ラブライバー? 2015-05-27 00:59:04 |
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え、ええ、これぐらい平気です。そこに救急箱があるのでとってもらえますか?
(らしくない失敗をしてしまい、しかもその様子が相手に見咎められてしまえば軽く動揺をしながらも、なんだか怪我をした張本人よりもずっと大きく慌てているようにも見える相手の様子に冷静さを取り戻して大した怪我でもないのに大げさだなと、小さく微笑んではとりあえず台所の蛇口を捻って水道水で傷口の血を洗い流しながら、上の戸棚を視線で指し示してはそこに入っている救急箱をとってもらえるよう相手へとお願いをして
う、うん!わかった。すぐ戻ってくるね
(愛しの貴女の失敗だなんて自分はあまり見たことはない為珍しすぎる程であり、指示を受けると小さく頷いて救急箱を取りに行って貴女のことが心配しすぎたからか、途中小指をぶつけてしまいながらも、なんとか救急箱を取って戻ってくると「お待たせ、早くしないとバイキン入っちゃう」早めに救急箱をあけて絆創膏を見つけると、貴女には無茶をさせないべく綺麗にはがそうと焦っていて)
本当に大したことありませんから…そんなに慌てなくても大丈夫ですよ
(見るからに慌てた様子で救急箱を取りにいった相手が何かにぶつかってしまったのだろう、大きな物音を立てているのが聞こえてきて、痛そうにしている様子が見えたがそんなトラブルにも負けず、すぐに立ち直って足の小指を少しだけ気にしながらも救急箱を手に戻ってきた相手を見て、たかが小さな切り傷程度なのに大げさなと思うのと同時に昔から変わらない思いやりがあって何事にも一生懸命な相手らしさみたいなものを感じられて嬉しくなり。絆創膏を貼るだけでも落ち着いてやればなんてことない作業なのに此方を心配して焦っているせいか、なかなか上手くいかないようで、そんな彼女をまず一旦落ち着かせるべく相手の手元に自身の手をそっと添えて優しく微笑みかけて絆創膏を台紙から剥がしてやり
(/なんだか母娘みたいで微笑ましいですねー)
慌てちゃうよ、大事な友達なんだから
(口をすべらせる前に押し殺しておき、友達として内心は好きな人だからと言う理由で大袈裟と言われそうな程心配していると、手元に触れた貴女の手に少しばかり嬉しくなるも、今はそれどころではないと思ったのは遅く、絆創膏をはがしているのを見てせめて自分が剥がしてあげたかったななんて少しばかり遅かった事を悔やみ、優しい笑顔を見た瞬間落ち着いていき)
それで結局余計に手間取ってしまっていては世話がありませんよ?
(大事な友達と言われたことは素直に嬉しく思い、これも全部自分のためだということもわかっているのだが、同時にそれが原因で空回りしてしまっている相手を見ているとついついいつも通りの調子で少し呆れたような表情浮かべながらそれを指摘してしまい、これは流石に少しばかり意地悪過ぎるだろうかなんてことを考えながらも怪我をしている指を差し出してせっかくの相手の厚意なのだからと絆創膏を貼るぐらいはせめてやって貰おうと試みて
う〜、そうだけど…
(言われても見ればそうだが、いつものように言われてしまうと反省しなくてはいけないところと思いこんで肩を竦めて小さくため息をついたあとに貴女に視線を戻すと、指が差し出されていたのでやってもいいのかなと判断して、やはり貴女は優しいなと思いながら嬉しそうに笑みを浮かべて、貴女の指に絆創膏を貼ると「出来たよ、いつもなら逆の立場なのにこうしてたら穂乃果がしっかりしてる人みたい」なんて指摘されることはわかっていても言いたかったことなので、微笑みながら楽しそうにし)
全く、調子がいいですね穂乃果は
(いつもとは立場が逆転して、たった少し怪我の手当てをしただけだというのにこうも前向きに捉えて喜べるなんて本当に彼女はお気楽でポジティブという言葉を絵に書いたような人物だなと感じてクスッと笑い、それでもやはり自分のことを本気で心配してこうして拙いながらも手当てをしてくれた、そのことにはキチンと感謝しなくてはいけないなと手当てを終えたその手で相手の髪を優しく撫でてやり
調子良くなくっちゃ頑張れないよ?
(頭に来たのは貴女の手のひらで撫でられてしまえば心地よ過ぎてたまらない様子になってしまい、調子が良くないと頑張っていられないと自身を持って話してみると、手当てしたところで撫でていたのがわかると大丈夫なのか、どうか不安になってしまい「それより…足の指が痛い」手当して今気づいたのか足の指を押さえ込んで、痛そうにしているとフルフルと震え始め)
大丈夫ですか?随分勢いよくぶつけていたようですが…
(そもそも人の心配をしている場合なのかなんて足の指を抑える相手の様子を見て心配そうにしていて、パッと見たところ外傷もなく変色している様子も見られないためそれほど重傷では無いのだろうが、小指をぶつけた時の痛みというものは自分も経験がありよくわかるのでやはり心配は心配で「私の方は大丈夫ですから夕食が出来るまで座って休んでてください」怪我はもともと大したことはないしキチンと処置したため料理も問題なく再開できそうで、相手には無茶をしないようにと座って休むよう促して
う、うん…大丈夫だよ
(相手の心配をするよりも自分がというのは良くあるよねなんて思ってしまいながら、心配かけるわけにも行かないので大丈夫ということを知らせるために、元気の良すぎるほどの返事を返して一息をついてみて「うん、ごめんね?大丈夫なら安心安心」座っているように言われると小さく頷いて座りに行くものの、貴女が大丈夫ならと人安心していて)
…お待たせしました。足はもう平気ですか?
