愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL

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極彩の魔女  2020-09-18 15:38:35 
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「 待ちくたびれたよ、お姫様 」



たくましく精悍な佇まい。

白い花の香りが漂うような甘いマスク。

獲物を狙うようなアルカイックスマイル。

庭師が鋏を手にするように、コックが刃物を手にするように、皇子たちは鎖と首枷を手に笑った。


【 皇子と姫と魔女 / 一風変わった跡目争い / 仄暗いファンタジア / 1:1 / 換骨奪胎 】


: 指名式トピ
: 提供は男性のみ
: 募集は"魔女に創られたお姫様"、男性Cも姫と呼ばれ歓迎されます
: 世界観を大切に
: マナー・良識を守れる中級者様以上優遇
: 参加者様以外の横槍禁止
: 即レス・置きレス切り替え可能
: 指名変更、指名被り、連続指名可能
: 上下の空白必須
: 短~中ロル推奨、筆が乗れば長文も歓迎


>レス禁




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  • No.422 by 極彩の魔女  2021-11-25 21:06:49 


>>リル=フィシー姫(>>420)

( / 大変御無沙汰しております、私事都合でお休みを頂いたにもかかわらず暖かいお言葉痛み入ります/ 深々叩頭、そして王宮に再び遊びにいらして頂けた事、幸福な気持ちでいっぱいです…!可憐な金魚姫さまとのログや背後様の美しい言葉選びを読み返す度に胸がつまってため息がこぼれる心地でございました。リル姫様さえよろしければ、ゆったり不定期ペースにはなるかと思いますが、何卒今後ともうちの皇子たちを宜しくお願い申し上げます…!
 早速ではございますが、前回のセスとの交流(>375)の続きか、もしくは新しい場面からの再開どちらをご所望かお伺いしてもよろしいでしょうか?後者の場合は指名も併せて教えて頂けますと幸いでございます…!)

  • No.423 by リル=フィシー  2021-11-26 10:34:54 



>>極彩の魔女(>>422)


(/快いお返事ありがとうございます!もし、以前との差異に違和感が生まれたり相性が合わなくなったと感じられたらいつでも仰ってくだささい。あまり頻繁に顔は出せないかもしれませんが、美しく仄暗い皇子様たちと物語を楽しめたらと思います。こちらこそ、よろしくお願いいたします!
 再開についてはとても悩むところです…セス皇子とお話が始まったばかりでしたので、是非交流をしていきたいなとは思うのですが…もし主様のご迷惑でなければ、前回(>>375)の続きからお願いしてもよろしいでしょうか?ご一考いただけましたら幸いです!)


  • No.424 by クラエナ  2021-11-26 22:54:44 




>421 ユーリケ様

( 肌を潤す、湿度の高い庭園をゆらゆらと泳ぐ。雨傘から身に纏う質素な布が鰭のように靡いて。何かが欠けたままの考えを巡らせている瞳に、行き先はあてもなく右へ左へ。不意に視界に飛び込むのは、冷えた空気に似つかわしくない高貴な毛並みの子兎の姿。驚かせないように、音を潜めて近寄っては傘を上へ傾け )
綺麗な御髪が濡れていらっしゃいますわ、殿下。


(/いえ、疑問を晴らせたのなら幸いです…!魔女様には会わせたいので、王宮のことと皇子様のことを知ってから、指名させていただこうと思います!有難うございます!
許可もいただけたので、引き際を見極めつつ末っ子様を愛でさせていただきますね?!それでは、背後は一旦失礼します!また何かあれば、いつでもお願いしますね/礼)



  • No.425 by 第四皇子セス  2021-11-27 13:22:02 


>>リル=フィシー姫(>>423)

