荒廃した国でアリスは踊る。【 3L / 指名制 】

荒廃した国でアリスは踊る。【 3L / 指名制 】

門番  2022-01-22 17:59:35 
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「お茶会へようこそ」

誘われてきた先は、賑やかさなどまったくない寂れた世界。

空はいつもどんよりと暗く、晴れることがない。

普段通りお茶会は開催されるが、参加者は少ない。

どこかから聞こえた悲鳴と、ひそひそと交わされる声。

「逃げようとしたアリスが処刑されたんだって」

これは、廃墟のような国で送る毎日の記録。





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  • No.70 by 兎  2022-02-08 12:14:39 




>69 アイザック

為せば成る……みたいな?
( なろうと思えばすぐに変身できる。自分にとっては造作もないことであると伝えたかったが、そんな語彙を咄嗟に出せるはずもなく。簡単にできると伝えたかったのに、実際口をついて出た言葉は頑張ればできるという意味の言葉であって真逆であり。ただ、間違いにすぐ気付けるのならば誤用などしない。ばっちり難しい言葉を使えた、とどこかご機嫌で。彼の考える事柄を察する能力は生憎備わっていない。解剖される危機があったのにも、それを脱したのも気付かぬままで。しっかりと指示を出した甲斐あって、後ろ足がぶらんと浮くこともなくなり、安定した。安心したのも束の間、すぐさま放り出される身体。格好よくぴょんと着地してみせるつもりが、実際勢いよく身体を地面を打ち付けた。その無様さ、ダサさったらない。忠告したのに、と不満をぶつけてしまいながら、その一方でアリスの身を案じるのは反射的なものと言えるだろう。兎のままだと引っ張り上げることはおろか、下手したら踏み潰される危険すらある。人間の姿へと戻って、彼の方へと手を伸ばした。助けるようにしながらも、どこか不安を煽るようにわざとらしく低い声を出してみる。実際は女王のお気に入り、今更はねられてしまうことはないだろうけれど。めそめそと泣く振りをするも、彼の気を引くのは空を飛ぶ蛍光色の蝶の方かもしれなかった )
ぎゃあっ!......もう、さっきからなんなの!……それよりアリス、早くしないとお茶会に遅れちゃう!急がないとボクの首、女王様にはねられちゃうよお……


  • No.71 by 来客  2022-02-08 17:27:59 



>68 女王様

(女王の許可が下りると間もなく、槍を持った兵士数人に取り囲まれる。少しでも粗相をしたら斬ると言わんばかりの緊張感を漂わせている彼らだったが、胴体がトランプで出来ているためか道化じみた滑稽さを纏っている。しかし本人たちは至って真剣な様子であり、笑える場面でないことは一瞬で理解でき。背筋をピンと伸ばし、極力マナーを守った歩き方で謁見の間まで進んでいった。親から叩きこまれたマナーを有難いと思ったのは、これが初めてだろうか。そんなことを考えていると、城の中でも一段ときらびやかな一間に着き。兵士に「止まれ」と命令されれば、目の前には玉座に腰掛ける女王の姿があった。煌めくシャンデリアに眩しさを覚えながらも、スカートの裾を摘まみカーテシ―をして)
ご機嫌麗しゅう、女王様。お会いできて嬉しく思います。この国について知りたいことがあり、こちらへと参りました。


  • No.72 by 招待客  2022-02-08 19:23:39 





>67 黒猫


ぅっ...アハハハ!くすぐったいよ~!やめて~!
(演技に徹して別人として動いているといっても、痛覚が無くなった訳ではない。指でつついているだけでも、今のレイの足には痛みを与える。一瞬笑顔は歪み小さく声を上げた。だが、それではいけない。自分が今演じている「少女」という人間には、足を痛めたシーンなど無い。よって痛がることもない。この役にいれた自分にも当てはまる部分は、名前と、そしてここに来たという事実だけ。自分らしくいれば、また不快にさせてしまう。嫌われてしまう。自分をつついた人は、口元に笑みを浮かべている。楽しそうだな、とレイは思った。この人は、とても楽しそうにしてる。だったらこちらも笑わなくては。無理やりにでも口角を上げて笑い声をあげた。やめてほしいという意思も少し添えて。流石に、何度もつつかれては耐えられるかわからない。まあ初めて会った自分にそこまでの興味もないだろうし、すぐに飽きてくれるだろう。一つの事にとことん熱中するような性格には見えなかった。まるで気まぐれな猫のような__そう思った時、視界から彼女が消えた。驚いて少し目線を動かすと、足元の方には黒い猫が居り、自分をからかうようににゃあ、と鳴いた。声の調子などから、きっとこの猫はさっきまで自分の目の前にいた少女と同一人物であると人間を観察するのが得意なレイはわかった。屈んで猫と目線を少しでも合わせると、レイははしゃいでみせた。黒猫の説明を聞くと、大体理解は出来た。ここは不思議の国であり、自分はアリス___なんだか本当に物語の登場人物そのものになれた気がして、普通は戸惑うところなのだろうがレイは嬉しかった。しかし遠くから耳をつんざくような人の悲鳴がして、少しだけ怖くなった。そうだ、ここが不思議の国のアリスの世界だということは、それ即ち、女王がいるかもしれないということ。あまり軽率な行動は控えた方がいいだろう。しかし、いくつか疑問に思ったことを聞いてみる。)
うん、信じた!猫ちゃんはさっきの女の子なんだね!でも、どうして私なの?他にも、アリスは居るの?もし居るなら、どういう人に招待状は届くの?そして、私はこれからどうすればいい?













  • No.73 by アイザック  2022-02-08 19:33:05 




>70

為せば成る .... なるほどな。
( ふむふむと大袈裟に感心しながら人間へと変化した兎の手を借り起き上がる。実際のところ為せば成るの意味は1ミリも理解していない。何度も変身を繰り返す姿を見て、為せば成る、なるほどね、とはならないだろう。さっきまで自身げにしていた兎は何処へやら。助けてくれたのはいいものの、またギャンギャンと怒りだす。その元気、分けて欲しいものである。貧血のせいか頭がガンガンと痛く目の焦点が合わない。そういえば、この兎人間の姿に戻っている。手を借りた時は無意識だったのか、改めて対面してそのことに気がつく。人間の姿の兎はよく見れば可愛らしい少女だが、そこらの人となんら変わりないと感じてしまう。人の顔が違うのは面白いが、集団で見て面白いのであって個人がどうのとは思えない。自分の顔もよく覚えていないくらいだ。ボーッとそんな事を考えていれば、兎は首だとか女王様だとかせかせかと忙しそうに騒いでいる。その聞き馴染みのない単語をいつもならスルーせずに詰問していただろう。だか目の前をふわりと浮遊して行った蝶にいつの間にか目が奪われていた。血が体内を巡り、やっと色彩が戻ってきたころにその蝶を見たからかもしれない。掴むように手を空へと上げるが蝶は指の隙間を器用にくぐり抜け、上へと飛び立っていく。引かれるようにして空を仰げば蛍光色のピンクや紫、黄色に青と、色とりどりの蝶たちが鈍色の空でくるりくるりと飛び回っている。)
ねぇ、あれなんて名前の蝶?すげーきれー。兎、あれ捕まえてくれない?



  • No.74 by 女王  2022-02-08 21:33:00 




>71 ヴァローナ

この国について?それはどのようなことかしら。端的に話して頂戴。
( トランプ兵に囲まれながら現れた彼女は、言い付け通りマナーを守って現れたようだった。走ったり物を壊したりなどしたらすぐにでも追い出してやるつもりだったが、どうやら問題ないらしい。トランプ兵の持つ槍は本物、それで突かれたらひとたまりもないと悟ったのであろう。玉座の上、腕組みをしたままつんとした上から目線で言い放つ。話すにしてもどこから語ればいいのかわからない。取り敢えず知りたい事柄は何であるのか、それをはっきりさせておこうと。アリスに長く付き合う暇などない。そう思って一応前置きをするのは己なりの優しさ。初対面のアリスに対する対応は誰に対してでも冷たいものであり、これが普通で )
忠告しておくけれど、しょうもないことだったら首をはねるわよ。


  • No.75 by 黒猫  2022-02-08 22:20:42 




>72 レイ

へえ、そっか。
( きっと痛いだろうに、あろうことか彼女は笑った。まるで擽られているかのように。それはしっかりとしている風に見えるけれど、つまりは我慢しているということだろう。彼女の演技を、仮面を剥がしてやりたいと嗜虐心が煽られる。しかし、あえて更につつくことはやめておいた。彼女が嫌だと泣き喚くまでとことん追い詰めるのも無しではなかったが、だからといって最初から嫌われてしまってはつまらない。もし悪魔のようだと言いふらされでもしたら困る。女王の独裁国家であるこの国でやり過ぎてしまったら首をはねられて終わり。悪くはないが、まだそのときではない。どうせなら、やりたいことをやり尽くしてから処刑されたい。己の雑な説明に対し、あまりにも簡単な「信じる」という言葉。この子は疑うことを知らないのだろうか。それか向こう見ずなだけなのか、とこっそり不憫に思ってしまいながら、重ねられた質問にはだるそうに溜め息をひとつ。人に親切にするのは好きではない。もっと揶揄っていたいが、そろそろ行かないとお茶が冷めてしまう。お茶会へ行かない選択をすると、家来に見付かって女王の耳に入る。こってり絞られるのは性に合わない。アリスは歓迎し、お茶会でもてなすものと相場が決まっている。質問には一切答えないまま、がさがさと足元の木の葉で遊びながら、ここから移動する旨を伝え )
さすがー、飲み込みがはやいねえ。あー、質問攻め。取り敢えずお茶会行こうか、急がないと女王に首はねられるからさあ。


