夢の1着を目指して〆

おっ、オグリ………と、ちょこ！研修終わったんだね、お疲れ様。そうだ、ちょうど今からトレーニングするから見てきなよ。今俺たちは天皇賞秋を目標にしてるからさ
(相棒が来たことに安堵し相変わらずだなと苦笑いすれば、色々と教えていた後輩に驚き胸元のトレーナーバッジ見て正式なトレーナーになったこと察すれば、新人にはいい経験になるだろうとGI見据えてるウマ娘のトレーニング見学させようとして)

(/分かりましたー！
タマはトレーニング開始したらやってきてちょことバッタリ……みたいなのでよろしいですか？)

【有栖川ちよ子】

オグリとゆっきー先輩コンビのトレーニングを間近で見られるなんて…！是非取材…じゃなかった、勉強させてもらいますね！
(来て早々に早速トレーニングを見ていかないかと誘われて、しかもそれがウマ娘にとっては大きな舞台であるGIレースに向けたものだとわかるとこれは見逃せないとばかりに、記者時代のクセが抜けきらないようで早速カメラを構えて1、2枚写真を撮影した後で是非にと答えて)

【オグリキャップ】

相変わらずだな、ちょこは。…それでトレーナー、今日は何をすれば良いのだろうか？
(研修時代に自身のトレーナーの後を追いかけていた頃から変わらない知人の様子に一つ頷き、それから天皇賞秋という自分にとっても大事なGIレースのことになれば顔つきも若干真剣になって相手に今日のトレーニングメニューを尋ねて)

(/それでお願いします！)

そうだな……ここまて名を上げてきたオグリを周りは危険視して包囲網をしかけてくるだろう……というわけで天秋まではパワー強化中心でやってこうと思う。今日はこれに履き替えてダートコースをしてもらおうかな。
(地方から来て何度も重賞勝利してるのでマークされるのは確実で、周りが連携して包囲網を仕掛けてくる可能性もあるのでそれを打ち破れるようにパワーを強化すると説明すれば特注で頼んだ普通より数倍重い蹄鉄をはめ込んだシューズを渡し)

【オグリキャップ】

これは…中々重たいな。…わかった、やってみよう。トレーナーの期待に応えてみせる
(受け取ったシューズを手にして、その重量感に驚くが、無茶な指示は絶対しないという信頼感があり、自分なら出来ると相手が信じてくれていることがわかれば弱音は吐かずに指示に素直に頷けば早速ダートコースへと向かって歩き出そうとして)

【有栖川ちよ子】

えー、そんなに重たいんですか？見た目は全然普通に見えますけどー……っ！？お、重た！？えっ、本当にこれ履いてトレーニングさせるんですか！？
(オグリと相手のやり取りを見て、半信半疑といった様子でそのシューズをオグリの手元からとり、自分で持ってみればその重量に軽く前のめりになりながら驚き、こんなシューズを履いた状態で本当に走れるのかと二人を交互に見やり)

普通のウマ娘だったらできないかもね……でもあいつはオグリキャップだ。そんじょそこらのウマ娘とは比べ物にならないほどに強いし、強くなるためには貪欲になれる……俺の自慢のウマ娘だからな。
(特注シューズ履いてダートコースに行くオグリ見ながら、普通のウマ娘があんなもの履いたら走ることも難しいのは承知しているが、彼女が笠松でデビューした時から一緒にいる自分にはオグリなら絶対にやってのけると自信があり、普段よりも目付き鋭くして彼女の可能性をちょこに語り)

【有栖川ちよ子】

ゆっきー先輩は相変わらずオグリのことを信頼してるんですね。…確かに去年の今頃、私が研修に来てた頃もオグリは非凡なウマ娘ではありましたけど…今のオグリがどれほどのものかお手並み拝見ですね
(他のウマ娘とは違う、そんな自信に満ちた相手の言葉に去年までと変わらない深い信頼関係が読み取れて、実際相手の言う通りオグリは去年の時点でとてつもないウマ娘だということは素人目にも明らかだったが、それでもこんなトレーニングに耐えられるほどなのかはまだ少し信じられない様子で、それともこの一年で相手と共に更なる成長を遂げたということなのだろうかと期待に胸を膨らませながらトレーニングの様子を見守り)

【オグリキャップ】

…よし、これならなんとかいけそうだ。トレーナー、最初から全力で行っても構わないだろうか？
(シューズを履き、それからその場で軽く駆け足してみたりジャンプをして足にかかる負荷などを確認し、これなら問題なく走れそうだと判断すれば、慣らしはもう十分だとばかりに早速全力で走っても構わないか確認をして)

そりゃまぁ、デビュー前から家近所で仲良かったし……今はトレーナー呼びにしてるけどオグリも前までは俺の事下の名前で呼んでたからな。………っともちろんいいよ、というかその程度の重さで本気出してもらわないと困るしね。
(信頼という言葉聞いて彼女とは昔から仲が良かったと微笑みながら説明し、スタート位置についたオグリに本気で走ること許可すると、最初から本気で走らせるつもりだったと腕を組んで自慢げに話し)

