青春の一片【 指名制 / NL / 再建 】

おまえな……
（　爪楊枝で軽くつついたのを暴力などと宣う様子に頬も一刺ししてやろうかと考えたのも、予想外のお返しを受け取ってばつの悪そうな顔に満足感を覚えたのも束の間。何でもないような口調で零した彼女の言葉に今度はこちらが面食らう。先程までのあのはしゃぎようは何処へやら。先に彼女が言った通り、女子高生とは非常に浮気っぽく情の薄い生き物らしい。明日から女子生徒とまともに目も合わせられないかもしれない、と3年生の今になって高校生活の危機を迎えながら、彼女を満足させられる唯一の心当たりを挙げてみる。　）
……本命のとこ戻るか？

　＞彩（ ＞95 ）

常連って言う程じゃないけど、何度か。
今日みたいにこうやってお昼を買うにはちょうどいいから、偶にね。
（有名なハンバーガーチェーン店ほどとは行かなくとも、学生が利用するにしても十分手が届く価格設定とボリュームは魅力的なものがある。彼の提案はある意味彼らしく、しかしながら予想はしていなかったようで、おや。と一瞬僅かに目を丸くした。両手で数える程ではないが、何度か通ってある程度把握したメニュー表を改めて見返す。注文した商品を受け取って“映え”について盛り上がる少女らの声を聴きながら、彼もそういったことは気にするタイプだろうか、とちらりと視線を流す。とはいえ、あいにく“映え”についての造詣は深くない上、このメニューを頼んだことがないものだからおすすめなど出来るはずもない。ここは素直に美味しかったものの中から選ぶと、ふと思い出すように顎に手を当てた。）
じゃあ、アメリカンクラブハウスにしようか。
飲み物どうする？君は....あー、確か紅茶派だったっけ？

>97 純くん

さすが知里ちゃん、サンドウィッチのチョイスまでセンスが良いな。
（　定番のものから風変わりなものまで、様々あるメニューの中から、彼女が選んだのはオーソドックスながら間違いのない一つ。〝丁度良い〟チョイスに、思わず素直な感想を口を衝く。ちなみに、彼女が風変わりなものを選んでいたなら『俺のことよく分かってるね』と言っていたのだろうと思う。要するに、どちらに転んでも最終的には彼女の選択を褒める流れに帰着するということだ。さて、次は飲み物を決めようかというところで、何でもないことのように零した彼女の言葉に、一瞬開きかけた口を噤む。随分前に交わした会話。その上、飲み物の好みなんて些細なことを覚えてくれているなんて思いもしなかった。予想外の出来事に予想外に嬉しくなって、顔が綻ぶ。もしかしたら今度は、自然に柔らかな表情が作れているかもしれない。　）
驚いたな。覚えててくれたんだ。……うん、俺はアイスティーにするよ。

　＞知里ちゃん（ ＞99 ）

（　／　大変にご無沙汰しております。前トピでお世話になりました廣瀬志帆背後です。ハロウィンの時は、あのままお返事を返すことが出来ずに本当に申し訳ありませんでした…、、ご迷惑をおかけしてしまった身ですが、もし、もし可能であれば、娘のプロフィールはそのまま、また涼先輩にお相手をして頂くことは出来ますでしょうか…？　）

　＞廣瀬 志帆ちゃん本体様

（　／　お久し振りです。またお会いできるとは思っておらず、しほちゃんだ！？と馬鹿みたいな声が出ました主です。もちろん志帆ちゃんで参加していただけるのなら嬉しい限りですが、駿河の方が細かく変わっていたりいなかったりするので、その点は大丈夫かということが一つ。また、併せて『はじめから』と『つづきから』のどちらをご希望か、ということもお伺いしたく存じます。お手数ですが、ご回答をお願いいたします！　）

　　　>> 主様　（ >102 ）

　（　／　嬉しいと、そう仰って頂けて大変安堵致しました、有難うございます…！はい、こちらのトピで涼先輩のプロフを拝見しましたが、少し雰囲気が変わっているのかなという印象を受けました。それでもやっぱり、娘、背後共々彼に惹かれてしまうみたいです…（　照　）関係性については、これまでの時間を無かったことにしてしまうみたいで少し寂しい気もするのですが、ここは『はじめから』を選ばせて頂き、また一から廣瀬とやりとりをしてくださいますでしょうか？　）

　＞廣瀬 志帆ちゃん本体様

（　／　変更点について、問題ないということで安心いたしました。きっと駿河もほっとしていることと思います。関係性についても、『はじめから』にて承りました！　志帆ちゃんとの時間はそれぞれ別フォルダ保存ですのでご心配なく。PFテンプレートに沿ってPFをご提出いただければ、すぐに開始いたしますね。改めて、またよろしくお願いいたします。　）

>98 先輩

うーん……なんていうか。この人が駄目ってわけじゃなくて、ジョッキいっぱい浴びるように食べたいんですよねえ
( 勿論このさくらんぼにはさくらんぼの良さがあるが、いかんせん一粒が小すぎる。やはり子供にはこれが丁度よく、女子高生のお腹にはパンケーキがぴったり嵌るサイズなのか。例えが思いつかずに無機物と擬人化が交じった女子高生語はきっと彼にも伝わるだろうと。もう既に10しか残っていないトレイに睨めっこの勝負を仕掛けるも引き分けにしかならず、腹いせにピンクと緑の2つを串刺しに口へと運び。もちゃもちゃと味わいながら、こんな話は見たことないが何故か知っているシチュエーションを頭の中で上映。2人の間で揺れ動く美少女ヒロインを自分に置き換えてみては。 )
気分はハイスペック彼氏がいるのに田舎の幼馴染に求められたヒロインですね~、おいし