  • No.76 by 兎  2022-02-08 22:37:48 




>73 アイザック

蝶は蝶……なんて名前かはわからないな。捕まえたら可哀想だからやだ!
( 楽しげに飛び回る蝶はとても綺麗で美しい。兎であるからこその跳躍力を持ってすれば、捕まえることもできることだろう。できるのにそれをしようとしないのは、なんとなく捕まえるという行為が縛りつけると同義な気がしてしまうから。苦しいのも、苦しんでいるのを見るのも苦手。だったら本来の生き物らしく、やりたいようにさせておきたいと思う。アリスはこの国を出られない。不思議の国はアリスをここに縛っている。その事実を否定するつもりはないけれど、己としては窮屈でいてほしくない。女王様による政治は時々息苦しいものがある。今度少しだけ緩めてくれるようにお願いしてみようか、なんてできもしない妄想をしながら見ていれば、蝶は目の前まで降りてきて、すぐに姿を消した。蝶だけに意識を向けていたのならば、きっと捕まえられていたことだろう。首をふるふると振って、脱線してしまった話を元通りにしようと試みて。彼の前でぴょんぴょんと飛び跳ね、意識を此方に向けてしまおうと。塗りかけの薔薇、聞こえる悲鳴、鮮やかな虫たち。たくさんの誘惑をくぐり抜け、無事に辿り着くことができるだろうか。今すぐに走っていきたいけれど、無理して走らせるのもよくない。難しく考えられない己の中で様々な考えがぐるぐると回り、今にもおかしくなってしまいそうで。とにかく伝えたい事柄だけを端的に話し )
それより、お茶会始まっちゃうよ!美味しい紅茶にクッキー!わくわくしない?



  • No.77 by 来客  2022-02-08 23:43:41 




>74 女王様

お聞きしたいことは三つです。一つ目は、なぜこの国にアリスが呼ばれているのか。二つ目は、これまで呼ばれたアリスは今どうしているのか。三つ目は、なぜこの国は寂れ――――ではここまで死刑が行われているのか、です。
(首を撥ねるとさらりと告げられ、背中に冷や汗が走る。自分の問いが彼女の琴線に触れるものかは分からない。城を訪れたことを後悔しかけたが、悟らせたらそれこそ首をはねられかねない。顔を上げて女王をまっすぐに見据えると、指を三本立てて質問を始めた。アリスのこと、国のこと、知りたいことは山ほどあるものの、知りたいことは山ほどある。しかし自分に対して態度の冷たい彼女に対して長々と問うのは悪手と判断し、自分の聞きたいかつ女王が答えてくれそうなことに絞って問いたいことを口にしていくが、三つ目の質問で一瞬言葉を切る。何故この国は寂れてしまったのかと言いかけたが、女王相手にそれを問うのはあまりにも不謹慎が過ぎる。咄嗟に別の質問に言い換えたが、内心の不安はぬぐい切れず)





  • No.78 by 女王  2022-02-09 16:52:48 




>77 ヴァローナ

なるほど。じゃあひとつずつ。この国にアリスを呼ぶのは、それが当然であってあるべき姿だから。昔は出入りもできたのだけれど、戦争のせいで閉じた、と言えばわかりやすいかしら。元の世界に戻ったアリスがここのことを言いふらしたせいでね──だから出さないし、逃がさない。
( 上手く伝えられるかどうかは定かではない。それでもはっきりと言葉にする。パズルのピース同士がかっちりと嵌まるように、この世界にはアリスの存在が不可欠。アリスのいない不思議の国は、主役のいないお伽噺のよう。いなければ不安定になるのに、いてほしくないと思ってしまうのは矛盾かもしれない。昔のことを思い出すと頭痛が生じる。頭を抱えてしまいながらも、真っ直ぐと見据えて。現状がとてもいいものとは思えないけれど、どう足掻いたって希望の光は見えなかった。本気で国を変えようと、奔走した結果がこの惨状。きっとこれ以上悪くならないように、悪者を引き受ける。家来にちらりと送った視線。心配の意味の込められたそれを見ない振りして、彼女へと告げた。少しばかり声が震えたのは、気のせいだろうか )
そして、最後。アリスの粗相によってこの国は簡単に変わる。国にそぐわない者は排除する、そうでないと──でないと、この国は、消滅するのよ。


  • No.79 by 門番  2022-02-09 17:25:16 




new characters



【 名前 】騎士 ─ knight ─

【 性別 】男

【 性格 】物腰柔らか、誰に対しても優しく穏やかに接する。しかしそれは表の顔。実際は口も態度も悪い腹黒。どこかにある、元の世界への出入り口を守る。いつかこの世界を変えてすべてを終わらせてやる、と心に決めている。

【 容姿 】鎧に包まれ、顔が見えない。容姿にコンプレックスを持ち、脱ぐのを嫌う。剣と盾を肌身離さず所持。身長は175cm。

【 備考 】一人称ボク、二人称アナタ、アリスさん、名前にさんづけ。誰にでも優しいのは、誰にも興味がないことと通じる。ついちょっかいをかけたくなるような可愛いアリスと相性が良いだろう。


【 名前 】花 ─ flower ─

【 性別 】女

【 性格 】明るく歌うことが好きで陽気。楽しいことだけを追い求める楽観的な思考の持ち主。楽しければそれでいい、と思うせいでリスク度外視の行動をすることもある危うさもある。

【 容姿 】赤と橙で構成された髪はふんわりとしたボブヘア。大ぶりの花の髪飾りをつけ、ワンピースにもコサージュを。身長150cm。花の姿でも変化可能。人型でなくても会話できる。

【 備考 】一人称アタシ、二人称キミ、アリス。名前で呼ばないのは、覚えていられないから。楽しいことが好きなアリス、もしくは適度に注意してくれるアリスと相性が良いだろう。


  • No.80 by 門番  2022-02-09 17:27:55 




 >1 rule
 >2 >79 characters
 >10 about Alice
 >18 template


お茶会へと誘われた不憫なアリス。この国から逃げようものなら、門番に処刑されてしまうことでしょう。スマートフォンなどの外界と通じる機械は使うことができず、テレビやラジオもない。そんな世界で、アリスは過ごすことになるのです。

この世界へと繋がる招待状は、きっとまだ見ぬアリスの元へ。


──随時募集中


  • No.81 by 招待客  2022-02-09 19:15:48 





>75 黒猫

あ、ありがとう!
(自分の言葉を了承してくれたのか、彼女はそれ以上つついてはこないでくれた。安心しながら、笑みを浮かべてお礼をしてみせた。そして質問の答えを待つが、帰ってきたのは溜め息だった。いきなり何個もの質問をするのは、この人にとっては不快だったかもしれない。慌てて謝罪を、あくまで役の性格から外れないようにする。ごめんなさいとありがとう。反射的に出るのは幼い時のいじめへの唯一の対処法だったからかもしれない。謝り続けていたらいつかは終わったし、終わった後ありがとうございますといえばその後の学校での一日はかろうじて平和でいられた。恐らくその時の癖なのだろうが、現在ではこの癖に感謝している。どうやらこの二つの言葉は言いすぎて損はないらしく、むしろちゃんと言った方がよいそうだ。身についてよかったと思える。そして黒猫の彼女は、自分はこれからどうすればいいかという自分の問いに答えてくれた。それだけでとっても有難いとレイは思った。お茶会...楽しみだ。でもあまり多くの人と接するのは苦手だ。他に誰かいたらどうしようか。それと、やはり女王は居るようだ。全く恐ろしいものだ。)
あ、ごめんなさいっ。あと、どうすればいいか教えてくれてありがとう!お茶会か~素敵だね!




