相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.5004 by 探偵  2024-03-28 12:34:08 


…、……あぁ、まぁ…そうだろうな………フィリップ…あいつが、俺の影が言ってた事…俺はあれを全く思ってねぇとは言いきれねぇ
(無意識に相手の方を見つめる、物理的な距離としては近づいたはずなのに相手との精神的な距離が恐ろしいほどに遠い。目の前にいるのに触れることさえ叶わない気さえする。重苦しい痛みを抱えていれば不意に相手の視線があがる、しかしその顔はすぐさま歪んで顔を逸らされてしまった。それだけで相手が自分の鏡像に言われた事でどれだけ傷ついたか容易に想像できてこちらも目を伏せた。チョコレートも、コーヒーさえ口にする気にもならなければ暫く時間が静止したようだった。そんな中で相手が空気を変えようとしたのか普段通りの口振りで話しかけてくる、だがその声は無理をしているのが分かる程度には張り詰めていてそれが余計に痛々しい。どう返事をしていいかも分からず生返事をしながら無理やりコーヒーを胃へと流し込んだ。喉から胃へと落ちたコーヒーはやはりじわりと染み渡っていく、相手がいれてくれたコーヒーはこの空気に反して固まった体を解してゆっくりと息を吐き出した。顔を上げて相手の方を見る、未だ目は合わないが今回の件を無視したままではきっと元には戻れない。軽く呼吸して相手の名前を呼んだあと、詰まりかけた息をなんとか吐き出して事の核心へと踏み出した。あれが自分の影である以上自分の一部であるのは揺るぎない、意識の奥底で相手に対してメモリを作った人間であるという思いが残っているのだ。だがそれは変えられない事実であの夜に相手へ掴みかかった時に抱いた思いでもある。だがあの日からここまで短く無い時間を過ごしてずっと相手を見つめてきた、相手から目をそらさずに「でも俺はお前がそれをちゃんと罪を背負って償って今も走り続けてんのを知ってる。ずっと俺の隣でそうしてたのを、ちゃんと俺は見て知ってる。だから俺は、そんなお前の隣でこれからも相棒でいたい」と自分の気持ちを真っ直ぐに伝えて)

  • No.5005 by 検索  2024-03-28 16:08:27 

……、…うん。…っ…翔太郎、…君と過ごすようになって僕がこれまでどんな所業に加担してきたのかその罪をやっと理解した。だから君の影が今起きているメモリ犯罪が全部僕のせいと言ったこともいつまでも組織側の人間だと言ったことも否定出来なかった。あの日からずっと君にそう思われていたと思ったら、ずっと怖くて…
(重々しい空気に耐え切れずいつも依頼終わりにしている雑談でもしようかと話しかける。だがその声や態度も自分で分かるくらい不自然で相手の生返事を最後に再び沈黙の空間に戻ってしまった。気まずい空間に何とかしなくてはと焦りばかりが募っていく。俯いたまま手元の黒いコーヒーばかりを見つめていたが相手に名前を呼ばれると恐る恐るといったように顔を上げる。その目はこちらを真っすぐと見ていてその真剣さが伝わってくる。話が鏡像に言われたことに及べば無意識に肩を強張らせて身構えてしまうが今度は目を背けなかった。相手が影が言ったことが全くの嘘ではないと話せばわかっていたことにもかかわらずじくりと胸が痛む。表情に翳りが浮かびながら小さく相槌を打っていると力強い言葉が続いて思わず目を見張った。それはあの時突き付けられた本音の言葉を無かった事にするわけではなく、そんな気持ちを抱えても尚今の自分の事を見て認めてくれて相棒で居たいと願ってくれているものだ。相手の想いが伝わってくるような言葉に必死に固めて耐えてきた物がゆっくりと溶けていき震えかけた声で名前を呼ぶ。それからゆっくりと息を吐くとぽつりぽつりとあの時感じたことを吐露していく。出会いの過程を恨まれても仕方ないと思う一方で決して無かったことに出来ない罪で唯一無二の相手に恨まれているかもしれないと思えばずっと苦しかった。テーブルの下で強く自分の手を握りしめながら語っていくが良い所で話を区切って一呼吸挟むと「だけど君が今の自分を受け入れてくれるなら、僕も君の相棒でありたい」とはっきりとした口調で告げて)