（　〝田舎の幼馴染みも良いけれど、ハイスペック彼氏に慣れている身では物足りないから数で補いたい〟。彼女の話す内容を要約し、例えに沿って脳内で再現してみる。見事な悪女の誕生に、これ以上ややこしくしてはいけないと擬人化はここで一旦打ち止めることにする。ノリで始めたことが気付けばここまで膨らんでいたとは。どちらも相手の発言に便乗してしまうため、彼女と話しているといつもこんな調子だ。少ない小遣いを握りしめて駄菓子屋に走っていた昔とは違い、自由に使えるお金の金額も、行動範囲も、純粋に体も大きくなった。擬人化をやめた今となってはひどくシンプルで、単に〝量が足りない〟と言っているのだろう。……仕方ない。超能力者には力を取り戻してもらわなければ困るし、ここは俺のイケメン……もとい、さくらんぼ餅を提供する他ないか。たった今二色の餅を口へと送り届けた彼女の手を捕まえると、その手が持つ爪楊枝で自分のトレイに乗った餅を刺させ、再度彼女の口元へと運ぶ。　）
分かった分かった、俺の分もあげような。……はい、口開けて。

　＞彩（ ＞105 ）

▽指名キャラクター追加


「　おはようございます、先輩。……あのっ、…………今日もいい天気……っすね……　」
「　……先輩も、やっぱああいうのが好きなんですか。　」
「　俺、何にもなくて。ただ、先輩が好きなだけで。それだけ、だけど……本気です。　」

名前/　七條 柊真（ しちじょう しゅうま ）
性別/　男
関係/　君に片想いする後輩
学年/　君の一つ下

容姿/　黒々とした健康的な黒髪。『邪魔にならないけどオシャレな髪型にしてください！』というざっくりとした注文で、トップは少し長めで無造作に、耳周りはすっきりという爽やかなスタイルにしてもらっている。短めの前髪は右側へ流しており、しっかりと額が見える。毎朝美容師さんに教えてもらった通りにセットしており、『一生ついていく』と多大なる感謝の念を抱いている様子。髪と同じく黒々しいはっきりとした瞳に、形の綺麗なはっきりとした眉と、目元だけはやけに凛々しい顔つき。しかし、まだどこか幼さが残ることと、いまいち頼りない表情のせいで『精悍』という表現には程遠い。身長は175cmで、細身ながらも比較的しっかりと筋肉がついている方。制服は校則違反無く、模範的な着こなし。

性格/　どこにでもいる普通の男子高校生。特筆すべきことは何もなく、まさに『凡庸』という言葉が似合う男。本人もその自覚があるらしく、自身に過剰な自負や期待は持ち合わせていない。そのせいか少々腐っている節はあるものの、基本的には純真な心の持ち主で、頼まれるとついつい引き受けてしまうお人好し。苦労人。他人の良い所ばかり見つけてしまうために騙されやすく、ずるい事が出来ない正直者のために損をしがちという不器用な性質。一口に言ってしまえば青臭い。恋愛面でもその青臭さは変わらず、好きな人になかなか想いを伝えられずにいるうち、他の誰かに先を越されて失恋というパターンが最多。想いを伝えるどころか、自分の想いに気付いてもらうことすら出来ず、良くて友達止まり。過去に一度だけできた彼女にも、散々良いように使われた挙句、何も恋人らしいことをしないまま浮気されるという惨敗ぶりである。『お付き合いは結婚を前提に』という幼稚園児のような究極的に重い恋愛観も、きっと彼の惨敗記録に貢献している。現在はとある先輩に想いを寄せており、頑張ってはいるものの空回りばかりで道のりは長くなりそうな予感。一途さと誠実さと純粋さは評価できるものの、裏を返せばただのヘタレ。

備考/　一人称は『俺』、二人称は『あなた』。生徒会長の駿河 涼にスカウトされて、生徒会に所属。雑用という非公式の役職に就かされ、雑用として容赦なくこき使われている。ただ、生徒会以外の雑用からは守ってもらえるようになったとか。バスケットボール部に所属しており、成績は中間辺りをうろうろといった感じ。運動部だけあって体育はそれなりに得意。手先も器用で家庭科も得意の部類に入る。ただ、芸術的な感性は持ち合わせていないため、美術や音楽は中の下。歌だけは何故か上手い。上に兄、下に弟の居る三兄弟の真ん中。5月22日生まれの双子座。

好きなタイプ/　先輩

主コメント/　『先輩』が1年生の場合、中3になります。他5人は女の子側にある程度壁を乗り越えてもらう必要があるけれど、七條に関しては壁という壁はありません。ただ、時間はとんでもなく掛かります。たぶん。

　　　>> 主様　（ >104 ）

　（　／　本当に、本当に申し訳ないのですが、参加を一旦保留にさせて頂いても宜しいでしょうか…？まとまった時間が取れると踏んで昨日は書き込みをしたのですが、今日になってまたそれが不安定になってしまいました…。昨日の今日でこんなことになってしまって本当に申し訳ありません…。背後事情が落ち着きましたら必ずプロフを持って再度お声がけをさせて頂きますので、その時はどうぞ、宜しくお願い致します…！　）

　＞廣瀬 志帆ちゃん本体様

（　／　参加の保留について、承知いたしました。リアルの事情ならば致し方ありません。今後の楽しみとして取っておきますね。またお声掛けいただける日を心待ちにしております。ご時世がご時世ですので、無理はなさらず、どうぞご自愛ください。　）

>凪歩くん ( >96 )

わあ、ありがとう！助かるよ。
( 贈り主は女友達だったが男性である彼を買い物に誘ったのは、優柔不断な自分一人ではプレゼント選びが難航する予感しかしなかったからだ。「人のプレゼント選ぶの、苦手なんだ。特に今回の子は、趣味とかあんまり詳しくなくて」少し考える素振りを見せて結果的に承諾してくれた彼には、誤解を招いているとは知らず言葉少なに情報を伝えて苦笑を浮かべる。「それじゃあ放課後、よろしくお願いします」次の授業に備えて机の上を整理しながら、隣の席の彼の方を向いて会釈。なんだか彼と初めて話した時と似たような状況だが、異なる点と言えばお互いを名前で呼び合うように決めた事、それから、今は幾分か緊張も解れている。高校の制服に包まれて寄り道するのは自分にとって今日が初めてになるだろう )


