まっすぐみつめて ( 〆 )

まっすぐみつめて ( 〆 )

匿名さん  2022-05-22 01:20:09 
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お相手様決定済みです。



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  • No.41 by 江戸川コナン  2022-05-26 12:58:12 



っ!……待った。──ちゃんと説明するって言ったろ?
こんな事言うのも自分勝手だって分かってる。けど蘭…オメーに話を聞いて欲しいんだ。

(こんな状態になっているからこそ、彼女の微笑みが痛いげに感じる。彼女や周りの人間を巻き込まない為に正体を隠し秘密にしてきたが、全てとまではいかないにしても打ち明ける事を決意して。正直身体は痛むがそんな事お構いなしで完全に上体を起こせば、離れようとする彼女を呼び止めようと左手を伸ばし彼女の手首を掴み、小学生が見せるそれとは違う真剣な眼差しと大人びた声色で真っ直ぐに彼女の瞳を見て訴えて)

  • No.42 by 毛利 蘭  2022-05-26 13:53:56 


こ、コナンく───新一……?

(呼び止められた事に驚き、まさに鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして彼を見つめ返す。まだ安静にしていなければならないだろうに、無理に身体を動かそうとしている様を咎めるように反射的に口を開きかけるも──自身を真っ直ぐに見据えているその表情に幼馴染みの姿が重なって、それ以上言葉が紡げなくなってしまう。何度か瞬きを繰り返してから、おそるおそる名前を呼び直してみる。今自身に語り掛けているのは、幼馴染みの彼に違いないと思ったから。彼が話す気になってくれたのだから、これから何を聞かされたとしてもまずは彼の言葉をしっかり受け止めようと覚悟を決めると、肯定の意を示すようにベッドの傍の椅子に腰掛けて話を聞く体勢をとり、彼の言葉を待って)

  • No.43 by 江戸川コナン  2022-05-26 16:38:46 



…トロピカルランドに行った時の事覚えてるか?蘭と別れた後、俺はある取引現場を目撃しちまったんだ。取引を見るのに夢中だった俺は背後から近付いてくる男に気が付かなくて、そいつに殴られて毒薬を飲まされ気付いたら身体が縮んじまってた。

(名を呼ばれた事に否定する事もなく、肯定の意味を込めて一回頷くと掴んでいた手を離して。何処から話せば良いのか思考を巡らせる。やはり此処はコナンになった経緯から順を追って話した方が良いだろう。少しばかり重い口を開くとその当時を思い返す様に語り始めて)

警察に保護されて話もしたけど、取り合って貰えなかった。そりゃそうだよな、こんな御伽噺みたいな事信じろって言う方が無理だ。それに俺も最初は受け入れられなかったよ、何でこんな目になってんだってな。博士が気付いてくれなきゃ、今頃どうなってたか…。

(警察に保護された事から博士に気付いて貰えるまで時間がかかった事までを一通り流れとして話し。窓を叩く雨音に耳を傾けながら外に視線を向ける。── そういやあの日も、今日みたいに雨が降ってたっけ──あの日から色々な事があって遠い出来事の様に感じており)

  • No.44 by 毛利 蘭  2022-05-26 17:29:45 


ど、毒薬?そんな……!

(一緒にトロピカルランドに出掛けたあの日の事を、自身が忘れるはずがない。あの日からずっと、新一の事を待ち続けているのだから。夢のような有り得ない話を、ただ黙って、時折深刻な表情で頷きながらじっと聞く。普通の状況でそんな事を言われたら、いくら彼の話とはいえ到底信じる事は出来なかっただろう。しかし、この目で彼の身体が縮む瞬間を目撃してしまっている以上、どんなに魔法のような非現実的な話であっても信じるほかない。トロピカルランドで新一と別れる際に感じたあの嫌な予感、あれっきり新一が滅多に帰って来なくなってしまった事。そして、新一と入れ替わるようにあの日から突然現れたコナン君──とっさに考えた出任せとは思えないほど点と点が線で繋がっていくような完璧な説明に、疑う余地など何処にもなかった。だからこそ毒薬というとんでもない言葉に衝撃を受け、狼狽えてしまう。事前にある程度の覚悟をしていたとはいえ、まさか毒とは思いもよらなかった。人間の身体が縮んでしまうような恐ろしい薬が、この世に存在しているなんて。そんな物を飲まされた彼の健康被害も心配だ。衝撃的な言葉を聞けば落ち着かない様子でソワソワと焦りの色を見せ始め、それでも彼が一通り話し終えるまでは口を挟まずに耳を傾けて)

──それ、どうしてわたしに言ってくれなかったの…?