  • No.5006 by 探偵  2024-03-28 18:38:04 


……な、……確かに出会った時はそうも思ったけどな……今まで俺がお前と過ごしてきた時間、全部ひっくるめて俺はお前の隣にいてぇんだ。お前もそう望んでくれるなら…これからも相乗りしてくれよ、相棒
(腫れ物を触るような空気をいつまでも続けては何も生まれない、避けていた話題にこちらから踏み込めば相手の顔が上がった。あの影も自分なのだと告れば相手の体が強ばるが今度は顔はそらされない、鏡の世界の出来事を無視できないのは相手も十分分かってくれていたようだ。そこからこちらの気持ちを真っ直ぐにぶつければ震えるように名前を呼ばれる、そこからようやく相手の抱えていたものがゆっくりと流れ出した。影が口にした内容には思わず言葉を詰まらせてしまう、街の犯罪が全て相手のせいだとかまだ相手は組織の人間だとか、そんな考えまでは抱いていない。きっとかつてそんな事を思ったという記憶が押し込めた感情と絡み合って外に出てしまったのだろう。かつての感情であることは認めるが今自分が見つめているのは組織の研究施設にいた運.命.の,子ではない、フィリップという相棒で恋人で、何よりも大切な存在だ。相手から相棒でいたいとはっきりと言われれば口元に小さく笑みを浮かべる。そして今まで通りに相棒であって欲しいとこちらの願いを伝えた。ようやくコーヒーの香りを素直に吸い込めるようになるとゆっくりと深呼吸する、最後の隔たりを埋めたくて相手を再び真っ直ぐ見つめると「そっちいっていいか?お前の傍」と口にし)

  • No.5007 by 検索  2024-03-28 19:48:12 

…勿論だ。これからもずっと相棒としても恋人としても君の隣にいるよ。
(こちらが思いの丈と言われた事を告げれば一部言葉を詰まらせるような反応を見せていたが最後まで聞いてくれた。こちらからも相棒でいたいと告げればその口元に笑みが浮かんで何だか酷く安心した。相手とは良い出会い方だったとは決して言えないが今は間違いなく最高の相棒だ。あの鏡像だって過去は散々な言いようだったがこれから先の未来については否定しなかった。ならばそれが答えなのだろう。相手からすっかり馴染みとなったフレーズで誘いを受ければ漸くずっと硬かった表情を緩めて笑みを見せながら頷いた。これからも隣に居ることを約束して居るとまた真っ直ぐとした相手の視線と交わる。近くに来たいとお願いされるとさっきとは違う意味で胸が締め付けられ「ああ、君だけの特等席だろう?」と微笑みながら先に相手のコーヒーを自分のカップの隣に並べて移動してくるのを待ち望んで)

  • No.5008 by 探偵  2024-03-28 20:35:05 


あぁ、そうしてくれ。…なら遠慮なく
(こちらから二人だけのキーワードを使って誘いをかければ、ようやく相手の顔には笑みが浮かんで心底安心すると気が抜けたように無意識に息を吐く。ようやく精神的な距離はなくなってわだかまりは流れ去った、こうなればあとは物理的な距離を無くすだけだろう。隣に行くことを伺えば自分だけの特等席だと言われてしまってその言葉はコーヒーよりも暖かく胸に広がる。自分よりも先にコーヒーカップが向こうに移動されればそれを追うようにしてスツールから降りて二つをぴたりとくっ付けて再び座り直す。スツールでは座る場所がそれぞれ一人分しかないがそれも無視して相手の腰に腕を回すと二人の体を寄り添わせた。ようやく相手の体温を感じる事ができればまた気が抜けるようにゆっくりと息を吐く。軽く相手に擦り寄ると「やっぱりここじゃねぇとな」と呟きを零して)