( / 了解いたしました。桜がプレゼント選びに夢中になっている最中、もしくはお会計中に買って、帰り際に渡して頂けますと助かります…！そしてネタバレは気にしませんので、基本は桜と凪歩くんに任せつつ、今回のように何か難しい点があればその都度ご相談させて頂ければと思います。また、一度場面を回収いたしましたので放課後のお好きなタイミングから始めて頂けますでしょうか…！ )

純くんについて、ほとんど初めて知った個人的な情報だったから、印象に残ってたんだよね。
（用意したかのように流れる褒め言葉に、全く流石なものだ、とすっかり慣れた様子で小さく肩を竦めた。「了解、アイスティーね。」と応えながら横を向けば、彼が予想外に柔らかな表情をしているものだから、こんな表情ができるのか、と少々面食らったように何度か目を瞬かせた。普段は、なかなか掴ませてくれない相手だと思わせるのに、ふとした瞬間にこういう自然体らしい瞬間を見せてくるのはわざとか、天然のものか。全く掴めないようで掴めそうなこの感覚は、なるほど彼が多くの人の興味を煽るというのも理解できる。しかしながら、いずれにせよ、顔がいいというのは得なものだ。と最終的にはズレたところに結論が着地した。
気を取り直し、クラブハウスサンドとアイスティーを2つずつ。と店員にまとめて注文した。）

>100 純くん

（　ホームルームが終わり、教室内が一気に騒がしくなる放課後。普段なら、一日の余韻に浸りながら自席でぼうっとしている時間だけれど、今日は違う。放課後のおれには、桜の友達の誕生日プレゼント選びという重大任務が課せられている。ここからが今日の本番だと言っても過言ではない。手早く教科書類を鞄に詰め、口を閉じる。気合十分に立ち上がって、お弁当の分いつもより軽い鞄を肩に掛ければ、隣の席の彼女の方へ向き直って。　）
……桜、もう行ける？

　＞桜（ ＞110 ）


（　／　了解です。もしかしたら購入する場面は描写としては省略してしまうかもしれませんが、帰り際にしっかりと渡させていただきますね。そういえば佐倉も本体もどこ行くか知らないな……ということで教室から始めさせていただきましたが、道中はゆるゆると会話を楽しみながら歩くも良し、省略して早速本題に入っても良しです。お好きなように。　）

……個人的な情報と言えば、一番最初は〝知里ちゃんを気になってる〟だった気がするけど。そっちは印象に残ってない？
（　彼女の脳内に少しでも俺の存在があることは言わずもがな嬉しかったけれど、自分の話をされるのは何だか慣れなくて、するりと話題を転換する。顔を覗き込むように僅かに首を傾げるその表情は、すっかりいつも通りだ。二人でこのままお喋りを続けるのも、それはそれで魅力的ではあったけれど、俺は〝いつでも一緒〟であることにこだわるタイプでもないので、彼女に効率的な行動を提案してみる。もし彼女が『椅子を引くところまでエスコートして欲しい』と言うのなら喜んで応えさせてもらうけれど……、どう考えても知里ちゃんはそんなタイプではないかな。　）
注文したものは俺が受け取ってくるから、知里ちゃんは席を押さえておいてくれる？

　＞知里ちゃん（ ＞111 ）

>凪歩くん ( >112 )

( 満腹後の睡魔のせいで午後の授業にはあまり集中出来ず、船を漕いでいるうちにチャイムの音が耳に届いた。今日は出掛ける予定があるため目を覚まさねばと、ポケットに入れていたミント味のタブレットを数粒口に含んではその刺激に顔を顰める。そうこうしているうちにホームルームも終わり、隣から聞こえて来た今日だけで既に聞き馴染みのある声へ返答を。「うん！暗くなっちゃう前に行こっか」いそいそと筆記用具やらを鞄に詰め込めば、やや重みのあるそれを肩に掛け立ち上がり。すれ違う同級生達に軽い挨拶を交わしながら、彼と肩を並べ校門を出ては今更ながらの配慮を ) 駅の近くの雑貨屋さんに行きたいんだけど、凪歩くんお家遠くない？大丈夫？

( 絡み文の投下ありがとうございます、諸々了解致しました。また何かありましたらよろしくお願いいたします……！ / 蹴り推奨 )

うん。おれね、徒歩圏内で高校選んだから。
（　満開の季節を過ぎ、若葉が顔を覗かせつつある桜並木を並んで歩く。ちらりと視界の端に映ったにやにやとした顔の知り合いは存在ごと無視をして、彼女の気遣いに聞かれてもいない志望理由で答える。中学時代の成績からしても丁度良かったので、特に志望校選びで悩んだ記憶はない。駅への道を順調に進みながら、駅の近くの雑貨屋さんで買い物をするということは、桜は電車通学なのかな、とぼんやり考える。それから、隣に居るのだから直接訊けばいい、という考えに思い至るまで時間にして数秒。ややタイミングを逃した感は否めないものの、思い付いたからには素直に訊いてみて。　）
……桜は、電車？

　＞桜（ ＞114 ）

さあ、どうだったかな？
君はどこまで本気か分からないからね。
（彼の表情に、おや、またつかみ損ねたかな。と少々残念な心地を覚える。あの時の会話の全てを詳細に思い出せる訳では無いが、ほとんど初対面の彼から出る甘い言葉をすぐさま信用出来るはずもない。ふっ、と目を細め、はぐらかすように首を傾げた。彼の提案は少し意外なものだった。自分からならばともかく、彼からこのような提案が出るとは。しかし、内容自体は効率的で全く異論のないものだったので、すぐさま了承し、その場を離れる。天気もいい休日ということもあってか、自分たちと同じように食事をしている人達がぽつりぽつりと見受けられた。とはいえ、時間もはやく、満席になるほどではなかったため、特に何を考えるでもなく、木陰のベンチに腰掛け彼を待つことにした。）