(しばらくして二人分のピーマンの肉詰めを完成させ、彼女の待つ食卓へと運んでいき、さっき見たところ平気そうだったのだがもしもということがあるため、足の小指は痛くないかと改めて再確認をするように問いかけつつ、相手のことだからこっちに心配をかけまいと本当は痛いのに痛くないなんて我慢をする可能性もあるため、目での確認も怠らず
大丈夫だって、それよりお腹すいたよ〜
(心配してくれるのは嬉しいが、大丈夫なので言い聞かせるようにして、お腹がすいたことについて訴えていくと思えば今日は苦手はピーマンが使われてるんだったと思い出すと、頑張ると決めた以上食べないと貴女に失礼だと感じたのか、ご飯はもちろんあるよねと考えつつ、どうやって食べてやろうかと考え込んで)
そうですか、それならいいんです。では、食べましょうか
(改めて確認して無理をしている様子が見受けられなかったことでようやく安堵し、これで落ち着いて食事が出来るというもので、炊飯器を運んできてはご飯茶碗へと自分と相手の分のご飯をよそって「おかわりもありますが、あまり食べ過ぎては駄目ですからね?」沢山食べる彼女のために一応ご飯をおかわり出来る分は炊いておいたものの、あまり食べ過ぎて学生時代のようにまたダイエットするようなことにはならないようにと念押しをしておき
うん!ありがとう〜。わ、わかってます…気をつけるよ
(茶碗をもらうと何故か新鮮な気がしているのか嬉しそうに受け取って、貴女と二人きりでご飯なんて子供の頃以来ではと思いお礼を言いながら箸をとりだそうと試みて、念押しをされてしまえばわかっていることなので、痛いところを突かれたと言わんばかりに目を細めてしまい)
わかっているのならいいです
(あの時の大変さは相手もキチンと覚えているのだろう、此方の言葉へと素直に返事をした相手に対して満足げに一つ頷いてみせて「それでは、それ食べてみてください。穂乃果の分は焼き肉のタレで味付けをしてみたので少しは食べやすいかと思うのですが」やはり苦手なピーマンをそのまま出したのではきっと相手は食事を楽しめないだろうしそれは少し可哀相なのでせめて味付けに工夫をしてピーマン独特の苦味などを出来るだけ誤魔化せる味にしてみたつもりで、とりあえず試しに食べてみるよう勧めてみて
ま、満足しているのは気のせい?
(地味に突っ込みたくなるような満足そうな頷き方に自分の気のせいなのか、どうかわからないのか少し慌てながら小さくつぶやいて様子を伺い「ほんと?ありがとう海未ちゃん」自分のには味付けがしてあるというので実際に勧められるように食べてみると、美味しそうにして片手で自身の頬を覆って気を使ってくれた貴女に感謝しつつ、食べすぎないように食べ始め)
穂乃果がちゃんと注意を聞いてくれて私は嬉しいんですよ
(今までの相手ならば注意をされれば目に見えて不満そうな様子で反抗的な態度を取るか、いい加減な返事を返して言うことをロクに聞かないかのどちらかであったため、今のように素直で従順な反応を見せた相手に少なからず感動をしているということを語り「それよりどうですか?少しは食べやすいと感じてもらえればいいのですが…」いくら味付けに工夫をしてみても今回は相手が本当に苦手としているピーマンを殆どそのまま使った料理であるため不安もあるようで問いかけ
これからはちゃんと聞くよ?こうしていられるのは海未ちゃんのおかげなんだから
(普段なら反抗してしまうところを今となればちゃんと受け取っているので、成長はしたよねと言い聞かせるようにしながら、我ながら大きな成長だと考えているようで「美味しいよ!すっごく食べやすいし、これなら克服できそう」感想を聞かれると正直言って美味しすぎてダイエットしなければならなさそうな程の味で、食べやすくなったおかげで好物化しそうなようで)
本当ですか?それはもしかしたら穂乃果の味覚も成長しているのかもしれませんね
(確かに相手の為に手を加えこそしたが完全に素材の味を殺/すような味付けにはしていないため、多少は食べやすくなっていたとしてもピーマン本来の味は完全には無くなってはいないだろうし、今まで嫌いだと公言していたピーマンを克服するには普通に考えて厳しい部分があるだろうと考え、それでも克服出来そうだというなら相手の味覚がピーマンを多少なりとも受け入れることが出来るまでに成長したということだろうと我が子の成長を見守る親のような心境でそんなことをつぶやき
それって今まで穂乃果の舌が子供だったっていいたいの?
(自分の親のように見てくれているのは嬉しいが味覚が、まるで子どものようだったとでも言いたさそうに感じたのか、頬をふくらませ拗ねるようにして視線をそらしてしまうも、でも美味しさには勝てないのか幸せそうに食べながら食を進めていき「でも美味しいから良いかも」美味しいから気にしないということになったのか、美味しそうにして)
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