  • No.5009 by 検索  2024-03-28 21:17:06 

……ん、一番落ち着く場所だ。
(何処よりも自分に近い特等席に招くと相手はスツールをくっつけるように並べてその上に座り直す。模擬的に横長の二人分の椅子になれば腰に腕が回されぴたりとくっついた。物理的にも精神的にも離れていた分その温もりは居心地が良く相手が余計な力を抜きながら擦り寄ってくるのを感じれば口元を緩ませながらこちらからも身を寄せる。大切な人が傍にいると改めて実感するとずっと胸底に溜まっていた不安もみるみるうちにとけて消えていく。バランスを崩さない程度にこちらからも腕を回して暫し抱きついていたがふと顔をあげたタイミングでお皿に盛ったチョコが目に入ればそれを一つ摘んで「今日一日頑張ってくれたご褒美だ」なんて言いながら包装を剥がして相手の口元に持ってきて)

  • No.5010 by 探偵  2024-03-28 22:34:59 


…そりゃ貰っとかねぇとな
(スツールを二つ並べて二人の体をくっつけると向こうからもこちらへと身を寄せられるのを感じてそれだけで胸を掴まれた心地になる。心から安心できる相手の体温を感じていれば向こうからも緩く腕が巻かれて口元には自然と笑みが浮かんでいた。不意にその腕が解かれて相手が動き出す、今日のご褒美だと言われ差し出されたのは皿に分けていたチョコレートだ。相手が包み紙を剥がしてチョコレートをこちらへ差し出す、それだって相手の隣にいるからこそ得られる特別な行為だ。顔を寄せてチョコレートを口で受け取る、フルボディのコーヒーに合わせて用意した甘いチョコは知らぬ間にすり減っていた精神さえ癒すようだった。腕は相手に回したまま片手でチョコレートを手にすると片手のままで器用に包み紙を剥がして一粒を取り出す、「なら、俺からお前へご褒美だ」とそれを口元へと差し出して)

(/お世話になっております!そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。途中またひとつ大きな区切りを迎えたお話になりましたが、内容的には互いに攻撃するシリアスな展開で、だからこそそこからまたゆっくりと二人で絆を結び直す場面ができてとても楽しかったです。気まずいところから歩み寄っていく二人がもどかしくも確かな信頼関係があって改めて相棒の繋がりの強さを感じるお話ができました。今回もありがとうございました!
この次のお話ですがいかがしましょう?最近は様々な展開やってきましたのでどんな雰囲気のお話でも良いと思うのですが検索様のご希望などありますか?)

  • No.5011 by 検索  2024-03-29 00:18:54 

ふふ、…ん。これで君と僕は共犯者だね?
(相手個の口元にチョコを運ぶと幸せそうに口に含まれて笑い声が零れた。元より出自や性格も真反対でぶつかり合うことも気に食わないと思う事もあるが今こうしてお互いに隣に居ることを望んでいるのであればそれで良い。くっついたまま今度は相手が包装を剥がしたチョコを差し出される。顔を寄せてチョコを口に含むと疲れた身体を癒すような甘さが広がって満足そうに目を細めた。お互いに一粒ずつ食べ終えた所で所長から隠れてチョコを食べたという共通の罪を悪戯っぽく共有するとまた軽く抱き着いて幸せな時をすごして)

(/こちらこそお世話になっております。鏡の異世界に入ってしまう中でお互いの鏡像に弱い部分を突かれたりそれすら受け入れるような話が出来てとても楽しかったです。普段の探偵君の優しさがあるこそ鏡像の探偵君の鋭さのギャップが強くぞくっとしました。歩み寄るところも二人らしいやり取りが出来てとても良かったです、ありがとうございました!
そうですね…今ぱっと浮かぶ案としては疲れきった探偵君に検索が夕食を作る話、徹夜続きの依頼が片付いて妙なテンションの二人、××しないと出られない部屋ネタみたいな感じなのですが興味のあるものやその他探偵様のやりたい話があったらお聞かせください!)