  • No.82 by 来客  2022-02-09 20:11:13 




>78 女王様

この国にはアリスが不可欠であり、アリスの行動によって国は簡単に変わってしまう。そして戦争のせいで、外の世界への道を閉ざしたということですね。女王様がこの国を想っていらっしゃることは、よく分かりました。――――しかし、私はその全てが正しいとは思えません。
(彼女の態度は想像以上に論理的で、話が通じるという点は安堵した。しかし常識的だからこそ胸に来るものがあり、表情を曇らせ顔を伏せる。理不尽と思える国の独裁は、最善を尽くそうと彼女が尽力した結果。絶望を絵にかいたような現状は、少しでも希望を得ようとしたためという皮肉。女王が自分なりの正義や愛国心を持っていることは、痛いほど理解できた。いっそ目の前の女王が理屈すら通じない狂人であってくれたらよかったのにと、的外れな願望すら抱き唇を噛み。しかし再び顔を上げると、はっきりとした口調で告げる。その場で首を撥ねられたとしても仕方ないとすら思えた。例え女王が正しかったとしても、今のこの国には絶望しかない。いずれ破滅を迎えるだろうことは、希望を失った国民と廃れた建物を見れば明らかだった。例え女王に服従してこの国での生活が得られたとしても、自分の居場所は見つからないと考え覚悟を決めて)
国の民は希望を失い、お世辞にも豊かとは思えません。この在り方を続けていたら国は滅びます。――――この国は、他の国や世界から様々なことを学ぶべきだ。そう、私は思います。、



  • No.83 by 名無しさん  2022-02-10 06:33:13 




【 名前 】Noelle(ノエル)

【 性別 】中性

【 性格 】男も女も甘い言葉で誑かす人たらし。後先考えずに言い寄ってはトラブルを招く事も多々。その時々でその場にいる誰かの都合の良い人であることを選びがち、悪く言えば流されやすい。明るく振る舞う反面で誰かに依存していないと不安になるような脆さを抱えており、しかしその“誰か”に特別なこだわりは無く誰でも良いという節操無し。自分のことを客観視するのを苦手としており、依存気質である自覚がない。

【 容姿 】 歳の割に幼く中性的な顔立ち。身長は170cmぐらい、細身で手足が長く見える。襟足長めの金髪ショートボブで、ぱっちりとした二重の目は鮮やかな青色。全体的に色素が薄く黙っていれば透明感のある人形のよう。耳たぶには空けられる所は空けましたと言わんばかりの量のシルバーピアス。体型が隠れるようなサイズ大きめのトレーナーに、細身の黒いスキニー、派手なスニーカー。

【 備考 】 一人称「俺」。二人称「あんた」「?さん」など。少なくとも成人済み。自由気ままなフリーターといいながらも仕事はあまり長続きせず、実際の生活は他人に寄生しての所謂ヒモ。酒もタバコもギャンブルも好き。交友関係は広く浅く、その時に都合の良い人のところに転がり込む生活を送っている。見た目声共に中性的で、振る舞いは男性に近い。生物学上はどちらかに分類されている。(どちらかは想像にお任せという形でお願いします。どちらかはっきりさせた方が良い場合はお伝えいたします)

【 指名 】お任せ

【 ロルテスト 】
(ふあ、と気の抜けた欠伸と共に目を覚ませば見知らぬ場所。酒の入った次の日はこうなることも間々あるけれど、流石に野外で植え込みをベッドにしていたのは初めてだ。鈍重な頭を抱えて起き上がり、こうなる前の最新の記憶をどうにか探ろうと──探った結果、思い出せたのは沢山飲んで酔い潰れたことだけで。「うーん、禁酒。」何度目になるか分からない禁酒を心に誓い、手探りで自分の持ち物を検めてみれば、電源の入らないスマホに中身の心許ない財布、それから見慣れない封筒があることに気付いて。拾ってしまったのだろうか、はたまた誰かに手渡されたのだろうか。封筒の封を切り、そこに書かれた文字を目で追いかけ断片的に唱えながら内容を確認していき)
なになに、招待、状? アリス様、お茶会……いや、俺宛じゃねーな


(/参加希望です。自分のやりたいように忠実に描き上げてしまいましたので、主様の萎えに触れておりましたら潔く切っていただければと。ご確認の程、よろしくお願いします…!)



  • No.84 by アイザック  2022-02-10 13:13:34 




>76

えぇ~~!?ひっでえの!!蝶じゃなくて俺が可哀想!!しくしく!!
( 両の手で顔を覆い、泣いてるような素振りを見せる。普通の世界では欲しいものが手に入らないことなんて無かったからこそ、ダメと言われると余計に欲しくなってしまう。ムッとした顔で兎を見つめても、取ってくれる気はやはり無いらしい。苦虫を噛み潰したような顔をした後ふるふると首を振った兎は、ぴょんぴょんと跳ねながらお茶会がどうの、と言い出す。紅茶やコーヒーを嗜む程小洒落てはいないし、舌がまだ苦味に耐えられないと伝えようとして、その後の言葉に目を輝かせた。クッキーだと!?そんな話は聞いていない。お茶会ではなくお菓子パーティーと言って欲しいものだ。分かり辛い。もしかしたら、クッキー以外にも甘いマフィンやケーキがあるかもしれない。頭の中でそれらを想像すると途端に口が甘いものを求め始める。既に蝶の事など忘れていて、脳内ではお茶会とは素晴らしいものだと絶賛している。テンションが上がって血液が体を健康的に回っている。走ったり飛んだりなんかも出来てしまいそうな気さえする。目眩もとっくに収まり、素晴らしきお茶会とやらに行きたくてうずうずしながら、兎の真似をするように顔をふるふると振って、両手で頬をぱちんと叩く。顔をあげれば満面の笑みを浮かべて兎に興奮が抑えきれないという様子で伝えて。)
お菓子たべれんの!?な、早く連れてってよ、そのお茶会ってのにさ!!



  • No.85 by 黒猫  2022-02-10 14:28:32 




>81 レイ

有り難う?
( 己から意地悪をしかけたという自覚はある。大抵の人間は、困ったり怒ったり、意地悪に対してマイナスなイメージのある反応をみせる。嫌だ、と全面に押し出してくるからこそ、かえって更に攻撃を加えたいような気持ちになるのだ。しかし、彼女は笑い、それどころか感謝の言葉まで出てきた。己にとっては、見慣れていない反応。それがゆえに、好奇心が擽られた。彼女はどうして、こんな風に話すのか。どんな理由があって、どんな風に形成されているのか。幼子のような興味津々さは、あいにくポーカーフェイスが邪魔をして表には出なかった。短い聞き返しの言葉は、もしかしたら訝しげに聞こえるかもしれない。実際は知りたい、ただそれだけのことであり。お茶会の会場に向かってのんびりと歩きながら、まったく怯えたり困惑したりする様子のない彼女を眺める。大抵のアリスは最初は戸惑う。それはそれで見ていて愉快。あえて怖がらせてみたくなるのも、面白そうだと思うから。どこかから聞こえる悲鳴。あえて声がよく聞こえるようにゆったりと遠回り。さて、彼女はそれでも怖がらないだろうか )
素敵……ふうん。全然怖くないんだ?



  • No.86 by 女王  2022-02-10 14:44:00 




>82 ヴァローナ

そうね。でも、じゃあどうするべきというのかしら?情報を得る術も、何もないわよ。貴女が望むなら、元の世界に帰してあげてもいいけれど?──もちろん、記憶はすべて失い、元通り。
( 足掻いてなんとかなるのであれば、とっくにそうしている。ここの世界は随分特殊。国の中での時間の経過は、他の国よりも遥かに遅い。だからこそ、彼女が元の世界へと戻ったとき、招待状を拾ってから一分も経たない空間へと帰ることができるだろう。だったらその方がいいとそう考えてしまうのは、彼女がいると己の未熟さに気付かされる気がしたから。思わず目を伏せ、ほんの一瞬の静寂が訪れた。合わないのであれば、首をはねてしまうよりもそのまま生かしておいた方がいいのではないか。こんな風に考えたのは、初めてかもしれない。高圧的な態度は変わらないものの、提案をひとつ。トランプ兵がどよめいたのがわかった )

( / 元々ふわっとした考えから始まったこともあり、作り込みが足りていないなと思わされました。ご指摘、諸々有り難うございます。娘様が生活を続けるのが難しそうであれば、この辺りで交流を停止としますが、いかがでしょうか?)


  • No.87 by 花  2022-02-10 15:15:04 




>83 ノエル

( 普段は花の姿のまま、辺りに咲き誇って人々の生活を見守る。アリスが落ちてくるときは、潰されてしまわないように適度に逃げる。人間の姿でいれば特に制限なく歩き回ることもできるし、自由にやりたいことができるから不便ではない。どこか暖かな光を浴びて、いつの間にやら眠ってしまっていたらしい。ぱちり、と目を開けば、近くには見慣れない人間の姿。柔らかな金色を捉えれば、くすくすと笑みが溢れた。ほんの一瞬だけ人間の姿に戻ってから、そろりと歩みを進めて彼へと近付く。そうして、また花の姿に戻ってから、彼の近くで咲き誇る。初対面の人間ならば、なかなか己が話しているとは気付かないはず。そんなことには頭が回らないまま、歌うように弾んだ調子で声を掛けて )
キミ、アリスよね。お茶会へようこそ!