(平素なら高い踵の靴でもう少し上背があるように見えるのかもしれないが、きっと金魚の尾鰭のようなドレスに隠された足元はぺったんこの靴に守られているのだろう。一回り以上自分より小さなお姫様、しかし一挙手一投足に姫としての――あるいは偽りの子女としての自覚があるのか、容姿ほど小ささを感じさせない振る舞いに内心で感嘆しつつも【子猫】と比喩されたことに思わず吹き出すように笑って「 おれが子猫ならハインツは人食い熊だぜ。愛情深いけど、それよりもっともっと執念深い。狙った獲物は狩り殺すまで絶対に許さねえ 」またしても兄を貶めようとしていると誤解されかねない発言だが当の本人にそんな計算高い真似は出来ず。両手の指を内側に折り込むように曲げてガオーっと獣のジェスチャーを終わらせて「 その点、子猫なら可愛いもんだろ?やさしくするぜ、お姫サマ 」姫の隣に並び立つ許可を与えられたと悟れば、心底から嬉しそうな無邪気にも見える笑みと共にエスコートのために緩く曲げた腕を差し出して「 ここよりもっとイイところへ行こうぜ。猫にしか案内できないとっておきの場所があンだ 」第三皇子を探さないと、という言葉は敢えて無視して。あわよくば自分との時間に夢中になって彼女がハインツのことなど忘れてしまえばいい、そんな手前勝手な願いを獣の心に秘めたまま「 違うだろオ?姫のおうちは立派なお城って決まってるじゃんか。ずっと此処にいろよ 」すれ違った従者にレモネードの用意を手短に言付けてから、“とっておきの場所”に向かうべくゆっくりと歩みを再開させて)


( / いえいえ、こちらこそ不定期になってしまうかと思いますので、どうぞ背後様にとってご無理のないペースで王宮へ遊びにいらして下さい…!ではでは早速>375の続きからお話を紡がせて頂きます、ハインツと比べると強引なきらいのある皇子ですので、もし何かあればいつでもご相談頂ければ幸いです!それでは、今後とも宜しくお願い申し上げますっ / お辞儀、)

  • No.426 by 第八皇子ユーリケ  2021-11-27 14:11:46 


>>クラエナ姫(>>424)

――っ!
(誰もいない保証なんてなかったのに、すっかり一人きりになれたと油断をした矢先に声を掛けられビクンと肩を揺らしながら息を呑み。恐る恐る振り返ればそこに立っていたのは自分を連れ戻しに追ってきた兄――ではなく見知らぬ麗人の姿で「 え、と―― 」言葉に詰まったのは、今まで王宮で目にしたことのないほど麗しい女性の姿に虚を射抜かれたからか、それとも異形たる横長の瞳孔に反射的な恐怖を抱いたからか。わからないものからは思考放棄して逃げるようにふいっと目線を外し「 僕のことは気にしないで。だって、……ほら、あなたの肩が濡れちゃうから 」どうやらセスからお姫様の存在をまだ伺っていない様子。変わった目をした綺麗なひと、お姫様へはそんな感想を抱いたまま忙しなく辺りを見回して「 その、僕、急いでるんだ。あなたもどうぞ雨を凌げる場所に、からだが冷えちゃいけないから 」一歩、後ずさることで差し伸べられた傘から逃げる。追われている身にもかかわらずそれだけ言い残してさっさと走り去らないのは、雨の中ひとりで彷徨う女性を心配しているからで)

  • No.427 by 極彩の魔女  2021-11-28 14:01:57 



>目覚めなさい、わたくしの可愛いこどもたち。劣情渦巻く王宮で皇子たちと踊りなさい


>こんな姫が居たらいいな。(>173


: 質問・相談・プロフィール投稿いつでも大歓迎 :