  • No.5012 by 探偵  2024-03-29 07:48:12 


だァーーーー!………さすがに疲れた…
(お互いの影の部分さえ受け入れて再び相乗りを誓った日、その後はいつも通りの距離間で過ごしたまでは良かったが翌日包み紙を入念に処理したにもかかわらずアキコにはあっさり来客用のチョコを食べたことがバレてしまい相手が言った通り共犯として一発ずつスリッパを食らうことになった。そんな日から一週間ほど、街には大きな事件が訪れることはなく例に漏れず今日も平和そのものだ。だが街に大きな事件がないから探偵事務所が平穏というわけでもない。探偵にとって今日はなかなかハードな一日だった。朝からストーカーに狙われていると相談にきた依頼人を警護し、十分証拠が揃ったところで捕まえようとすれば犯人が逃走を始めておいかけっこになり、間髪いれずにアキコが猫探しの依頼を持ってきて猫を捕まえようとしたところで逃げ出してしまいおいかけっこになり、猫を飼い主のもとに返して事務所に戻ろうと言うところで自転車にのった男がひったくりをしている所に遭遇しておいかけっことなった。気がつけば一日の半分くらいは走っていて体力にはそこそこ自信があるもののすっかりそれも尽きてしまった。ようやく事務所に帰ってきたが気力は残っておらず、自分のデスクにふらふらと近寄り座れば疲れを吐き出すように叫んだのを最後にデスクへと身を投げ出して突っ伏した。さすがにもう体を動かせる自信がなく突っ伏したまま呟きを零していて)

(/たくさん候補出していただいてありがとうございます!どれも魅力的なお話でやってみたいのですが、二人の時間を堪能したいと思いましたので是非疲れきった探偵に検索くんが夕食を作ってくれる話をさせていただきたいです。それっぽい導入回させていただきましたのでまたいい感じにのっていただければ幸いです。今回もよろしくお願いします!/こちら蹴りで大丈夫です)

  • No.5013 by 検索  2024-03-29 11:00:25 

…お疲れ様、随分と大変な一日だったようだね。
(来客用のチョコを食べるという罪はしっかりと所長のスリッパによる打撃という形で返ってきて二人して痛がってから一週間程。鏡の中の人影は一部でオカルト話として噂が広がったようだがこれ以上被害者が増える訳でもなく、平和な日常が戻ってきた。といっても事務所を訪れる人がゼロという訳でもなく日常的なお悩みや簡単な依頼をこなしながら日々を過ごしていた。今日も例外なく相棒は朝からストーカーの警護の依頼に出ている。一方でこちらは地.球.の.本.棚を使えば一発で分かる調べ物の依頼を一つこなした以外は特に仕事もなくスツールに腰掛け読書をしながら時間を過ごしていた。扉が開く音がして顔を上げると出ていくときよりもかなりフラフラの状態でデスクに向かう相手の姿が見えて軽く目を瞬かせる。本を置いて立ち上がると一旦簡易キッチンに寄り水分補給用に冷たいミスをコップに入れてから相手の元に向かう。疲れを吐き出すような叫びの後、机に突っ伏してしまう様子を見る限りストーカーの依頼だけではなく別のあれこれにも巻き込まれて一日中動きっぱなしだったのだろう。労いの言葉をかけながらデスクにコップを置くと頭に乗ったままのハットをそっと取って代わりに金具に掛けに行く。あの様子ではこれ以上依頼を引き受けるのも難しそうだと判断すれば表の看板をひっくり返してから相手の元に戻ってくる。「今日は事務所を締めてしまおうか」と提案しながら少しでもその疲れを癒そうと軽く頭撫でてみて)

