青春の一片【 指名制 / NL / 再建 】

純くんについて、ほとんど初めて知った個人的な情報だったから、印象に残ってたんだよね。
（用意したかのように流れる褒め言葉に、全く流石なものだ、とすっかり慣れた様子で小さく肩を竦めた。「了解、アイスティーね。」と応えながら横を向けば、彼が予想外に柔らかな表情をしているものだから、こんな表情ができるのか、と少々面食らったように何度か目を瞬かせた。普段は、なかなか掴ませてくれない相手だと思わせるのに、ふとした瞬間にこういう自然体らしい瞬間を見せてくるのはわざとか、天然のものか。全く掴めないようで掴めそうなこの感覚は、なるほど彼が多くの人の興味を煽るというのも理解できる。しかしながら、いずれにせよ、顔がいいというのは得なものだ。と最終的にはズレたところに結論が着地した。
気を取り直し、クラブハウスサンドとアイスティーを2つずつ。と店員にまとめて注文した。）

>100 純くん