>1 : 世界観

>2 : 詳細

>3   : 提供 / 皇子のプロフィール
 ●イラストメーカーに抵抗のない方は【>380】推奨

>4 : お姫さまはこっちだよ。
 ●優遇・冷遇は【>245】参照

>8>24 : すこしだけ補足


●備忘用↓
https://www.saychat.jp/bbs/thread/664669/


●物語の栞↓

: フィリア姫 <<< 第六皇子リヒャルト(>>390

: クラエナ姫 <<< 第八皇子ユーリケ(>>426

: リル=フィシー姫 <<< 第四皇子セス(>>425


●栞の有効期限は1ヵ月、ご連絡なしでの経過にて栞は破棄され絡みはリセット。

●お姫様のプロフィールは保管させて頂いておりますので、気が向いたらいつでもお気軽に王宮へお戻りください。


  • No.428 by 黒猫  2021-11-28 14:28:07 

(/極彩の魔女様、お久しぶりでございます。>>154 シャトン背後にございます。長く不在にしておりましたこと、申し訳ございません。娘を保護し続けていただきありがとうございます。久しぶりに戻って参りましたのでブランクがあり、魔女様の美しい文章に沿うものが紡げるか不安はございますが、ご迷惑でないようでしたら改めてシャトンとしてご参加させていただきたくお声を掛けさせていただきました。ご検討いただけますと甚だ幸いでございます)

  • No.429 by 極彩の魔女  2021-11-28 15:01:37 


>>シャトン姫(>>428)

( / こちらこそご無沙汰しております、そしておかえりなさいませ!王宮も皇子もいつでもお姫様を歓迎させていただきますゆえ、どうぞご無理のないペースで遊びにいらして下さいませ!また>287でお願いさせて頂いたことの繰り返しになってしまい恐縮ですが、上下空白にご協力頂けますでしょうか?お手数おかけしますが、宜しくお願い申し上げます…!
 では早速ですが、前回のハインツとのお茶会(>319)の続きか、もしくは新しい場面かどちらをご所望でしょうか?後者の場合は次のご指名やシチュエーションについてもご希望をお伺いしたく!)

  • No.430 by 黒猫  2021-11-28 15:28:45 



>>極彩の魔女様(>>429


( / 早速のお返事ありがとうございます!これは失礼をいたしました、改行設定が上手くいっておりませんでした___いかがでしょう、今回は反映されておると良いのですが。以後一層気をつけて参ります。
やはり前回のお話からかなりお時間をいただいてしまっておりますね、重ねて申し訳ございません。こうして迎え入れていただきとても嬉しく思います!場転ばかりで恐縮ですが、新たな文を投下させていただいてもよろしいでしょうか?ハインツ様からのお言葉を漠然と頭に入れたまま、翌日の夜に再びふらふらと城内を歩かせていただきたく考えております…お相手は、引き続きハインツ様にお願いをさせていただければと考えておりますがいかがでしょうか )


  • No.431 by 極彩の魔女  2021-11-28 15:50:54 


>>シャトン姫(>>430)

( / ご協力感謝致します~!、今回は新たな場面から、ご指名はハインツ続投とのことで承知致しました!前回のロケーションは城の廊下や箱庭でしたが、もしご希望があれば城の外の湖等へも出かける事が可能ですし、はたまた王宮に渦巻く闇の片鱗を見たいという事であれば、城の中を彷徨い迷子になっている内に偶然地下室へ近付いてしまって、そこにこれまた偶然ハインツが居合わせる――というシチュエーションも可能でございます!新しい文章はこちらが出しても背後様に出していただいても構いませんので、その辺りに細かいご要望がございましたらおっしゃってくださいませ!)

  • No.432 by 黒猫  2021-11-28 16:09:06 



>>極彩の魔女様( >>431


( / ご了承いただきありがとうございます!そして素敵なシチュエーションのご提案に感謝いたします!王宮の暗い部分を垣間見るシチュエーションに心惹かれてしまいました…ぜひ娘を地下室に連れて行かせてください!ご迷惑でなければ、先の文をお願いしてもよろしいでしょうか?地下室の位置や城内の情景に合わせて、そっと娘を向かわせたく思います…何があるのか・どうしてその場にハインツ様が居られたのか、魔女を未だ知らない姫にとっての新たな居場所が決して安息の地では無いことを知る機会に出来ますと嬉しく思います。 )