  • No.5014 by 探偵  2024-03-29 12:32:50 


ん、ありがとよ……まさか一日でストーカーと猫とひったくりと追っかけっこになると思わなかったぜ…だな、アキコにも今日は店じまいだって言われちまったし
(デスクに崩れ落ちているといつものルーティンで行うはずのハットさえしまっていなかったらしく頭が少し軽くなると顔をあげる。そこには相手がいてデスクに置かれたコップを見れば礼を伝えてから早速水を飲んだ。幾分か疲れが軽減されたがそれでも全快には遠い。一日走り回って疲れたのは確かだがどれも捨て置けない事件だったのだからこの結果になるのも探偵の性というものだろう。店じまいを提案されれば数度頷く、所長の方にヘロヘロの状態で電話をかけたときも『その様子じゃもう動けなさそうね』と呆れたように言われてしまい不本意ながらもそれに同意したところだ。少々早い時間だが今日はここまでだろう。区切りがついたとなれば探偵を保つために残っていた最後の精神も崩してしまい長いため息をつく。そのタイミングで頭を撫でられると疲れた体にはいつもより心地良さがよく染み渡って自然と目を閉じて撫で受けていた。疲労はもちろんだがそれに連鎖して気力さえも削られてしまっていて「やべぇな…なんもやる気起こらねぇ」と頭を撫でられつつ零していて)

  • No.5015 by 検索  2024-03-29 14:31:33 

そんな経験をしているのも君ぐらいだろうね、……疲労回復には十分な休養と栄養価の高い食事を取るのが一番だ。ならば今日は特別に僕が夕食を作ってあげよう
(いつものルーティンが崩れてしまう程疲れ切っているようで今日の探偵業の終わりに同意が示される。普通ならばどれか一つだけでも断ったり他の人に託したりするようなものだが頼られると限界まで頑張ってしまうのが相棒という人物なのだろう。呆れ半分感心半分に言葉を返しつつも店仕舞いしたのをいいことに相手の頑張りを褒めるように頭を撫でると脱力するような仕草と共に目が閉じられた。ここまでぐったりしているのは珍しい光景だ。その様子を伺う中疲れ切った呟きが聞こえてくれば何とかしてあげたいと思うようになって相手を撫でながら考えを巡らせる。そして一つ良い案が浮かぶとまずは疲れを回復させる為の重要な要素を相手に説明する。そして得意げな顔でその一つでもある今晩の食事を自分が作ると申し出た。外食をする手間や持ち帰りの栄養の偏り、値段などを考えれば手料理が一番問題解決に手っ取り早い。相手の返事を聞く前にすっかりやる気になっていれば「何か食べたいものとかあるかい?」と問いかけて)

  • No.5016 by 探偵  2024-03-29 17:16:46 


お、マジかよ。なら頼むぜフィリップ。食べたいもの……オムライス…
(疲労を抱えた体には相手の撫でる手がよく効いて、柔らかな心地にすぐにふわふわとした浮遊感に包まれる。大人しく撫でられ続けていると相手から夕食を作ると提案がされて迷わず食いついた。家での料理は基本こちらが担当しているが今日はその気力も正直ない。外食に頼ろうかと思っていたが相手が料理を作ってくれるというならそれだけでも体を動かす気力が湧いてくるというものだ。遠慮なく相手に夕食を託せば頭を撫でられたままリクエストを聞かれた。再びふわふわとした心地に包まれながら食べたいものを考える、疲労と頭を撫でられるのとで思考回路は全く機能せず、そういう時には一番好きな物が口から出てくるものでぼんやりと呟くようにしてリクエストを伝えた。だが直後に全くハードボイルドでない食事を腑抜けた状態でリクエストしたのに気がつけばハッと意識を取り戻したように目を開ける、そして取り繕うように「ほら、オムライスなら野菜も米も卵も入ってるし、栄養価が高くてバッチリだろ?」と相手の言っていた理屈を無理やりこじつけながら大袈裟な身振りを交えて言い訳をしていて)