(少しの沈黙の後、窓の外を眺める横顔に一番気になった疑問をひどく悲しげな声色でぶつける。彼の説明通りなら、博士には早い内からこの衝撃の事実を打ち明けていたはず。それならば、博士に言えて自身に話せなかった理由は何なのか。彼の説明からはどうしてもその理由が理解出来ず、それならば相談して欲しかったと強く思ってしまう。これまでに、二人が同一人物なのではないかと疑ったタイミングは何度かあった。せめてその時にでも話してくれていれば…ずっと待っていたのに。寂しかったのに。すぐ傍にいたのなら教えて欲しかった。そんな想いから、枯れるほど散々泣き尽くしたはずの涙がまた、じわじわと込み上げてきて)

  • No.45 by 江戸川コナン  2022-05-26 18:03:59 



──ッ……巻き込みたくなかったんだよ。言えば厄介事に巻き込んで、危険な目に遭わせちまうかもしれない。蘭だけじゃなく、オメーの父さんも…。

(彼女の声色と問い掛けられた言葉にピクッと肩を震わせ反応し視線を戻して彼女を見る。大きな瞳から今にも溢れそうな涙を見て胸が締め付けられる。彼女にそんな顔をさせる為に隠してきた訳じゃないのに──。周りの人間や彼女を危険な目に遭わせない為に秘密にしてきた事の筈なのに、結果として泣かせてしまっている。その悔しさから彼女を直視する事が辛くなり視線を外すと左手に力を込め拳を作る。あとでどんなに責められ様とも、これだけは心からの本心なのだと必死に訴えて)


  • No.46 by 毛利 蘭  2022-05-26 18:38:33 


わ、わたし、そんなにヤワじゃないもん!新一やお父さんくらい守れるし──新一だって知ってるでしょ?
なのに…なのに、そんな大事な事、なんで抱え込んじゃうのよ…

(彼から返ってきた答えは自身や自身の父親の身を心から案じてくれているが故のもので、ますます心が痛くなる。危険だと分かっているのなら、余計に話して欲しかった。自身の知らない所で彼が危険を抱え込んでいたなんて、想像するだけでも耐えられない。秘密は隠される方も辛いが、隠す方だって傷つかないはずはないのに。そんなに危険なら尚更自身に話してくれれば、そんじょそこらの奴らならボコボコに懲らしめてやるのに。考えれば考えるほど悔しくなり、涙声を絞り出す。幼馴染みをそんな目に遭わせたそいつは、今頃一体どこで何をしているのだろうか。すぐにでも探し出して成敗してやりたい。少しずつ冷静になっていくにつれて、そもそもの元凶である毒薬を飲ませたというその得体の知れない人物に強い憤りを感じ、今からでも警察に押し掛けてしまいそうな勢いで立ち上がって)

…で、まだ見つかってないの?新一に変な薬飲ませたヤツ!どこの誰なのよ!

  • No.47 by 江戸川コナン  2022-05-26 20:24:20 

 
いやそういう問題じゃ…ちょ、落ち着けって…──灰原っ!

(長年空手をやっているのを間近で見ているし強さは重々分かっている。けれど自分をこんな身体にした男──その男が所属する組織そのものは世界的にも暗躍している得体の知れない巨大なものだ。況して人の命など何とも思わない冷徹な輩ばかり。乗り込んでいった所で敵う訳がない。
正体は明かしたものの、組織について話す訳にはいかない。話せば結果として同じ状況下にいる少女の事も話さなければならなくなる。もっと言えば自分の居場所が組織にばれてしまった時、彼女を最悪の状況に巻き込み兼ねないからだ。
踏み込んだ所まで言う事が出来ずヤキモキして、今にも飛び出していきそうな彼女を止めようと声を出した所で、先程までカウンター席で眠っていた少女が会話に割って入り"そう容易い相手じゃないの、彼らはね"と述べながら欠伸を一つ。慌ててその少女の名を、それ以上話すなと言わんばかりに強めの口調で呼んで)