>113 純くん

（　こちらの頼み通りに席を押さえに行ってくれる彼女を、ひらひらと手を振りながら笑顔で見送り、大人しく注文の品が出来上がるのを待つ。手持ち無沙汰に取り出した携帯電話の通知には、姉からの抗議のメッセージが5つに増えていて、これは昼食を終えたら用事に戻るか、と小さく溜息を吐く。機嫌を損ねると面倒くさいことになりかねない。自身の持つ整理番号が聞こえて来れば、再び携帯電話はポケットへ。今は我儘なお姫様……いや、女王様のことは一旦忘れ、知的で少しお茶目なお姫様の元へサンドウィッチとドリンクを届けることに専念する。彼女の傍に寄れば、冗談めかした調子で問い掛けて。　）
お待たせ。変な人に声掛けられたりしなかった？

　＞知里ちゃん（ ＞116 ）

>凪歩くん ( >115 )

そうなんだ！徒歩通学、運動になっていいね。
( 高校入学式の日に満開の花を背景に母親から何枚も写真を撮られた桜並木を、今日は新しい友達と並んで歩く。新鮮な空気を吸いながら、相手の志望動機が高校の立地であった事を知れば、家と駅、駅と学校の決して遠くない距離を往復しあとは電車に揺られるだけの自分にとっては羨む対象である旨を話す。「うん、私は毎日電車だよ。だけど私も身体動かさないとなぁ……いっその事自転車通学にするとか」地面にまだ薄らと残る桜の花弁を、なんとなく踏まないように避けながら足を進めて )

自転車……
（　徒歩と言っても大した距離ではないし、のんびりゆっくり歩いているために運動になっているかは怪しいところ。しかし、何だか褒められているようなので、否定はしないでおいた。代わりに口に出したのは、彼女の発言の中の一単語。同時に、自転車通学している彼女を想像する。彼女が毎日何駅を電車で移動しているかは分からないため、距離は適当だ。地面を気にしながら歩く彼女とは対照的に、ぼうっと揺蕩うように空中を眺めて歩きながら、零す。　）
……お弁当、足りなくなっちゃうね。

　＞桜（ ＞118 ）

>凪歩くん ( >119 )
あは、ほんとだ。そしたら、今度は凪歩くんに分けてもらおうかなぁ。
( その発想はなかったと笑っては、地面を見つめていた顔を上げて隣の彼の方を見遣り、冗談を口にする。もちろん本当に必要量が増えた時は母に頼めば良いだけで、同級生に大真面目に食べ物をせびるつもりはなかったが、彼なら本気にしかねないかと考えては数秒の間を置いてから「なんちゃって」と照れ隠しに小さく舌を出し。普段短いと感じていた学校から駅までの距離も誰かと話していれば更に短く、信号の向こうに駅が見えると目的地の雑貨屋へ案内すべく「お店、こっちだよ！」と彼を手招きして )

（　悪戯っ子のように小さく舌を出して見せる彼女に、すこし目を丸くする。桜も冗談とか言うんだ。最初に言葉を交わしてから数日。何となく距離が縮まっているような気はしつつも、まだまだおれ達は互いに知らないことばかりだ。新しい一面の発見に、心なしか足取りも軽くなる。彼女に手招きされるまま近寄って、信号の向こうを覗き見る。恐らくあれだろう、といういかにもな雑貨屋を見つけ、そして、ふと気付いた。……おれ、雑貨屋って行ったことないな。　）
……雑貨屋さんって、何売ってるところ……？

　＞桜（ ＞120 ）

▽PF変更


「　何のためにバイトしてるかって？　そんなの、当然君に会うためだよ。　」
「　何って、手を差し出されたら、エスコートしますよって意味じゃない？　普通。……──足元気を付けて、お姫様。　」
「　君といると退屈しないな。……どんどん君のこと手放せなくなる。　」

名前/　香月 純（ かづき じゅん ）
性別/　男
関係/　君と同じ学校、同じバイト先
学年/　2年生

容姿/　赤味の混じったブラウンの髪を、耳の下から顎のライン程まで伸ばしており、普段はちょこんと後ろで一つにまとめている。両目を避けて流れる前髪はやや長め。瞳は髪より少し深い色で、切れ長でありながらはっきりとした二重の桃花眼。どちらかと言うと女顔で、性別を間違われるほどではないものの中性的な顔立ちをしている。すっと鼻筋が通っていて、唇は薄め。身長176cmで、計画的に鍛えられている体には、綺麗な筋肉がついている。平日は、制服のままバイト先へ向かい、バイト先の制服に着替える。左右の耳に一つずつピアスの穴が空いている。

性格/　軟派な遊び人。全てにおいてゲーム感覚で、どんな状況も遊びにして楽しんでしまう強者。そのため口元にはいつも不敵な笑みを浮かべており、ちょっとやそっとのことでは動じない。退屈を嫌い、様々な “暇つぶし” に手を出すため、結構多趣味。例に漏れず、恋愛も彼にとっては “暇つぶし” であり、本気になったことは今まで一度もない。相手を落とすことだけが目的であり、散々思わせ振りなことをしておいて、相手が本気になると色々面倒だからと去っていく女の敵。女性の扱いに慣れていて、さり気ない気遣いもでき、話の引き出しも豊富なためにモテないわけは無いのだが、なにぶんそこが残念。女と見れば見境なく口説き、挨拶代わりに甘い言葉を吐いて、飽きたら次、飽きたら次を繰り返す。気が多いというよりは単純に退屈しのぎで、心の内では本気になれる “何か” や “誰か” をずっと求めている。一人では飽き足らず、同時並行で複数人を口説くのも日常茶飯事。女の子から詰められることも多々あるが、”俺たち別に付き合ってないから” という最低最悪の免罪符で線を引いて干渉を拒んでいる。自分のことは煙に巻いてしまう癖があり、なかなか本心の読めない人。きっといつか刺される。