( / 興味を持ってくださり、有り難うございます。不備など御座いませんでしたので、返答の文章を綴らせて頂きました。お任せとのことでしたので、花にてお迎えに上がりましたが大丈夫でしょうか?変更の場合、また何か疑問点がある場合はその都度遠慮なくお知らせください。特に問題ない場合、背後会話への返信は不要です。)


  • No.88 by 兎  2022-02-10 16:03:21 




>84 アイザック

だめなものはだーめっ!ボクが女王様に告げ口したら、我が儘な子は首をはねられちゃうかもしれないよ?
( 彼はまるで泣いているかのようで、その仕草は幼子を思わせる。だからといって、蝶を捕まえるのはどうだろう。心を鬼にして指差し、声を低くして効果のない脅しをひとつ。自分ではしっかりと脅かしているつもりであり、威厳のある女王様の真似をしたのだから、畏敬の念を抱いてくれるだろうかと思っている。実際はまったく恐ろしくないのだが。これではもはや、どちらが年下なのか疑わしい。お茶会に乗り気な彼に思わず頬を緩めては、握った拳を高く突き上げる。ノリノリのその様子は寂れた土地には酷く不釣り合いだったが、やりたかったのだから仕方がない。やりたいようにやれたのだから、すべてOK。彼の紅茶には砂糖やミルクを入れておこうか。少し甘くするくらいなら、女王様の怒りを買うようなことにはならないだろう。それよりも楽しむことが第一。お茶会に笑顔で参加できる方がずっと大切であり。焼きたてのクッキーにマフィンにケーキ、それらを食べれば誰だって元気になるはずである。体調を悪くしていた彼を気遣い、さすがに走ることはしないものの、ゆっくりと歩いて会場へ。会場まではさほど遠くない、近付いていくうちに美味しそうな香りがしてくるに違いない )
そうだよ!じゃあ、れっつごー!


  • No.89 by ノエル  2022-02-10 19:39:47 




>87

うわっ!?
(手の中にある招待状への集中は突然掛けられた楽しげな声に掻っ攫われ、驚きの声を上げると共に手から招待状を取り落とし。何処か薄暗く奇妙なこの場所にはミスマッチな明るい声の主を探し、すぐさま後ろに振り返るがその姿を見付けることは叶わない。気の所為とするには随分とはっきりと聞こえたような気がして、納得のいかない様子で渋い顔を。「はぁ、俺、アリスじゃないんだけど」先ほど聞こえた声に返事をするような形で、けれどその声の主の姿は見当たらないものだから悪態を付くようにボソボソと。地面に落としてしまった招待状を拾うためにしゃがみ込めば、すぐそばに咲く花に気がつき。興味本位でつん、と指で突っついて)
──さっきまで、こんな花あったっけ?



  • No.90 by 招待客  2022-02-10 20:36:32 





>85 黒猫

うん、やめてって言ったらやめてくれて、ありがとう!
(不審に思うように自身が言った言葉を聞き返される。また、不快にさせてしまっただろうか?また謝罪をしたくなったが、逆効果だったらと思うとなかなか言えず押し黙る。聞き返した彼女の表情には変化がなく感情が読み取れない。とりあえず何に感謝を述べたのかを伝える。やはり人との会話は苦手だ。現実の会話も台本のように、何を言えばいいか決まっていたらいいのに___幼い時もそのような考えに陥って、どうにか会話を円滑にするために考え出した方法がこれなのだから、これ以上会話を得意にするのは自分には無理かもしれない。わくわくしながら彼女についていきお茶会への道を進んでいく。すると、さっきよりも大きく悲鳴が聞こえた。いったいこの国は一日に何人が死んでいるのだろう。心では怖がっているが、決して表情には出さず、笑顔を保つ。そうしたところで「怖くないんだ?」と聞かれ肯定する。嘘だ。怖くない訳がない。しかし表情や行動にまでその感情を出してしまえば、出した感情はより一層強くなり、自分は不安定になる。だから平気な性格の役を演じて、蓋をする。そうしておけば自分は楽なのだ。そして、自分は悲鳴や女王の存在などに恐怖を抱いてはいるが、この国自体はあまり怖くない。むしろ好きだ。だって、まるで現実味がない。いや、現実なのだけれど、自分が生活していた場所とかけ離れたこの国の光景は、自分を楽にさせてくれる。平気云々の自分が関わってくる話はあまりしたくなくて、少し笑顔が不自然になってしまったが、濁したらまだいいだろう。ぼんやりとだけ伝えて、黒猫の少女に再び屈託のない笑顔を向けた。)
うん、怖くないよ!あんまりこういうお話はしたくないけど、だって、「この私」だから!平気!それにね、私この国結構好きだよ!少なくとも私がさっきまで居た所より!





  • No.91 by アイザック  2022-02-10 21:29:24 



>88

てか、さっきからその女王様って誰?偉いの?
( 首をはねるだとか物騒な言葉と共に名前の出る女王様。なんで王ではなく女王なんだろう?大統領とかも大体が男で王なのに、ここでは女の方が偉いのか?そう考えると兎と俺とでは俺の方が身分が低いみたいになる。最悪だ、というように顔を顰めるが、兎にはその理由は分からないだろう。声の調子を落として説教を垂れる兎だが、そこに怖さや恐れは全く感じず、自信満々に年上面をしてみせる兎が滑稽で、思わず吹き出しそうになるのを抑えた。兎をからかってやるのも面白いが、それよりも先ずお菓子が先だ。なんだか兎の方もえいえいおーと言わんばかりに一人拳を空に突き上げる。随分と楽しそうなものだ。そんな自分も鼻息荒く、前髪に隠れた目をキラキラとさせながら兎の後を追っているのだが。兎の気遣いなど露知らず、そののんびりとした足取りに少しイライラしてしまう。はやくはやくと言わんばかりに腕をバタバタと振りながら甘い匂いのする方へ進む。ところで、この後も兎とは一緒なのだろうか?人見知りする質ではないし、1人には慣れているからどうってことないが、なんだか心細く感じてしまう。数十分会話をしただけなのに、こんなにも近い距離で話せるのは兎の柔らかくて取っ付きやすい雰囲気のお陰なのだろう。頼りなくて、変な奴ではあるが、別に嫌いじゃない。勝手に自分の中でそう評価して満足気に頷いて。)
ごーごー!...........なぁ~まだつかないの?兎歩くの遅くね?兎のくせに~~!


  • No.92 by 花  2022-02-10 21:43:17 




>89 ノエル

だからあ、アタシよ、ア・タ・シ!キミはアリスなの!
( 指でつつかれたことに大袈裟に身体を揺らしてみせながら、存在を主張する。動物のように動き回ることのできない身体では、話す相手がすぐそばまで来てくれないと認識して貰えないのが厄介。いくら大声を出したとて、鳴き声すら上げられない花は候補にすら入らないだろう。そんな中、彼が招待状を落としてくれたのはラッキーだった。ゆらりゆらりと揺れながら、最大限近付いてやや大きめの声を出す。本来なら、花が喋るはずがないと一蹴されてしまうだろうけれど。もちろん、声が届いたらちゃんと人間の姿に戻って挨拶をやり直すつもりで。実際はあり得ない動きも、この国でなら多少はできる。頑張って葉っぱを伸ばし、招待状に触れようと試みて )
これ、アリスへの招待状なの!



  • No.93 by 来客  2022-02-10 21:49:42 



>86 女王様

それが可能なら、元の世界に帰して頂きたく思います。勿論記憶はなくて構いません。――ただ一つ、お願いを聞いて頂けたら。
(女王の提案に、どきりと心臓が高鳴る。確かに自分は、この世界で居場所を見つけたいと考えていた。しかしそれは「元の世界に帰れないなら」である。帰してくれるという彼女の言葉は嘘ではないだろう。彼女の提案を断りこの国で居場所を探し続けるか、提案に乗って元の世界に戻るか。共にお茶会をした彼の姿が脳裏をよぎったが、それは一瞬で消えた。彼が優しかったのは、自分が「アリス」だったから。そして女王の言う通りなら、自分が去ったとしてもまた新しい「アリス」がこの国にやって来るだろう。彼とはもう少し話してみたいという思いもあったが、家にあった手紙を見る限りアリスとこの国の民が心を通わせた結果は悲劇だとも理解していた。ふっと息を吐いたのち、アメジストのペンダントを首から外すと、傍にいたトランプ兵の元に差し出し)
このペンダントを、鴉さんに渡してほしいです。「ヴァローナが、ありがとうと言っていた」と伝言を付け加えて。


(/ヴァローナの考え方から、これ以上の交流は難しそうですね……。そのためこの国を出て、出た後のロルを最後に交流を停止したいと思います。こちらこそ、世界観にあわないロルをしてしまい申し訳ございません…)


  • No.94 by 黒猫  2022-02-11 14:30:00 




>90 レイ

( 再度繰り返される感謝の言葉。それでようやく、感謝の理由が理解できた。なるほど、彼女は純粋な心の持ち主らしい。色で表すとするならば、混じりけのない、透明感のある白。己とは対極の場所にいるであろう彼女が、やけに眩しく思えた。不思議の国にこなかったならば、交わることがなかっただろうタイプである。否、放っておけるほど優しくはない。出会っていたらちょっかいは出していたのかもしれないが。彼女から感じとれるのは、空元気ともとれそうな薄く脆い虚勢。言葉を交わす度に、少しずつ綻びが生じてゆくのだ。人間観察をよくしているからか、僅かな変化にも簡単に気付いてしまう。ぽろりと漏れ出した本音を掬いとり、あえてそこにつっこんでみる。ゆるりと首を傾げて聞くのは、詮索とも思えるかもしれない。触れられたら嫌だとわかった上で、触れてゆくのだ。きっと彼女からしたら厄介な相手だろう。しかし、答えを聞くよりも、会場に辿り着く方が早かった。残念、と少しばかりつまらなく思うのは腐った性根のせい。気を取り直して、紅茶やクッキーの並ぶテーブルの前の一席を指し示し、彼女のぶんの椅子を軽く引いて。曇天に似合わぬ温かな紅茶やお菓子の甘い香りだけは、この世界を現実らしく思わせてくれることだろう。カップを二つ用意し、その中へと紅茶を注ぎ込む。猫舌のため己はすぐには口をつけられないが、取り敢えず彼女には確認をとっておこうか )
……そう。元の世界の方が、ずっと怖い?──なんて。着いたよ、ここが会場。砂糖やミルクはいる?