  • No.48 by 毛利 蘭  2022-05-26 20:58:33 


あ、哀ちゃん…?…哀ちゃんも、知ってたんだ…

(完全に頭に血が上ってしまっていた所を少女に遮られ、何が何だか分からずにキョトンとしながら声のした方へ視線を向ける。幼い少女の前でこれ以上取り乱したり物騒な話をする訳にはいかないと、深呼吸をひとつ。しかし冷静になればまた、次の疑問が湧いてくる。少女がたった今発した何かを知っているような口振りや、目の前で人間が縮んだというのにやけに落ち着いていたあの態度。どんなに鈍い人であっても、この少女も新一が毒薬で縮んでいる事を知っていたのだろうと少し考えれば気が付くだろう。しかし、危険に巻き込みたくないからという理由で自身が知らされていなかった事情を、なぜ自身よりも明らかに幼くか弱い小学生の女の子が知っているのだろうか。それについて、果たして尋ねてよいものなのか。少しは理解出来てきていたはずの状況も、なんだか振り出しに戻った気分だ。説明を求めるように彼に視線を戻してじっと顔を見つめていれば、ふとある事に気が付き首を傾げて)

あれ?でも新一、前にコナン君と一緒にいた事あったよね?ほら、学園祭の時!

  • No.49 by 江戸川コナン  2022-05-26 22:00:34 


ー灰原ー

ええ…彼が小さくなってしまった原因は私にもあるのよ。

(少し前から目を覚ましていて、悪いと思いつつも密かに聞き耳を立てていた。ここで変に否定した所で逆に疑問が深まり、更に此方側に踏み込まれるよりはマシ。そう考えていたが、たった今自分の正体を明かした彼はどう答えるべきか悩んでいる様子。彼女が説明を求めるのも当然だし同じ立場だったならと理解を示し、冷静にそれで居て淡々と原因は自分にあるとはっきり答える。また同一人物が二人現れた時の事を聞かれれば)

あの時の江戸川君は私が扮していたの。貴女の疑いの目を逸らす為にね。



(/コナンとしてのロルの中で灰原を動かす事に少々限界を感じてきたので、一旦灰原に説明をさせようかと思うのですが宜しいでしょうか?もし抵抗がある様でしたら次レスから元に戻しますので、遠慮なく仰って下さいませっ)

  • No.50 by 毛利 蘭  2022-05-26 22:48:48 


え…えぇ~っ!?あれ、哀ちゃんだったの?
で、でも、原因って──新一は毒薬で縮んだんだよね…?

(次々と明らかになる衝撃の事実に目を丸くして、思わず叫んでしまう。事情を知っているだけではなく、まさかこんな幼い少女に協力までさせていたとは。学園祭の記憶を辿りながら、言われてみれば確かにあの時のコナン君はやけにクールだったような…なんて妙に納得しつつも、そうまでして彼が自身に隠し通していた事実をこんなに小さな女の子には話していたのかと思えば、疎外感から少しだけ寂しくなり俯いて。さらには、幼馴染みからは毒薬を飲まされて小さくなったと聞いていたはずなのに、少女にも原因があるなどと言われては頭の中は混乱する一方で。そもそも、この状況で淡々とこんな話をしてくる小学生の女の子…この子は一体何者なのだろうかという最大の疑問が浮かんでくるものの直接的に口にするのは幅かられ、おそるおそる顔を上げると困惑した表情で幼馴染みと少女を交互に見つめ、言葉を選びながら遠慮がちに尋ねて)

(/説明の件、かしこまりました。サブキャラに関して特にこだわりも抵抗もありませんので大丈夫です!むしろお任せしっぱなしで宜しいのでしょうか…必要があれば此方も展開に応じて対応しますので、何でも仰ってくださいね。此方はこれまで何の問題もなくとても楽しませて頂いていますので、これからもよろしくお願い致します~!)

  • No.51 by 江戸川コナン  2022-05-26 23:43:15 




ー灰原ー

…その薬を開発したのが私なのよ。だから工藤君がこんな姿になってしまったのも全ては私の所為──…謝って済む事ではないけれど…本当にごめんなさい。

(ちらりと彼の方を見遣れば、こんな状態に陥っても必死に自分を庇おうとしている。その気遣いが彼自身を苦しめるという事を理解しているのだろうか。事の発端、つまり原因が自分にある以上庇われる資格なんてないのに──。
告げた事でどんなに責め立てられたって構わない、彼女の怒りの矛先を組織では無く自分に向けられさえすれば、危ない橋を渡らせないで済む。それを信じて頭を下げて)



ーコナンー

っ、灰原……前にも言ったろ?オメーの所為だなんてこれっぽっちも思ってねーよ。全ては俺が好奇心に任せて行動し招いた結果。だから気にすんなって。

(頭を下げる相棒と呼べる存在の少女に呆気に取られるも、直様原因は少女にある訳ではないと否定して。昔から好奇心旺盛で気になった事柄への執着は半端ではない。況してそれが事件なら尚更、こんな状況を招いたのも全ては自己責任であると続けて)


(/ご承諾頂き感謝致します!またお気遣いもありがとうございます。そうですね、今の所操作するキャラも少ないので大丈夫ですが必要な時は声掛けさせて頂きますね!