備考/　一人称は『俺』。二人称は『君』。放課後はほとんどバイトかデート。バイトもただの暇つぶしにやっているだけ。家がそこそこのお金持ちだけど、デート代などはバイト代で賄えている様子。多趣味だが、飽き性故に長続きしている趣味はない。勉強は、『平均より上ならいいや』と中の上程度。座学より実技教科全般が得意。上に姉が一人居て、1月14日生まれの山羊座。

好きなタイプ/　いつまでも追い掛けさせてくれる子

主コメント/　ひたすら恋の攻防戦。テイストとしては恋愛一本って感じ。

▽攻略情報

※ネタバレされたくない方は読み飛ばしてください



【　駿河 涼　】
一度振られる／突き放されるのは確定ルート。そこから押して押して押し倒す勢いで行くのか、付かず離れずの距離感を保ったまま、丁度良いタイミング ( 難 ) で「やっぱり私のこと好きじゃないですか」と逃げ道を潰してしまうのか、どう行動するのかはお任せします。引っ込み思案な子でも、最後に一押しできる勇気のある子なら歓迎。自分に自信がなく、すぐに諦めて引いてしまうような子には向かないかもしれない。

【　香月 純　】
彼に攻略対象として興味を持たれている間に本気で惚れさせてください。靡かなすぎても興味を失ってしまうし、完全に落ちてしまっても興味を失ってしまうので、絶妙なバランス感覚が大事。

【　佐倉 凪歩　】
彼のペースに付き合ってくれることが最低条件。これで結構頑固なので、指図されるのは嫌いです。まだ「恋ってなに？」レベルの恋愛初心者なので、のんびりゆっくりなマイペースラブ。一緒にいる時間が長くなるうち「なんか最近きみがかわいく見える」とか素で言っちゃうタイプ。小さなきっかけはあれど、大きなドラマはありません。

【　直江 翼　】
彼に翻弄されつつも、最初から最後まで分かりやすく〝好き！〟の態度を貫いてくれる子。校門で「あ、家の方向逆だね。じゃあここで」って意地悪された時に、「じゃ、じゃあ私が送ります……！！」くらいのガッツがあると大変好みです。その後は遠回りしてちゃんと彼に送らせます。最初は全く愛情を感じられないところから、仲良くなるにつれて意地悪がエスカレートし、最後には大事にしてくれると思います。意地悪されたい方、追い掛ける恋をしたい方向け。

【　蜂谷 実　】
どこか危なっかしくて目が離せなくなるような子。何だかんだ世話焼きなので、構っているうちに、という流れ。ただ、一人じゃ何も出来ないレベルの困ったちゃんは逆に苦手かもしれません。一生懸命で、ある程度自立していることは最低条件。まるで小道具のように弟と妹が登場するため、子供が〝嫌い〟な子も向かないかも。〝苦手〟は大丈夫。例外的ではありますが、彼にちょっかいをかけつつも密かに片想いをしている友達ポジションの子も歓迎。彼に素直な気持ちを認めさせたら勝ち。

【　七條 柊真　】
あなたが振り向いたら終わり。

＞参加者様、随時募集中！
＞ご質問やご相談だけでも歓迎


「　……、ああ……なに？　……ん、あんたが隣に居ない時は、大抵いつもこんなつまんなそうな顔だよ。……自分の大切さ、わかった？　」


指名キャラクター：

駿河 涼（ ＞3 ）
香月 純（ ＞122 ）
佐倉 凪歩（ ＞3 ）
直江 翼（ ＞3 ）
蜂谷 実（ ＞3 ）
七條 柊真（ ＞107 ）


参加者名簿：

前原 彩（ ＞5 ）
文野 桜（ ＞7 ）
牧 知里（ ＞54 ）


指名やキャラクター作成に迷っている方は 攻略情報（ ＞123 ）をご参照ください。

ふふ、幼い子じゃないんだから。
（彼らしい冗談の言い回しにふっ、と表情を緩め、まさか。とでも言うかのように肩を竦めた。置いていた鞄を逆側に移動させ、席を開けると、どうぞ。と隣を示す。サンドウィッチからは肉が焼けた、いい匂いがしている。そう自覚はなくとも自然と食欲が刺激されるもので、クルル、と小さく腹の虫が鳴いた。何かが転がるかのような感覚になんとなく軽くお腹をさする。軽口を言い合うのも面白いが、せっかくの出来たてを冷ますのは勿体ないものだ。「さ、食べようか。」と声をかけた。）

>117 純くん

>106 先輩

( なにも疑問を抱かずにされるがままに力のない腕の行き着く先は随分とロマンチックの欠片のないあーんで。身体が大きくなった分物足りなくなった真意が伝わったのか、ただの面倒だから黙らせるためなのかは分からないが。無料より怖いものはない、なんて考えは一切持ち合わせていないハッピーな頭は貰えるものは全部貰うつもりで。あーん、とセルフで効果音を付け足してはもぐもぐと口内に対しては小さな粒を楽しみ。残り何粒かもそろそろどうでもよくなってきた頃。そういえば最初は断ったにも関わらず結局付き合ってくれる彼の存在に疑問を抱き。)
ていうか。なんで急に連れてきてくれたんですか？

