ラブライバー? 2015-05-27 00:59:04 |
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穂乃果…私の方こそ少し冷たくし過ぎてしまいました…すみません。ですが、決して私は穂乃果が憎くて言っている訳ではないんです、それだけはどうかわかってください
(相手を傷つけてしまったかもしれないと、そう考えれば考える程に嫌われはしないだろうかと不安になってしまっていただけに戻ってきた相手が文句を言ったりよそよそしかったりといった様子はなく、いつも通りの調子で謝罪をしてきたことに深く安堵をして、いくら相手のためだったとはいえさっきのは流石に相手の気持ちを考えなさすぎたかもしれないとこちらからも謝罪をして、確かに己は相手に対して当たりがキツすぎる面もあるかもしれないが、それは決して意地悪をしている訳ではないんだと付け加えておき
わかってるよ、海未ちゃんはそんな酷い人じゃないもん…穂乃果の事を考えて言ってくれてるんだなって思ってるから
(当たりはきつくても自分を思う心もあるし優しさもあるので、謝る必要性もないはずだけどなんて内心で考えてしまったが、貴女の事だから自分に責任をもってしまったのだろうと考えて、自分の方が悪いと言わんばかりに苦笑いをして、後頭部を抑えるようにして、申し訳なさはまだまだあるようで)
良かったです。それならこれで仲直りですね
(相手だって決してこちらの気持ちや意図を全く理解していない訳ではなく、それでもそれがわかっていてもやはり納得がいかなくてついつい反発して拗ねてしまうこともあるのだろうということがわかって、彼女らしく子供っぽい部分と成長した部分、その両方を感じられて微笑ましく思えてしまい、今回のことはお互い文句は言いっこなしにしようと提案をしてみて
うん!仲直りしよ?
(仲直りと聞けば喧嘩はしたわけではないけど関係が崩れそうになっていたので小さく頷きつつ、仲直りをするために優しく貴女の手を握って満面の笑みを浮かべてみると、もしも関係が崩れていたら自分は立ち直れなさそうだし、仲直り出来て良かったなと内心感謝しながら笑みを浮かべて「ねぇ、海未ちゃん…海未ちゃんって確か大学に行ってるんだよね?」貴女は確か大学に行ってるような気がして確認を取るも、大学って言うだけあって男の人もいるし好きな人がいるのかなと思っているようで)
ええ、そうですが…急にそんなこと聞いてどうしたんです?
(一時はどうなることかと思ったがどうにか関係も元通りとなって安心をしたのもつかの間、わざわざ質問するまでもなく相手にとっても周知の事実であろう質問をまるで改めて確認するようにして投げかけてきたことに対して今更そんなことを聞くなんてどうしたのだろうと考えつつ、何かそれに関連して聞きたいことでもあるのだろうかと推測を立てて続く相手の言葉を待っていて
好きな人とかいるのかな〜って、男の人もいそうだしできそうじゃない?
