門番 2022-01-22 17:59:35 |
通報 |
>76 兎
えぇ~~!?ひっでえの!!蝶じゃなくて俺が可哀想!!しくしく!!
( 両の手で顔を覆い、泣いてるような素振りを見せる。普通の世界では欲しいものが手に入らないことなんて無かったからこそ、ダメと言われると余計に欲しくなってしまう。ムッとした顔で兎を見つめても、取ってくれる気はやはり無いらしい。苦虫を噛み潰したような顔をした後ふるふると首を振った兎は、ぴょんぴょんと跳ねながらお茶会がどうの、と言い出す。紅茶やコーヒーを嗜む程小洒落てはいないし、舌がまだ苦味に耐えられないと伝えようとして、その後の言葉に目を輝かせた。クッキーだと!?そんな話は聞いていない。お茶会ではなくお菓子パーティーと言って欲しいものだ。分かり辛い。もしかしたら、クッキー以外にも甘いマフィンやケーキがあるかもしれない。頭の中でそれらを想像すると途端に口が甘いものを求め始める。既に蝶の事など忘れていて、脳内ではお茶会とは素晴らしいものだと絶賛している。テンションが上がって血液が体を健康的に回っている。走ったり飛んだりなんかも出来てしまいそうな気さえする。目眩もとっくに収まり、素晴らしきお茶会とやらに行きたくてうずうずしながら、兎の真似をするように顔をふるふると振って、両手で頬をぱちんと叩く。顔をあげれば満面の笑みを浮かべて兎に興奮が抑えきれないという様子で伝えて。)
お菓子たべれんの!?な、早く連れてってよ、そのお茶会ってのにさ!!
トピック検索 |