>凪歩くん ( >121 )
( 駅の脇道へと続く信号を渡ったすぐ先、視界に入るのは木造の小さな雑貨屋。通学に電車を利用するようになってから、上品な外観に惹かれて携帯で店名を検索した事はあったものの、実際に店の扉を開くのは初めてだった。新境地の開拓は些か勇気が要るものだが、同行人の存在が後押しになり躊躇う事なく店内へと足を進めて。隣の彼は雑貨屋自体が初体験のようで、口で説明するよりも目で見た方が早いだろうと手近に並べてあったマグカップや小物入れを指差し「こういうね、部屋に飾る物とか身につける物とか…とにかくなんでも売ってるよ」丁寧に陳列された商品をぶつかって落とさないよう気を配りながら、彼と雑談しているうちに忘れてしまっていた今日の目的を思い出しては優柔不断な性格を露呈し ) プレゼントってなると…なんだろう、やっぱりアクセサリーが良いのかなぁ。でもこのマグカップも可愛いね。

幼い子じゃなくて、可愛い女の子だから言ってるんだけどな。
（　肩を竦めて笑う彼女に、認識を修正するようにそう返す。相変わらず彼女は一人の女性として見られているという自覚に乏しいようで、もしかしたらいつも通りの冗談めかした口調で渡したこの言葉も、正面からは受け取って貰えていないのかもしれないな、と思う。しかし、それならそれで、攻め方を変えれば良いだけの話。ひとまずは彼女の反応を窺うことに決める。促されるまま隣に座り、可愛らしい空腹音は聞こえていない振りをして、「いただきます」を口に出す。彼女が口をつけるのとタイミングを合わせて一口かじりついたクラブハウスサンドは、まさに〝おすすめ〟に相応しい味がした。　）

　＞知里ちゃん（ ＞125 ）


（　／　事後報告になってしまいますが、＞122 にて香月のPFを変更しております。変更点を簡単に述べると、髪が短くなって見境なく女の子を口説くようになりました。知里ちゃんの立ち位置が攻略対象→攻略対象のうちの一人、になりましたので、これまでと少々異なる点があるかもしれません。差異確認のため、ご一読くださると幸いです……！　）

（　トレイの上の狙いを定めにくい小粒のそれに爪楊枝を突き刺し、彼女の口元へと運ぶ作業を無心で繰り返す。彼女は抵抗こそしないものの、自分で手を動かすつもりもないようで、さながら雛鳥に餌を与える親鳥の気持ちだ。全部食べ終わる頃には満足してくれるだろうか。もし『まだ足りない』と言われ、もういくつかのトレイ分この作業を続けることになれば、過労で明日は学校を休むことになるだろう。うん、休むしかない。良いサボりの口実を見つけてやや気分が上向きになったところで、ふいに彼女の声が耳に届く。思わず機械的に動かしていた手を止め、何を当たり前のことを、というニュアンスを含んだ口調で答える。　）
……おまえが来たがったからじゃん。

　＞彩（ ＞126 ）

（　未踏の地へ足を踏み入れたことと、見慣れないお洒落な店内に、そわそわと辺りを見回してしまう。彼女が説明してくれた通り、本当に〝何でも〟と言って差し支えないほどの商品が並んでいて、色々なものに興味を惹かれては吸い寄せられるようにふわりふわりと店内を見て回る。そこに、思い悩むような彼女の声が聞こえてくると、当初の目的を思い出して彼女の傍へと寄る。手元や視線の先を覗き込んでみると、いかにも女の人が好みそうなアクセサリーや、可愛らしい柄のマグカップ。プレゼントのセンスも桜っぽい、と代わり映えしない感想を心の中だけで零すも、小さな違和感に首を傾げて。　）
それって、友達の、プレゼント……？

　＞桜（ ＞127 ）

それなら光栄、というべき？
君の可愛いにはまるで説得力がないからなあ。
（それ、誰にでも言ってるでしょう、などとまで意地の悪いことは言わないが、やはりまるで真に受けてない様子で首を傾げた。はらり、と落ちた髪を耳に掛け直し、サンドウィッチを口に運ぶと、変わらない定番の味に「うん、やっぱり外れないな」と表情を緩めた。それにしても、とちらりと横目に彼を見る。学校では間に見かける程度、バイトでは立ちっぱなしで特に定位置もないこともあり、彼が隣に座っているのは新鮮に感じる。）
....ん、そういえば、文化祭のときだったかな。似顔絵を書かせてもらったの覚えてる？

>128 純くん


（/確認させていただきました。これはこれはより明確に、特別な1人を目指さなくてはなりませんね。燃えてきます...!
なにか進展に繋がる（かもしれない）トークテーマを、ということで少し飛躍した話のフリ方になっていますが、返し辛ければ修正させていただきますのでお声がけ下さい。（蹴り可））

これでも一応、本当に思った子にしか言わないようにしてるんだけどな。
（　彼女の言葉の意味することはすぐに分かった。それと同時に、他の子のように否定しつつも満更でもなかったり、咎めるような強い口調になったりしない辺りが彼女らしいな、と思う。しかし、それでも俺が返す言葉は他の子に渡すそれと同じもの。繰り返す〝ゲーム〟で染み付いた定型文は、自分でも驚くほど自然に口を衝いた。サンドウィッチを頬張る合間、視線を感じて隣へ目を遣れば、こちらを窺う目とぶつかる。どうしたの、と問うように口元に笑みを浮かべて僅かに首を傾げて見せれば、彼女の言葉に更に笑みを深くして。　）
もちろん、覚えてるよ。君に見つめられるなんて経験、なかなか無いからね。