  • No.5017 by 検索  2024-03-29 18:31:50 

…まあそういうことにしておこうか。じゃあ今日の夕食はオムライスと簡単なスープに決定だ。
(相手から夕食を託されると続いて相手のリクエストを聞く。栄養素も大事だがせっかくなら好きなものを作ってあげたい。相手は少しの間悩んだ後ぼんやりと一番の好物の名を口にする。それがハードボイルドらしくないことに気づいたのかすぐにぱっと目を開いてそれらしい言い訳を並べるのを見れば思わず口元が緩む。今更の事であるように思うが今日は相手の誇りを尊重して柔らかな笑みを浮かべるのに留めておいた。コーヒーの代わりに温かなスープを添えることも決めれば早速帰り支度を始める。ここで泊まるのも考えたが調理器具の観点とその後の休息の時間を思えば多少気力を振り絞って貰って家に移動してもらった方が回復は早いだろう。「帰ったら直ぐに作るからスーパーと家に帰るまで頑張れそうかい?」とその分の気力を送るように撫でながら体力の程を問いかけ)

  • No.5018 by 探偵  2024-03-29 19:41:38 


…今日はそれで勘弁してくれ。ん、…ここまでされちゃ頑張らねぇわけにはいかねぇな
(緩みきった思考で発した言葉を必死に弁解しようとしたがどうやら効果は薄いらしい、微笑ましいものでも見るように相手の口元が緩んだのが見えれば何も言えなくなり口を噤む。だが今日はそれを半熟だとはからかわれず、叫んでツッコむのが回避されれば安堵するように息を吐いた。自分の好物に加えて暖かいスープまでつくとなれば俄然夕食が楽しみになって疲れた体でも気持ちも上向きになっていく。そうしていればまるで子供にするように頭を撫でられながらもうひと頑張りできるか問われる。ここまで世話を焼かれるのも気恥ずかしくて思わず声を上げてしまいそうになるものの、頭を撫でられる心地良さには勝てなくて口をもごもごさせながら撫で受ける。そのまま数度頷くとなんとか体裁を保つために相手を見上げて小さく笑った。気合いをいれて椅子から立ち上がると軽く伸びをする。簡単に事務所の片付けをしてからハットを頭に乗せると「まずはスーパーで買い出しだな」と声をかけてから事務所を後にして)

  • No.5019 by 検索  2024-03-29 20:19:12 

ああ、オムライスの作り方については既に検索済だから任せてくれ
(相手を労う料理を作るという名目の元、今からの行動を固めて行きながらも撫でる手は止めない。相手がこの事務所から出られない可能性も考えていたが恥ずかしがりながらも前向きな返事がされるとこちらも自然と笑みが浮かんだ。相手が気合いを入れて立ち上がったのを見れば片付けと戸締りをして事務所を後にした。いつも何かに取り組む時は検索から入るが今回は既にレシピは頭の中だ。相手に料理を作るという珍しい状況につい気分は弾んでしまいながらよく利用するスーパーに向かう。カゴを手に取って店内に入ると野菜コーナーに向かいつつ「オムライスにも卵が薄焼きタイプとたんぽぽオムライスのような半熟のもの、中もチキンライスやバターライスだったりと種類は多いけど君はどれが好みだい?」と細かく相手の好みに合わせるために尋ねて)

  • No.5020 by 探偵  2024-03-29 20:41:05 


準備万端みたいだな
(撫でられる手が止まってしまうのは少々名残惜しくもあったが、また二人きりになったときにしてくれるだろうかと淡い期待を持ったまま事務所を出る。どうやらオムライスの作り方は既に検索済みらしい、スーパーの前で突っ立って検索を始めることにならないで何よりだ。それに自分の好物であるオムライスの作り方を既に承知しているのもなんだか擽ったい気持ちで、どうにもならない気持ちを逃がすために頬を人差し指でかく。相手がひとりで料理をする機会は滅多になく、しかも本格的な夕食となれば初めてに近い。どうにも浮かれ気味な相手を今度はこちらが微笑ましい顔でみつつスーパーへとたどり着く。相手について行きつつもオムライスの内容を細かく聞かれると目を瞬かせる、まさに至れり尽くせりな体勢にやはり気恥ずかしくて小さく笑ってしまった。だが相手がここまで気合いが入っているのなら遠慮する方が怒られてしまいそうだ。少々考えたあとに結局はオムライスの話を細かくするのも恥ずかしくなって「そうだな…たんぽぽオムライスってのはよく分かんねぇけど、卵は半熟の方が好きだ。あと中身は……まぁ、チキンライスの方が美味いからそっちがいい」と視線をゆらゆらとさせながら要望を伝えて)