(貴女の容姿や性格を見たら男の人も寄りそうだし好きな人くらいはできそうだと思って質問はしたが、好きな人などできて欲しくはないしむしろ自分に振り向いて欲しいくらいの考えで、働いている自分はそんなに男の人とから無縁だし、来るとしても自分よりも遥か上なので、貴女ならばという事で首をかしげながら話題を立てていき)
…そうですね、好きな人は居ます
(正直言えばこんな質問を好きな人からはされたくはなかったと内心胸を痛め、それでも表面上はそんな内心の苦しみや葛藤のようなものは感じさせないように振る舞いつつ、その問いに対して素直に答えるべきか否かを真剣な様子で暫しのあいだ考えを巡らせ、それから自身が想いを寄せる相手が居るということを静かに口にするも肝心の部分でヘタレてしまい、それがまさか相手のことだとは言えず、ただ相手を真っ直ぐ見つめるのみで
そ、そっかぁ…いるんだね…好きな人
(好きな人はいるとわかった途端、自分が幾ら同性で貴女の幼馴染みだとしても叶うわけもなさそうなまだ見えない相手が想像してしまって、恐らく貴女を支えるような足りないところを補ってくれる素敵な人なんだろうと考えてしまうと、乾いた笑いを見せてしまったあと悔しいなと内心で思い、こんな質問しなければよかったかもしれないと後悔して「もし付き合ってたら穂乃果は邪魔者だね…」視線を逸らして言ってしまうが本当に付き合っていたとしたら手を握ってしまったりしていたから、邪魔になっていたのではと考えているのか頬を掻きながら呟くようにして)
邪魔なんて、そんなことありません!それにこれはきっと叶わぬ想いですから…だからこの恋は始まる前から終わっているのかもしれません…
(自分が想いを寄せている人物が居るというのに、いつもこうして家に入り浸ることでその付き合いを邪魔をしているのではないかと心配し、今後はこうして会うことも控えた方がいいのだろうかなんてことを考えているのであろうことが何となく元気のない相手の口調から読み取ることが出来るが、そもそもそんなことになって相手との距離が出来てしまうなんてことは絶対に避けなければならず、想い人が相手だと言えればどれだけいいんだろうなんてことを考えながらも、それを告げることが許されないぐらい高い壁が相手と自分の間にあることを精一杯皮肉るようにそんなことを呟いて
…終わってたって…海未ちゃんは諦めちゃうの?穂乃果なんか…縁もないよ?恋愛にね…
(好きな人は目の前にいても貴女がいう好きな人との距離さえ近いことさえわかっておらず、この状況で貴女が好きだなんて言いたいが、これだけは幾ら自分でも関係を壊してしまう事くらい同性なのだから分かっていて、始まる前から終わっていると言う言葉には何処か安心を覚えたが、それは自分に対してではないためにか、諦めて欲しくないと言い切ろうと試みて)
それは…出来ることなら諦めたくなんてないです…でも、しょうがないじゃないですか…この想いは痛みを伴うものなんです…告げる私も…相手も不幸になってしまう選択なんです、これは
(本来ならば恋心を諦めないでなんて健気に応援してくれる優しくて思いやりのある幼なじみを持った自分はなんて幸せ者なのだろうなんて思うべき場面なのだろう。それでも今ばかりはそんな気持ちになれないのは自分の恋心を応援してくれているのが肝心の自分の想い人であり、こうして応援されることで相手の想いが自分に向くことはないんだと言われているような気がして辛くなってしまうからで。もしもこの想いを伝えたとして相手には同性だからと気持ち悪がられるかもしれない、失望されるかもしれない、もしもそれがなく受け入れられたとしても周りは自分たちのことを理解してくれないだろうし社会からの風当たりは強いものになるのは間違いなくて、そうなれば相手はきっと傷つくし、そんなことになってしまえば自分で自分を許せなくなってしまうだろうと考えれば考えるほどこの想いは告げずに自分の胸の内に留めておくほうがいいんだと自分に言い聞かせるよう述べて
…穂乃果だったらそれでも言うよ…別に相手に迷惑掛けてもその人が思ってくれるのなら穂乃果は嬉しいし…思ってなかったら仕方ないことかもしれないって考えるよ
(世間からどう言われようと例えその相手が嫌がったとしても自分は想いだけは伝えておきたいと考えているようで、納得はしたいでも貴女には好きな人がいる自分とは知らないから応援してあげたくて堪らずにいて、これで嫌われるのは嫌だけど自分が言いたいことはとりあえず言ったから貴女の判断に任せるしかないかなんて、言い過ぎかもなんて悩んでしまい)