  • No.95 by 兎  2022-02-11 14:48:28 




>91 アイザック

誰って、女王様は女王様だよ!この国でいっちばん偉くて、優しい人だよ!
( この国では女王の方が偉い。もちろん王の身分が低いというわけではないが、女王の自我の強さと政治を行う力によるだろう。女王は優しい、とそう思うのは、己が女王の懐にいるからに他ならない。何度失敗しても許して貰えるのは諦念によるものでもあるのだが、それについては気付かぬまま。きっと女王を優しいと称するのは、ごく僅かの人だけだろう。ほとんどが厳しいだの危険だのと、マイナスなイメージを抱いているに違いない。その側面の方が遥かに大きいのだから、だとしても致し方ないのだが。ぴょんぴょんと跳んですぐに辿り着くこともできる。気遣いは気付いて貰うために行うものではない。寧ろ気付かれないようにスマートにするもので。それなのに思わず反論してしまうのは、己がまだ子どもである証拠だろう。それがまっすぐ伝わるのかはわからないけれど、知ってほしいと思った。やがてお茶会の会場へと辿り着く。目の前のテーブルに様々なお菓子や紅茶が並んでいるのが見えるだろう。彼の椅子を引いたのち、ティーポットを片手に持ちながら、冗談めかして揶揄い口調で尋ねてみる。それはまるで子どもを甘やかすような態度で。己もそう歳上らしいわけではないけれど、歳上面をしたいのだ。その方向性が少々ずれているのはわかっていない様子で )
べ、別にボクが遅いんじゃなくて、アイザックが調子悪くならないようにしてるだけだよ!また転んでも困るでしょ?──ほら、ここ!じゃーん!砂糖とミルク、たっぷりいれちゃう?



  • No.96 by 女王  2022-02-11 15:10:28 




>93 ヴァローナ

そう。アリスが望むのなら、いいでしょう。アナタ、渡しておいて頂戴。
( 彼女のお願いはささやかなものだった。ほんの少しの、最後の願い。さすがに己も、この場において嫌だと断るほど冷徹な人間ではない。トランプ兵の方を一瞥し、指示を出した。これ以上話すことがあるわけでもない。彼女にとっての幸せは、きっと早く元の世界に帰れること。手早く取り出した魔法の杖を、彼女に向けて一振り。一度めは、忘却。この国でのこと、そしてこの国からの忘却。すべてなかったことになるのだ。それは悲しいことでもあり、同時に幸せも生むことだろう。もう一度杖を振れば、彼女は元の国へと戻るだろう )
これですべて忘れられるわ。さようなら、アリス。

( / 此方こそ、至らないところが多く、申し訳ございませんでした。もし世界観を気に入ってくださっている場合は、他の子で再度迷い込むことは可能ですので、ご縁がありましたら宜しくお願い致します。)


  • No.97 by ノエル  2022-02-11 16:10:56 




>92

は、……花が喋って動いてる!
(興味本位で突いた花が風も無いのにゆらゆら揺れて、あまつさえ自分が先ほど驚いた原因の声まで発しているようだ。見るからに普通ではない物を触る勇気はなく、手を引っ込めてじぃっと動く花の様子を観察してみるも見た目は普通の花のようにしか見えず、どうやって動いたり声を出しているのかは判別が出来そうにない。誰かの悪戯にしては手が込んでいるし、辺りをちらりと伺うも人の姿は見つけられなくて。花が動いて喋ってる、おかしな光景だが少なくとも突然襲いかかってきたりはしなさそうだ。葉っぱの指す先に視線を向け、招待状のことを思い出せばしゃがみ込んだまま手に取ってヒラヒラと揺らして、花との意思疎通を図り)
俺はアリスじゃないんだって、ノエルって名前があんの。起きたら知らない場所にいて困ってるんだけど、どこが帰り道か知らない? っていうか……ここどこ?



  • No.98 by 花  2022-02-11 17:23:52 




>97 ノエル

ここは不思議の国。招待状は、アリスやアタシたちでないと読むことすらできないの──っと。これで信じてくれる?
( 簡単に質問へと答えたのち、さらりと人間の姿へと変身してみせる。この方がここが元の世界てないことを示しやすい上、お茶会へも案内できるのだからやりやすい。花の状態では揺れたり葉っぱを伸ばしてみたり、とほんの少しの行動しかできない。そのままの位置に留まるのみでは、何もできないだろう。ふふん、と得意げに反応を窺うのは、単に変身できることが凄いと褒めたり驚いたりしてほしいから。曇天にも、枯れ葉にも、悲鳴にも一切興味関心がない。とにかく楽しむことしか求めていないのだ。せっかく人間の姿になったのだからと、手を伸ばして握手を求め。説明不足には気付いていないらしく、彼と仲良くなりたいとの思いのみが頭を占領していて )
アタシ、キミと仲良くなりたいの!はい、あーくしゅっ!



  • No.99 by 招待客  2022-02-11 18:22:34 




>94 黒猫


え...?な、んで、そんなっ、こと...あ、ここが会場!?わー!
(首を傾げた彼女に聞かれ、思わず息が詰まる感覚がした。なんで、なんでそんなことを聞くの?聞いてもつまらないでしょ。どう答えるのが正解?気持ち悪がらない?やめて、私を暴こうとしないで。混乱して思わず演技が外れてしまう。少しでも顔を見せたくなくて俯いた。演技が外れたただのレイは、言葉に詰まらないで話すこともできない。出てきた言葉の調子は壊れかけた玩具のように、さっきまでの明るい声色はなかった。混乱して痛くなる頭で必死に思考を回していると、再び彼女の声が聞こえ、はっとした。助かったと再び笑顔で演技をする。濁った風景に佇む豪勢なテーブルやティーポット、お菓子などが、余りにも不釣り合い。しかしなんとなく安心できた。自分の分の椅子を引いてくれた彼女に、再びお礼を述べる。もしかしたら、もうさっきのことには興味を失くしてくれたのだろうか?紅茶を慣れた手つきで入れる彼女に、視線を向ける。紅茶についての質問に答え、少しずつ少しずつ気持ちを落ち着かせる。)
あ、ありがとう...ミルク、もらってもいいかな?

  • No.100 by ノエル  2022-02-11 22:38:57 




>98

読めないっていっても──……あー、わかった。信じる、信じるよ
("読めるし、普通の紙に見えるけど"と続くはずだった言葉は出て来ず、可愛らしい女の子の姿になってしまった相手を見つめて数秒。目の前にあった花が女の子になった。あり得ないことを目の当たりにして、あまりの出来事にくらりと眩暈がしそうな心地で目元を指で押さえ、ふーっと大きく長く息を吐き。降参とでも言うように両手を上げれば、なんとか言葉を紡ぎ出し。よく考えてみれば花に話しかけるよりもコミュニケーションが取りやすいし、自分をアリスと呼ぶ謎の人物であることを差し置いても、この場所のことを知っているようだ。難しいことは抜きにしても、取り敢えず頼ってみても良いんじゃないだろうか。もし自分を騙そうとしているなら──その時はその時だ。話していた相手が馴染みのある人の姿になったことで余裕が出来たのか、伸ばされた手を握りながらへらっと笑顔を作り)
どーも、可愛いお嬢さん。仲良くなりたいって言ってくれて光栄だよ。……で、あんたの名前は?



  • No.101 by 黒猫  2022-02-12 10:57:18 




>99 レイ

( 演技をしていると疲れてしまうけれど、していないと苦しい。そんな矛盾がみてとれるような気がして、取り敢えずこれ以上つっこむのはやめておこうと思った。不思議の国で過ごす以上、いずれはそれをすべて暴くのかもしれないが。今は勘弁してあげよう、なんて考えてしまう辺り、完全に悪役の思考である。圧倒的に優しくなさすぎる。帽子屋や兎だったら、彼女をまるごと認めて包み込むのだろうけれど。見付けたのが己であったのが運の尽き。一旦考えることをやめて、目の前のことに集中する。ティーポットから注いだ紅茶にミルクを注ぎ入れ、軽く回して混ぜてから彼女の前へと置いて。お茶会には似つかわしくない言葉遣いは品のなさと気紛れさを如実に表していた。堅苦しいのも、型にはまった台詞や態度も面倒でしかない。向かい側の席へと腰掛けると、無遠慮にだらしなく背凭れに背中を預け。ふうふうと息を吹き掛けるのみで、なかなか紅茶には手をつけず )
了解。ミルクティー、お待ち遠様。お菓子は適当に好きなだけどーぞ。



  • No.102 by 花  2022-02-12 11:09:58 




>100 ノエル

それでいいのよ、アリス。アタシは見ての通り花、それ以外の名前はないわ!
( 彼が驚き、困惑しているだろうことは見てわかった。だからといって、それを考慮できるような性格ではなく。人間のように固有の名前を持たない己は、持つとするならば品種の名前くらいである。しかしながら、元の世界に存在するような一般に流通した花とは訳が違う。己から見ても、彼から見ても、何かの名前を当てはめることはできないだろう。至極楽しげに彼の手を取り、その手をゆらりゆらりと揺らしてみる。それはかなりわかりやすい楽しさの表れ。もしかしたら幼子よりもずっと感情が見てとれるかもしれない。もし手を取っていなかったならば、話なんて聞く耳持たずでお茶会の会場へと駆け出していたことだろう。満面の笑みで首を傾げてみせる。行かなきゃならない、もてなすのが当たり前。そんな当たり前は己にとっては普通でない。ただ自分が行きたいという気持ちが先行して、その場で足踏みならぬスキップを )
それでね、お茶会に行くのよ!美味しい紅茶にクッキー!キミも行くでしょう?