そう仰って頂けてとても嬉しいです。
キャラ操作からロルの回し方までとても美しく、本当にキャラと話している感覚で楽しいと同時に感激しております!此方こそ、これからも宜しくお願い致します!)

  • No.52 by 毛利 蘭  2022-05-27 00:45:17 


な…!じ、じゃあ、あなたは…──ううん、そっか。

(告げられた事実に、あんぐりと口を開いて少女を見つめる。自身と面識のある女の子が毒薬を開発していて、しかもそれを幼馴染みが飲まされていたという衝撃の事実に、開いた口が塞がらない。そもそも、小学生に毒薬を作る事など可能なのだろうか。小学生にしては大人びているし、やはりこの子も──何となく察しはしたものの、自身に向かって頭を下げる姿を目の当たりにすれば問いただす気になどなれず、出かけた言葉を引っ込める。もちろん毒薬を開発していたのは、本人がそう言うのだからそうなのだろう。しかし、話を聞く限り幼馴染みにそれを飲ませたのは別人のようだし、自身にはこの少女が人に危害を与えるような物を自ら進んで開発するような子にはどうしても思えなかった。当然この子の事をそんなによく知っている訳ではないけれど、哀ちゃんはコナン君の大事な友人だ。現にこうして新一が少女をフォローしているのだから、新一だってこの子の事を信頼しているはず。ならば新一が信じているこの子を、自身も信じたい。この真っ直ぐな謝罪が偽りだとは、到底思えないから。この子はこの子で何か事情を抱えているのだろうと悟れば、何も知らずに辛い話をさせてしまった事に罪悪感が湧いてくる。彼女がどんな想いで打ち明けてくれたのかと思うといたたまれなくなり、ゆっくりと彼女の元へ歩み寄って、膝を折り目線を合わせる。申し訳なさそうに眉尻を下げ、次いで出来る限り柔らかく微笑みかけて)

ごめんね?わたし、何にも知らなくて…話してくれてありがと、哀ちゃん。


(/とてもとても有難いお言葉をありがとうございます!ご提案して下さった設定もロルも大変素晴らしく、此方こそ物語に没入しつつ日々の励みにさせて頂いております。今後も楽しみにしていますね…!/蹴可)

  • No.53 by 江戸川コナン  2022-05-27 07:56:58 


ー灰原ー

…蘭さん…どうして?どうしてっ…許せるのよっ!私が元凶なのよ!?許される資格なんてっ……っ!

(責められる事を覚悟していたのに、返ってきたのは謝罪と感謝の言葉。目線を合わせてきた彼女が姉の姿と重なる。まさかの事態に驚きを隠せない。いや聞くまでも無く、目の前の彼女は出会った頃からこういう人だと分かっていた筈なのに。だからこそ事実を話した今、許される資格も優しくされる資格もなくその優しさが心苦しい。何とも言えない葛藤から自然と語尾が強くなり、どうしたら良いか分からず体が僅かに震えて言い放つと尽かさず博士の制止する名を呼ぶ声で我に返る。
堪らずこの場に居られなくなり、振り切る様に背を向ければ地下の自室へと駆け込んでいき)


ーコナンー

おい、灰原!ッ……

(感情的になった少女を呼び止めようと声を掛けるも、どうやら声は届いていない様で。間に博士が入り、今はそっとしておいてやろうという言葉に諭され黙り込む。此方が幾ら否定をした所で少女の中では責任と葛藤を今でも感じているのだろうと理解を示すと共に、少女の消えてしまった方向一点を心配そうに見つめて)