  • No.5021 by 検索  2024-03-29 21:06:03 

…了解した、まあこの辺は一回作ってみて君の感想を聞いて調整していけば良いかな。
(同じ名前でも作り方や使う具材にバリエーションがあるのが料理の面白い所だ。出来ることなら自分の料理を気に入って欲しくて相手の好みを聞けばその目が少し驚いたように瞬いた。それから視線が落ち着かないようにゆらゆら動きながら好みのオムライスの要望がされるとある意味甘えられているような感覚に口元が緩んだ。大体の方針が固まったものの半熟具合や味付けなどの細かい所は分からない。だが料理の好みは言語化しにくいことを踏まえれば一度作ってみてそこから試行錯誤した方が合わせるのも早そうだ。当然のように次の機会があるような口振りで呟きを零しつつカゴの中に卵や野菜、鶏肉などを入れていく。一通りオムライスの材料は揃いスープに使うコンソメも買い足すと「他に買うものはあるかい?」と確認取って)

  • No.5022 by 探偵  2024-03-29 21:30:29 


お、おぅ……いや、大丈夫だ。早く食いてぇし……
(料理を作ってくれるだけでも嬉しい事だがさらにこちらの希望に合わせて細かくその内容が決められていくと特段嬉しいが、オムライスなんてそれこそハーフボイルドな料理の好みを相手に話すのは特段恥ずかしい。相手がこちらの要望を聞いてくれるのはそれだけこちらを想ってくれている証拠でもあってますます嬉しさと恥ずかしさが高まれば食材をカゴに集める間ずっとそわそわ落ち着きなく目線を泳がせたり手持ち無沙汰になった手を動かしていた。しかもオムライスを作るのは今回限りではないのを匂わせる口振りに否応なく心を掴まれてしまっていよいよ落ち着きはなくなる。いつもよりも早い心音のまま相手について歩いていると他に買うものがないか聞かれた。頭を撫でられた時からずっと浮遊感は残ったままで、思考が働かない頭はつい相手の料理が楽しみな心のまま素直な言葉を口走ってしまった。だが直後にクールな男とはかけ離れたことを口にしたのに気がつけば「は、腹減ったから!腹減ったからなっ!」と慌てて付け加えて)

  • No.5023 by 検索  2024-03-29 23:03:11 


ふふ、空腹なら仕方ないね。早く帰って満足して貰わなくては。
(普段とは逆に自分がカゴを持って回り相手が後ろを着いてくる。その間相手はずっと落ち着きが無くまったくもってハードボイルドらしくない姿だ。笑ってしまいそうになるのを堪えつつ他に買うものを尋ねると大丈夫という返事に続いてこちらの料理を望む言葉が聞こえてつい破顔してしまう。今日は疲労も相まって理性の糸もゆるゆるのようで慌てて訂正しているがそれが本音である事は伝わりきっている。笑い声を零しながらわざとその言い訳に乗ってやればご機嫌のままレジに向かった。会計を済ませ袋に詰めるとスーパーを後にした。相手にあそこまで楽しみにされていれば帰宅する足も無意識に早くなりあっという間に家に着いた。ただいま、と言いながら中に入り上着などを置いてから買ったものをテーブルに出していく。手を洗ってまな板包丁などを取り出して記憶の手順に従って調理を準備をしながらふと相手に目をやれば「すぐ作ってしまうから向こうで寛いだり先に風呂に入ってしまったり好きに過ごしたまえ」と声を掛けて)

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