  • No.103 by アイザック  2022-02-12 15:04:07 



>95

偉くて...優しい??校長みたいなもんか??
( 偉いやつは大体威張っている、というイメージしかない。ゲームなんかでも大体そういう設定がベターだ。現実で偉くて優しいのは父とエレメンタリースクールの校長だけだ。クラスの中で一番偉い奴でも優しいと思ったことは1度もない。大概が意地汚く、罵詈雑言を浴びせてくるつまらない輩ばかりだったから。校長も父も男だったし、女性が一番偉い、ましてや優しいとは。本当に想像がつかず頭が痛くなる。うーんと唸りながらも兎に案内されるがままにぼんやりと歩く。遅い、と言ったことに腹を立てたようで、またその顔を膨らませてはなんだかんだと呟いている。お茶会と優しい女王様のことしか頭にないからか、兎の話は右から左へ綺麗に流れていってしまうが。そんなこんなで辿り着いた会場は紅茶とそれから沢山のお菓子!!死んでいた目がまたぱっちりと開かれ、口が無意識に空き、喉がゴクリとなる。そわそわしながら兎の案内で席に着けば、まだダメなのかと、兎の袖をくいと引っ張る。その兎はと言えば、小さな子どもに問いかけるような甘ったるい口調で紅茶にミルク入れるか、砂糖はどうだ、と聞いてくる。適当にぶんぶんと首を縦に振って、待ちきれないというように黄金色の瞳を潤ませながら懇願する。好きな物を前にすると途端に欲望のままに従ってしまう頭を恨むが、この際思いっきり甘えれば兎も甘やかしてくれるだろうという魂胆である。)
ね、まだ食べちゃダメ...?紅茶はすごく甘くして欲しいし、あのマカロンもあっちのケーキも食べたい。....ねぇ兎、取って?


  • No.104 by ノエル  2022-02-12 19:04:25 




>102

ああ、そうだったお茶会……うん、行こうかな
(一貫して自分のことをアリスと呼び歓迎する様子は毒気を抜かれそうなほどの純真さを感じ。されるがままに揺れる手の感触にくつくつと笑いが込み上げつつ、お茶会の招待に乗ることにして。自分はアリスではないけれど、誰かに何か言われたら、彼女に連れて来られたのだといえばなんとかなる、だろう。希望的観測に過ぎないけれど、この場所で止まり続けていても帰り道は分かりそうにないし、何よりこの手を離して不気味なこの不思議な国で1人になるのはごめんだ。手を離せば先に駆け出してしまいそうな彼女の手を、握手していた手と反対の手で繋ぎ直せばぎゅっと軽く握り)
案内頼むよ、ええっと、花さん……でいいか?



  • No.105 by 兎  2022-02-12 21:05:34 




>103 アイザック

校長……って、偉い人のこと?
( 元々兎であり、生まれてこの方不思議の国を出たことがない己にとって、忠誠を誓うのは王様と女王様に対してのみ。学校に通ったこともないからこそ、彼の言う人が偉いのかどうなのか、判断がつかなかった。頭の中は疑問符だらけで、ゆるりと首を傾げる。どんな人なのだろうと興味が出てくるのはすべてが未知だからで。やがて会場に辿り着く頃にはそんな疑問も消え去り。何だかんだ、不満を溢したり困惑したりしながらも、彼のことを幼子のように思ってしまっている。可愛い年下にあざとく甘えられることを、どうして拒否できようか。潤んだ瞳、甘ったるい声色、掴まれた袖。それを無視できるほど無情ではなかった。それどころか可愛いなあと思うのだから、単純すぎる。若干彼の魂胆が見え隠れするも、だからといって断れない。頼られた、という待ち望んでいた事実も関係して、この際だから思う存分甘やかしてしまおう、となぜだか闘志が燃えた。まず、砂糖とミルクたっぷりの甘い紅茶を用意。それからお皿にマカロンやケーキ、クッキーやフィナンシェといった様々なお菓子をこんもりと。あくまでもおねだりしてくる彼が悪いのだと言い訳しながら、てきぱきと準備済ませてから己も椅子に腰を下ろし。勢いよく飲んだ紅茶は温度が高く、危うく注意したそばから火傷するところだった )
し、仕方ないなあ!もう食べていいよ!紅茶は熱いから火傷しないようにね。ボクじゃなかったら多分だめって言われるんだから!……あつっ。


  • No.106 by 花  2022-02-12 22:21:23 




>104 ノエル

ちゃんとした名前じゃないもの、花でいいわ!
( お茶会への承諾を得て綻ぶような笑顔を浮かべ。楽しくて毎日是が非でも参加したいような場所。とはいえさすがに普段から参加するのは叶わず、行けるのはアリスといるときくらいしかない。それゆえにいつもよりも数段テンションが上がっており。あいにく繋がれた手に対して恥じらう、なんて可愛らしい感情は持ち合わせておらず。心の内にあるのは単純明快、とにかく早く行きたい気持ちだけ。鼻歌を歌いながら歩く中、悲鳴が聞こえてくることだろう。鮮やかな色彩を持つ虫や怪しく揺れる草木は荒廃した世界をより不気味に演出する。不意に問い掛けるのはお茶会に関する事柄。ここがどんな場所なのか、は尋ねられでもしない限り、興味もなければ説明もしないかもしれない )
アリスは紅茶は好きかしら?私はだーいすきなの!


  • No.107 by 来客  2022-02-12 22:41:49 



>96 女王様

――――私、何してたんだろう。
(呆然と立ち尽くす自分の姿を、行き交う人々がじろじろと眺めている。うたた寝から覚めたような心地を、頬や首筋にちらちらと降る雪が正気に戻していき。近くの公園にあった時計を見れば、最後に記憶している時間から数分が経ったのみ。数分間、立ったままで自分は何をしていたのだろうか。どんなに記憶を探ろうとも、思い出すことは出来なかった。首筋に物足りなさを感じて視線を移すと、そこにあったはずのお気に入りの首飾りはなくなっており。どこかに落としたのと考えるのが普通だが、それにしては不思議と焦る気持ちも残念だと思う気持ちもなかった。喪失感の代わりに胸に残る温かな気持ちに首をかしげていると、灰色の空を大きなカラスが飛んでいくのが目に入った。)

(/ここでご縁があった記念として、最後のロルを書かせて頂きました。このロルへの返信は不要です。今までありがとうございました。)


  • No.108 by アイザック  2022-02-12 23:52:58 



>105

偉い、けど...ちょー偉いって訳でもないしなぁ。...んぐ、今度会わせてよ、そのじょーおーさまにさ。
( でろでろに甘える、名付けて兎の弟になっちゃおう作戦は恐ろしい程大成功だった。こんもりと皿に盛られたお茶菓子が目の前に用意され、ぽんぽんとそれらを口に放り込んでいく。たっぷりとミルクの注がれた紅茶で噛み砕いたクッキーを流し込み、そう口にする。多少の羞恥心はあった為に、さっきのような甘えたな口調ではなく、いつもの調子に戻して。敢えて女王様、ときちんと発音しなかったのは、聞かれても許して貰えるくらいの寛容な人間であると思っているからで、間違えても実際に首を刎ねるような人だとは思っていない。と言うか、偉くて優しいと思っている人から首を刎ねるなんて残酷な事を言う兎を今更ながらに不思議に思った。会ってみたら、本当はとんでもなく恐ろしい女なのかもしれない。この数時間で兎のポンコツさ加減は十分に理解している。そのお花畑な脳みそで換算すれば、恐ろしい女王も優しいだけの人になる可能性も無くはない。今後会うかもしれない女王様に思いを馳せる。甘いお菓子を頬張りながらする好奇心の探求とは、なんと甘美なものなのだろう。口と脳、2つの甘みの余韻に浸っていれば、兎の声がして。目の前のお菓子から兎の方へ視線を向ければまたなんだか1人でぺらぺらと喋っていた。よく回る口である。火傷をするなと注意していたようだが、自分は猫舌では無いし冷たいミルクを入れたのもあって紅茶の熱はだいぶ収まっていたから何の気なしに飲んでいた。もちろん火傷はしていない。それどころか、注意をしていた兎が熱いと声を上げる始末。大変申し訳ないが笑いが堪えられない。にんまりと性格の悪そうな笑みを浮かべれば、子犬のような声色が嘘のようにケラケラと兎を揶揄って。)
__ッはは!!お前何してんの?も...もしかして、火傷?心配してくれんのは嬉しいけど、自分の心配はどうしたんですかうさぎさん?