  • No.433 by 第三皇子ハインツ  2021-11-28 16:36:13 


>>シャトン姫(>>432)

(“猫は高潔だけれど、ゆえに臆病な生き物よ。でも躊躇う必要はないわ、だってそれ以上に強欲だもの”――先刻まで開催されていた極彩の魔女とのお茶会、そこで彼女が零した言葉が何度も鼓膜の奥で木霊する。魔女の力で作り上げられたお姫様、ゲームにおける最重要の駒。兄弟達のうち何人かは様々な理由でお姫様への接触を試みているが、果たして自分はどうしたいのだろうか。魔女の発言の真意は果たして…、そんな風に答えの見つからない堂々巡りの思考迷路に迷い込んでいる最中、この場所に居てはならない――というよりもこんな場所には相応しくない件の子猫の姿を見つけては「 姫……?、こんな所でどうしたの 」お茶会の会場からの帰り道となるこの場所は、地上1階ではあるもののすぐそこに忌々しい地下室へ通ずる扉が存在する場所。皇子本人や従者が多く往来する廊下とは反して極端に灯りの少ない場所に彼女が佇んでいる事に心底驚いたように近付いて「 迷子になってしまったのかな。夜の探検は楽しかった? 」あくまでも穏やかに、平素と何ら変わらぬ暖かな微笑みのままに声を掛けて。それはまるでこの場所の闇にお姫様を触れさせまいとしているかのようで)

( / 承知致しました、上記のように絡み文を提出いたしましたのでお時間あります時にお返事頂けますと幸いです!今までとは違いシリアスなテイストの一幕になることが予想されますが、何かございましたらいつでもご相談下さいませ!それでは、今後とも宜しくお願い申し上げます~! / お辞儀、)


  • No.434 by シャトン  2021-11-28 17:26:03 


>>ハインツ様(>>433


( 金色のノブに手をかけたのは数刻前のお話、ドアの隙間から顔を覗かせれば辺りの音を拾うようにぴるると耳が震え、尾がくるりと脚に巻き付く。拾い上げる音は遠く静かで話し声も…夜だから人“は”寝静まっているのだろう、そう皇子様もきっと。明るい陽の下よりも暗い月明かりの下が好き、喧騒の中よりは静かで冷たい場所が好き、新たな寝床で少しでも気の抜ける場所を探すように少しでも先から物音を拾えば避け、拾えば避けを繰り返した先にあったのは異様な程に物音がせず、ただその場にあるだけの冷たい扉。暗闇で黄色く光る瞳をじぃっと暗い扉へと向け続けるその姿は、まるで糸車に導かれた眠り姫にも等しく、好奇心が故に身を滅ぼす結末を手繰り寄せてしまうようで。虚空を見つめる瞳が揺れたのは、優しく甘やかで害がないと判断した声が聞こえたその時。ぴんと耳が立ち、驚いたような表情で顔を向ければ「 あ…ぁ、ハインツ様 」、何度かお見かけした第三皇子の名前を確かめるように口に。「 皇子様こそどうして此処へ?私、お部屋に居られるとばかり… 」、そうすっかり眠っているだろうとばかり。皇子の心中など露知らず、柔らかな微笑みにゆうらりと尾が揺れて、気を許した主人を見るように驚いていた表情にわずかに柔らかな笑みが混ざり )

  • No.435 by 第三皇子ハインツ  2021-11-28 18:56:03 


>>シャトン姫(>>434)