　＞知里ちゃん（ ＞131 ）

＞参加者様、随時募集中！
＞ご質問やご相談だけでも歓迎

「　逢いに来る理由が必要なら、ガラスの靴でも用意しようか。……もちろん、君専用の特注品でね　」


指名キャラクター：

駿河 涼（ ＞3 ）
香月 純（ ＞122 ）
佐倉 凪歩（ ＞3 ）
直江 翼（ ＞3 ）
蜂谷 実（ ＞3 ）
七條 柊真（ ＞107 ）


参加者名簿：

前原 彩（ ＞5 ）
文野 桜（ ＞7 ）
牧 知里（ ＞54 ）


指名やキャラクター作成に迷っている方は 攻略情報（ ＞123 ）をご参照ください。

あれから数人の似顔絵を描いたけど、後にも先にも純くんほど難しかったモデルはいないよ。
せっかく絵になるのに、惜しいな。
（どうやら、前回の絵には満足していないらしい。絵を表現ツールとしてきた自身にとって、自分に見える世界を描けばいい得意ジャンルだと思っていたが、どうにも、上手く”見る”ことが出来なかったことを思い出す。自分では見えなかったと感じる思い出を、彼は見つめられた思い出として残しているらしいそのねじれが妙におかしくて、ふ、と口角を僅かに動かす。ストローからアイスティーを啜ると、バイト先で飲むそれには及ばぬとはいえ、特に文句の出ない美味しい味わい。美味しい食べ物と飲み物、それから外。ちょっとしたピクニックのようだ、と今抱くには遅すぎる感想をぼんやり思う。）
10数年だけど、君は余程、私の想像もできないような人生を送ってきたんだろうね。
....いや、褒めてるんだよ？凄く、そうだね、おもしろいと思う。

>132 純くん

そこは知里ちゃんのご想像にお任せするよ。
（　特別な家庭環境だとか、経験だとか、大きな事件があったわけじゃない。生憎、彼女の期待するような波瀾万丈な人生は歩んできていないし、きっとこれからもそう変わりない日々を送るのだと思う。しかし、彼女にはそう正直には答えず、ふ、とはぐらかすように笑みを浮かべた。本当のことなんてどうだっていい。今考えるべきは、如何にして彼女の脳内に自分の存在を残すのかということだ。彼女が俺のこれまでに少しでも長い間思いを巡らせてくれるよう願いながら、それにそっと薄いベールを掛ける。それから、もう一つの策の方も、抜かりなく実行しておくことにしようか。　）
……そうだ。それなら、似顔絵、リベンジしてみる？　今日は予定があるから難しいけど、来週とか。空いてるかな。

　＞知里ちゃん（ ＞134 ）

（想像できないから難しいのだ。とは言ってもしようの無いことである。誤魔化されたな、という感触は確かにありつつ、しかし、当然ながら咎めるようなことではなかった。あなたの提案に何度か目を瞬かせ、すい、と目を細めて見つめる。それは似顔絵を書いた時のような長い時間ではなく、すぐに瞼を上げて首を振った。提案に提案で返そう、と指を立てると、小さく首を傾げる。）
リベンジ....ううん、リベンジするにはもう少し君のことを見えるようにならないと無理かな。
純くんさえ良ければだけど、どこか、遊びに行こうよ。
（「デートなんて言うほど、君を満足させる自信はないけど」と茶化したように表情を緩めた。）

>135 純くん

>129 先輩

( 次々と口に運ばれるそれをただただ無心で噛み続ける作業は意外にも堪えるものがあるようで。奥歯の溝にはまるわチープな味が唾液を大放出させて今にもお下品な状態になりそうだがグッと堪えて。それでも楽である点、普段はこんな事してくれない彼が何だか面白くそのままに。しかし、このまま永遠に、それこそ頬がはち切れても手を動かされ続けるのではないかとストップをかけようとしたその時に先程の答えが出てきた。たしかに行きたいとは言ったが、一度断られた上に提示された選択肢を選んだだけ、と考えたが小さな脳みそはこれ以上考えることを拒否して。もぐもぐごっくん、と中々のみこみ辛いお菓子を口から胃へと送り込み )
ふーん、じゃあ今度は先輩の行きたいとこに私が連れてってあげますねー

似顔絵のためにデートに誘われたのは、さすがに初めてだな。
（　風変わりな誘い文句に、くく、と小さく肩を揺らす。これまで様々な相手と幾度となくデートを重ねてきたけれど、ここまで脈のない誘われ方も珍しい。気持ちは萎むどころか、むしろ高揚していた。ハードルは高ければ高いほど面白いというものだ。我ながら厄介な性質だとは思いつつも、頭の中では着々と彼女を落とすための計画が練り上げられてゆく。真っ先に浮かんだ、ただ似顔絵を描くのに仲良くなる必要があるのか、という素人考えはおくびにも出さず、組んだ膝の上に頬杖をつくと、下から覗き見るようにゆるりと首を傾げて。　）
……それで、知里ちゃん的にはどこに遊びに行ったら俺のことが〝見える〟ようになるの？

　＞知里ちゃん（ ＞136 ）

行きたいところねー……
（　連れて来たと言っても、本当に連れて来ただけで、何かを奢ったわけでも、特別な施しをしたわけでもない。それでも同じだけを返さなければという人間心理が働くのか、やや苦戦しながらお菓子を飲み下した彼女はお返しを申し出る。律儀だなあ、という感想は心の中だけに留めておいて、口に出すのはいつも通りの感情のいまいち乗らない声。俺は、貰えるものはとりあえず貰っておく主義だ。しかし、困った。特にこれといった場所が思い付かない。自分がいかに恵まれているかを痛感しながら、思考は『行きたい場所』から『どう返答するか』へとシフトしてゆく。暖かな陽気の中、ベンチに座ってぼうっと考え事をしていると眠くなってくる。後輩の厚意を無下にするわけにもいかない。ここは、素直な願望を口に出すことにするか。　）
……夢の世界かな。

　＞彩（ ＞137 ）

難しいものだね。生憎、誰かと遊ぶ場所のレパートリーがそんなに多い訳じゃないから。
（こちらをのぞき込むようにしたあなたの視線に、一瞬合わせたかと思えば、すいと遠くを見るように正面に焦点を移した。ぽつぽつと場所こそ思い浮かぶものの、自身と彼が2人で、という想像はいまいちつかず声にする間もなく棄却する。ふと、先程の返答の”さすがに初めて”という言葉を思い出し、そうか、彼はデートの経験が豊富なのか。と改めて納得する。単にふたりで遊びに行くそれがデートと表現するのに相応しいものかどうかは疑問が残るが、あなたの方に視線を戻して伺い返すように首を傾げた。）
君、女の子を連れて遊びに行く時はだいたいどんなところに行くの？
ある程度話をしても問題のないところだとより助かるんだけど。

