしれないと感じμ'sにいた頃は後悔よりも前向きに過ごしていた事を覚えているので、卒業した今も大丈夫だろうと言ってのけ「ふふん、穂乃果も海未ちゃんのように説教出来るんだねぇ。まぁ、とにかく…海未ちゃんにはちゃんと前を向いてもらわなきゃ。後悔なんてさせないよ」なんて言ってはみたものの、図々しいのではないかと調子に乗りすぎた気もして後から『調子に乗るんじゃありません』って言われてしまうのかなと、分かりきったことを考えながら頭を撫で続け)
…全く、何様ですか
(確かに良いことを言っているし間違ったことは何も言ってはないのだが明らかにこうして自分に言いたいことを言って説教が出来るこの状況を楽しんでいる様子が見受けられ、相変わらずまるで子供に向けてそうするように頭を撫で続けている相手を目を細めてジッと睨むように見つめてみては冷たくバッサリとそう言い捨てて「ですが…おかげですっかり気分も晴れました。穂乃果に説教をされているようではまだまだだと思えましたから」しかし自分を元気づけようとしてくれた彼女の優しさは理解出来、何よりも忘れてはいけない後悔をしないよう今を楽しむことを思い出させてくれたことには感謝をしていて少しだけ皮肉っぽく、それでもお礼を笑顔で述べて
穂乃果様です…ごめんなさい
(睨まれたら怒られるという認識があるのか驚きながら視線を逸らして申し訳なさそうにして、冗談しか言えず手を離すとこれはやり過ぎたと思いながらシュンと肩を竦ませると、反省した子犬のように貴女を時折見つめ「なっ!穂乃果が説教したらそこで終みたいなこと言わないでよ!」自分が説教したらおかしいみたいな言われ方をしているような気がしてならず、少しムキになってツッコミを入れると、自分だって説教くらいするのにと頬をふくらませ)
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