(名を呼ばれれば、そうだよ、と応えるように片方しか無い目元をゆるりと穏やかに緩め。アンティークドールのように可愛らしいお顔は、まさしく人形のように大きく表情を変えることはない印象だった。だからこそ、その微笑がかすかなものであっても確かに感じ取る事が出来て「 ご機嫌は良さそうだね 」つられるように口角をゆったりと持ち上げて。こんな所でばったりと出くわした理由については特に動揺を見せることもなく「 この先の談話室でお客様とお会いしていたんだよ。話に花が咲いてしまって、思いの外遅くなっちゃった 」核心に触れないよう、けれど嘘も吐かないよう表現を選ぶ。冷たい鉄扉を一瞬横目で盗み見てから「 姫はお城の探検中だったかな?もし案内が必要なら――いや、必要なくてもお供するよ 」今にも地下の底から母親たる王妃や妾の耳を塞ぎたくなるような声が響いてくるかもしれない。一刻も早く此処を離れなければと逸る内心はおくびにも出さずに、薄い手袋に包まれた手を差し出して「 この王宮にはね、夜になると狼が出るから 」それは紛れもなく節操のない兄弟のことを指しており。ここでみすみすお姫様を独りにさせて他の皇子にちょっかいを出されてしまっては悔やんでも悔やみきれない)

  • No.436 by シャトン  2021-11-28 19:25:05 


>>ハインツ様( >>435


( もしかしたら驚いたような表情も気を許したような笑みすらも皇子様に向けるには失礼だったかしら。けれど記憶の中ではいつだって神経をぴんと張り詰めて生きてきた景色しか浮かばないもの、こうして誰かが傍にやって来た時に自然と口角が上がるものなのだとは知らなかった。冷たい床よりも、振り下ろされる手の熱よりも柔らかな温もりはこの皇子様たちが教えてくれる。機嫌はとても良いの、夜は好きだから、偶然とはいえここで王子様にお会いできて嬉しいわ…そんな言葉が浮かんでは消えたが、「 皇子様は大変なのね。遅くまでお客様とお茶会だなんて 」と尾を揺らすだけに留めることに。理由は酷く単純で、この肌を突き刺すような冷たい気配を持つ鉄扉が、まるでいやらしく甘くこの皇子様を呼んでいるかのように感じたから。それでも、この皇子様はこの場を去るつもりらしい。あくまで穏やかに差し出された手を拒む理由もなく、そっとひんやりとした指先を重ねては「 狼…?ふふ、怖いわ。皇子様と一緒ならきっと__? 」__冷たい風が足元を撫でて、ぴくりと耳が揺れる。ぱっと鉄扉に向いた黄色い瞳は何かを探すように動いて、少しの間の後「 …今、何か、 」人より優れた聴覚が拾い上げたのはあまりにも小さな音で、それが蝶番が軋む音なのか悲鳴なのかあるいは嬌声なのかすら判別ができないもの。けれど、手は薄い布に包まれた温度に触れたまま好奇心のまま、冷たい扉へ揺れるように小さな一歩を、 )


  • No.437 by リル=フィシー  2021-11-28 20:48:59 



>>セス皇子(>>425)

(グラスから水が溢れるよりも滑らかに思ったことが口に出てしまう自称・子女には一体どんな面白いことがあって第四皇子が笑ったのか分からず、口を開けばより見えるギザギザした歯の白い艶が綺麗なことだけがしっかりと頭に刻まれて。それに、面白いで言うならば彼の方がよほど面白いことを言い出したように思う。第三皇子が人食い熊なら随分と美しい獣がいたものである。その『人食い熊』に昨晩、眠りの舟を漕ぐ直前に何やら囁かれた記憶もあるのだがはっきりとは思い出せないまま、ささやかなひっかかりは目の前の笑顔に蹴り飛ばされてしまい「ええ。優しくするなら、うんと可愛がってくれなくては嫌よ」にこりともしないくせに言葉と態度だけはひどくしなやかに、言葉のままの甘えた様子でそうっと指をひっかけるように彼の腕に触れて。日射しのある時間帯はただでさえ苦手なうえ他人の体温だって苦手ではあるが、自ずから多少の接触ならばそう不快にもならない。エスコートを受けるにしては僅かながら不自然に体を離したまま、第四皇子の緩やかな歩みに任せて歩を進め、とっておき、だなんて甘い響きの待つ場所がどれほど自分を特別で満たしてくれるものかと期待がふつりふつりと水泡じみて浮かんできていて。ちらりと横目、身長差のため頭上の斜め上にある相手をちょっと見ると「……怒られない?」主語のない言葉はおそらく本人にも誰へのものか分かっておらず、無意識に込められた気持ちは自分を愛でてくれる人のいるこの美しい城に留まれる理由を与えられることで)