  • No.54 by 毛利 蘭  2022-05-27 08:52:51 


哀ちゃん!?──どうしよ。わたし、また嫌われちゃったかな…

(少女の事情など何も知らない自身が、余計な事を言い過ぎてしまっただろうか。逃げるように地下室へ駆けていく少女を呆然と見つめ、彼女がいなくなってしまった静かな部屋で後悔の色を滲ませ悲しげに苦笑し呟いて。少女と出会ったばかりの頃、あからさまに避けられていた時の事を思い出してしまう。少女を傷付けてしまった責任からすぐにでも追いかけて謝りたい気持ちはあるが、博士の言葉もごもっともだし、彼女に快く思われていないのなら自身が行っても逆効果だろう。思えば新一が打ち明けてくれた秘密だって彼なりの事情があって隠していただろうに、いくら自身に嘘をつかれていたとはいえズケズケと追及しすぎてしまっただろうかと、何も知らずに疑いの目を向けてしまった過去の事が今更ながらに悔やまれる。先程は新一にもあんなに拒絶されてしまったし、元々自身はお節介で他人に干渉しすぎてしまう所があるのかもしれない。彼がここまで話してくれたのだから、これ以上自身が踏み込むのはお門違いなのではないかと考えを改めれば、彼の方に向き直り後ろめたそうに謝罪を述べ、話題を変えようとして)

新一も、ごめん……とりあえずここまでにしよっか。
何か食べられそう?昨日から何も食べてないでしょ?

  • No.55 by 江戸川コナン  2022-05-27 09:30:26 



…何で蘭が謝るんだよ。オメーが気にすることなんかねーって。

(彼女からの謝罪を受け視線を戻す。幼馴染の彼女自身、何も悪い事などしていないというのに何故謝るのか。昔から他人の事を自分の事の様に抱え込み泣いてしまう様なお人好しの彼女。今回の事も責任を感じているのかも知れない。そう思うとフッと少し肩の力を抜き呆れにも似た感嘆の吐息と共に言葉を吐き出す。少女についても今は幼馴染の優しさに困惑しているだけだろうと、それ以上深く考えることはせず続けて一言。
話題が変えられた事に多少なり共困惑するが、ここまであり得ない事が次々に彼女の目の前で目紛しく起こったのだから一旦休憩を挟むのが妥当だろう。彼女の提案を受け入れ、少し考えると)

えーっと…、軽い物なら何とか。

  • No.56 by 毛利 蘭  2022-05-27 10:34:34 


…良かった~!あ、博士。キッチン借りるね!

(彼からの返事に心底ホッとしたように満面の笑みを浮かべて。彼に拒絶されてしまった事が一時は本気で気がかりだったのだが、どうやら怒らせてしまった訳ではなさそうで、彼には嫌われてもいない様子。彼のたった一言で、張り詰めていた空気が心做しか穏やかになった気がするのだから不思議だ。この状況で不謹慎かもしれないが、コナン君の姿をしていても先程から彼の何気ない仕草や態度、すべてが新一そのもので。本当に新一がここにいる。そしてこれからはコソコソと自身の前からいなくなってしまう事もないのだと思えば、先程告げられた事実は決して喜ばしい内容ではないとはいえ、それを打ち明けて貰えた事は自身にとってただ傷付くだけのものではなかった。毒薬なんて得体の知れない物を飲まされた幼馴染みは、最悪の状況になっていてもおかしくはなかったはず。それでも今彼は生きていて、ここにいる。どんな姿でも新一は新一で、新一がこうして傍にいてくれている。それが…正直、嬉しい。こんな時にこんな事、決して口には出せないが。多少なりとも態度には出てしまったかもしれない。博士に断りを入れると、阿笠邸のキッチンを借りて手際良く調理を進めていく。暫く経ち、いつの日か哀ちゃんにも作った事がある玉子粥が乗ったお盆を手に戻って来て)

おまたせ~!

  • No.57 by 江戸川コナン  2022-05-27 15:04:01 


────ふっ…。

(キッチンへと向かう彼女の何処となく嬉しそうな姿に心の奥に引っかかっていた物が取れた様にホッと胸を撫で下ろす。彼女の涙を見た時はとても心苦しく胸が締め付けられる思いだった。目前でコナンになり状況から仕方なく話してしまったが、本当にこれで良かったのかその答えについては未だに出せていない。組織を壊滅させていない以上全てを話す訳にもいかず、靄が晴れずスッキリしない感覚に陥る。
──幼馴染がキッチンに立っている間に、心配して近付く博士。ピスコと言う組織のメンバーに連れ攫われた時と言い、今回の誘拐事件と言い、またいつどんな状況下で同じ目に遭うか分からない。それは秘密を知った幼馴染だって同じだ。これから先、更に細心の注意が必要となるだろう。そう思えばこそ、博士には自分達の事よりも灰原を気に掛けて欲しいと伝えて)


…ああ、さんきゅ。いただきます──旨っ!

