主 2016-03-20 11:41:14 |
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>星羅
安心しろ、少し頭冷やそうと思ってな・・・だが、蝙蝠がしつこいな。いいか、蝙蝠は音で位置を特定する。なら、少し乱してやりゃ逃げる。見てろ、あと貴様は耳塞いでろ
(拳銃でジャグリングしながらそう言うが、途中少し苛ついた声に変わり周囲を見回すと蝙蝠が数匹飛んでいるのを確認した。すると、追い返し方を適当に済ませ忠告と共に大きく息を吸い込むと、普段無口な小さな口から脳も震わせるような超音波に似た断末魔が発せられた)
>星羅
すまねぇな、本来ならホイッスルで逃がしてやろうと思ったんだが・・・予想以上に音波を拾いすぎてな
(少し気分良さげに声を弾ませそういうと、謝ろうとしているのか頭をなで額を軽くあてがった)
>星羅
・・・貴様、俺が可愛いもんに目がねぇってのを理解してのその態度か?
(如何せん無表情ながらも、両腕はわきわきと蠢いていた・・・いくら彼女の殺意が高くても自分の特性には勝てなかった)
>星羅
阿呆、こういうことだ・・・くくく、やはり柔いな
(呆れたように言うと、そおっと抱き寄せる。その後、頭を撫で感触を堪能しながらコメントした。無表情とはいえ、その声は何処か気持ち良さげだった)
>星羅
そういや、俺にもこうしたら気持ち良さそうにする妹がいたな。今は極東で仕事人をしているがな
(気持ち良さげな声を聞き、何かを思い出したように自分の身内に関して話した。バンダナは、何故か目元の部分がじわりと濡れていた)
>星羅
こんなトンデモ人形を心配するなんてな・・・だが、感謝している。涙を流したのは3千年ぶりだな
(星羅の気遣いに、半ば自虐的な返答を寄越した。その後、彼女はバンダナをほどいて義眼を見せた。白目の部分が黒く、ハイライトの無いただ紅いだけの閉まりきった瞳孔が露になった)
>星羅
んだよその面、ただの作り物の目程度でビビりやがって。別に見たから殺すとかしねぇし・・・まあ落ち着けって
(表情が変わったのでマズかったかと思い、彼女なりに宥めた。その後、少し落ち着かせる為か、星羅の顎の裏をくすぐってみた)
>星羅
くくく、その様な声は上げねえけど俺の妹は実に可愛らしいぞ。ただ一点、単眼なのを気にしなければな
(僅かに頬を緩ませると、手を止め空を見上げた。そして、視線を紅い痕のある手袋を嵌めた腕にやるとハァとため息をついた)
>星羅
ああ、ただの血痕だ。一時期制御しきれねぇ程の復讐心があってな。そん時に俺を作った野郎のいた村を丸っと消し炭にしてやったんだ。その時からか?俺が霊力と称する重力操作能力が開花したのは。消し炭にするときに、範囲間違えて色々機能不全になってな・・・今になって、どうかしてたって思ってる
(紅い痕を気にしていたため、自分の過去洗いざらい話す序でにそれも語った。人形神[ひんながみ]は元を辿れば付喪神であるため、憤怒の念も混じると追加の説明も加えた。普段無情で冷酷な彼女が、その時だけは何故か微かに口だけが微笑んでいた)
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