(/一応、リル=フィシーの苦手とする「他人の体温」について再び補足させていただきます。上記ロルでも書いてはいますが、基本的に他人の体温が苦手=触れられるのが苦手です。ただし自分から、であったり、体温が低い状態、体温を感じにくい状態などであれば接触が出来ます。今回セス皇子のエスコートを受けたのもそれほど薄着ではない…という解釈で不格好ながら腕に触れさせてみた次第です。
 また、接触は苦手ながら至近距離でいることは大変嬉しいお姫様なので、皇子様には縛りと同時にわりと強引にしていただいて問題ないのかなとも背後は思っております…!改めて、よろしくお願い致します!/蹴り推奨)

  • No.438 by 第三皇子ハインツ  2021-11-28 23:26:57 


>>シャトン姫(>>436)

(国王を籠絡した今、この国の実質的な支配者である極彩のマドモアゼルの事を一介の客人と表現したことを彼女が知れば、その気分を害してしまうだろうか。否きっと彼女は今この瞬間も魔法の力でお姫様を、引いてはお姫様に接触した己を観察しているに違いない。もしかすると子猫が地下室の近くへ迷い込んだのも魔女の仕業なのではと邪推をしかけた所で、柔らかくも冷たい感触に我に返り「 随分冷たいね。寒くない? 」大小問わず、獣の類は人間よりも体温が高い筈。猫をモチーフとした彼女にもその摂理が適用されるのだとしたらこの冷たさはきっと異常で、早くどこか暖かい所にと提案をしかけた刹那。――このタイミングで彼女たちを啼かせるとはマドモアゼルも意地悪な真似をする。鉄扉へ近付こうとした彼女に否を匂わせるべく、まるで飼い犬のリードをきつく握る主人のように、握った手を引き戻す事さえしないものの確固としてそれ以上扉には近付けさせないように淡く力を込め「 これ以上冷えると身体に障るんじゃないかな 」ここは寒い、そっちはきっともっと寒い、だから行くべきではない。あくまでも気温に託け微笑みは怖いほどに不変なまま「 ねえ、姫? 」もっと他に行きたいところがあるでしょう?――決して粗野ではないけれど有無を言わせないような、薄いベールに幾重にも遮られたような微笑を湛え続けて)

  • No.439 by クラエナ  2021-11-28 23:27:10 




>426 ユーリケ様

いえ、迷える子羊を導くのは私の役目。けれど……
( 今は失きロザリオをつかもうとした黒の指先は空を切り、一拍空けて、繕った笑顔を。僅かな空虚を感じる胸に手をかざし、染み付いた聖女然とした声で温かに告げる。美しいオニキスとカーネリアンは怯えと心配を映し出していて、淡い期待のまま「迷っているのは私も同じ。あるかどうかはわかりませんが……礼拝堂を探しているのです」日課の祈りは自室でもできるものの、雑務がない生活にはまだ慣れず、気晴らしも兼ねた雨の中の散歩を。仄かな光を受けた水滴を飾りのように輝かせた白兎は、まるで時間ではない何かに追われているように見えて、不思議に思える。「皇子様も兄君を探していらっしゃるのかしら?メイドの囀りによれば、先程は図書室にいらっしゃったご様子」仲の良い双子、その上、兄は弟を探しているとなれば、弟も兄を探しているのか。しかし、この姿はその言葉には当てはまらず、逆に──周囲を見渡せば目立つであろう傘を閉じて、異形の瞳孔を内包した瞳は伺うようにじいっと見つめ )