【オグリキャップ】

トレーナーならそう言ってくれると思っていた。それでは行ってくる……！
(まさか以心伝心といった様子で、相手からの答えも大体予想していた通りだと満足げに頷けば早速駆け出していき。足場の悪いダートコースに重量のあるシューズという悪条件の中でも力強く安定した走りを見せて)

【有栖川ちよ子】

す、凄い…！去年より更に凄みが増しちゃってるじゃないですか！これがオグリキャップ……一時代を築きますよ、これは！
(オグリの圧倒的な走りを見れば、驚くと同時に興奮してしまい、彼女の走りは見ている人を熱くする何かがあると確信し、スターとしての素質をひしひしと感じれば、ついついカメラでの撮影をしつつメモにペンを走らせて)

[福丸透]
相変わらず研究熱心だね。当たり前じゃん、オグリはこれからウマ娘界を引っ張っていく存在になるんだからさ。
(記者時代からちょことは仲が良く悪くも研究熱心なところに苦笑いしながらも、彼女の言う通りオグリは時代を築くウマ娘な事は確かなので記者モードになったちょこみて嬉しく思い)

[タマモクロス]
せやな、やけどうちもオグリには負けてられへんで！春秋連覇するのはうちや……ってお前は！？
(いつの間にか透の横に来てオグリのトレーニング見学していると、彼の横にいる女性見て以前追いかけ回されてほぼストーカー被害受けて自分にトラウマを植え付けた相手なの確認すれば透の背中に隠れて)

【有栖川ちよ子】

ウマ娘界を引っ張ってく存在…！くぅ…イカしてますね！私もいつかそんな凄いウマ娘を……あっ！あなたはタマモクロスじゃないですか！まさかこんなところで会えるなんて夢みたいですよー…って、あれ？タマー？怖くないよー？こっちおいでー
(ウマ娘界を引っ張る存在だなんてとてつもなく大きなスケールで語れる相手を羨ましく思い、実際オグリはそんな大きな夢を語るに値するだけのウマ娘なのだろうと信じて疑わず自分もいつかそんなウマ娘を…と考えたところで自分が追い求めていたウマ娘が目の前におり、早速再会の喜びを分かち合おうとしたが思いっきり警戒心マックスな対応に首を傾げながら、笑顔でちょいちょいと手招きをして)

【オグリキャップ】

タマじゃないか、どうしてここに？それより、せっかくあんなに仲が良かったちょこにまた会えたのだからもう少し嬉しそうにしてもいいんじゃないか？
(ひとまず与えられたノルマが終わり、戻ってくれば友人が来ているのを見つけて自分に何か用でもあったのだろうかと思いつつ声をかけ、当人の意思に反して二人は仲が良かったなんて本気で思っているようで真顔でもう少し嬉しそうな顔で再会を喜び合った方がいいなんて相変わらずの天然を爆発させながら指摘をして)

[福丸透]
あー…ちょこ、勘違いしてると思うけどタマはお前のこと苦手だと思ってる……かもよ、前めちゃくちゃ追い回してたし…
(2人とは違いタマモクロスがちょこに追い回されてトラウマになっていることを何となく察していて、小柄な彼女を守るように手をさっと出して守るようにして)

[タマモクロス]
トレーナー…！うちは分かってくれてほんま嬉しいで……まったく、オグリのトレーニング見に来たらまさか、あんたがいるとはな…ほんまに今日は不幸な日やわ…
(天然2人組とは違い自分の気持ちわかってくれたオグリのトレーナーに感激して涙目になりながら彼の後ろで、野良猫のように威嚇しつつ警戒しながらちょこの方睨みつけて)

【有栖川ちよ子】

ガーン…！そうだったんですか…！？タマはただ単にツンデレなだけだと思ってたのに…！そうですか、実は嫌われてたんですね…タマにまた会うためにせっかくトレーナーになったのに…いじけてやります、いじいじ……
(衝撃の事実を告げられ、思い切りショックを受け、実際に警戒心のこもった目を向けられてしまうと隅っこに行って砂をいじるというなんともベタないじけ方をして)

【オグリキャップ】

タマ、今のは良くない。いくら本当のことでもハッキリ言ったら可哀想だ
(一切の遠慮なく不幸とまで言い切るタマに対し、そう指摘をするが指摘している本人が一番傷口を抉っているという自覚はなく)

[福丸透]
…オグリも大概だけどな、転校当初にデリカシーないこと言って他の生徒煽ってただろ……とりあえずタマは謝ってきな、ちょこだってお前のことが好きで追いかけ回してたんだし、とりあえず危ないヤツではないからさ
(タマモクロスに指摘するオグリに、自分で言っておきながら彼女自信もデリカシーが無いことをツッコミ入れて、いじけるちょこ見ながらタマの背中そっと押して謝ってくるように勧めて)