  • No.109 by 招待客  2022-02-13 10:16:44 




>101 黒猫

ありがとう!いただきます。...美味しい...
(出してくれたお茶をとり、息で少し冷ましてそれから口をつける。一口飲むととても美味しくて、率直な感想が口からこぼれる。体が温まって、茶葉の香りも自分をリラックスさせてくれた。思わずほっと息をついた。向かいの席で長く紅茶を冷ましている彼女を、じっと見つめる。不思議な雰囲気の彼女は、苦手だなと思ったらすごく優しかったり、掴めない行動をとる。自分が今まで出会ってきた人達とは違って、どう接すればいいかわからない。今までは少し話せば相手の方からどこかへ行ったから。そういえば、この国には彼女と女王以外に、どんな人が居るのだろうか?童話に出てくる登場人物が出てくるのか。やはりこの国のことはこの国に住んでいる彼女に聞くのがいいだろう。彼女が接点がある人の事だけでも教えてもらえれば有難い。この国からは恐らく出ることは出来ない。この国で生きていくしかないのだろう。だとしたら様々なことを知っていかなければならない。演劇部の舞台は...まあ出られない。強豪校だし自分一人が抜けても問題ないだろう。そもそも煙たがられていたのだから。自分の代役の人は今から新しいセリフを覚えるのだけが気の毒で、申し訳ない。物思いにふけりながら、彼女に問うた。)
ねえ、この国にはその女王様と猫ちゃんのほかに、どんな人が居るの?


  • No.110 by 兎  2022-02-13 13:01:32 




>108 アイザック

そうなんだ。ボクの敬愛する女王様の方が偉いのかなあ。気になる!
( 校長がどんな人であるのかを実際に知ることは不可能。きっとこの国から出ることはできなくて、女王様が許したとて出られるのはアリスだけ。できないからこそ憧れてしまう。外の世界はきっと凄い。考えるのは自由だが、現実はそう甘くない。もし外に出たとしたら、待ち受けているのは記憶を失い、ただの兎として跳ね回る運命。こうして彼と話すことすら叶わなくなってしまうだろう。不思議の国にいるから成長しない、とも取れるかもしれない。よぼよぼの兎なんて見向きもされないに決まっている。考えれば考えるほどどうしようもなくて、腕組みをしながら眉根を寄せ。ふと見ると、お皿に盛られたお菓子はみるみるうちに減ってゆく。それを見て、いつの間にか微笑ましい気持ちになっていた。たとえるならば、子どもの成長を見守る親の気持ち。それほど楽しく、柔らかい感情が心を占拠した。成長期なのも関係しているのだろうが、彼一人で用意したお菓子がすべてなくなってしまいそうだ。しかし元々アリスをもてなす会、まったくもって問題はない。肥えてしまわないように、栄養もたっぷり摂って貰わなければならないが。色々と考えていたせいで、うっかりあつあつの紅茶を冷ますことなく口にしてしまった。それ自体は大したことではない。問題は彼にしっかりと聞かれてしまったことだった。注意をすれば聞く耳持たず、フラグを立てればしっかり回収。そんな彼が己の失態を見逃すはずはなかった。よく考えれば想像できたことでも、頭が回らなかったらしい。慌ててふうふうと息を吹き掛け、一口啜って心を落ち着ける。カップを置くなり、明らかに下手すぎる話題変更を )
い、いつもはこんなんじゃないもん!それより、お菓子美味しい!?


  • No.111 by 黒猫  2022-02-13 13:17:13 




>109 レイ

王様もいるし、兎とか帽子屋とか、色々。歌う花もいるし──
( ようやくほどよく冷めた紅茶を一口飲んだ。いつもの味というもので、己からしたら何の変哲もない、代わり映えしない紅茶であった。だからといって飽きのこない味で、今日のお茶以外に様々なフレーバーがあるのも魅力のひとつだろう。次のお茶会ではまた違うものが提供されるかもしれない。無論、それに参加するかどうかは気分次第だが。不意に聞こえてきた問い掛けには指折り数えながらゆっくりと列挙していく。他にも騎士や鴉にトランプ兵などがいるものの、鴉のことだけは絶対に言いたくなかった。彼女を会わせたくないわけではないが、鴉は思い浮かべるだけでも嫌になる。一言で表すとしたら、犬猿の仲。それほど徹底的に敵対し、考えのあわなさから会う度に喧嘩ばかり。騎士やトランプ兵に関しては、そもそもほとんど会ったことも話したこともない。情報不足がゆえに列挙の内には入らず。適当にクッキーを摘まみながら、ふと何でもないことのように一言。頬杖をついて少し補足を。きっと、彼女にとってはここから出ることができないという何よりの証明。己にとってはどうってことない、普通の連絡事項で )
あ、あとでレイの暮らす家連れてくから。だいぶ空き家だったから、蔦とか絡まっててちょっと掃除は必要だけどねえ。


  • No.112 by 迷子  2022-02-14 15:00:19 




>54 帽子屋さん

特別じゃない日を特別にしたい、ってこと?ふーん。…いいなぁ、誕生日を盛大に祝えるって楽しいですもんね!あ、帽子屋さんの誕生日って何時なんですか?
(とどのつまり、と言う言葉が先頭に付いても可笑しく無い程のトーン__即ち、相槌程度にしかなり得ぬ程の声色にて返答を。少なからず分かって来た、この世界は多少なりとも我々が住う世界と同じ部分が存在している。然し、確実に似て非なるものなのだ。理解しようとする方が返って難しそうだと、直感的な感覚に倣って他愛の無い質問を投げ掛けて。次に耳へ届いて来た情報は、思わず声を上げるに相応しかった。それじゃあ、この世界の人はどうやって過ごしているの。間髪入れず問い掛けようと開いた口を再び閉ざしたのは、絶えず響く悲鳴すらも意識の外へ追い出す程に気を引かれる言葉が聞こえたから。ぱちり、ぱちりと瞳を瞬かせた後に、口も付けずにティーカップをソーサーへ置き。身を乗り出し、応ずる様に潜めた声にて)
__知りたい。どうしたら良いの?……ううん、その、…帽子屋さんはどうやったらそれを教えてくれる?


  • No.113 by 帽子屋  2022-02-14 20:44:06 




>112 アリスタ

アタシの誕生日?──さあ、いつだったかしら。アリスちゃんは?その日が来たらアタシがお祝いしてあげるわ。
( 誕生日を祝うことはする。実際女王や王の誕生日には特に盛大なお祝いがなされ、その日はどんちゃん騒ぎ。その日だけは悲鳴も聞こえない。さて、己はどうだろう。考えたところで、どうしても思い出せなかった。毎日お茶会をするのが当たり前。祝って貰ったことも、祝ってほしいとお願いしたことも、もしかしたらなかったかもしれない。首を捻った後、問い掛けにて返し。潜められた声で重ねられた問いは切実で、かなりこの世界から出たがっているように思えた。それも当然のこと、慣れない状況下での生活は苦しいだろう。言い換えられた言葉には花丸を贈りたい。己の選択によって彼女の運命が決まるようなこの状況を少し面白く思うだなんて、さすがに悪趣味すぎるだろうか。わざとらしく低い声で言葉を紡ぐ。反応を窺うような表情はまるでヴィランのよう。肩を竦めて大袈裟なリアクションを取って。それから内緒話は終わり、とばかりに元の位置に戻り、ティーカップに口をつけ )
そうね。アンタが本気で願うなら。少なくとも、ここで生活できそうなら教えられないわね。それから、アタシが信頼できると思えない子には、絶対に教えない。自分本位の子のために首をはねられるのなんてごめんだもの。



  • No.114 by ノエル  2022-02-15 23:02:07 




>106

──え? あ、ああ、紅茶はあんまりかな……
(やけに楽しげな彼女に置いて行かれないよう、握った手はそのままに後を追い。進んでいく中、先ほどから感じているこの"不思議の国"の不気味な一面が露わになっていくようで、視線は右往左往落ち着きなく。不意に問いかけられた質問に、気もそぞろで考えるよりも先に本音がぽつり。他人が好きといったものに否定的な反応をするつもりなんてなかったのに、とバツの悪そうな顔をして。彼女が気分を悪くしていなければいいけれど。残念なことにお茶会で出るだろうお菓子の類もそんなに得意じゃない。紅茶とお菓子なんて上品な物よりも、酒とツマミの方がよっぽど馴染みがある。話題転換を求め、先ほどから気になっている事象について問いかけて)
なあ、今の悲鳴は? あんたは全然気にしてないみたいだけど、ここじゃ普通なわけ?



