匿名さん 2022-05-22 01:20:09 |
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んふふ…!
(冷蔵庫にあった食材で作った即席料理ではあるが、それでも本当に美味しそうに食べてくれる幼馴染みの姿につい頬が緩んでしまう。彼が目の前にいて、自身の手料理を食べているというこの状況がただただ嬉しくて、幸せを噛み締めるように彼が食べる様子をじっと見つめていて。そういえば、コナン君も自身の料理を気に入ってよく褒めてくれていたな、なんて事を思い出す。今思えば、それは実質的に新一から褒められていたようなもので…何だか急に恥ずかしくなり、仄かに頬を染めて一人もじもじと俯いてしまい──ふと、ある事に気が付く。自身は今の今まで新一とコナン君が同一人物だとは知らなかった訳で。当然、コナン君に対してはコナン君としての接し方をしていた訳で…あれ?自身はコナン君と同じ部屋で眠ったり、一緒に入浴をしたりしていなかっただろうか。それだけじゃない。確か以前コナン君に向かって、新一の事が大好きだとか何とか、堂々と宣言してしまったような気も。これは大問題なのではないだろうか。顔から火が出るほど恥ずかしいのだが。俯いたままチラリと目線だけで幼馴染みの様子を窺ってみれば、相変わらず美味しそうに玉子粥を頬張っている。まさか、全て忘れているのだろうか。それとも全部気が付いていて、その上でいつも通り平然としていられるのだろうか。全てを知った上でずっとコナン君として自身の傍にいた彼は、一体全体そこのところをどう思っているのだろう。一度気になってしまえば、とことん気になりすぎてソワソワと落ち着かない。真っ赤な顔をおそるおそる上げると、じとりと半目で彼を睨み口を尖らせて)
てか新一、何かわたしに言う事とかないわけ…?
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