そうですね…きっと穂乃果ならそうするのでしょうね…
(言わずに後悔するよりも言って後悔した方がいいなんて、なんとも相手らしい考え方だなという率直な感想を抱き、そんな風に物事を前向きに考えることの出来る相手のそんな部分は確かに少し楽天的過ぎるとも言えるかもしれないが、立派な長所だと思うし羨ましくも思えて、そんな生き方に少なからず憧れにも似た感情を持って感化すらされるような気にもなるが、他ならぬ彼女との関係が壊れてしまうかもしれない、それを思えばどうしても臆病になってしまうしこれだけはやっぱり言えないなと弱々しい笑顔を浮かべて
って…今の穂乃果が言えたらの話だよね…昔なら言っちゃうかもしれないよ?でも今はそんな言葉は届きもしない所にあるって感じちゃってるかもしれないから
(弱々しいと思えるいつもとは違う貴女の笑顔を前にしていつもなら言える前向きな言葉は今、同性という壁で言えるわけもなくて珍しく後ろ向きな発言をしてしまい、愛しき貴女は遥か遠くにあっても近くでも自覚ができない距離がそこにあって、近づく事さえできるかどうかわからない感覚はどうにもなれなくて、こうなったのは好きな人がいると知った時からのようで)
穂乃果…あなたは…
(いつもなら決してみせることのない憂いを感じさせるような表情と何かを胸の内に抱えているかのような意味深な言葉、それらが普段の明るく前向きな相手の印象との間に大きな差異を生んでいて、今の彼女はまるで自分と同じく何かに恋焦がれて、それでも想いは伝えられず、伝えることすら許されないまま、どこにもやり場のない想いが胸の内を蝕んでいくような、そんな苦しみを抱えているような気が根拠なんて全くないながらもしていて、そんな仮説を立てながらも相手からは誰かに恋をしているなんて話しは全く聞いていないというのにそれも可笑しな話しだなとも感じ「いえ…この話しはやめましょうか」引っかかる点も少なからずありもっと踏み入って聞きたいという想いと何も知りたくないという想い、そんな二つの思考が脳内を駆け巡ったが、最終的に己はこの雰囲気に耐えきれなくなり、話題を逸らして逃げ出す道を選んでしまい
うん…やめよっか…もう耐えきれなくなっちゃいそう
(話題がそれるとこれ以上傷つきたくもないし深追いなんてしたら貴女も自分も何も出来なさそうな気分へと変わってしまうため、自分らしくないけど諦めるしかないと思い頷いてから、次の話題を探して切り替えようとするも、やはり好きな人がいるってこんなにも辛いんだなと考えながら、少しずつ貴女から視線を逸らしてしまいつつ、小さくため息をついて)
…それでは、ご飯の用意をしてきますね
(このままこの場に居続けたら嫌でも話しを続け、気持ちを伝えたくなって耐えきれなくなりそうで、もしもそんなことになれば何のためにここまで我慢を続けたのかわからなくなりそうで、そんな未練を断ち切るように立ち上がれば一人キッチンへと向かい、買ってきた食材を買い物袋から取り出して準備をし始めて
うん…わかった
(ご飯前なのにちょっと自分らしくないことしちゃったななんて思い、酷く後悔はしてしまうが今は貴女との時間を楽しまなきゃいけないと感じたのか無理やり笑顔を作って、準備をしている間何をしていようか迷ってしまい、あのまま話していたらどうなっていたのだろうと思うと、怖くなってしまって)
はぁ…駄目ですね、せっかく穂乃果と一緒に居られる時間なのにこんた調子では…
(大好きな彼女と一緒に居られる時間、それなのに素直に楽しむことが出来ずにこんな暗い気持ちで過ごしてしまい、ついには相手にまで辛そうな表情を浮かべさせてしまって、人一倍優しい彼女のこと、此方がこんな調子でいれば心配だってするだろうし、辛いだろう。それがわかっているのに大好きな彼女の笑顔を曇らせることを防ぐことができなかった自分はなんて弱虫なのだろうなと情けなくなってきてしまい「…あっ…」そんな内心の動揺を抱えたまま料理をしていれば手元が狂い、包丁で指を切ってしまい
ん?どうしたの…って!大丈夫?海未ちゃん…絆創膏の前に消毒だよね?えっと…
(声が何かと変だったので何かあったのかなと貴女の元へ行くと指を切ってしまった様子の貴女を見てしまい、貴女に駆け寄って切ってしまった方の指を見つめつつ、貴女の優しく握って慌てているのか消毒しなきゃと、珍しく怪我をしてしまった貴女だからいざとなると心配になったようで)
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