  • No.115 by 花  2022-02-16 13:01:28 




>114 ノエル

じゃあ、珈琲!オレンジジュースなんかもあるわよ!
( お茶会は楽しむことこそが目的であり、あくまでももてなすための行為。紅茶を飲むことを強制するわけでもなく、さらりと他の選択肢を提示。繋いだ手と逆の手にて指折り数えながら、他には何があるかなと考えて。もちろんお酒の類いはこの国には存在しないけれど、ある程度の自由は利くはず。るんるんと足取り軽く辿り着いた会場には紅茶やお菓子が所狭しと並んでおり。意識が紅茶の方へ向いているせいで、聞かれた事柄への返答はやや雑なものに。その少ない情報からは女王が危険である、というようなことしかわからないだろう。当の本人はしっかり伝えたつもりで、既にジュースやら紅茶やら様々なボトルを用意。彼の目の前に置いて選んで貰おうと )
きっと、誰かが女王様に首をはねられたのね!ここでは大しておかしいことじゃないわ、女王様に逆らわなければ平和だもの!──さあ、好きなものをどうぞ!


  • No.116 by 門番  2022-02-24 22:56:00 




アリス様に関する萌え萎え ( あくまでも一例であり、参考程度に )


萌え

明るく活発 / ノリ良し / 自分に自信がある / 芯のある子 / 懐に入っていける人なつこさ / 自分を魅せる力のある自信家 / 悪戯っ子 / ちょっと抜けたところのある / 小悪魔な魅力 / ずる賢い策士 / メンタルが強くめげない子 / 暗い世界を楽しんでくれる子 等々


萎え

無口であまり話さない / 受け身で話が進展しない / 過度な天然で話が通じない / おどおどしていて三点リーダー多用な子 / 真面目すぎる / 悲観的 等々。基本的に話が通じない、進展しないような子でなければ歓迎。


  • No.117 by 門番  2022-02-25 07:57:20 




characters


【 名前 】鴉 ─ crow ─

【 性別 】男

【 性格 】無愛想で人と話すのはあまり好きではないタイプ。可能ならば放っておいてほしい。しかし、実際は困っていたら手を貸すような優しい一面も。一方で、言葉に棘を感じる場合もあるため注意。さりげなく嘘を交えて話しており、信じすぎると危険かもしれない。

【 容姿 】濡れ羽色のショートヘア。前髪は長めで時折顔を覆い隠し、表情が読めないこともある。人を寄せ付けないきつい印象を持たせる切れ長の瞳。身長180cmと大柄。黒のローブを身に纏い、闇に溶ける。鴉の姿にも変化可能。人型でなくても会話できる。

【 備考 】一人称オレ、二人称アンタ、呼び捨てなど。どうでも良いような素振りを見せるが、きらびやかなものに目がない。記憶力は良いが、話す気自体があまりない様子。興味を引くような言動や、思わず鴉が世話を焼いてしまうようなアリスと相性が良いだろう。



【 名前 】黒猫 ─ black cat ─

【 性別 】女

【 性格 】自由気ままでのらりくらりとしたタイプ。気付いたらそこにいる、神出鬼没。人を揶揄ったりおちょくったりするのが好きで、困っているのを見るのが楽しみな性悪。鴉とは相性が悪いらしく喧嘩ばかり。

【 容姿 】黒髪にライトブルーのメッシュが入ったセミショートヘア。言わずもがな猫毛で、琥珀色の猫目。身長は160cm。手触りの良さが気に入り、柔らかな生地のワインレッドのドレスを着用。黒猫の姿にも変化可能。人型でなくても会話できる。

【 備考 】一人称アタシ、二人称キミ、呼び捨て。見たことがないものを見たい、止むことのない探求心を持つ。意地悪されても耐えられる、もしくは同じような気質のアリスと相性が良いだろう。



【 名前 】帽子屋 ─ hatter ─

【 性別 】男

【 性格 】世間話が好きなドラァグクイーン。彼に話したことは次の日には広まってしまうほど口が軽い。軽薄でノリが良いが、それに反して実は一番真面目。他の住人には話していないが、唯一抜け道を知っているらしい。

【 容姿 】焦げ茶色の髪は結えるほど長く、なぜかポニーテールではなくお団子に。奇抜な蛍光色の帽子を被る。左右色の違うオッドアイ。身長は176cm。派手好きで会う度に異なる服装であり、一番カラフル。

【 備考 】一人称アタシ、二人称アンタ、呼び捨て、アリスちゃんなど。楽しいことが好きで流行に詳しい。悲観的な人が嫌い。明るくノリの良いタイプ、暑苦しくても大丈夫なアリスと相性が良いだろう。



【 名前 】女王 ─ queen ─

【 性別 】女

【 性格 】我が儘、横暴、自分勝手。そんな風に評される、少々危ない人。首をはねてしまいなさい、と命じることも多々。言い付けに背く者には制裁を、従ってくれる者には褒美を。一度懐に入れば甘い。

【 容姿 】赤い長髪でくるくると巻き髪に。必ずティアラを被る。少々厳しく見えるつり目。しっかりとしたメイクに赤のマニキュア、ペディキュア。身長158cm。日焼け対策済みの色白な肌に、派手なドレスを身に纏う。

【 備考 】一人称私、二人称アナタ、呼び捨て、アリスなど。アリスが余所から来た者であるというだけで毛嫌い。好きなものは真面目で従順な人。言い付けを守れるしっかり者のアリスと相性が良いだろう。



【 名前 】王 ─ king ─

【 性別 】男

【 性格 】女王に逆らうことのできない不憫な人。家来のように従順に、アリスに対しては優しく。自分の意思は女王の意思。叶うことはないが、いつかアリスと共に国を出たいと考えている。

【 容姿 】茶色のマッシュヘア。王冠を被っている。優しげな垂れ目。身長は173cm。豪華な装飾の服はワンサイズ上のようでややぶかぶか、着ているというよりは着られているような印象さえ受ける。

【 備考 】一人称私、二人称アナタ、アリス。アリスには友好的。お茶会が好きで実は帽子屋と仲が良い。優しく穏やかなアリスや、おてんばで娘息子のように見えるアリスと相性が良いだろう。



【 名前 】兎 ─ rabbit ─

【 性別 】女

【 性格 】とにかく忙しくしているタイプ。せっかちで時間を無駄にしたくない。その一方でドジを踏むことが多く、よく皿を割ったりバラを青く塗ったりして怒られる。女王のお気に入りのため許されている。

【 容姿 】灰色のボブヘア。前髪は量が多く、ピンで止め忘れると目を覆うこともある。くりっとした丸っこい瞳。身長150cm。パーカーやオーバーオール姿でいることが多い。兎の姿にも変化可能。人型でなくても会話できる。

【 備考 】一人称ボク、二人称アナタ、名前にさんづけ。可愛いものと小さくて丸っこいものに目がない。寛容なアリス、豪快で華やかなアリスと相性が良いだろう。



【 名前 】騎士 ─ knight ─

【 性別 】男

【 性格 】物腰柔らか、誰に対しても優しく穏やかに接する。しかしそれは表の顔。実際は口も態度も悪い腹黒。どこかにある、元の世界への出入り口を守る。いつかこの世界を変えてすべてを終わらせてやる、と心に決めている。

【 容姿 】鎧に包まれ、顔が見えない。容姿にコンプレックスを持ち、脱ぐのを嫌う。剣と盾を肌身離さず所持。身長は175cm。

【 備考 】一人称ボク、二人称アナタ、アリスさん、名前にさんづけ。誰にでも優しいのは、誰にも興味がないことと通じる。ついちょっかいをかけたくなるような可愛いアリスと相性が良いだろう。



【 名前 】花 ─ flower ─

【 性別 】女

【 性格 】明るく歌うことが好きで陽気。楽しいことだけを追い求める、楽観的な思考の持ち主。楽しければそれでいい、と思うせいでリスク度外視の行動をすることもある危うさもある。

【 容姿 】赤と橙で構成された髪はふんわりとしたボブヘア。大ぶりの花の髪飾りをつけ、ワンピースにもコサージュを。身長150cm。花の姿にも変化可能。人型でなくても会話できる。

【 備考 】一人称アタシ、二人称キミ、アリス。名前で呼ばないのは、覚えていられないから。楽しいことが好きなアリス、もしくは適度に注意してくれるアリスと相性が良いだろう。


  • No.118 by 門番  2022-02-25 08:09:50 




detail


招待状はアリスと不思議の国の住人しか読むことができない。招待状を受け取ることができるのはアリスだけ。

不思議の国の世界は他の場所と比べて時間の進みが遅い。不思議の国で1日が経過しても、元の世界ではほんの少ししか経過していない。

その昔、戦争により外界へと繋がる道を閉ざした。そのため、廃れているものの、情報を得る手段もなければ移動することもできない。

国のことは口外禁止。戦争が起こったのも国について言いふらしたアリスによる。そのため外へは出さず、外へ出ようとする者へ制裁を。


  • No.119 by 門番  2022-02-25 08:11:25 




 >1 rule
 >117 characters
 >116 about Alice
 >18 template
 >118 details



お茶会へと誘われた不憫なアリス。この国から逃げようものなら、門番に処刑されてしまうことでしょう。スマートフォンなどの外界と通じる機械は使うことができず、テレビやラジオもない。そんな世界で、アリスは過ごすことになるのです。

この世界へと繋がる招待状は、きっとまだ見ぬアリスの元へ。


──随時募集中



  • No.120 by 門番  2022-03-02 17:59:35 




アリスは何も知らない。アリスのいる世界がこの国のあるべき姿。連れてこられたアリスは住人たちみんなに歓迎されるでしょう。


──随時募集中


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