>138 純くん

難しいものだね。生憎、誰かと遊ぶ場所のレパートリーがそんなに多い訳じゃないから。
（こちらをのぞき込むようにしたあなたの視線に、一瞬合わせたかと思えば、すいと遠くを見るように正面に焦点を移した。ぽつぽつと場所こそ思い浮かぶものの、自身と彼が2人で、という想像はいまいちつかず声にする間もなく棄却する。ふと、先程の返答の”さすがに初めて”という言葉を思い出し、そうか、彼はデートの経験が豊富なのか。と改めて納得する。単にふたりで遊びに行くそれがデートと表現するのに相応しいものかどうかは疑問が残るが、あなたの方に視線を戻して伺い返すように首を傾げた。）
君、女の子を連れて遊びに行く時はだいたいどんなところに行くの？
ある程度話をしても問題のないところだとより助かるんだけど。

>138 純くん

相手によって色々だけど、知里ちゃんなら……そうだな、美術館とか博物館を一緒に見て回るのもいいし、動物が苦手じゃなければ水族館とか動物園でお互いに似てる動物を探すのもいいな。それから、フラワーガーデンみたいな景色の綺麗なところを、たまに写真に撮ったりしながら二人でゆっくり歩くのも楽しそうだね。
（　他の女の子に逸れかけた話題の主役を彼女へと戻すと、情景を想像させるように一つ一つ丁寧にデートスポットを提案してゆく。初デートは相手が気持ち良く喋れる、相手の好きな場所や得意分野に関わる場所。ある程度距離が縮まったら、次は相手の初めて行く場所や体験したことのない事が出来る場所。それが二人で協力して出来ることならば尚良し。どんな相手でも変わらない、デートスポットのセオリーだ。「どう？」と、まるでデートの計画を立てるカップルのような甘やかな視線を返せば、彼女の反応を待って。　）

　＞知里ちゃん（ ＞141 ）

＞参加者様、随時募集中！
＞ご質問やご相談だけでも歓迎

「　次の席替えは、きみの隣がいいな。なんでって、窓際の一番後ろの席、でしょ。……あ、そっか。席替えしたらきみの席も変わっちゃうのか　」


指名キャラクター：

駿河 涼（ ＞3 ）
香月 純（ ＞122 ）
佐倉 凪歩（ ＞3 ）
直江 翼（ ＞3 ）
蜂谷 実（ ＞3 ）
七條 柊真（ ＞107 ）


参加者名簿：

前原 彩（ ＞5 ）
文野 桜（ ＞7 ）
牧 知里（ ＞54 ）


指名やキャラクター作成に迷っている方は 攻略情報（ ＞123 ）をご参照ください。

【ご無沙汰しております！
桜木ちせで参加していた者です。
また主様にお会いできて嬉しいです！
プロフを作り直してまた参加させていただきたいです。
よろしくお願いいたします！】

　＞桜木 ちせちゃん本体様

（　／　お久し振りです、お返事が遅くなってしまって申し訳ございません……！　またご参加いただけるとのこと、非常に嬉しく思っております。香月のPFが多少変更になっておりますので、ご確認の上、指名変更も可能ですのでその場合は仰っていただければと。新しいちせちゃんのPF、楽しみにお待ちしております！　）

「次移動教室だから早めに行こう？？」
「そんなっ……からかわないでください
本気にするじゃないですかっ……」

名前/ 七瀬美乃（ななせ　みいの）
性別/ ♀
学年/高1、15歳

容姿/ ふんわりした薄茶の髪を肩下くらいにまで伸ばしている。よく染めていると間違われて注意されるが地毛の茶髪。
右サイドに一筋の三つ編み。
長いまつ毛にぱっちりした目の幼い顔立ち。
まだ1年なので、ということで、着崩すことなくしっかり制服を着ている。
大きめの紺色のカーディガンを羽織っていて、茶色のローファーを履いている。
身長150センチ、体重軽め。

性格/ 真面目で心配性。いわゆる優等生といわれる生徒だが、ふざけてみたり、大人に反発してみたり、そんな人達がちょっと羨ましい。
だからといって実行にうつせる勇気はないし、今の自分に大きな不満があるわけではないが自分を少し変えてみたい気持ちもある。
友達思いでいつもニコニコしている。
マンガのような恋愛に憧れているが現実にはそんなうまくいかないよね…など少し自信なさめ。

備考/誕生日は8/11。2歳上の兄が1人。
バイト先は小さなカフェ。仕事にも慣れてきて楽しく働いている。
ぬいぐるみなどかわいいものが好きで、スクールバッグには小さなテディベアのチャームがついている。

初回指名/香月先輩
希望シチュ/　まずは学校のどこかで会えたらいいなと思っております。
よろしくお願いいたします。

【桜木ちせ改め七瀬美乃です。
何卒ご確認よろしくお願いいたします！】

ふふ、なんだか、ちゃんとデートのラインナップだな。
（流石。とまでは言わないが、スラスラと語られるデートプランは王道ながらこちらの要望をしっかりと組んでおり、よくこんなにも素早く出てくるものだ。と感心するように頷いた。手を引くように道筋は作りながら、それでも決定権はこちら側に委ねてくる会話の上手さとこの表情。しかもこれが全て意図して行われているものだと思うと末恐ろしさすら感じる。
その視線に応えるように....と言うよりも促されるように一通り想像すると、あなたの方に向き直り、冗談めかしたように小さく笑って首を傾げた。）
水族館にしようか。
純くんに似た動物を見つけるのはなかなか難易度が高そうだけど。

>142 純くん

【上げます！
お待ちしてます！】