[タマモクロス]
あ、あんたらがそう言うんなら………えと…さっきはうちも言いすぎた、あんたについて知らんくせに不幸な日とか言ってすまんかった！
(モジモジとしながらちょこの前まで行き、さすがに言い過ぎだと反省の色見せながら深々と頭下げて謝罪して)

【オグリキャップ】

む…そうだっただろうか？トレーナーは色々なことをよく覚えているんだな
(自分の発言が周りを煽ったなんて、そんなことあっただろうかとむしろ何が問題だったかもよくわかっていないこともあって不思議そうに首を傾げつつ、事実はどうあれ入学当初のことまで細かく覚えている相手には感心していて)

【有栖川ちよ子】

タマ…っ！いいんですよ、私はもう大丈夫ですから！…ええ、わかってます！やっぱり感動の再会を素直に喜ぶのが恥ずかしかったんですよね！？
(さっきまでの落ち込みようが嘘のような変わり身の早さで、思いっきり自分に都合のいい解釈をしながら頭を下げるタマの顔を下側から覗き込むようにしながらニコッとウザい笑顔をみせて)

[福丸透]
当たり前だ、オグリとの思い出は全部覚えてるつもりだからね。これからもたくさん思い出作っていこうな。
(何度もオグリのせいで胃が痛くなる事はあったが、彼女と過ごしてきた日々はかけがえのないもので自分にとっては何よりも大切なものなのでこれからも作っていきたいとオグリの頭撫でながら約束し)

[タマモクロス]
……そ、そうなんやな………あかん、うちだけじゃ付いてけないわ………オグリぃ？…ってあっちもあっちでイチャイチャし始めてるやないか……
(謝った身としてウザいと思いながらも彼女の気持ち拒否することできず、とりあえず第三者を呼ぼうとオグリ達の方へ呼びかけるがもはやおなじみの光景となった2人の姿に苦笑いしながらこの状況どうしようか悩み)

(/タマの関西弁どうですか？関西圏の人じゃないからこんな感じかなと思いながらやってるんですけど違和感とかあります？)

【オグリキャップ】

トレーナー、少しくすぐったい…だが、トレーナーとの思い出が増えるのは私も嬉しく思う。トレーナーが一緒にトレセン学園へ来てくれて良かった
(頭を撫でる手に瞳を細めては軽く身をすくめながら、相手の顔を見上げればこの先も一緒に思い出を作っていけるのが楽しみで仕方がないようで、地元からついてきてくれた相手に本音でそう伝えながら二人のことなどそっちのけで相手と見つめ合い' )

【有栖川ちよ子】

こうなったら私たちもあの二人に対抗していちゃいちゃしちゃいましょうか！？
(既に二人きりの空間を作り出しているオグリとトレーナーの様子を見れば何を思ったのかそんな突拍子もないことを言い出してタマへと詰め寄って)

(/自分も関西圏じゃないのでなんとなくこんなものかなと思いつつ見てます。違和感とかはないですよ)

[福丸透]
オグリもそう思ってくれてて嬉しいよ。……あれ？ちょっと顔丸くなった？いくらなんでもオグリは毎日食べ過ぎてると思うんだよね。
(頭撫でながら見つめていると、以前よりも顔丸くなっていることに気づいて両手でオグリのほっぺを触りながら明らかに肉がついたこと指摘するも「まぁオグリらしくて俺は好きだけどね」と苦笑しながらさらに見つめ合い)

[タマモクロス]
なんやあの二人、本当は付き合ってるんやないか？…って、ちょっと待ったぁ！！あんたはうちのトレーナーやないしなんでいちゃつかないけないんや！
(バカップル見るように冷めた目で2人の事見ながら相手が近づいてきてることに気づいて、赤の他人である目の前の相手とイチャイチャしなきゃ行けないんだとさすがに申し訳ない気持ちあるが拒否しようとし)

(/それなら良かったです！)

【オグリキャップ】

む、そうだろうか…？トレーナーがそこまで言うとなると由々しき事態だな、少し減量をした方がいいのだろうか…
(相手からの指摘に自分でも自分の頬を触ってみて、そのことが恥ずかしいだとかそういう感情はあまりないが、トレーナーである相手が変化に気づくほどということは、走りに影響が出る可能性もあるのではないかと思い、改善した方がいいかと、最悪の場合食事量を減らさなければならないだろうかと断腸の思いで尋ねて)

【有栖川ちよ子】

あははー…勢いで押し切ろうとしても流石にダメでしたか。そういえばタマは今日はトレーニングお休みですか？トレーナーさんも見当たりませんし
(軽い冗談のつもりだったため、てへっと舌を小さく出して大人しく引き下がり、相手は今日はトレーニングをしないのだろうかと、以前取材をした時にタマと一緒に行動していたトレーナーが居ないこともあってそう尋ねて)