(キッチンから戻ってきた彼女に気付かれる前に博士との話を終わらせ、何事もなかったかの様に笑みを浮かべて礼を一言。作りたてという事もあって、熱々の湯気に覆われた美味しそうな玉子粥を前に添えられたレンゲを左手で少し掬い、自分の息を吹きかけ冷ましてから口の中へと頬張り。コナンとして傍に居て彼女の作る手料理を毎日のように食べていた筈なのに、なんだか久々に味わう様な不思議な感覚になる。正体を明かした事によるほんの少しの解放感がそうさせているのかも知れない。
感想を短く述べると一口、また一口と食べ進めて)

  • No.58 by 毛利 蘭  2022-05-27 16:06:31 


んふふ…!

(冷蔵庫にあった食材で作った即席料理ではあるが、それでも本当に美味しそうに食べてくれる幼馴染みの姿につい頬が緩んでしまう。彼が目の前にいて、自身の手料理を食べているというこの状況がただただ嬉しくて、幸せを噛み締めるように彼が食べる様子をじっと見つめていて。そういえば、コナン君も自身の料理を気に入ってよく褒めてくれていたな、なんて事を思い出す。今思えば、それは実質的に新一から褒められていたようなもので…何だか急に恥ずかしくなり、仄かに頬を染めて一人もじもじと俯いてしまい──ふと、ある事に気が付く。自身は今の今まで新一とコナン君が同一人物だとは知らなかった訳で。当然、コナン君に対してはコナン君としての接し方をしていた訳で…あれ?自身はコナン君と同じ部屋で眠ったり、一緒に入浴をしたりしていなかっただろうか。それだけじゃない。確か以前コナン君に向かって、新一の事が大好きだとか何とか、堂々と宣言してしまったような気も。これは大問題なのではないだろうか。顔から火が出るほど恥ずかしいのだが。俯いたままチラリと目線だけで幼馴染みの様子を窺ってみれば、相変わらず美味しそうに玉子粥を頬張っている。まさか、全て忘れているのだろうか。それとも全部気が付いていて、その上でいつも通り平然としていられるのだろうか。全てを知った上でずっとコナン君として自身の傍にいた彼は、一体全体そこのところをどう思っているのだろう。一度気になってしまえば、とことん気になりすぎてソワソワと落ち着かない。真っ赤な顔をおそるおそる上げると、じとりと半目で彼を睨み口を尖らせて)

てか新一、何かわたしに言う事とかないわけ…?

  • No.59 by 江戸川コナン  2022-05-27 18:21:01 


──はっ?オメーに言う事…?

(半分程食べ終えた所で一旦手を止めて。嬉しそうにしていたかと思えば、今度は睨みつけている。表情が次から次へとコロコロ変わり忙しい奴と思いつつ、何かあっただろうかと思考を巡らせる。顔を真っ赤に染めた彼女を再度見ても、何の事か分からずと言った具合。色んな事が起こりすぎた所為もあって完全に忘れているらしく、思い出せない様子で。
博士に聞いた所で分かるはずも無いのだが、一応聞いてみてもニタニタと気持ち悪い笑顔を浮かべるだけで何も分からずに)

  • No.60 by 毛利 蘭  2022-05-27 19:02:43 


だ、だから~!コナン君の時に、その──
…わ、分かんないなら、もういいよ…

(全く心当たりが無さそうな彼の様子に、拍子抜けしてしまう。安心したような少し残念なような、何とも言えない複雑な心境。あんな事やそんな事も何もかも全部、コナン君として過ごしていた間の自身とのやりとりは彼にとって完全にノーカウントで、何とも思っていないという事なのだろうか。大して気にしていないからこそ、綺麗さっぱり忘れてしまえるのだろう。いや、はっきり覚えられていたとしてもそれはそれで恥ずかしいから、これでいいのだろうけど…やっぱりずるい。彼にとっては平気でも、自身にとっては知らない間にあれこれやらかしてしまっているのだから。此方だけが勝手にこんな恥ずかしい思いをしなければならないのは、どうも納得いかない。抗議しようと仏頂面で口を開くが、それを言葉にして説明すること自体恥ずかしくなってくる。そもそも、せっかく彼が忘れているものを思い出させるなんて、それこそ墓穴を掘るようなものだ。すぐさま撤回したその語尾はもごもごと弱々しくなっていき、頬を染めたまま視線を逸らして)

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