  • No.440 by 第四皇子セス  2021-11-28 23:37:12 


>>リル=フィシー姫(>>437)

――――へェ?
(能面のような表情を不思議と無愛想に感じないのは、それ以外の全てが愛らしさを物語っているからだろうか。思慮よりも直感、理性よりも本能で生きる第四皇子はやにわにその場で立ち止まり。熱を帯びたような、けれど好奇心が上回る茶目っ気のままに空いている手を伸ばし、指先でお姫様の顎をついと掬い上げて。直後、顔を逸らせる隙も与えないほど素早く――まさに獣の敏捷性を感じさせるような所作で――顔を寄せ、あわや唇が触れそうな距離でピタリと動きを止め。もし明確に拒まれなければそのまま唇にそっと触れるだけのキスを、抗議されようものなら憎めない笑みと共に顔を離し「 なら男に向かって安易に“可愛がって”とか言っちゃダメだろ? 」横目に双眸を細めるような歩みを向けながら歩みを再開させるだろう。やがて姫が初めて通るであろう廊下の突き当り、遥か上まで続く螺旋階段の前まで来てもう一度立ち止まって隣を見下ろし「 むしろ歓迎するヤツしかいねえよ?部屋もメイドも余ってるくらいだ 」よもや数日前に魔女から生み出されたばかりのお姫様に“帰るべき架空の家”があるとは夢にも思わず、ならば姫と皇子が寄り添う事に腹を立てる者などいない筈。さて目下の螺旋階段に話を戻すと、それは健康な男の脚ですら登り切るのに時間がかかるであろう長さで、姫の足の怪我のことは知らないままに「 で、だ。とっておきの場所に行くにはちょーっと頑張らなきゃなんねえんだが……助けが必要か? 」もしもお姫様が首を縦に振ったのならば、その身を攫うように抱き上げてしまおうと画策するのは姫が直接的な接触を好まぬとは知らぬがゆえで)


( / 再度の補足痛み入ります、内容は頭に入れておりましたのでご安心を…!もしお望みであれば、今回でも次回でも皇子に“水場へ連れて行って欲しい”とおねだりをして下されば、王宮備え付けのプライベートプール等々水にゆかりのあるでの交流も出来ますのでご参考までに…!それでは、こちらこそ今後とも宜しくお願い申し上げます! )

  • No.441 by シャトン  2021-11-29 00:48:57 


>>ハインツ様( >>438


( すっかり冷たい場所に慣れきった身体は悲鳴をあげるより先に体温を下げることでその身を守るようになったのだろうか。そちらに踏み出しかけた足を引き戻すように、首を絞める麻縄にも似た細く柔く確固たる信念を持って手を握り込んだ体温が熱く感じて、驚いたように顔を向ければ手の熱とは裏腹に柔らかな無害そうな表情を浮かべた皇子様が。けれど、無言の内に込められた重圧は明確にそちらに行くな、行くことは許さない、何故なら…何故なの、皇子様。「__ええ、そうね。私、きっと寒いの 」黄色い瞳いっぱいに皇子様を映して、僅かに震える唇で精一杯の返事をする。恐怖からではない、ただここで逆らうべきではないと本能が警鐘を鳴らし続けていて。子猫自身が気付くはずもない程に時折思考回路が濁流に飲まれるように、意思は確かにそこにあるのに知らず結末へと転がるように…思えば、この王宮へ迷い込んだ時もそうだった。「 暖かい場所へ行きたいわ、皇子様。それから、もし我儘を重ねることが許されるなら…今夜だけ、どうかお傍に居てくださらないかしら 」ああ、この鉄扉の向こうに答えがあるに違いないのに。過ぎた願いを口にして、退路をしっぽで塞ぐように脚に巻き付け直しながらも耳だけは音を拾うように自然と鉄扉の方へ )


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